JPH0898165A - 双方向catv伝送システム - Google Patents
双方向catv伝送システムInfo
- Publication number
- JPH0898165A JPH0898165A JP6235169A JP23516994A JPH0898165A JP H0898165 A JPH0898165 A JP H0898165A JP 6235169 A JP6235169 A JP 6235169A JP 23516994 A JP23516994 A JP 23516994A JP H0898165 A JPH0898165 A JP H0898165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- bidirectional
- transmission system
- terminal device
- data signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ネットワークを集中管理し、異常発生時に迅
速且つ適確な処置を行う適確な双方向CATV伝送シス
テムを提供する。 【構成】 加入者端末装置には、下りデータ信号DL の
反射歪レベル及び反射歪の到達時間を演算する反射歪計
算装置50と、S/Nを演算するS/N計算装置51
と、符号誤り率を演算する誤り率計算装置52が内蔵さ
れ、これらの演算データE1 ,E2 ,E3 が送信部54
を介して上りデータ信号DU としてセンタ装置へ伝送さ
れる。センタ装置は、この上りデータ信号DU 中の演算
データに基づいてネットワークの異常を判定すると、下
りデータ信号DL の多値レベルを変化させたり、いまま
で伝送していたデータを正常なチャネルへ切り替えて伝
送したり、前記S/Nの演算データを集計してS/N障
害発生箇所を推定したり、前記反射歪レベル及び反射歪
の到達時間の演算データを集計して反射障害発生箇所を
推定する等の対応処理を行う。
速且つ適確な処置を行う適確な双方向CATV伝送シス
テムを提供する。 【構成】 加入者端末装置には、下りデータ信号DL の
反射歪レベル及び反射歪の到達時間を演算する反射歪計
算装置50と、S/Nを演算するS/N計算装置51
と、符号誤り率を演算する誤り率計算装置52が内蔵さ
れ、これらの演算データE1 ,E2 ,E3 が送信部54
を介して上りデータ信号DU としてセンタ装置へ伝送さ
れる。センタ装置は、この上りデータ信号DU 中の演算
データに基づいてネットワークの異常を判定すると、下
りデータ信号DL の多値レベルを変化させたり、いまま
で伝送していたデータを正常なチャネルへ切り替えて伝
送したり、前記S/Nの演算データを集計してS/N障
害発生箇所を推定したり、前記反射歪レベル及び反射歪
の到達時間の演算データを集計して反射障害発生箇所を
推定する等の対応処理を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双方向CATV伝送シ
ステムに関し、特に、伝送ネットワークの異常監視及び
異常発生に対する迅速な処置が可能な双方向CATV伝
送システムに関する。
ステムに関し、特に、伝送ネットワークの異常監視及び
異常発生に対する迅速な処置が可能な双方向CATV伝
送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】双方向CATV伝送システムは、放送局
のセンタ装置から延設された幹線光ファイバケーブルの
途中に複数個の双方向中継増幅器と幹線分岐器(幹線タ
ップオフ)が設けられ、双方向中継増幅器に接続された
枝線光ファイバケーブルに設けられた枝線分岐器(枝線
タップオフ)を介して加入者の端末装置が接続された
り、幹線分岐器を介して加入者の端末装置が接続される
樹枝状ネットワークのシステム構成となっている。
のセンタ装置から延設された幹線光ファイバケーブルの
途中に複数個の双方向中継増幅器と幹線分岐器(幹線タ
ップオフ)が設けられ、双方向中継増幅器に接続された
枝線光ファイバケーブルに設けられた枝線分岐器(枝線
タップオフ)を介して加入者の端末装置が接続された
り、幹線分岐器を介して加入者の端末装置が接続される
樹枝状ネットワークのシステム構成となっている。
【0003】そして、伝送帯域のうちの所定の低域範囲
が、加入者端末側からセンタ装置へデータ信号を伝送す
るための上り回線に割り当てられ、残余の高域範囲が、
センタ装置から加入者端末側へデータ信号を伝送するた
めの下り回線に割り当てられ、例えば、端末装置からセ
ンタ装置へ上り回線を介して所望の供給ソース(映画情
報等)を指定するためのデマンド信号を伝送すると、セ
ンタ装置がそれに応じて下り回線を介して供給ソースの
データ信号を伝送し、端末装置による視聴を可能にする
等の双方向伝送を行うようになっている。
が、加入者端末側からセンタ装置へデータ信号を伝送す
るための上り回線に割り当てられ、残余の高域範囲が、
センタ装置から加入者端末側へデータ信号を伝送するた
めの下り回線に割り当てられ、例えば、端末装置からセ
ンタ装置へ上り回線を介して所望の供給ソース(映画情
報等)を指定するためのデマンド信号を伝送すると、セ
ンタ装置がそれに応じて下り回線を介して供給ソースの
データ信号を伝送し、端末装置による視聴を可能にする
等の双方向伝送を行うようになっている。
【0004】また、双方向中継増幅器が、伝送されるデ
ータ信号の損失補償を行ったり、自らの内部状態(内部
電源の異常の有無、温度や湿度等の環境状態)を監視
し、これらの補償状況の情報や内部状態の情報をステー
タス信号として上り回線を介してセンタ装置へ逐次伝送
することにより、センタ装置が双方向CATV伝送シス
テムを集中管理するようになっている。
ータ信号の損失補償を行ったり、自らの内部状態(内部
電源の異常の有無、温度や湿度等の環境状態)を監視
し、これらの補償状況の情報や内部状態の情報をステー
タス信号として上り回線を介してセンタ装置へ逐次伝送
することにより、センタ装置が双方向CATV伝送シス
テムを集中管理するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の集中管理にあっては、センタ装置が双方向中継増幅
器からのステータス信号の情報に基づいて異常の有無を
集中監視するものであるので、双方向中継増幅器と関連
性の有る異常発見には極めて効果的であるが、それ以外
のネットワークに生じた異常を監視するのには一定の限
界があった。
来の集中管理にあっては、センタ装置が双方向中継増幅
器からのステータス信号の情報に基づいて異常の有無を
集中監視するものであるので、双方向中継増幅器と関連
性の有る異常発見には極めて効果的であるが、それ以外
のネットワークに生じた異常を監視するのには一定の限
界があった。
【0006】例えば、センタ装置から伝送されたデータ
信号が正確に端末装置で受信されない等の異常が発生し
ているにも係わらず、センタ装置ではこの異常を集中監
視することができず、加入者からセンタ装置側のオペレ
ータ等に通報があって初めて異常の発生を検知する場合
があった。そして、かかる異常連絡を受けた後、保守要
員が障害場所の特定化及び原因の究明等の作業を開始す
るので、修復完了までに長時間を要するという問題があ
った。また、ネットワークの品質劣化による異常が発生
した場合、その修復が完了するまではデータ信号の伝送
を全面的に中断しなければならないため、異常の無い伝
送経路に対しても大きな被害を被るという問題があっ
た。
信号が正確に端末装置で受信されない等の異常が発生し
ているにも係わらず、センタ装置ではこの異常を集中監
視することができず、加入者からセンタ装置側のオペレ
ータ等に通報があって初めて異常の発生を検知する場合
があった。そして、かかる異常連絡を受けた後、保守要
員が障害場所の特定化及び原因の究明等の作業を開始す
るので、修復完了までに長時間を要するという問題があ
った。また、ネットワークの品質劣化による異常が発生
した場合、その修復が完了するまではデータ信号の伝送
を全面的に中断しなければならないため、異常の無い伝
送経路に対しても大きな被害を被るという問題があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたものであり、双方向CATV伝送システムの保守
・監視を確実且つ迅速に行うことができると共に、ネッ
トワークの品質劣化が発生した場合でも、正常な伝送経
路におけるデータ信号の伝送を中断することなく修復作
業を行うことができる等の機能を有する双方向CATV
伝送システムを提供することを目的とする。
されたものであり、双方向CATV伝送システムの保守
・監視を確実且つ迅速に行うことができると共に、ネッ
トワークの品質劣化が発生した場合でも、正常な伝送経
路におけるデータ信号の伝送を中断することなく修復作
業を行うことができる等の機能を有する双方向CATV
伝送システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、センタ装置と端末装置との間で双方
向伝送を行う双方向CATV伝送システムであって、前
記端末装置は、前記チャネル毎の下りデータ信号を復調
する復調器と、前記復調器から出力される復調信号を等
化処理する等化器と、前記等化器から出力された信号の
符号誤りを訂正する誤り訂正回路を有し、更に、前記等
化器のフィルタ係数に基づいて伝送経路の反射歪レベル
と反射歪の到達時間を演算しこれらの反射歪レベル及び
反射歪の到達時間データを上りデータ信号として前記セ
ンタ装置へ伝送させる反射歪計算装置と、前記等化器か
ら出力された信号のS/Nを演算しこのS/Nデータを
上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送させるS/
N計算装置と、前記符号誤り訂正回路の符号誤り処理結
果に基づいて符号誤り率を演算しこの符号誤り率データ
を上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送させる誤
り率計算装置の内の少なくとも1つの計算装置を備える
構成とした。
るために本発明は、センタ装置と端末装置との間で双方
向伝送を行う双方向CATV伝送システムであって、前
記端末装置は、前記チャネル毎の下りデータ信号を復調
する復調器と、前記復調器から出力される復調信号を等
化処理する等化器と、前記等化器から出力された信号の
符号誤りを訂正する誤り訂正回路を有し、更に、前記等
化器のフィルタ係数に基づいて伝送経路の反射歪レベル
と反射歪の到達時間を演算しこれらの反射歪レベル及び
反射歪の到達時間データを上りデータ信号として前記セ
ンタ装置へ伝送させる反射歪計算装置と、前記等化器か
