JPH09102066A - 自動販売機の缶詰等の自動引上げ装置 - Google Patents

自動販売機の缶詰等の自動引上げ装置

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JPH09102066A
JPH09102066A JP29671091A JP29671091A JPH09102066A JP H09102066 A JPH09102066 A JP H09102066A JP 29671091 A JP29671091 A JP 29671091A JP 29671091 A JP29671091 A JP 29671091A JP H09102066 A JPH09102066 A JP H09102066A
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product
take
vending machine
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pulling
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JP29671091A
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Takahisa Shimizu
孝久 清水
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機において缶詰等の商品をコイン投
入口付近等の取り出しやすい位置に付けた商品取出口ま
で自動的に迅速且つ、確実に引上げる。 【構成】 転がり落とした缶詰20を傾斜配設のローラ
群24等により、端部且つ、最下部の押圧室28に誘導
する第1の商品移動装置と、その缶詰20を電磁ソレノ
イド36及び押圧バネ32等による押圧装置の付設によ
り、押圧室シャッター26を開口し、閉口と連動して、
その缶詰20を引上げベルト38に付設のフック40に
押圧誘導する第2の商品移動装置と、それを2個のベル
トからなる引上げ装置の付設により、上部に位置する取
出室50下部に引上げ誘導する第3の商品移動装置と取
出口50下部の取出室シャッター48を開閉し、取出室
50に缶詰20を誘導する第4の商品移動装置より構成
し、これら4組の商品移動装置を順次一体制御させるも
ので、操作面のパネル操作後、コイン投入口付近に位置
する商品の取出室50までの商品の移動を一連のミニロ
ボット制御の構成によって、迅速且つ、確実に行えるよ
うにしたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、従来公知の缶詰等の
自動販売機の機構で、正面に配置する商品選択スイッチ
の操作によって、一旦下部に引き落とした商品を商品の
取り出しやすい位置、例えばコイン投入口付近に配置す
る商品取出口まで自動的に引上げることを可能とした自
動販売機の缶詰等の自動引上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動販売機の商品の取出室は自然
落下による原理を応用していたため、かなり下部に位置
していた。この種の自動販売機には、商品を取り出しや
すい位置に取出室を付けるのは必要不可欠であり、利便
性を欠いていたため、特に利用者より厳しい要求があっ
た。従来は、必要性があったにもかかわらず、取り出し
やすい位置即ち、コイン投入口付近等の高位置に取出口
を配置することは、構造上極めて困難な上、あっても商
品の収容率が略半減すること及び、冷暖制御によるエネ
ルギー利用率が悪化すること及び、重心位置が高くなり
不安定となる他、コストが極めて高くなる等、多数甚大
な欠点を有し採用が極めて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た自動販売機によれば、購入者が正面パネルに存する商
品選択スイッチの操作によって、商品収納庫下部に位置
する制御爪によって、商品を自然落下させ、商品を任意
の区画によって受け、その取出室としていたため、カバ
ーを開けて商品を取り出すといった単純な機構であっ
た。そのため、商品取出口は下部の極めて取り出しにく
い位置即ち、最下部に位置していた。何故ならば、商品
の庫内への投入は上部から行い、引き出しは下部にある
制御爪の制御によって、1個づつ転がり落とすといった
自然の法則を利用する単純な方法即ち、自然落下による
