JP6317834B1 - 結線確認試験器及び結線確認試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンセントの周囲が狭い場所でも使用でき、作業者によるスイッチの切り替えが不要で、様々な形状のコンセントに対応可能な結線確認試験器及び結線確認試験方法を提供する。【解決手段】結線確認試験器100は、電源部3と接続部11,12,13とを有する発振器10と、故障内容生成回路23と規定電圧組合せ判定回路24と表示部26とを有する試験器本体20とからなり、形状の異なるコンセントに対して、試験器本体20と判定するコンセント40とを接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、規定電圧組合せ判定回路24による判定時の規定電圧の組合せを変更するようにした。形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネス又は複数の変換プラグの中から対応するハーネス又は変換プラグを選択するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、コンセントが正常に配線されているかどうかを確認するための、結線確認試験器及び結線確認試験方法に関するものである。
従来、電気設備の受電検査において、コンセントが正常に配線されているかどうかをチェックするためにテスターが使用されており、通電状態のコンセントにおいて、電圧、極性、接地について配線の正誤を点検するようになっている。
ところが、従来のテスターを使用した方法では、接地極付コンセントの場合、電圧、極性、接地の確認はできても、電圧のかかっていない接地線の極と接地側の極との区別ができないという問題があった。
これに対して、特許文献1や特許文献2には、通電状態で接地極付コンセントの配線確認を行う場合に、N線及びE線の誤配線を判別することのできる試験器に関する発明が記載されている。また、引用文献3には、非通電状態で接地極付コンセントの配線確認を行う場合に、N線及びE線の誤配線を判別することのできる試験器に関する発明が記載されている。
特開2012−255712号公報 特開2007−278751号公報 特開平8−220180号公報
しかしながら、引用文献1や引用文献2に記載された試験器は、コンセントに正常な電圧(商用電源)が通電された状態でなければ作動しないので、配線されて電気設備に初めて通電される受電検査を待たなければ配線の誤りを判定することができない。また、引用文献3に記載された試験器は、非通電状態で使用することが可能であるが、配線の誤りの判定方法に改善の余地がある。
これに対して本発明者らは、特願2016−098361において、非通電状態のコンセントで使用することができ、コンセントの配線の正誤を的確に判定することの可能な結線確認試験器及び結線確認試験方法を提案している。
この結線確認試験器は、電源部と接続部とを有する発振器と、故障内容生成回路と規定電圧組合せ判定回路と表示部とを有する試験器本体とから構成されており、電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続し、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出し、検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定し、判定した故障内容を表示するようにしたものである。
特願2016−098361において提案した結線確認試験器においては、判定するコンセントの接地線端子の有無によって判定方法を切り替えるために2P/3P切替SWを設けている。この2P/3P切替SWとしては、試験器本体のプラグに変換アダプタを装着することで自動的に判定方法が切り替わるにように構成したものや、試験器本体にツマミ等を別途設けたものが示されているが、次のような問題があった。すなわち、試験器本体のプラグに変換アダプタを装着する場合、判定するコンセントの周囲が狭い場所では試験器本体が邪魔になってコンセントにプラグを差し込むことができない。また、試験器本体にツマミ等を別途設けた場合には、その都度作業者がスイッチを切り替える必要がある。また、コンセントには2P/3Pの違いだけではなく、同じ3Pであっても形状の異なるものが存在するため、これに対応することができない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、コンセントの周囲が狭い場所でも使用でき、作業者によるスイッチの切り替えが不要で、様々な形状のコンセントに対応可能な結線確認試験器及び結線確認試験方法を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の結線確認試験器は、異なる電圧の2つの直流電源を直列接続した電源部と、前記電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続するための接続部とを有する発振器と、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出する故障内容生成回路と、前記検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定する規定電圧組合せ判定回路と、前記判定した故障内容を表示する表示部とを有する試験器本体とからなる結線確認試験器であって、形状の異なるコンセントに対して、前記試験器本体と前記判定するコンセントとを接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、前記規定電圧組合せ判定回路による判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたことを特徴とする。