ら出力された信号のS/Nを演算しこのS/Nデータを
上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送させるS/
N計算装置と、前記符号誤り訂正回路の符号誤り処理結
果に基づいて符号誤り率を演算しこの符号誤り率データ
を上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送させる誤
り率計算装置の内の少なくとも1つの計算装置を備える
構成とした。
【0009】一方、前記センタ装置は、前記端末装置か
ら伝送されて来る上りデータ信号に含まれる前記反射歪
レベル及び反射歪の到達時間データと、前記S/Nデー
タと、前記符号誤り率データの少なくともいずれか1つ
のデータに基づいて異常発生の有無を判定するネットワ
ーク回路部を備える構成とした。
ら伝送されて来る上りデータ信号に含まれる前記反射歪
レベル及び反射歪の到達時間データと、前記S/Nデー
タと、前記符号誤り率データの少なくともいずれか1つ
のデータに基づいて異常発生の有無を判定するネットワ
ーク回路部を備える構成とした。
【0010】又、前記センタ装置は、前記ネットワーク
回路部が前記異常発生を判定すると、下りデータ信号の
多値レベルを変化させる多値レベル制御部を有したり、
多値レベル制御部に対して所定のデータパターンを変調
して成る下りデータ信号を下り伝送帯域の各チャネルへ
伝送させ、前記端末装置から伝送されて来る上りデータ
信号に基づいて正常なチャネルを判断し、いままで伝送
していたデータを正常なチャネルへ切り替えて伝送する
ようにしたり、前記S/Nデータを集計してS/N障害
発生箇所を推定するコンピュータシステムを具備した
り、前記反射歪レベル及び反射歪の到達時間データを集
計して反射障害発生箇所を推定するコンピュータシステ
ムを具備する構成とした。
回路部が前記異常発生を判定すると、下りデータ信号の
多値レベルを変化させる多値レベル制御部を有したり、
多値レベル制御部に対して所定のデータパターンを変調
して成る下りデータ信号を下り伝送帯域の各チャネルへ
伝送させ、前記端末装置から伝送されて来る上りデータ
信号に基づいて正常なチャネルを判断し、いままで伝送
していたデータを正常なチャネルへ切り替えて伝送する
ようにしたり、前記S/Nデータを集計してS/N障害
発生箇所を推定するコンピュータシステムを具備した
り、前記反射歪レベル及び反射歪の到達時間データを集
計して反射障害発生箇所を推定するコンピュータシステ
ムを具備する構成とした。
【0011】
【作用】加入者端末装置には、前記反射歪計算装置とS
/N計算装置及び誤り率計算装置の少なくともいずれか
1つが内蔵されており、異常発生の有無を示すデータを
上り回線を介してセンタ装置へ逐次伝送するので、セン
タ装置はフルタイム且つリアルタイムでネットワークを
集中管理する。特に、現実に端末装置において異常と認
められる情報が伝送されることとなるので、確度の高い
集中管理を可能にする。又、センタ装置が異常を判定し
た場合には、下りデータ信号の多値レベルを変化させた
り、正常なチャネルに切り替えて伝送することにより、
正常にデータ伝送を行うことができると共に、復旧作業
等による伝送中断を大幅に回避することができる。
/N計算装置及び誤り率計算装置の少なくともいずれか
1つが内蔵されており、異常発生の有無を示すデータを
上り回線を介してセンタ装置へ逐次伝送するので、セン
タ装置はフルタイム且つリアルタイムでネットワークを
集中管理する。特に、現実に端末装置において異常と認
められる情報が伝送されることとなるので、確度の高い
集中管理を可能にする。又、センタ装置が異常を判定し
た場合には、下りデータ信号の多値レベルを変化させた
り、正常なチャネルに切り替えて伝送することにより、
正常にデータ伝送を行うことができると共に、復旧作業
等による伝送中断を大幅に回避することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明による双方向CATV伝送シス
テムの一実施例を図面と共に説明する。尚、本発明は、
デジタル信号列を変調信号の状態変化に対応させて伝送
する各種のデジタル変調方式を適用することができるも
のであるが、典型的なデジタル変調方式として、多値残
留側波帯変調方式(以下、VSB変調方式)と多値直交
振幅変調方式(以下、QAM変調方式)を適用した場合
の双方向CATV伝送システムの実施例を説明する。
テムの一実施例を図面と共に説明する。尚、本発明は、
デジタル信号列を変調信号の状態変化に対応させて伝送
する各種のデジタル変調方式を適用することができるも
のであるが、典型的なデジタル変調方式として、多値残
留側波帯変調方式(以下、VSB変調方式)と多値直交
振幅変調方式(以下、QAM変調方式)を適用した場合
の双方向CATV伝送システムの実施例を説明する。
【0013】まず、図1ないし図3に基づいてかかる双
方向CATV伝送システムの構成を説明する。図1にお
いて、双方向CATV伝送システムの概略構成を説明す
ると、CATV局舎に設けられているセンタ装置1から
延設された幹線光ファイバケーブル2には、複数個の双
方向中継増幅器3a,3b,3c…と幹線分岐器(幹線
タップオフ)4a,4b…が設けられ、双方向中継増幅
器3aに接続された枝線光ファイバケーブル5a,5b
…に設けられた枝線分岐器(枝線タップオフ)6a,6
b…を介して加入者の端末装置7a,7b…が接続され
たり、幹線分岐器4bを介して加入者の端末装置7cが
接続されるなどの樹枝状ネットワークのシステム構成を
有している。
方向CATV伝送システムの構成を説明する。図1にお
いて、双方向CATV伝送システムの概略構成を説明す
ると、CATV局舎に設けられているセンタ装置1から
延設された幹線光ファイバケーブル2には、複数個の双
方向中継増幅器3a,3b,3c…と幹線分岐器(幹線
タップオフ)4a,4b…が設けられ、双方向中継増幅
器3aに接続された枝線光ファイバケーブル5a,5b
…に設けられた枝線分岐器(枝線タップオフ)6a,6
b…を介して加入者の端末装置7a,7b…が接続され
たり、幹線分岐器4bを介して加入者の端末装置7cが
接続されるなどの樹枝状ネットワークのシステム構成を
有している。
【0014】そして、図2に示すようにこの伝送システ
ムは、例えば、1チャンネル当りの帯域を6MHzとし
て使用される5MHz〜700MHzの広い伝送帯域を
有し、5MHz〜30MHzの低周波数帯域UBが、各
端末装置7a,7b,7c…からセンタ装置10へデー
タ信号を伝送するための上り回線に使用され、50MH
z〜700MHzの高周波数帯域LB1及びLB2が、
センタ装置1から各端末装置7a,7b,7c…へデー
タ信号を伝送するための下り回線に分割して使用され
る。尚、50MHz〜700MHzの高周波数帯域のう
ち、50MHz〜450MHzの帯域LB1は常用に、
450MHz〜700MHzの帯域LB2は非常用に用
いられるようになっている。
ムは、例えば、1チャンネル当りの帯域を6MHzとし
て使用される5MHz〜700MHzの広い伝送帯域を
有し、5MHz〜30MHzの低周波数帯域UBが、各
端末装置7a,7b,7c…からセンタ装置10へデー
タ信号を伝送するための上り回線に使用され、50MH
z〜700MHzの高周波数帯域LB1及びLB2が、
センタ装置1から各端末装置7a,7b,7c…へデー
タ信号を伝送するための下り回線に分割して使用され
る。尚、50MHz〜700MHzの高周波数帯域のう
ち、50MHz〜450MHzの帯域LB1は常用に、
450MHz〜700MHzの帯域LB2は非常用に用
いられるようになっている。
【0015】また、双方向中継増幅器3a,3b,3c
…の夫々は、従来技術と同様に、伝送損失を補償し、そ
の補償状態の情報や自らの内部状態(内部電源の異常の
有無、温度や湿度等の環境状態)の情報をステータス信
号STとして上り回線の所定のチャネルを用いてセンタ
装置1へ逐次伝送するようになっている。
…の夫々は、従来技術と同様に、伝送損失を補償し、そ
の補償状態の情報や自らの内部状態(内部電源の異常の
有無、温度や湿度等の環境状態)の情報をステータス信
号STとして上り回線の所定のチャネルを用いてセンタ
装置1へ逐次伝送するようになっている。
【0016】次に、センタ装置1の要部構成を図3に基
づいて説明する。この双方向CATV伝送システム全体
の動作を制御及び管理するネットワーク管理部10と、
送信すべき主データDinを変調等して伝送可能なデータ
信号DTFを発生する変調制御部11と、VHF信号とU
HF信号とFM信号及びBS信号等とデータ信号DTFを
分配処理することにより下り回線用のデータ信号(以
下、下りデータ信号という)DL を出力するヘッドエン
ド12と、下りデータ信号DL を下り回線の帯域LB
1,LB2へ伝送すると共に、端末装置側から伝送され
てくる上りデータ信号DU を上り回線の帯域UBから分
離して受信する方向性フィルタ13と、上りデータ信号
DU を復調等してその復調データDM をネットワーク管
理部10へ転送する受信部14が備えられ、更に、ネッ
トワーク管理部10には、これに内蔵されているコンピ
ュータシステムとの間でネットワーク管理データ等の授
受を行うためのデータベースシステム15と、ネットワ
ーク管理情報を表示するディスプレイ等の表示装置16
が接続されている。
づいて説明する。この双方向CATV伝送システム全体
の動作を制御及び管理するネットワーク管理部10と、
送信すべき主データDinを変調等して伝送可能なデータ
信号DTFを発生する変調制御部11と、VHF信号とU
HF信号とFM信号及びBS信号等とデータ信号DTFを
分配処理することにより下り回線用のデータ信号(以
下、下りデータ信号という)DL を出力するヘッドエン
ド12と、下りデータ信号DL を下り回線の帯域LB
1,LB2へ伝送すると共に、端末装置側から伝送され
てくる上りデータ信号DU を上り回線の帯域UBから分
離して受信する方向性フィルタ13と、上りデータ信号
DU を復調等してその復調データDM をネットワーク管
理部10へ転送する受信部14が備えられ、更に、ネッ
トワーク管理部10には、これに内蔵されているコンピ
ュータシステムとの間でネットワーク管理データ等の授
受を行うためのデータベースシステム15と、ネットワ
ーク管理情報を表示するディスプレイ等の表示装置16
が接続されている。
【0017】(多値VSB変調方式が適用される場合)
次に、かかる双方向CATV伝送システムにおいて、V
SB変調方式による場合を詳述する。この場合には、図
3に示す変調制御部11は、図4に示す内部構成となっ
ている。図4において、主データDinをデジタル多値レ
