JPH0896228A

JPH0896228A - Ｉｃプレーヤ

Info

Publication number: JPH0896228A
Application number: JP6226240A
Authority: JP
Inventors: Tatsuto Suzuki; 達人鈴木; Kiyoshi Aiki; 清愛木; Tadashi Onishi; 忠志大西; Masatoshi Otake; 正利大竹; Nobuo Hamamoto; 信男浜本; Kenichi Mizuishi; 賢一水石
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1994-09-21
Filing date: 1994-09-21
Publication date: 1996-04-12

Abstract

(57)【要約】【構成】ＩＣプレーヤ８に情報の分類を選択するスイッ
チを設け、選択した分類の属性を持つ情報だけを再生す
る。【効果】利用者は簡単な操作で多くの情報の中から目的
の情報を選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル情報を再生
するＩＣプレーヤに関する。

【０００２】

【従来の技術】情報の商品化の例は、フロッピーディス
クやＩＣのような記憶媒体を介して各種ソフトウェア等
を販売したり、ケーブルテレビジョンや衛星放送のよう
に通信手段を介して契約した特定の相手に、ニュースや
放送番組を提供することが行われている。また特開昭62
−11991 号公報には、多種多様な情報の中から選択され
た情報をカードに格納して販売する情報自動販売機が、
更に、特開平4−271396号公報には、特定された音声情
報等を電気信号の形態のまま、特定されたものに受渡し
て販売ないし提供することを実現したディジタル信号受
渡しシステムについて開示されている。このシステム
は、タバコやジュース等の自動販売機のようにニュース
や音楽等の音声情報を販売する情報自動販売機と、情報
を購入して再生する装置（以下、ＩＣプレーヤと称す
る）で構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ＩＣプレーヤの情報記
憶部に、数時間分にもなる多数の情報が収納されている
とき、目的の情報を素早く選択するのが難しい。また、
利用者は情報を記憶した順番ではなく、ニュースを聴き
たいとか、音楽を聴きたいとか、時と場所に応じて情報
の分類を選択している。従来の情報選択方法として、例
えば、テープの場合、始めから再生して、目的の情報で
なかったら、早送りやスキップ等の操作で次の情報選択
に移る方法がある。しかし、この方法は全ての情報を聴
くことになり、選択に多くの時間を費やすことになる。
また、ＣＤやＭＤ等は情報をランダムに選択することが
可能であるが、画面に表示された番号やタイトルを見て
利用者が選択操作をする必要があり、格納してある情報
を全て表示すると表示量が多くなる。

【０００４】また、情報自動販売機から目的の情報をＩ
Ｃプレーヤに転送するとき、始めに情報の分類を選択
し、その次に目的の情報を選択する階層構造になる操作
では選択操作に時間がかかり、他に待っている利用者は
待ち時間が多くなって不便を強いられるという問題があ
る。

【０００５】本発明の第一の目的は、簡単な操作で目的
の情報を選択できる小型のＩＣプレーヤを提供すること
にある。

【０００６】本発明の第二の目的は、利用者が情報を得
るときの待ち時間を少なくする情報自動販売システムを
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のＩＣプレーヤは、情報の分類を選択する分
類選択スイッチと、格納情報の中に分類の属性を示す情
報を加えて編集したデータを、情報記憶部に記憶する手
段を設けて構成した。

【０００８】また、分類選択スイッチに対応した分類情
報記憶部を設け、分類情報を任意に設定可能とした。

【０００９】また上記他の目的を達成するために、本発
明のＩＣプレーヤに情報の分類を選択する手段と、選択
した分類情報を情報受渡し時に情報自動販売機本体に転
送する手段を設けて構成した。

【００１０】また、本発明のＩＣプレーヤにバーコード
リーダを設け、個別情報番号を情報一覧表から読み取
り、情報受渡し時に情報自動販売機本体に選択データを
送るようにした。

【００１１】

【作用】本発明によれば、情報記憶部からデータを順次
読みだし、情報の属性が分類選択スイッチの示す属性と
一致したら再生動作を行う。もし目的の情報でなければ
スキップボタンによる操作により、同じ属性を持つ次の
情報を選択する。この様にしてスキップ操作だけの簡単
な操作で目的の情報を選択出来る。

