JPH0895477A - 回折格子を有するマルチドットパタ−ンの作製方法および作製装置 - Google Patents
回折格子を有するマルチドットパタ−ンの作製方法および作製装置Info
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/04—Processes or apparatus for producing holograms
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Abstract
速にしかも安定してパタ―ンを作製する。 【構成】ビーム状のレ―ザ光を発生するレーザ光源と、
レーザ光源からのビーム状のレ―ザ光を複数に分岐する
光分岐手段と、回転ステージにより所望の角度で回転さ
れることによって、光分岐手段により分岐したレ―ザ光
の少なくとも一部を所望の位置に回転させる像回転要素
と、像回転要素により回転されたレ―ザ光を集光して干
渉縞を、X−Yステージに配設された感光材料上に生成
させる結像要素と、作製しようとするマルチドットパタ
ーンの元データに基づいて、回転ステージの回転動作、
およびX−Yステージの移動動作をそれぞれ制御する制
御手段とを備える。
Description
微小な回折格子からなる回折格子要素のドットをマトリ
クス状に複数個配置し、このドットの集まりによって表
現されるパターン(マルチドットパターン)を、レ―ザ
光の干渉縞を用いて作製する方法および装置に係り、特
に回転機構を一体化、簡略化、かつ小型化し、高速にし
かも安定してパタ―ンを作製できるようにした回折格子
を有するマルチドットパタ―ンの作製方法および作製装
置に関するものである。
な回折格子からなる回折格子要素のドットを複数個配置
することにより、回折格子パターンが形成されたディス
プレイが多く使用されてきている。この種の回折格子パ
ターンを有するディスプレイを作製する方法としては、
例えば“特開昭60−156004号公報”に開示され
ているような方法がある。この方法は、2光束干渉によ
る微小な干渉縞(以下、回折格子とする)を、そのピッ
チ、方向、および光強度を変化させて、感光性フィルム
に次々と露光するものである。
置を用い、かつコンピュータ制御により、平面状の基板
が載置されたX−Yステージを移動させて、基板の表面
に回折格子からなる複数の微小な回折格子要素のドット
を配置することにより、ある絵柄の回折格子パターンが
形成されたディスプレイを作製する方法が、本発明者に
よって提案されてきている。その方法は、1988年1
1月25日にファイルされた“米国特許出願シリアル番
号第276,469号”に開示されている。
微小な回折格子からなる回折格子要素のドットをマトリ
クス状に複数個配置し、このドットの集まりによって表
現されるパターン(マルチドットパターン)を有するデ
ィスプレイも提案されてきている。
スプレイは、平面状の基板に回折格子からなる回折格子
要素のドットを並べたものである。そして、この種のデ
ィスプレイは、光学的にレーザー光の干渉性を利用し
て、あるいは電子線等の微細加工能力を利用して、容易
に作製することができる。
有するディスプレイを作製する場合、ドット内の微小な
回折格子の方向をドット毎に変化させるためには、ミラ
―やレンズ等の光学要素を組み合わせた大きな光学ヘッ
ド毎回転させるか、あるいは電子線で回折格子を一本ず
つ描画する必要がある。その結果、機構が大型で複雑に
なり、回折格子パタ―ンの作製に時間がかかるばかりで
なく、不安定になり、収率の低下を招く結果になってい
る。
て回折格子を生成する方法では、2本のレ―ザ状のビ―
ム光による回折格子のみによって生成されるため、一つ
の回折格子要素のドットの中では、回折格子がピッチが
一定の直線で構成されている。このため、単純なビ―ム
状の回折光しか再生することができない、換言すると、
曲線状等の複雑な形状の回折格子からなるパタ―ンを作
製することができない。
回折格子を作製する方法においては、機構が大型で複雑
になり、回折格子パタ―ンの作製に時間がかかるばかり
でなく、不安定になり、また複雑な形状の回折格子から
なるパタ―ンを作製することができないという問題があ
った。
ために成されたもので、回転機構を一体化、簡略化、か
つ小型化し、高速にしかも安定してパタ―ンを作製する
ことが可能な回折格子を有するマルチドットパタ―ンの
作製方法および作製装置を提供することを第1の目的と
する。
格子からなるパタ―ンを作製することが可能な回折格子
を有するマルチドットパタ―ンの作製方法および作製装
置を提供することを第2の目的とする。
るために、平面状の基板の表面に微小な回折格子からな
る回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配置
し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する方法において、まず、請求項1に係る発明で
は、マルチドットパタ―ンを露光する際に、像回転要素
を所望の角度で回転させることによりレ―ザ光を所望の
位置に回転させて、露光する微小な回折格子からなる回
折格子要素のドット内の回折格子の方向を任意に変化さ
せるようにしている。
ットパタ―ンを露光する際に、光分岐手段によってビー
ム状のレ―ザ光を複数に分岐し、当該分岐したレ―ザ光
の少なくとも一部を像回転要素を用いて所望の位置に回
転させ、当該回転させられたレ―ザ光を結像要素により
集光して干渉縞を感光材料上に生成するようにしてい
る。
ドットパタ―ンを露光する際に、光分岐手段によってビ
ーム状のレ―ザ光を複数に分岐し、当該分岐したレ―ザ
光の位置を所望の位置に変化させ、当該レ―ザ光の少な
くとも一部を像回転要素を用いて所望の位置に回転さ
せ、当該回転させられたレ―ザ光を結像要素により集光
してレ―ザ光位置に応じたピッチを持つ干渉縞を感光材
料上に生成するようにしている。
に、平面状の基板の表面に微小な回折格子からなる回折
格子要素のドットをマトリクス状に複数個配置し、当該
ドットの集まりによって表現されるパターン(マルチド
ットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用いて作製する
装置において、まず、請求項8に係る発明では、レ―ザ
光を発生するレーザ光源と、レーザ光源からのレ―ザ光
を複数に分岐する光分岐手段と、回転ステージにより所
望の角度で回転されることによって、光分岐手段により
分岐したレ―ザ光の少なくとも一部を所望の位置に回転
させる像回転要素と、像回転要素により回転されたレ―
ザ光を集光して干渉縞を、移動自在なステージに配設さ
れた感光材料上に生成させる結像要素と、作製しようと
するマルチドットパターンの元データに基づいて、回転
ステージの回転動作、およびステージの移動動作をそれ
ぞれ制御する制御手段とを備えて成る。
を発生するレーザ光源と、レーザ光源からのレ―ザ光を
複数に分岐する光分岐手段と、光分岐手段により分岐し
たレ―ザ光の位置を所望の位置に変化させる位置変化手
段と、回転ステージにより所望の角度で回転されること
によって、位置変化手段により位置変化したレ―ザ光の
少なくとも一部を所望の位置に回転させる像回転要素
と、像回転要素により回転されたレ―ザ光を集光してレ
―ザ光位置に応じたピッチを持つ干渉縞を、移動自在な
ステージに配設された感光材料上に生成させる結像要素
と、作製しようとするマルチドットパターンの元データ
に基づいて、位置変化手段の位置変化動作、回転ステー
ジの回転動作、およびステージの移動動作をそれぞれ制
御する制御手段とを備えて成る。
平面状の基板の表面に微小な回折格子からなる回折格子
要素のドットをマトリクス状に複数個配置し、当該ドッ
トの集まりによって表現されるパターン(マルチドット
パターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用いて作製する方法
において、請求項4に係る発明では、マルチドットパタ
―ンを露光する際に、光学要素によってビーム状のレ―
ザ光を束状にし、当該束状にしたレ―ザ光を空間変調要
素によって変調し、当該変調したレ―ザ光の少なくとも
一部を像回転要素を用いて所望の位置に回転させ、当該
回転させられたレ―ザ光を結像要素により集光して干渉
縞を感光材料上に生成するようにしている。
に、平面状の基板の表面に微小な回折格子からなる回折
格子要素のドットをマトリクス状に複数個配置し、当該
ドットの集まりによって表現されるパターン(マルチド
ットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用いて作製する
装置において、請求項10に係る発明では、ビーム状の
レ―ザ光を発生するレーザ光源と、レーザ光源からのビ
ーム状のレ―ザ光を束状にする光学要素と、光学要素に
より束状にしたレ―ザ光を変調する空間変調要素と、回
転ステージにより所望の角度で回転されることによっ
て、空間変調要素により変調したレ―ザ光の少なくとも
一部を所望の位置に回転させる像回転要素と、像回転要
素により回転されたレ―ザ光を集光して干渉縞を、移動
自在なX−Yステージに配設された感光材料上に生成さ
せる結像要素と、作製しようとするマルチドットパター
ンの元データに基づいて、空間変調要素の変調動作、回
転ステージの回転動作、およびX−Yステージの移動動
作をそれぞれ制御する制御手段とを備えて成る。
回転プリズム、ミラ―とプリズムとを組み合わせてなる
もの、あるいは複数個のミラ―を組み合わせてなるもの
のうちのいずれかを用いるようにしている。
項8および請求項9に係る発明の回折格子を有するマル
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、マルチドットパタ―ンを露光する際に、所望の角度
で回転されることによってレ―ザ光を所望の位置に回転
させる像回転要素を用いることにより、像回転要素を回
転させるだけで、ミラ―やレンズ等の光学要素部分を回
転させずに回折格子の方向を任意に変化させることが可
能となるため、回転機構を極めて安定かつ小型化するこ
とができ、高速でかつ振動に強く安定したマルチドット
パタ―ンを作製することができる。
とが可能なため、回転部以外の駆動部を自由に配置する
ことができ、回折格子の空間周波数やドットの大きさ、
回折格子の形状等を自由に変化させることもできる。
明の回折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法
および作製装置においては、マルチドットパタ―ンを露
光する際に、所望の角度で回転されることによってレ―
ザ光を所望の位置に回転させる像回転要素を用い、さら
に当該像回転要素に入射させるレ―ザ光を空間変調要素
で変調して所望の形状に変形させることにより、空間変
調要素の解像度を高めることなく、回折格子要素のドッ
ト内の回折格子の方向を回転することが可能となるた
め、曲線状等のより複雑な形状の回折格子からなるパタ
―ンを作製することができ、安価で品質のよいシステム
を構築することができる。
格子からなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複
数個配置し、当該ドットの集まりによって表現されるパ
ターン(マルチドットパターン)において、像回転プリ
ズム(ダブプリズム)等の像回転と、必要に応じて空間
変調要素を用いることによって、回転機構を一体化、簡
略化、小型化し、高速にかつ安定してパタ―ンの作製を
行なえるようにする回折格子を有するマルチドットパタ
―ンの作製方法および作製装置を要旨とするものであ
る。
して詳細に説明する。
実施例による回折格子を有するマルチドットパタ―ンの
作製装置の構成例を示す概要図である。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図1に示すように、
ビーム状のレ―ザ光を発生するレーザ光源1と、このレ
ーザ光源1からのビーム状のレ―ザ光を透過/遮断する
シャッター2と、このシャッター2からのビーム状のレ
―ザ光を複数(本例では2つ)に分岐する光分岐手段で
あるビ―ムスプリッタ―3と、図示矢印方向に移動自在
