JPH09101208A - 光サンプリング波形観測方法および光サンプリング波形観測装置 - Google Patents

光サンプリング波形観測方法および光サンプリング波形観測装置

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JPH09101208A
JPH09101208A JP25601895A JP25601895A JPH09101208A JP H09101208 A JPH09101208 A JP H09101208A JP 25601895 A JP25601895 A JP 25601895A JP 25601895 A JP25601895 A JP 25601895A JP H09101208 A JPH09101208 A JP H09101208A
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JP25601895A
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Kazuro Kikuchi
和朗 菊池
Akira Watabe
明 渡部
Yoshio Cho
吉夫 張
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OYO KODEN KENKIYUUSHITSU KK
Original Assignee
OYO KODEN KENKIYUUSHITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返し波形を示す被観測光の当該波形を、
被観測光とサンプリングパルスとの強度同士の相互作用
により生じる二次光に基づいて観測する方法において、
サンプリングパルスを安定に供給できる方法を提供す
る。 【解決手段】 被観測光S0 をパワー的に一部分離し、
該分離光S1 に基づいて被観測光と同じ繰り返し周波数
を持つ超短パルスSS を生成する。該生成した超短パル
スを光路長が所定条件で変化する光路長可変手段38を
経由させる。該光路長可変手段38を経由させた超短パ
ルスをサンプリングパルスSsampとして用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、繰り返し波形を
示し然も超高速な被観測光の当該波形を観測する方法、
およびその実施に好適な光波形観測装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えばピコ(10-12 )秒台からフェム
ト(10-15 )秒台に至る、いわゆる極超短時間内に変
化する光の波形を比較的簡単な装置で観測する必要性
が、現在、非常に高まってきている。それは、レーザー
の出現以来、上述のような極超短時間内に起こる物理
的、化学的あるいはまた、生物学的諸現象の観測がレー
ザー光を通じて可能となってきたことや、情報処理、コ
ンピュータに要求される処理速度が急激に高まってきた
ために、これをレーザー光によって観測する必要性が出
てきたこと、さらに、より直接的には、光通信の出現以
来、その通信速度の急激な向上にともなって、超短時間
内に変化する光波形、いわゆる超高速光パルスなどの観
測が必要となってきたことなどによる。しかもこれらの
諸要求は、光波形観測装置に要求される時間分解能のさ
らなる向上を必要としている。
【0003】このような超高速光波形の観測は、通常、
半導体接合で構成された半導体接合光検出器によってな
されるが、半導体接合光検出器においては、高速化のた
めに特に工夫された最高速のものでも、ピコ秒台の時間
分解能が得られるに過ぎない。その時間分解能の改善
は、接合内の電子速度の改善と電極構造の微小化とによ
ってなされてきたが、さらなる改善には限度がある。半
導体接合によらないものとして、高価、複雑になるが、
ストリークカメラがある。その時間分解能は、現在、
0.5ピコ秒程度まで向上してきているが、これについ
ても、その原理的な制約から、この程度の時間分解能が
限度とされている。
【0004】このように、超高速光波形の観測に対応で
きる高速光検出器には、現在のところ越えがたい限度が
あるため、ピコ秒台以下、フェムト台に至る、超高速光
波形の観測には、より高度な物理現象である透明物質の
光非線形性を利用した、光波形の自己相関関数の観測が
利用されている。しかし、自己相関関数は、光波形その
ものではないから、これによって得られる情報には限界
があり、ある仮定のもとに、たとえば、光パルスのパル
ス幅の推定などには利用されているが、光波形自体の観
測、計測には役立たない。
【0005】そこで最近、光波形自体の観測、計測を実
現する新たな方法が提案されている(例えば文献:電子
情報通信学会技術研究報告OCS95−2(1995年
5月)pp.9〜16)。それは、時間分解分光計測、
特に、固体など、凝縮系における超高速緩和ルミネッセ
ンスの分光計測などに広く用いられてきた光非線形効果
を利用した光サンプリング時間分解分光技術にもとづい
たものである。
【0006】サンプリング計測一般についての概要を図
