JPH09101338A - コンセントの配線検査装置 - Google Patents

コンセントの配線検査装置

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JPH09101338A
JPH09101338A JP7286451A JP28645195A JPH09101338A JP H09101338 A JPH09101338 A JP H09101338A JP 7286451 A JP7286451 A JP 7286451A JP 28645195 A JP28645195 A JP 28645195A JP H09101338 A JPH09101338 A JP H09101338A
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electrode
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Hiroyuki Tanikoshi
弘幸 谷越
Kazuaki Honma
和明 本間
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Burest Kogyo Kenkyusho
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YUA TEC KK
Burest Kogyo Kenkyusho
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受電状態にある接地極付きコンセントに検査
プラグを差し込むだけで全ての配線の正誤を自動的に検
査でき、しかもコンセント側へ直流電源を供給しないで
正確な検査が行なえるようにする。 【解決手段】 受電状態にある接地極付きコンセント1
0に差し込まれた検査プラグ21の3つの端子のうち異
なる2つの接続端子の組を端子選択回路30によって所
定順に選択し、選択した接続端子間に印加されている電
圧が基準電圧に達したタイミングからブレーカ作動時間
より短い時間だけスイッチング回路35をオンさせて2
つの接続端子間に接続されている抵抗にパルス状の電流
を流し、この電流を接続端子の組毎に第1〜3のサンプ
ルホールド回路38〜40に保持する。そして、接続端
子の組毎の電流値を比較して、接地極付きコンセントの
配線の正誤を判定し、その判定結果を表示器26a〜2
6iで表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接地極付きコンセ
ントの配線が正しく行なわれているか否かを自動的に検
査するための配線検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に単相の商用電源は、図9に示すよ
うに、屋外の変圧機1の2次端子1a、1bから屋内の
分電盤5のU端子5a、V端子5bの間を引き込み線
U′、V′で接続して、分電盤5からブレーカ(図示せ
ず)等を介して電線U、Vで各コンセントに供給され
る。
【0003】そして、特にOA機器等のようにアースの
必要な機器に商用電源を供給するための接地極付きのコ
ンセント101 には、電線Uを接続するためのU電極1
0a、電線Vを接続するためのV電極10bの他に、接
地線E3によって接地されている分電盤5のG端子5c
に電線Gで接続されるG電極10cが設けられており、
接地極のない2極のコンセントと異なり、U電極10a
とV電極10bとはG電極10cに対して極性を有して
いる。
【0004】このため、接地極付きコンセントを含む商
用電源の屋内配線工事を行なう場合、分電盤5側からの
各電線が各接地極付きコンセント10に対して正しく配
線されているか否かを、変圧機1側からの商用電源をコ
ンセントに供給した状態(受電状態)で検査する必要が
ある。
【0005】このような検査を行なうために、従来は検
電ドライバーや交流電圧計等を用いてコンセントの各電
極間の電圧を調べていた。しかし、電圧計の内部抵抗は
変圧機1側の接地線E2と分電盤5側の接地線E3と間
の大地間抵抗Reに比べて非常に高いため、電線Uに接
続されている電極を判別することは容易にできるが、図
9のコンセント102 のように、電線Vと電線Gとが入
れ替わって配線されていても、U電極10aとV電極1
0aとの間の電圧と、U電極10aとG電極との間の電
圧の差は非常に少なく、電線Vと電線Gに接続されてい
る電極の区別がつきにくいという問題があった。このた
めに、内部抵抗の低い電圧計を用いると、分電盤側のブ
