JPH0899678A - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置

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Publication number
JPH0899678A
JPH0899678A JP26117694A JP26117694A JPH0899678A JP H0899678 A JPH0899678 A JP H0899678A JP 26117694 A JP26117694 A JP 26117694A JP 26117694 A JP26117694 A JP 26117694A JP H0899678 A JPH0899678 A JP H0899678A
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JP
Japan
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power supply
voltage
control circuit
failure
current detection
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Pending
Application number
JP26117694A
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English (en)
Inventor
Noboru Yoshida
昇 吉田
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの故障診断を、ハーネスやコ
ネクタのピン数の増加なとに、しかも特別の大掛りな故
障診断用ハードウエアを用いることなく、容易かつ迅速
に実施可能にする。 【構成】 ショックアブソーバに設けられた減衰力調整
バルブのアクチュエータを、車両の動きに応じて制御す
る制御回路部1と、該制御回路部1とこれに電源電圧を
供給する電源との間に任意に接続される電源電流検出用
の電流検出抵抗5と、該電流検出抵抗5を介して得られ
る電源電圧を負荷に対しオン,オフすることにより変化
する該電源電圧を検出し、これらの電圧差が設定値を超
えたとき、ダイアグコードを出力して、故障情報に応じ
た回数分、上記電流検出抵抗5の両端電圧を変化させる
マイクロプロセッサ8とを設けて、上記電流検出抵抗5
の両端電圧の変化を報知手段6によって外部に報知させ
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ショックアブソーバ
に設けられた減衰力調整バルブのアクチュエータやこの
アクチュエータの作動制御回路の故障診断を行うのに利
用する故障診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のショックアブソーバとしては、一
般的に、ピストンによってシリンダ内に隔成された2室
の作動油の流れを、減衰力調整バルブにより制御するこ
とにより、所定の減衰力を発生させて、路面から受ける
振動などの緩衝動作をさせるものが広く用いられてい
る。
【0003】一方、このようなショックアブソーバに、
上記減衰力調整バルブのアクチュエータや、このアクチ
ュエータを制御する制御回路部を設けたスマートショッ
クアブソーバと呼ばれるものが提案されている。
【0004】これは、上記制御回路部に一体の、車体の
動作を検出するGセンサなどのセンサの出力にもとづく
制御出力によって減衰力調整用バルブをアクチュエータ
により開閉することとし、これによって、ショックアブ
ソーバとしての減衰力調整機能を果させるように機能す
る。
【0005】なお、このようなスマートショックアブソ
ーバでは、制御回路部に対し電源電圧を導入するリード
線などが設けられ、アクチュエータや制御回路部を故障
診断する回路やリード線などは設けられていない。
【0006】一方、上記のようなアクチュエータの故障
診断を行うために、制御回路部にテストスイッチを設け
て、このテストスイッチのオン操作によってランプにダ
イアグ(故障診断)表示するものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アクチ
ュエータの故障診断のための回路やリード線が設けられ
ていないスマートショックアブソーバでは、テストスイ
ッチやランプなどの表示器を接続できないため、故障診
断が行えないばかりか、上記制御回路部内に新たに故障
診断のための回路部品などを設けるスペースを確保する
ことが難しいという問題点があった。
【0008】また、上記のようにテストスイッチやラン
プを制御回路部に外付けしたものでは、ハーネスの増大
やこのハーネスを制御回路につなぐコネクタのピン数が
増大するなど、システム全体の大形化,コストアップが
避けられないなどの問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような従来の問題点に
着目してなされたものであり、アクチュエータや制御回
路部の故障診断を、ハーネスやコネクタのピン数の増加
なとに、しかも特別の大掛りな故障診断用ハードウエア
を用いることなく、容易かつ迅速に実施できる故障診断
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる故障診
断装置は、ショックアブソーバに設けられた減衰力調整
バルブのアクチュエータを、車両の動きに応じて制御す
る制御回路部と、該制御回路部とこれに電源電圧を供給
する電源との間に任意に接続される電源電流検出用の電
流検出抵抗と、該電流検出抵抗を介して得られる電源電
圧を負荷に対しオン,オフすることにより変化する該電
