JPH09104267A - リヤシートバックのロック機構 - Google Patents

リヤシートバックのロック機構

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Publication number
JPH09104267A
JPH09104267A JP26297495A JP26297495A JPH09104267A JP H09104267 A JPH09104267 A JP H09104267A JP 26297495 A JP26297495 A JP 26297495A JP 26297495 A JP26297495 A JP 26297495A JP H09104267 A JPH09104267 A JP H09104267A
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JP
Japan
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lock
striker
receiving member
lock pin
holder
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Application number
JP26297495A
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English (en)
Inventor
Akemasa Aoyama
明正 青山
Katsunori Ishidoya
勝則 石戸谷
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Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09104267A publication Critical patent/JPH09104267A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/68Seat frames
    • B60N2/686Panel like structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/32Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
    • B60N2/36Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform
    • B60N2/366Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a loading platform characterised by the locking device

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リヤシートバックに前倒れ方向に外力が作用
しても掛け外れを生ずることなく、座席エリアの安全性
を確保することのできる。 【解決手段】 ロック装置40はバックフレーム32,33 の
取付孔部35の前後に取付けるベース部材41とリヤプレー
ト63よりなり、ベース部材はベースプレート42の中心部
に水平状に取付けられてストライカー34a,34b を挿入可
能とする略長方筒形状のストライカー受部材48を設け、
このストライカー受部材の開口端の上下には対応してロ
ックピン57の挿通孔50a,50b を貫設して同ストライカー
受部材にはスライドホルダー55をスライド可能に弾着
し、このストライカー受部材の上部側の挿通孔50a と同
心状に略円筒形状のロックホルダー51を立設して、該ロ
ックホルダーにはロックピン57を弾着して、アンロック
時には、スライドホルダーは上下の挿通孔を閉止してロ
ックピンを上動保持し、また、ストライカーとのロック
時には、挿通孔より退避してロックピンは挿通孔および
ストライカーとカンヌキ状にロック係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のリヤシー
トに係り、詳しくはリヤシートバックのロック機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のリヤシートバック1は図7
に示すように、例えば右リヤシートバックフレーム2と
左リヤシートバックフレーム3(以下、単にバックフレ
ームという)とに分割形成され、この両フレーム2,3
は合成樹脂材をブロー成形法で成形されており、その外
周には図示はしないがクッションパッドおよびパッドカ
バーが包着されてリヤシートバック1が形成され、同シ
ートバック1は前倒し可能に取付けられるとともに、同
シートバック1を起立して使用する場合、このフレーム
2,3にはボデー側に取付けたストライカー4a,4b
と係合ロックして起立保持するロック装置5がそれぞれ
取付けられている。
【0003】このロック装置5はバックフレーム2,3
の上部側にストライカー4a,4bと対応して嵌通形成
された取付孔部2a,3aの取付けられるもので、この
