JPH09100250A - ポリオキシアルキレン化合物の分離方法 - Google Patents

ポリオキシアルキレン化合物の分離方法

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JPH09100250A
JPH09100250A JP7282595A JP28259595A JPH09100250A JP H09100250 A JPH09100250 A JP H09100250A JP 7282595 A JP7282595 A JP 7282595A JP 28259595 A JP28259595 A JP 28259595A JP H09100250 A JPH09100250 A JP H09100250A
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adsorbent
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Akinori Igarashi
章紀 五十嵐
Sachiko Yuzawa
幸子 湯澤
Shoichi Tanaka
正一 田中
Naruaki Matsutani
成晃 松谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリオキシアルキレン化合物を含む混合物か
ら、ポリオキシアルキレン化合物をそのオキシアルキレ
ン基の種類に基づいて効率よく分離する方法を提供す
る。 【解決手段】 ポリオキシアルキレン化合物を含む混合
物をそのオキシアルキレン基の種類によって分離する方
法であって、吸着剤を充填した分離カラムに、超臨界炭
酸を流通させた状態において、該混合物を液状又は溶液
状で該分離カラムに供給して分離カラムの吸着剤に吸着
させた後、親水度の異なる複数の有機溶剤を親水度の小
さい方から順次分離カラムに流通させることを特徴とす
るポリオキシアルキレン化合物の分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオキシアルキレ
ン化合物を含む混合物を、そのオキシアルキレン基の種
類に基づいて分離する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、混合物中から特定の成分を分離す
るために、超臨界流体を用いる方法は知られている。こ
のような方法としては、例えば、抽出物を溶解した第1
の超臨界液体を、吸着剤を充填した分離カラム中を流通
させて、抽出物中の特定成分をその分離カラムの吸着剤
に吸着させた後、その吸着剤に吸着させた成分に対する
溶解力が第1の超臨界流体よりも大きい第2の超臨界流
体を分離カラム中を流通させて、吸着剤に吸着されてい
る特定成分を遊離させる方法(特開平7−8202号)
が提案されている。この方法は、混合物からの特定成分
の分離効率の高い方法であるが、吸着剤への吸着力の強
いポリオキシアルキレンエーテルのような高い極性の化
合物に対しては、有効に適用することができない。ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルのような高極性化合
物を含む混合物をそのオキシアルキレン基の種類に基づ
いて効率よく分離することは非常に困難であり、ポリマ
ーやオリゴマーの一般的な分離方法として用いられてい
るGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)
によっても、高度に分離することは非常に困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオキシ
アルキレン化合物を含む混合物から、ポリオキシアルキ
レン化合物をそのオキシアルキレン基の種類に基づいて
効率よく分離する方法を提供することをその課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、ポリオキシアルキレ
ン化合物を含む混合物をそのオキシアルキレン基の種類
によって分離する方法であって、吸着剤を充填した分離
カラムに、超臨界炭酸を流通させた状態において、該混
合物を液状又は溶液状で該分離カラムに供給して分離カ
ラムの吸着剤に吸着させた後、親水度の異なる複数の有
機溶剤を親水度の小さい方から順次分離カラムに流通さ
せることを特徴とするポリオキシアルキレン化合物の分
離方法が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で被処理原料として用いる
ポリオキシアルキレン化合物は、次の一般式で表わされ
る。 H(OA)nO−R (1) 前記式中、Rは炭化水素基を示し、(OA)はオキシア
ルキレン基を示し、nはオキシアルキレン基の重合度を
示し、1以上の整数である。炭化水素基Rには、アルキ
ル基、シクロアルキル基、アルケニル基、芳香族基が包
含される。アルキル基には低級アルキル基(炭素数1〜
