JPH089410Y2 - エンジンの油槽式エアクリーナ - Google Patents

エンジンの油槽式エアクリーナ

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JPH089410Y2
JPH089410Y2 JP1987162832U JP16283287U JPH089410Y2 JP H089410 Y2 JPH089410 Y2 JP H089410Y2 JP 1987162832 U JP1987162832 U JP 1987162832U JP 16283287 U JP16283287 U JP 16283287U JP H089410 Y2 JPH089410 Y2 JP H089410Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、エンジンの油槽式エアクリーナに係り、詳
しくは、ケーシングの開口下面に油槽を開閉可能に閉蓋
固定し、ケーシング内で材の横外側に下向きの空気導
入路を、下側に油槽を上側に浄気出口を設けて構成した
ものに関する。
《従来技術》 上記油槽式(オイルバス式)のエアクリーナとして
は、例えば特開昭61−277864号公報で開示されているよ
うに、上部一側に空気流入口、上端中央に浄気出口を夫
々備えた筒状ケーシングの下部に油槽を着脱自在に取付
けるとともに、このケーシング内に筒状の材ケースに
材を充填収納したエレメントを下方より挿入して、前
記浄気出口に連設固定してある集気板に材ケースを接
合して連結具で連結し、ケーシングと材ケースとの間
に環状の空気導入路を形成し、空気流入口からケーシン
グ内に流入した外気を前記空気導入路に沿つて下降させ
て、油槽の油面上に導き、油との衝突によつて塵埃を一
次捕捉させ、更にその上方の材を通過させることで塵
埃を二次捕捉させ、清浄化された空気を上端の浄気出口
から取出すよう構成したものが知られている。
《考案が解決しようとする問題点》 上記従来構造では、材がエアクリーナのケーシング
に着脱される材ケースに充填収納されるようになつて
いたので、材の洗浄や交換のつど材ケースをケーシ
ングから取外し、この材ケーシングから材を抜出す
必要がありメインテナンスに手数がかかるものとなつて
いた。
又、着脱される材ケースがケーシング上部から取入
れた外気を油槽に導く空気導入路の形成部材となつてい
るので、この材ケースのケーシングへの連結が弛んで
くると、材ケース上端と集気板との接合部のシールが
悪化して、空気導入路から浄気出口への外気の短絡が生
じ、空気浄化性能が低下してしまうものであり、このた
め、材ケースのケーシングへの取付けは特に確実強固
に行う必要があり、このことがメインテナンス時の取扱
い性を低下させることにもなつていた。
本考案は、このような従来構造の不具合を解消するこ
とを目的としてなされたものである。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するための本考案特徴構成は、ケーシ
ング1内に材収容室13と空気導入路12とを区画壁11で
区画して形成し、材15を通気可能な上面押え板16と下
面押え板17とで上下から挟みつけ、材15に連結具18を
高さ方向に貫通させ、連結具18で上面押え板16と下面押
え板17とを分解可能に連結して過ブロック14を構成
し、過ブロック14を材収容室13に下側から抜き差し
可能に構成するとともに、材15の外周面が材収容室
13の内周面に密接するように構成し、空気導入路12を通
過した流入空気の下向きの流れの一部を材15の下側の
油面側へ導く分流板24を、空気導入路12の下側空間内で
空気導入路12側から材収容室13へ向かって斜め下向き
に傾斜させて設け、空気導入路12を通過した流入空気の
下向きの流れの残部をそのまま下向きに通過させる流下
口30を、空気導入路12の下側空間内で分流板24と並設す
るように構成した点にある 《作用》 上記構成によると、材の洗浄、交換等の際には、ケ
ーシングの下部から油槽を取外し、下部が開放されたケ
ーシングから過ブロックを下方に抜出す。抜出された
過ブロックはそれ自体で材が外周面に露出している
ので、そのまま洗浄することも可能であるが、必要に応
じて分解して洗浄する。
材を洗浄又は交換した過ブロックはケーシングの
下方から材収容室に挿入して、材の外周面を材収
容室の内周面に密着させればよく、組付け後にたとえ
過ブロックが上下にズレ動いたとしても空気導入路が浄
気出口に短絡するおそれはない。
また、空気導入路を通過した下向きの流れの流入空気
は、一部が分流板の傾斜に沿って空気導入路から離れた
油槽の奥側にまで流れるとともに、残部が空気導入路の
下側の油面に流れることにより、流入空気が油面全体に
まんべなく拡散され、流入空気と油面との接触面積が大
きくなるとともに、流入空気の拡散によって流入空気の
流速が低下する。
《実施例》 第1図に本考案に係るエアクリーナの縦断正面が、
