JPH089390A - テレビカメラ装置 - Google Patents

テレビカメラ装置

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JPH089390A
JPH089390A JP6137190A JP13719094A JPH089390A JP H089390 A JPH089390 A JP H089390A JP 6137190 A JP6137190 A JP 6137190A JP 13719094 A JP13719094 A JP 13719094A JP H089390 A JPH089390 A JP H089390A
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Toshio Kokuryo
俊雄 国領
Nobuyuki Maguchi
信行 間口
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最大使用周波数を低く抑えて伝送距離を延ば
すことができるテレビカメラ装置を提供する。 【構成】 2線読み出し方式のCCDイメージセンサ4
R、4Gおよび4Bからマトリックス回路6Yに供給さ
れた赤色信号R、緑色信号Gおよび青色信号Bから、輝
度信号Yが作成されるとともに、これらの信号と同時に
読み出された赤色信号R′、緑色信号G′および青色信
号B′から、輝度信号Y′がマトリックス回路6Y′で
作成される。輝度信号YおよびY′が加算器4に供給さ
れて輝度信号Y″が作成され、この輝度信号Y″が減算
器5Rおよび5Bに供給されて色差信号R″−Y″およ
びB″−Y″が作成される。輝度信号YおよびY′と、
色差信号R″−Y″およびB″−Y″は処理回路に供給
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に放送用映像機器全般
に用いられ、電荷結合素子(CCD)のような固体撮像
素子を具え、輝度信号と3原色信号、または、輝度信号
と色差信号とをカメラ装置ユニット(CCU)へ伝送す
るテレビカメラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラ装置とCCUとの間
で信号を伝送する場合、CCDのような固体撮像装置か
ら読み出された赤色信号、緑色信号および青色信号の3
原色信号が直接伝送されるか、または、これらの3原色
信号から作成された輝度信号および色差信号が伝送され
る。
【0003】このような信号を伝送するに当たり、NT
SC方式などのインタレース(飛び越し走査)方式のテ
レビジョン受像機における走査方法では、第1フィール
ドにおいては奇数ラインを走査し、第2フィールドにお
いては偶数ラインを走査し、2フィールドすなわち1フ
レームで全走査ラインを走査するようにしている。ま
た、EDTV−II方式などのプログレッシブ(順次走
査)方式における走査方法では、各フィールドにおいて
常に全走査ラインを走査するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水平走査時間を比較し
た場合、プログレッシブ方式はインターレース走査方式
の1/2 となる。したがって、この期間内に同一の画素数
を表示するための映像信号の周波数帯域は2倍となり、
このために例えば変調多重方式のトライアキシャル伝送
装置などにおいては使用する周波数帯域が拡大して可能
伝送距離が短くなり、また、周波数が高くなるために消
費電力が増大する。
【0005】さらに、例えばEDTV−II方式とNT
SC方式などとを共用するテレビカメラ装置を考慮する
と、必要な周波数帯域を広い方の周波数帯域すなわちE
DTV−II方式に合わせる必要があるため、NTSC
方式を用いる場合には無駄が多くなる。
【0006】本発明の目的は上述した欠点を除去し、最
大使用周波数を低く抑えて可能伝送距離を延ばすことが
できるテレビカメラ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビカメラ装