ベル変換する多値レベル変換部20と、多値レベル変換
されたデータをVSB変調して所定チャネルのデータ信
号DTFをヘッドエンド12へ供給する変調部21が設け
られ、ネットワーク管理部10から供給される伝送チャ
ネル制御信号SCHと多値レベル制御信号SLVに従って所
定の変調処理を行う。尚、伝送チャネル制御信号S
CHは、下り回線の伝送帯域BL1,BL2内のチャネル
を設定するための搬送周波数(例えば、図2中の第iチ
ャネルの周波数fi など)を指定するためにあり、多値
レベル制御信号SLVは、データ信号DTFの多値数を指定
するためにある。
次に、かかる双方向CATV伝送システムにおいて、V
SB変調方式による場合を詳述する。この場合には、図
3に示す変調制御部11は、図4に示す内部構成となっ
ている。図4において、主データDinをデジタル多値レ
ベル変換する多値レベル変換部20と、多値レベル変換
されたデータをVSB変調して所定チャネルのデータ信
号DTFをヘッドエンド12へ供給する変調部21が設け
られ、ネットワーク管理部10から供給される伝送チャ
ネル制御信号SCHと多値レベル制御信号SLVに従って所
定の変調処理を行う。尚、伝送チャネル制御信号S
CHは、下り回線の伝送帯域BL1,BL2内のチャネル
を設定するための搬送周波数(例えば、図2中の第iチ
ャネルの周波数fi など)を指定するためにあり、多値
レベル制御信号SLVは、データ信号DTFの多値数を指定
するためにある。
【0018】多値レベル変換部20は、チャネル情報発
生回路22、モード情報発生回路23、スライサー回路
24、フレーム形成回路25、及びマッパー回路26を
有している。
生回路22、モード情報発生回路23、スライサー回路
24、フレーム形成回路25、及びマッパー回路26を
有している。
【0019】チャネル情報発生回路22は、ネットワー
ク管理部10から供給される伝送チャネル制御信号SCH
に基づいて伝送チャネルを示すためのチャネルデータD
CHを発生してフレーム形成回路25へ供給する。モード
情報発生回路23は、多値レベル制御信号SLVに基づい
て、ユニークワード等の所定ビット配列の同期パターン
データと、多値数を示すデータ、後述するS/N計算回
路51(図8、図11参照)がネットワークのS/N計
測を行うために必要な参照データその他のデータ(以
下、これらを付加データと総称する)DCKを発生してフ
レーム形成回路25へ供給する。
ク管理部10から供給される伝送チャネル制御信号SCH
に基づいて伝送チャネルを示すためのチャネルデータD
CHを発生してフレーム形成回路25へ供給する。モード
情報発生回路23は、多値レベル制御信号SLVに基づい
て、ユニークワード等の所定ビット配列の同期パターン
データと、多値数を示すデータ、後述するS/N計算回
路51(図8、図11参照)がネットワークのS/N計
測を行うために必要な参照データその他のデータ(以
下、これらを付加データと総称する)DCKを発生してフ
レーム形成回路25へ供給する。
【0020】スライサー回路24は、主データDinを多
値レベル制御信号SLVで指定された所定ビット数のデー
タに区分け処理(スライス処理)し、スライス処理され
たスライスデータDs をフレーム形成回路25へ出力す
る。
値レベル制御信号SLVで指定された所定ビット数のデー
タに区分け処理(スライス処理)し、スライス処理され
たスライスデータDs をフレーム形成回路25へ出力す
る。
【0021】フレーム形成回路25は、複数のスライス
データDs と付加データDCKとチャネルデータDCHにて
所定のフレームを構成し、マッパー回路26へ供給す
る。マッパー回路26は、フレーム構成されたデータに
ついて2の補数処理等を行うことにより、変調処理前の
ビット形態のデータを出力する。
データDs と付加データDCKとチャネルデータDCHにて
所定のフレームを構成し、マッパー回路26へ供給す
る。マッパー回路26は、フレーム構成されたデータに
ついて2の補数処理等を行うことにより、変調処理前の
ビット形態のデータを出力する。
【0022】次に、かかる構成を有する多値レベル変換
部20の動作例を図5〜図7の動作説明図に基づいて説
明する。尚、説明簡素化のため、チャネルデータDCHと
付加データDCKを省略するものとし、主データDinが図
5に示すように、所定周期に同期して供給される8ビッ
トずつのデータ列であるものとする。
部20の動作例を図5〜図7の動作説明図に基づいて説
明する。尚、説明簡素化のため、チャネルデータDCHと
付加データDCKを省略するものとし、主データDinが図
5に示すように、所定周期に同期して供給される8ビッ
トずつのデータ列であるものとする。
【0023】多値レベル制御信号SLVによって多値数1
6の16VSB変調が指定された場合(16VSBモー
ド)には、スライサー回路24が、同時に送られてくる
8ビットの主データDinを4ビットずつに区分けするこ
とにより、4ビットのスライスデータDs を形成し、順
次にフレーム形成回路25へ供給する。多値レベル制御
信号SLVによって多値数8の8VSB変調が指定された
場合(8VSBモード)には、主データDin列を3ビッ
トずつに区分けし、無意味なビットデータNAを1個付
加することによって、4ビットのスライスデータDs を
形成し、順次にフレーム形成回路25へ供給する。多値
数4の4VSB変調が指定された場合(4VSBモー
ド)には、主データDin列を2ビットずつに区分けし、
無意味なビットデータNAを2個付加することによっ
て、4ビットのスライスデータDs を形成し、順次にフ
レーム形成回路25へ供給する。多値数2の2VSB変
調が指定された場合(2VSBモード)には、主データ
Din列を1ビットずつに区分けし、無意味なビットデー
タNAを3個付加することによって、4ビットのスライ
スデータDs を形成し、順次にフレーム形成回路25へ
供給する。そして、フレーム形成回路25は、各モード
において供給される4ビットのスライスデータDs を所
定数ずつのフレームデータに構成処理してマッパー回路
26へ転送する。
6の16VSB変調が指定された場合(16VSBモー
ド)には、スライサー回路24が、同時に送られてくる
8ビットの主データDinを4ビットずつに区分けするこ
とにより、4ビットのスライスデータDs を形成し、順
次にフレーム形成回路25へ供給する。多値レベル制御
信号SLVによって多値数8の8VSB変調が指定された
場合(8VSBモード)には、主データDin列を3ビッ
トずつに区分けし、無意味なビットデータNAを1個付
加することによって、4ビットのスライスデータDs を
形成し、順次にフレーム形成回路25へ供給する。多値
数4の4VSB変調が指定された場合(4VSBモー
ド)には、主データDin列を2ビットずつに区分けし、
無意味なビットデータNAを2個付加することによっ
て、4ビットのスライスデータDs を形成し、順次にフ
レーム形成回路25へ供給する。多値数2の2VSB変
調が指定された場合(2VSBモード)には、主データ
Din列を1ビットずつに区分けし、無意味なビットデー
タNAを3個付加することによって、4ビットのスライ
スデータDs を形成し、順次にフレーム形成回路25へ
供給する。そして、フレーム形成回路25は、各モード
において供給される4ビットのスライスデータDs を所
定数ずつのフレームデータに構成処理してマッパー回路
26へ転送する。
【0024】そして、フレーム形成回路25から出力さ
れる各フレーム中には、図6に示すように、先頭に付加
データDCKの同期パターンデータUW、適宜の位置に付
加データDCKの多値データと参照データ及びチャネルデ
ータDCH等が割り振られ、残余の位置に多値レベル変換
された後のデータDs 列が割り振られる。
れる各フレーム中には、図6に示すように、先頭に付加
データDCKの同期パターンデータUW、適宜の位置に付
加データDCKの多値データと参照データ及びチャネルデ
ータDCH等が割り振られ、残余の位置に多値レベル変換
された後のデータDs 列が割り振られる。
【0025】更に、マッパー回路26は、指定された多
値レベルに応じて、各フレーム中のデータについて2の
補数処理などを行うので、例えば、図7に示すようなデ
ータに変換(4ビットのスライスデータに対して5ビッ
トのデータに変換)して出力する。このように、多値レ
ベル変換部20は、所定ビット数の主データDinをスラ
イス処理等することにより、下りデータ信号DL の振幅
の分解能を制御する。尚、上記した各種データのビット
数は一例であり、実際に構成される双方向CATV伝送
システムの仕様等により決定されるものである。
値レベルに応じて、各フレーム中のデータについて2の
補数処理などを行うので、例えば、図7に示すようなデ
ータに変換(4ビットのスライスデータに対して5ビッ
トのデータに変換)して出力する。このように、多値レ
ベル変換部20は、所定ビット数の主データDinをスラ
イス処理等することにより、下りデータ信号DL の振幅
の分解能を制御する。尚、上記した各種データのビット
数は一例であり、実際に構成される双方向CATV伝送
システムの仕様等により決定されるものである。
【0026】変調部21は、デジタルフィルタ27と、
D/A変換器28と、VSB変調器29、RFコンバー
タ30及びRF周波数制御回路31を有しており、マッ
パー回路26から転送されてくるデータのベースバンド
帯域を、デジタルフィルタ27により帯域制限した後、
D/A変換器28でアナログ信号に変換され、VSB変
調器29によりVSB変調される。RF周波数制御回路
31は、ネットワーク管理部10から供給される伝送チ
ャネル制御信号SCHによって指定される下り回線のチャ
ネルの搬送周波数信号fCHを発生し、RFコンバータ3
0が、VSB変調器29からの変調信号を信号fCHに基
づいて帯域変換することによって、伝送可能なデータ信
号DTFを出力する。
D/A変換器28と、VSB変調器29、RFコンバー
タ30及びRF周波数制御回路31を有しており、マッ
パー回路26から転送されてくるデータのベースバンド
帯域を、デジタルフィルタ27により帯域制限した後、
D/A変換器28でアナログ信号に変換され、VSB変
調器29によりVSB変調される。RF周波数制御回路
31は、ネットワーク管理部10から供給される伝送チ
ャネル制御信号SCHによって指定される下り回線のチャ
ネルの搬送周波数信号fCHを発生し、RFコンバータ3
0が、VSB変調器29からの変調信号を信号fCHに基
づいて帯域変換することによって、伝送可能なデータ信
号DTFを出力する。
【0027】次に、各加入者に設けられる端末装置の構
成を図8と共に説明する。下り回線と上り回線の周波数