又、第2図にその縦断側面が夫々示されている。
このエアクリーナのケーシング1は下方が開放された
角形筒状に一体成型されたものであり、その上部に、上
方に向けて開口した空気流入口2と側方に向けて開口し
た浄気出口3が設けられている。ケーシング1の開口下
面にプラスチック製の油槽4が嵌入装着されてシールリ
ング5で封止されるとともに、油槽4から連設したフッ
ク6がケーシング下端に突設した係止部7に係止され、
もつて、油槽4がケーシング1の下端に閉蓋固定される
ようになつている。
空気流入口2には空気流入パイプ8が嵌入立設される
とともに、このパイプ8に、上端に吸入ヘッド9を備え
た延長パイプ10が伸縮調節自在に挿嵌されている。
ケーシング1の内部には区画壁11が垂設されて、空気
流入口2に連なる空気導入路12と、浄気出口3に連らな
る材収容室13とが区画形成され、この材収容室13に
過ブロック14が収容装填されている。
過ブロック14は、通気目あいの異なる3種の材15
を下側ほど粗くなるように積み重ね、その上下に通気可
能な上面押え板16と下面押え板17を配置し、これら上下
の押え板16・17とこれに挟まれた材15に下方からU字
形の連結具18を貫通し、連結具18の上方突出端に亘つて
バネ線からなる外れ止め具19を装着してブロック状に構
成したものである。
そして、この過ブロック14の外周形状は材収容室
13の内周面形状よりやや大きい寸法に設定されており、
材収容室13の下方より過ブロック14を圧入すること
で材15の外周面が材収容室13の内周面に密接される
ようになつている。
又、材収容室13の内周面上部には過ブロック14の
上面押え板16に接当して過ブロック14の上方への位置
決めとなる接当リブ20が設けられ、又、油槽4内に収容
した油の波打ちを抑制する十字形の仕切材21が装着さ
れ、この仕切材21の上端に過ブロック14の連結具18の
下端が接当して、過ブロック14の下方の位置決めがな
されている。
尚、図中22は材収容室13に臨設されたブローバイガ
ス流入口であり、エンジンのクランク室から導出された
ブローバイガスが流入する。
本考案に係るエアクリーナは以上のように構成された
ものであり、空気流入口2に吸入された外気は空気導入
路12に沿つて下降して油槽4の油面に衝突し、ここで粗
い塵埃が付着除去され、更に過ブロック14を通過する
間に細かい塵埃が材15に付着した油に吸着除去され、
清浄空気が浄気出口3を経てエンジンに導かれてゆくよ
うになつている。
そして、材15の洗浄や交換時には、油槽4を取外し
てケーシング1の下面を開口したのち、連結具18の下部
をつかんで過ブロック14を材収容室13から抜出すの
である。
《別実施例》 第6図及び第7図に示すように、材15及び上下の押
え板16・17に貫通される連結具18を上端に折曲片18aを
備えた板材で構成し、その下方突出端に外れ止め用のゴ
ムリング23を嵌着して過ブロック14を構成するように
してもよい。
第8図及び第9図に示すように、油槽4内に装着する
仕切材21から空気導入路12の下端に臨む分流板24を連設
し、流入空気を油面上に広く拡散させるように構成する
もよい。
《考案の効果》 本考案に係るエアクリーナは以上のように構成され、
作用するものであるから次のような効果が得られる。
材は上下の押え板で挟まれた過ブロックとしてケ
ーシングの材収容室に直接挿抜できるようになつてい
るので、従来のように材ケースを取外してから材を
材ケースから抜出すような手間が不要であり、メイン
テナンス性が向上した。
特に、過ブロックはそれ自体で材の外周面が露出
しているので、そのままで塵埃の吸着具合を視認するこ
とができるとともに、分解することなく洗浄することも
可能であり、実用上有利である。
過ブロックの材外周面を材収容室の内周面に直
接密接させるので、空気導入路と空気流出口とが短絡す
る余地が全くなく、過ブロックが材収容室内で多少
上下に位置ズレしても浄化性能が低下することはなく、
過ブロックを装填しさえすれば確実に所期の機能を発
揮させることができ、この点においても取扱いが容易と
なつた。
空気導入路からの流入空気は、一部が分流板の傾斜に
沿って材収容室の下側の油面に導かれ、残部が分流板
に並設された流下口を通過してそのまま空気導入路の下
側の油面に導かれるので、分流板を設けても流入空気と
油面との衝突による粗い塵埃の付着除去作用が維持さ
れ、粗い塵埃の捕捉率を高く維持できる。
分流板を設けていないものでは、空気導入路からの流
入空気のほとんどが空気導入路直下の油面に衝突し、そ
の反動でほぼ真上方向に上昇して材収容室へ流れるの
で、空気導入路から離れた油槽の奥側にまでは流入空気
があまり流れず、流入空気と油面との接触面積が小さく
なって、油面によって細かい塵埃の除去があまりできな
いが、本考案では、流入空気が分流板の傾斜に沿って油
槽内の奥側にまで流れて油面全体に拡散するので、流入
空気と油面との接触面積が大きくなり、油面による細か