置は、赤色信号および1走査単位前の赤色信号が同時に
読み出される第1の固体撮像素子と、緑色信号および1
走査単位前の緑色信号が同時に読み出される第2の固体
撮像素子と、青色信号および1走査単位前の青色信号が
同時に読み出される第3の固体撮像素子と、前記赤色信
号、青色信号および緑色信号から第1の輝度信号を作成
する第1のマトリックス回路と、前記1走査単位前の赤
色信号、1走査単位前の青色信号および1走査単位前の
緑色信号から第2の輝度信号を作成する第2のマトリッ
クス回路と、前記赤色信号と前記1走査単位前の赤色信
号とから加算赤色信号を作成する第1の加算手段と、前
記青色信号と前記1走査単位前の青色信号とから加算青
色信号を作成する第2の加算手段と、前記第1の輝度信
号と前記第2の輝度信号とから加算輝度信号を作成する
第3の加算手段と、前記加算赤色信号から前記加算輝度
信号を減じた第1の色差信号を作成する第1の減算手段
と、前記加算緑色信号から前記加算輝度信号を減じた第
2の色差信号を作成する第2の減算手段と、前記第1お
よび第2の輝度信号、第1および第2の色差信号をカメ
ラ制御ユニットへ伝送する手段とを具えることを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】本発明のテレビカメラ装置では、第1、第2お
よび第3の固体撮像素子から読み出された赤色信号、緑
色信号および青色信号が、第1のマトリックス回路に供
給され、この第1のマトリックス回路において第1の輝
度信号が作成されるとともに、これらの信号と同時に読
み出された1走査単位前の赤色信号、青色信号および緑
色信号が、第2のマトリックス回路に供給され、この第
2のマトリックス回路において第2の輝度信号が作成さ
れる。第1および第2の輝度信号が第4の加算手段に供
給され、この第4の加算手段において加算輝度信号が作
成される。この加算輝度信号は、第1の加算手段によっ
て作成された加算赤色信号とともに第1の減算手段に供
給され、加算赤色信号から加算輝度信号を減じた第1の
色差信号を作成し、かつ、第2の加算手段によって作成
された加算青色信号とともに第2の減算手段に供給さ
れ、加算青色信号から加算輝度信号を減じた第2の色差
信号を作成する。このようにして作成された第1の輝度
信号、第2の輝度信号、第1の色差信号および第2の色
差信号はCCUに伝送される。上述したように、より微
細な映像を得るのに重要な輝度信号を2本に分けて第1
および第2の輝度信号を作成し、これら第1および第2
の輝度信号と第1および第2の色差信号をCCUに伝送
することにより、従来のように周波数帯域を2倍にする
場合に比べて最大使用周波数が低く抑えられ、伝送距離
を延ばすことができる。
【0009】
【実施例】本発明のテレビカメラ装置の実施例を図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明のテレビカメ
ラ装置とこれに接続されたカメラ制御ユニットCCUの
ブロックダイヤグラムである。CCUの後段には後に説
明する処理回路を接続する。テレビカメラ装置1を、ト
ライアキシャルケーブル2を介してCCU3に接続す
る。テレビカメラ装置1は、後に説明する2線読み出し
方式のCCDイメージセンサ4R,4Gおよび4Bと、
加算赤色信号R″を作成する加算器5Rと、加算青色信
号B″を作成する加算器5Bと、第1および第2の輝度
信号YおよびY′を作成するマトリックス回路6Yおよ
び6Y′と、加算輝度信号Y″を作成する加算器7と、
第1および第2のの色差信号R″−Y″およびB″−
Y″を作成する減算器8Rおよび8Bと、第1の色差信
号R″−Y″、第1の輝度信号Y、第2の輝度信号Y′
および第2の色差信号B″−Y″を他と重ならないよう
に意図した変調周波数で変調する変調器9R、9Y、9
Y′および9Bと、混信を防ぐために設けられたフィル
タ10R、10Y、10Y′および10Bと、変調され
たこれらの信号を周波数多重する混合器11とを具え
る。
【0010】CCU3は、トライアクシャルケーブル2
