JPH09105159A - 防火用水供給方法 - Google Patents
防火用水供給方法Info
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- JPH09105159A JPH09105159A JP7290308A JP29030895A JPH09105159A JP H09105159 A JPH09105159 A JP H09105159A JP 7290308 A JP7290308 A JP 7290308A JP 29030895 A JP29030895 A JP 29030895A JP H09105159 A JPH09105159 A JP H09105159A
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 防火水槽をコストダウンを図って容易に設置
し得、かつ地域的な大火災にも十分に対処し得る防火用
水供給方法を提供とする。 【解決手段】 いくつかの防火区画１におけるほぼ中央
の防火区画の地下に２層以上の構造の大型防火水槽３を
設けてそれらの防火区画の貯水量に相当する防火用水を
貯水する一方、この大型防火水槽とその周辺の各防火区
画の地下に設けた所要容量の小型防火水槽４とを給水管
５によりそれぞれ連結し、大型防火水槽の地下１階の貯
水槽６から各小型防火水槽に防火用水を自然流下により
供給可能とする。
し得、かつ地域的な大火災にも十分に対処し得る防火用
水供給方法を提供とする。 【解決手段】 いくつかの防火区画１におけるほぼ中央
の防火区画の地下に２層以上の構造の大型防火水槽３を
設けてそれらの防火区画の貯水量に相当する防火用水を
貯水する一方、この大型防火水槽とその周辺の各防火区
画の地下に設けた所要容量の小型防火水槽４とを給水管
５によりそれぞれ連結し、大型防火水槽の地下１階の貯
水槽６から各小型防火水槽に防火用水を自然流下により
供給可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、大震災等による地
域的な大火災の延焼を防止するための防火用水供給方法
に関する。
域的な大火災の延焼を防止するための防火用水供給方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、防火用水供給方法としては、各防
火区画の公園下等に、上水道と直結した４０〜１００ｍ
3 の小規模な防火水槽を個別に設置し、各防火水槽から
火災の延焼を防止するために消防ポンプへ防火用水を直
接供給する方法が行われている。
火区画の公園下等に、上水道と直結した４０〜１００ｍ
3 の小規模な防火水槽を個別に設置し、各防火水槽から
火災の延焼を防止するために消防ポンプへ防火用水を直
接供給する方法が行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防火用水供給方法では、小規模な防火水槽を防火区画毎
に設置しているので、都市部等では用地難により、なか
なか設置できず、かつコスト高となる不具合がある。
又、大震災等による地域的な大火災には、容量的に十分
でないという不具合もある。そこで、本発明は、防火水
槽をコストダウンを図って容易に設置し得、かつ地域的
な大火災にも十分に対処し得る防火用水供給方法を提供
することを主たる目的とする。
防火用水供給方法では、小規模な防火水槽を防火区画毎
に設置しているので、都市部等では用地難により、なか
なか設置できず、かつコスト高となる不具合がある。
又、大震災等による地域的な大火災には、容量的に十分
でないという不具合もある。そこで、本発明は、防火水
槽をコストダウンを図って容易に設置し得、かつ地域的
な大火災にも十分に対処し得る防火用水供給方法を提供
することを主たる目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第１の防火用水供給方法は、いくつかの防
火区画におけるほぼ中央の防火区画の地下に２層以上の
構造の大型防火水槽を設けてそれらの防火区画の貯水量
に相当する防火用水を貯水する一方、この大型防火水槽