7)及び高級アルキル基(炭素数8〜22)が包含さ
れ、その炭素数は1〜22、好ましくは8〜18であ
る。シクロアルキル基としては、シクロヘキシル基、シ
クロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエチル基等が挙
げられる。アルケニル基には、炭素数2〜22のアルケ
ニル基が挙げられ、その二重結合は1つ又は複数であ
る。芳香族基としては、フェニル基、トリル基、ベンジ
ル基等が挙げられる。オキシアルキレン基(OA)
(A:低級アルキレン基)としては、オキシエチレン基
(A:−C34−)、オキシプロピレン基(A:−C3
6−)、オキシブチレン基(A:−C48−)の他、
(OA1)p−(OA2)q(A1:エチレン基等の低級ア
ルキレン基、A2:プロピレン基等のA1とは異なる低級
アルキレン基、p:1以上の整数、q:1以上の整数)
で表わされる混合オキシアルキレン基であることができ
る。オキシアルキレン基の重合度nは、1以上であり、
その上限は特に制約されないが、通常、40であり、一
般的には1〜40、好ましくは5〜20である。
【0006】前記したポリオキシアルキレン化合物は、
一般式 R−OH (2) (式中、Rは前記と同じ意味を有する)で表わされるヒ
ドロキシ化合物を、一般式 AO (3) (式中、Aは低級アルキレン基)で表わされるアルキレ
ンオキサイドと反応させることによって製造される。こ
のようなポリオキシアルキレン化合物の製造方法は、従
来よく知られている方法である。前記のようにして得ら
れるポリオキシアルキレン化合物は、オキシアルキレン
基(OA)が種々の重合度で重合した構造の化合物の混
合物である。本発明の場合、その平均重合度pは、1〜
40、好ましくは5〜20である。
【0007】本発明においては、前記ポリオキシアルキ
レン化合物を吸着分離するために、吸着剤を充填した分
離カラムを用いる。吸着剤としては、従来公知の多孔性
物質、例えば、シリカ、シリカゲル、アルミナ、ジルコ
ニア、チタニア等を用いることができる。これらの吸着
剤は表面改質したものであってもよい。表面改質した吸
着剤としては、例えば、吸着剤の表面をNH2基やOH
基で修飾したものや、吸着剤の表面を酸性、塩基性又は
中性に改質したもの等がある。吸着剤の平均粒径は3〜
80μm、好ましくは5〜10μmである。本発明で用
いる吸着剤としては、金属イオンを実質的に含まない高
純度シリカゲルの使用が好ましい。超臨界二酸化炭素
は、炭酸ガスを280気圧以上、好ましくは300〜3
30気圧に圧縮することにより得ることができる。
【0008】本発明により前記ポリオキシアルキレン化
合物(以下、POACと略記する)を含む混合物(以
下、単に混合物とも言う)をそのオキシアルキレン基の
種類によって分離するには、吸着剤を充填した分離カラ
ムにあらかじめ超臨界炭酸ガスを流通させておき、この
状態で混合物を液状又は溶液状で分離カラム中を流通さ
せ、混合物を分離カラムの吸着剤に吸着させる。この場
合の吸着温度は、30〜70℃、好ましくは40〜45
℃であり、吸着圧力は280〜350気圧、好ましくは
300〜330気圧である。混合物が固体状又はペース
ト状の場合、混合物を有機溶媒に溶解させた溶液として
分離カラムに供給する。混合物が液状の場合には、これ
をそのまま分離カラムに供給することができるが、必要
に応じ、有機溶媒溶液として供給することができる。有
機溶媒としては、クロロホルムや四塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素の他、トルエン等の芳香族炭化水素を用い
ることができる。有機溶媒溶液中のPOAC濃度は、5
〜95重量%、好ましくは40〜60重量%である。分
離カラムに供給する超臨界炭酸ガスの流量は、200〜
1000μl/min、好ましくは300〜600μl
/minである。また、混合物の供給量は、超臨界炭酸
ガスの供給量1g/hrに対し、5×10-6〜2g/h
r、好ましくは2×10-5〜2×10-4g/hrであ
る。混合物を液状又は溶液状で分離カラムに供給し、流
通させることにより、分離カラムの吸着剤には混合物が
吸着されるが、この場合の吸着処理時間(混合物流通時
間)は、通常、1〜30分、好ましくは5〜15分であ
る。
【0009】前記のようにして吸着処理が終了した後、
超臨界炭酸ガスを分離カラムに流通させた状態におい
て、脱着用有機溶剤を分離カラムに順次供給し、カラム
中を流通させる。この場合の脱着用有機溶剤としては、
所望する分離画分の数に応じた種類の有機溶剤を用い、
これらの有機溶剤を、その親水性の小さい方から順次分
離カラムに供給し流通させる。有機溶剤の親水性は、1
968.L.R.Snyderにより報告された溶媒強
度表と混合液の溶媒強度算出式に従ってその順位を決め
ることができる。
【0010】本発明において用いられる脱着用有機溶剤
の具体例を、所望する分画区分の数との関係で示すと次