源電圧を検出し、これらの電圧差が設定値を超えたと
き、ダイアグコードを出力して、故障情報に応じた回数
分、上記電流検出抵抗の両端電圧を変化させるマイクロ
プロセッサとを設けて、上記電流検出抵抗の両端電圧の
変化を報知手段によって外部に報知させるようにしたも
のである。
【0011】
【作用】この発明における故障診断装置は、ショックア
ブソーバ本体に取り付けられた制御回路部と電源とを結
ぶ電源ライン中に電流検出抵抗を持った故障検出用サブ
ハーネスを任意に接続することで、上記制御回路部およ
びこれにより制御されるアクチュエータの動作状態に応
じた上記電流検出抵抗の両端電圧を検出し、この両端電
圧の変化から故障情報を電圧計などの報知手段によって
確認可能にする。
【0012】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図について説
明するが、図1は、この発明の故障診断装置を構成する
要部の回路図であり、図において、1は、減衰力調整バ
ルブのアクチュエータを車両の動きに応じて作動制御す
る制御回路部である。
【0013】また、2は、この制御回路部1と電源とを
結ぶ電源ライン中に任意に接続された故障診断用サブハ
ーネスであり、これが通常は、互いに直接連結される図
2に示すような電源側のコネクタ3および制御回路部1
側のコネクタ4との間に連結される。
【0014】この故障診断用サブハーネス2は、上記電
源ライン中に直列接続される電流検出抵抗(抵抗値R)
5と、この電流検出抵抗5の両端電圧を測定して報知す
る報知手段としての電圧計6とを、図2に示すようなケ
ース7内に収納したものからなる。
【0015】一方、上記制御回路部1において、8は、
図示しないメモリなどとともにコントローラ部9を構成
するマイクロプロセッサであり、このマイクロプロセッ
サ8は、上記電流検出抵抗5の両端電圧を検出し、この
両端電圧のレベルや変化状態に応じて故障診断出力モー
ド判定や故障内容(故障部分)のセルフチェックを実施
するように機能する。
【0016】また、10は、例えば、車両の動きを検出
するGセンサであり、上記マイクロプロセッサ8は、該
Gセンサ10の出力にもとづいた減衰力特性を設定処理
し、アクチュエータによって減衰力調整バルブを最適制
御するように機能する。
【0017】さらに、Q1およびQ2は、それぞれコイ
ル11,12を介して電源に対しソース,ドレインが直
列接続されたトランジスタであり、ゲートがコントロー
ラ部9に接続されている。
【0018】なお、本実施例においては、上記コイル1
1,12は、前記アクチュエータとして使用される電動
モータに通常備えられているコイル11を使用してい
る。
【0019】これらの各トランジスタQ1,Q2は、故
障診断出力モード判定時にオンとなり、電源ラインおよ
びトランジスタQ1を通してコイル11に電流Iを流
す。
【0020】なお、上記トランジスタQ1,Q2および
コイル11,12は、互いに他に対しフェイルセーフ機
能を果す。
【0021】次に動作について説明すると、まず、ショ
ックアブソーバの制御回路部1は、通常、コネクタ3,
4が直接連結されているため、電源から直接電力の供給
を受け、従って、Gセンサ10の出力を受けて、車体の
重力加速度に応じた減衰力特性をマイクロプロセッサ8
に演算,決定させ、このマイクロプロセッサ8の出力に
もとづき、アクチュエータに減衰力調整バルブの開度調
整を行わせる。
【0022】一方、故障診断を行う場合には、電源と制
御回路部1との間の電源ラインに、コネクタ3,4を介
して故障診断用サブハーネス2を接続し、電源を入れ
る。
【0023】すると、制御回路部1には電流検出抵抗5
を介して電源電圧が印加され、マイクロプロセッサ8
は、図3のフローチャートに示すように、内部のメモリ
チェック(S1),Gセンサ10などのセンサチェック
(S2)および駆動部などのドライバチェック(S3)
を自己診断により行い、続いて、ダイアグ(故障診断)
出力モード判定の処理を実行する。
【0024】すなわち、このダイアグ出力モード判定の
処理では、まず、マイクロプロセッサ8は、トランジス
タQ1をオンにし(トランジスタQ1が故障の場合に
は、トランジスタQ2をオンにする)、このトランジス
タQ1を介して制御回路部1の電源ラインおよびコイル
11に電流Iを流す(ステップS4)。
【0025】このため、上記電流検出抵抗5にも電流I
が流れるため、I・R相当分だけ電圧降下した電源電圧
が、上記マイクロプロセッサ8やトランジスタQ1,Q
2に供給されることになる。
【0026】マイクロプロセッサ8は、この電圧降下を
検出するとともに、このときの電源電圧(V1)を読み
込んで、メモリに格納する(ステップS5)。
【0027】なお、制御回路部1において、上記トラン
ジスタQ1,Q2のオンにより消費される電流は、これ
以外の回路部、例えばコントローラ部9内で消費される
電流に比べて十分に大きく、上記コントローラ部9など
の回路部での消費電流は無視できる程度に小さい。
【0028】次に、マイクロプロセッサ8の出力によ
り、上記トランジスタQ1をオフにし(ステップS
6)、このときの電源電圧V2をマイクロプロセッサ8
が読込み(ステップS7)、この電源電圧V2を上記メ
モリに格納してある電源電圧V1と比較する。
【0029】そして、これらの電圧差V2−V1が設定
値Kを超えるか否かを判定し(ステップS8)、その設
定値Kを超えた場合には、ダイアグコードの出力を行
う。
【0030】一方、電圧差V2−V1が設定値Kを超え
ない場合、すなわち、故障診断用サブハーネス2が接続
されていないと判定された場合には、上記電圧差は略0
であり、ダイアグコードの出力を行わず、通常の制御を
行う。
【0031】また、上記電圧差V2−V1が設定値Kを
超えた場合には、故障診断用のハーネス2が接続されて