方法を採用していたためである。従って、商品の取出室
は極めて低い位置に存せざるを得なかった。そのため、
商品を取り出す度にしゃがみこまなければならず、又取
出室が複数個あって不自然な姿勢の儘探すこともあり、
腰を傷めたり、傘等荷物を持っている時はその置き場所
を探したり、自転車等乗り物に載った儘での購入ができ
ない、姿勢が不自然であるため通行人と接触する等危険
であり、高血圧者等病的弱者には使用が難しい、この
他、コイン投入口と釣り銭取出口と商品取出口が離れた
位置に存するため探すのに手間がかかる、連続買いが面
倒、商品を必ず正面側に転がり落とす必要があったため
取扱い品種が少い、衝撃があっただけで制御爪から外れ
商品が盗まれることがある等多数甚大な欠点を抱えてい
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、確実且つ迅速
に、しかもオプションとしても対応可能とした装置であ
って、缶詰等の商品を引上げる機能を低コスト且つ、簡
単な部品の追加によって、実現できる自動販売機の缶詰
等商品の自動引上げ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動販売機
の缶詰等商品の自動引上げ装置は、操作パネル上面の操
作と略同時に作動する商品引き落としの制御爪の動作と
傾斜型に付設したローラ群による最下部に移動させる第
1の機構と最下部に位置する電磁ソレノイド及び押圧バ
ネの圧縮と伸長による仕切り及び押圧を行う第2の機構
と、少なくとも1個以上の引上げベルトにより引上げを
行う第3の機構と、引上げベルトから取出口に送り込む
第4の機構の組合せの一連動作によって、商品取出口へ
迅速且つ確実に移動させ、商品が取り出せることを可能
としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明にかかる自動販売機の缶詰等の自動引上
げ装置によれば、正面に配置する操作パネル上の商品選
択スイッチの操作と略同時に作動する商品の落下指令用
の制御爪を制御して、下部へ転がり落とす従来の機構か
ら、傾斜型ローラ群による一箇所への収集を行う第1の
機構と、その商品を引上げベルトへ自動送りする引着/
押圧機構によって、押圧室のシャッタを開口、押圧台の
下降を電磁ソレノイドの吸引力により行い、又、釈放時
は、電磁ソレノイドの復帰とともに押圧バネによって押
上台を上昇させ、引上げベルトに押圧させる第2の機構
と少なくとも1個以上のベルトからなる引上げ装置によ
って上部に配置する取出室付近に引上げ誘導する第3の
機構と商品の自重とその慣性によって移動する商品によ
って自動的に開口する取出室のシャッター機構及び商品
をキャッチする機構を兼用し且つ、取出室を含む第4の
機構の第1乃至第4の一連の動作によって、商品を自動
的に移動させるものである。
【0007】
【実施例】次に本発明に係る自動販売機の缶詰等商品の
自動引上げ装置の実施例につき、添付図を参照にしなが
ら、以下詳細に説明する。即ち、図1は、本発明の一実
施例を示す自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置を
内蔵した自動販売機の正面図である。正面パネル10に
は、操作の基本機能であるコイン投入口12と商品選択
スイッチ14と釣り銭取出口16と商品取出口18が整
然と配置される。コイン投入口12にコイン等を投入
し、商品選択スイッチ14を操作すると、該当商品が商
品取出口18で取り出せる。この時、釣り銭があれば、
釣り銭取出口16より取り出せる。又、この商品取出口
18まで商品が引上げられるまでの所要時間も2〜3秒
以下と僅少にすることが可能となり実用的になったこと
である。本発明の部分はこの商品取出口18がコイン投
入口付近等の取出しやすい高位置にあることである。
【0008】図2(1)、(2)は、本発明の一実施例
を示す自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の機構
を側面より見た動作説明図である。又、図3は、本発明
の一実施例を示す自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ
装置の機構を正面より見た構造図である。コインを投入
することによって、リミットスイッチLS1が作動し、
後述する論理回路が動作する。缶詰20を制御爪22で
固定していたが、制御爪22が作動して缶詰20をロー
ラ群24へ自然落下させる。このローラ群24は傾斜型