また好ましくは、前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにしたことを特徴とする。
また好ましくは、前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにしたことを特徴とする。
また本発明の結線確認試験方法は、異なる電圧の2つの直流電源を直列接続した電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続し、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出し、前記検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定し、前記判定した故障内容を表示する結線確認試験方法であって、形状の異なるコンセントに対して、前記判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電流を検出するために接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、前記判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたことを特徴とする。
また好ましくは、前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにしたことを特徴とする。
また好ましくは、前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにしたことを特徴とする。
本発明の結線確認試験器は、発振器と試験器本体とから構成されている。発振器は、異なる電圧の2つの直流電源を直列接続した電源部と、電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続するための接続部とを有しており、分電盤内の各端子間に直流電圧を印加するようになっている。試験器本体は、故障内容生成回路と、規定電圧組合せ判定回路と、表示部とを有しており、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出し、検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定し、判定した故障内容を表示するようになっている。従って、非通電状態のコンセントで使用することができ、コンセントの配線の正誤を的確に判定することができる。
また、形状の異なるコンセントに対して、試験器本体と判定するコンセントとを接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、規定電圧組合せ判定回路による判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたので、ハーネスを用いることで試験器本体が邪魔にならず、コンセントの周囲が狭い場所でも使用できる。また、ピンの短絡位置を変更することで、様々な形状のコンセントに対応することができる。
また、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにした場合には、ハーネスを選択するだけでよいので、作業者によるスイッチの切り替えが不要であるとともに、コンセントの形状に合わせたハーネスを選択すれば間違いがない。
また、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにした場合には、変換プラグを選択するだけでよいので、作業者によるスイッチの切り替えが不要であるとともに、コンセントの形状に合わせた変換プラグを選択すれば間違いがない。
また、本発明の結線確認試験方法は、異なる電圧の2つの直流電源を直列接続した電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続し、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出し、検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定し、判定した故障内容を表示するようになっている。従って、非通電状態のコンセントの配線の正誤を的確に判定することができる。
また、形状の異なるコンセントに対して、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電流を検出するために接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたので、ハーネスを用いることで試験器本体が邪魔にならず、コンセントの周囲が狭い場所でも使用できる。また、ピンの短絡位置を変更することで、様々な形状のコンセントに対応することができる。
また、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにした場合には、ハーネスを選択するだけでよいので、作業者によるスイッチの切り替えが不要であるとともに、コンセントの形状に合わせたハーネスを選択すれば間違いがない。