の通りである。 (1)分画区分が、POAC製造用原料であるヒドロキ
シ化合物(R−OH)(式(1)におけるn=0)から
なる第1分画区分(I)と、POACからなる第2分画
区分(II)の2つである場合、 (i)第1有機溶剤 クロロホルム、ベンゼン、アセトン等。 CO2/溶剤重量比=10/1〜2/1 (ii)第2有機溶剤 エタノール、メタノール、イソプロパノール等。 CO2/溶剤重量比=10/1〜2/1 前記第1有機溶剤と第2有機溶剤を用いてR−OHとP
OACとの混合物を分離するには、その混合物を吸着さ
せた分離カラムに対し、超臨界炭酸ガスの流通下におい
て、先ず、第1有機溶剤を供給し、流通させる。これに
より、第1有機溶剤に対する溶解性の大きいR−OHが
選択的に溶出される。次いで、第1有機溶剤に代えて、
第2有機溶剤を分離カラムに供給し、流通させる。これ
により、第2有機溶剤に対する溶解性の大きいPOAC
が溶出される。
【0011】(2)分画区分が、R−OHからなる第1
分画区分(I)と、炭素数の高いオキシアルキレン基を
有するPOACからなる第2分画区分(II)と、炭素
数の低いオキシアルキレン基を有するPOACからなる
第3分画区分(III)の3つである場合、 (i)第1有機溶剤 クロロホルム、ベンゼン等。 CO2/溶剤重量比=10/1〜2/1 (ii)第2有機溶剤 アセトン、酢酸エチル、ジオキサン等。 CO2/溶剤重量比=10/1〜2/1 (iii)第3有機溶剤 エタノール、メタノール、イソプロパノール等。 CO2/溶剤重量比=10以上 前記第1有機溶剤と第2有機溶剤と第3有機溶剤を用い
て、R−OHと、炭素数の低いアオキシアルキレン基を
有するPOACと、炭素数の高いオキシアルキレン基を
有するPOACとの混合物を分離するには、その混合物
を吸着させた分離カラムに対し、超臨界炭酸ガスの流通
下において、先ず、第1有機溶剤を供給し、流通させ
る。これにより、第1有機溶剤に対する溶解性の大きい
R−OHが選択的に溶出される。次いで、第1有機溶剤
に代えて、第2有機溶剤を分離カラムに供給し、流通さ
せる。これにより第2有機溶剤に対する溶解性の大きい
炭素数の高いオキシアルキレン基を有するPOACが選
択的に溶出される。次いで、第2有機溶剤に代えて、第
3有機溶剤を分離カラムに供給し、流通させる。これに
より、第3有機溶剤に対する溶解性の大きい炭素数の低
いオキシアルキレン基を有するPOACが溶出される。
【0012】(3)分画区分が、炭素数の高いオキシア
ルキレン基を有するPOACを主体とする第1分画区分
(I)と、炭素数の低いオキシアルキレン基を有するP
OACを主体とする分画区分(II)の2つである場
合、 (i)第1有機溶剤 アセトン、酢酸エチル、ジオキサン等。 CO2/溶剤重量比=10/1〜2/1 (ii)第2有機溶剤 エタノール、メタノール、イソプロパノール等。 CO2/溶剤重量比=10以上 前記第1有機溶剤と第2有機溶剤を用いて、炭素数が異
ったオキシアルキレン基を有するPOAC混合物から、
炭素数の高いオキシアルキレン基を有するPOACを主
体とする分画区分(I)と炭素数の低いオキシアルキレ
ン基を有するPOACを主体とする分画区分(II)と
に分離するには、その混合物を吸着させた分離カラムに
対し、超臨界炭酸ガスの流通下において、先ず、第1有
機溶剤を供給し、流通させる。これにより、第1有機溶
剤に対する溶解性の大きい炭素数の高いオキシアルキレ
ン基を有するPOACが選択的に溶出される。次いで、
第1有機溶剤に代えて、第2有機溶剤を分離カラムに供
給し、流通させる。これにより第2有機溶剤に対する溶
解性の大きい炭素数の低いオキシアルキレン基を有する
POACが溶出される。
【0013】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0014】実施例1 分離カラムとして、内径4.6mm、長さ150mm、
厚さ1mmのステンレススチール管に、シリカゲル(平
均粒径5μm)2.5gを充填し、そのシリカゲル充填
層の上部及び下部に多孔板を配設したものを用いた。こ
の分離カラム(分離管)を先ず、130℃に加熱し、圧
力300気圧の超臨界炭酸ガス流通させて、シリカゲル
中に含まれている不純物を除去し、シリカゲルの活性化
を行った。次に、分離カラムを40℃に冷却後、分離カ
ラムの温度を40℃に保持して、280気圧の超臨界炭
酸ガスを、300μl/分の流量で分離カラムに供給
し、流通させるとともに、下記成分組成の液体試料A
0.1gを超臨界炭酸ガスに圧入して分離カラムに吸着
させた。 (試料A) オクチルアルコール:15重量% ポリオキシエチレンオクチルエーテル:15重量% (オキシエチレンの平均重合度p=5) ポリオキシエチレンオクチルエーテル:15重量% (オキシエチレンの平均重合度p=20) を含むクロロホルム溶液
【0015】次に、超臨界炭酸ガスを分離カラム中に流
通させた状態において、先ず、クロロホルムを75μl
/分の流量でその超臨界炭酸ガス中に圧入して、20分