に配設し、常に缶詰20が再下部の押圧室28に移動す
る。この時、該ローラ群24側面に図面に記載されない
傾斜区画された姿勢補正板によって、姿勢を保ちながら
移動する。ここでは、ローラ群は直線傾斜とし、缶詰2
0は左端に寄せる構造とし、左端の下部に押圧室シャッ
ター26、押圧台30は一体構造をなし、その下方に押
圧バネ32を配設し、引下げワイヤー34、電磁ソレノ
イド36によって、前記押圧室シャター26、押圧台3
0は一体構造部分を引っ張る。缶詰20が該押圧室28
に入り、押圧台30上に載り、端部に接触して停止した
時点で、リミットスイッチLS2が作動する。その後、
後述する論理回路によって、電磁ソレノイド36がOF
Fして押圧台が上昇するとともに、僅少時間後駆動電動
機46が作動し、伝達ギャー44と結合する引上げベル
ト38が駆動する。該引上げベルト38には、缶詰20
等が簡単に掴着できるようにフック40が付設されてい
る。又、該伝達ギャー44は、後述する2個1組の引上
げベルト38及びそれに付設されたチェーン42を常に
引上げ方向に回転させるため、右側に反転ギャーを使用
する。勿論左右の引上げベルト38を同速度且つ同位置
を維持するため、ギャー比率を同じとしている。引上げ
ベルト38の最上部即ち、取出室50下方に取出室シャ
ッター48及びそれに連動するリミットスイッチLS3
を配設する。取出室50には、商品取出時に例えば手動
開口する取出室扉52を配設する。即ち、図2(1)は
缶詰20を押圧室28に入る直前の状態即ち、電磁ソレ
ノイド36が作動した状態を示し、同図(2)は缶詰2
0が押圧室28に入って、引上げベルト38によっ引上
げられ、取出室50に運ばれる様子を示した図である。
又、図4(1)、(2)は、本発明の一実施例を示す自
動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の機構を正面よ
り見た動作説明図である。前記図2と同様(1)は缶詰
20を押圧室28に入る直前の状態即ち、電磁ソレノイ
ド36が作動した状態を示し、同図(2)は缶詰20が
押圧室28に入って、引上げベルト38によって引上げ
られ、取出室50に運ばれる様子を示した図である。
【0009】図5は、本発明の一実施例を示す自動販売
機の缶詰等商品の自動引上げ装置の論理回路を示した制
御回路図である。前記図1に示す商品選択スイッチ14
を操作すると、それに相応する制御爪22が作動して、
指定の缶詰20を引き落とす。この内容は、従来公知で
あるが、本発明は商品取出口18をコイン投入口付近等
の取出しやすい位置にするための缶詰20等の自動引上
げ装置であって、缶詰20を傾斜型に配置したローラ群
24によって押圧室28に導く、このとき、押圧室28
前にある押圧室ャッター26を後述の論理回路によって
動作させ、押圧バネ32の圧縮により、自動的に開口す
る。何故ならば、押圧バネ32、押圧台30と押圧室シ
ャッター26が一体になるよう結合されているためであ
る。この押圧バネ32の圧縮は前記図1に示す商品選択
スイッチ14、制御爪22及び後述の論理回路動作によ
って、それらより若干の時限をとる等の方法により、必
要時のみ作動させる。この押圧バネ32の圧縮は引下げ
ワイヤー34及び電磁ソレノイド36によって行われ
る。該電磁ソレノイド36のストロークに不足があれ
ば、ロータリー式の採用又はギャー結合による拡大等に
よっても可能である。押圧台30に載った缶詰20は引
き下げワイヤー34と電磁ソレノイド36からなる部分
の復旧により、引上げベルト38に押圧され、該ベルト
38のフック40によって固定され、引上げられる。こ
のフック40は自動販売機に使用される缶詰や瓶詰ジュ
ース等の殆どのものが前記引上げベルト38にて引上げ
可能なようにした突起状の爪である。又、この動力は駆
動電動機46と伝達ギャー44の組合せにより行ってい
る。又、駆動電動機46は後述の論理回路動作によって
回転、停止させている。勿論、左右のベルトが同速度、
且つ同方向(上方向)に回転するように左側を直接結
合、右側は同じ溝数の反転結合ギャを介して結合してい
る。引上げベルト38及びチェーン42によって引上げ
られた缶詰20はその上部に存する取出室シャッター4
8を経由して取出室50に引上げられる。商品の取り出
しは取出室扉52を開けて行う。
【0010】図6は、本発明の一実施例を示す自動販売
機の缶詰等商品の自動引上げ装置の論理回路の動作を説
明した動作説明図である。コインの投入を検出するリミ
ットスイッチLS1の動作によって、その後部に接続の