ロック装置5は図8に示すようにベースプレート6とこ
れと合わせ型される補助プレート10とこのプレート
6,10に介装されるフック14とラチェット18とよ
り構成されている。
【0004】このベースプレート6は縦取付片7aと横
取付片7bとが略L形状に形成され、この縦取付片7a
には取付孔部2a,3aの孔部に挿入されるガイドプレ
ート8が折曲形成されるとともに、同ガイドプレート8
にはストライカー4a,4bを挿通案内するガイド溝8
aが形成されて、その上片8bの先端寄りにはラチェッ
ト18の軸ピン21の取付孔9aが貫設され、また、下
片8cの所定の位置にはフック14の軸ピン20の取付
孔9bが貫設され、また、縦取付片7aの所定の位置に
はクッションゴム23の取付孔7cが貫設されている。
また、補助プレート10はガイドプレート8と対応する
ほぼ同形状のガイドプレート11を主体とし、同プレー
ト11にはガイド溝11aが形成されて、上片11bに
は取付孔9aと対応して取付孔12aが貫設され、下片
11cには取付孔9bと対応して取付孔12bが貫設さ
れ、このガイドプレート11の基部にはベースプレート
6と連結するカバー片13が折曲形成されている。
【0005】また、フック14はプレート状に形成され
てストライカー4a,4bと係脱するフック溝15を有
し、その所定の位置には軸ピン20と回転可能に嵌合す
る嵌合孔16と、テンションばね22を掛合する掛合孔
17aがそれぞれ貫設されている。また、ラチェット1
8は細長板状に形成され、その一端には軸ピン21と回
動可能に嵌合する嵌合孔19が貫設され、他端側にはテ
ンションばね22の掛合孔17bが貫設されている。ま
た、このラチェット18の掛合孔17b寄りにはベルト
ハンドル24を取付ける取付片18aが形成されてハン
ドル24が取付けられている。
【0006】このように設けられたベースプレート6と
補助プレート10とには軸ピン20にはフック14が回
動可能に嵌合されて取付孔9b,12b間に取付けら
れ、また、軸ピン21にはラチェット18が回転可能に
嵌合されて取付孔9a,12a間に取付けられるととも
に、このフック14とラチェット18の取付孔17a,
17b間にはテンションばね22が掛合され、また、取
付孔7cにはクッションゴム23が取付けられて、ロッ
ク装置5が形成されている。このように形成されたロッ
ク装置5はそれぞれバックフレーム2,3の取付孔部2
a,3aに図示はしないがインサート成形されたナット
を介して取付けられて、バックフレーム2,3は使用時
には起立されてロック装置5のフック14はガイド溝8
a,11aに挿入されるボデー側のストライカー4a,
4bに引掛け係合されて起立保持され、不使用時にはベ
ルトハンドル24を引張ることでフック14はストライ
カー4a,4bとの係合が解かれて前倒し状に折り畳ま
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このロ
ック装置5はストライカー4a,4bにフック14を介
して引掛ける構成であることから、例えば車両の走行中
に急ブレーキを作動した場合に、後部荷室に搭載された
荷物が前倒れしてバックフレーム2,3に倒れ掛かって
外力が作用すると、フック14がストライカー4a,4
bと掛け外れを生ずる恐れがあり、また、間接的ではあ
るが、この樹脂製のバックフレーム2,3にはロック装
置5を取付けるためナットをインサート成形したもので
あるから、バックフレーム2,3のリサイクル性が悪い
という問題があった。本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたもので、リヤシートバックに前倒れ方向
に外力が作用しても掛け外れを生ずることなく、座席エ
リアの安全性を確保することのできるロック装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、車両のリヤシートバックの合成樹脂材
をブロー成形したリヤシートバックフレームに形成した
取付孔部を介して取付けられ、車両ボデー側に取付けら
れたストライカーと係脱可能にロックするロック装置に
おいて、該ロック装置は取付孔部の前後側より取付けら
れるベース部材とリヤプレートとよりなり、前記ベース
部材はベースプレートと同プレートの中心部に水平状に
取付けられて前記ストライカーを挿入可能とする略長方
筒形状のストライカー受部材を設け、このストライカー
受部材の開口端の上下には対応してロックピンを挿通可
能に挿通孔を貫設して同ストライカー受部材にはスライ
ドホルダーをスライド可能に弾着するとともに、このス
トライカー受部材の上部側の挿通孔と同心状に略円筒形
状のロックホルダーを立設して、該ロックホルダーには
ロックピンを弾着して、ロック装置はストライカーとの
アンロック時には、前記スライドホルダーは前記上下の
挿通孔を閉止してロックピンを上動保持し、また、スト
ライカーとのロック時には、スライドホルダーは挿通孔
より退避して前記ロックピンは挿通孔およびストライカ
ーとカンヌキ状にロック係合する構成としたことによ
り、このロック装置とストライカーとのロック状態にお
いて、ロックピンはベース部材のストライカー受部材の
挿通孔およびストライカーに対し剪断方向の反力で抗す