また、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにした場合には、変換プラグを選択するだけでよいので、作業者によるスイッチの切り替えが不要であるとともに、コンセントの形状に合わせた変換プラグを選択すれば間違いがない。
以上、本発明によれば、非通電状態のコンセントで使用することができ、コンセントの配線の正誤を的確に判定することが可能であるとともに、コンセントの周囲が狭い場所でも使用でき、作業者によるスイッチの切り替えが不要で、様々な形状のコンセントに対応可能な結線確認試験器及び結線確認試験方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る結線確認試験器の構成図である。 試験器本体とハーネスの構成図である。 入力電圧のモデル図である。 表示部を示す拡大図である。 実施形態1に係るハーネスの構成図である。 実施形態2に係るハーネス及び変換プラグの構成図である。 実施形態3に係るハーネス及び変換プラグの構成図である。 ハーネスの断線確認方法を示す図である。試験器本体の外観を示す斜視図である。
次に、図1乃至図8を参照して、本発明の実施形態に係る結線確認試験器及び結線確認試験方法について説明する。まず、図1乃至図4を参照して、本実施形態に係る結線確認試験器100の構成について説明する。
図1は、結線確認試験器100の構成図である。図1に示すように、結線確認試験器100は、発振器10と試験器本体20とから構成されている。
発振器10は、主として、異なる電圧の2つの直流電源1,2を直列接続した電源部3と、分電盤内の単相三線式の各端子に接続するための接続部11,12,13とから構成されている。電源部3を構成する異なる電圧の2つの直流電源1,2のうち、直流電源1は2.4Vであり、直流電源2は1.2Vである。2つの直流電源1,2を直列接続した電源部3は、例えば3本の乾電池とDC/DC基板等を用いて構成することができる。
接続部11及び接続部13は、直列接続した電源部3の両側から電線を介して分電盤に接続するようになっており、プラス側の接続部11が電源側端子(L)に接続され、マイナス側の接続部13が接地線端子(E)に接続される。また、接続部12は、直列接続した電源部3の中間(2つの直流電源の間)から電線を介して分電盤の接地側端子(N)に接続される。
試験器本体20は、主として、電源SW21、2P/3P判定部22、故障内容生成回路23、規定電圧組合せ判定回路24、安定直流電圧回路25、LED表示ランプ部(表示部)26、バッテリー監視部27から構成されている。
電源SW21は、試験器本体20を作動させるためのスイッチである。2P/3P切替判定部22は、判定するコンセントの形状によって判定方法を切り替えるためのものである。
故障内容生成回路23は、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出するものであり、検出した各端子間の直流電圧の組合せが、規定電圧組合せ判定回路24に向けて出力されるようになっている。規定電圧組合せ判定回路24は、故障内容生成回路23から出力された直流電圧の組合せと、故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して、故障内容を判定するようになっている。故障内容の判定方法については後述する。
安定直流電圧回路25は、試験器本体20の各回路に電源を供給するものである。LED表示ランプ部(表示部)26は、規定電圧組合せ判定回路24が判定した故障内容を表示するものである。故障内容の表示方法については後述する。バッテリー監視部27は、試験器本体20の電源電圧の低下を監視するものである。
100V/200V判定回路28は、誤って電源供給が行われているコンセントに試験器本体20を接続した場合に、試験器本体20の内部の素子が破壊されないように制御するためのものである。
試験器本体20と判定するコンセント40との間は、図2に示すように、ハーネスによって接続されるようになっている。
結線確認試験器100を使用するには、まず、発振器10の接続部11,12,13を分電盤30内の各端子31,32,33に接続する。そして、試験器本体20に接続されたハーネスの先端のプラグをコンセント40に差し込み、電源SW21(チェックスイッチ)を押す。そうすると、各接続状態に応じて表示部26のLEDが点灯する。なお、形状の異なるコンセントの対応方法について後述する。
次に、結線確認試験器100による結線確認試験方法について、判定方法を中心に詳細に説明する。結線確認試験器100に接続されたハーネスの先端のプラグをコンセント40に差し込み、電源SW21(チェックスイッチ)を押すと、安定直流電圧回路25により試験器本体20の各回路に電源が供給される。
そして、発振器10から分電盤30を経由してコンセント40の各端子間に印加されている直流電圧が、試験器本体20への入力電圧として、ハーネスを経由して故障内容生成回路23により検出される。図2は、入力電圧Vinのモデル図である。故障内容生成回路23により検出される入力電圧Vinは、差込口(L)41と差込口(E)43との間の「V−1in」、差込口(N)42と差込口(E)43との間の「V−2in」の2つである。