とその周辺の各防火区画の地下に設けた所要容量の小型
防火水槽とを給水管によりそれぞれ連結し、大型防火水
槽の地下１階の貯水槽から各小型防火水槽に防火用水を
自然流下により供給可能とすることを特徴とする。第２
の防火用水供給方法は、第１の方法において、前記大型
防火水槽への防火用水の貯水を河川水、雨水及び雨水浸
透水の少なくとも１つの自然流下により行うことを特徴
とする。又、第３の防火用水供給方法は、第１又は第２
の方法において、前記大型防火水槽に貯水された防火用
水の水質の悪化を水質悪化防止手段により防止すること
を特徴とする。一方、前記大型防火水槽は、緊急物質の
備蓄倉庫を併設していることが好ましい。又、前記大型
防火水槽は、貯水された防火用水を浄化する簡易浄水装
置を併設していることが好ましい。
め、本発明の第１の防火用水供給方法は、いくつかの防
火区画におけるほぼ中央の防火区画の地下に２層以上の
構造の大型防火水槽を設けてそれらの防火区画の貯水量
に相当する防火用水を貯水する一方、この大型防火水槽
とその周辺の各防火区画の地下に設けた所要容量の小型
防火水槽とを給水管によりそれぞれ連結し、大型防火水
槽の地下１階の貯水槽から各小型防火水槽に防火用水を
自然流下により供給可能とすることを特徴とする。第２
の防火用水供給方法は、第１の方法において、前記大型
防火水槽への防火用水の貯水を河川水、雨水及び雨水浸
透水の少なくとも１つの自然流下により行うことを特徴
とする。又、第３の防火用水供給方法は、第１又は第２
の方法において、前記大型防火水槽に貯水された防火用
水の水質の悪化を水質悪化防止手段により防止すること
を特徴とする。一方、前記大型防火水槽は、緊急物質の
備蓄倉庫を併設していることが好ましい。又、前記大型
防火水槽は、貯水された防火用水を浄化する簡易浄水装
置を併設していることが好ましい。
【０００５】防火区画は、２００〜２５０ｍ正方形を１
区画とし、この防火区画の９つ程度を１単位とする。
又、１防火区画の防水用水容量、すなわち小型防火水槽
の容量を４００ｍ3 程度とし、かつ大型防火水槽の貯水
量を３６００ｍ3 程度とする。給水管は、耐震性である
ことが望ましい。水質悪化防止手段としては、備蓄水を
循環しながらオゾン殺菌等を行う夜間電力等を利用した
浄化装置、あるいは曝気を行って備蓄水を好気的に保つ
噴水や人工河川等が挙げられる。
区画とし、この防火区画の９つ程度を１単位とする。
又、１防火区画の防水用水容量、すなわち小型防火水槽
の容量を４００ｍ3 程度とし、かつ大型防火水槽の貯水
量を３６００ｍ3 程度とする。給水管は、耐震性である
ことが望ましい。水質悪化防止手段としては、備蓄水を
循環しながらオゾン殺菌等を行う夜間電力等を利用した
浄化装置、あるいは曝気を行って備蓄水を好気的に保つ
噴水や人工河川等が挙げられる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１、図２は本発明の防火
用水供給方法の実施の一形態を示す概念図、要部の断面
図である。この防火用水供給方法は、２００〜２５０ｍ
正方形を１区画とする９つの防火区画１におけるほぼ中
央の防火区画１の比較的大きな用地を確保できる場所、
例えば公園、校庭等のある程度広い（３０×３０ｍ以
上）公共用地２の地下に、方形２層タイプの大型防火水
槽３を設けて、全防火区画１の貯水量（４００×９
ｍ3 ）に相当する防火用水を貯水する一方、大型防火水
槽３とその周辺の防火区画１の適宜の場所の地下に設け
た所要容量（４００ｍ3 ）の小型防火水槽４とを、道路
地下等に埋設した耐震性の給水管５によりそれぞれ連結
し、大震災等による地域的な大火災が発生した際に、大
型防火水槽１の地下１階の貯水槽６から消火栓として機
能すべく取水口４ａを有する所要の小型防火水槽４に防
火用水を給水管５のバルブ７の開閉に伴う自然流下によ
り供給可能とする方法である。
て図面を参照して説明する。図１、図２は本発明の防火
用水供給方法の実施の一形態を示す概念図、要部の断面
図である。この防火用水供給方法は、２００〜２５０ｍ
正方形を１区画とする９つの防火区画１におけるほぼ中
央の防火区画１の比較的大きな用地を確保できる場所、