7を参照して以下に述べる。サンプリング計測は被観測
光が繰り返し波形を示すものであることが前提である。
まず、被観測光の繰り返しの1周期よりも十分短い、つ
まり、実効的にデルタ関数と見做せるサンプリングパル
ス(図7(B)参照)と被観測波形(図7(A)参照)
との間の積をとることによって、つまり、サンプリング
検出を行なうことによって、被測定波形のサンプル時点
における値が得られる。サンプル時点を、繰り返す被観
測波形上で、順次ずらせてゆく、すなわち掃引すること
によって、一連の時間順サンプル値を任意の低速の掃引
によって、もとの波形を保存したまま、時間軸を拡大す
ることができる。掃引の方法として従来例で用いられて
きたものは、サンプリングパルス(図7(B))の繰り
返し周波数(1/T1 )が被観測光(図7(A))の繰
り返し周波数(1/T)と異なるようにサンプリングパ
ルスを設定することである。このように、超短時間内に
終始する超高速波形も、それが繰り返し波形である場合
にはこれをゆっくりと観測することが出来る。このこと
がサンプリング計測の大きな特長である。ここで、サン
プリング計測に必要なものは、理想的にはデルタ関数で
あるべきサンプリングパルスと、このサンプリグパルス
および被観測光の「積」演算処理を果たせる手段とであ
る。電気量についてのサンプリングにおいては、これ
ら、サンプリングパルスの発生並びにサンプリングパル
スと被観測光との積処理は、すべて半導体素子によって
行なわれ、現在の技術では、20ピコ秒台の時間分解能
が実現されている。
【0007】また、上述の従来の光サンプリング波形観
測方法を実施するための装置10の代表的な構成を図8
に示す。この図8において、11は被観測光を発してい
る何らかの媒体、12は被観測光の波形(ただし、空間
的に描いたもの)、13は被観測光を装置10に導入す
る端子、14は被観測光の偏波面を調整する偏波面調整
器、15は被観測光の波形の繰り返し周波数fsig を決
定している信号発生器、16は信号発生器15で決定さ
れる繰り返し周波数に同期する同期信号を装置10に導
入する端子をそれぞれ示す。さらに、図8において、1
7は上記同期信号により制御され、サンプリングパルス
の繰り返し周波数fsamp(≠fsig )を決定する信号発
生器、18は信号発生器17の出力を増幅するための高
周波増幅器、19はサンプリングパルスを発生する超短
パルス発生レーザ、20は被観測光とサンプリングパル
スとを後述の非線形光学結晶に導くビームスプリッタ、
21は被観測光とサンプリングパルスとの非線形光学効
果による二次光を発生する非線形光学結晶をそれぞれ示
す。ここで、非線形光学結晶21の発する二次光は、被
観測光とサンプリングパルスの両光の電場の積の2乗し
たがって強度同士の積に比例する信号光(第2高調波、
和周波光など)である。この過程によってサンプリング
波形観測に必要な「積」演算処理が果たされるのであ
る。さらに、図8において22は非線形光学結晶で生じ
た信号光を検出しさらに電気信号に変換するための光検
出器、23は光検出器22からの信号を増幅する低周波
増幅器、24はA/D変換器、25は波形表示装置、2
6は上記A/D変換された信号を格納するメモリをそれ
ぞれ示す。この装置10によれば、周期が被観測光のそ
れとは異なっているサンプリングパルスが構成成分15
〜19により生成される。また、二次光の発生が効率良
く行われるよう、偏波面調整器14により、被観測光の
偏波面が適性に調節される。この二次光は光検出器22
により電気信号として取り出される。この取り出された
電気信号の軌跡(図7(C)中で破線で示されている)
により波形表示装置25上に被観測光の波形が、時間軸
が拡大された状態で表現される。このように、この装置
10によれば、図7(A)〜(C)を用いて説明した従
来の波形観測方法を容易に実施できた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光波
形観測方法および装置において所望の波形観測を実現す
るためには、繰り返し周波数が安定しているサンプリン
グパルスが必要となる。具体的には、少なくともサンプ
リングパルスの所望の繰り返し周波数fsampに対し、実
際に得られるサンプリングパルスの周波数偏差が|f
sig −fsamp|より小さい範囲に納まるような周波数安
定度が、必要となる。そうでないと、時系列に沿ったサ
ンプリングが行なえないからである。例えば、fsamp
1GHzであって、かつ、|fsig −fsamp|を数10
Hzオーダとする場合で考えれば、(偏差)/(所望の
samp)で表される比でいって10-7から10-8のオー
ダーの周波数安定度が必要となる。このような安定度の
サンプリングパルスは、極めて安定度の高い信号発生器
などを駆使することにより、例えば図8を用い説明した
装置の例で考えれば安定度の高い信号発生器15、16
を同期させて使用する等により、得られるかもしれな
い。しかし、充分な安定度を長期間にわたって維持する
ことは困難であると考えられる。しかも、高価な信号発
生器を必要とするから、光波形観測装置自体が高価なも
のとなってしまう。また、図8を用い説明した装置の例