帯域を分離する方向性フィルタ40に接続されたチュー
ナ41が、下りデータ信号DL をIF信号に変換する。
チューナ41の出力には、元の主データDinを得るため
の本来のVSB復調系統と、ネットワークの異常を検出
するための異常検出系統が接続されている。
成を図8と共に説明する。下り回線と上り回線の周波数
帯域を分離する方向性フィルタ40に接続されたチュー
ナ41が、下りデータ信号DL をIF信号に変換する。
チューナ41の出力には、元の主データDinを得るため
の本来のVSB復調系統と、ネットワークの異常を検出
するための異常検出系統が接続されている。
【0028】本来のVSB復調系統は、IF信号をVS
B復調器42により復調してA/D変換器43によりデ
ジタルデータに変換することによりベースバンド信号を
出力し、等化器44がベースバンド信号に等化処理を施
した後、誤り訂正回路45によりネットワーク上で生じ
た符号誤りを訂正することにより、主データDinと同じ
復調データDRVを発生し、通信制御回路53へ転送す
る。
B復調器42により復調してA/D変換器43によりデ
ジタルデータに変換することによりベースバンド信号を
出力し、等化器44がベースバンド信号に等化処理を施
した後、誤り訂正回路45によりネットワーク上で生じ
た符号誤りを訂正することにより、主データDinと同じ
復調データDRVを発生し、通信制御回路53へ転送す
る。
【0029】一方、異常検出系統は、VSB復調器4
2、A/D変換器43、等化器44及び誤り訂正回路4
5と同一構成のVSB復調器46、A/D変換器47、
等化器48及び誤り訂正回路49を備えると共に、等化
器48のフィルタ係数に基づいてネットワークの反射歪
を計算する反射歪計算回路50と、等化器48の出力信
号XのS/Nを計算するS/N計算回路51と、誤り訂
正回路49の訂正結果から伝送誤り率を計算する誤り率
計算回路52を備えている。そして、反射歪計算回路5
0とS/N計算回路51及び誤り率計算回路52が求め
た演算データE1,E2 ,E3 は通信制御回路53へ供
給される。
2、A/D変換器43、等化器44及び誤り訂正回路4
5と同一構成のVSB復調器46、A/D変換器47、
等化器48及び誤り訂正回路49を備えると共に、等化
器48のフィルタ係数に基づいてネットワークの反射歪
を計算する反射歪計算回路50と、等化器48の出力信
号XのS/Nを計算するS/N計算回路51と、誤り訂
正回路49の訂正結果から伝送誤り率を計算する誤り率
計算回路52を備えている。そして、反射歪計算回路5
0とS/N計算回路51及び誤り率計算回路52が求め
た演算データE1,E2 ,E3 は通信制御回路53へ供
給される。
【0030】ここで、等化器44,48は、例えば、所
定タップ数mのトランスバーサルデジタルフィルタ等が
適用され、VSB復調されたフレーム同期信号と理想的
なフレーム同期信号との差分を利用して、各フィルタ係
数を適応的に調整することにより、主として反射歪を等
化する。よって、反射歪計算回路50は、等化器48の
各フィルタ係数の実際の値(y1 ,y2 ,y3 ,…
ym )と、予め既知である理想状態の値(ya1 ,ya
2 ,ya3 ,…yam )との相互相関関係を求める等に
より、反射歪の到達時間Tと反射歪レベルHを計算す
る。例えば、図9に示すように、第j番目のフィルタ係
数の値yj が理想状態の値yaj とは大きく異なる場
合、サンプリング定理により決まるサンプリング周期τ
のj倍の時間(j×τ)が反射歪の到達時間Tとして求
められ、また、第j番目のフィルタ係数の値yj と第j
+1番目のフィルタ係数の値yj+1 との差が反射歪レベ
ルHとして求められる。
定タップ数mのトランスバーサルデジタルフィルタ等が
適用され、VSB復調されたフレーム同期信号と理想的
なフレーム同期信号との差分を利用して、各フィルタ係
数を適応的に調整することにより、主として反射歪を等
化する。よって、反射歪計算回路50は、等化器48の
各フィルタ係数の実際の値(y1 ,y2 ,y3 ,…
ym )と、予め既知である理想状態の値(ya1 ,ya
2 ,ya3 ,…yam )との相互相関関係を求める等に
より、反射歪の到達時間Tと反射歪レベルHを計算す
る。例えば、図9に示すように、第j番目のフィルタ係
数の値yj が理想状態の値yaj とは大きく異なる場
合、サンプリング定理により決まるサンプリング周期τ
のj倍の時間(j×τ)が反射歪の到達時間Tとして求
められ、また、第j番目のフィルタ係数の値yj と第j
+1番目のフィルタ係数の値yj+1 との差が反射歪レベ
ルHとして求められる。
【0031】S/N計算回路51は、各フレーム中の所
定期間(以下、参照期間という)Tb に含まれている真
のデータと雑音成分のデータとの比ηを算出することに
よりS/Nを求める。その原理を図10に基づいて説明
する。尚、原理を簡易に説明するためにデジタルの信号
Xと等価なアナログ信号を用いて説明する。各フレーム
中には主データDinに相当するデータ及び同期データ等
を転送する期間Ta の他に参照期間Tb が予め設定され
ており、この参照期間Tb には、無信号期間τb と所定
振幅の検査信号Sp が含まれており、前記付加データD
CKの参照データとして伝送されてくるものである。
定期間(以下、参照期間という)Tb に含まれている真
のデータと雑音成分のデータとの比ηを算出することに
よりS/Nを求める。その原理を図10に基づいて説明
する。尚、原理を簡易に説明するためにデジタルの信号
Xと等価なアナログ信号を用いて説明する。各フレーム
中には主データDinに相当するデータ及び同期データ等
を転送する期間Ta の他に参照期間Tb が予め設定され
ており、この参照期間Tb には、無信号期間τb と所定
振幅の検査信号Sp が含まれており、前記付加データD
CKの参照データとして伝送されてくるものである。
【0032】そして、S/N計算回路51は、この参照
期間Tb 中の信号を計測し、雑音等が存在しない理想状
態では、図10中の信号Xにて示すように、検査信号S
p のみが計測されることから、高S/Nが求まる。そこ
で、参照期間Tb における理想信号Xの情報データ(X
i ;但しiがサンプルタイミング)を予め格納してお
き、参照期間Tb 中の実際の信号Xi ’と情報データX
i との2乗誤差Σ(Xi−Xi ’)2 を算出した後、信
号Xi ’のピーク振幅Vp-p で割算することによりS/
Nを求める。即ち、η=Σ(Xi −Xi ’)2 /Vp-p
により求まる。
期間Tb 中の信号を計測し、雑音等が存在しない理想状
態では、図10中の信号Xにて示すように、検査信号S
p のみが計測されることから、高S/Nが求まる。そこ
で、参照期間Tb における理想信号Xの情報データ(X
i ;但しiがサンプルタイミング)を予め格納してお
き、参照期間Tb 中の実際の信号Xi ’と情報データX
i との2乗誤差Σ(Xi−Xi ’)2 を算出した後、信
号Xi ’のピーク振幅Vp-p で割算することによりS/
Nを求める。即ち、η=Σ(Xi −Xi ’)2 /Vp-p
により求まる。
【0033】誤り率計算回路52は、誤り訂正回路49
で求められた誤りビット数Be に対する全ビット数Bt
との比(Be /Bt )等によって、その誤り率を算出す
る。
で求められた誤りビット数Be に対する全ビット数Bt
との比(Be /Bt )等によって、その誤り率を算出す
る。
【0034】そして、これらの計算回路50,51,5
2で求められた演算データE1 ,E2 ,E3 は通信制御
回路53に逐次供給されて、異常検出データが形成され
る。
2で求められた演算データE1 ,E2 ,E3 は通信制御
回路53に逐次供給されて、異常検出データが形成され
る。
【0035】通信制御回路53は、VSB復調系統から
出力される復調データDRVをテレビジョンモニタ等へ転
送すると共に、加入者が端末装置に設けられているキー
ボード等(図示せず)を操作することによってセンタ装
置側へ指令するためのデマンドデータを形成したり、上
記演算データE1 ,E2 ,E3 から成る異常検出データ
を形成し、これらのデータを上りデータ信号DU として
伝送するために送信部54へ転送する。そして、送信部
54が所定の変調処理を行い上り回線の所定チャネルに
帯域変換して方向性フィルタ40を介して伝送する。
出力される復調データDRVをテレビジョンモニタ等へ転
送すると共に、加入者が端末装置に設けられているキー
ボード等(図示せず)を操作することによってセンタ装
置側へ指令するためのデマンドデータを形成したり、上
記演算データE1 ,E2 ,E3 から成る異常検出データ
を形成し、これらのデータを上りデータ信号DU として
伝送するために送信部54へ転送する。そして、送信部
54が所定の変調処理を行い上り回線の所定チャネルに
帯域変換して方向性フィルタ40を介して伝送する。
【0036】次に、かかるVSB変調方式を適用した伝
送システムの動作を説明する。図3及び図4に示したセ
ンタ装置内のネットワーク管理部10は、多値レベル変
換回路20及びVSB変調部21を制御することによ
り、主データDinを所定チャネルの下りデータ信号DL
に変換して伝送すると同時に、端末装置側から上り回線
を介して伝送されて来る上りデータ信号DU を受信部1
4を介して受信する。一方、端末装置は、図8に示した
VSB復調系統により復調データDRVを得ることによ
り、センタ装置からの情報ソースを入手することができ
ると同時に、異常検出系統中の反射歪計算回路50とS
/N計算回路51及び誤り率計算回路52が異常検出を
行い、これらの異常検出情報を上りデータ信号DU に含
めてセンタ装置側へ伝送する。
送システムの動作を説明する。図3及び図4に示したセ
ンタ装置内のネットワーク管理部10は、多値レベル変
換回路20及びVSB変調部21を制御することによ
り、主データDinを所定チャネルの下りデータ信号DL
に変換して伝送すると同時に、端末装置側から上り回線
を介して伝送されて来る上りデータ信号DU を受信部1
4を介して受信する。一方、端末装置は、図8に示した
VSB復調系統により復調データDRVを得ることによ
り、センタ装置からの情報ソースを入手することができ
ると同時に、異常検出系統中の反射歪計算回路50とS
/N計算回路51及び誤り率計算回路52が異常検出を
行い、これらの異常検出情報を上りデータ信号DU に含
めてセンタ装置側へ伝送する。
【0037】そして、ネットワーク管理部10は、予め
データベース15に格納されている異常判定基準のデー
タと上りデータ信号DU に含まれている異常検出データ
とを逐次比較し、所定の異常判定基準を満足しない異常
状態を判定すると、次のような対応処理を行う。