フリップフロップF1がONする。このフリップフロッ
プF1による出力は、商品選択スイッチPS1〜PS5
の入力とAND回路A1〜A5によって、各々AND入
力される。コインの投入即ち、該リミットスイッチLS
1の動作と商品選択操作即ち、該商品選択スイッチPS
1〜PS5の動作との間には多少の時間差が生じるた
め、コイン投入側をフリップフロップF1によって自己
保持させている。又、制御爪CN1〜CN5は缶詰20
を引き落とす瞬時動作のため、ここでは別個のフリップ
フロップを配置せず、商品選択スイッチ14を手動操作
した瞬間に同制御爪CN1〜CN5のどれかが作動し、
缶詰20を引き落とすものと考える。前記AND回路の
出力側にはバッファアンプB1〜B5を接続し、それぞ
れの制御爪CN1〜CN5の制御信号の電流を増幅して
いる。前記AND回路A1〜A5の出力側にOR回路O
Rを配置し、その出力側にフリップフロップF2を接続
する。このフリップフロップF2の出力側にはタイマー
TM1、TM2及びTM3を接続する。タイマーTM1
はコイン投入後、商品引出し操作ができる時間即ち、前
記フリップフロップが連続出力する機能をリセットさせ
るまでの時間決定であり、缶詰20が制御爪CN1〜C
N5のどれかから外されて転がり落ち、商品が取出室に
到達する時間以上の時間設定としている。又、TM2は
電磁ソレノイドSOを作動し始める時間を決定する。こ
の時間は略瞬時動作となるよう時間設定している。この
電磁ソレノイドSOの作動は、缶詰20が個々に配置す
る制御爪CN1〜CN5によって、引き落とされてか
ら、且つ、傾斜型に配置するローラ群24を転がり落ち
る頃に作動させる。即ち、押圧室シャッター26が開口
完了時、缶詰20がシャッターの直前に到達するしてい
るよう電磁ソレノイドSOの動作開始の時間を調整す
る。従って、ゼロ近辺である。押圧室シャッター26を
通過した缶詰20は押圧台30の端部に接触して停止す
る。この時、リミットスイッチLS2を作動させ、アン
ド回路A6の入力の一部がOFFとなり、該電磁ソレノ
イドSOがOFFする。前記電磁ソレノイドのOFF動
作によって、缶詰20が押圧室28より引上げられ、該
引上げベルト38のフック40に結合誘導される。とこ
ろで、駆動電動機DMの動作開始は、前記フリップフロ
ップF2の動作によりタイマーTM3を作動させ、タイ
マーTM2より幾分長い。その僅少時間後、該電動機D
Mが作動するようタイマーTM3の時間を設定する。該
駆動電動機DMの運転は、缶詰20が取出室50下部
(底部)に配置する取出室シャッター48の動作により
缶詰20が取出室50に到達したことを確認するリミッ
トスイッチLS3の動作によってアンド回路A7の入力
の一部がOFFとなり停止する。この時点で総ての機能
がリセットされ、商品購入の一連の再動作が可能とな
る。
【0011】ここで、第1の移動装置である缶詰20を
押圧室28前へ移動するまでの動作について詳述する。
正面パネル10のコイン投入口12に所定の金銭が投入
されれば、フリップフロップF1がこの自動販売機の制
御可能状態を保持する。この状態で次の手動操作即ち、
商品の選択を商品選択スイッチ14(個々に対応する回
路記号ではPS1からPS5)にて指令すれば、前記フ
リップフロップF1の連続出力と商品選択スイッチ14
(個々に対応する回路記号ではPS1からPS5)の瞬
時接点とがそれぞれに対応するAND回路A1からA5
に入力され、それぞれのその出力側に緩衝増幅器B1か
らB5を配設する。その出力側に制御爪22(個々に対
応する回路記号ではCN1からCN5)を配設する。こ
れにより、それに応じた制御爪22が缶詰20の固定状
態から自然落下させるよう開口される。このとき、缶詰
20は1個落下させ、その後前記制御爪22は缶詰20
を固定状態を保つ。この落下した缶詰20は多数より構
成され且つ、傾斜配設したローラ群24による他図面に
記載しないガイドによって、缶詰20を常に傾斜軸方向
に走行させ、第2の移動装置に包含する押圧室シャッタ
ー26の付近まで加速させて走行させる。
【0012】同様にして、第2の移動装置である缶詰2
0を引上げベルト38のフック40に結合するまでの動
作について詳述する。缶詰20が押圧室シャッター26
付近に到達するタイミングを論理回路A1からA5の出
力をOR回路によりOR入力する。その後、フリップフ
ロップF2により自己保持される。このとき、タイマー
TM2がカウントを開始し、設定時間即ち、商品選択ス
イッチ22を操作して、その直後略瞬時に作動する制御