で考えれば2台の信号発生器をリンクさせる分、装置構
成が複雑になる。また、図8を用い説明した装置の例で
考えれば、サンプリングパルスの繰り返し周波数を決定
するには信号発生器5からの同期信号を必要とするの
で、この同期信号が得られない被観測光の波形観測、す
なわち繰り返し周波数fsig が分からない被観測光の波
形観測には、上記の従来方法は適用できないことにな
る。このようなことを考えると、サンプリングパルスを
上記従来方法とは全く別の方法で供給して光波形を観測
できる方法およびその実施に好適な装置の実現が望まれ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願の第一
発明によれば、繰り返し波形を示す被観測光の当該波形
を、光非線形効果によって生成する、被観測光とサンプ
リングパルスとの強度同士の積に比例する二次光に基づ
いて観測する方法において、被観測光をパワー的に一部
分離し、該分離光に基づいて被観測光と同じ繰り返し周
波数を持つ超短パルスを生成し、該生成した超短パルス
を光路長が所定条件で変化する光路長可変手段を経由さ
せ、該光路長可変手段を経由させた超短パルスをサンプ
リングパルスとして用いることを特徴とする。
【0010】また、この出願の第二発明によれば、繰り
返し波形を示す被観測光の当該波形を、光非線形効果に
よって生成する、被観測光とサンプリングパルスとの強
度同士の積に比例する二次光に基づいて観測する光波形
観測装置において、被観測光をパワー的に一部分離して
分離光を得る光分離手段と、該分離光に基づいて前記被
観測光と同じ繰り返し周波数を持つ超短パルスを生成す
る超短パルス生成手段と、該生成される超短パルスが入
力され、光路長の可変制御が可能な光路長可変手段と、
前記被観測光および、サンプリングパルスとしての前記
光路長可変手段を経由した超短パルスがそれぞれ入力さ
れ、これらの強度同士の積に比例する二次光を生成する
二次光生成手段と、該二次光を検出する二次光検出手段
とを具えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの出願の
各発明の実施の形態について説明する。しかしながら、
説明に用いる各図はこれらの発明を理解出来る程度に概
略的に示してあるにすぎない。また、各図において同様
な構成成分については同一の番号を付して示す。
【0012】1.第1の実施の形態 図1〜図5を参照してこの出願の光サンプリング波形観
測方法(光波形観測方法ともいう。)および光サンプリ
ング波形観測装置(光波形観測装置、または装置ともい
う。)それぞれの第1の実施の形態について説明する。
ここで、図1は第1の実施の形態の光波形観測装置30
の構成を示した図、図2は超短パルス生成手段37の一
構成例を示した図、図3は光路長可変手段38の一構成
例を示した図である。また、図4および図5はこの発明
の光波形観測方法の原理を説明する図であって、特に、
図4はこの第1の実施の形態の装置30の主な個所での
信号の様子を示した図、図5はこの発明の方法で波形が
観測される様子を示した図である。
【0013】先ず図1において、31は被観測光S0
装置30に導入するための端子、32は被観測光S0
偏波面を調整するための偏波面調整器、33は被観測光
0をパワー的に一部分離して分離光S1 を得るための
光分離手段、34は分離光S1 を増幅するための光増幅
器、35は光アイソレータ、36aはミラー、37は分
離光S1 に基づいて被観測光と同じ繰り返し周波数を持
つ超短パルスSS を生成する超短パルス生成手段、38
は超短パルスSS が入力され光路長の可変制御が可能な
光路長可変手段、36bはミラーをそれぞれ示す。さら
に図1において、39は遅延手段、40は被観測光S0
とサンプリングパルスSsampとしての光路長遅延手段3
8を経由させた超短パルスとを後段に導く導波手段、4
1は導波手段40により導かれた両光の光非線形効果に
もとづく相互作用による二次光を生成する二次光生成手
段をそれぞれ示す。ここで遅延手段39は、被観測光S
0と、これから分離された分離光S1 に基づき生成され
るサンプリングパルスSsampとが、導波手段40に時間
的にほぼ一致して到達するように、被観測光S0 に遅延
を与えるものである。この遅延手段39は遅延量を可変
出来るものが好ましい。さらに、図1において、42は
二次光生成手段41で生じた二次光を検出しさらに電気
信号に変換するための光検出手段、43は光検出手段4
2からの信号を増幅する低周波増幅器、44はA/D変
換器、45は波形表示装置、46は上記A/D変換され
た信号を格納するメモリをそれぞれ示す。
【0014】ここで、光分離手段33は例えばビームス
プリッタにより構成出来る。また、光増幅器34、光ア
イソレータ35、ミラー36aは、従来公知のものでそ
れぞれ構成出来る。
【0015】また超短パルス生成手段37は、例えば公
知の非線形レーザ増幅器で構成出来る。被線形レーザ増
幅器の具体的な構成例および動作について図2を参照し
て説明する。この非線形レーザ増幅器は、概略的には、
光ファイバー37aをその一部をリング状にし、かつ、