データベース15に格納されている異常判定基準のデー
タと上りデータ信号DU に含まれている異常検出データ
とを逐次比較し、所定の異常判定基準を満足しない異常
状態を判定すると、次のような対応処理を行う。
【0038】(第1の処理)下り回線の帯域BL1とB
L2の内、現在使用されていないチャネルを検索する。
そして、予め決められたデータパターンから成るストロ
ーブデータを多値レベル変換部20及びVSB変調部2
1によってVSB変調し、この変調データを未使用チャ
ネルを介して順次に端末装置側へ伝送すると同時に、端
末装置から伝送されてくる上りデータ信号DU 中の異常
検出データを逐次入手し、データベース15に格納され
ている異常判定基準のデータと比較することによって、
未使用チャネル毎の異常の有無を判定する。そして、正
常なチャネルを検出すると、伝送チャネル制御信号SCH
によりチャネル情報発生回路22とRF周波数制御回路
31に指令して、その正常チャネルを示すデータDCHを
主データDin間に挿入させると共に、その正常なチャネ
ルの搬送周波数信号fCH(例えば、図2に示す周波数f
k )をRFコンバータ30に供給させることにより、下
りデータ信号DLをそのチャネルを介して伝送するよう
にチャネル切り替えを行う。
L2の内、現在使用されていないチャネルを検索する。
そして、予め決められたデータパターンから成るストロ
ーブデータを多値レベル変換部20及びVSB変調部2
1によってVSB変調し、この変調データを未使用チャ
ネルを介して順次に端末装置側へ伝送すると同時に、端
末装置から伝送されてくる上りデータ信号DU 中の異常
検出データを逐次入手し、データベース15に格納され
ている異常判定基準のデータと比較することによって、
未使用チャネル毎の異常の有無を判定する。そして、正
常なチャネルを検出すると、伝送チャネル制御信号SCH
によりチャネル情報発生回路22とRF周波数制御回路
31に指令して、その正常チャネルを示すデータDCHを
主データDin間に挿入させると共に、その正常なチャネ
ルの搬送周波数信号fCH(例えば、図2に示す周波数f
k )をRFコンバータ30に供給させることにより、下
りデータ信号DLをそのチャネルを介して伝送するよう
にチャネル切り替えを行う。
【0039】かかるチャネル切り替え制御を行うと、切
り替えたチャネルの情報を端末装置に伝送してチャネル
切り替えを指示することができると共に、保守要員等が
異常発生場所の補修等を行っている場合であっても、端
末装置へ通常の下りデータ信号DL を伝送することがで
きるので、ネットワークの被害を最小限に抑えることが
可能となる。
り替えたチャネルの情報を端末装置に伝送してチャネル
切り替えを指示することができると共に、保守要員等が
異常発生場所の補修等を行っている場合であっても、端
末装置へ通常の下りデータ信号DL を伝送することがで
きるので、ネットワークの被害を最小限に抑えることが
可能となる。
【0040】(第2の処理)現在使用されているチャネ
ルについて品質の劣化が認められるが、上記のチャネル
切り替え制御を行うほどの品質の劣化でないと判定した
場合には、多値レベル制御信号SLVにより多値レベル変
換部20に指令することにより、現在使用されている多
値レベルより低い多値レベルに切り替えさせる。例え
ば、現在16VSBモードによる下りデータ信号DL を
伝送しているものとすると、それより低い8VSBモー
ド等に多値数を切り替え設定して、下りデータ信号DL
を伝送させる。多値数は、雑音や干渉、伝送速度などの
トレードオフにより決定されるが、一般的に多値化を進
めるほど、雑音や劣化の影響を受け易くなり、端末装置
において受信する信号のレベル判定が困難になる。
ルについて品質の劣化が認められるが、上記のチャネル
切り替え制御を行うほどの品質の劣化でないと判定した
場合には、多値レベル制御信号SLVにより多値レベル変
換部20に指令することにより、現在使用されている多
値レベルより低い多値レベルに切り替えさせる。例え
ば、現在16VSBモードによる下りデータ信号DL を
伝送しているものとすると、それより低い8VSBモー
ド等に多値数を切り替え設定して、下りデータ信号DL
を伝送させる。多値数は、雑音や干渉、伝送速度などの
トレードオフにより決定されるが、一般的に多値化を進
めるほど、雑音や劣化の影響を受け易くなり、端末装置
において受信する信号のレベル判定が困難になる。
【0041】したがって、端末装置側でS/Nの低下等
による品質劣化を検出した場合には、この多値レベル変
換制御により多値レベルを下げることによって、耐雑音
性の向上を図ることができ、端末装置側の加入者に対し
て高品質の情報の提供を維持することができる。
による品質劣化を検出した場合には、この多値レベル変
換制御により多値レベルを下げることによって、耐雑音
性の向上を図ることができ、端末装置側の加入者に対し
て高品質の情報の提供を維持することができる。
【0042】(第3の処理)上りデータ信号DU に含ま
れて伝送されてくる異常検出データを集計し、予め決め
られた障害発生箇所判定プログラムの処理により、障害
発生箇所を推定する。各端末装置から伝送されてくる異
常検出データの内、S/N計算回路51から出力される
演算データE2 を集計して統計処理することにより、い
ずれの端末装置までの伝送経路に雑音等が多いかを判定
することができ、また、反射歪計算回路50から出力さ
れる演算データE1 を集計して統計処理することによ
り、いずれの端末装置までの伝送経路に反射歪が発生し
ているかを判定することができると共に、その異常発生
経路中の反射歪発生箇所を判定することができる。尚、
かかる判定のために、異常発生の種類がデータベース1
5にパターン化して予め格納されており、このパターン
化されたデータと上記統計処理により得られたデータと
を対比することにより上記の判定を行い、また、表示装
置16に異常発生の内容を表示させる。
れて伝送されてくる異常検出データを集計し、予め決め
られた障害発生箇所判定プログラムの処理により、障害
発生箇所を推定する。各端末装置から伝送されてくる異
常検出データの内、S/N計算回路51から出力される
演算データE2 を集計して統計処理することにより、い
ずれの端末装置までの伝送経路に雑音等が多いかを判定
することができ、また、反射歪計算回路50から出力さ
れる演算データE1 を集計して統計処理することによ
り、いずれの端末装置までの伝送経路に反射歪が発生し
ているかを判定することができると共に、その異常発生
経路中の反射歪発生箇所を判定することができる。尚、
かかる判定のために、異常発生の種類がデータベース1
5にパターン化して予め格納されており、このパターン
化されたデータと上記統計処理により得られたデータと
を対比することにより上記の判定を行い、また、表示装
置16に異常発生の内容を表示させる。
【0043】このように、このVSB変調方式を適用し
た双方向CATV伝送システムによれば、端末装置が逐
次にネットワークの異常を検知してセンタ装置のネット
ワーク管理部10へ伝送するので集中管理を行うことが
できると共に、現実に端末装置において異常と認められ
る情報が伝送されることとなるので、確度の高い集中管
理を可能にする。
た双方向CATV伝送システムによれば、端末装置が逐
次にネットワークの異常を検知してセンタ装置のネット
ワーク管理部10へ伝送するので集中管理を行うことが
できると共に、現実に端末装置において異常と認められ
る情報が伝送されることとなるので、確度の高い集中管
理を可能にする。
【0044】尚、図8に示した端末装置は、通常のVS
B変調系統と異常検出のための異常検出系統を別個に設
けたが、図11に示すように、通常のVSB変調系統の
等化器44と誤り率訂正回路45に反射歪計算回路50
とS/N計算回路51及び誤り率計算回路52を接続す
ることによって、構成の簡素化を図ることも可能であ
る。
B変調系統と異常検出のための異常検出系統を別個に設
けたが、図11に示すように、通常のVSB変調系統の
等化器44と誤り率訂正回路45に反射歪計算回路50
とS/N計算回路51及び誤り率計算回路52を接続す
ることによって、構成の簡素化を図ることも可能であ
る。
【0045】(多値QAM変調方式が適用される場合)
次に、かかる双方向CATV伝送システムにおいて、Q
AM変調方式による場合を詳述する。この場合において
も、伝送システムの概略構成は、図1〜図3に示す通り
である。但し、図3に示す変調制御部11は、図12に
示す構成の多値レベル変換部60と変調部61を有し、
各端末装置は図13に示す構成を有している。
次に、かかる双方向CATV伝送システムにおいて、Q
AM変調方式による場合を詳述する。この場合において
も、伝送システムの概略構成は、図1〜図3に示す通り
である。但し、図3に示す変調制御部11は、図12に
示す構成の多値レベル変換部60と変調部61を有し、
各端末装置は図13に示す構成を有している。
【0046】図12において、多値レベル変換部60
は、チャネル情報発生回路62、モード情報発生回路6
3、フレーム形成回路64、スライサー回路65、及び
2個のマッパー回路66I ,66Q を有している。チャ
ネル情報発生回路62は、ネットワーク管理部10から
供給される伝送チャネル制御信号SCHに基づいて伝送チ
ャネルを示すためのチャネルデータDCHを発生してフレ
ーム形成回路64へ供給する。モード情報発生回路63
は、ネットワーク管理部10から供給される多値レベル
制御信号SLVに基づいて、ユニークワード等の所定ビッ
ト配列の同期パターンデータと、多値数を示すデータ、
後述するS/N計算回路89(図13参照)がネットワ
ークのS/N計測を行うために必要な参照データその他
のデータ(付加データ)DCKを発生してフレーム形成回
路64へ供給する。
は、チャネル情報発生回路62、モード情報発生回路6
3、フレーム形成回路64、スライサー回路65、及び
2個のマッパー回路66I ,66Q を有している。チャ
ネル情報発生回路62は、ネットワーク管理部10から
供給される伝送チャネル制御信号SCHに基づいて伝送チ
ャネルを示すためのチャネルデータDCHを発生してフレ
ーム形成回路64へ供給する。モード情報発生回路63
は、ネットワーク管理部10から供給される多値レベル
制御信号SLVに基づいて、ユニークワード等の所定ビッ
ト配列の同期パターンデータと、多値数を示すデータ、
後述するS/N計算回路89(図13参照)がネットワ
ークのS/N計測を行うために必要な参照データその他
のデータ(付加データ)DCKを発生してフレーム形成回
路64へ供給する。
【0047】フレーム形成回路64は、所定ビット数N
から成る主データDs とチャネルデータDCH及び付加デ