から伝送された第1の色差信号R″−Y″、第1の輝度
信号Y、第2の輝度信号Y′および第2の色差信号B″
−Y″を周波数帯域別にそれぞれ分離する分離器12
と、これらの信号が分配されるフィルタ13R、13
Y、13Y′および13Bと、分配されたこれらの信号
を元の信号に復元する復調器14R、14Y、14Y′
および14Bとを具える。
【0011】本例の動作を説明する。CCDイメージセ
ンサ4R,4Gおよび4Bから読み出された赤色信号
R,緑色信号Gおよび青色信号Bがマトリックス回路6
Yに、これらの信号と同時に読み出された1走査単位前
の赤色信号R′,緑色信号G′および青色信号B′がマ
トリックス回路6Y′にそれぞれ供給される。これと同
時に、赤色信号Rおよび赤色信号R′はCCDイメージ
センサ4Rから加算器5Rに供給され、かつ、青色信号
Bおよび青色信号B′はCCDイメージセンサ4Bから
加算器5Bに供給される。
【0012】マトリックス6Yおよび6Y′において第
1および第2の輝度信号YおよびY′が作成され、これ
ら第1および第2の輝度信号YおよびY′が加算器7に
供給される。これと同時に、第1の輝度信号Yは変調器
9Yに、第2の輝度信号Y′は変調器9Y′にそれぞれ
供給される。加算器7では第1の輝度信号Yと第2の輝
度信号Y′との和である加算輝度信号Y″が作成され、
この加算輝度信号Y″は減算器8Rおよび8Bに供給さ
れる。
【0013】加算器5Rに供給された赤色信号Rおよび
R′からこれらの和である加算赤色信号R″が作成さ
れ、この赤色信号R″は減算器8Rに供給される。これ
と同時に、加算器5Bに供給された青色信号Bおよび
B′からこれらの和である青色信号B″が作成され、こ
の青色信号B″は減算器8Bに供給される。減算器8R
において、ここに供給された赤色信号R″と加算輝度信
号Y″からこれらの差である第1の色差信号R″−Y″
が作成される。これと同時に、減算器8Bにおいて、こ
こに供給された加算青色信号B″と加算輝度信号Y″か
らこれらの差である第2の色差信号B″−Y″が作成さ
れる。これら第1および第2の色差信号R″−Y″およ
びB″−Y″は変調器9Rおよび9Bにそれぞれ供給さ
れる。
【0014】変調器9R、9Y、9Y′および9Bに供
給された第1の色差信号R″−Y″、第1の輝度信号
Y、第2の輝度信号Y′および第2の色差信号B″−
Y″は、他の信号と重ならないように意図した変調周波
数で第1の変調色差信号RF R″−Y″、第1の変調
輝度信号RF Y、第2の変調輝度信号RF Y′およ
び第2の変調色差信号RF B″−Y″にそれぞれ変調
される。変調されたこれらの信号は混信を防ぐためのフ
ィルタ10R、10Y、10Y′および10Bを通過し
た後、混合器に供給して周波数多重される。
【0015】周波数多重された信号はトライアクシャル
ケーブル2を介してCCU3に伝送される。CCU3に
伝送された信号は分離器12に供給され、周波数帯域別
に分離された後フィルタ13R、13Y、13Y′およ
び13Bにそれぞれ分配される。フィルタ13R、13
Y、13Y′および13Bに分配された第1の変調色差
信号RF R″−Y″、第1の変調輝度信号RF Y、
第2の変調輝度信号RF Y′および第2の変調色差信
号RF B″−Y″はそれぞれ復調器14R、14Y、
14Y′および14Bに供給され、元の第1の色差信号
R″−Y″、第1の輝度信号Y、第2の輝度信号Y′お
よび第2の色差信号B″−Y″にそれぞれ復元される。
復元されたこれらの信号は後段に接続された処理回路
(図示せず)に供給される。
【0016】図2は、図1のCCUに接続された処理回
路である。この回路では、復元された第1の色差信号
R″−Y″、第1の輝度信号Y、第2の輝度信号Y′お
よび第2の色差信号B″−Y″の四つの信号を用いて走
査線が525本のプログレッシブ映像信号およびインタ
ーレース映像信号を作成することができる。
【0017】処理回路21は、プログレッシブ映像信号
生成部22およびインターレース映像信号生成部23を
有する。プログレッシブ映像信号生成部22は、第1の