このファイバー37aに対し所定の構成成分(後述)を
配置した構成となっている。図2において37bは入力
端、37cは出力端、37dは50:50のファイバー
光方向性結合器、37eはファイバーレーザ増幅部、3
7fはファイバーレーザ増幅部37eを励起するための
励起用レーザ光源、37gは励起用レーザ光をファイバ
ーレーザ増幅部37eに導入するための波長依存型方向
性結合器である。なお光ファイバー37aは、その中に
て光パルス強度のピーク時点で光非線形性による位相シ
フトが充分に得られるように、十分な長さを持つよう構
成してある。また、ファイバーレーザー増幅部37e
は、ファイバー37aのリング形状となっている部分の
うちの、光方向性結合器37dに近い一端に、配置して
ある。この非線形レーザ増幅器に、該増幅器において光
非線形性を誘起できるに充分なパワーを持つ光を入力す
る。この実施の形態の場合であれば、分離光S1 がそれ
自身このようなパワーを持っている場合なら分離光S1
をそのまま、またそうでない場合は分離光S1 を光増幅
器34で増幅してから非線形レーザ増幅器に入れる。こ
の非線形レーザ増幅器に入った光は、50:50のファ
イバー光方向性結合器37dによって分けられリング形
状のファイバー中を、時計回りの光と反時計回りの光と
して伝播させられる。そして図2の例の場合は、時計回
りの光はファイバーレーザー増幅部37eで増幅された
後光ファイバー37a中を伝播し、一方、反時計回りの
光は光ファイバー中を伝播した後ファイバーレーザ増幅
部37eで増幅される。このような条件では、時計回り
の光は光ファイバー37a中を伝播する際反時計回りの
光より大きなパワーを持つので、ファイバー中の非線形
性のため、時計回りの光の方が反時計回りの光より大き
な位相シフトを受ける。その結果、両方向を回っていた
光が方向性結合器37dに再び入射するときの両者の位
相関係は、ファイバー中での光非線形性が生じない時に
比べて大きく変化する。光非線形性が生じなければ、上
記位相関係は、光を入力端37bに出射するが出力端3
7cには出射しないものとなるが、光非線形性が生じる
と、上記位相関係は、光を入力端37bに出射せずに出
力端37cに出射するごときものとなる。光非線形性が
光波形のピーク付近で起こるように非線形レーザ増幅器
を調整しておけば、光波形のピークのみが出力端37c
から出射され、該光波形のピーク付近以外の部分は入力
端37b側に出射されるようになる。この結果、この非
線形レーザ増幅器からは被観測光と同じ繰り返し周波数
を持ちしかも被観測光の波形の繰り返しの1周期分より
十分短い(実効的にデルタ関数と見做せる)パルス、す
なわち目的の超短パルスが出射される。また、入力端3
7b側に出射された光は光アイソレータ35により処理
されるので、被観測光側に悪影響を及ぼすことはない。
なお、ここではリング形ファイバーを用いた型の非線形
レーザ増幅器の例を説明したが、他の型の非線形レーザ
増幅器を用いても良い。例えば、ファイバーの非線形複
屈折性を利用したもの、これを半導体レーザと組み合わ
せたもの、多重共振器構造を取り入れたもの、さらにこ
れらを組み合わせたものなどでも良い。
【0016】また、光路長可変手段38は、ここでは、
台座38a、ミラー38b,38c、台座駆動機構38
dおよび台座駆動制御部38eを具えたいわゆる掃引型
ディレーラインで構成してある。その拡大図を図3に示
した。ただし、台座駆動制御部38eの図示はこの図3
では省略してある。ここで、ミラー38a、38bは、
超短パルス生成手段37で生じた超短パルスをミラー3
6bを介しビームスプリッタ40に導くことができるよ
うな光学的配置で台座38aに固定してある。また、こ
の台座38aは、台座駆動機構38dおよび台座駆動用
制御部38eにより、超短パルス生成手段37に対し遠
ざかったり近づいたりするような方向(図1、図3中の
P方向)に移動するように、構成してある。また、台座
駆動制御部38eは、台座駆動機構を駆動し台座38a
を移動させるものである。この制御部38eは、台座の
移動条件を任意に設定出来る構成、具体的には等速度に
よる移動条件、移動速度が所々で変わるようなプログラ
ム的な移動条件などの任意の移動条件を設定できる構成
としてある。たとえば、台座の移動条件を波形表示装置
45の水平掃引時間に同期するような条件とすることも
できる構成としてある。このような構成の光路長可変手
段38では、台座38aをP方向にそって左右に移動さ
せることで超短パルスSS の光路長を可変できる。この
図3を用いて説明した光路長可変手段は光路長の可変幅
を大きく出来るという利点がある。なお、光路長可変手
段38の構成は図3を用いたものに限られない。設計に
よっては例えば、電気光学効果を示す材料の屈折率を電
気的に変化させることにより該材料中を伝播する光の光
路長を変えるような手段も、この発明でいう光路長可変
手段として利用出来ると考えられる。
【0017】また、遅延手段39は例えば公知のディレ
イラインにより、導波手段40は例えばビームスプリッ
タ又は偏波依存型ビームスプリッタにより、二次光生成
手段は例えば非線形光学結晶によりそれぞれ構成出来
