JPH0897269A - 基板搬送装置及び基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置及び基板搬送方法

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Publication number
JPH0897269A
JPH0897269A JP23309194A JP23309194A JPH0897269A JP H0897269 A JPH0897269 A JP H0897269A JP 23309194 A JP23309194 A JP 23309194A JP 23309194 A JP23309194 A JP 23309194A JP H0897269 A JPH0897269 A JP H0897269A
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JP
Japan
Prior art keywords
circular substrate
edge
supporting means
wafer
hand
Prior art date
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Application number
JP23309194A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sakurai
聡 桜井
Yoshiyuki Nakazawa
喜之 中澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置合わせ専用の装置を必要としない省スペ
ースで簡易な基板搬送装置を提供すること。 【構成】 ハンド102は、ウェハ11を支持可能にな
っている。アーム92は、ハンド102を移動させてカ
セット13に置かれたウェハ11にアクセスさせる。ハ
ンド102のヘッド132には、エッジセンサ132
a、132bが所定間隔でもって固設されている。制御
装置は、エッジセンサ132a、132bがウェハ11
のオリフラ11a以外の周縁を少なくとも3点以上検出
するようにハンド102を進退移動させつつ、エッジセ
ンサ132a、132bの出力に基づいて円形基板のエ
ッジ位置を決定し、決定されたエッジ位置の任意の2つ
を円周上の点と仮定した場合のこの円周の中心点として
ウェハ11の中心位置111cを算出し、この中心位置
111cに基づいてハンド102を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウェハ等の円
形基板をカセットなどの受け渡し位置から処理ユニット
や検査ユニットなどに搬送するための基板搬送装置およ
び基板搬送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置や半導体ウェハの検査・
計測装置には、半導体ウェハの自動搬送装置を搭載して
いるものが多い。図9は、その一例を示したもので、搬
送装置2の本体12を回転させてそのハンド22をカセ
ットステージ3上のカセット13にアクセスさせ、カセ
ット13内のウェハ11をハンド22とともにカセット
外に搬出する。次に、ウェハ11をハンド22からセン
タリングユニット4に移載する。このセンタリングユニ
ット4では、ウェハ11の位置合わせ(センタリング)
を行う。最後に、センタリングユニット4上のウェハ1
1をハンド22に移載して取り出し、ハンド22上のウ
ェハ11をウェハステージ5に移載する。センタリング
ユニット4でウェハ11の位置合わせを行うのは、ウェ
ハ11がカセット13内で移動変位することに起因し
て、ウェハ11がウェハステージ5等の処理または計測
台に正確に位置合わせされた状態でセットされないこと
を防止したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置では、センタリングユニット4を配置する空
間を確保する必要があることから、装置全体が大型化し
省スペースの要請に反する。
【0004】そこで、この発明は、従来必要としたセン
タリングユニット4などの位置合わせ専用の装置を必要
