JPH09104548A - ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置 - Google Patents

ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置

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JPH09104548A
JPH09104548A JP8192555A JP19255596A JPH09104548A JP H09104548 A JPH09104548 A JP H09104548A JP 8192555 A JP8192555 A JP 8192555A JP 19255596 A JP19255596 A JP 19255596A JP H09104548 A JPH09104548 A JP H09104548A
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roll
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロール軸の寸法の不均一やシート材の巻回ず
れから起こる給送の不安定を解消し、シート材を正確、
確実に給送すること。 【解決手段】 テーブルの作業面上を平面方向に移動し
て作業を行う作業手段と、作業手段を保持して平面方向
へ駆動させる駆動手段と、円管状のロール軸を有するシ
ート材保持手段と、円筒状のハブ軸の径方向に輻射状に
延設されたフランジと軸線方向に向けて形成されたフラ
ンジのフランジ面とを有し、シート材保持手段に装着さ
れてロール軸の駆動および(または)シート材の支持を
行うハブアッセンブリと、を備えたシート材の給送装置
において、ハブ軸の外径をロール軸の予定される内径よ
りも小径にし、ハブ軸の外周面を、ロール軸端部の内周
面に摩擦係合してロール軸に回転を伝達できるように粗
面に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート材の給送装
置に関し、より詳細には円管状のロール軸に巻回された
シート材をその長手方向に順送りする装置であって、給
送されるシート材の送出側および(または)巻上側のロ
ール軸の駆動用および(または)シート材の支持用に少
なくとも一つのハブアッセンブリを備えたシート材の給
送装置に関している。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ロール軸に巻回された帯
状のシート材を、該ロール軸を回転させることによって
長手方向に給送する機構が適用された装置としては、例
えば、図表あるいは図柄製作用のプロッタがある。本発
明が対象とするのは、作業面(支持面)の幅より幅広の
帯状のシート材を、該作業面上に順送りして展開させ、
作業面に対してXおよびY座標方向へ可動に設置された
ペンやレーザー光などの描画手段を用いて描画する、い
わばシート材給送方式のプロッタである。もっとも、以
上のようにシート材の給送を行ってシート材に作業を行
う装置であれば、プロッタに限らず印刷装置や裁断装置
にも適用可能であり、以下の説明では、その一例として
プロッタを取り上げている。
【0003】上記ペンの動作は、プログラム可能なコン
トローラーに接続し、その指令の下で行わせることがで
きる。描画方法としては、作業面に対してシート材を間
欠送りし、1回分の給送が停止してシート材の一幅が作
業面上に固定されたときに上記ペンによる描画作業を行
わせることができる。あるいは、間欠的ではなく連続的
にシート材を作業面上に給送することも可能である。こ
の場合は、シート材の給送に同期して、描画作業が行わ
れる。
【0004】上のような給送装置で給送される長いシー
ト材を後に使用するため、あるいはある装置での処理後
に他の装置へ給送する目的で、当該装置にまとめて保持
されるような場合は、シート材をロール軸に巻回し、送
出および巻上用のロールを形成するのが一般的である。
もっとも、該装置で処理されたあと直ちに該処理部分を
切り離して使用に供するような場合には、送出ロールの
みを設ければ足りる。要するに、ペンなどの作業手段が
予定通りの製品を完成させることができるように、作業
面上の所定位置へシート材が正確に給送されることが肝
要である。
【0005】送出ロールや巻上ロールは、商業的な利用
可能性、すなわち低コストであるという条件を満たさな
くてはならない。そこで条件に見合う材料として、ロー
ル軸は通常、略円管状に形成されたボール紙からなって
いる。このロール軸へ巻回したシート材を該ロール軸に
保持させるため、さらにロールを送出(巻上)方向に回
転させるモータなどの駆動源の動力を伝達するため、上