例えば公園、校庭等のある程度広い（３０×３０ｍ以
上）公共用地２の地下に、方形２層タイプの大型防火水
槽３を設けて、全防火区画１の貯水量（４００×９
ｍ3 ）に相当する防火用水を貯水する一方、大型防火水
槽３とその周辺の防火区画１の適宜の場所の地下に設け
た所要容量（４００ｍ3 ）の小型防火水槽４とを、道路
地下等に埋設した耐震性の給水管５によりそれぞれ連結
し、大震災等による地域的な大火災が発生した際に、大
型防火水槽１の地下１階の貯水槽６から消火栓として機
能すべく取水口４ａを有する所要の小型防火水槽４に防
火用水を給水管５のバルブ７の開閉に伴う自然流下によ
り供給可能とする方法である。
【０００７】大型防火水槽３への防火用水の貯水は、例
えば図３に示すように、河川８の河川水を取水口９と大
型防火水槽３の地下２階の貯水槽１０とを連結する導水
管１１を介し自然流下により行ったり、若しくは図４に
示すように、大型防火水槽３に隣接した競技場、体育
館、学校等の大型建造物１２の屋上雨水を集水パイプ１
３を介し貯水槽１０への自然流下により行ったり、ある
いは図５に示すように、大型防火水槽３に隣接した公
園、校庭、競技場等の公共用地２の地中の雨水浸透水を
多孔性の集水パイプ１４を介し貯水槽１０への自然流下
により行ったり、又はこれらの２以上を組み合わせて行
う。
えば図３に示すように、河川８の河川水を取水口９と大
型防火水槽３の地下２階の貯水槽１０とを連結する導水
管１１を介し自然流下により行ったり、若しくは図４に
示すように、大型防火水槽３に隣接した競技場、体育
館、学校等の大型建造物１２の屋上雨水を集水パイプ１
３を介し貯水槽１０への自然流下により行ったり、ある
いは図５に示すように、大型防火水槽３に隣接した公
園、校庭、競技場等の公共用地２の地中の雨水浸透水を
多孔性の集水パイプ１４を介し貯水槽１０への自然流下
により行ったり、又はこれらの２以上を組み合わせて行
う。
【０００８】方形２層タイプの大型防火水槽３は、図６
〜図８に示すように、消火栓又は給水槽として機能すべ
く取水口６ａを有し、かつ比較的容量の小さい（４００
ｍ3）地下１階部分の自由な水面を有する前記貯水槽６
と、比較的容量の大きい（３，２００ｍ3 ）地下２階部
分の自由な水面を有する前記貯水槽１０とを備えてお
り、地下２階部分の貯水槽１０の所要個所には、貯水さ
れる河川水、雨水、雨水浸透水から土砂分を取り除く沈
砂池（図示せず）が設けられている。そして、地下１階
部分の貯水槽６は、消防車で揚水可能な４．５ｍの深さ
とされ、又地下２階部分の貯水槽１０に貯水された防火
用水は、地下１階部分の第１機械室１４に設置したポン
プ１５（図２〜図５参照）により、夜間電力等を利用し
て地下１階部分の貯水槽６に汲み上げられると共に、水
質の悪化を防ぐため、第２機械室１６に設置した浄化装
置（図示せず）を通し循環させられるものである。な
お、防火用水の水質悪化を防止する水質悪化防止手段と
しては、上記浄化装置を経た循環の他、貯留水の腐敗等
が特に嫌気条件下で起こることを考慮し、第２機械室１
６に設置したポンプ（図示せず）により、公園等の噴水
や人工河川等に貯留水を循環させて曝気を行い、オゾン
等により貯留水を好気的に保ち、水槽壁面へのカビの付
着を防止することが行われる。又、方形２層タイプの大
型防火水槽３は、貯留された防火用水を浄化して飲料水
とする簡易浄水装置（図示せず）を第２機械室１６に設
置してあると共に、非常時の電源となる発電機（図示せ
ず）を設置した電気室１７を地下１階部分に備えてお
り、かつこの地下１階部分に食料、衣類等の緊急物質を
備蓄する備蓄倉庫１８を備えている。
〜図８に示すように、消火栓又は給水槽として機能すべ
く取水口６ａを有し、かつ比較的容量の小さい（４００
ｍ3）地下１階部分の自由な水面を有する前記貯水槽６
と、比較的容量の大きい（３，２００ｍ3 ）地下２階部
分の自由な水面を有する前記貯水槽１０とを備えてお
り、地下２階部分の貯水槽１０の所要個所には、貯水さ
れる河川水、雨水、雨水浸透水から土砂分を取り除く沈
砂池（図示せず）が設けられている。そして、地下１階
部分の貯水槽６は、消防車で揚水可能な４．５ｍの深さ