としない省スペースで簡易な基板搬送装置および基板搬
送方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の請求項1の基板搬送装置は、切欠を有す
る円形基板を支持可能な支持手段と、支持手段を移動さ
せて受け渡し位置に置かれた円形基板にアクセスさせる
移動手段と、円形基板にアクセスする支持手段の前進方
向に垂直でかつ円形基板の表面に平行な横方向に関して
円形基板の直径未満の間隔で支持手段側に固設された2
個のエッジセンサと、2個のエッジセンサが円形基板の
切欠以外の周縁を少なくとも3点以上検出するように移
動手段を介して支持手段を円形基板に対して進退移動さ
せつつ、2個のエッジセンサの各出力と支持手段の位置
情報とに基づいて円形基板のエッジ位置を決定し、決定
されたエッジ位置の任意の2つを円周上の点と仮定した
場合のこの円周の中心点を幾何学的座標計算によって算
出し、算出した中心点のうち共通する点を円形基板の中
心位置として移動手段を介して支持手段を移動させる制
御手段とを備える。
【0006】また、請求項2の基板搬送装置は、円形基
板を支持可能な支持手段と、支持手段を移動させて受け
渡し位置に置かれた円形基板にアクセスさせる移動手段
と、円形基板にアクセスする支持手段の前進方向に垂直
でかつ円形基板の表面に平行な横方向に関して円形基板
の直径未満の間隔で支持手段側に固設された2個のエッ
ジセンサと、移動手段を介して支持手段を円形基板に対
して前進移動させつつ、2個のエッジセンサの各出力と
支持手段の位置情報とに基づいて円形基板のエッジ位置
を決定し、決定されたエッジ位置を円周上の点と仮定し
た場合のこの円周の中心点を幾何学的座標計算によって
算出し、算出した中心点を円形基板の中心位置として移
動手段を介して支持手段を移動させる制御手段とを備え
る。
【0007】また、請求項3の基板搬送装置は、切欠を
有する円形基板を支持可能な支持手段を移動させて受け
渡し位置に置かれた円形基板にアクセスさせる工程と、
円形基板にアクセスする支持手段の前進方向に垂直でか
つ円形基板の表面に平行な横方向に関して円形基板の直
径未満の間隔で支持手段側に固設された2個のエッジセ
ンサが円形基板の切欠以外の周縁を少なくとも3点以上
検出するように前記移動手段を介して支持手段を円形基
板に対して進退移動させつつ、2個のエッジセンサの各
出力と支持手段の位置情報とに基づいて円形基板のエッ
ジ位置を決定する工程と、決定されたエッジ位置の任意
の2つを円周上の点と仮定した場合のこの円周の中心点
を幾何学的座標計算によって算出する工程と、算出した
中心点のうち共通する点を円形基板の中心位置として前
記移動手段を介して支持手段を移動させる工程とを備え
る。
【0008】
【作用】請求項1の基板搬送装置では、2個のエッジセ
ンサが円形基板の切欠以外の周縁を少なくとも3点以上
検出するように支持手段を円形基板に対して進退移動さ
せるので、得られたエッジ位置に基づいて算出した中心
点のうち少なくとも3点以上が一致するとともにこの一
致点が円形基板の中心位置に対応することとなる。した
がって、円形基板の中心位置を確実に算出することがで
き、これに基づいて支持手段を移動させて、支持手段を
円形基板に対して正確に位置合わせすることができる。
【0009】また、請求項2の基板搬送装置では 円形
基板に対して前進移動する2個のエッジセンサの各出力
に基づいて円形基板のエッジ位置を決定するので、この
エッジ位置に基づいて算出した中心点は、切欠を有しな
い円形基板の場合、この円形基板の中心位置に対応す
る。したがって、円形基板の中心位置を確実に算出する
ことができ、これに基づいて支持手段を移動させて、支
持手段を円形基板に対して正確に位置合わせすることが
できる。
【0010】請求項3の基板搬送方法では、2個のエッ
ジセンサが円形基板の切欠以外の周縁を少なくとも3点
以上検出するように支持手段を円形基板に対して進退移
動させるので、得られたエッジ位置に基づいて算出した
中心点のうち少なくとも3点以上は一致するとともに円
形基板の中心位置に対応する。したがって、円形基板の
中心位置を確実に算出することができ、これに基づいて