記円管状のロール軸の端部にはハブアッセンブリが装着
される。シート材を正確に給送するためには、ロール軸
の寸法が一定であることが重要であるが、それが常に一
定であることは期待できない。特に、ロール軸を複数の
工場で生産したり複数国から輸入して、入手先が多岐に
わたった場合などには、ロール軸の寸法が不均一になり
やすい。
【0006】ロール軸の厚み、外径および内径は多種多
様である。一方、ロール軸の軸線方向への長さは、これ
に巻回されるシート材の幅と一致したものが用いられる
場合が多い。しかし巻回の状態によっては、ロール軸の
端部とシート材の巻回端面が常に均一な平面をなすとは
限らない。例えば、ロールの一方の端部ではシート材の
巻回端面がロール軸よりも軸線方向に突出してしまい、
他端部ではロール軸の方が突出してしまっているという
状態が起こる。以上のように、ロール軸の寸法が不均一
であったり、あるいは軸線方向へのシート材の巻回ずれ
があると、ロール端部へのハブアッセンブリの装着が困
難になってしまう。
【0007】この種のハブアッセンブリは、ロール軸の
端部内に略同軸に装着されるハブ軸と、このハブ軸の径
方向へ延設されて、ロール軸の端面および該ロール軸に
巻回されたシート材の巻回端面に当接あるいは隣接する
環状フランジとを備えている。上述のように、もしシー
ト材の巻回端面がロール軸の一端部から突出し、他端部
ではロール軸が突出している状態であったとすると、ロ
ール軸が突出した側のフランジはシート材の巻回端面か
ら離れてしまって、シート材の保持および案内の役割を
果たさなくなってしまう。逆に、シート材の巻回端面が
突出する側では、ハブ軸がロール軸端部に届かず、ハブ
アッセンブリが装着不能となるおそれがある。そして、
シート材がロールから送出される際には、シート材の一
端はフランジの案内を受けることができないため、シー
ト材は、回転するロールの軸線に対して斜行して給送さ
れてしまう。またロール軸の寸法に関しては、その内径
があまりに小径であると、ハブの装着や取り外しに困難
が生じる。逆に、内径があまりに大径であると、ハブと
の嵌合が甘くなってモータの駆動力が伝達されず、シー
ト材給送のためのロールの回転が行えなくなる。
【0008】
【発明の目的】本発明は、略円管状のロール軸とこれに
巻回されたシート材からなるロールの保持用および(ま
たは)駆動用にハブアッセンブリを備えたシート材の給
送装置において、ロール軸の寸法の不均一やシート材の
巻回ずれから起こる給送の不安定を解消し、シート材を
正確、確実に給送することが可能なシート材の給送装置
を得ることを目的とする。
【0009】
【発明の概要】本発明のハブアッセンブリを備えたシー
ト材給送装置は、略平面の作業面を有するテーブルと;
上記作業面上を平面方向に移動して作業を行う作業手段
と;上記作業手段を保持し、作業面に沿う平面方向へ駆
動させる駆動手段と;略円管状に形成されたロール軸を
有するシート材保持手段と;略円筒状に形成されたハブ
軸と、該ハブ軸の径方向に輻射状に延設されたフランジ
と、上記ハブ軸の軸線と略直交する面に形成された該フ
ランジのフランジ面とを有し、上記シート材保持手段に
装着されてロール軸の駆動および(または)シート材の
支持を行うハブアッセンブリと;を備えたシート材給送
装置において、上記ハブ軸の外径は、上記ロール軸の予
定される内径よりも小径に形成されていること;およ
び、上記ハブ軸の外周面は、上記ロール軸端部の内周面
に摩擦係合する、該ロール軸に回転を伝達することが可
能な略円筒面形状の回動伝達粗面に形成されているこ
と;を特徴としている。
【0010】上記回動伝達粗面は、上記ハブ軸外周面に
形成されたローレットあるいは該ハブ軸外周面に貼付し
た摩擦材料から形成することができる。
【0011】ハブアッセンブリは、ハブ軸とフランジに
より、軸線方向および径方向へハブ軸外周面を囲繞し、
フランジ面側に挿入開口部を有するロール軸挿入凹部を
設けることが望ましい。このロール軸挿入凹部において
は、ハブ軸外周面に対向する外縁面はハブ軸と略同軸を
なし、さらにロール軸挿入凹部は略円筒状であることが
好ましい。
【0012】ハブアッセンブリはさらに、フランジ面お
よび挿入開口部のほぼ全体を覆い、かつ該挿入開口部を
覆う部分は軸線方向に拡縮可能である内縁部を備えた略
円環状の弾性円板部を有することが望ましい。この弾性
円板部は、ゴム材料からなりることが好ましく、フラン
ジ面に接着することでハブアッセンブリに装着できる。
【0013】以上の構成においては、ロール軸挿入凹部
の径方向への高さは、上記ハブ軸の外径値と上記ロール
軸の予定される最大の内径値との差と;上記ロール軸の
予想される最大の肉厚値と;上記弾性円板部の厚さと;
の和以上に設定されることが望ましい。ロール軸挿入凹
部の挿入開口部の外周側開口端部がフランジ面側へ傾斜