レーカが作動して配線検査が行なえなくなってしまう。
【0006】これを解決するための技術として、特開平
4−174371号には、交流電源に対して高いインピ
ーダンスを示し直流に対して低い抵抗値を有する高イン
ピーダンス素子(チョークコイル)とバッテリ電源とを
用いて、接地極付きコンセントの電極間の直流抵抗値を
計り、その抵抗値の差によって配線の状態を判別する検
査治具が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た検査治具では、始めに、検電ドライバー方式で電線U
が接続されている電極を見つけ、これをコンセントのU
極に正しく接続してから、電線Vと電線Gの電極の判定
を行なうので、操作が煩雑で、だれもが容易に使用でき
るものでなかった。
【0008】また、差の少ない抵抗を正確に計るために
は、大きな電流を流す方が有利であるが、バッテリ電源
の消耗を考えるとその電流を大きな抵抗で制限しなけれ
ばならず、この制限抵抗によって検出感度が低下すると
いう問題がある。
【0009】本発明はこの問題を解決し、接地極付きコ
ンセントに検査プラグを差し込むだけで全ての配線の正
誤を自動的に検査でき、しかもコンセント側へ直流電源
を供給しないで正確な検査が行なえる配線検査装置を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のコンセントの配線検査装置は、分電盤に電
線で接続された接地極付きコンセントに対して差込み可
能に形成され、該接地極付きコンセントに差し込まれた
状態で該コンセントの3つの電極に3つの接続端子をそ
れぞれ接続させる検査プラグと、受電状態にある前記接
地極付きコンセントに差し込まれた前記検査プラグの3
つの接続端子のうちの異なる2つの接続端子の組を所定
順に選択する端子選択手段と、前記端子選択手段によっ
て選択された2つの接続端子間に前記接地極付きコンセ
ント側から印加されている電圧と所定の基準電圧とを比
較する電圧比較手段と、前記電圧比較手段の出力を受け
て、前記端子選択手段によって選択された2つの接続端
子間に印加されている電圧が前記基準電圧に達したタイ
ミングを検出し、該タイミングから前記分電盤のブレー
カ作動時間より短い時間だけ該2つの接続端子間に固定
抵抗を接続する抵抗接続手段と、前記抵抗接続手段によ
って1組の接続端子間に接続された前記固定抵抗に流れ
る電流値を各組毎に検知する電流検知手段と、前記端子
選択手段によって選択された接続端子の組合せと前記電
流検知手段で検知された電流値とから、前記コンセント
の各電極に対する配線の状態を判定する判定手段と、前
記判定手段の判定結果を表示する表示手段とを備えてい
る。
【0011】このように構成したので、本発明の配線検
査装置では、検査プラグを受電状態にある接地極付きコ
ンセントに差し込むと、検査プラグの3つの端子のうち
異なる2つの接続端子の組が所定順に選択され、選択さ
れた接続端子間にコンセント側から印加されている電圧
が基準電圧に達したタイミングからブレーカ作動時間よ
り短い時間だけ2つの接続端子間に固定抵抗が接続され
て、その抵抗にパルス状の電流が流れ、この電流が接続
端子の組毎に検知される。そして、接続端子の組合わせ
とその組毎の電流値とによって、接地極付きコンセント
の配線の正誤が判定され、その判定結果が表示される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、一実施形態の配線検査装
置20の構成を示し、図2は配線検査装置20の外観を
示している。
【0013】この配線検査装置20は、図2に示すよう
に前記した接地極付きコンセント10に差込み可能な検
査プラグ21を有している。この検査プラグ21には、
接地極付きコンセント10のU電極10a、V電極10
b、G電極10cにそれぞれ1対1で接続される接続端
子21a、21b、21cが設けられている。
【0014】検査プラグ21の各接続端子21a〜21
cは、コード22を介して配線検査装置20の装置本体
23に接続されている。
【0015】装置本体23の外表部には、電源スイッチ
24、検査スタートスイッチ25および表示器26が設
けられている。
【0016】検査プラグ21の各接続端子21a〜21
cは、図1に示すように、装置本体23内の端子選択回
路30に接続されている。
【0017】端子選択回路30は、後述する検査制御部
50とともにこの実施形態の端子選択手段を構成するも
のであり、例えば複数のリレーで形成され、3つの接続
端子21a〜21cのうち、2つの異なる接続端子を選
択して、これを整流回路31の入力端子に接続させる。