支持手段を移動させて、支持手段を円形基板に対して正
確に位置合わせすることができる。
【0011】
【実施例】図1は、ウェハ表面評価装置、膜厚計、スピ
ンナーなどに応用可能な第1実施例の基板搬送装置を示
したもので、図1(a)は基板搬送装置の平面図であ
り、図1(b)は基板搬送装置のX矢視図である。この
基板搬送装置52は、床側に固定された基台62と、こ
の基台62上を水平なAB方向に往復動する移動体72
と、この移動体72上に固定された本体82と、この本
体82の側に一端である基部が固定された伸縮自在の3
つの部材からなるアーム92と、このアーム92の先端
に固定されたハンド102と、これらの動作を制御する
制御装置112とを備える。なお、ウェハの受け渡し位
置に対応するカセットや、ウェハ表面評価装置などのウ
ェハステージについては、図示を省略してあるが、図1
の基台62の周囲に配置されている。
【0012】移動体72は、基台62側に形成されたレ
ール62a上をこれに沿って移動する。その移動は、基
台62に設けたボールネジ62bをモータ62cで適宜
回転させることによって行う。
【0013】アーム92は、その先端に設けられたハン
ド102を所望の位置に移動させるためのもので、本体
82内の駆動源とアーム92内の機構とによって、ハン
ド102を水平なCD方向に往復動させたり、水平面内
で旋回させたりする。また、このアーム92は、本体8
2内の駆動源によって、ハンド102とともに垂直なE
F方向に上下往復動する。
【0014】ハンド102は、ウェハ(図示を省略)の
搬送時にこれを支持するためのもので、より確実な支持
のためウェハを吸着する真空チャック122を備える。
また、ハンド102の基部にはヘッド132が形成さ
れ、ウェハのエッジを検出する2個のエッジセンサ13
2a、132bが取り付けられている。
【0015】制御装置112は、移動体72やアーム9
2の動きを制御して、ハンド102を任意の位置に移動
させるとともに、エンコーダなどを用いてハンド102
の位置情報をモニタする。このようにハンド102の位
置情報をモニタすることにより、カセット(図示を省
略)に収容されたウェハをウェハステージ等に確実に移
載することが可能になる。この際、以下において詳細に
説明するが、ハンド102を予め定めたルートで移動さ
せながら、エッジセンサ132a、132bのエッジ検
出結果に基づいてウェハの中心位置を算出し、ウェハに
対するハンド102の位置合わせのために利用する。
【0016】図2及び図3は、ハンド102の構造とカ
セット13内に収容された円形のウェハ11へのアクセ
スの状態とを示した図である。
【0017】図2の実線で示すように、2個のエッジセ
ンサ132a、132bは、AB方向(ハンド102の
前進方向であるCD方向に垂直で、ウェハ11の表面に
平行な横方向)に関して、ウェハ11の直径よりも短く
そのオリフラ長(結晶方位を示す切欠であるオリフラ1
1aの直線の長さ)よりも長くなっており、ウェハ11
の半径程度の間隔を有する。なお、二点鎖線はAB方向
に変位させた後位置を示す。
【0018】図3に示すように、2個のエッジセンサ1
32a、132bは上下一対のロッドを備え、各ロッド
の一端はそれぞれヘッド132から突出し、突出したロ
ッドの先端には投光部142及び受光部152がそれぞ
れ対向して形成されている。これら投光部142及び受
光部152は、ロッド及びアーム92内を通って図1の
本体82側に延びる光ファイバを介して発光・光検出機
能を有する電子回路(図示を省略)に接続されている。
この電子回路の検出出力は、図1の制御装置112で処
理される。再び図3に戻って、投光部142及び受光部
152は、カセット13内へのハンド102の挿入に際
して、カセット13内に収容されているウェハ11の端
縁を上下から挟む。このため、投光部142からの検査
光がウェハ11の端縁によって遮られる。したがって、
ハンド102の位置をモニタしつつハンド102をCD
方向に前進または後退させ、受光部152で検出される
検査光の強度変化を判定することにより、ウェハ11の
端縁の位置(以下、エッジ位置)を決定することができ
る。この場合、2個のエッジセンサ132a、132b