する形状であると、弾性円板部の上記内縁部の拡縮を案
内できるので好ましい。
【0014】フランジは所定の固定手段によりハブ軸に
固定される。また、ハブアッセンブリの軸心にはシャフ
ト軸受穴が穿設され、該軸受穴に所定径の回転駆動用シ
ャフトが挿通される。上記固定手段は、該シャフトに対
してハブアッセンブリを着脱可能とする着脱手段を有し
ている。この固定手段および着脱手段は、フランジと略
同軸に隣接して配置され、シャフト軸受穴と同径および
小径に拡縮可能な開口径を有する、略C字状の装着カラ
ー部と;装着カラー部、フランジおよびハブ軸を軸線方
向に挿通して、これらを固定する複数の締め具と;から
構成できる。上記シャフト軸受穴は、ハブ軸およびフラ
ンジの内周面から構成されることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下の図示実施形態においては、
本発明によるフランジ付きハブアッセンブリ12を備え
たシート材給送装置を用いた一例として、プロッタ10
を説明する。このプロッタ10においてハブアッセンブ
リ12は、シート材あるいは紙材(以下、紙材P)が巻
回された、通常使用されるタイプのボール紙製の略円管
状のロール軸Cを支持、回転駆動するために該ロール軸
Cに装着される。この種のプロッタは、例えば、本出願
の譲受人がその権利を譲渡されている米国再発行特許第
34,294号「順送り給送機構を備えたプロッタ:Pr
ogressive Plotter with Unidirectional Paper Moveme
nt」に開示されており、プロッタ10はこれと共通な部
分を有している。
【0016】まずプロッタ10について説明する。プロ
ッタ10は、上方に向け展開されたシート材支持用の作
業面14を上面に備えたテーブル11を有している。作
業面14は略矩形に形成され、その長手方向の両端には
側端部16、18を有している(図2および図3参
照)。略円管状をなすボール紙製のロール軸Cと、ロー
ル軸Cに同心円状に巻回された紙材Pとからなる送出ロ
ール20は、上記側端部16に対してテーブル11の外
側(図2の左手)の所定位置に、軸線を側端部16と略
平行にして回動可能に設置されている。一方、送出ロー
ル20から紙材Pを受け取る巻上ロール22は、上記側
端部18の外側(図2の右手)近傍に、軸線を側端部1
8と略平行にして回動可能に設置されている。送出ロー
ル20と同様、巻上ロール22も、略円管状に形成され
たボール紙製のロール軸Cを備えている。
【0017】プロッタ10はさらに、描画手段として作
業面14の上方に描画ペン24を備える。描画ペン24
は、X軸キャリッジ(ペンキャリッジ)26に設置され
ていて、このX軸キャリッジ26は図1および図2に示
すX方向へ摺動自在にY軸キャリッジ(メインキャリッ
ジ)28上に支持されている。作業面14の長手方向の
対向する側端部16、18近傍のやや上方には、該側端
部16、18と略平行に一対のガイドレール30が設け
られており、上記Y軸キャリッジ28の両端はガイドレ
ール30の長手方向(Y方向)へ摺動自在に支持されて
いる。図2および図3に部分的に示されるケーブル・プ
ーリー機構32には、X軸駆動モータ34およびY軸駆
動モータ36が接続され、このケーブル・プーリー機構
32を介して各モータに対応するX軸キャリッジ26お
よびY軸キャリッジ28に駆動力が伝達される。これに
より、描画ペン24は作業面14上をX、Y方向に自在
に移動することができる。X軸駆動モータ34およびY
軸駆動モータ36は、ケーブル38(図2)を介して、
プログラム可能なコントローラー(不図示)から送られ
る信号に基づいて作動し、作業面14上に支持されてい
る一幅(1セクション)の紙材Pに対して、XおよびY
方向の合成された移動を描画ペン24に行わせる。
【0018】一方、作業面14上へ紙材Pを給送させる
駆動源は、送出ロール駆動モータ40および巻上ロール
駆動モータ42である。上記コントローラーはこの両モ
ータ40、42にも接続されており、該コントローラー
の信号によって送出ロール駆動モータ40、巻上ロール
駆動モータ42が作動してそれぞれ送出ロール20を送
出方向、巻上ロール22を巻上方向に回転させ、これに
より作業面14上への紙材Pの給送動作を制御する。
【0019】紙材Pの給送は、図2および図3における
左手から右手方向、即ち矢印44で示す一方向へ行われ
る。通常、このようなプロッタ10で描かれる図柄は、
側端部16と側端部18の間の距離である作業面14の
幅よりも相当に長いものであるから、上述の送出ロール
20および巻上ロール22の回転を用いて紙材Pを順送
り(給送)して図柄を作成していく。
【0020】紙材Pを給送して図表または図柄を作成す
る方法として、例えば連続給送方式がある。この場合、