ータDCKを適宜に配列することによってフレームを構成
して、スライサー回路65へ転送する。
から成る主データDs とチャネルデータDCH及び付加デ
ータDCKを適宜に配列することによってフレームを構成
して、スライサー回路65へ転送する。
【0048】スライサー回路65は、フレーム形成回路
64からNビットずつ転送されてくるデータを、多値レ
ベル制御信号SLVで指定された所定ビット数Mのデータ
に区分け処理(スライス処理)し、更に、スライス処理
されたデータをM/2ビットのIチャネルデータDI と
M/2ビットのQチャネルデータDQ とに分割して、マ
ッパー回路66I ,66Q へ転送する。
64からNビットずつ転送されてくるデータを、多値レ
ベル制御信号SLVで指定された所定ビット数Mのデータ
に区分け処理(スライス処理)し、更に、スライス処理
されたデータをM/2ビットのIチャネルデータDI と
M/2ビットのQチャネルデータDQ とに分割して、マ
ッパー回路66I ,66Q へ転送する。
【0049】マッパー回路66I ,66Q は、Iチャネ
ルデータDI とQチャネルデータDQ について2の補数
処理等を行うことにより、変調処理前のビット形態のデ
ータを出力する。
ルデータDI とQチャネルデータDQ について2の補数
処理等を行うことにより、変調処理前のビット形態のデ
ータを出力する。
【0050】このように、多値レベル変換部60は、N
ビットの主データDinを、多値レベル制御信号SLVで指
定されたM/2ビットのIチャネルデータDI とM/2
ビットのQチャネルデータDQ とに変換することによ
り、多値レベル変換を行う。
ビットの主データDinを、多値レベル制御信号SLVで指
定されたM/2ビットのIチャネルデータDI とM/2
ビットのQチャネルデータDQ とに変換することによ
り、多値レベル変換を行う。
【0051】次に、変調部61は、デジタルフィルタ6
7I ,67Q と、D/A変換器68I ,68Q と、QA
M変調器69、RFコンバータ70及びRF周波数制御
回路71を有しており、マッパー回路66I ,66Q か
ら転送されてくるIチャネル及びQチャネルデータ
DI ,DQ が、デジタルフィルタ67I ,67Q により
ベースバンド帯域に制限されて、D/A変換器68I ,
68Q でIチャネル及びQチャネルのアナログ信号に変
換され、QAM変調器69によりQAM変調される。R
F周波数制御回路71は、ネットワーク管理部10から
供給される伝送チャネル制御信号SCHによって指定され
る下り回線のチャネルの搬送周波数信号fCHを発生し、
RFコンバータ70が、QAM変調器69から出力され
る変調信号を搬送周波数信号fCHに基づいて帯域変換す
ることによって、伝送可能なデータ信号DTFを形成して
ヘッドエンド12へ転送する。
7I ,67Q と、D/A変換器68I ,68Q と、QA
M変調器69、RFコンバータ70及びRF周波数制御
回路71を有しており、マッパー回路66I ,66Q か
ら転送されてくるIチャネル及びQチャネルデータ
DI ,DQ が、デジタルフィルタ67I ,67Q により
ベースバンド帯域に制限されて、D/A変換器68I ,
68Q でIチャネル及びQチャネルのアナログ信号に変
換され、QAM変調器69によりQAM変調される。R
F周波数制御回路71は、ネットワーク管理部10から
供給される伝送チャネル制御信号SCHによって指定され
る下り回線のチャネルの搬送周波数信号fCHを発生し、
RFコンバータ70が、QAM変調器69から出力され
る変調信号を搬送周波数信号fCHに基づいて帯域変換す
ることによって、伝送可能なデータ信号DTFを形成して
ヘッドエンド12へ転送する。
【0052】次に、各加入者に設けられる端末装置の構
成を図13と共に説明する。下り回線と上り回線の周波
数帯域を分離する方向性フィルタ80に接続されたチュ
ーナ81が、下りデータ信号DL をIF信号に変換す
る。チューナ81には、IF信号をQAM復調すること
によりIチャネルベースバンド信号SI とQチャネルベ
ースバンド信号SQ を発生するQAM復調器82が接続
されている。Iチャネルベースバンド信号SI は、A/
D変換器83I によってデジタルデータに変換され、等
化器84I によって等化処理が施され、誤り訂正回路8
5I によってネットワーク上で生じた符号誤りが訂正さ
れて合成回路86へ供給される。一方、Qチャネルベー
スバンド信号SQ は、A/D変換器83Q によってデジ
タルデータに変換され、等化器84Q によって等化処理
が施され、誤り訂正回路85Q によってネットワーク上
で生じた符号誤りが訂正されて合成回路86へ供給され
る。合成回路86は、IチャネルとQチャネルのベース
バンド信号を合成することにより、主データDinに相当
する復調データDRVを形成して通信制御回路87へ転送
する。
成を図13と共に説明する。下り回線と上り回線の周波
数帯域を分離する方向性フィルタ80に接続されたチュ
ーナ81が、下りデータ信号DL をIF信号に変換す
る。チューナ81には、IF信号をQAM復調すること
によりIチャネルベースバンド信号SI とQチャネルベ
ースバンド信号SQ を発生するQAM復調器82が接続
されている。Iチャネルベースバンド信号SI は、A/
D変換器83I によってデジタルデータに変換され、等
化器84I によって等化処理が施され、誤り訂正回路8
5I によってネットワーク上で生じた符号誤りが訂正さ
れて合成回路86へ供給される。一方、Qチャネルベー
スバンド信号SQ は、A/D変換器83Q によってデジ
タルデータに変換され、等化器84Q によって等化処理
が施され、誤り訂正回路85Q によってネットワーク上
で生じた符号誤りが訂正されて合成回路86へ供給され
る。合成回路86は、IチャネルとQチャネルのベース
バンド信号を合成することにより、主データDinに相当
する復調データDRVを形成して通信制御回路87へ転送
する。
【0053】更に、夫々所定タップ数mのトランスバー
サルデジタルフィルタ等から成る等化器84I ,84Q
の各フィルタ係数に基づいてネットワークの反射歪を計
算する反射歪計算回路88と、各等化器84I ,84Q
の出力XI ,XQ のS/Nを計算するS/N計算回路8
9と、誤り訂正回路85I ,85Q の訂正結果から伝送
誤り率を計算する誤り率計算回路90が備えられ、これ
らの計算回路88,89,90が求めた演算データ
E1 ,E2 ,E3 は通信制御回路53へ供給される。
サルデジタルフィルタ等から成る等化器84I ,84Q
の各フィルタ係数に基づいてネットワークの反射歪を計
算する反射歪計算回路88と、各等化器84I ,84Q
の出力XI ,XQ のS/Nを計算するS/N計算回路8
9と、誤り訂正回路85I ,85Q の訂正結果から伝送
誤り率を計算する誤り率計算回路90が備えられ、これ
らの計算回路88,89,90が求めた演算データ
E1 ,E2 ,E3 は通信制御回路53へ供給される。
【0054】ここで、等化器84I ,84Q は、実際に
QAM復調されたIチャネルとQチャネルのベースバン
ド信号と理想的なIチャネルとQチャネルのベースバン
ド信号との差分を利用して、各フィルタ係数を適応的に
調整することにより、主として反射歪を等化する。よっ
て、反射歪計算回路88は、等化器48I の各フィルタ
係数の実際の値(yI1,yI2,yI3,…yIm)と予め既
知である理想状態の値(yaI1,yaI2,yaI3,…y
aIm)との相互相関関係と、等化器48Q の各フィルタ
係数の実際の値(yQ1,yQ2,yQ3,…yQm)と予め既
知である理想状態の値(yaQ1,yaQ2,yaQ3,…y
aQm)との相互相関関係とを求める等により、反射歪の
到達時間Tと反射歪レベルHを計算する。尚、かかる反
射歪の到達時間Tと反射歪レベルHの算出原理は、図9
に示すVSB変調の場合と同様である。
QAM復調されたIチャネルとQチャネルのベースバン
ド信号と理想的なIチャネルとQチャネルのベースバン
ド信号との差分を利用して、各フィルタ係数を適応的に
調整することにより、主として反射歪を等化する。よっ
て、反射歪計算回路88は、等化器48I の各フィルタ
係数の実際の値(yI1,yI2,yI3,…yIm)と予め既
知である理想状態の値(yaI1,yaI2,yaI3,…y
aIm)との相互相関関係と、等化器48Q の各フィルタ
係数の実際の値(yQ1,yQ2,yQ3,…yQm)と予め既
知である理想状態の値(yaQ1,yaQ2,yaQ3,…y
aQm)との相互相関関係とを求める等により、反射歪の
到達時間Tと反射歪レベルHを計算する。尚、かかる反
射歪の到達時間Tと反射歪レベルHの算出原理は、図9
に示すVSB変調の場合と同様である。
【0055】S/N計算回路89は、図10において説
明したのと同様の原理により、各等化器84I ,84Q
の出力XI ,XQ の所定の参照期間Tb に含まれている
真のデータと雑音成分のデータとの比ηを算出すること
によりS/Nを求める。
明したのと同様の原理により、各等化器84I ,84Q
の出力XI ,XQ の所定の参照期間Tb に含まれている
真のデータと雑音成分のデータとの比ηを算出すること
によりS/Nを求める。
【0056】誤り率計算回路90は、誤り訂正回路85
I で求められた誤りビット数BIeに対する全ビット数B
Itとの比(BIe/BIt)と、誤り訂正回路85Q で求め
られた誤りビット数BQeに対する全ビット数BQtとの比
(BQe/BQt)とを算出する等により、その誤り率を算
出する。
I で求められた誤りビット数BIeに対する全ビット数B
Itとの比(BIe/BIt)と、誤り訂正回路85Q で求め
られた誤りビット数BQeに対する全ビット数BQtとの比
(BQe/BQt)とを算出する等により、その誤り率を算
出する。
【0057】そして、これらの計算回路88,89,9
0で求められた演算データE1 ,E 2 ,E3 は通信制御
回路87に逐次供給されて、異常検出データが形成され
る。
0で求められた演算データE1 ,E 2 ,E3 は通信制御
回路87に逐次供給されて、異常検出データが形成され
る。
【0058】通信制御回路87は、QAM復調系統から
出力される復調データDRVをテレビジョンモニタ等へ転
送すると共に、加入者が端末装置に設けられているキー
ボード等(図示せず)を操作することによってセンタ装
置側へ指令するためのデマンドデータを形成したり、上
記演算データE1 ,E2 ,E3 から成る異常検出データ
を形成し、これらのデータを上りデータ信号DU として
伝送するために送信部91へ転送する。そして、送信部
91が所定の変調処理を行い上り回線の所定チャネルに
帯域変換して方向性フィルタ80を介して伝送する。