この端子選択は、検査制御部50からの選択信号に基づ
いて、例えば、図3の(a)〜(c)に示すように、接
続端子21a、21bの組、接続端子21a、21cの
組、接続端子21b、21cの組の順で行なわれる。
【0018】整流回路31は、端子選択回路30で選択
された1組の接続端子間に印加されている交流信号を両
波(または半波)整流して脈流信号を出力する。
【0019】整流回路31の出力には、第1、第2の比
較器32、33が接続されている。第1の比較器32
は、この実施形態の電圧比較手段を構成するものであ
り、整流回路31の出力端子間の電圧を分圧した電圧と
所定電圧Vr1とを比較し、出力端子間に基準電圧(例
えば70ボルト)以上の電圧が発生している間ハイレベ
ルを出力する。また、第2の比較器33は、整流回路3
1の出力端子間の電圧を分圧した電圧と所定電圧Vr2
とを比較し、整流回路31の出力端子間に200ボルト
以上の電圧が発生している間ハイレベルを出力する。
【0020】また、整流回路31の出力端子間にはスイ
ッチング回路35を介して電流制限抵抗36と電流検知
抵抗37とが直列に接続されている。
【0021】スイッチング回路35は、検査制御部50
とともにこの実施形態の抵抗接続手段を構成するもので
あり、トランジスタやMOS−FET等のスイッチング
素子からなり、検査制御部50からの駆動パルスを受け
ている間オン状態となり、整流回路31の出力端子間に
電流制限抵抗36、電流検知抵抗37の直列抵抗分を接
続して、これらの抵抗にパルス状の電流を流す。
【0022】なお、ここで電流制限抵抗36の抵抗値
は、抵抗値が10オーム程度、電流検知抵抗37として
抵抗値が0.5オーム程度のものが用いられており、交
流信号が印加されている組の接続端子が端子選択回路3
0で選択された状態で、スイッチング回路35がオン状
態になると、電流制限抵抗36および電流検知抵抗37
には、その直列抵抗値と接続端子間に印加されている交
流信号を整流した電圧とに基づく電流がパルス状に流れ
る。また、2つの抵抗には間欠的にしか電流が流れない
ので、2つの抵抗はワット数の小さな小型なものでよ
い。
【0023】電流検知抵抗37には、この抵抗に流れる
電流を検知するための第1、第2、第3のサンプルホー
ルド回路38、39、40と、第3の比較器41が接続
されている。
【0024】各サンプルホールド回路38〜40は、検
査制御部50のサンプリングパルスを受けたタイミング
に、電流検知抵抗37の両端間の電圧を、この抵抗に流
れる電流iに比例した値としてサンプリングし、これを
ホールド(記憶)する。
【0025】また、第3の比較器41は、電流検知抵抗
37の両端の電圧と所定電圧Vr3とを比較し、分電盤
側の接地線E3と変圧機側の接地線E2との間の大地間
抵抗Reが規定値(例えば150Ω)を越えているか否
かを判定するためのものであり、電流検知抵抗37に流
れる電流が70/(10.5+150)アンペア以上あ
る間ハイレベルを出力する。
【0026】また、各サンプルホード回路38〜40の
出力値は、検査制御部50とともにこの実施形態の判定
手段を構成する第4〜6の比較器42、43、44によ
って比較される。即ち、第4の比較器42は、第1のサ
ンプルホールド回路42の出力値I1 が第2のサンプル
ホールド回路43の出力値I2 より大きいときハイレベ
ルを出力し、第5の比較器43は、第1のサンプルホー
ルド回路42の出力値I1 が第3のサンプルホールド回
路44の出力値I3 より大きいときハイレベルを出力
し、第6の比較器44は、第2のサンプルホールド回路
43の出力値I2が第3のサンプルホールド回路44の
出力値I3 より大きいときハイレベルを出力する。これ
らの各比較器の比較結果は検査制御部50へ出力され
る。
【0027】検査制御部50は1チップマイコン等で構
成されており、端子選択回路30、スイッチング回路3
5および各サンプルホールド回路38〜40の制御を行
なうとともに、第1〜6の比較器の出力に基づいて、検
査プラグ21が差し込まれた接地極付きコンセントの配
線の正誤を判定し、その判定結果を表示器26に表示す
る。
【0028】なお、この実施形態では、コンセントの配
線の検査結果を9つの場合に分けて表示するために、表
示器26を9つのLED26a〜26iで構成してい
る。
【0029】LED26aは配線正常を示し、LED2
6bは電線Uと電線Vが入れ替わっていることを示し、
LED26cは電線Vと電線Gが入れ替わっていること
を示し、LED26dは電線Uと電線Gが入れ替わって
いることを示し、LED26eは、電線UがV電極に、