爪22の動作後、缶詰20が傾斜配設のローラ群24を
走行して押圧室シャッター26の開口時間も考慮し、同
シャッター26の付近で全開させる時間を調整する。こ
のシャッター26の開口は電磁ソレノイド36のON動
作によって引下げワイヤー34が引っ張られて行われ
る。又、押圧室シャッター26を通過した缶詰20は押
圧室28に付設する押圧台30の壁面に接触して停止す
る。このとき、該壁面に付設したリミットスイッチLS
2が作動して、前記電磁ソレノイドはOFFする。この
時、押圧バネ32も元の状態に戻りながら押圧台30及
び缶詰20が持上げられ引上げベルトに密着される。
又、引上げベルト38にチェーン42との組合せで伝達
ギャー44を通して結合されている駆動電動機46は論
理回路のタイマーTM3が前記フリップフロップF2の
自己保持開始時作動し、設定時間即ち、商品選択スイッ
チ22を操作して、その直後略瞬時に作動する制御爪2
2の動作後、且つ、前記電磁ソレノイド動作後の時間に
設定し、缶詰20を押圧させた儘駆動電動機46をON
させる。缶詰20の引上げ開始は、引上げベルト38に
付設するフック40に結合される。
【0013】同様にして、第3の移動装置である缶詰2
0を引上げベルト38のフック40に結合後、引上げベ
ルト38最上部を通過し、取出口50に配設される取出
室シャッター48へ飛ばすまでの動作について詳述す
る。缶詰20がこの引上げベルト38によって引上げら
れるこのベルトは前述の如く駆動電動機46の動力が伝
達ギャー44によって2個のベルト付設されているチェ
ーンに伝達され、同速度、同位置で運転されるため、缶
詰20が同ベルト38から落下することはない。又姿勢
を保っているため、最上部に到達した時点で上部に配設
される取出室シャッター48も安定した状態で通過する
ことが可能である。前記駆動電動機46は論理回路の動
作によって取出室シャッター48に結合されているリミ
ットスイッチLS3の動作により停止する。
【0014】同様にして、第4の移動装置である缶詰2
0を引上げベルト38のフック40より離脱後その上部
にある取出室シャッター48を開口し、缶詰20を取出
室50の中心より若干上部まで持ち上げ、同缶詰20の
同取出室50内で自然落下させるとともに、開口した取
出室シャッター48を缶詰20の自重で閉じる。又、こ
れにより、前述のリミットスイッチLS3を瞬時接点出
力として受けフリップフロップF1をリセットさせ、回
路の全動作を初期状態に復帰させる。又、取出室に到達
した缶詰20は取出室扉52を手動で開け受け取る。
【0015】第1乃至第4の商品移動装置一連の動作に
よって、複雑な制御も簡単な構成で可能となった。
【0016】
【発明の効果】前述した実施例から明らかなように、本
発明によれば、制御爪で缶詰を引き落とすまでは従来公
知の自動販売機と何ら変わりはなく、又、缶詰を傾斜構
造に配設したローラ群や押圧する機構及びベルト引上げ
及びシャッターによりキャッチャー機構は自動販売機と
完全に独立した付加装置を従来の自動販売機に内蔵する
だけで、従来とても不便であった缶詰等商品の取出しが
極めて楽な姿勢で取り出すことが可能となった。又、構
造が簡単且つ場所を取らないため、従来の自動販売機の
オプションとしても対応できる。
【0017】小型・軽量・低コストであるため、標準品
として装備することも可能であり、又、形の異なる種々
の商品にも広範囲に対応できる。
【0018】構造上、確実に移動ができるようユニット
分割されているため、信頼性が高く、且つ正確迅速に移
動させることができる。
【0019】缶詰等の取出しの難点であった形状の異な
る多種の缶詰を迅速且つ確実に移動させることに関する
多数甚大な欠点が一挙に解決できる。
【0020】以上、本発明の好適な実施例について説明
してきたが、本発明は前記実施例に限定されることな
く、本発明の精神を逸脱しない範囲内においては種々の
応用設計及び変更をなし得ることは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動販売機の缶詰等商
品の自動引上げ装置を内蔵した自動販売機の正面図であ
る。
【図2】本図(1)、(2)は、本発明の一実施例を示
す自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の機構を側
面より見た動作説明図である。
【図3】本発明の一実施例を示す自動販売機の缶詰等商
品の自動引上げ装置の機構を正面より見た構造図であ
る。
【図4】本図(1)、(2)は、本発明の一実施例を示