を用いているので、ハンド102を一回だけ直進させる
前進または後退により、ウェハ11のエッジ位置を2ヶ
所求めることができる。
【0019】図4は、実施例の基板搬送装置によるウェ
ハ11の搬送動作の概要を説明するフローチャートであ
る。
【0020】まず、ハンド102を図1(a)のような
待機位置から前進させて図2のカセット13側に移動さ
せ、カセット13に収納されたウェハ11にアクセスさ
せてこのウェハ11を取りに行く(ステップS1)。
【0021】次に、ウェハ11の位置を検出し、ウェハ
11に対してハンド102を位置合わせする(ステップ
S2)。すなわち、ウェハ11に対してハンド102を
進退させつつエッジセンサ132a、132bの出力を
監視し、そのエッジ検出出力に基づいてウェハ11の5
点のエッジ位置を決定し、決定されたエッジ位置の任意
の2つを円周上の点と仮定した場合のこの円周の中心点
としてウェハ11の中心位置(以下、ウェハセンター)
を幾何学的座標計算によって算出し、算出されたウェハ
センターがハンド102の真空チャック122の中央に
位置するようにハンド102を移動させる。なお、ウェ
ハセンターは得られた5点のエッジ位置から10個算出
されるが、これらのウェハセンターが一致しない場合に
は、5点のエッジ位置の少なくとも1点がオリフラ11
aにかかっているものと判断して、算出した10個のウ
ェハセンターのうち相互に一致するものを実際のウェハ
11の中心位置としてハンド102を位置合わせする。
このため、ハンド102の進退移動のルートは、2個の
エッジセンサ132a、132bのいずれかでオリフラ
11a以外の周縁を少なくとも3点以上検出できるもの
としておく。オリフラ11a以外の周縁を少なくとも3
点以上検出することにより、算出した10個のウェハセ
ンターのうち少なくとも3点以上が一致するからであ
る。具体的なハンド102の動作は、図2に示すよう
に、2個のエッジセンサ132a、132b間の中点が
ウェハ11の中心線CL上とその両側に所定間隔をおい
た2平行線L1、L2上とを通るような移動ルート(図2
の一点鎖線の矢印G1〜G5で示す経路に対応する)とす
る。
【0022】このとき中心線CLと2平行線L1、L2と
の間隔は、各エッジセンサ132a、132bがウェハ
11のエッジを正確に検出し得る範囲内で可能な限り離
す。これは、これらの2平行線L1、L2が中心線CLに
近づき過ぎて検出された隣接エッジの間隔が短くなり、
正確なウエハセンターの算出ができなくなることを防止
するためである。さらに、これら2平行線L1、L2が中
心線CLから離れ過ぎて外側のエッジセンサ132
a’、132b”がエッジを検出しなくなることを防止
するためでもである。
【0023】次に、ウェハ11をカセット13側からハ
ンド102に移載する(ステップS3)。すなわち、ハ
ンド102の真空チャック122の真空吸着をオン(O
N)し、ハンド102の上面がウェハ11の裏面に接す
るまでハンド102を上昇させて、カセット13内に支
持されたウェハ11をハンド102側に移載する。
【0024】次に、ウェハ11をハンド102とともに
ウェハステージ(図示を省略)側に移動させる(ステッ
プS4)。すなわち、ハンド102を後退させてウェハ
11をカセット13内から取り出し、ハンド102を移
動(旋回、前進)させてウェハ11をウェハステージ側
へ搬送する。
【0025】次に、ウェハ11をハンド102からウェ
ハステージに移載する(ステップS5)。すなわち、ハ
ンド102をウェハ11裏面とウェハーステージ上面と
の間隔が数mm(1〜5mm)になる高さまで下降させる。
そして、ハンド102の真空吸着をオフ(OFF)し、
ウェハーステージの真空吸着をオン(ON)する。ハン
ド102をさらに下降させ、ウェハ11をウェハーステ
ージに移載する。
【0026】最後に、ハンド102を後退させ、待機位
置まで移動させる(ステップS6)。以上のようなフロ
ーにより、ウェハ11をセンタリングした状態でウェハ
ーステージに搭載できる。
【0027】図5は、図4のステップS2におけるハン
ド102の位置合わせを詳細に説明したフローチャート
である。
【0028】まず、図2に実線で示すハンド102及び