るカンヌキ状にロックすることから、例えば車両の急停
止等において後部荷室に搭載された荷物が前倒れしてバ
ックフレームに倒れ掛かって外力が作用しても、このカ
ンヌキ状にロックする構成であることから、従来の引掛
けタイプのロック装置と異なり、充分にバックフレーム
をロック保持することができて、座席エリアの安全性を
確保することができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1はリヤシートバック31の斜視図、図
2はロック装置40の分解斜視図を示すもので、このリ
ヤシート31は従来と同様に右リヤシートバックフレー
ム32と左リヤシートバックフレーム33とに分割形成
されるとともに、両バックフレーム32,33は合成樹
脂材をブロー成形により形成されている。また、この両
バックフレーム32,33の上部側の所定の位置にはボ
デー側に取付けられたストライカー34a,34bと対
応してロック装置40の取付孔部35がそれぞれ形成さ
れている。この取付孔部35は図5に示すように前後部
に対応してロック装置40のベース部材41およびリヤ
プレート63を嵌込み可能とする嵌込み凹部36a,3
6bが凹設され、その中心には背面側に嵌通する略方形
状の孔部37が貫設され、また、嵌込み凹部36a,3
6bの隅角部には取付孔38が形成されている。このよ
うに形成された取付孔部35にはロック装置40が取付
けられている。
【0010】このロック装置40は図2に示すようにベ
ース部材41とこのベース部材41に一体に取付けられ
る略長方筒状のストライカー受部材48に内装されるク
ッションロック53と第1コイルばね54およびスライ
ドホルダー55とこのストライカー受部材48の開口側
の上部に立設された円筒形状のロックホルダー51と、
このロックホルダー51に内装されるロックピン57と
第2コイルばね60とリヤプレート63およびレリーズ
プレート61とより構成されている。
【0011】このベース部材41はベースプレート42
と略長方筒状のストライカー受部材48と円筒形状のロ
ックホルダー51とからなるもので、このベースプレー
ト42は左右のバックフレーム32,33の取付孔部3
5の嵌込み凹部36aに嵌込み可能に略方形状に形成さ
れ、その各角部には取付孔部35の取付孔38と整合す
る取付孔43が貫設され、また、同ベースプレート42
の中心にはバーリング孔44が貫設されている。また、
このバーリング孔44の上縁側は所定の範囲が切起し片
45が水平状に折曲されるとともに、同切起し片45の
所定の位置には孔が貫設されて同片45の下面側には孔
に整合してウエルドナット46が取付けられている。ま
た、バーリング孔44の左右には所定の間隔でクッショ
ンロック53の取付孔47が貫設されている。このよう
に形成されてベースプレート42のバーリング孔44の
バーリング側の面にはストライカー受部材48が溶着手
段により止着されている。
【0012】このストライカー受部材48はストライカ
ー34a,34bを挿入可能でこのストライカー34
a,34bを受けるブロック形状のスライドホルダー5
5をスライド可能に嵌合する断面略長方形状で所定の長
さを有する筒状体に形成され、その左右の側片48aの
中心にはスライドホルダー55をガイドする所定の長さ
のガイド溝49が貫設されている。また、同受部材48
の開口端側の上下片48bには整合してロックピン57
を挿通可能とする挿通孔50a,50bが貫設されてい
る。このように形成されたストライカー受部材48の上
片48bの挿通孔50aの中心と整合して所定の長さで
円筒形状のロックホルダー51が溶着手段により止着さ
れ、このロックホルダー51の直径方向の長手方向には
ロックピン57のガイド溝52が貫設されている。
【0013】このように形成されたストライカー受部材
48内には取付孔47に対し合成樹脂あるいは合成ゴム
等からなるクッションロック53がクリップを介して取
付けられ、このクッションロック53間に位置するバー
リング孔44のバーリングには所定のばね圧を有する第
1コイルばね54の一端が嵌込み固定され、さらに、同
受部材48にはスライド可能にスライドホルダー55が
内装されている。このスライドホルダー55は、例えば
合成樹脂材からなるもので、受部材48内にスライド可
能に内装される略長方形状のブロック体に形成され、そ
の前面側にはストライカ34a,34bを受ける凹部5
5aが長手方向に凹設され、その反対側の面の中央には
第1コイルばね54の他端を嵌込む凸部55bが突設さ
れ、また、左右の端面の中心にはねじ受孔55cが形成
されている。このように形成されたスライドホルダー5
5は第1コイルばね54を圧縮した状態で受部材48内
に挿入されてガイド溝49の側方よりねじ受孔55cに
ねじ56aが螺着されてスライド可能に弾着されてい
る。
【0014】また、ロックホルダー51にはロックピン
57と所定のばね圧を有する第2コイルばね60が内装
され、このロックピン57はストライカー受部材48の
上下の挿通孔50a,50bを嵌通する所定の長さのピ
ン部58と、このピン部58の上端にはロックホルダー
51にスライド可能に嵌合する頭部59が形成され、こ
の頭部59の直径方向にはねじ受孔59aが形成されて