電線VがG電極に、そして電線GがU電極に接続されて
いることを示し、LED26fは、電線UがG電極に、
電線VがU電極に、そして電線GがV電極に接続されて
いることを示し、LED26gは、接地線E2、E3間
の大地間抵抗Reが規定値以上であることを示し、LE
D26hはいずれかの配線が未配線であることを示し、
LED26iは、コンセントが200ボルトラインに接
続されていることを示すためのものである。また、電源
スイッチ24をオンにすると内部のバッテリ(図示せ
ず)から各回路に対して電源が供給される。
【0030】図3は、検査制御部50の処理手順を示す
フローチャートである。以下、このフローチャートに基
づいてこの配線検査装置20の動作を説明する。
【0031】被検査対象となる接地極付きコンセント1
0に検査プラグ21を差し込んでから電源スイッチ24
を操作すると、3つのサンプルホールド回路38〜40
のリセットが行なわれ、変数Pが1に初期設定される
(S1)。ここで、変数Pは、接続端子の組とサンプル
ホールド回路を指定する値であり、組番号1は接続端子
21a、21bの組を示し、組番号2は接続端子21
a、21cの組を示し、組番号3は接続端子21b、2
1cの組を示すものとする。
【0032】そして、検査スタートスイッチ25が操作
されると、検査制御部50は、組番号Pの接続端子(こ
の場合21a、21b)が端子選択回路30で選択され
るように選択信号を出力してから、第1、第2の比較器
32、33の出力をチェックする(S2〜4)。なお、
端子選択回路30をリレー等の機械的スイッチで構成し
た場合には、選択信号を出力してから端子選択回路30
のチャタリングがなくなるまで待ってから第1、第2の
比較器32、33の出力をチェックする。
【0033】そして、チェック開始から例えば60ミリ
秒以内(この時間は商用電源の周期以上であればよい)
に第2の比較器33からハイレベル信号が出力された場
合には、このコンセントが200ボルトラインに接続さ
れているものとして、LED26iを点灯し測定を終了
する(S5、6)。
【0034】また、60ミリ秒以内に第2の比較器33
からハイレベル信号が出力されず、第1の比較器32か
らハイレベル信号が出力された場合には、第1の比較器
32の出力がハイレベルに立ち上がるタイミング、即
ち、図5の(a)に示すように、整流回路31の出力電
圧が70Vに達したタイミングに、スイッチ回路35に
対して図5の(b)のように1ミリ秒幅の駆動パルスを
出力して、スイッチ回路35を1ミリ秒間オン状態にす
るとともに、これと同期させてP番目(ここでは第1
の)サンプルホールド回路を作動させる(S7〜9)。
このパルス幅は、分電盤側に設けられた漏電ブレーカの
作動時間(3ミリ秒程度)より短く設定されているの
で、数A以上の電流が流れても漏電ブレーカは作動しな
い。
【0035】スイッチ回路35のオン動作によって、整
流回路31の出力端子間に接続されている電流制限抵抗
36と電流検知抵抗37には1ミリ秒の間パルス状に電
流が流れ、その電流値に比例した値Ipが図5の(c)
のようにP番目のサンプルホールド回路にホールドされ
る。
【0036】ここで、端子選択回路30で選択された組
の接続端子が、電線U、Vの配線されているコンセント
の2つの電極と接続されているときには、図6の(a)
に示すように、変圧機1の2次端子1a、1b間に抵抗
36、37が接続されたことになり、両抵抗に流れる電
流iはほぼ6.7A(=70V/10.5Ω)になる。
また、端子選択回路30で選択された組の接続端子が、
電線U、Gの配線されているコンセントの2つの電極に
接続されているときには、図6の(b)のように、変圧
機1の2次端子1a、1b間に、抵抗36、37および
大地間抵抗Reが接続されたことになり、このときの電
流は図6の(a)の場合に比べて大地間抵抗Reの分だ
け小さくなる。また、端子選択回路30で選択された組
の接続端子が、電線V、Gの配線されているコンセント
の2つの電極に接続されているときには、第1の比較器
32の出力がハイレベルにならないので、図6の(c)
のように、抵抗36、37の間が開いた状態となり、各
抵抗に電流は流れない。
【0037】また、整流回路31の出力端子間にパルス
状の電流が流れている間に、第3の比較器41の出力が
ハイレベルになった場合には、大地間抵抗Reが規定値
以下であることを示す情報としてBp=1が記憶され、
第3の比較器41の出力がハイレベルにならなかった場
合には、大地間抵抗Reが規定値より大きいことを示す
情報としてBp=0が記憶される(S10〜12)。