ヘッド132をAB方向の一方(ハンド102の後方か
ら見た場合、カセット13の中心線CLの右横方向)に
横移動させた位置に待機させる(ステップS102)。す
なわち、図2の二点鎖線で示すような位置またはその後
方側(アーム92側)に、ヘッド132’及びエッジセ
ンサ132a’、132b’を移動させる。この場合の
ヘッド132の横移動量は、既に述べたようにエッジセ
ンサ132aがウェハ11のエッジを検出し得る限り特
に制限されない。
【0029】次に、ハンド102を前進させ、ウェハ1
1を収納しているカセット13内にハンド102を挿入
して行く(ステップS112)。このステップS112でのハ
ンド102の動きは、図2の一点鎖線の矢印G1で示す
ようなものとなっている。
【0030】この際、2個のエッジセンサ132a、1
32bの各出力とハンド102の位置情報とに基づい
て、ウェハ11の2点のエッジ位置を決定する(ステッ
プS122)。
【0031】次に、ヘッド132及びエッジセンサ13
2a、132bをAB方向の他方(ハンド102の後方
から見た場合、カセット13の中心線CLの左横方向)
に横移動させる(ステップS132)。このステップS132
でのハンド102の動きは、図2の一点鎖線の矢印G2
で示すようなものとなっている。また、この場合のヘッ
ド132の横移動量は、ステップS102のときの2倍の
大きさとする。
【0032】次に、ハンド102を一旦後退させる(ス
テップS142)。すなわち、図2の二点鎖線で示すよう
な位置またはその後方側(アーム92側)まで、ヘッド
132"及びエッジセンサ132a”、132b”を移
動させる。なお、このステップS142でのハンド102
の動きは、図2の一点鎖線の矢印G3で示すようなもの
となっている。
【0033】この際、一方のエッジセンサ132bの出
力とハンド102の位置情報とに基づいて、ウェハ11
の1点のエッジ位置を決定する(ステップS152)。他
方のエッジセンサ132aの出力に基づいてエッジ位置
を決定しないのは、ステップS122でエッジセンサ13
2bの出力に基づいて決定するエッジ位置とほぼ一致す
る重複を回避したものである。したがって、ステップS
132でのハンド102の横移動量を図2の一点鎖線の矢
印G2より十分大きくするなどして、ステップS122でエ
ッジセンサ132bが検出するエッジとこのステップS
152でエッジセンサ132aが検出するエッジとが一致
しないようにした場合、このステップS152でエッジセ
ンサ132bのみならずエッジセンサ132aの出力に
も基づいてウェハ11のエッジ位置を決定する。
【0034】次に、ヘッド132及びエッジセンサ13
2a、132bをAB方向の一方(ハンド102の後方
から見た場合、カセット13の中心線CLに向けての方
向)に横移動させる(ステップS162)。このステップ
S162でのハンド102の動きは、図2の一点鎖線の矢
印G4で示すようなものとなっている。
【0035】次に、ハンド102を再度前進させ、ウェ
ハ11を収納しているカセット13内にハンド102を
再度挿入して行く(ステップS172)。このステップS1
72でのハンド102の動きは、図2の一点鎖線の矢印G
5で示すようなものとなっている。
【0036】この際、2個のエッジセンサ132a、1
32bの各出力とハンド102の位置情報とに基づい
て、ウェハ11の2点のエッジ位置を決定する(ステッ
プS182)。
【0037】次に、ステップS122、ステップS152、ス
テップS182で決定された5点のエッジ位置のうちの任
意の2点を円周上の点と仮定した場合のこの円周の中心
点を算出する(ステップS192)。具体的には、図2に
示すように、5点のエッジ位置のうち任意の2点のエッ
ジ位置間の線分を底辺111aとしウェハ11の半径の
長さの両側辺111bを有する2等辺三角形の頂点11
1cとしてウェハセンターを算出する。
【0038】この際、エッジ位置の選び方は10通りで
あるので、算出される頂点111cも計算上10個とな
るが、図2のようにエッジ位置がオリフラ11aにかか
っていない場合これらはほとんど一致する。一方、エッ
ジ位置がオリフラ11aにかかっている場合、これらの
うち最低3個が一致する。