出力される復調データDRVをテレビジョンモニタ等へ転
送すると共に、加入者が端末装置に設けられているキー
ボード等(図示せず)を操作することによってセンタ装
置側へ指令するためのデマンドデータを形成したり、上
記演算データE1 ,E2 ,E3 から成る異常検出データ
を形成し、これらのデータを上りデータ信号DU として
伝送するために送信部91へ転送する。そして、送信部
91が所定の変調処理を行い上り回線の所定チャネルに
帯域変換して方向性フィルタ80を介して伝送する。
【0059】次に、かかるQAM変調方式を適用した伝
送システムの動作を説明する。図3及び図13に示した
センタ装置内のネットワーク管理部10は、多値レベル
変換回路60及びQAM変調部61を制御することによ
り、主データDinを所定チャネルの下りデータ信号DL
に変換して伝送すると同時に、端末装置側から上り回線
を介して伝送されて来る上りデータ信号DU を受信部1
4を介して受信する。一方、端末装置は、図13に示し
たQAM復調系統により復調データDRVを得ることによ
り、センタ装置からの情報ソースを入手することができ
ると同時に、反射歪計算回路88とS/N計算回路89
及び誤り率計算回路90が異常検出を行い、これらの異
常検出情報を上りデータ信号DU に含めてセンタ装置側
へ伝送する。
送システムの動作を説明する。図3及び図13に示した
センタ装置内のネットワーク管理部10は、多値レベル
変換回路60及びQAM変調部61を制御することによ
り、主データDinを所定チャネルの下りデータ信号DL
に変換して伝送すると同時に、端末装置側から上り回線
を介して伝送されて来る上りデータ信号DU を受信部1
4を介して受信する。一方、端末装置は、図13に示し
たQAM復調系統により復調データDRVを得ることによ
り、センタ装置からの情報ソースを入手することができ
ると同時に、反射歪計算回路88とS/N計算回路89
及び誤り率計算回路90が異常検出を行い、これらの異
常検出情報を上りデータ信号DU に含めてセンタ装置側
へ伝送する。
【0060】そして、ネットワーク管理部10は、予め
データベース15に格納されている異常判定基準のデー
タと上りデータ信号DU に含まれている異常検出データ
とを逐次比較し、所定の異常判定基準を満足しない異常
状態を判定すると、前記VSB変調方式において示した
第1〜第3の処理と同様の対応処理を行う。したがっ
て、VSB変調方式を適用した双方向CATV伝送シス
テムの場合と同様に、端末装置が逐次にネットワークの
異常を検知してセンタ装置のネットワーク管理部10へ
伝送するので集中管理を行うことができると共に、現実
に端末装置において異常と認められる情報が伝送される
こととなるので、確度の高い集中管理を可能にする。
データベース15に格納されている異常判定基準のデー
タと上りデータ信号DU に含まれている異常検出データ
とを逐次比較し、所定の異常判定基準を満足しない異常
状態を判定すると、前記VSB変調方式において示した
第1〜第3の処理と同様の対応処理を行う。したがっ
て、VSB変調方式を適用した双方向CATV伝送シス
テムの場合と同様に、端末装置が逐次にネットワークの
異常を検知してセンタ装置のネットワーク管理部10へ
伝送するので集中管理を行うことができると共に、現実
に端末装置において異常と認められる情報が伝送される
こととなるので、確度の高い集中管理を可能にする。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
入者端末装置には、反射歪計算装置とS/N計算装置及
び誤り率計算装置の少なくともいずれか1つが内蔵され
ており、異常発生の有無を示すデータを上り回線を介し
てセンタ装置へ逐次伝送するので、センタ装置はフルタ
イム且つリアルタイムでネットワークを集中管理するこ
とができる。特に、現実に端末装置において異常と認め
られる情報が伝送されることとなるので、確度の高い集
中管理を可能にする。
入者端末装置には、反射歪計算装置とS/N計算装置及
び誤り率計算装置の少なくともいずれか1つが内蔵され
ており、異常発生の有無を示すデータを上り回線を介し
てセンタ装置へ逐次伝送するので、センタ装置はフルタ
イム且つリアルタイムでネットワークを集中管理するこ
とができる。特に、現実に端末装置において異常と認め
られる情報が伝送されることとなるので、確度の高い集
中管理を可能にする。
【0062】一方、センタ装置が異常を判定した場合に
は、下りデータ信号の多値レベルを変化させたり、正常
なチャネルに切り替えて伝送することにより、正常にデ
ータ伝送を行うことができると共に、復旧作業等による
伝送中断を大幅に回避することができる等の効果が得ら
れるものである。
は、下りデータ信号の多値レベルを変化させたり、正常
なチャネルに切り替えて伝送することにより、正常にデ
ータ伝送を行うことができると共に、復旧作業等による
伝送中断を大幅に回避することができる等の効果が得ら
れるものである。
【図1】本発明による双方向CATV伝送システムの一
実施例の概略構成を示すシステム構成図である。
実施例の概略構成を示すシステム構成図である。
【図2】一実施例の伝送帯域を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図3】一実施例のセンタ装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】センタ装置に内蔵されているVSB変調方式の
変調制御部の構成を示すブロック図である。
変調制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4中の多値レベル変換部の動作・機能を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図6】多値レベル変換部の動作・機能を更に説明する
ための説明図である。
ための説明図である。
【図7】多値レベル変換部の動作・機能を更に説明する
ための説明図である。
ための説明図である。
【図8】VSB復調方式を適用した端末装置の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図9】端末装置に備えられている反射歪計算回路の動
作を説明するための説明図である。
作を説明するための説明図である。
【図10】端末装置に備えられているS/N計算回路の
動作を説明するための説明図である。
動作を説明するための説明図である。
【図11】VSB変調方式を適用した端末装置の他の構
成例を示すブロック図である。
成例を示すブロック図である。
【図12】センタ装置に内蔵されているQAM変調方式
の変調制御部の構成を示すブロック図である。
の変調制御部の構成を示すブロック図である。
【図13】QAM復調方式を適用した端末装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【符号の説明】 1…センタ装置、7a,7b,7c…端末装置、10…
ネットワーク管理部、11…変調制御部、12…ヘッド
エンド、13…方向性フィルタ、14…受信部、15…
データベース、16…表示装置、20…多値レベル変換
部、21…変調部、22…チャネル情報発生回路、23
…モード情報発生回路、24…スライサー回路、25…
フレーム形成回路、26…マッパー回路、27…デジタ
ルフィルタ、28…D/A変換器、29…VSB変換
器、30…RFコンバータ、31…RF周波数制御回
路、40…方向性フィルタ、41…チューナ、42,4
6…VSB復調器、43,47…A/D変換器、44,
48…等化器、45,49…誤り訂正回路、50…反射
歪計算回路、51…S/N計算回路、52…誤り率計算
回路、53…通信制御回路、54…送信部、60…多値
レベル変換部、61…変調部、62…チャネル情報発生
回路、63…モード情報発生回路、64…フレーム形成
回路、65…スライサー回路、66I ,66Q …マッパ
ー回路、67I ,67Q …デジタルフィルタ、68I ,
68Q …D/A変換器、69…QAM変換器、70…R
Fコンバータ、71…RF周波数制御回路、80…方向
性フィルタ、81…チューナ、82…QAM復調器、8
3I ,83Q …A/D変換器、84I ,84Q …等化
器、85I ,85Q …誤り訂正回路、86…合成回路、
87…通信制御回路、88…反射歪計算回路、89…S
/N計算回路、90…誤り率計算回路、91…送信部。
ネットワーク管理部、11…変調制御部、12…ヘッド
エンド、13…方向性フィルタ、14…受信部、15…
データベース、16…表示装置、20…多値レベル変換
部、21…変調部、22…チャネル情報発生回路、23
…モード情報発生回路、24…スライサー回路、25…
フレーム形成回路、26…マッパー回路、27…デジタ
ルフィルタ、28…D/A変換器、29…VSB変換
器、30…RFコンバータ、31…RF周波数制御回
路、40…方向性フィルタ、41…チューナ、42,4
6…VSB復調器、43,47…A/D変換器、44,
48…等化器、45,49…誤り訂正回路、50…反射
歪計算回路、51…S/N計算回路、52…誤り率計算
回路、53…通信制御回路、54…送信部、60…多値
レベル変換部、61…変調部、62…チャネル情報発生
回路、63…モード情報発生回路、64…フレーム形成
回路、65…スライサー回路、66I ,66Q …マッパ
ー回路、67I ,67Q …デジタルフィルタ、68I ,
68Q …D/A変換器、69…QAM変換器、70…R
Fコンバータ、71…RF周波数制御回路、80…方向
性フィルタ、81…チューナ、82…QAM復調器、8
3I ,83Q …A/D変換器、84I ,84Q …等化
器、85I ,85Q …誤り訂正回路、86…合成回路、
87…通信制御回路、88…反射歪計算回路、89…S
/N計算回路、90…誤り率計算回路、91…送信部。
Claims (9)
- 【請求項1】 センタ装置と端末装置との間で双方向伝
送を行う双方向CATV伝送システムにおいて、 前記端末装置は、下りデータ信号を復調する復調器と、
前記復調器から出力される復調信号を等化処理する等化
器と、前記等化器のフィルタ係数に基づいて伝送路の反
射歪レベルと反射歪の到達時間を演算し、これらの演算
データを上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送さ
せる反射歪計算装置を有することを特徴とする双方向C
ATV伝送システム。 - 【請求項2】 センタ装置と端末装置との間で双方向伝
送を行う双方向CATV伝送システムにおいて、 前記端末装置は、下りデータ信号を復調する復調器と、
前記復調器から出力される復調信号を等化処理する等化