このとき、図3に示すような、直流電源2.4Vと直流電源1.2Vを直列に接続した電源回路をコンセントに接続する方式を考えると、2線以上接続すれば、入力電圧Vinは、±3.6V、±2.4V、±1.8V、±1.2V、±0.6V、0Vの11種類となる。従って、各接続状態に応じた入力電圧Vinの値は、表1のようになる。なお、表1において、例えば「L−N逆」はL線とN線が逆に接続されていることを示し、「L→E、E→N、N→L」はL線がE線に、E線がN線に、N線がL線に接続されていることを示している。
Figure 0006317834
次に、本実施形態では、故障内容生成回路23が、検出した直流電圧(入力電圧Vin)を、以下の式1及び式2により変換し、出力電圧Voutとして規定電圧組合せ判定回路24に向けて出力する。
V−1out=V−1in/2+2.048・・・式1
V−2out=V−2in/2+2.048・・・式2
これは、本実施形態において、規定電圧組合せ判定回路24の入力電圧範囲が0V〜5Vであるため、これに合わせて正の値に変換して出力するものである。なお、規定電圧組合せ判定回路24の入力電圧範囲によっては、変換せずに入力電圧Vinをそのまま出力電圧Voutとして出力してもよい。
入力電圧Vin(±3.6V、±2.4V、±1.8V、±1.2V、±0.6V、0Vの11種類)を上記式1及び式2で変換した後の値を表2に示す。また、各出力電圧値に、電圧種別として電圧A〜電圧Kの名称を付与する。
Figure 0006317834
規定電圧組合せ判定回路24は、最終的に2つの出力電圧(V−1out、V−2out)の電圧種別の組合せによって接続状態を判定する。この判定基準を表3に示す。
Figure 0006317834
このように、故障内容生成回路23は、検出したコンセント40の各端子間の直流電圧を変換し、各端子間の直流電圧の組合せ(V−1out、V−2out)として規定電圧組合せ判定回路24に出力する。そして、規定電圧組合せ判定回路24は、各端子間の直流電圧の組合せ(V−1out、V−2out)と、故障内容に応じて予め定めた表3に示す規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定する。判定した故障内容は表示部26によって表示される。
なお、形状の異なるコンセントに対しては、規定電圧組合せ判定回路24による判定時の規定電圧の組合せが、2P/3P判定部22により切り替えられるようになっている。上記で説明した例では、表3における「3Pの場合」と「2Pの場合」との間で変更されるようになっている。形状の異なるコンセントに対する、判定時の規定電圧の組合せの変更方法については後述する。
次に、本実施形態の試験器本体20における故障内容の表示方法について説明する。図4は、試験器本体20の表示部26を示す拡大図である。表示部26には、コンセント40の差込口41,42,43の形状を示す矩形状の表示と、L,N,Eの記号の表示があり、また各々の差込口に対応した3つのLED表示ランプと、「OK」、「右回り」、「左回り」、「逆」、「断線」の5つのLED表示ランプが設けられている。
規定電圧組合せ判定回路24が判定した故障内容は、表4に示すような表示部26のLED表示ランプの状態によって示される。なお、表4において「○」は点灯、「×」は消灯、「△」は点滅を示している。
Figure 0006317834
このように、表示部26に、図3に示すような実際のコンセントの配置と同一となるような図形表示をし、さらにLED表示ランプと組み合わせることにより、故障内容を視覚的に表示することができ、作業者の直感に訴えることができる。
なお、LED表示ランプは、ハーネスの先端部分で光らせるようにして、作業者が確認しやすくすることもできる。
次に、形状の異なるコンセントに対する、規定電圧組合せ判定回路による判定時の規定電圧の組合せの変更方法について説明する。以下に示す実施形態1乃至実施形態3は、いずれも試験器本体20と判定するコンセント40とを接続するハーネスのピンの短絡位置(ショート位置)を変更することにより、判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたものである。
(実施形態1)
図5は、実施形態1に係るハーネスの構成図である。実施形態1は、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスを用意しておいて、その中から対応するハーネスを選択するものである。
図5には、(a)〜(d)の各コンセントに対して、4本のハーネス51,52,53,54が対応している。ハーネス51は、2Pコンセント単相100Vに対応しており、ピン2,3を短絡させたものである。ハーネス52は、接地極付単相100Vに対応しており、いずれのピンも短絡させていない。ハーネス53は、接地極付単相200Vに対応しており、ピン2,4を短絡させたものである。ハーネス54は、三相動力200Vに対応しており、ピン2,3,4を短絡させたものである。
作業者は判定対象のコンセントの形状に合わせてハーネスを選択し、試験器本体20に接続する。試験器本体20には、判定時の規定電圧の組合せとして、4種類のコンセントに対応した4種類の組合せが予め記憶されている。選択したハーネスを試験器本体20に接続すると、短絡位置(短絡なしを含む)情報が故障内容生成回路23から2P/3P判定部22へと送られ、2P/3P判定部22により規定電圧の組合せが選択され、規定電圧組合せ判定回路24へと伝えられる。そして、規定電圧組合せ判定回路24は、選択された規定電圧の組合せにより故障内容を判定し、表示部26で表示する。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係るハーネス及び変換プラグの構成図である。実施形態2は、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグを用意しておいて、その中から対応する変換プラグを選択するものである。