とされ、又地下２階部分の貯水槽１０に貯水された防火
用水は、地下１階部分の第１機械室１４に設置したポン
プ１５（図２〜図５参照）により、夜間電力等を利用し
て地下１階部分の貯水槽６に汲み上げられると共に、水
質の悪化を防ぐため、第２機械室１６に設置した浄化装
置（図示せず）を通し循環させられるものである。な
お、防火用水の水質悪化を防止する水質悪化防止手段と
しては、上記浄化装置を経た循環の他、貯留水の腐敗等
が特に嫌気条件下で起こることを考慮し、第２機械室１
６に設置したポンプ（図示せず）により、公園等の噴水
や人工河川等に貯留水を循環させて曝気を行い、オゾン
等により貯留水を好気的に保ち、水槽壁面へのカビの付
着を防止することが行われる。又、方形２層タイプの大
型防火水槽３は、貯留された防火用水を浄化して飲料水
とする簡易浄水装置（図示せず）を第２機械室１６に設
置してあると共に、非常時の電源となる発電機（図示せ
ず）を設置した電気室１７を地下１階部分に備えてお
り、かつこの地下１階部分に食料、衣類等の緊急物質を
備蓄する備蓄倉庫１８を備えている。
【０００９】なお、大型防火水槽３は、方形２層タイプ
のものに限らず、公共用地２がある程広狭い（直径２０
ｍ以上）場合、図９〜図１２に示すように、円形深層タ
イプの大型防火水槽１９としてもよい。この大型防火水
槽１９は、５層構造とされ、消火栓として機能すべく取
水口２０ａを有し、かつ地下１階部分の自由な水面を有
する比較的容量の小さい（４００ｍ3 ）貯水槽２０及び
備蓄倉庫２１と、地下２階部分の備蓄倉庫２２、ポン
プ，浄化装置，簡易浄水装置（図示せず）を設置した機
械室２３及び発電機等（図示せず）を設置した電気室２
３と、容量をそれぞれ１１００ｍ3 程度とした地下３階
部分から地下５階部分までの自由な水面を有する貯水槽
２５，２６，２７と、各階の中央部を貫いて設けたメン
テナンス通路２８とを備えており、方形２層タイプのも
のと同様に防火用水が貯水され、かつ各小型防火水槽４
に防火用水を供給したりする。
のものに限らず、公共用地２がある程広狭い（直径２０
ｍ以上）場合、図９〜図１２に示すように、円形深層タ
イプの大型防火水槽１９としてもよい。この大型防火水
槽１９は、５層構造とされ、消火栓として機能すべく取
水口２０ａを有し、かつ地下１階部分の自由な水面を有
する比較的容量の小さい（４００ｍ3 ）貯水槽２０及び
備蓄倉庫２１と、地下２階部分の備蓄倉庫２２、ポン
プ，浄化装置，簡易浄水装置（図示せず）を設置した機
械室２３及び発電機等（図示せず）を設置した電気室２
３と、容量をそれぞれ１１００ｍ3 程度とした地下３階
部分から地下５階部分までの自由な水面を有する貯水槽
２５，２６，２７と、各階の中央部を貫いて設けたメン
テナンス通路２８とを備えており、方形２層タイプのも
のと同様に防火用水が貯水され、かつ各小型防火水槽４
に防火用水を供給したりする。
【００１０】更に、給水管５は、耐震性を一層高めるた
め、図１３に示すように、一部が共同溝２９内に設けら
れている。共同溝２９は、常時利用される電線，電話
線，水道管等のライフライン３０と、災害時に利用され
る第２のライフライン３１とを収容する一方、災害時に
緊急物質運搬路，負傷者運搬路若しくは避難路として使
用され、又、常時にメンテナンス通路として使用される
通路３２を備えているものである。
め、図１３に示すように、一部が共同溝２９内に設けら
れている。共同溝２９は、常時利用される電線，電話
線，水道管等のライフライン３０と、災害時に利用され
る第２のライフライン３１とを収容する一方、災害時に
緊急物質運搬路，負傷者運搬路若しくは避難路として使
用され、又、常時にメンテナンス通路として使用される
通路３２を備えているものである。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第１の防
火用水供給方法によれば、いくつかの防火区画が１つの
大型防火水槽、給水管及び各防火区画毎の小型貯水槽に
よりネットワーク化され、大火災発生時に防火用水が大
型防火水槽からの自然流下によって所要の小型防火水槽
に供給されるので、従来に比べて防火水槽をコストダウ