描画ペン24の初期位置は作業面14の巻上ロール22
側(側端部18側)に設定されることが好ましい(図
2)。そして、紙材Pが送出ロール20から作業面14
上を通って巻上ロール22方向へ連続的に給送される
と、これに同期して、描画ペン24が巻上ロール22側
から送出ロール20側に作業面14上を移動して描画を
行う。つまり、紙材Pと描画ペン24がそれぞれ同時
に、相対的に制御された移動を行うことで連続的に図柄
を作成していく。
【0021】しかし一般的には、紙材Pを一区画ごとに
区切った描画方法が採られることが多い。これは、描画
ペン24による描画動作と紙材Pの給送動作を交互に行
うもので、作業面14上に停止固定された一幅の紙材P
に対して描画が終了すると描画ペン24の動作を停止し
て、未描画である紙材Pの次の区画が作業面14に送り
出され、送出が完了したら給送を停止し、この新しい区
画に対して再び描画ペン24を作動させて描画を行うと
いう、いわば間欠給送方式である。
【0022】紙材Pを順送りして作業を行っていくため
には、連続給送方式であれ間欠給送方式であれ、作業面
14上を送られる紙材Pの給送は、正確な方向に案内さ
れなければならないという点において共通である。作業
面14に対して、方向ずれやねじれがあったまま紙材P
が給送されると描画が正確に行われず、製品の質の悪化
や不良品の原因となるからである。
【0023】給送の方向ずれやねじれは、プロッタ10
に設置されるロール軸Cの製造元が様々にわたり、寸法
の不均一や、ロール軸Cの軸線方向に対する紙材Pの巻
回ずれなどがあった場合に生じる。こうした問題を解消
するために、送出ロール20、巻上ロール22のそれぞ
れのロール軸Cにはハブアッセンブリ12が装着され
る。以下、図4ないし図6を参照して、このハブアッセ
ンブリ12について説明する。ハブアッセンブリ12
は、ハブ軸48、フランジ50およびフランジ50をハ
ブ軸48に固定させる装着カラー52からなっている。
略円筒状のハブ軸48は金属製であることが好ましく、
その外周面にハブ軸外周面54が形成されている。ハブ
軸外周面54は、軸線方向へ向けて所定のピッチ(例え
ば一周面に96本)でローレットが設けられ、高い摩擦
力を有する表面に形成される。なおハブアッセンブリ1
2の説明においては、図5および図6の右手を外側方向
(ロール軸Cへの装着時)、左手を内側方向(同)とす
る。
【0024】ハブ軸48の軸端部に支持されるフランジ
50は、所定の材料から構成でき、好ましくはポリ塩化
ビニル(polyvinyl chloride)またはカイデックス(KY
DEX)から形成される。フランジ50は、ハブ軸48の
外側軸端部から軸線方向に延設された段差部152を有
し、該段差51aの端部からハブ軸48の径方向へ円板
部153が延設されている。フランジ50の該円板部1
53は、内側方向に向けてフランジ面56を有し、ハブ
軸48と略同軸のフランジ外縁58が形成される。フラ
ンジ50の段差部152とハブ軸48の間の空間には、
ロール軸挿入凹部60が環状に形成される(図5)。こ
のロール軸挿入凹部60にはロール軸Cの端部が挿入さ
れるので、これに対応した略円筒形状をなしている。ロ
ール軸挿入凹部60の内側方向の端部は挿入開口部68
となっており、ロール軸挿入凹部60と外部とを連絡し
ている。また、この挿入開口部68の外周側開口端部6
6は、上記フランジ面56に向けて傾斜している。
【0025】弾性円板部70は、ショアー硬さ65〜7
5のネオプレン(合成ゴムの一種)のようなゴム材料か
ら形成され、フランジ面56のほぼ全体を覆い、中心部
分に略円形の開口部が設けられている。該開口部の内周
面には、ハブ軸48をほぼ同軸に囲む円板内縁部72が
形成されている。弾性円板部70は、フランジ面56よ
りさらに径方向、つまりハブ軸48の外周面近傍まで延
設されており、ロール軸挿入凹部60の上記挿入開口部
68の大部分を覆っている。また、フランジ面56の反
対側には外部に露出する案内面71が形成されている。
【0026】フランジ50は、ハブ軸48の外側軸端部
と、これよりさらに外側に設けた装着カラー52に挟ま
れて配置されている。装着カラー52は、割り溝53が
形成されたC字状のリング部材であり、割り溝53を開
いているときの中央の開口径はハブ軸48の内径にほぼ
一致する。装着カラー52とフランジ50は締め具76
に貫通されて結合され、該締め具76はさらにハブ軸4
8まで達して、ハブアッセンブリ12を組み立ててい
る。この組み立て状態においては、フランジ50と装着
カラー52の中央開口はハブ軸48の内周面とほぼ一致
し、ハブアッセンブリ12における略円筒の軸受穴78
が形成される。
【0027】前述した通り、このハブアッセンブリ12
は、ロール軸Cの寸法の不均一や、紙材Pの巻回ずれな
