JPH09104174A - 単色像の形成方法 - Google Patents

単色像の形成方法

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JPH09104174A
JPH09104174A JP19759696A JP19759696A JPH09104174A JP H09104174 A JPH09104174 A JP H09104174A JP 19759696 A JP19759696 A JP 19759696A JP 19759696 A JP19759696 A JP 19759696A JP H09104174 A JPH09104174 A JP H09104174A
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JP
Japan
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infrared absorbing
layer
dye
laser
coloring matter
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JP19759696A
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Mitchell S Burberry
スチュワート バーバリー ミッチェル
Lee William Tutt
ウィリアム タット リー
Sharon Wheten Weber
ウェテン ウェバー シャロン
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/10Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme
    • B41C1/1008Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials
    • B41C1/1033Forme preparation for lithographic printing; Master sheets for transferring a lithographic image to the forme by removal or destruction of lithographic material on the lithographic support, e.g. by laser or spark ablation; by the use of materials rendered soluble or insoluble by heat exposure, e.g. by heat produced from a light to heat transforming system; by on-the-press exposure or on-the-press development, e.g. by the fountain of photolithographic materials by laser or spark ablation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低照射量でコントラストの高い単色像を得る
こと。 【解決手段】 (a)支持体表面に、順に、親水性色素
受容層と、疎水性色素バリヤ層と、親水性水溶性赤外吸
収層とを含む色素アブレーティブ記録要素をレーザーに
よって像様照射する際、前記親水性水溶性赤外吸収層に
は前記要素を照射するために用いられる前記レーザーの
特定波長において吸収を示す赤外吸収物質が含まれてお
り、よって前記親水性水溶性赤外吸収層及び前記色素バ
リヤ層を像様加熱しこれらをアブレートする工程、
(b)前記アブレートされた親水性水溶性赤外吸収層及
び色素バリヤ層の物質を除去する工程、(c)前記像様
照射後の要素にインク水溶液を接触させることにより、
残存している前記親水性水溶性赤外吸収層を除去する工
程、並びに(d)前記要素を乾燥して前記アブレーティ
ブ記録要素において単色像を得る工程を含む単色像の形
成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー誘導式色
素アブレーティブ画像化用の単色要素を得る方法に、よ
り詳細には、グラフィックアーツ用の光学マスク及びモ
ノクロトランスパレンシーを得るための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る方法の一
つによると、まず電子像をカラーフィルターによって色
分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に