る。また、二次光検出手段42は、この場合検光子42
aおよび光検出器42bで構成出来る。また、低周波増
幅器43、A/D変換器44、波形表示装置45、メモ
リ46はそれぞれ公知のもので構成出来る。なお、波形
表示装置45は、光路長可変手段38の、台座駆動制御
部38eの制御信号と同期する構成としておくのがよ
い。
【0018】次に、光波形観測方法の第1の実施の形態
について、図1を用いて説明した第1の実施の形態の装
置30の動作と共に説明する。この説明を図4および図
5をも参照して行なう。
【0019】繰り返し波形を示す被観測光S0 は、装置
30の入力端子31から装置30に導入される。そして
この被観測光は、偏波面調整器32によりその偏波面が
調整された後、光分離手段33においてパワー的にその
一部が分離される。これにより分離光S1 が得られる
(図4参照)。この図4の場合は、周期T(従って繰り
返し周波数fsig =1/T)の繰り返し波形を示す被観
測光S0 から周期Tの分離光S1 を得た様子を示してい
る。ただし、この図4では被観測光S0 と分離光S1
パワーレベル関係については無視して示している。さら
に図4での被観測光S0 の波形は時間的に示したもので
あるので、図1において入力端子31の直前に示した波
形(空間的に描いたもの)とは、線対称の状態で描いて
あることは理解されたい。
【0020】被観測光はS0 遅延手段39に入射する。
一方、分離光S1 は、光増幅器34により増幅された
後、光アイソレータ35を通過して超短パルス生成手段
37に入射する。この超短パルス生成手段37では、図
2を用いて説明した原理により入射する波形の中でパワ
ーが最大となる部分のみを増幅しそれ以外の部分を完全
に抑圧するごとき現象が生じるので、入射された分離光
1 は、被観測光と同じ繰り返し周波数(従って周期
T)を持つ超短パルスSS となる(図4参照)。このよ
うに生成された超短パルスSS は、既に説明したように
被観測光のパルス幅をせばめたものであるからその周期
は被観測光と同じTであり、従って、そのままではサン
プリングパルスとして用いることができない。そこでこ
の超短パルスSS を、光路長が所定条件で変化する光路
長可変手段38を経由させる。そして、該光路長可変手
段38を経由させた超短パルスをサンプリングパルスS
sampとして用いる。光路長可変手段38を経由させた超
短パルスがサンプリング光として利用出来る点につい
て、図5を参照してより詳細に説明する。ここで図5に
おいて、(A)図は被観測光S0 を示す図、(B)図は
光路長可変手段38の台座38aが移動方向P(図1、
図3参照)におけるある位置のときに該手段38から出
力される超短パルスSS1が被観測光S0 に対しとる時間
関係を示した図、(C)図は光路長可変手段38の台座
38aが(B)図の状態からある距離移動されたときに
該手段38から出力される超短パルスSS1が被観測光S
0 に対しとる時間関係を示した図である。(B)図およ
び(C)図を比べて明らかなように、(B)に対し
(C)図では時間にしてΔt分、被観測光S0 に対して
の超短パルスの位置がずれることになる。図5の(D)
図は台座38aをさらに移動させた状態のときに該手段
38から出力される超短パルスSSnが被観測光S0 に対
しとる時間関係を示した図である。
【0021】この図5から分かるように、被観測光に対
し超短パルスが図5の(B)の時間関係となるようにし
た場合は二次光生成手段41は、被観測光の繰り返し波
形のピーク付近ごとのパワーと超短パルスとの相互作用
による二次光を周期Tで生成することになり、そして二
次光検出手段42はこの二次光をパルス列として検出す
る。ただし、検出器の発生するパルス列はもとの光パル
スに完全に応答するものである必要はない。パルス列の
平均値に応答するものであってもよい。また、被観測光
に対し超短パルスが図5の(C)の時間関係となるよう
にした場合は二次光生成手段41は、被観測光の繰り返
し波形のピークよりやや右に下がった位置でのパワーと
超短パルスとの相互作用による二次光を周期Tで生成す
ることになり、そして二次光検出手段42はこの二次光
をパルス列として検出する。また、被観測光に対し超短
パルスが図5の(D)の時間関係となるようにした場合
は二次光生成手段41は、被観測光の繰り返し波形のピ
ークよりやや左に下がった位置でのパワーと超短パルス
との相互作用による二次光を周期Tで生成することにな
り、そして二次光検出手段42はこの二次光をパルス列
として検出する。図5の(B)の状態、(C)の状態、
・・、(D)の状態各々を同じ時間生じさせるように
し、そして、各状態ごとの二次光の検出値(各状態ごと
の総和でも平均値でもかまわない)を時間軸に対しプロ
ットすれば、被観測光の波形を時間軸を延長した状態で
観測出来ることになる。図5の(E)にはこの様子を示
してある。この図5の(E)において、DS1は長短パル
スSS1により得られるデータであり、DS2は長短パルス
S2により得られるデータであり、・・、DSnは長短パ
ルスSSnにより得られるデータである。図5の(B)の
状態、(C)の状態、・・、(D)の状態各々を同じ時