【００１２】また、情報の分類を選択する分類選択スイ
ッチは多くの選択数が必要になるが、分類情報記憶部に
利用者が良く使う分類を自由に設定することにより、少
ない選択数で多くの使用例に対応可能になる。

【００１３】また、情報受渡し時に分類情報を情報自動
販売機に送ることにより、選択操作を少なくすることが
出来るので、短い時間で情報を得ることが出来る。

【００１４】また、情報受渡し時に個別の選択情報を情
報自動販売機に送ることにより、選択操作が無くなるの
で、短い時間で情報を得ることが出来る。

【００１５】

【実施例】図１は本発明によるＩＣプレーヤの一実施例
のブロック図である。再生する各種の情報は、あらかじ
め入力インタフェース１を介して情報記憶部３に格納す
る。操作部４は目的とした情報の選択や再生操作をする
ために用いられる。分類選択部５は音楽やニュース等、
情報の分類を選択するもので、分類情報記憶部６は分類
選択スイッチに対応した分類情報を格納する。更にバー
コードリーダ７は個別情報の選択等に用いられる。各部
は、マイクロプロセッサ及び制御プログラムを含む制御
部２によって所定の制御が行われる。そして情報記憶部
３から選択したデータを読みだして再生部８，スピーカ
９で音声情報に変換したり、表示部１０に制御情報や文
字情報を表示する。

【００１６】なお、本実施例ではＩＣプレーヤと記憶部
を一体型として構成し、情報を入力インタフェース１か
ら情報記憶部３に転送しているが、情報記憶部３をＩＣ
カードメモリを使用して分離型にし、情報転送したＩＣ
カードメモリをＩＣプレーヤに挿入する場合もある。

【００１７】図２は情報自動販売システムの説明図を示
す。システムは情報自動販売機200とＩＣプレーヤ３０
０で構成される。情報自動販売機２００はＩＣプレーヤ
300に提供する情報を格納し、所定の動作によってＩＣ
プレーヤに情報を転送するもので、情報を選択する操作
部２０２と、操作案内を行う表示器２０１，ＩＣプレー
ヤ又はメモリカード挿入口２０３等で構成される。ＩＣ
プレーヤ３００は操作部３０１，表示器３０２，音声情
報を聴くためのイヤホーン３０３，情報自動販売機との
インタフェース用コネクタ３０４で構成される。

【００１８】図３は、本発明によるＩＣプレーヤ３００
の一実施例の説明図である。ＩＣプレーヤ３００は、電
源スイッチ３１０，再生音量を調節するボリューム３１
１，情報自動販売機２００に接続して情報を転送するた
めのコネクタ３０４，再生音を外部イヤホン３０３で聴
くためのイヤホンジャック３１３，バーコード読み取り
部３１４と再生ボタン３２１，停止ボタン３２３，早送
りボタン３２０，早戻しボタン３２２，分類選択スイッ
チ３１２，スキップボタン３２５，３２６，バーコード
読み取りボタン３２４の各操作スイッチ３０１を設けて
いる。また，本実施例では再生音を外部イヤホン３０３
で聴くためのイヤホンジャック３１３を設けているが、
イヤホンが無いときにでも聴くことが可能なように小型
のスピーカを付加する場合もある。さらに実際の再生操
作上では必ずしも必要ではないが、選択情報や動作情
報，文字情報等を表示するための情報表示部３０２を設
ける場合もある。

【００１９】図４は、ＩＣプレーヤの再生操作を示すフ
ローチャートである。利用者は、分類選択スイッチ３１
２で聴きたい情報のジャンルを選択し、再生開始スイツ
チ３２１を押す（ステップ４０１）。制御部２は分類選
択スイッチ３１２の状態を読み込み（ステップ４０
２）、分類情報記憶部６から分類選択スイッチに対応し
た分類情報を読みだす（ステップ４０３）。制御部２は
情報記憶部３に格納されている情報の中から、選択した
分類に属する情報を検索し、一致した情報が有ればデー
タを読みだし再生部８で再生する（ステップ４０４）。
再生を始めたら音声情報を聴いて内容を確認し、そのま
まで良ければ再生を続行する（ステップ４０５，４０
６）。再生が終わると次の操作待ちとなる（ステップ４
０７）。再生を始めた情報が目的の情報でなければ、ス
キップスイッチ３２５，３２６を操作して次の情報を選
択する（ステップ４０８）。情報記憶部３にその分類に
属する情報が無くなれば、再生動作を終え次の操作待ち
になる（ステップ４０９）。また、分類に属する情報が
情報記憶部３にまだ存在するときは再生動作に入る（ス
テップ４０９，４０４）。