変換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、
マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの
信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るた
め、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体要素
を色素受容要素と向い合わせて配置する。次いで、それ
ら二つの要素を感熱プリントヘッドと定盤ローラーとの
間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリ
ントヘッドは数多くの加熱要素を有し、シアン、マゼン
タ及びイエローの信号に応じて逐次加熱される。その
後、この処理を他の2色について繰り返す。こうして、
スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハードコピ
ーが得られる。この方法とそれを実施するための装置に
ついての詳細が、米国特許第4,621,271号明細
書に記載されている。
【0003】上記の電子信号を使用してプリントを熱的
に得る別の方法は、感熱プリントヘッドの代わりにレー
ザーを使用する方法である。このような方式では、供与
体シートは、レーザーの波長において強い吸収を示す物
質を含有する。供与体を照射すると、この吸収物質が光
エネルギーを熱エネルギーへ転換し、その熱が付近の色
素へ伝達され、よってその色素がその蒸発温度にまで加
熱されて受容体へ転写される。吸収物質は、色素の下方
にある層中に存在しても、または色素と混合されていて
も、あるいはその両方であってもよい。元の画像の形状
や色を代表する電子信号によってレーザービームを変調
して、原物体の色を再構築するために存在させなければ
ならない受容体上の領域においてのみ各色素を加熱して
蒸発させる。この方法の詳細については、英国特許出願
公開第2,083,726号明細書に記載されている。
【0004】レーザービームの作用によって画像化する
アブレーティブ様式の一つでは、画像色素と、赤外吸収
物質と、バインダーとを含む色素層組成物が支持体上に
塗布されている要素を、その色素側から画像形成させ
る。レーザーが付与するエネルギーによって、レーザー
ビームが要素に当たったスポットでは画像色素が駆逐さ
れ、そしてバインダーは残存する。アブレーティブ画像
形成法では、レーザー輻射線が画像化層中に急激な局部
変化を生ぜしめ、よってその物質を該層から放出させ
る。アブレーション画像化法は、完全な物理変化(例、
溶融、蒸発又は昇華)ではなく何らかの化学変化(例、
結合破壊)によって、画像色素を部分転写ではなくほぼ
完全に転写させるという点で、他の物質転写技法とは区
別されるものである。透過Dmin 濃度は、レーザーによ
る画像色素除去の完全性を表す測定値として役立つ。こ
の種のアブレーティブ画像化法の例が米国特許第5,4
29,909号明細書に記載されている。
【0005】このアブレーティブ印刷法には、未印刷領
域において許容できるDmax を達成するために比較的厚
い色素層を塗布しなければならないこと、そしてDmin
領域ではこの色素のほとんどすべてをレーザーの熱によ
って除去しなければならないことといった問題がある。
このため比較的高い照射量が必要であり、これに伴い出
力の高いレーザープリントヘッドが必要になる。これら
の要件は、処理量を低くし、システムコストを高くする
ものである。こうした問題のない画像化法を提供できれ
ば望ましい。米国特許出願第60/001,450号明
細書(1995年7月26日出願、Burberry及びTutt、
名称「LASER ABLATIVE IMAGING METHOD 」)に、支持体
上に塗布された親水性色素受容層、疎水性色素バリヤ層
又はこれらの間の層の少なくとも一つの層に赤外吸収物
質が存在している方法が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法には、赤外
吸収物質が要素の照射領域においてしか除去されないと
いう問題がある。要素の未照射部分には赤外吸収物質が
残存し、これが最終画像のDmin に影響を与えてしま
う。本発明の目的は、コントラストの高い単色像を得る
ために必要な照射量を低減する方法を提供することにあ
る。本発明の別の目的は、照射後には赤外吸収物質がま
ったく残存しないレーザーアブレーティブ画像化要素を
得る方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、(a)支持体表面に、順に、親水性色素受容層と、
疎水性色素バリヤ層と、親水性水溶性赤外吸収層とを含