な移動ステージ4に配設され、移動によってビ―ムスプ
リッタ―3により分岐した一方のレ―ザ光を反射させて
その位置を所望の位置に変化させる位置変化手段である
ミラー5と、このミラー5により反射されたレ―ザ光を
反射させるミラー6と、ビ―ムスプリッタ―3により分
岐した他方のレ―ザ光を反射させるミラー7と、図示矢
印方向に回転自在な回転ステージ8に配設され、所望の
角度で回転されることによって、ミラー6およびミラー
7によりそれぞれ反射されたレ―ザ光の全部を所望の位
置に回転させる像回転要素である像回転プリズム(ダブ
プリズム)9と、この像回転プリズム9により回転され
たレ―ザ光を集光してレ―ザ光位置に応じたピッチを持
つ干渉縞を、図示矢印方向に移動自在なX−Yステージ
10に配設された感光材料11上に生成させる結像要素
であるレンズ12と、作製しようとするマルチドットパ
ターンの元データに基づいて、シャッター2の透過/遮
断動作、移動ステージ4の移動動作、回転ステージ8の
回転動作、およびX−Yステージ10の移動動作をそれ
ぞれ制御するコンピュータ等からなる制御装置13とか
ら構成している。
するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部を拡大して
示す概念図である。
折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置による
回折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法につ
いて説明する。
らのビーム状のレ―ザ光は、シャッター2を通してビ―
ムスプリッタ―3に入射され、このビ―ムスプリッタ―
3によって2本のビーム状のレ―ザ光に分岐される。そ
して、この分岐した一方のレ―ザ光は、ミラー5、ミラ
ー6で順次反射されて、像回転プリズム9に入射され
る。また、この分岐した他方のレ―ザ光は、ミラー7で
反射されて、像回転プリズム9に入射される。この場
合、像回転プリズム9に入射するレ―ザ光は、像回転プ
リズム9の長さが長いため、できるだけ平行に近いこと
が望ましい。
光の全部は、像回転プリズム9が所望の角度で回転する
ことによって、所望の位置に回転させる。すなわち、像
回転プリズム9は、回転ステージ8で回転させることに
よって、その回転角の2倍の角度の回転角で像を回転す
ることができる。そして、この像回転プリズム9により
回転された2本のビーム状のレ―ザ光は、レンズ12に
よって感光材料11上の一点に集められ、干渉縞を生じ
る。この干渉縞を、X−Yステージ10に配設した感光
材料11に記録することによって、微小な回折格子から
なる一つの回折格子要素のドットを記録することができ
る。
ターンの元データに基づいて、シャッター2の透過/遮
断動作、移動ステージ4の移動動作、回転ステージ8の
回転動作、およびX−Yステージ10の移動動作を制御
装置13によりそれぞれ制御することによって、シャッ
ター2による露光量、一方のレ―ザ光の像回転プリズム
9への入射位置、全部のレ―ザ光の回転位置、およびX
−Yステージ10の移動位置をそれぞれ制御して、感光
材料11を移動させながら次々に回折格子要素の露光を
行なうことにより、多数の回折格子要素のドットからな
るマルチドットによる干渉縞のパタ―ンを生成すること
が可能となる。
に、所望の角度と所望の空間周波数を持つ回折格子を、
より簡単に形成することができる。
る際、像回転プリズム9に入射するビーム状のレ―ザ光
は、移動ステージ4の移動によって光線の位置を変える
ことが可能であり、このようにして光線の間隔を変化さ
せることによって、形成される回折格子の空間周波数を
任意に設定することができる。
状のレ―ザ光は、像回転プリズム9の回転によって回転
位置を変えることが可能であり、このようにして像回転
プリズム9を所望の角度で回転させることにより、形成
される回折格子の方向を任意に設定することができる。
ッタ―3を一つ用いて、ビ―ム状のレーザ光を2本用い
たが、複数のビ―ムスプリッタ―を用いて2本以上のビ
―ム状のレーザ光を像回転プリズム9に入射するように
してもよい。
するマルチドットパタ―ンの作製方法および作製装置に
おいては、マルチドットパタ―ンを露光する際、像回転
プリズム9を所望の角度で回転させることにより、露光
する微小な回折格子からなる回折格子要素のドット内の
回折格子の方向を任意に設定することができる。
9を用いて光束を回転させているため、回転のために移
動する部分は、像回転プリズム9のみでよく、装置の機
構を簡単にし、振動に強く安定した露光を行なうことが
可能になる。また。入射光の光束は、平行光に近ければ
どのような形状のものでもよいため、入射するビ―ム状
のレーザ光の位置を変化させることが容易であり、さら
に露光する干渉縞の形状を、複数のビ―ムや、面積を持
ったパタ―ンを入射することが可能である。
像回転プリズム9に入射するビ―ム状のレーザ光の位置
を変化させることにより、感光材料11に入射するビ―
ム状のレーザ光同士の角度が変化する。このことは、記
録される干渉縞のピッチを変化させることに相当する。
このように、干渉縞を回転以外の変化をもたらすために
は、新たな光の変調を行なうための装置が必要である。
の駆動部とを切り離すことができなかったため、他の駆
動部ごと回転させたり、回転部を複数用意して切り替え
る方法を用いる必要があったのに対して、本実施例で
は、上記のように回転に関係のない部分の稼働部を回転
系と切り離すことが可能であるため、装置が安定して振
動が少なくなり、明るい質の良い回折格子パタ―ンを得
ることが可能となる。
る回転系の数には現実的に限りがあり、例えば前記のよ
うな干渉縞のピッチを変化させる場合、作製可能な干渉
縞のピッチの数が少ない。この点、本実施例では、ミラ
―5の位置を細かく制御することによって、連続的に干
渉縞のピッチを変化させることが可能となる。
るだけで、ミラ―やレンズ等の光学要素部分を回転させ
ずに、回折格子の方向を任意に変化させることができる
ため、回転機構を極めて安定かつ小型化することが可能
となり、さらに高速でかつ振動に強く安定したマルチド