どの問題を解消するためのものである。問題のうち前者
は、複数のロール軸Cを使用する場合に起こり、特にそ
の製造元が複数にわたることが原因であった。しかしな
がら、共通の仕様で製作している限りは、その不均一の
範囲はおおむね予測可能である。ロール軸Cにハブアッ
センブリ12を装着するには、まず、ロール軸Cの端部
の内周面にハブ軸48を挿入する。本発明においては、
ハブ軸48の外径(ハブ軸外周面54)は、プロッタ1
0に使用されるロール軸Cの予定される内径のうち、最
小のものより小径に設定される。
【0028】続いて、ロール軸Cの端部をロール軸挿入
凹部60に挿入させる。ここでロール軸挿入凹部60の
(径方向の)最小高さhは、以下のように決定される。 (1)ハブ軸48の外径(ハブ軸外周面54)と、これ
を挿入するロール軸Cの最大内径との間における、予定
される最大の誤差値、つまり、ロール軸Cの予定内径値
と上において決定したハブ軸48の外径値の差、(2)
ロール軸Cの予想される最大厚さ、および、(3)弾性
円板部70の厚さ、である。このときロール軸挿入凹部
60の最小高さhは、(1)+(2)+(3)の値より
もわずかに大きく設定される。ハブ軸48の外径と、ロ
ール軸挿入凹部60を以上の通り設定すれば、当該プロ
ッタ10に使用されることが予想される範囲にあるロー
ル軸Cであれば、その端部をハブアッセンブリ12が受
け入れることが可能となる。この装着過程について図7
を参照して以下に説明する。
【0029】プロッタ10に支持される送出ロール20
に対しては、その両端を一対のハブアッセンブリ12が
保持することが好ましい。両ハブアッセンブリ12は、
ロール軸Cの中空軸部に挿通されたロールシャフト82
の突出部分に支持され、シャフトアッセンブリ84を形
成する(図7)。ハブアッセンブリ12は、上記軸受穴
78へロールシャフト82を挿通し、上記装着カラー5
2の割り溝53を接続する締め具80を締め付けてロー
ルシャフト82の長手方向の所定位置に固定することが
できる。該固定状態では、一対のハブアッセンブリ12
は、弾性円板部70の案内面71を対向させており、該
案内面71は、ロール軸Cに巻回されて略筒状をなす紙
材Pの、巻回両端面に当接あるいは隣接する。送出ロー
ル20は、このシャフトアッセンブリ84に対して回転
自在に軸支される。そして、ロール軸C端部の内周面が
ハブ軸48のハブ軸外周面54に当接するので、シャフ
トアッセンブリ84の回転がロール軸Cに伝達される。
【0030】ハブ軸48(ハブ軸外周面54)の外径
は、これに嵌合して支持されるロール軸C端部の内径よ
りも小径に形成されているため、ハブ軸48をロール軸
Cに容易に嵌合させることができる。従って、シャフト
アッセンブリ84をロール軸C(送出ロール20)へ容
易かつ迅速に装着することが可能である。
【0031】図7は、シャフトアッセンブリ84とロー
ル軸C(送出ロール20)の装着状態を表している。こ
の図に示すように、ロール軸Cの両端部は、ロール軸C
に巻回された紙材Pの巻回端面より軸線方向に突出して
いる。装着に際しては、ロール軸Cの該突出部分をハブ
アッセンブリ12のロール軸挿入凹部60に挿入する。
この挿入により、弾性円板部70の案内面71が紙材P
の巻回端面に当接あるいは隣接する。ロール軸挿入凹部
60の奥行きfは、ハブ軸48に支持される最大長のロ
ール軸Cであっても、その突出端部を受け入れ可能に設
定されている。このとき、ロール軸挿入凹部60の挿入
開口部68は弾性円板部70に覆われているが、ロール
軸Cを挿入すると、挿入開口部68を覆っている弾性円
板部70の内縁部72付近が、ロール軸挿入凹部60の
外周側開口端部66側に変形される。外周側開口端部6
6は、フランジ面56へ向けて傾斜をなしているので、
弾性円板部70の変形箇所はロール軸挿入凹部60の内
周壁に密着することができる。
【0032】送出ロール20と同様に、送出ロール20
から送出された紙材Pを受け取って巻き上げる巻上ロー
ル22のロール軸Cには、その両端に一対のハブアッセ
ンブリ12が固設される。図8に表すように、ハブアッ
センブリ12はロールシャフト82に固定され、シャフ
トアッセンブリ84を形成している。
【0033】送出側、巻上側の両シャフトアッセンブリ
84は、送出ロール20、巻上ロール22の両端部にお
いてそれぞれ対応する一組のフランジ50が(作業面1
4のX方向に)同一平面をなすようにプロッタ10に支
持される。そして、送出ロール20、巻上ロール22に
各々接続される送出ロール駆動モータ40、巻上ロール
駆動モータ42が、コントローラー(不図示)からの指
示に従って、ロールシャフト82およびこれに固定され
たハブアッセンブリ12を回転駆動させて、作業面14
に対して紙材Pの給送を行う。このとき、送出側、巻上