む色素アブレーティブ記録要素をレーザーによって像様
照射する際、前記親水性水溶性赤外吸収層は前記要素を
照射するために用いられる前記レーザーの特定波長にお
いて吸収を示し、よって前記赤外吸収層及び前記色素バ
リヤ層を像様加熱しこれらをアブレートする工程、
(b)前記アブレートされた赤外吸収層及び色素バリヤ
層の物質を除去する工程、(c)前記像様照射後の要素
にインク水溶液を接触させることにより、残存している
前記赤外吸収層を除去する工程、並びに(d)前記要素
を乾燥して前記アブレーティブ記録要素において単色像
を得る工程を含む単色像の形成方法に関する本発明によ
って達成される。
【0008】本発明の方法では、レーザーによって色素
アブレーティブ記録要素を照射して、その親水性水溶性
赤外吸収層及び疎水性色素バリヤ層をアブレートし、溶
融し、わきへ押しやるか、そうでなくてもレーザー加熱
により除去するかして、下部の親水性色素受容層を露出
させる。照射後の要素にインク水溶液を接触させると、
該色素受容層が、照射を受けた領域において優先的にイ
ンク水溶液から画像形成性色素を吸収するため、照射領
域と未照射領域との間にコントラスト差が生じる。この
染色工程中(又は独立した洗浄工程中若しくは染色工程
後)に、該水溶性赤外吸収層は洗い出され、しかも残存
しているすべての赤外吸収物質も該赤外吸収層と共に洗
い出されるため、これらが得られる画像のDmin に影響
を与えることがなくなる。
【0009】本発明の利点は、従来の色素アブレーショ
ン画像化法で達成できる照射量よりもはるかに少ない照
射量によって、Dmin が低くコントラストの高い画像を
実現できる点にある。本発明の別の利点は、低照射量で
コントラストの高い単色像を実現しネガ型画像システム
を得ることができる点にある。ネガ型システムは、別の
ネガ型画像化材料と併用した場合(例、印刷板又は接触
複製物(contact duplicate) を製造するためのマスクと
して使用した場合)に有利である。この場合にはバック
グラウンドは照射される必要がないため、多数の画像の
ための時間とエネルギーが節約される。
【0010】本発明において用いられる疎水性色素バリ
ヤ層は、画像色素を含有しないので比較的薄くすること
ができ、従って、その除去にはほとんどエネルギーを要
しない。この点については、除去に多大なエネルギーを
要する従来のアブレーションフィルムに用いられている
厚い色素層と対照的である。例えば、該色素バリヤ層の
厚さは約0.01〜約5μm、好ましくは約0.05〜
約1μmであることができる。要素における照射領域と
未照射領域の間のコントラストは、レーザー照射量、イ
ンク溶液との接触時間、インク溶液の濃度、色素受容層
の厚さ及び色素受容層内の色素の拡散特性のような変数
によって制御することができる。
【0011】本発明の方法は、印刷回路基板の製造や刊
行物作成に用いられるリプログラフィー用マスクを作製
するのに特に有用である。これらのマスクは、印刷板の
ような感光材料の上に配置された後、光源にさらされ
る。感光材料は、ある特定の波長によってのみ活性化さ
れることが普通である。例えば、感光材料は、紫外線や
青光を照射すると架橋又は硬化するが、赤光や緑光には
影響されないようなポリマーであることができる。この
ような感光材料では、照射の際に光を遮蔽するために用
いられるマスクは、Dmax 領域においては感光材料を活
性化するすべての波長を吸収し且つDmin 領域において
はほとんど吸収しないことが必要である。従って、印刷
板用としては、マスクのUVのDmax が高いことが重要
である。そうでなければ、印刷板は、インクを吸収する
領域とそうでない領域とを与えるように現像されること
ができない。
【0012】本発明の方法によりレーザー誘導アブレー
ティブ像を得るためには、ダイオードレーザーを使用す
ることが好ましい。これは、大きさが小さいこと、コス
トが低いこと、安定性が良好であること、信頼性が良好
であること、頑丈であること、変調し易いことといった
実質的な利点があるからである。実用に際しては、アブ
レーティブ記録要素に赤外吸収物質、例えば、カーボン
ブラックのような顔料、米国特許第4,973,572
号明細書に記載されているシアニン赤外吸収色素、又は
米国特許第4,948,777号、同第4,950,6
40号、同第4,950,639号、同第4,948,
776号、同第4,948,778号、同第4,94
2,141号、同第4,952,552号、同第5,0
36,040号及び同第4,912,083号明細書に
記載されている他の物質が含まれていなければ、どんな
レーザーを使用しても該要素を加熱することはできな
い。レーザー輻射線は親水性水溶性光吸収層中に吸収さ
れ、そして内部変換として知られている分子過程によっ
て熱に変換される。
【0013】本発明の方法に用いることができるインク