【００２０】図５は情報自動販売機２００からＩＣプレ
ーヤ３００への情報転送処理のフローチャートである。
利用者はＩＣプレーヤ３００の分類選択スイッチをセッ
トして（ステップ５０１，５０２）、情報自動販売機の
ＩＣプレーヤ挿入口２０３へ挿入する（ステップ５０
４）。また、目的の情報が決まっているときは、あらか
じめバーコードリーダから個別情報を読み込んで情報記
憶部に格納しておくことも出来る（ステップ５０３）。

【００２１】情報自動販売機は選択情報をＩＣプレーヤ
３００から読み取って、個別情報であればそのタイトル
データのみを表示器２０１に表示する（ステップ５０
６）。また、分類情報であればその分類に属するデータ
を検索して表示する（ステップ５０７）。その中から利
用者は目的の情報を選択する（ステップ５０８）。

【００２２】転送開始操作が行われたら（ステップ５０
９）、選択データをインタフェースコネクタ３０４を介
してＩＣプレーヤ３００の情報記憶部３に転送する（ス
テップ５１０）。全ての転送を終えたら情報転送が終了
した旨を表示器２０１に表示し、ＩＣプレーヤ３００を
ＩＣプレーヤ挿入口２０３から排出する（ステップ５１
１，５１２）。

【００２３】図６は情報記憶部３に格納されている情報
のフォーマットの例である。情報はディジタル情報とし
て記憶されており、各情報の先頭にはヘッダ情報が付加
されている。

【００２４】図７はヘッダ情報フォーマットの例であ
る。情報番号，分類コード，タイトルや再生条件を示す
音質情報等が記憶されている。また、ニュースや天気予
報等の分類に属する情報を再生する時は、ヘッダ情報の
タイムスタンプや読みだしフラグを再生動作の条件に加
えることにより、まだ聴いていない情報だけを時刻順に
再生出来るので、使い勝手が良くなる。

【００２５】

【発明の効果】本発明によれば簡単な操作で多くの記憶
情報の中から目的の情報を選択することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ＩＣプレーヤの一実施例のブロック図。

【図２】情報自動販売システムの説明図。

【図３】ＩＣプレーヤの一実施例の説明図。

【図４】ＩＣプレーヤの再生操作を示すフローチャー
ト。

【図５】情報転送処理の詳細な動作を示すフローチャー
ト。

【図６】情報の格納フォーマットの説明図。

【図７】情報のヘッダ情報部分を示すフォーマットの説
明図。

【符号の説明】

１…入力インタフェース、２…制御部（ＣＰＵ）、３…
情報記憶部、４…操作部、５…分類選択部、６…分類情
報記憶部、７…バーコードリーダ、８…再生部、９…ス
ピーカ、１０…表示部。

フロントページの続き (72)発明者大竹正利東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者浜本信男東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者水石賢一東京都国分寺市東恋ケ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ディジタル情報を記憶するＩＣメモリで構
成された記憶手段と、再生情報を選択する第一の選択手
段と、前記ディジタル情報を再生する再生手段を有する
情報再生機（以下、ＩＣプレーヤと称する）に於いて、
前記ディジタル情報の分類毎に選択する第二の選択手段
を設け、選択した分類に属する前記ディジタル情報だけ
を前記記憶手段から読みだして順次再生することを特徴
とするＩＣプレーヤ。
【請求項２】請求項１に於いて、前記第二の選択手段に
任意の分類情報を設定できるＩＣプレーヤ。
【請求項３】請求項１に於いて、情報自動販売機から提
供を受ける情報を選択する手段として、前記第二の選択
手段で読み取った分類情報を、情報受渡し時に前記情報
自動販売機に転送するＩＣプレーヤ。
【請求項４】請求項１に於いて、情報自動販売機から提
供を受ける情報を選択する手段として、前記情報再生機
にバーコードリーダを具備し、情報一覧表から読み取っ
た個別の選択情報を情報受渡し時に前記情報自動販売機
に転送するＩＣプレーヤ。