ットパタ―ンを作製することが可能となる。
とができるため、回転部以外の駆動部を自由に配置する
ことができ、回折格子の空間周波数やドットの大きさ、
回折格子の形状等を自由に変化させることも可能とな
る。
像回転要素として、像回転プリズム9を用いて回転を行
なうようにしたが、これに限らず、ミラ―とプリズムと
の組み合わせによる像回転要素を用いて回転を行なうよ
うにしてもよい。
格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部構
成例を示す概要図であり、図1および図2と同一要素に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図3に示すように、
図1および図2における像回転プリズム9に代えて、ミ
ラ―14とプリズム15とを図示のように組み合わせて
なる像回転要素を備えた構成としている。
パタ―ンの作製装置においても、上記第1の実施例の場
合と同様にして、回折格子を有するマルチドットパタ―
ンを作製することができる。
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、上記第1の実施例の場合と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、それに加えて、ミラ―14とプリズム1
5とを組み合わせてなる像回転要素を用いているので、
全反射面にミラー14を使用しているため、ゴミ汚れに
対して強い。そのため、悪い環境下での撮影が可能にな
るという効果も得ることが可能である。
像回転要素として、像回転プリズム9を用いて回転を行
なうようにしたが、これに限らず、複数個のミラ―の組
み合わせによる像回転要素を用いて回転を行なうように
してもよい。
格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部構
成例を示す概要図であり、図1および図2と同一要素に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図4に示すように、
図1および図2における像回転プリズム9に代えて、複
数個(本例では3個)のミラ―16、ミラ―17、ミラ
―18を図示のように組み合わせてなる像回転要素を備
えた構成としている。
パタ―ンの作製装置においても、上記第1の実施例の場
合と同様にして、回折格子を有するマルチドットパタ―
ンを作製することができる。
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、上記第1の実施例の場合と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、それに加えて、3個のミラ―16、ミラ
―17、ミラ―18を組み合わせてなる像回転要素を用
いているので、ミラ―16、ミラ―17、ミラ―18の
みを使用しているため、レーザ光の波長変動の影響を受
け難い。また、プリズムを使用した場合と比較して、極
めて安価に装置を作製することができるという効果も得
ることが可能である。
全てのレーザ光を像回転プリズム9に入射させるように
したが、レーザ光の一部を像回転プリズム9に入射させ
ないようにしてもよい。
格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部構
成例を示す概要図であり、図1および図2と同一要素に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図5に示すように、
図1および図2におけるビ―ムスプリッタ―3により分
岐した他方のレ―ザ光をミラー7で反射させ、その反射
したレーザ光を像回転プリズム9を介さずに直接レンズ
12に入射させる構成としている。
パタ―ンの作製装置においても、上記第1の実施例の場
合と同様にして、回折格子を有するマルチドットパタ―
ンを作製することができる。
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、上記第1の実施例の場合と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、それに加えて、レーザ光の一部を像回転
プリズム9に入射させないようにしているので、固定し
たビームの方向をパターンの再生時の照明光の方向とみ
なすことができるため、作製時の可変ビームの方向と再
生光の方向が一致する。そのため、可変ビームの位置の
計算が極めて簡単になる。これにより、計算時間を高速
化でき、また作製装置を安価にすることができるという
効果も得ることが可能である。
実施例による回折格子を有するマルチドットパタ―ンの
作製装置の構成例を示す全体斜視図であり、図1と同一
要素には同一符号を付して示している。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図6に示すように、
ビーム状のレ―ザ光を発生するレーザ光源1と、このレ
ーザ光源1からのビーム状のレ―ザ光を透過/遮断する
シャッター2と、このシャッター2からのビーム状のレ
―ザ光を拡大して束状にする光学要素であるレンズ2
1、およびレンズ22と、このレンズ22により束状に
したレ―ザ光を変調する空間変調要素である液晶パネル
23と、図示矢印方向に回転自在な回転ステージ8に配
設され、所望の角度で回転されることによって、液晶パ
ネル23により変調したレ―ザ光の全部を所望の位置に
回転させる像回転要素である像回転プリズム(ダブプリ
ズム)9と、この像回転プリズム9により回転されたレ
―ザ光を集光してレ―ザ光位置に応じたピッチを持つ干
渉縞を、図示矢印方向に移動自在なX−Yステージ10
に配設された感光材料11上に生成させる結像要素であ
るレンズ12と、作製しようとするマルチドットパター
ンの元データに基づいて、シャッター2の透過/遮断動
作、液晶パネル23の変調動作、回転ステージ8の回転
動作、およびX−Yステージ10の移動動作をそれぞれ
制御するコンピュータ等からなる制御装置13とから構
成している。
するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部を拡大して
示す概念図である。
折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置による
回折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法につ
いて説明する。
らのビーム状のレ―ザ光は、シャッター2を通してレン
ズ21に入射されて拡大され、さらにレンズ22に入射
されて束状のレ―ザ光にされる。そして、この束状のレ
―ザ光は、液晶パネル23に入射される。この液晶パネ
ル23は、入射した光の波面を所望の形状に変形させ、
変調したレ―ザ光は全部、像回転プリズム9に入射され
る。この場合、像回転プリズム9に入射するレ―ザ光
は、像回転プリズム9の長さが長いため、できるだけ平
行に近いことが望ましい。
光の全部は、像回転プリズム9が所望の角度で回転する
ことによって、所望の位置に回転させる。すなわち、像
回転プリズム9は、回転ステージ8で回転させることに
よって、その回転角の2倍の角度の回転角で像を回転す
ることができる。そして、この像回転プリズム9により
回転されたレ―ザ光は、レンズ12によって感光材料1
1上の一点に集められ、干渉縞を生じる。この干渉縞
を、X−Yステージ10に配設した感光材料11に記録
することによって、微小な回折格子からなる一つの回折
格子要素のドットを記録することができる。この場合、
集められるレーザ光は、様々な方向成分を持った光であ
るため、感光材料11上には複雑な干渉縞が記録され
る。
ターンの元データに基づいて、シャッター2の透過/遮
断動作、液晶パネル23の変調動作、回転ステージ8の
回転動作、およびX−Yステージ10の移動動作を制御
装置13によりそれぞれ制御することによって、シャッ
ター2による露光量、レ―ザ光の像回転プリズム9への
入射波面、全部のレ―ザ光の回転位置、およびX−Yス
テージ10の移動位置をそれぞれ制御して、感光材料1
1を移動させながら次々に回折格子要素の露光を行なう
ことにより、多数の回折格子要素のドットからなるマル
チドットによる干渉縞のパタ―ンを生成することが可能
となる。
に、所望の角度と所望の形状(曲線状等のより複雑な形
状)を持つ回折格子を、より簡単に形成することができ
る。
―ザ光は、像回転プリズム9の回転によって回転位置を
変えることが可能であり、このようにして像回転プリズ
ム9を所望の角度で回転させることにより、形成される
回折格子の方向(角度)を任意に設定することができ
る。
光は、液晶パネル23によって入射波面の形状を変える
ことが可能であり、このようにして液晶パネル23を所
望の形状に変化させることによって、形成される回折格
子の形状を任意に設定することができる。
するマルチドットパタ―ンの作製方法および作製装置に
おいては、マルチドットパタ―ンを露光する際、像回転
プリズム9を所望の角度で回転させることにより、露光
する微小な回折格子からなる回折格子要素のドット内の
回折格子の方向を任意に設定することができる。
9を用いて光束を回転させているため、回転のために移
動する部分は、像回転プリズム9のみでよく、装置の機
構を簡単にし、振動に強く安定した露光を行なうことが
可能になる。また。入射光の光束は、平行光に近ければ
どのような形状のものでもよいため、入射するレーザ光
の位置を変化させることが容易であり、液晶パネル23
によって任意に入射パターンを変化させることが可能で
ある。
ためには、新たな光の変調を行なうための装置が必要で
ある。
の駆動部とを切り離すことができなかったため、他の光
変調部ごと回転させたり、回転部を複数用意して切り替
える方法を用いる必要があったのに対して、本実施例で
は、上記のように回転に関係のない部分の稼働部を回転
系と切り離すことが可能であるため、装置が安定して振
動が少なくなり、明るい質の良い回折格子パタ―ンを得
ることが可能となる。
る回転系の数には現実的に限りがあり、例えば前記のよ
うな干渉縞のピッチを変化させる場合、作製可能な干渉
縞のピッチの数が少ない。この点、本実施例では、液晶
パネル23を細かく制御することによって、容易に干渉
縞の形状を変化させることが可能となる。
を用いずに、液晶パネル23等の空間変調要素を用いて
入射パタ―ンの回転を行なう場合、回転操作をデジタル
的に行なう場合、空間変調要素として高解像度のものが
要求されるが、一般に空間変調要素は、高解像度になる
ほど高価で、またコントラスト等の他の画質が低下する
傾向がある。
ズム9等の光学的な回転要素を用いて行なうことによ
り、空間変調要素である液晶パネル23の解像度を高め
ることなく、回折格子からなる回折格子要素のドット内
の回折格子の方向を回転することができるため、極めて
安価で品質の良いシステムを構築することが可能とな
る。
るだけで、ミラ―やレンズ等の光学要素部分を回転させ
ずに、回折格子の方向を任意に変化させることができる
ため、回転機構を極めて安定かつ小型化することが可能
となり、さらに高速でかつ振動に強く安定したマルチド
ットパタ―ンを作製することが可能となる。
とができるため、回転部以外の駆動部を自由に配置する
ことができ、回折格子のドットの大きさ、回折格子の方
向を自由に変化させることも可能となる。
―ンを任意に変化させることができるため、回折格子の
形状を自由に変化させることも可能となる。
像回転要素として、像回転プリズム9を用いて回転を行
なうようにしたが、これに限らず、ミラ―とプリズムと
の組み合わせによる像回転要素を用いて回転を行なうよ
うにしてもよい。
格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部構
成例を示す概要図であり、図6および図7と同一要素に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図8に示すように、
図6および図7における像回転プリズム9に代えて、ミ
ラ―24とプリズム25とを図示のように組み合わせて
なる像回転要素を備えた構成としている。