水溶液中の色素は、当該技術分野で周知のいずれの水溶
性色素であってもよく、例えば、ニグロシンブラック、
クリスタルバイオレット、アズレ(azure)c、ア
ズレa、アシッドレッド103、ベーシックオレンジ2
1、アクリフラビン、アシッドレッド88、アシッドレ
ッド4、ダイレクトイエロー62、ダイレクトイエロー
29、ベーシックブルー16、ラクモイド、リトマス、
サフロン(saffron)、ローダミン6gが挙げら
れる。上記色素はAldrich Chemical社
より市販されている。インク水溶液は、該記録要素を色
素溶液中に浸漬する方法又は色素をスポンジ、スキージ
ー、ローラー若しくは他のアプリケーターで適用する方
法によって、該要素に適用することができる。
【0014】本発明において用いられる疎水性色素バリ
ヤ層の材料は、例えば、ニトロセルロース、酢酸プロピ
オン酸セルロース、酢酸セルロース、ポリメチルメタク
リレート、ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリスル
ホン、ポリシアノアクリレート、等であることができ
る。この層の中には、例えば、発泡剤(例、アジド)、
促進剤〔例、4,4’−ジアジドベンゾフェノン及び
2,6−ジ(4−アジドベンザル)−4−メチルシクロ
ヘキサノン〕又は米国特許第5,256,506号明細
書に記載されている物質、のようなアブレーションエン
ハンサーを含有させてもよい。
【0015】本発明の方法において用いられる親水性色
素受容層は、高分子量ポリマー及び/又は架橋ポリマー
のような水不溶性ポリマー、例えば、高分子量及び/又
は架橋ゼラチン、キサンタンガム(Kelco−Mer
ck社よりKeltrolT(商標)として市販されて
いる)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリエステルイオ
ノマー、ポリグリコール、ポリアクリルアミド、ポリア
ルキリデン−エーテルグリコール、アミン側鎖、ヒドロ
キシル側鎖又はカルボキシル側鎖を有するポリアクリレ
ート、等である。
【0016】親水性水溶性赤外吸収層は、赤外吸収物質
と共に、水溶性を示すに十分なほど低い分子量を有する
ポリマーのような高分子バインダー、例えば、ゼラチ
ン、ポリ(ビニルアルコール)、ポリエステルイオノマ
ー、ポリグリコール、ポリアクリルアミド、ポリアルキ
リデン−エーテルグリコール、アミン側鎖、ヒドロキシ
ル側鎖又はカルボキシル側鎖を有するポリアクリレー
ト、等を含有することができる。
【0017】親水性水溶性赤外吸収層中に含まれる赤外
吸収物質は、IR−1(後記)、ナフトールグリーンB
(アシッドグリーン1)、インドシアニングリーン、ス
ルホン化又はカルボキシル化金属フタラシアニン、等の
ような水溶性赤外吸収色素であることができる。この赤
外吸収物質は、カーボンブラックのような顔料を水溶性
バインダー中に分散させたものであってもよい。所望で
あれば、該親水性水溶性赤外吸収層は、バインダーをま
ったく使用せずに水溶性赤外吸収色素単独で構成するこ
とも可能である。
【0018】本発明のアブレーティブ記録要素のための
支持体には、寸法安定性がよく且つレーザーの熱に耐え
られるものであるならば、いずれの材料でも使用するこ
とができる。このような材料として、ポリ(エチレンナ
フタレート)のようなポリエステル、ポリ(エチレンテ
レフタレート)、ポリアミド、ポリカーボネート、セル
ロースエステル、フッ素ポリマー、ポリエーテル、ポリ
アセタール、ポリオレフィン及びポリイミドが挙げられ
る。支持体の厚さは一般に約5〜約200μmである。
好ましい実施態様では、支持体は透明である。
【0019】
【実施例】以下の実施例により本発明を例示する。実施例1 以下、言及する物質の化学構造式は下記の通り。
【0020】
【化1】
【0021】
【化2】
【0022】対照1 バインダー(Kelco−Merck社製のKeltr
ol T(商標)キサンタンガム)を含む場合と含まな
い場合の0.054g/m2 のIR−2の対照用コーテ
ィングをEastman Chemical社製の厚さ
100μmのポリ(エチレンテレフタレート)の上に塗
布した。下記表に示したように、ステータスA赤濃度及
び緑濃度を測定した。対照2 色素受容層 水相溶性ポリマー(表記)を水に溶解し、その溶液を厚
さ100μmのポリ(エチレンテレフタレート)支持体
上にナイフ塗布し、そして乾燥することにより、1.0
8g/m2 のポリマーを含有する乾燥コーティングを得
た。色素バリヤ層 表記のように、色素受容層の上に、ニトロセルロース
(NC)(0.108g/m2 )とIR−2吸収色素
(0.054g/m2 )をアセトンから塗布した。
【0023】本発明による10種類の試料を以下のよう