【0039】最後に、少なくとも3個の頂点が一致する
点をウェハセンターとしてこのウェハセンターにハンド
102の搭載中心を移動させる(ステップS202)。
【0040】図6は、ステップS192で最低3個の頂点
が一致しこの点がウェハセンターに対応することを説明
した図である。ハンド102の進退移動のルート(矢印
G1〜G5参照)は、2個のエッジセンサ132a、13
2bのいずれかでオリフラ11a以外の周縁を少なくと
も3点以上検出するように設定してあるので、この3点
から決定されたエッジ位置e3、e4、e5に基づいて算
出される3個の頂点は互いに一致しウェハセンターを示
す。
【0041】より具体的に説明すると、5点のエッジ位
置のうち例えば図面上側の2つのエッジ位置e1、e2間
を底辺とし半径の長さの両側辺111b’を有する2等
辺三角形(一点鎖線)の頂点111c’と、図面下側の
3つのエッジ位置e3、e4、e5のいずれか2点間を底
辺111aとし半径の長さの両側辺111bを有する2
等辺三角形(実線)の頂点111cとは一致しない。す
なわち、一点鎖線の2等辺三角形の頂点111c’は、
オリフラ11aにかかっているエッジ位置e1、e2から
求めたものであるから、ウェハセンターと一致しない。
また、図示を省略したが、エッジ位置e1およびエッジ
位置e2のいずれか一方を底辺の一端とする2等辺三角
形の頂点も、ウェハセンターと一致しない。一方、実線
の2等辺三角形の頂点111cは、オリフラ11aにか
かっていないエッジ位置e3、e4、e5から求めたもの
であるから、ウェハセンターと一致する。
【0042】再びこれらの一致する3頂点に対応するウ
ェハセンターにハンド102の搭載中心を移動させる
(ステップS202)。
【0043】図7は、第1実施例の基板搬送装置の変形
例を示したもので、その要部の平面図を示す。この変形
例では、ハンド102側に固定されたヘッド232の形
状が図2のものと異なっており、2個のエッジセンサ2
32a、232bの間隔がオリフラ11aの長さ、すな
わちオリフラ長より狭くなっている。ハンド102を位
置合わせするステップS2では、各エッジセンサ232
a、232bを、二点鎖線の位置(図示のヘッド23
2’及びエッジセンサ232a’、232b’)から平
行線L1’に沿ってカセット13側に進入させ、横方向
(中心線CLに垂直な方向)に移動させた後、カセット
13側から二点鎖線の位置(図示のヘッド232”及び
エッジセンサ232a”、232b”)に後退させ、実
線の位置から再度進入させる。
【0044】この際、ウェハ11に対してハンド102
を進退させつつエッジセンサ232a、232bの出力
を監視し、そのエッジ検出出力に基づいてウェハ11の
6点のエッジ位置を決定し、決定されたエッジ位置の任
意の2つを円周上の点と仮定した場合のこの円周の中心
点としてウェハセンターを算出する。
【0045】なお、ウェハセンターは得られた6点のエ
ッジ位置から15個算出されるが、これらのウェハセン
ターが一致しない場合には、6点のエッジ位置のいずれ
かがオリフラ11aにかかっているものと判断して、算
出した15個のウェハセンターのうち相互に一致するも
のを実際のウェハセンターとしてハンド102を位置合
わせする。
【0046】また、このときハンド102の軌跡に対応
する中心線CLと2平行線L1、L2との間隔は、各エッ
ジセンサ132a、132bがオリフラ11a以外のエ
ッジを少なくとも3点以上検出できるよう、オリフラ長
より長くする。
【0047】図8は、第2実施例の基板搬送装置を説明
したもので、その動作の一部のフローチャートを示す。
第2実施例の装置は、位置決め用のオリフラのない円
形ウェハの搬送に用いる。なお、装置の機械的構造自体
は図1〜図3に示すものと同一であるので図示を省略し
てある。また、その動作の全体のフローチャートは図4
と同一であるので図示を省略してある。
【0048】すなわち、図8は、第1実施例の図5に対
応するもので、図4のステップS2におけるハンド10
2の位置合わせを第2実施例に関して詳細に説明したフ
ローチャートである。
【0049】まず、ウェハ11を収納しているカセット
13内にハンド102を挿入して行く(ステップS50