【0038】また、チェック開始後60ミリ秒以内に第
1の比較器32からハイレベル信号が出力されない場合
には、選択された接続端子間に電圧が印加されていない
ことを示す情報としてEp=0が記憶される(S1
3)。この場合、P番目のサンプルホールド回路の出力
Ipは検査前のリセットによってゼロになっている。
【0039】そして、上記処理がP=3まで繰り返され
たのち、E1 〜E3 のうちゼロが2つ以上ある場合に
は、コンセントの配線のうち未配線なものがあることを
示すLED26hを点灯して検査を終了する(S13〜
17)。
【0040】また、E1 〜E3 のうちゼロが2つ以上な
い場合には、第4〜6の比較器42〜44の出力レベル
に基づいて、配線の正誤が判定される。
【0041】即ち、例えば、図7の(a)に示すよう
に、分電盤からの各電線がコンセントの各電極に正しく
配線されている場合には、各サンプルホールド回路38
〜40の出力値I1 、I2 、I3 の大小関係がI1 >I
2 >I3 =0となり、第4〜6の比較器42〜44の出
力レベルは順に〔HHH〕となり、この比較結果から検
査制御部50は配線正常を示すLED26aを点灯する
(S18、19)。
【0042】また、図7の(b)に示すように、電線U
と電線Vとが入れ替わって配線されている場合には、各
サンプルホールド回路38〜40の出力値I1 〜I3
大小関係はI1 >I3 >I2 =0となり、第4〜6の比
較器42〜44の出力レベルは順に〔HHL〕となっ
て、この比較結果から検査制御部50はLED26bを
点灯する(S20、21)。
【0043】また、図7の(c)に示すように、電線V
と電線Gとが入れ替わって配線されている場合には、各
サンプルホールド回路38〜40の出力値I1 〜I3
大小関係はI2 >I1 >I3 =0となり、第4〜6の比
較器42〜44の出力レベルは順に〔LHH〕となっ
て、この比較結果から検査制御部50はLED26cを
点灯する(S22、23)。
【0044】また、図7の(d)に示すように、電線U
と電線Gとが入れ替わって配線されている場合には、各
サンプルホールド回路38〜40の出力値I1 〜I3
大小関係はI3 >I2 >I1 =0となり、第4〜6の比
較器42〜44の出力レベルは順に〔LLL〕となっ
て、この比較結果から検査制御部50はLED26dを
点灯する(S24、25)。
【0045】また、図7の(e)に示すように、電線U
がV極10bに、電線VがG極10cに、そして電線G
がU極10aに接続されている場合には、各サンプルホ
ールド回路38〜40の出力値I1 〜I3 の大小関係は
3 >I1 >I2 =0となり、第4〜6の比較器42〜
44の出力レベルは順に〔HLL〕となって、この比較
結果から検査制御部50はLED26eを点灯する(S
26、27)。
【0046】また、図7の(f)に示すように、電線U
がG極10cに、電線VがU極10aに、そして電線G
がV極10bに接続されている場合には、各サンプルホ
ールド回路38〜40の出力値I1 〜I3 の大小関係は
2 >I3 >I1 =0となり、第4〜6の比較器42〜
44の出力レベルは順に〔LLH〕となって、この比較
結果から検査制御部50はLED26fを点灯する(S
28、29)。
【0047】そして、検査制御部50は、サンプルホー
ルド回路38〜40の出力値I1 〜I3 のうちの中間の
大きさの出力値が得られたときのBの値Bm、例えば図
7の(a)の場合なら出力値I2 が得られたときのB2
の値、図7の(f)の場合なら出力値I3 が得られたと
きのB3 の値が0であるか否かを判定し、0であれば、
大地間抵抗Reが規定値より大きいことを示すLED2
6gを点灯させる(S30、31)。
【0048】また、第4〜6の比較器42〜44の出力
レベルが〔LHL〕または〔HLH〕になることは、第
4〜6の比較器の故障以外は通常有り得ないが、この場
合には、検査制御部50は、例えば特定のLEDを点滅
駆動したり、アラーム音等を発生して、検査装置自体の
異常を報知する(S32)。
【0049】以上のようにして、配線検査装置20の表
示器26には、コンセント10の配線の状態が直ちに表
示され、検査作業者は、この表示に基づいて誤配線を直
したり、未配線を配線を行なうことができる。また、こ
の配線検査装置20では、コンセント側にバッテリ等か
ら直流電源を供給しておらず、選択された2つの接続端
子間に小抵抗を接続して交流電源による大きな電流をパ
ルス状に流しているので、大地間抵抗Reが小さくて
も、電線Uと電線Vの間に流れる電流と、電線Uと電線