図6には、(a)〜(d)の各コンセントに対して、変換プラグ61、ハーネス62、変換プラグ63、変換プラグ64が対応している。ハーネス62は、試験器本体20側のピンが先端側のプラグまで延伸して配設されている。各変換プラグには、各々異なる位置に差込ピンが設けられており、ハーネス62先端のプラグに各変換プラグを装着することにより、各変換プラグの差込ピンの位置に応じてハーネス62のプラグ先端のピンを短絡するようになっている。変換プラグ51は、2Pコンセント単相100Vに対応しており、ハーネス62に装着することで、プラグ先端のピン2,3が短絡される。ハーネス62は、接地極付単相100Vに対応しており、いずれのピンも短絡されない。変換プラグ63は、接地極付単相200Vに対応しており、ハーネス62に装着することで、プラグ先端のピン2,4が短絡される。変換プラグ64は、三相動力200Vに対応しており、ハーネス62に装着することで、プラグ先端のピン2,3,4が短絡される。
作業者は判定対象のコンセントの形状に合わせて変換プラグを選択し、ハーネス62先端のプラグに装着し、ハーネス62を試験器本体20に接続する。試験器本体20には、判定時の規定電圧の組合せとして、4種類のコンセントに対応した4種類の組合せが予め記憶されている。選択した変換プラグを装着したハーネス(変換プラグなしを含む)を試験器本体20に接続すると、短絡位置(短絡なしも含む)情報が故障内容生成回路23から2P/3P判定部22へと送られ、2P/3P判定部22により規定電圧の組合せが選択され、規定電圧組合せ判定回路24へと伝えられる。そして、規定電圧組合せ判定回路24は、選択された規定電圧の組合せにより故障内容を判定し、表示部26で表示する。
(実施形態3)
図7は、実施形態3に係るハーネス及び変換プラグの構成図である。実施形態3は、2P及び3Pの2種類のコンセントに対して、変換プラグの装着によりピンを短絡させるものである。
図7に示すハーネス72には、変換プラグ71が附属している。ハーネス72は、試験器本体20側のピンが先端側のプラグまで延伸して配設されている。そして、ハーネス72先端のプラグに変換プラグ71を装着することにより、ピンを短絡するようになっている。
作業者は判定対象のコンセントが3Pの場合は変換プラグ71を装着せず、2Pの場合には変換プラグ71を装着する。試験器本体20には、判定時の規定電圧の組合せとして、2種類のコンセントに対応した2種類の組合せが予め記憶されている。変換プラグ71を装着又は非装着したハーネス72を試験器本体20に接続すると、短絡あり情報又は短絡なし情報が故障内容生成回路23から2P/3P判定部22へと送られ、2P/3P判定部22により規定電圧の組合せが選択され、規定電圧組合せ判定回路24へと伝えられる。そして、規定電圧組合せ判定回路24は、選択された規定電圧の組合せにより故障内容を判定し、表示部26で表示する。
なお、ハーネスの使用にあたっては、使用前にハーネス自体が断線していないかを確認する必要がある。図8は、ハーネスの断線確認方法を示す図である。まず、ハーネス50を試験器本体20に接続する。次に、発振器10の接続部11,12,13を極性を合わせてハーネス50先端のプラグに接続する。次に、発振器10の電源をONにする。次に、試験器本体20の電源をONにする。ハーネスに断線がなければ、正常のランプが光る。以上により、ハーネス自体が断線していないかを確認することができる。
本実施形態に係る結線確認試験器100は、発振器10と試験器本体20とから構成されている。発振器10は、異なる電圧の2つの直流電源1,2を直列接続した電源部3と、電源部3の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子L,N,Eに接続するための接続部11,12,13とを有しており、分電盤内の各端子間に直流電圧を印加するようになっている。試験器本体20は、故障内容生成回路23と、規定電圧組合せ判定回路24と、表示部26とを有しており、判定するコンセント40の各端子間に印加されている直流電圧を検出し、検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定し、判定した故障内容を表示するようになっている。従って、非通電状態のコンセントで使用することができ、コンセントの配線の正誤を的確に判定することができる。
また、形状の異なるコンセントに対して、試験器本体20と判定するコンセント40とを接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、規定電圧組合せ判定回路24による判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたので、ハーネスを用いることで試験器本体20が邪魔にならず、コンセントの周囲が狭い場所でも使用できる。また、ピンの短絡位置を変更することで、様々な形状のコンセントに対応することができる。