い塵埃の除去率も向上する。
しかも、分流板を設けていないものでは、上述したよ
うに流入空気が油槽内の奥側へ流れにくいため、流入空
気の大部分は材の一部分のみを通過することになり、
材の利用率が悪いが、本考案では、空気導入路からの
流入空気が油槽全体に広がった状態で材収容室へ流れ
て材を通過するので、材の利用率が向上する。
分流板を設けていないものでは、上述したように流入
空気の大部分が材の一部分のみを通過するので、その
一部分が塵埃で早期に汚染されて目詰まりし、このた
め、流入空気はその目詰まりした部分の周辺部分を通過
することになり、今度はその周辺部分が塵埃で汚染され
て目詰まりする。この材の目詰まりは流入空気が材
を通過する際の抵抗となるため、上記目詰まりがあまり
周辺まで進行しないうちに材の洗浄等のメインテナン
スが必要となるが、この場合、材の汚染が部分的であ
るため、材の利用率がさらに悪いことになる。
これに対し、本考案では、流入空気が分流板の傾斜に
沿って油槽内の奥側にまで導かれるため、流入空気が
過ブロックの下面全体に広がって材を通過する。この
ため、材全体としての汚染の進み具合が緩やかにな
る。しかも、流入空気が広がった分だけ材を通過する
空気の流速が低下し、この流速が遅い分だけ塵埃が捕捉
されやすくなり、材の除塵効果が比較的長時間維持さ
れる。つまり、材の洗浄等のメインテナンス周期を長
くでき、メインテナンスの手間を低減できる。
分流板によって流入空気が拡散して流入空気の流速が
低くなるので、油槽内の油の飛散が抑えられる。これに
より、材へ油が過剰に付着することが防止され、油の
消費量を低減できる。
油の波打ち抑制のために、例えば油槽内を仕切板で区
分けした場合、分流板を設けていないものでは、流入空
気のほとんどが空気導入路直下の油面に衝突するため、
その空気導入路直下の区分け部分に塵埃が片寄って溜ま
り、その区分け部分の油が早期に汚染されて除塵効果が
短期間で低下するが、本考案では、分流板による流入空
気の拡散で塵埃が油槽内にほぼ均等に溜まるため、油槽
内を仕切板で区分けしても各区分け部分の油の除塵作用
を比較的長期間維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る油槽式エアクリーナの
第1の実施例を示し、第1図は全体の縦断正面図、第2
図は全体の縦断側面図、第3図は第1図におけるIII−I
II線断面図、第4図は過ブロックの斜視図、第5図は
油槽の斜視図である。又、第6図は過ブロックの別実
施例を示す分解斜視図、第7図はその縦断正面図であ
る。又、第8図は更に別の実施例の全体縦断正面図、第
9図はこの別実施例に使用した部材の斜視図である。 1…ケーシング、3…浄気出口、4…油槽、11…区画
壁、12…空気導入路、13…材収容室、14…過ブロッ
ク、15…材、16…上面押え板、17…下面押え板、18…
連結具、24…分流板、30…流下口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油槽式エアクリーナのケーシング(1)の
    開口下面に油槽(4)を開閉可能に閉蓋固定し、 上記ケーシング(1)内で材(15)の横外側に下向き
    の空気導入路(12)を、上記材(15)の上側に浄気出
    口(3)を設けて構成したエンジンの油槽式エアクリー
    ナにおいて、 上記ケーシング(1)内に材収容室(13)と上記空気
    導入路(12)とを区画壁(11)で区画して形成し、 上記材(15)を通気可能な上面押え板(16)と下面押
    え板(17)とで上下から挟みつけ、上記材(15)に連
    結具(18)を高さ方向に貫通させ、 上記連結具(18)で上記上面押え板(16)と上記下面押
    え板(17)とを分解可能に連結して過ブロック(14)
    を構成し、 この過ブロック(14)を上記材収容室(13)に下側
    から抜き差し可能に構成するとともに、上記材(15)
    の外周面が上記材収容室(13)の内周面に密接するよ
    うに構成し、 上記空気導入路(12)を通過した流入空気の下向きの流
    れの一部を上記材(15)の下側の油面側へ導く分流板
    (24)を、上記空気導入路(12)の下側空間内で上記空
    気導入路(12)側から上記材収容室(13)へ向かって
    斜め下向きに傾斜させて設け、 上記空気導入路(12)を通過した流入空気の下向きの流
    れの残部をそのまま下向きに通過させる流下口(30)
    を、上記空気導入路(12)の下側空間内で上記分流板
    (24)と並設したことを特徴とするエンジンの油槽式エ
    アクリーナ。
JP1987162832U 1987-10-23 1987-10-23 エンジンの油槽式エアクリーナ Expired - Lifetime JPH089410Y2 (ja)

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