ンを図って容易に設置することができると共に、メンテ
ナンスも容易に行うことができ、かつ１ヶ所で大火災が
発生しても十分に対処することができる。第２の防火用
水供給方法によれば、第１の方法の作用効果の他、水道
水ほど上質でない河川水及び雨水等を有効利用できるの
で、貴重な水資源を有効に利用することができる。又、
第３の防火用水の供給方法によれば、第１又は第２の方
法の作用効果の他、貯水された防火用水の腐敗等の水質
悪化や水槽壁面へのカビの付着を防止することができ、
かつ親水施設等の防火以外の用途にも用いることができ
る。一方、大型防火水槽が緊急物質の備蓄倉庫を併設し
ていることにより、防災のための土地利用を有効に行う
ことができる。大型防火水槽が簡易浄水装置を併設して
いることにより、災害時の飲料水を確保することができ
る。又、給水管の一部が共同溝内に設けられていること
により、給水管の耐震性を部分的に高めることができる
と共に、被害箇所もすぐに発見できる。
火用水供給方法によれば、いくつかの防火区画が１つの
大型防火水槽、給水管及び各防火区画毎の小型貯水槽に
よりネットワーク化され、大火災発生時に防火用水が大
型防火水槽からの自然流下によって所要の小型防火水槽
に供給されるので、従来に比べて防火水槽をコストダウ
ンを図って容易に設置することができると共に、メンテ
ナンスも容易に行うことができ、かつ１ヶ所で大火災が
発生しても十分に対処することができる。第２の防火用
水供給方法によれば、第１の方法の作用効果の他、水道
水ほど上質でない河川水及び雨水等を有効利用できるの
で、貴重な水資源を有効に利用することができる。又、
第３の防火用水の供給方法によれば、第１又は第２の方
法の作用効果の他、貯水された防火用水の腐敗等の水質
悪化や水槽壁面へのカビの付着を防止することができ、
かつ親水施設等の防火以外の用途にも用いることができ
る。一方、大型防火水槽が緊急物質の備蓄倉庫を併設し
ていることにより、防災のための土地利用を有効に行う
ことができる。大型防火水槽が簡易浄水装置を併設して
いることにより、災害時の飲料水を確保することができ
る。又、給水管の一部が共同溝内に設けられていること
により、給水管の耐震性を部分的に高めることができる
と共に、被害箇所もすぐに発見できる。
【図１】本発明の防火用水供給方法の実施の一形態を示
す概念図である。
す概念図である。
【図２】本発明の防火用水供給方法の実施の一形態を示
す要部の断面図である。
す要部の断面図である。
【図３】図１の防火用水供給方法における第１の貯水方
法を示す断面図である。
法を示す断面図である。
【図４】図１の防火用水供給方法における第２の貯水方
法を示す断面図である。
法を示す断面図である。
【図５】図１の防火用水供給方法における第３の貯水方
法を示す断面図である。
法を示す断面図である。
【図６】図１の防火用水供給方法に用いる大型防火水槽
の断面図である。
の断面図である。
【図７】図６における VII− VII線断面図である。
【図８】図６におけるVIII−VIII線断面図である。
【図９】図１の防火用水供給方法に用いる他の大型防火
水槽の断面図である。
水槽の断面図である。
【図１０】図９におけるＸ−Ｘ線断面図である。
【図１１】図９におけるXI−XI線断面図である。
【図１２】図９における XII− XII線断面図である。
【図１３】図１の防火用水供給方法に用いる共同溝の断
面図である。
面図である。
１ 防火区画 ３ 大型防火水槽 ４ 小型防火水槽 ５ 給水管 ６ 貯水槽 ７ バルブ ８ 河川 ９ 取水口 １０ 貯水槽 １１ 導水管 １３ 集水パイプ １８ 備蓄倉庫 １９ 大型防火水槽 ２０ 貯水槽 ２１ 備蓄倉庫 ２２ 備蓄倉庫 ２５ 貯水槽 ２６ 貯水槽 ２７ 貯水槽 ２９ 共同溝
Claims (6)
- 【請求項１】 いくつかの防火区画におけるほぼ中央の
防火区画の地下に２層以上の構造の大型防火水槽を設け
てそれらの防火区画の貯水量に相当する防火用水を貯水
する一方、この大型防火水槽とその周辺の各防火区画の
地下に設けた所要容量の小型防火水槽とを給水管により
それぞれ連結し、大型防火水槽の地下１階の貯水槽から