側の各ハブアッセンブリ12が備える計4つのフランジ
50によって、紙材Pは、送出ロール20および巻上ロ
ール22の軸線に対し略直交方向への給送ラインから逸
れないように案内される。そのため作業面14上を送ら
れる紙材Pには方向ずれやねじれが生じるおそれがな
い。また、弾性円板部70がロール軸挿入凹部60の挿
入開口部68を覆っているため、ロール軸Cの外周面上
に紙材Pの小片等が存在する場合には、紙片をロール軸
挿入凹部60内に入り込ませることなく、ロール軸Cを
ハブアッセンブリ12へ装着できる。これにより、送出
ロール20に巻回されている紙材Pがすべて送出され、
巻上ロール22に巻き取られるまで、作業面14上にお
ける紙材Pの正確な給送が維持される。
【0034】続いて、図9を参照して本発明の異なる実
施形態を説明する。このハブアッセンブリ12aは、先
に説明したハブアッセンブリ12と大部分において共通
であるが、ハブ軸48aのハブ軸外周面54aをさらに
覆う研磨紙(摩擦係数増加部材)85が接着固定されて
いる。この研磨紙85はハブ軸48aの滑らかな外周面
に直接形成することも可能である。上述した通り、ロー
ル軸Cの内周面とハブ軸48aの外周面の間に相互作用
する回転摩擦により、シャフトアッセンブリ84の駆動
力がロール軸Cに伝達される。ハブ軸48aに装着する
研磨紙85を選択することにより、この回転摩擦をあら
かじめ所定の値に設定することができる。
【0035】図10は、前述したプロッタ10とは異な
るシート材給送装置10bの概略を示している。シート
材給送機構10bは、略矩形の作業面14bを有するテ
ーブル11bを備え、この作業面14bの両端には送出
側端部16b、巻上側端部18bが形成される。作業面
14bの巻き上げ側(図中右手)には上下一対の給送駆
動シャフト86が、巻上側端部18bの下方に隣接して
回動可能に設置されている。一対の給送駆動シャフト8
6は、その間に略直線状の狭窄案内面88を形成してお
り、該狭窄案内面88は巻上側端部18bと略平行をな
している。給送駆動シャフト86は、送出ロール20か
ら送出された紙材Pを狭窄案内面88で案内しながら、
接続された給送駆動モータ87の駆動力によって所定速
度で巻上ロール22b方向へ給送する。
【0036】一方、作業面14bの送出側端部16bと
送出ロール20bの間の紙材Pにより形成されるループ
部92においては、作業面14bに対して略垂直方向へ
移動可能に支持された遊動バー90が設置される。遊動
バー90は、上記給送駆動シャフト86と共に、作業面
14b上に展開された紙材Pに所定の張力を付与する。
その作動を間欠給送方式を例に説明する。
【0037】遊動バー90は、その自重により下降方向
へ付勢される。この遊動バー90は、送出ロール20か
ら紙材Pが送出されてループ部92が長くなると下降
し、給送駆動シャフト86により紙材Pが巻上ロール2
2方向へ給送されてループ部92が短くなると上昇す
る。まず光電管などのセンサ94を用いて、遊動バー9
0が下限にあるか、すなわちループ部92が十分な長さ
を有するか否かを検出する。十分な長さとは、間欠送り
一回分の紙材Pの長さである。長さが足りなければ、送
出ロール駆動モータ40bを作動させて送出ロール20
bから紙材Pを送出する。遊動バー90が下限にある
(間欠送り一回分の紙材Pがループ部92にある)と検
知されたら送出を停止し、給送駆動モータ87を作動さ
せて給送駆動シャフト86により紙材Pを給送する。
【0038】作業面14b上を通過した紙材Pは、上記
上下一対の給送駆動シャフト86の間の狭窄案内面88
を通過して巻上ロール22b側に送られる。略円管状に
形成されたボール紙製のロール軸(不図示)を備えた巻
上ロール22bは、給送駆動シャフト86の狭窄案内面
88および作業面14bの側端部18bに対して軸線を
略平行にして設置されている。巻上ロール22bは、ハ
ブアッセンブリ12bとロールシャフト82bからなる
シャフトアッセンブリ84bに回動可能に支持される。
シャフトアッセンブリ84bは、巻上駆動接続機構96
を介して上記給送駆動シャフト86の駆動力を伝達可能
に接続されていて、巻上ロール22bを回転させる。こ
のとき巻上ロール22bは、巻上駆動接続機構96の減
速比によって給送駆動シャフト86よりもわずかに早い
スピードで回転駆動されるため、紙材Pに張力を保たせ
て巻き上げることができ、巻回すずれが生じない。巻上
ロール22b側に紙材Pが給送されるとループ部92が
短くなるので、遊動バー90は上昇する。遊動バー90
が上限にあることが検知されると給送停止し、作業面1
4b上の紙材Pに描画作業を行う。以下、この工程を繰
り返していく。遊動バー90を備えたことで、作業面1
4b上の紙材Pには所定の張力が付与されるので、方向
ずれがなく安定した給送が可能になる。ここでは間欠給