いる。また、この頭部59の上面には第2コイルばね6
0の一端を嵌込む凸部59bが突設されている。このよ
うに形成されたロックピン57はロックホルダー51に
挿入されるとともに、頭部59の設けたねじ受孔59a
がガイド溝52に整合されて側方よりねじ56bが螺着
されてスライド可能に取付けられ、この頭部59にはベ
ルトハンドル24が共締めされて取付けられている。ま
た、頭部59の凸部59bには第2コイルばね60の一
端が嵌込まれ、この第2コイルばね60は圧縮された状
態でレリーズプレート61により押え込み状に取付けら
れている。
【0015】このレリーズプレート61はベースプレー
ト42に形成した切起し片45に取付けられる取付片6
1aとこの取付片61aの端部より折曲されて立上がる
支持片61bと同支持片61bの上端より水平状に折曲
されてロックホルダー51の開口端を閉止可能とする閉
止片61cとにより略Z形状に形成され、取付片61a
には切起し片45に取付けられたウエルドナット46に
取付ける孔61dが貫設されてボルト62aにより取付
けられ、これにより第2コイルばね60は閉止片61c
により圧縮状に押え込まれてロックピン57は弾着され
ている。
【0016】また、リヤプレート63はバックフレーム
32,33の嵌込み凹部36bに嵌込み可能に形成され
るとともに、その中央部には所定の幅で凸部64が形成
されて同凸部64の両側には取付片63aが形成され、
この取付片63aの上下には取付孔部35に形成した取
付孔38と整合する取付孔63bが貫設されている。ま
た、凸部64の所定の位置にはベース部材41のストラ
イカー受部材48の開口端側と嵌合する嵌合孔64aが
貫設され、また、この嵌合孔64aの上部側にはレリー
ズプレート61の閉止片61cと差込み係合するスリッ
ト64bが貫設されている。
【0017】このように形成されたベース部材41はバ
ックフレーム32,33に形成した取付孔部35の嵌込
み凹部36a側よりそのストライカー受部材48および
ロックホルダー51が孔部37に納められてベースプレ
ート42を嵌込み凹部36aに嵌込み、取付孔43,3
8を整合させる。この状態で嵌込み凹部36b側よりリ
ヤプレート63を嵌込むことで、ストライカー受部材4
8の開口端は凸部64の嵌合孔64aに嵌合されるとと
もに、レリーズプレート61の閉止片61cがスリット
64bに挿入係合され、取付孔63b、38を整合した
もとで、取付けボルト65a、ナット65bにより締付
け固定される。このようにロック装置40を取付けたバ
ックフレーム32,33の外周には図示はしないがクッ
ションパッドおよびパッドカバーが包着されてリヤシー
トバック1が形成され、同バックフレーム32,33は
前倒し可能に取付けられている。
【0018】このように設けられたロック装置40は、
ロック解除状態では図3および図5に示すように、スト
ライカー受部材48に内装されたスライドホルダー55
は第1コイルばね54により開口端側に付勢され、同ス
ライドホルダー55の両端面に取付けたねじ56aはガ
イド溝49の端部に当接されてストップ状態にあり、こ
の状態で同受部材48に貫設した上下の挿通孔50a,
50bはこのスライドホルダー55により閉鎖されてい
る。また、ロックホルダー51に内装されたロックピン
57は第2コイルばね60を圧縮した状態でロックホル
ダー51内に引き込まれ、その先端は挿通孔50aより
スライドホルダー55の上面に当接して上動保持されて
いる。
【0019】このロック装置40のロック解除状態で前
倒れ状態のバックフレーム32,33を起立することで
ボデー側に取付けたストライカー34a,34bはリヤ
プレート63の嵌合孔64a側よりストライカー受部材
48内に挿入されていき、スライドホルダー55の凹部
55aに当接され、第1コイルばね54を圧縮しながら
スライドホルダー55を押送する。この押送によりスラ
イドホルダー55が上下の挿通孔50a,50bを通過
すると同時に、ロックピン57は第2コイルばね60の
復元力により下方へ降下される。この降下に際しロック
ピン57の頭部59に取付けたねじ56bはガイド孔5
2に案内されて直線的に降下されて、ロックピン57は
上下の挿通孔50a,50bを嵌通する。この状態でス
トライカー34a,34bはそれぞれスライドホルダー
55とロックピン57との間に挟まれてロック状態とな
り、バックフレーム32,33は使用状態となる。
【0020】そして、このロック状態を解除するには、
ベルトハンドル24を第2コイルばね60に抗して引き
上げることでロックピン57はガイド溝52の案内され
て引抜かれていき、ガイドピン57の先端が上側の挿通
孔50aより引抜かれると同時に、スライドホルダー5
5は第1コイルばね54の復元力によりストライカー受
部材48の開口側へ押されてストライカー34a,34
bは解放されるとともに、上下の挿通孔50a、50b
はストライカー受部材48により閉止され、ベルトハン
ドル24の引上げ力を解くことでロックピン57の先端
はストライカー受部材48に当接され、バックフレーム
32,33は前倒し可能となる。
【0021】このように、本例ロック装置40はバック
フレーム32,33に形成された取付孔部35の前後方
向よりベース部材41のベースプレート42とリヤプレ