パタ―ンの作製装置においても、上記第5の実施例の場
合と同様にして、回折格子を有するマルチドットパタ―
ンを作製することができる。
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、上記第5の実施例の場合と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、それに加えて、ミラ―24とプリズム2
5とを組み合わせてなる像回転要素を用いているので、
全反射面にミラー24を使用しているため、ゴミ汚れに
対して強い。そのため、悪い環境下での撮影が可能にな
るという効果も得ることが可能である。
像回転要素として、像回転プリズム9を用いて回転を行
なうようにしたが、これに限らず、複数個のミラ―の組
み合わせによる像回転要素を用いて回転を行なうように
してもよい。
格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部構
成例を示す概要図であり、図6および図7と同一要素に
は同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる
部分についてのみ述べる。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図9に示すように、
図6および図7における像回転プリズム9に代えて、複
数個(本例では3個)のミラ―26、ミラ―27、ミラ
―28を図示のように組み合わせてなる像回転要素を備
えた構成としている。
パタ―ンの作製装置においても、上記第5の実施例の場
合と同様にして、回折格子を有するマルチドットパタ―
ンを作製することができる。
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、上記第5の実施例の場合と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、それに加えて、3個のミラ―26、ミラ
―27、ミラ―28を組み合わせてなる像回転要素を用
いているので、ミラ―26、ミラ―27、ミラ―28の
みを使用しているため、レーザ光の波長変動の影響を受
け難い。また、プリズムを使用した場合と比較して、極
めて安価に装置を作製することができるという効果も得
ることが可能である。
液晶パネル23および像回転プリズム9に全てのレーザ
光を入射させるようにしたが、レーザ光の一部を液晶パ
ネル23および像回転プリズム9に入射させないように
することにより、液晶パネル23および像回転プリズム
9を通過しないレーザ光との干渉縞を記録するようにし
てもよい。
折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置の要部
構成例を示す概要図であり、図6および図7と同一要素
には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
ルチドットパタ―ンの作製装置は、図10に示すよう
に、図6および図7における他のレーザ光源からのレ―
ザ光を、液晶パネル23および像回転プリズム9を介さ
ずに直接レンズ12に入射させる構成としている。
パタ―ンの作製装置においても、上記第5の実施例の場
合と同様にして、回折格子を有するマルチドットパタ―
ンを作製することができる。この場合、液晶パネル23
や像回転プリズム9によって変調しないレーザ光は、ど
の露光においても変化しないため、参照光として用いる
ことができる。
チドットパタ―ンの作製方法および作製装置において
は、上記第5の実施例の場合と同様の効果が得られるの
は勿論のこと、それに加えて、レーザ光の一部を像回転
プリズム9に入射させないようにしているので、固定し
たビームの方向をパターンの再生時の照明光の方向とみ
なすことができるため、作製時の可変ビームの方向と再
生光の方向が一致する。そのため、可変ビームの位置の
計算が極めて簡単になる。これにより、計算時間を高速
化でき、また作製装置を安価にすることができるという
効果も得ることが可能である。
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。
1に、フォトレジスト等のように、光の強度に応じて表
面の凹凸が生じるようなものを用いた場合には、露光さ
れた回折格子によるマルチドットパタ―ンからスタンパ
―を作製し、樹脂表面に凹凸を複写することにより大量
生産をすることが可能となる。
部分反射層を設けることにより、反射による回折光を利
用することも可能となる。
ることにより、ステッカ―として利用することも可能で
あり、また樹脂を箔状とすることにより、他の基板上に
箔押することも可能となる。
ドットパタ―ンを有するディスプレイに適用する場合に
ついて説明したが、これに限らず、マルチドットアレイ
を用いた光情報記録媒体等の他の分野についても、本発
明を同様に適用することが可能である。
ルチドットパタ―ンを露光する際に、光分岐手段によっ
てビーム状のレ―ザ光を複数に分岐し、この分岐したレ
―ザ光の少なくとも一部を像回転要素を用いて所望の位
置に回転させ、この回転させられたレ―ザ光を結像要素
により集光して干渉縞を感光材料上に生成するか、ある
いは光分岐手段によってレ―ザ光を複数に分岐し、この
分岐したレ―ザ光の位置を所望の位置に変化させ、この
レ―ザ光の少なくとも一部を像回転要素を用いて所望の
位置に回転させ、この回転させられたレ―ザ光を結像要
素により集光してレ―ザ光位置に応じたピッチを持つ干
渉縞を感光材料上に生成するようにしたので、回転機構
を一体化、簡略化、かつ小型化し、高速にしかも安定し
てパタ―ンを作製することが可能な回折格子を有するマ
ルチドットパタ―ンの作製方法および作製装置が提供で
きる。
タ―ンを露光する際に、光学要素によってビーム状のレ
―ザ光を束状にし、この束状にしたレ―ザ光を空間変調
要素によって変調し、この変調したレ―ザ光の少なくと
も一部を像回転要素を用いて所望の位置に回転させ、こ
の回転させられたレ―ザ光を結像要素により集光して干
渉縞を感光材料上に生成するようにしたので、より複雑