2)。この際、2個のエッジセンサ132a、132b
の各出力とハンド102の位置情報とに基づいて、ウェ
ハ11の2点のエッジ位置を決定する(ステップS51
2)。次に、決定された2点のエッジ位置を底辺とし半
径の長さの側辺を有する2等辺三角形の頂点としてウエ
ハセンターを算出する(ステップS522)。最後に、算
出されたウェハセンターにハンド102の搭載中心を移
動させる(ステップS532)。このように、第2実施例
の装置は、オリフラのない円形ウェハの搬送に限定して
使用されるので、処理が簡易であるにも拘らず正確な位
置合わせが可能になる。
【0050】以上、実施例に即してこの発明を説明した
がこの発明は、上記実施例に限定されるものではない。
例えば、オリフラ11aのかわりにノッチが形成された
ウェハについても上記と同様の測定が可能となるので、
このようなウェハに対してもハンド102の位置合わせ
が可能となる。
【0051】また、上記実施例では、ハンド102を真
空チャック122を備えて基板の裏面を支持するものと
して構成したが、それに限らず、例えば基板の周縁を複
数箇所で支持する支持部材を設け、この支持部材によっ
て基板の周縁を支持して搬送するように構成することも
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1の装置によ
れば、2個のエッジセンサが円形基板の切欠以外の周縁
を少なくとも3点以上検出するように支持手段を円形基
板に対して進退移動させるので、得られたエッジ位置に
基づいて算出した中心点のうち少なくとも3点以上は一
致するとともに円形基板の中心位置に対応する。したが
って、円形基板の中心位置を確実に算出することがで
き、これに基づいて支持手段を移動させて、支持手段を
円形基板に対して正確に位置合わせすることができる。
よって、センタリングユニット等の特別の位置合わせ機
構が不要となり、装置のコストダウンができるほか、装
置寸法の小型化という省スペース化や信頼性の向上につ
ながる。
【0053】また、請求項2の基板搬送装置によれば、
円形基板に対して前進移動する2個のエッジセンサの各
出力に基づいて円形基板のエッジ位置を決定するので、
このエッジ位置に基づいて算出した中心点は、切欠を有
しない円形基板の場合、この円形基板の中心位置に対応
する。したがって、円形基板の中心位置を確実に算出す
ることができ、これに基づいて支持手段を移動させて、
支持手段を円形基板に対して正確に位置合わせすること
ができる。
【0054】請求項3の基板搬送方法によれば、2個の
エッジセンサが円形基板の切欠以外の周縁を少なくとも
3点以上検出するように支持手段を円形基板に対して進
退移動させるので、得られたエッジ位置に基づいて算出
した中心点のうち少なくとも3点以上は一致するととも
に円形基板の中心位置に対応する。したがって、円形基
板の中心位置を確実に算出することができ、これに基づ
いて支持手段を移動させて、支持手段を円形基板に対し
て正確に位置合わせすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の基板搬送装置の構造を示す図であ
る。
【図2】図1の基板搬送装置の要部を示す平面図であ
る。
【図3】図1の基板搬送装置の要部を示す側面図であ
る。
【図4】図1の基板搬送装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】図4のフローチャートの一部を詳細に説明する
フローチャートである。
【図6】図5のフローチャートによって実行される具体
的動作を説明する図である。
【図7】第1実施例の基板搬送装置の変形例を示す図で
ある。
【図8】第2実施例の基板搬送装置における図4のフロ
ーチャートの一部を詳細に説明するフローチャートであ
る。
【図9】従来の装置を説明する図である。
【符号の説明】
11 ウェハ 13 カセット 92 ハンド 102 アーム 112 制御装置 132、232 ヘッド 132a、132b エッジセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切欠を有する円形基板を支持可能な支持
    手段と、 前記支持手段を移動させて受け渡し位置に置かれた前記