色差信号R″−Y″、第1の輝度信号Y、第2の輝度信
号Y′および第2の色差信号B″−Y″をそれぞれA/
D変換するA/D変換器24R、24Y、24Y′およ
び24Bと、入力信号に対してそれぞれ{3H−(1/
4)H}および{3H+(1/4)H}遅延した二つの
信号が出力されるVフィルタ25Rおよび25Bと、第
1および第2の輝度信号YおよびY′を遅延させる遅延
線26Yおよび26Y′と、Vフィルタ25Rから信号
が供給される倍速変換回路27Rと、遅延線26Yおよ
び26Y′から信号が供給される倍速変換回路27Y
と、Vフィルタ25Bから信号が供給される倍速変換回
路27Bと、倍速度変換回路27R、27Yおよび27
Bから供給される信号をD/A変換するD/A変換器2
8R、28Yおよび28Bと、D/A変換された信号を
受けて走査線が525本のプログレッシブ映像を表示す
る525Pモニタ29とを具える。インターレース映像
信号生成部23は、第1および第2の輝度信号Yおよび
Y′を加算して加算輝度信号Y″を作成する加算器30
と、この加算輝度信号Y″、第1の色差信号R″−Y″
および第2の色差信号B″−Y″を受けて走査線が52
5本のインターレース映像を表示する525Iモニタ3
1とを具える。
【0018】プログレッシブ映像信号生成部22の動作
を説明する。復調器14R、14Y、14Y′および1
4B(図1)で復元された第1の色差信号R″−Y″、
第1の輝度信号Y、第2の輝度信号Y′および第2の色
差信号B″−Y″の四つの信号は、A/D変換器24
R、24Y、24Y′および24Bに供給されてA/D
変換される。A/D変換された第1のディジタル色差信
号(R″−Y″)D 、第1のディジタル輝度信号YD
第2のディジタル輝度信号Y′D および第2のディジタ
ル色差信号(B″−Y″)D は、Vフィルタ25R、遅
延線26Y、遅延線26Y′およびVフィルタ25Bに
それぞれ供給される。
【0019】第1のディジタル色差信号(R″−Y″)
D がVフィルタ25Rに供給されると、入力信号に対し
てそれぞれ{3H−(1/4)H}および{3H+(1
/4)H}遅延した二つのディジタル色差信号(R−
Y)D および(R′−Y′)Dが発生する。これら二つ
のディジタル色差信号(R−Y)D および(R′−
Y′)D は倍速変換回路27Rに供給され、インターレ
ース走査からプログレッシブ走査に変換される。倍速変
換器27Rから出力した信号はD/A変換器28Rに供
給されてD/A変換され、走査線が525本のインター
レース走査のR−Y信号が作成される。なお、インター
レース走査をプログレッシブ走査に変換する方法につい
ては広く知られているので、これ以上説明しない。
【0020】同様に、第2のディジタル色差信号(B″
−Y″)D がVフィルタ25Bに供給されると、入力信
号に対してそれぞれ{3H−(1/4)H}および{3
H+(1/4)H}遅延した二つのディジタル色差信号
(B−Y)D および(B′−Y′)D が出力される。こ
れら二つのディジタル色差信号(B−Y)D および
(B′−Y′)D は倍速変換回路27Bに供給され、イ
ンターレース走査からプログレッシブ走査に変換され
る。倍速変換器27Bから出力した信号はD/A変換器
28Bに供給されてD/A変換され、走査線が525本
のインターレース走査のB−Y信号が作成される。
【0021】遅延線26Yおよび26Y′により第1お
よび第2のディジタル輝度信号YDおよびY′D の位相
を遅延させることによって、第1および第2のディジタ
ル色差信号(R″−Y″)D および(B″−Y″)D
処理過程でVフィルタ25Rおよび25Bに発生する位
相遅延を調整し、ディジタル色差信号(R−Y)D
(R′−Y′)D 、(B−Y)D および(B′−Y′)
D と位相を合わせる。遅延線26Yおよび26Y′にお
いて遅延された第1および第2のディジタル輝度信号Y
D およびY′D は倍速変換回路27Yに供給され、イン
ターレース走査からプログレッシブ走査に変換される。
倍速変換器27Yから出力された信号はD/A変換器2