な形状の回折格子からなるパタ―ンを作製することが可
能な回折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法
および作製装置が提供できる。
タ―ンの作製装置の第1の実施例を示す概要図。
チドットパタ―ンの作製装置の要部を拡大して示す概念
図。
タ―ンの作製装置の第2の実施例を示す概要図。
タ―ンの作製装置の第3の実施例を示す概要図。
タ―ンの作製装置の第4の実施例を示す概要図。
タ―ンの作製装置の第5の実施例を示す概要図。
チドットパタ―ンの作製装置の要部を拡大して示す概念
図。
タ―ンの作製装置の第6の実施例を示す概要図。
タ―ンの作製装置の第7の実施例を示す概要図。
パタ―ンの作製装置の第8の実施例を示す概要図。
タ―、4…移動ステージ、5…ミラー、6…ミラー、7
…ミラー、8…回転ステージ、9…像回転プリズム(ダ
ブプリズム)、10…X−Yステージ、11…感光材
料、12…レンズ、13…制御装置、14…ミラ―、1
5…プリズム、16…ミラ―、17…ミラ―、18…ミ
ラ―、21…レンズ、22…レンズ、23…液晶パネ
ル、24…ミラ―、25…プリズム、26…ミラ―、2
7…ミラ―、28…ミラ―。
Claims (13)
- 【請求項1】 平面状の基板の表面に微小な回折格子か
らなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配
置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する方法において、 前記マルチドットパタ―ンを露光する際に、像回転要素
を所望の角度で回転させることによりレ―ザ光を所望の
位置に回転させて、露光する微小な回折格子からなる回
折格子要素のドット内の回折格子の方向を任意に変化さ
せるようにしたことを特徴とする回折格子を有するマル
チドットパタ―ンの作製方法。 - 【請求項2】 平面状の基板の表面に微小な回折格子か
らなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配
置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する方法において、 前記マルチドットパタ―ンを露光する際に、光分岐手段
によってビーム状のレ―ザ光を複数に分岐し、当該分岐
したレ―ザ光の少なくとも一部を像回転要素を用いて所
望の位置に回転させ、当該回転させられたレ―ザ光を結
像要素により集光して干渉縞を感光材料上に生成するよ
うにしたことを特徴とする回折格子を有するマルチドッ
トパタ―ンの作製方法。 - 【請求項3】 平面状の基板の表面に微小な回折格子か
らなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配
置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する方法において、 前記マルチドットパタ―ンを露光する際に、光分岐手段
によってビーム状のレ―ザ光を複数に分岐し、当該分岐
したレ―ザ光の位置を所望の位置に変化させ、当該レ―
ザ光の少なくとも一部を像回転要素を用いて所望の位置
に回転させ、当該回転させられたレ―ザ光を結像要素に
より集光してレ―ザ光位置に応じたピッチを持つ干渉縞
を感光材料上に生成するようにしたことを特徴とする回
折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法。 - 【請求項4】 平面状の基板の表面に微小な回折格子か
らなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配
置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する方法において、 前記マルチドットパタ―ンを露光する際に、光学要素に
よってビーム状のレ―ザ光を束状にし、当該束状にした
レ―ザ光を空間変調要素によって変調し、当該変調した
レ―ザ光の少なくとも一部を像回転要素を用いて所望の
位置に回転させ、当該回転させられたレ―ザ光を結像要
素により集光して干渉縞を感光材料上に生成するように
したことを特徴とする回折格子を有するマルチドットパ
タ―ンの作製方法。 - 【請求項5】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
1項に記載の回折格子を有するマルチドットパタ―ンの
作製方法において、 前記像回転要素としては、像回転プリズムを用いるよう
にしたことを特徴とする回折格子を有するマルチドット
パタ―ンの作製方法。 - 【請求項6】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
1項に記載の回折格子を有するマルチドットパタ―ンの
作製方法において、 前記像回転要素としては、ミラ―とプリズムとを組み合
わせてなるものを用いるようにしたことを特徴とする回
折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法。 - 【請求項7】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
1項に記載の回折格子を有するマルチドットパタ―ンの
作製方法において、 前記像回転要素としては、複数個のミラ―を組み合わせ
てなるものを用いるようにしたことを特徴とする回折格
子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法。 - 【請求項8】 平面状の基板の表面に微小な回折格子か
らなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配
置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する装置において、 レ―ザ光を発生するレーザ光源と、 前記レーザ光源からのレ―ザ光を複数に分岐する光分岐
手段と、 回転ステージにより所望の角度で回転されることによっ