    円形基板にアクセスさせる移動手段と、 前記円形基板にアクセスする前記支持手段の前進方向に
    垂直でかつ前記円形基板の表面に平行な横方向に関して
    前記円形基板の直径未満の間隔で前記支持手段側に固設
    された2個のエッジセンサと、 前記2個のエッジセンサが前記円形基板の前記切欠以外
    の周縁を少なくとも3点以上検出するように前記移動手
    段を介して前記支持手段を前記円形基板に対して進退移
    動させつつ、前記2個のエッジセンサの各出力と前記支
    持手段の位置情報とに基づいて前記円形基板のエッジ位
    置を決定し、決定されたエッジ位置の任意の2つを円周
    上の点と仮定した場合のこの円周の中心点を幾何学的座
    標計算によって算出し、算出した中心点のうち共通する
    点を前記円形基板の中心位置として前記移動手段を介し
    て前記支持手段を移動させる制御手段と、を備える基板
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 円形基板を支持可能な支持手段と、 前記支持手段を移動させて受け渡し位置に置かれた前記
    円形基板にアクセスさせる移動手段と、 前記円形基板にアクセスする前記支持手段の前進方向に
    垂直でかつ前記円形基板の表面に平行な横方向に関して
    前記円形基板の直径未満の間隔で前記支持手段側に固設
    された2個のエッジセンサと、 前記移動手段を介して前記支持手段を前記円形基板に対
    して前進移動させつつ、前記2個のエッジセンサの各出
    力と前記支持手段の位置情報とに基づいて前記円形基板
    のエッジ位置を決定し、決定されたエッジ位置を円周上
    の点と仮定した場合のこの円周の中心点を幾何学的座標
    計算によって算出し、算出した中心点を前記円形基板の
    中心位置として前記移動手段を介して前記支持手段を移
    動させる制御手段と、を備える基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 切欠を有する円形基板を支持可能な支持
    手段を移動させて受け渡し位置に置かれた前記円形基板
    にアクセスさせる工程と、 前記円形基板にアクセスする前記支持手段の前進方向に
    垂直でかつ前記円形基板の表面に平行な横方向に関して
    前記円形基板の直径未満の間隔で前記支持手段側に固設
    された2個のエッジセンサが前記円形基板の前記切欠以
    外の周縁を少なくとも3点以上検出するように前記移動
    手段を介して前記支持手段を前記円形基板に対して進退
    移動させつつ、前記2個のエッジセンサの各出力と前記
    支持手段の位置情報とに基づいて円形基板のエッジ位置
    を決定する工程と、 決定されたエッジ位置の任意の2つを円周上の点と仮定
    した場合のこの円周の中心点を幾何学的座標計算によっ
    て算出する工程と、 算出した中心点のうち共通する点を前記円形基板の中心
    位置として前記移動手段を介して前記支持手段を移動さ
    せる工程と、を備える基板搬送方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6144926A (en) * 1997-04-24 2000-11-07 Tokyo Electron Limited Method of sensing access positions of arm
JP2010110891A (ja) * 1998-12-02 2010-05-20 Newport Corp 試料位置検知端部エフェクタおよびその使用方法
US10867821B2 (en) 2018-09-11 2020-12-15 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Substrate transfer robot and method of teaching edge position of target body

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