送方式を用いて説明したが、この効果は連続給送方式に
も同様である。
【0039】なお、ハブアッセンブリ12bを構成する
ハブ軸(不図示)の外径は、巻上ロール22bのロール
軸(不図示)の内径は小径に形成されているので、上述
したようにこのハブ軸の外周面に摩擦力付与部材を装着
し、これをロール軸端部の内周面に係合させ、この摩擦
係合力によりハブアッセンブリ12bの回転力をロール
軸に伝達することができる。
【0040】給送駆動シャフト86を通過した後に紙材
Pに作用する張力が、ハブアッセンブリ12bと巻上ロ
ール22bのロール軸の内周面の摩擦係合力による駆動
力を超過した場合は、ハブアッセンブリ12bとロール
軸との間の回転にすべりが起こる。すべりが起こること
で巻上動作が停止され、紙材Pに必要以上の張力が作用
せず、その破損や変形を防止できる。つまり、巻上ロー
ル22bを保持するハブアッセンブリ12bは、ロール
軸と共にすべりクラッチの作用を有し、巻き上げ操作中
において紙材Pに常時軽い張力を付与する。これによっ
て、同様の作用を行う高価なクラッチ機構を設置する必
要がなくなる。このクラッチ作用の効果(程度)は、ハ
ブアッセンブリ12bのハブ軸(不図示)の外周表面の
面粗さの増加、減少により調節可能である。
【0041】以上のシート材給送装置10bでは、送出
側に遊動バー90、送出側ループ92およびセンサ94
を備え、巻上側には給送駆動シャフト86、シャフトア
ッセンブリ84bとこれに支持された巻上ロール22b
および巻上駆動接続機構96を備えたので、紙材Pに常
時一定の張力が付与される。紙材Pの給送方向は巻上ロ
ール22bのハブアッセンブリ12bに案内されるた
め、一定の張力が与えられていれば紙材Pの方向ずれや
ねじれが生じるおそれはなく、正確な給送を行うことが
できる。
【0042】以上、図示実施形態に基づいて本発明を説
明したが、これに限定されるものではない。例えば、本
発明は描画用プロッタ以外にも、X、Y方向へ移動する
カッターを備えた裁断装置など、シート材給送機構を備
えた多様な装置に適用可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、略
円管状のロール軸とこれに巻回されたシート材からなる
ロールの保持および(または)駆動用にハブアッセンブ
リを備えたシート材の給送装置において、ロール軸の寸
法の不均一やシート材の巻回ずれから起こる給送の不安
定を解消し、シート材を正確、確実に給送することが可
能なシート材の給送装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート材給送装置を適用したプロ
ッタの概観を表す斜視図である。
【図2】図1のプロッタのカバーを取り除いた状態での
平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う部分断面図であ
る。
【図4】本発明によるハブアッセンブリの実施形態を示
す拡大正面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4および図5のハブアッセンブリの側面図で
ある。
【図7】図2のVII−VII線に沿う部分断面図であ
る。
【図8】シート材給送機構の要部のみ表した平面図であ
る。
【図9】ハブアッセンブリの異なる実施形態を表す側面
図である。
【図10】シート材給送装置の異なる実施形態を表す斜
視図である。
【符号の説明】
P 紙材 C ロール軸 10 プロッタ(シート材給送装置) 11 テーブル 12 ハブアッセンブリ 14 作業面 20 送出ロール 22 巻上ロール 24 描画ペン 48 ハブ軸 50 フランジ 52 装着カラー 54 ハブ軸外周面 56 フランジ面 60 ロール軸挿入凹部 66 外周側開口端部 68 挿入開口部 70 弾性円板部 72 円板内縁部 78 軸受穴 82 ロールシャフト 84 シャフトアッセンブリ 85 研磨紙 86 給送駆動シャフト 88 狭窄案内面 90 遊動バー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平面の作業面を有するテーブルと;上
    記作業面上を平面方向に移動して作業を行う作業手段
    と;上記作業手段を保持し、作業面に沿う平面方向へ駆
    動させる駆動手段と;略円管状に形成されたロール軸を
    有するシート材保持手段と;略円筒状に形成されたハブ
    軸と、該ハブ軸の径方向に輻射状に延設されたフランジ
    と、上記ハブ軸の軸線に対し略直交する面に形成された
    該フランジのフランジ面とを有し、上記シート材保持手
    段に装着されてロール軸の駆動および(または)シート
    材の支持を行うハブアッセンブリと;を備えたシート材