て、前記光分岐手段により分岐したレ―ザ光の少なくと
も一部を所望の位置に回転させる像回転要素と、 前記像回転要素により回転されたレ―ザ光を集光して干
渉縞を、移動自在なステージに配設された感光材料上に
生成させる結像要素と、 作製しようとするマルチドットパターンの元データに基
づいて、前記回転ステージの回転動作、および前記ステ
ージの移動動作をそれぞれ制御する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする回折格子を有するマルチ
ドットパタ―ンの作製装置。 - 【請求項9】 平面状の基板の表面に微小な回折格子か
らなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個配
置し、当該ドットの集まりによって表現されるパターン
(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用い
て作製する装置において、 レ―ザ光を発生するレーザ光源と、 前記レーザ光源からのレ―ザ光を複数に分岐する光分岐
手段と、 前記光分岐手段により分岐したレ―ザ光の位置を所望の
位置に変化させる位置変化手段と、 回転ステージにより所望の角度で回転されることによっ
て、前記位置変化手段により位置変化したレ―ザ光の少
なくとも一部を所望の位置に回転させる像回転要素と、 前記像回転要素により回転されたレ―ザ光を集光してレ
―ザ光位置に応じたピッチを持つ干渉縞を、移動自在な
ステージに配設された感光材料上に生成させる結像要素
と、 作製しようとするマルチドットパターンの元データに基
づいて、前記位置変化手段の位置変化動作、前記回転ス
テージの回転動作、および前記ステージの移動動作をそ
れぞれ制御する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする回折格子を有するマルチ
ドットパタ―ンの作製装置。 - 【請求項10】 平面状の基板の表面に微小な回折格子
からなる回折格子要素のドットをマトリクス状に複数個
配置し、当該ドットの集まりによって表現されるパター
ン(マルチドットパターン)を、レ―ザ光の干渉縞を用
いて作製する装置において、 ビーム状のレ―ザ光を発生するレーザ光源と、 前記レーザ光源からのビーム状のレ―ザ光を束状にする
光学要素と、 前記光学要素により束状にしたレ―ザ光を変調する空間
変調要素と、 回転ステージにより所望の角度で回転されることによっ
て、前記空間変調要素により変調したレ―ザ光の少なく
とも一部を所望の位置に回転させる像回転要素と、 前記像回転要素により回転されたレ―ザ光を集光して干
渉縞を、移動自在なX−Yステージに配設された感光材
料上に生成させる結像要素と、 作製しようとするマルチドットパターンの元データに基
づいて、前記空間変調要素の変調動作、前記回転ステー
ジの回転動作、および前記X−Yステージの移動動作を
それぞれ制御する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とする回折格子を有するマルチ
ドットパタ―ンの作製装置。 - 【請求項11】 前記請求項8ないし請求項10のいず
れか1項に記載の回折格子を有するマルチドットパタ―
ンの作製装置において、 前記像回転要素としては、像回転プリズムを用いるよう
にしたことを特徴とする回折格子を有するマルチドット
パタ―ンの作製装置。 - 【請求項12】 前記請求項8ないし請求項10のいず
れか1項に記載の回折格子を有するマルチドットパタ―
ンの作製装置において、 前記像回転要素としては、ミラ―とプリズムとを組み合
わせてなるものを用いるようにしたことを特徴とする回
折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法。 - 【請求項13】 前記請求項8ないし請求項10のいず
れか1項に記載の回折格子を有するマルチドットパタ―
ンの作製装置において、 前記像回転要素としては、複数個のミラ―を組み合わせ
てなるものを用いるようにしたことを特徴とする回折格
子を有するマルチドットパタ―ンの作製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23163994A JP3203975B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 回折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法および作製装置 |
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JP23163994A JP3203975B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 回折格子を有するマルチドットパタ―ンの作製方法および作製装置 |
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JPH0895477A true JPH0895477A (ja) | 1996-04-12 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014508969A (ja) * | 2011-03-01 | 2014-04-10 | アプライド プレシジョン インコーポレイテッド | 蛍光顕微鏡検査法における照明位相制御のためのシステムおよび方法 |
CN106647213A (zh) * | 2017-01-19 | 2017-05-10 | 中国人民解放军装甲兵工程学院 | 激光全息直接打印的干板精密定位装置和方法 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23163994A patent/JP3203975B2/ja not_active Expired - Fee Related
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