間生じさせる最も簡単な方法は、光路超可変手段38の
台座38aを一定速度で移動させる方法である。もちろ
ん、図5の(B)の状態、(C)の状態、・・、(D)
の状態各々を同じ時間生じさせずに異ならせ、この時間
の違いを後のデータ処理により補正するようにしてもよ
い。また、図5に示したΔtの大小により波形表示にお
けるサンプリングステップの大小を選択出来る。
【0022】なお、図5を用いた上述の説明では波形観
測の原理を説明したが、二次光の検出からその後の処理
までは実際は例えば次のように行なえる。この第1の実
施の形態の場合は、二次光は、第2高調波発生に由来し
て生じるものである。したがってこの発明で必要とする
二次光以外の第2高調波も発生している。例えばサンプ
リングパルス自体の第2高調波は発生する危険性が高
い。しかし、この実施の形態の場合は、被観測光の偏波
面を予め偏波調整器により調整してあるので、目的の二
次光(第2高調波)とそれ以外の第2高調波の偏波面は
異なる。従って、目的とする以外の第2高調波は検光子
42aにより取り除けるので、目的とする二次光のみ
(実際は光パルス列)を光検出器42bに選択的に入力
出来る。光検出器42bはこの光パルス列を光電変換
し、光電流で示されるパルス列を低周波増幅器43に出
力する。低周波増幅器43によりこのパルス列の包絡線
成分のみ増幅すれば、その結果の信号は被観測光の波形
を時間軸を拡大した状態で示したものとなる。この増幅
された信号をA/D変換器44によってディジタル値に
変換し、さらに加算平均処理などのデータ処理をした
後、波形表示装置45に被観測光の波形として表示する
と共に、その後の便宜のためメモリ46に格納する。こ
こで波形表示装置45での水平掃引処理を、光路長可変
手段38の移動に同期するように行なうようにしておく
と、波形表示装置45上には被観測光の波形が表示され
ることになる。
【0023】この第1の実施の形態の説明から明らかな
ようにこの出願の光波形観測方法および光波形観測装置
によれば、被測定光を一部分離して分離光を得、次に、
この分離光を用いて被測定光と繰り返し周波数が同じ超
短パルスを生成し、そして、この超短パルスの被観測光
に対する時間的な重なり具合を光路長可変手段により調
整したパルスをサンプリングパルスとして用いる。この
ため、外部からの同期信号や高価な信号発生器を用いる
ことなく、長期間に渡り安定なサンプリングパルスを生
成出来る。高価な信号発生器を用いずに済む分、光波形
観測装置を安価なものとできるし、また、外部からの同
期信号を必要としないので繰り返し周波数が未知の被観
測光の波形観測も容易に出来る。また、被測定光にジッ
タがあってもそれはサンプリングパルスに同様に反映さ
れるので、ジッタに関する問題も解決出来る。
【0024】2.第2の実施の形態の説明 上述の第1の実施の形態においては、被観測光の光周波
数とサンプリングパルスの光周波数とが同じ例を説明し
た。しかし、サンプリングパルスの光周波数を被観測光
のそれと違えてもよい。こうすると二次光として和周波
光が得られるので、二次光と目的以外の二次光との選択
を波長選択手段で行なえることとなり、便宜になる場合
があるからである。以下、詳細に説明する。
【0025】図6はこの第2の実施の形態の光波形観測
装置50の一構成例を示したブロック図である。ただ
し、第1の実施の形態の装置30における構成成分と同
様な構成成分についてはその説明を省略する。
【0026】この第2の実施の形態の装置50の第1の
実施の形態の装置30との第1の相違点は、分離光S1
の光周波数または超短パルスの光周波数をシフトさせる
光周波数シフト手段を具えたことであり、第2の相違点
は二次光を検出する光検出手段42に光フィルタ42c
を追加して具えたことである。そしてこの図6の例の場
合は、分離光S1 の光周波数をシフトさせる手段51を
具えた例を示している。
【0027】ここでこの光周波数シフト手段51は、レ
ーザ光源51aと、ビームスプリッタ51bと、四光波
混合用半導体レーザ増幅器51cと、光フィルタ51d
と、光増幅器51eとで構成してある。レーザ光源51
a、ビーームスプリッタ51bおのおのは、レーザ光源
51aからの光と光増幅器34において増幅された分離
光S1 とが、四光波混合用半導体レーザ51cに入力さ
れるような光学的配置に、設けてある。また、四光波混
合用半導体レーザ51cおよび光フィルタ51dそれぞ
れは、該レーザ51cの光が光フィルタ51dを介して
光アイソレータ35に入力できるような光学的配置に、
設けてある。また、レーザ光源51aは被観測光の光周
波数ωsig に対しΔωだけずれた光周波数ωL をもつ光
を発するものとしてある。このレーザ光源51aは連続
動作(CW)レーザ光源とする方が好ましい。レーザ光
源51aからの光と分離光S1 との同期調整などを考え
ずに済むからである。また、四光波混合用半導体レーザ
51cは、1段でも良いのであるが、多段にした方が好
ましい。なぜなら、この増幅器51cを2段直列に接続
した場合、四光波混合光が強く取り出せる(少なくとも
5dBは強い光が取り出せる)ことがこの出願に係る発