器と、前記等化器から出力された信号のS/Nを演算
し、この演算データを上りデータ信号として前記センタ
装置へ伝送させるS/N計算装置を有することを特徴と
する双方向CATV伝送システム。 - 【請求項3】 センタ装置と端末装置との間で双方向伝
送を行う双方向CATV伝送システムにおいて、 前記端末装置は、下りデータ信号を復調する復調器と、
前記復調器から出力される復調信号を等化処理する等化
器と、前記等化器から出力された信号の符号誤りを訂正
する誤り訂正回路と、前記符号誤り訂正回路の符号誤り
処理結果に基づいて符号誤り率を演算し、この演算デー
タを上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送させる
誤り率計算装置を有することを特徴とする双方向CAT
V伝送システム。 - 【請求項4】 センタ装置と端末装置との間で双方向伝
送を行う双方向CATV伝送システムにおいて、 前記センタ装置は、所定のデータパターンを変調して成
る下りデータ信号を下り伝送帯域の各チャネルに伝送す
る変調制御部を有し、 前記端末装置は、前記チャネル毎の下りデータ信号を復
調する復調器と、前記復調器から出力される復調信号を
等化処理する等化器と、前記等化器から出力された信号
の符号誤りを訂正する誤り訂正回路を有すると共に、 前記等化器のフィルタ係数に基づいて伝送経路の反射歪
レベルと反射歪の到達時間を演算しこれらの反射歪レベ
ル及び反射歪の到達時間データを上りデータ信号として
前記センタ装置へ伝送させる反射歪計算装置と、前記等
化器から出力された信号のS/Nを演算しこのS/Nデ
ータを上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送させ
るS/N計算装置と、前記符号誤り訂正回路の符号誤り
処理結果に基づいて符号誤り率を演算しこの符号誤り率
データを上りデータ信号として前記センタ装置へ伝送さ
せる誤り率計算装置の内の少なくとも1つの計算装置を
備えること、を特徴とする双方向CATV伝送システ
ム。 - 【請求項5】 センタ装置と端末装置との間で双方向伝
送を行う双方向CATV伝送システムにおいて、 前記端末装置は、請求項1乃至請求項3に記載のいずれ
か1項に記載の端末装置から成り、 前記センタ装置は、前記端末装置から伝送されて来る上
りデータ信号に含まれる前記反射歪レベル及び反射歪の
到達時間データと、前記S/Nデータと、前記符号誤り
率データの少なくともいずれか1つのデータに基づいて
異常発生の有無を判定するネットワーク回路部を備える
こと、を特徴とする双方向CATV伝送システム。 - 【請求項6】 前記センタ装置は、前記ネットワーク回
路部が前記異常発生を判定すると、下りデータ信号の多
値レベルを変化させる変調制御部を有することを特徴と
する請求項5に記載の双方向CATV伝送システム。 - 【請求項7】 前記ネットワーク回路部は、前記異常発
生を判定すると、変調制御部に対して所定のデータパタ
ーンを変調して成る下りデータ信号を下り伝送帯域の各
チャネルへ伝送させ、前記端末装置から伝送されて来る
上りデータ信号に基づいて正常なチャネルを判断し、い
ままで伝送していたデータを正常なチャネルへ切り替え
て伝送することを特徴とする請求項5に記載の双方向C
ATV伝送システム。 - 【請求項8】 前記ネットワーク回路部は、前記S/N
データを集計してS/N障害発生箇所を推定するコンピ
ュータシステムを有することを特徴とする請求項5に記
載の双方向CATV伝送システム。 - 【請求項9】 前記ネットワーク回路部は、前記反射歪
レベル及び反射歪の到達時間データを集計して反射障害
発生箇所を推定するコンピュータシステムを有すること
を特徴とする請求項5に記載の双方向CATV伝送シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235169A JPH0898165A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 双方向catv伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235169A JPH0898165A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 双方向catv伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898165A true JPH0898165A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16982090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6235169A Pending JPH0898165A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 双方向catv伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0898165A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002531017A (ja) * | 1998-11-20 | 2002-09-17 | ディヴァ・システムズ・コーポレーション | 対話形情報流通システムにおける欠陥伝送チャンネルを検出および修正するシステムおよび方法 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6235169A patent/JPH0898165A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002531017A (ja) * | 1998-11-20 | 2002-09-17 | ディヴァ・システムズ・コーポレーション | 対話形情報流通システムにおける欠陥伝送チャンネルを検出および修正するシステムおよび方法 |
JP4764551B2 (ja) * | 1998-11-20 | 2011-09-07 | コムキャスト アイピー ホールディングス アイ, エルエルシー | 対話形情報流通システムにおける欠陥伝送チャンネルを検出および修正するシステムおよび方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8284828B2 (en) | Monitoring instability and resetting an equalizer | |
US7548558B2 (en) | Cable modem termination system with flexible addition of single upstreams or downstreams | |
US6757253B1 (en) | Spectrum management method for a cable data system | |
US6519449B1 (en) | Method and apparatus for a signal power control in a wireless communication system | |
US7548548B2 (en) | System for low noise aggregation in DOCSIS contention slots in a shared upstream receiver environment | |
US20080291840A1 (en) | Method and Apparatus for Selecting a Network Element for Testing a Network | |
AU4274996A (en) | Up link macro diversity method and apparatus in a digital mobile radio communication system | |
CA2880154A1 (en) | Method of characterizing impairments detected by equalization on a channel of a network | |
US7149188B2 (en) | Distributed processing for optimal QOS in a broadband access system | |
US11509954B2 (en) | CATV return band sweeping using data over cable service interface specification carriers | |
CN100420239C (zh) | 一种实现组播节目源切换的方法、系统和装置 | |
US7406132B2 (en) | Pre-equalizer, VSB transmission system using the same, and transmission method thereof | |
US4653044A (en) | Data communicating method with capability of full-duplex communication over two-wire circuit | |
GB2275142A (en) | Fast agc in demodulator of modem | |
JP2814977B2 (ja) | デジタル映像選択再生システムにおける復調装置及び方法 | |
JPH0898165A (ja) | 双方向catv伝送システム | |
JPH09102939A (ja) | 映像伝送装置 | |
WO2002013448A2 (en) | Adaptive training sequence for systems using time division multiple access | |
JPH04286452A (ja) | データ通信装置 | |
US7319719B1 (en) | Parallel equalization for systems using time division multiple access | |
JP7255981B2 (ja) | 放送システムおよび放送システムの制御方法 | |
JPH0394525A (ja) | データ伝送システム | |
AU677330B2 (en) | AGC for broadband transmitter | |
JPS59119929A (ja) | 回線歪等化方式 | |
JPS6156659B2 (ja) |