間分離カラム中を流通させて、第1脱着を行った。次
に、アセトンを100μl/分の流量で同様にして分離
カラム中を流通させて、第2脱着を行った。次に、エタ
ノールを120μl/分の流量で同様にして分離カラム
中を流通させて、第3脱着を行った。次に、前記脱着物
を分析し、その構造確認を1H−NMRを用いて行っ
た。また、各混合成分の分離回収率はいずれも95%以
上であった。前記実験においては、クロロホルムを脱着
剤として用いる第1脱着において、オクチルアルコール
が溶出分離され、エタノールを脱着剤として用いる第3
脱着において、平均重合度p=5及び20のポリオキシ
エチレンオクチルエーテルが溶出分離されることが確認
された。
【0016】実施例2 実施例1において、試料Aの代りに、下記に示す成分組
成の試料Bを用いた以外は同様にして実験を行った。 (試料B) オクチルアルコール:8重量% ステアリルアルコール:8重量% ポリオキシエチレンオクチルエーテル:8重量% (p=5) ポリオキシエチレンステアリルエーテル:8重量% (p=5) ポリオキシエチレンオクチルエーテル:8重量% (p=20) ポリオキシエチレンステアリルエーテル:8重量% (p=20) を含むクロロホルム溶液 前記実験の結果、この場合にも、第1脱着において、オ
クチルアルコールとステアリルアルコールが溶出分離さ
れ、第3脱着において、平均重合度p=5及び20のポ
リオキシエチレンオクチルエーテル、及び平均重合度p
=5及び20のポリオキシエチレンステアリルエーテル
が溶出分離された。
【0017】実施例3 実施例1において、試料Aの代りに、下記に示す成分組
成の試料Cを用いた以外は同様にして実験を行った。 (試料C) オクチルアルコール:8重量% ステアリルアルコール:8重量% ポリオキシプロピレンオクチルエーテル:8重量% (p=2) ポリオキシプロピレンオクチルエーテル:8重量% (p=20) ポリオキシプロピレンステアリルエーテル:8重量% (p=2) ポリオキシプロピレンステアリルエーテル:8重量% (p=20) を含むクロロホルム溶液 前記実験の結果、この場合にも、第1脱着において、オ
クチルアルコールとステアリルアルコールが溶出分離さ
れ、脱着剤としてアセトンを用いる第2脱着において、
平均重合度p=2及び20のポリオキシプロピレンオク
チルエーテル、及び平均重合度p=2及び20のポリオ
キシプロピレンステアリルエーテルが溶出分離された。
【0018】実施例4 実施例1において、試料Aの代りに、下記に示す成分組
成の試料Dを用いた以外は同様にして実験を行った。 (試料D) ポリオキシエチレンステアリルエーテル:25重量% (p=5) ポリオキシプロピレンオクチルエーテル:25重量% (p=20) を含むクロロホルム溶液 前記実験の結果、この場合には、脱着剤としてアセトン
を用いる第2脱着において、平均重合度p=2のポリオ
キシプロピレンオクチルエーテルが溶出され、エタノー
ルを脱着剤とする第3脱着において、平均重合度p=5
のポリオキシエチレンステアリルエーテルが洋酒部分離
された。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、オキシアルキレン基の
種類の異った複数のポリオキシアルキレン化合物を含む
混合物から、ポリオキシアルキレン化合物をそのオキシ
アルキレン基の種類に基づいて効率よく分離することが
できる。本発明の方法は、香粧品等の混合物中に含まれ
ているポリオキシアルキレン化合物の分析法等として有
利に適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松谷 成晃 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオキシアルキレン化合物を含む混合
    物をそのオキシアルキレン基の種類によって分離する方
    法であって、吸着剤を充填した分離カラムに、超臨界炭
    酸を流通させた状態において、該混合物を液状又は溶液
    状で該分離カラムに供給して分離カラムの吸着剤に吸着
    させた後、親水性の異なる複数の有機溶剤を親水性の小
    さい方から順次分離カラムに流通させることを特徴とす
    るポリオキシアルキレン化合物の分離方法。
  2. 【請求項2】 該混合物がアルコールを含む請求項1の
    方法。
JP7282595A 1995-10-04 1995-10-04 ポリオキシアルキレン化合物の分離方法 Pending JPH09100250A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010114073A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 日油株式会社 高分子量ポリオキシアルキレン誘導体の精製方法

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