明者の現在までの実験から分かっているからである。
【0028】次に、この光周波数シフト手段51の動作
について説明する。光増幅器34から出力された分離光
1 とレーザ光源51aから出力された光とは、ビーム
スプリッタ51bにおいて重ね合わされて四光波混合用
レーザ増幅器51cに入射される。ここで、分離光S1
およびレーザ光源51aからの光のそれぞれの光周波数
を、それぞれωsig およびωL と異なっているものと
し、その差をΔωとする。このように光周波数の異なる
2つの光が四光波混合用レーザ増幅器51cに入射され
ると、半導体レーザの光非線形性のために、四光波混合
が生じ該増幅器51cの出力端には、スペクトル上の、
ωL を中心としてωsig とは反対側にΔωだけ離れた周
波数位置に、光周波数ωout の新たな光を生ずる。この
新たな光は分離光S1 と同一の波形を有するが光周波数
が2Δωだけ分離光S1 と異なるものとなる。光フィル
タ51dを、光周波数ωout の光を選択的に通過出来る
ものとしておくことで、光周波数ωout の光を選択的に
取り出せる。なお、四光波混合によるωsig からωout
への変換効率は一般に低いので、これを補うために、光
周波数ωout の光を光増幅器51eにより増幅してから
超短パルス生成手段37に入力している。超短パルス生
成手段37では、光周波数ωout の光に基づいて、光周
波数はωout であるが繰り返し周波数は分離光S1 と同
じである超短パルスを生成する。この超短パルスはその
後は第1の実施の形態と同様に光路長可変手段38、ミ
ラー36a、ビームスプリッタ40を経て二次光生成手
段41に入力される。二次光生成手段41は、これに応
じ今度は和周波発生による二次光を出力する。目的の二
次光以外の光は検光子42aおよび光フィルタ42cに
より除去される。したがって、目的の二次光を波長に基
づいて分離出来る。
【0029】その後の、波形表示までの一連の処理は第
1の実施の形態の場合と同様であるので、ここではその
説明を省略する。
【0030】この第2の実施の形態の場合は第1の実施
の形態で得られる効果に加え、二次光を光波長フィルタ
により選択できるという効果が得られる。この結果、二
次光と目的以外の二次光との選別し易さの程度が強化さ
れる。その結果、より低レベルの波形観測が可能とな
り、測定感度の向上が図れることとなる。
【0031】上述においては、この出願の各発明の実施
の形態について説明したが、これら発明は上記の実施の
形態のみに限られない。例えば上記の実施の形態では、
被観測光とサンプリングパルスとの強度同士の積に比例
する二次光を生じさせる具体的な方法として、非線形光
学効果による第2高調波や和周波光を発生させる方法を
用いていた。しかし二次光の生成方法は他の任意好適な
方法でも良い。例えば、被観測光およびサンプリングパ
ルスを半導体材料に共に入射し、該半導体材料から前記
各光の強度の積に比例する反射光を得る方法でも良い。
【0032】また、第2の実施の形態では分離光の光周
波数をシフトさせる例を説明したが、分離光の光周波数
をシフトさせるのではなく超短パルスSS (Ssampの場
合があっても良い)の光周波数をシフトさせる場合があ
っても良い。その場合は光周波数シフト手段を超短パル
ス発生手段の後段の好適な位置に設ける。
【0033】
【発明の効果】上述した説明から明らかな様にこの出願
の第一発明の光波形観測方法によれば、被測定光を一部
分離して分離光を得る。次に、この分離光を用いて被測
定光と繰り返し周波数が同じ超短パルスを生成する。そ
して、この超短パルスの被観測光に対する時間的な重な
り具合を光路長可変手段により調整したパルスをサンプ
リングパルスとして用いる。このため、外部からの同期
信号や高価な信号発生器を用いることなく、長期間に渡
り安定なサンプリングパルスを生成出来る。また、外部
からの同期信号を必要としないので繰り返し周波数が未
知の被観測光の波形観測も容易に出来る。また、被測定
光にジッタがあってもそれはサンプリングパルスに同様
に反映されるので、ジッタに関する問題も解決出来る。
【0034】また、この出願の第二発明の光波形観測装
置によれば、所定の光分離手段、超短パルス生成手段、
光路長可変手段、二次光生成手段および二次光検出手段
を具えたので、第一発明を容易に実施できる装置であっ
て、かつ、従来にくらべ安価な光波形観測装置が実現出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の装置構成を説明する図であ
る。
【図2】超短パルス生成手段の一構成例を示す図であ
る。
【図3】光路長可変手段の一構成例を示す図である。
【図4】この発明の光波形観測方法の原理の説明図(そ
の1)である。
【図5】この発明の光波形観測方法の原理の説明図(そ
の2)である。
【図6】第2の実施の形態の装置構成を説明する図であ
る。
【図7】従来技術の説明図(その1)である。
【図8】従来技術の説明図(その2)である。
【符号の説明】