Gの間に流れる電流の差を明確に区別することができ、
バッテリの消耗が少なくて済む。
【0050】
【他の実施の形態】前記した実施形態では、抵抗に流れ
る電流を検知して記憶するために3つのサンプルホール
ド回路を用いていたが、図8に示す配線検査装置20′
のように、抵抗に流れるパルス電流iの大きさに比例し
た値IをA/D変換器60によってディジタル値に変換
して検査制御部50′内のメモリに順次記憶してから、
これらの記憶値の大小を比較することによって、配線の
正誤を判定するようにしてもよい。
【0051】また、前記実施形態では、端子選択回路3
0で選択した接続端子を整流回路31を介して固定抵抗
に接続していたが、交流のスイッチングが可能なスイッ
チング回路35を用いて整流回路を省略することもでき
る。
【0052】また、前記実施形態では、検査結果を表示
するための表示器としてLEDを点灯するようにしてい
たが、液晶表示器等を用いて検査結果を文字で表示する
ようにしてもよい。
【0053】また、前記実施形態では、検査プラグ21
と検査装置本体との間をコード22を介して接続してい
たが、検査装置本体と検査プラグとを一体に形成しても
よい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンセン
トの配線検査装置は、受電状態にある接地極付きコンセ
ントに差し込んだ検査プラグの3つの端子のうち、異な
る2つの接続端子の組を所定順に選択し、選択した接続
端子間にコンセント側から印加されている電圧が基準電
圧に達したタイミングからブレーカ作動時間より短い時
間だけ2つの接続端子間に固定抵抗を接続して、その抵
抗にパルス状の電流を流し、この電流を接続端子の組毎
に検知し、接続端子の組合わせとその組毎の電流値とに
よって、接地極付きコンセントの配線の正誤を判定し
て、その判定結果を表示するように構成されているの
で、煩雑な操作をすることなく、だれでも容易に且つ正
確に接地付きコンセントの配線検査を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図
【図2】一実施形態の外観を示す斜視図
【図3】一実施形態の動作説明図
【図4】一実施形態の制御部の処理手順を示すフローチ
ャート
【図5】一実施形態の動作を説明するための波形図
【図6】電線とコンセントの電極との間の配線状態を示
す図
【図7】選択された接続端子の組と抵抗に流れる電流の
関係を示す図
【図8】他の実施形態の構成を示すブロック図
【図9】変圧機から接地極付きコンセントまでの配線を
示す図
【符号の説明】
10 接地極付きコンセント 20 配線検査装置 21 検査プラグ 21a〜21c 接続端子 23 検査装置本体 26 表示器 30 端子選択回路 31 整流回路 32 第1の比較器 35 スイッチング回路 36 電流制限抵抗 37 電流検知抵抗 38〜40 サンプルホールド回路 50 検査制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分電盤に電線で接続された接地極付きコン
    セントに対して差込み可能に形成され、該接地極付きコ
    ンセントに差し込まれた状態で該コンセントの3つの電
    極に3つの接続端子をそれぞれ接続させる検査プラグ
    と、 受電状態にある前記接地極付きコンセントに差し込まれ
    た前記検査プラグの3つの接続端子のうちの異なる2つ
    の接続端子の組を所定順に選択する端子選択手段と、 前記端子選択手段によって選択された2つの接続端子間
    に前記接地極付きコンセント側から印加されている電圧
    と所定の基準電圧とを比較する電圧比較手段と、 前記電圧比較手段の出力を受けて、前記端子選択手段に
    よって選択された2つの接続端子間に印加されている電
    圧が前記基準電圧に達したタイミングを検出し、該タイ
    ミングから前記分電盤のブレーカ作動時間より短い時間
    だけ該2つの接続端子間に固定抵抗を接続する抵抗接続
    手段と、 前記抵抗接続手段によって1組の接続端子間に接続され
    た前記固定抵抗に流れる電流値を各組毎に検知する電流
    検知手段と、 前記端子選択手段によって選択された接続端子の組合せ
    と前記電流検知手段で検知された電流値とから、前記コ
    ンセントの各電極に対する配線の状態を判定する判定手
    段と、 前記判定手段の判定結果を表示する表示手段とを備えた
    コンセントの配線検査装置。
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