所要の小型防火水槽に防火用水を自然流下により供給可
能とすることを特徴とする防火用水供給方法。 - 【請求項２】 前記大型防火水槽への防火用水の貯水を
河川水、雨水及び雨水浸透水の少なくとも１つの自然流
下により行うことを特徴とする請求項１記載の防火用水
供給方法。 - 【請求項３】 前記大型防火水槽に貯水された防火用水
の水質の悪化を水質悪化防止手段により防止することを
特徴とする請求項１又は２記載の防火用水供給方法。 - 【請求項４】 前記大型防火水槽が、緊急物質の備蓄倉
庫を併設していることを特徴とする請求項１、２又は３
記載の防火用水供給方法。 - 【請求項５】 前記大型防火水槽が、貯水された防火用
水を浄化する簡易浄水装置を併設していることを特徴と
する請求項１、２、３又は４記載の防火用水供給方法。 - 【請求項６】 前記給水管の一部が、共同溝内に設けら
れていることを特徴とする請求項１、２、３、４、又は
５記載の防火用水供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29030895A JP3278762B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 防火用水供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29030895A JP3278762B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 防火用水供給方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09105159A true JPH09105159A (ja) | 1997-04-22 |
| JP3278762B2 JP3278762B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=17754432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29030895A Expired - Fee Related JP3278762B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 防火用水供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3278762B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013023899A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 道路構造 |
| CN109395300A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-01 | 中国建筑科学研究院有限公司 | 一种综合管廊循环式消防水系统装置、方法及应用 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP29030895A patent/JP3278762B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013023899A (ja) * | 2011-07-21 | 2013-02-04 | Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk | 道路構造 |
| CN109395300A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-03-01 | 中国建筑科学研究院有限公司 | 一种综合管廊循环式消防水系统装置、方法及应用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3278762B2 (ja) | 2002-04-30 |
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