0 :被観測光 S1 :分離光 SS :超短パルス Ssamp:サンプリングパルス 30:第1の実施の形態の光波形観測装置 31:入力端子 32:偏波面調整器 33:光分離手段 34:光増幅器 35:光アイソレータ 36a,36b:ミラー 37:超短パルス生成手段 38:光路長可変手段 38a:台座 38b,38c:ミラー 38d:台座駆動機構 38e:台座駆動制御部 39:ディレーライン 40:導波手段 41:二次光生成手段 42:二次光検出手段 42a:検光子 42b:光検出器 42c:光フィルタ 43:低周波増幅器 44:A/D変換器 45:波形表示装置 46:メモリ 50:第2の実施の形態の光波形観測装置 51:光周波数シフト手段 51a:レーザ光源 51b:ビームスプリッタ 51c:四光波混合用レーザ増幅器 51d:光フィルタ 51e:光増幅器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り返し波形を示す被観測光の当該波形
    を、光非線形効果によって生成する、被観測光とサンプ
    リングパルスとの強度同士の積に比例する二次光に基づ
    いて観測する方法において、 被観測光をパワー的に一部分離し、該分離光に基づいて
    被観測光と同じ繰り返し周波数を持つ超短パルスを生成
    し、 該生成した超短パルスを光路長が所定条件で変化する光
    路長可変手段を経由させ、 該光路長可変手段を経由させた超短パルスをサンプリン
    グパルスとして用いることを特徴とする光サンプリング
    波形観測方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光サンプリング波形観
    測方法において、 前記超短パルスの代わりに、前記分離光に基づいて前記
    被観測光と同じ繰り返し周波数を持ち然も被観測光とは
    異なる光周波数を持つ超短パルスを生成することを特徴
    とする光サンプリング波形観測方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光サンプリン
    グ波形観測方法において、 前記光路長可変手段において光路長を一定の割合で変化
    させることを特徴とする光サンプリング波形観測方法。
  4. 【請求項4】 繰り返し波形を示す被観測光の当該波形
    を、光非線形効果によって生成する、被観測光とサンプ
    リングパルスとの強度同士の積に比例する二次光に基づ
    いて観測する光サンプリング波形観測装置において、 被観測光をパワー的に一部分離して分離光を得る光分離
    手段と、 該分離光に基づいて前記被観測光と同じ繰り返し周波数
    を持つ超短パルスを生成する超短パルス生成手段と、 該生成される超短パルスが入力され、光路長の可変制御
    が可能な光路長可変手段と、 前記被観測光および、サンプリングパルスとしての前記
    光路長可変手段を経由した超短パルスがそれぞれ入力さ
    れ、これらの強度同士の積に比例する二次光を生成する
    二次光生成手段と、 該二次光を検出する二次光検出手段とを具えたことを特
    徴とする光サンプリング波形観測装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光サンプリング波形観
    測装置において、 前記分離光の光周波数または前記超短パルスの光周波数
    をシフトさせる光周波数シフト手段をさらに具えたこと
    を特徴とする光サンプリング波形観測装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光サンプリング波形観
    測装置において、 前記光周波数シフト手段を、半導体レーザ増幅器を含む
    四光波混合光発生手段をもって構成したことを特徴とす
    る光サンプリング波形観測装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の光サンプリング波形観
    測装置において、 前記光周波数シフト手段を、半導体レーザ増幅器を多段
    含む四光波混合光発生手段をもって構成したことを特徴
    とする光サンプリング波形観測装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか1項に記載の光
    サンプリング波形観測装置において、 前記光路長可変手段が、前記光路長を一定の割合で変化
    させる機能をも有するものであることを特徴とする光サ
    ンプリング波形観測装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055124A (ja) * 2000-08-10 2002-02-20 Anritsu Corp 波形測定装置
EP2621031A3 (de) * 2012-01-24 2018-04-04 Menlo Systems GmbH Optikanordnung und Verfahren zum Erzeugen von Lichtpulsen veränderbarer Verzögerung

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