また、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにした場合には、ハーネスを選択するだけでよいので、作業者によるスイッチの切り替えが不要であるとともに、コンセントの形状に合わせたハーネスを選択すれば間違いがない。
また、形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにした場合には、変換プラグを選択するだけでよいので、作業者によるスイッチの切り替えが不要であるとともに、コンセントの形状に合わせた変換プラグを選択すれば間違いがない。
このように、本実施形態に係る結線確認試験器100及び結線確認方法によれば、非通電状態のコンセントで使用することができ、コンセントの配線の正誤を的確に判定することが可能であるとともに、コンセントの周囲が狭い場所でも使用でき、作業者によるスイッチの切り替えが不要で、様々な形状のコンセントに対応可能である。
以上、本発明の実施形態に係る結線確認試験器100及び結線確認試験方法について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、発振器10の同電圧の2つの直流電源を2.4V、1.2Vとしたが、異なる電圧であればこれに限定されない。
また、判定結果が正常でない場合には、ブザー等の音声により知らせるようにしてもよい。
なお、本発明の結線確認試験器は、非通電状態の分電盤及びコンセントに接続して使用するものであり、通電状態の分電盤及びコンセントに接続して使用することはできない。ただし、誤って通電状態の分電盤及びコンセントに接続しても対象回路に影響を与えないように、発振器及び試験器本体の各々に保護回路を設けることが好ましい。
1 直流電源
2 直流電源
3 電源部
10 発振器
11 接続部(L)
12 接続部(N)
13 接続部(E)
20 試験器本体
21 電源SW
22 2P/3P判定部
23 故障内容生成回路
24 規定電圧組合せ判定回路
25 安定直流電圧回路
26 LEDランプ部(表示部)
27 バッテリー監視部
28 100V/200V判定回路
30 分電盤
31 電源側端子(L)
32 接地側端子(N)
33 接地線端子(E)
40 コンセント
41 差込口(L)
42 差込口(N)
43 差込口(E)
50 ハーネス
51 ハーネス
52 ハーネス
53 ハーネス
54 ハーネス
61 変換プラグ
62 ハーネス
63 変換プラグ
64 変換プラグ
71 変換プラグ
72 ハーネス
100 結線確認試験器

Claims (6)

  1. 異なる電圧の2つの直流電源を直列接続した電源部と、前記電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続するための接続部とを有する発振器と、
    判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出する故障内容生成回路と、前記検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定する規定電圧組合せ判定回路と、前記判定した故障内容を表示する表示部とを有する試験器本体とからなる結線確認試験器であって、
    形状の異なるコンセントに対して、前記試験器本体と前記判定するコンセントとを接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、前記規定電圧組合せ判定回路による判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたことを特徴とする結線確認試験器。
  2. 前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の結線確認試験器。
  3. 前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の結線確認試験器。
  4. 異なる電圧の2つの直流電源を直列接続した電源部の両側及び中間からの電線を分電盤内の単相三線式の各端子に接続し、判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電圧を検出し、前記検出された各端子間の直流電圧の組合せと故障内容に応じて予め定めた規定電圧の組合せとを比較して故障内容を判定し、前記判定した故障内容を表示する結線確認試験方法であって、
    形状の異なるコンセントに対して、前記判定するコンセントの各端子間に印加されている直流電流を検出するために接続するハーネスのピンの短絡位置を変更することにより、前記判定時の規定電圧の組合せを変更するようにしたことを特徴とする結線確認試験方法。
  5. 前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数のハーネスの中から対応するハーネスを選択するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の結線確認試験方法。
  6. 前記形状の異なるコンセントに対して、ピンの短絡位置の異なる複数の変換プラグの中から対応する変換プラグを選択するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の結線確認試験方法。
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