いると判断し、上記ダイアグコードの出力は、トランジ
スタQ1をオン,オフすることにより電源電流を変化さ
せ、例えば、センサが故障している場合には、トランジ
スタQ1を、図4中の上段図に示すように、上記所定時
間内に2回オンにする。
【0032】また、メモリが故障している場合には、ト
ランジスタQ1を、図4中の下段図に示すように、3回
オンにし、このときの電流検出抵抗5の両端電圧の変
化、つまり電圧計6の針の動きで、その故障の内容(種
類)を外部から目視判別可能にする。
【0033】なお、上記のように、電圧計6の針の動き
(振れ)を目視で確認するという方法は、あくまでも故
障原因検出の1つの手段で、故障診断情報を電流検出抵
抗5の両端電圧で確認できれば、その他の計器や表示器
を使ったあらゆる方法で確認することができる。
【0034】また、図5は、故障診断用サブハーネス使
用時における制御回路部1の電源ラインの電源電圧,電
源電流およびトランジスタQ1の動作を、セルフチェッ
ク,ダイアグ出力モード判定およびダイアグ出力につい
て示すタイムチャートである。
【0035】なお、上記実施例では、報知手段として電
圧計6を用いた場合を示したが、その報知手段としてラ
ンプを用いない。
【0036】その理由は、温度変化などによりランプの
内部抵抗値が一定せず、また、エンジン始動時などでの
電源電圧の変動時にも、抵抗値が小さ過ぎて電圧変化が
十分に得られないからである。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ショ
ックアブソーバに設けられた減衰力調整バルブのアクチ
ュエータを、車両の動きに応じて制御する制御回路部
と、該制御回路部とこれに電源電圧を供給する電源との
間に任意に接続される電源電流検出用の電流検出抵抗
と、該電流検出抵抗を介して得られる電源電圧を負荷に
対しオン,オフすることにより変化する該電源電圧を検
出し、これらの電圧差が設定値を超えたとき、ダイアグ
コードを出力して、故障情報に応じた回数分、上記電流
検出抵抗の両端電圧を変化させるマイクロプロセッサと
を設けて、上記電流検出抵抗の両端電圧の変化を報知手
段によって外部に報知させるように構成したので、アク
チュエータの故障診断を、ハーネスやコネクタのピン数
の増加なとに、しかも特別の大掛りな故障診断用ハード
ウエアを用いることなく、容易かつ迅速に実施できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による故障診断装置要部の
回路を示すブロック接続図である。
【図2】図1における故障診断用サブハーネスの接続構
造を示す斜視図である。
【図3】図1における制御回路部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】図1におけるトランジスタの動作タイミングを
示すフローチャートである。
【図5】図1における回路各部の信号を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 制御回路部 2 故障診断用サブハーネス 5 電流検出抵抗 6 報知手段 8 マイクロプロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバに設けられた減衰力
    調整バルブのアクチュエータを、車両の動きに応じて制
    御する制御回路部と、該制御回路部とこれに電源電圧を
    供給する電源との間に任意に接続される電源電流検出用
    の電流検出抵抗と、該電流検出抵抗を介して得られる電
    源電圧を負荷に対しオン,オフすることにより変化する
    該電源電圧を検出し、これらの電圧差が設定値を超えた
    とき、ダイアグコードを出力して、上記電流検出抵抗の
    両端電圧を故障情報に応じた回数変化させるマイクロプ
    ロセッサと、上記電流検出抵抗の両端電圧の変化を外部
    に報知する報知手段とを備えた故障診断装置。
JP26117694A 1994-09-30 1994-09-30 故障診断装置 Pending JPH0899678A (ja)

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JP26117694A JPH0899678A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 故障診断装置

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JPH0899678A true JPH0899678A (ja) 1996-04-16

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ID=17358189

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6489693B1 (en) * 1999-02-15 2002-12-03 Isabellenhutte Heusler Gmbh Kg Method and device for current monitoring in a current supply system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6489693B1 (en) * 1999-02-15 2002-12-03 Isabellenhutte Heusler Gmbh Kg Method and device for current monitoring in a current supply system

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