に調製した。色素受容層 水相溶性ポリマー(表記)を水に溶解し、その溶液を厚
さ100μmのポリ(エチレンテレフタレート)支持体
上にナイフ塗布し、そして乾燥することにより、1.0
8g/m2 のポリマーを含有する乾燥コーティングを得
た。色素バリヤ層 溶剤相溶性ポリマーをアセトンに溶解し、その溶液を色
素受容層の上にナイフ塗布することにより、表記の固形
分含有量を示す乾燥層を得た。
【0024】赤外吸収層 IR−1を水に溶解し、その溶液を色素バリヤ層の上に
ナイフ塗布することにより薄い水性コーティングを調製
した(試料1〜3及び7)。試料4〜6及び8〜10で
は、該溶液に水相溶性ポリマーを加えた(表記)。ファ
イバーが一体式で結合されており、800〜830nm
の波長範囲のレーザーを出力し、光ファイバー末端部の
公称出力が250mWであるスペクトラ・ダイオード・
ラブス・レーザー(SDL−2432型)を用いて試料
を照射した。トランスレーションステージ上に搭載した
倍率0.5のレンズ集成体によって要素の平面上に光フ
ァイバーのへき開面を画像化し、公称スポットサイズ2
5μmを得た。外周53cmのドラムを400回転/分
で回転し、照射量276mJ/cm2 を得た。トランス
レーションステージを、マイクロステッピングモーター
で親ネジを回すことによりフィルム要素の横方向に進行
させて、線の中心間距離を10μm(1cm当たり94
5本又は1インチ当たり2400本の線)とした。要素
表面に空気流を吹きつけて、アブレートされた物質を除
去した。焦点での全出力の測定値は100mWであっ
た。
【0025】
【表1】
【0026】*Scientific Polymer
Products社製のポリ(ビニルアルコール)
(ヒドロキシル88%) 上記の結果は、IR吸収剤が水溶性トップコート中に存
在している場合には、IR吸収剤由来の望ましくない赤
濃度が実質的に減少したことを示している。どの試料
も、インク処理による良好なコントラストを示してい
る。本発明によると、本発明の試料と対照1及び2との
比較から例証されるように、IR色素に付随する色相が
バックグラウンドから除去された。対照2は、赤及び緑
濃度のDmin が比較的高いことから示唆されるように、
独立した水溶性トップコート中にIR色素が存在しない
場合には、処理後、バックグラウンドに、IR色素によ
る望ましくない色相が残存することを示している。
【0027】
【発明の効果】本発明の利点は、従来の色素アブレーシ
ョン画像化法で達成できる照射量よりもはるかに少ない
照射量によって、Dmin が低くコントラストの高い画像
を実現できる点にある。本発明の別の利点は、低照射量
でコントラストの高い単色像を実現しネガ型画像システ
ムを得ることができる点にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャロン ウェテン ウェバー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,マリーゴールド ドライブ 1089

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)支持体表面に、順に、親水性色素
    受容層と、疎水性色素バリヤ層と、親水性水溶性赤外吸
    収層とを含む色素アブレーティブ記録要素をレーザーに
    よって像様照射する際、前記親水性水溶性赤外吸収層に
    は前記要素を照射するために用いられる前記レーザーの
    特定波長において吸収を示す赤外吸収物質が含まれてお
    り、よって前記親水性水溶性赤外吸収層及び前記色素バ
    リヤ層を像様加熱しこれらをアブレートする工程、 (b)前記アブレートされた親水性水溶性赤外吸収層及
    び色素バリヤ層の物質を除去する工程、 (c)前記像様照射後の要素にインク水溶液を接触させ
    ることにより、残存している前記親水性水溶性赤外吸収
    層を除去する工程、並びに (d)前記要素を乾燥して前記アブレーティブ記録要素
    において単色像を得る工程を含む単色像の形成方法。
JP19759696A 1995-07-26 1996-07-26 単色像の形成方法 Pending JPH09104174A (ja)

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US620696 1990-12-03
US144395P 1995-07-26 1995-07-26
US60/001443 1996-03-21
US08/620,696 US5633118A (en) 1996-03-21 1996-03-21 Laser ablative imaging method

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