す自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の機構を正
面より見た動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例を示す自動販売機の缶詰等商
品の自動引上げ装置の論理回路を示した制御回路図であ
る。
【図6】本発明の一実施例を示す自動販売機の缶詰等商
品の自動引上げ装置の論理回路の動作を説明した動作説
明図である。
【符号の説明】
10 正面パネル 12 コイン投入
口 14 商品選択スイッチ 16 釣り銭取出
口 18 商品取出口 20 缶詰 22 制御爪 24 ローラ群 26 押圧室シャッター 28 押圧室 30 押圧台 32 押圧バネ 34 引下げワイヤー 36 電磁ソレノ
イド 38 引上げベルト 40 フック 42 チェーン 44 伝達ギャー 46 駆動電動機 48 取出室シャ
ッター 50 取出室 52 取出室扉 LS1,LS2,LS3 リミットスイッチ PS1,PS2,PS3,PS4,PS5 スイッチ CN1,CN2,CN3,CN4,CN5 制御爪 SO 電磁ソレノイド DM 駆動電動機 F1,F2 フリップフロップ A1,A2,A3,A4,A5,A6,A7 AND回
路 B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7 緩衝増幅
器 N1,N2,N3 NOT回路 OR OR回路 TM1,TM2,TM3 タイマー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置を
内蔵した自動販売機の正面図である。
【図2】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
機構を側面より見た動作説明図である。
【図3】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
機構を側面より見た動作説明図である。
【図4】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
機構を正面より見た構造図である。
【図5】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
機構を正面より見た動作説明図である。
【図6】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
機構を正面より見た動作説明図である。
【図7】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
論理回路を示した制御回路図である。
【図8】は自動販売機の缶詰等商品の自動引上げ装置の
論理回路の動作を説明した動作説明図である。
【符号の説明】 図2−1を図2、図2−2を図3、図3を図4、図4−
1を図5 図4−2を図6、図5を図7、図6を図8とする。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイン等を投入し、商品選択スイッチで指
    定した商品を制御爪を介して取出室へ転がり落とす従来
    公知の自動販売機に対して、転がり落とした商品をロー
    ラ群等による傾斜移動機構によって、端部の最下部に誘
    導する第1の商品移動装置と、その商品を電磁ソレノイ
    ド及びバネ圧等による引着/押圧機構によって、掴着機
    構へ誘導する第2の商品移動装置と、少なくとも1個以
    上のベルト等からなる掴着/引上機構によって、上部に
    配置する取出室に引上げ誘導する第3の商品移動装置と
    取出室付近に到達した商品をシャッター等によりキャッ
    チする第4の商品移動装置によるもので、前記第1乃至
    第4の商品移動装置を装置し、連続的制御によって商品
    の自動引上げを可能としたことを特徴とする自動販売機
    の缶詰等の自動引上げ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999019849A1 (en) * 1997-10-14 1999-04-22 Gross-Given Manufacturing Company Apparatus and method for vending products
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