    給送装置において、 上記ハブ軸の外径は、上記ロール軸の予定される内径よ
    りも小径に形成されていること;および、 上記ハブ軸の外周面は、上記ロール軸端部の内周面に摩
    擦係合する、該ロール軸に回転を伝達することが可能な
    略円筒面形状の回動伝達粗面に形成されていること;を
    特徴とするハブアッセンブリを備えたシート材給送装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記回動伝達粗面
    は、上記ハブ軸外周面に形成されたローレットからな
    る、ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記回動伝達粗面
    は、上記ハブ軸外周面に貼付した摩擦材料からなる、ハ
    ブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記ハブアッセンブ
    リはさらに、上記ハブ軸と上記フランジにより、軸線方
    向および径方向へハブ軸外周面を囲繞し、かつ上記フラ
    ンジ面側に挿入開口部を有するロール軸挿入凹部が形成
    された、ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記ロール軸挿入凹
    部の上記ハブ軸外周面に対向する外縁面は上記ハブ軸と
    略同軸をなしている、ハブアッセンブリを備えたシート
    材給送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、上記ロール軸挿入凹
    部は略円筒状である、ハブアッセンブリを備えたシート
    材給送装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、上記ハブアッセンブ
    リはさらに、上記フランジ面および上記挿入開口部のほ
    ぼ全体を覆い、かつ該挿入開口部を覆う内縁部分は軸線
    方向に拡縮可能である略円環状の弾性円板部を有する、
    ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、上記弾性円板部は上
    記フランジ面に接着されている、ハブアッセンブリを備
    えたシート材給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、上記弾性円板部はゴ
    ム材料からなる、ハブアッセンブリを備えたシート材給
    送装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、上記ロール軸挿入
    凹部の径方向への高さは、 上記ハブ軸の外径値と上記ロール軸の予定される最大の
    内径値との差と;上記ロール軸の予想される最大の肉厚
    値と;上記弾性円板部の厚さと;の和以上に設定され
    る、ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
  11. 【請求項11】 請求項4において、上記ロール軸挿入
    凹部の挿入開口部は、上記フランジ面側へ傾斜する外周
    側開口端部を有している、ハブアッセンブリを備えたシ
    ート材給送装置。
  12. 【請求項12】 請求項1において、上記ハブアッセン
    ブリは、フランジをハブ軸に固定する固定手段を有して
    いる、ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、上記ハブアッセ
    ンブリの軸心には所定径の回転駆動用シャフトを挿通す
    るシャフト軸受穴が穿設され、上記固定手段は、該シャ
    フトに対してハブアッセンブリを着脱可能とする着脱手
    段を有している、ハブアッセンブリを備えたシート材給
    送装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、上記固定手段
    は、 上記フランジと略同軸に隣接して配置され、上記シャフ
    ト軸受穴と同径および小径に拡縮可能な開口径を有す
    る、略C字状の装着カラー部と;上記装着カラー部、フ
    ランジおよびハブ軸を軸線方向に挿通して、これらを固
    定する複数の締め具と;からなるハブアッセンブリを備
    えたシート材給送装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、上記シャフト軸
    受穴は、ハブ軸およびフランジの内周面から構成され
    る、ハブアッセンブリを備えたシート材給送装置。
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