ート63によりボルト65aおよびナット65bを介し
て挾着する構成であるから、バックフレーム32,33
に格別に取付用のブラケット、ナット等をインサート成
形する必要がないのでリサイクル性を向上することがで
きる。また、このロック装置40とストライカー34
a,34bとのロック状態において、ロックピン57は
ベース部材41のストライカー受部材48の挿通孔50
a,50bおよびストライカー34a,34bに対し剪
断方向の反力で抗するカンヌキ状にロックする構成であ
るから、例えば車両の急停止等において後部荷室に搭載
された荷物が前倒れしてバックフレーム32,33に倒
れ掛かって外力が作用しても、このロック装置40とス
トライカー34a,34bとはカンヌキ状にロックする
構成であるから、従来の引掛けタイプのロック装置5と
異なり、充分にバックフレーム32,33をロック保持
することができて、座席エリアの安全性を確保すること
ができる。また、シートバック31はその起立の場合に
ストライカー34a,34bとロックするため、人手に
より勢いよく起立されてロックされるものであるが、こ
のストライカー34a,34bによる衝撃力は第1コイ
ルばね54およびクッションロック53により緩衝する
ことができるとともに、ロックを確実に行うことができ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記したように、ロック装置
はバックフレームに形成された取付孔部の前後方向より
ベース部材のベースプレートとリヤプレートにより締結
部材を介して挾着する構成であるから、バックフレーム
に格別に取付用のブラケット、ナット等をインサート成
形する必要がないのでリサイクル性を向上することがで
きる。また、このロック装置とストライカとのロック状
態において、ロックピンはベース部材のストライカー受
部材の挿通孔およびストライカーに対し剪断方向の反力
で抗するカンヌキ状にロックすることから、例えば車両
の急停止等において後部荷室に搭載された荷物が前倒れ
してバックフレームに倒れ掛かって外力が作用しても、
このカンヌキ状にロックする構成であることから、従来
の引掛けタイプのロック装置と異なり、充分にバックフ
レームをロック保持することができて、座席エリアの安
全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤシートバックフレームとロック装置を取外
した状態の斜視図である。
【図2】ロック装置の分解斜視図である。
【図3】図1におけるA−A線断面でアンロック状態の
断面図である。
【図4】図1におけるA−A線断面でロック状態の断面
図である。
【図5】図1におけるB−B線断面でアンロック状態の
断面図である。
【図6】図1におけるB−B線断面でロック状態の断面
図である。
【図7】従来のリヤシートバックの斜視図である。
【図8】従来のロック装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
31 リヤシートバック 32 右リヤシートバックフレーム 33 左リヤシートバックフレーム 34a,34b ストライカー 35 取付孔部 40 ロック装置 41 ベース部材 42 ベースプレート 48 ストライカー受部材 50a,50b 挿通孔 51 ロックホルダー 54 第1コイルばね 55 スライドホルダー 57 ロックピン 60 第2コイルばね 63 リヤプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリヤシートバックの合成樹脂材を
    ブロー成形したリヤシートバックフレームに形成した取
    付孔部を介して取付けられ、車両ボデー側に取付けられ
    たストライカーと係脱可能にロックするロック装置にお
    いて、 該ロック装置は取付孔部の前後側より取付けられるベー
    ス部材とリヤプレートとよりなり、前記ベース部材はベ
    ースプレートと同プレートの中心部に水平状に取付けら
    れて前記ストライカーを挿入可能とする略長方筒形状の
    ストライカー受部材を設け、このストライカー受部材の
    開口端の上下には対応してロックピンを挿通可能に挿通
    孔を貫設して同ストライカー受部材にはスライドホルダ
    ーをスライド可能に弾着するとともに、このストライカ
    ー受部材の上部側の挿通孔と同心状に略円筒形状のロッ
    クホルダーを立設して、該ロックホルダーにはロックピ
    ンを弾着して、ロック装置はストライカーとのアンロッ
    ク時には、前記スライドホルダーは前記上下の挿通孔を
    閉止してロックピンを上動保持し、また、ストライカー
    とのロック時には、スライドホルダーは挿通孔より退避
    して前記ロックピンは挿通孔およびストライカーとカン
    ヌキ状にロック係合する構成としたことを特徴とするリ
    ヤシートバックのロック機構。
JP26297495A 1995-10-11 1995-10-11 リヤシートバックのロック機構 Pending JPH09104267A (ja)

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