8Yに供給されてD/A変換され、走査線が525本の
インターレース走査のY″信号が作成される。
【0022】上述したようにして作成された第1および
第2の色差信号R″−Y″およびB″−Y″と、加算輝
度信号Y″とは、525Pモニタ29に供給され、これ
により525Pモニタ29の観察者は走査線が525本
のプログレッシブ走査の映像を見ることができる。
【0023】ここで、Vフィルタ25Rおよび25Bを
用いて遅延信号を作成する理由を図3を参照して説明す
る。第1の輝度信号Yと第2の輝度信号Y′との間の位
相差は(1/2)Hである。第1の輝度信号Yと第2の
輝度信号Y′との間の位相関係は図3Aに示すような関
係となる。加算輝度信号Y″は第1の輝度信号Yと第2
の輝度信号Y′とを加算した信号である。したがって加
算輝度信号Y″の位相は、図3Bに示すように第1の輝
度信号Yより(1/4)H進行し、第2の輝度信号Y′
より(1/4)H遅延する。
【0024】第1および第2の色差信号R″−Y″およ
びB″−Y″は加算輝度信号Y″と同一位相であるの
で、第1および第2の輝度信号YおよびY′と位相がず
れており、この状態でプログレッシブ走査変換すると色
ずれが生じる。したがって、第1および第2の色差信号
R″−Y″およびB″−Y″よりそれぞれ(1/4)H
位相が進行したディジタル色差信号(R−Y)D および
(B−Y)D と、(1/4)H位相が遅延したディジタ
ル色差信号(R′−Y′)D および(B′−Y′)D
必要となる。遅延量{3H−(1/4)H}および{3
H+(1/4)H}については(1/4)H以上であれ
ばいくらでもよい。その理由は位相を±(1/4)Hず
らすために遅延させる必要があるからである。
【0025】インターレース映像信号生成部23の動作
を説明する。復調器14Yおよび14Y ′(図1)で
復元された第1および第2の輝度信号YおよびY′は加
算器30に入力され、加算輝度信号Y″を生成する。生
成された加算輝度信号Y″と、復調器14Rおよび14
B(図1)で復元された第1および第2の色差信号R″
−Y″およびB″−Y″とが525Iモニタ31に供給
され、これにより525Iモニタ31の観察者は走査線
が525本のインターレース走査の映像を見ることがで
きる。
【0026】図4Aは本例のテレビカメラ装置に用いる
2線読み出し方式のCCDイメージセンサの基本構成を
示すものであり、図4Bはその動作を示すものである。
本例においては、受光部41は従来のCCDイメージセ
ンサと同様に一つであるが、蓄積部42Aおよび42B
を二つ設けるとともに、アンプ43Aおよび43Bも二
つ設ける。第1フィールドにおいては、奇数走査ライン
の電荷を第1の蓄積部42Aに読み出すとともに偶数走
査ラインの電荷を第2の蓄積部42Bへ読み出すように
している。そして、第1の蓄積部42Aからの信号を主
映像信号として出力し、第2の蓄積部42Bからの信号
を副映像信号として出力するものである。このようなC
CDは特開平5-276455号公報に開示されている。
【0027】受光部41から第1および第2の蓄積部4
2Aおよび42Bへの電荷の転送は、第1および第2の
蓄積部42Aおよび42Bに対してそれぞれ独立に転送
路を設ければ完全に同時に行うことができるが、これら
の蓄積部42Aおよび42Bに対して共通の一つの転送
路を設ける場合には時分割方式で読み出すことができ
る。すなわち、前者の場合には従来一つの画素の電荷を
転送するのに割り当てられた時間内で受光素子の二つの
電荷を第1および第2の蓄積部42Aおよび42Bへ同
時に読み出せばよいが、この場合には電荷の転送路が2
倍となるので、画素密度が上がらないとともに転送路の
幅が狭くなるので転送効率が悪くなるという欠点があ
る。一方、後者の場合には、従来1画素の電荷を転送す
るのに要する時間の1/2の時間で一方の受光素子の電
荷を第1の蓄積部42Aへ読み出し、残りの1/2の時
間で他方の受光素子の電荷を第2の蓄積部42Bへ読み
出すようにすればよい。この場合には転送路は従来と同
様でよいので、画素密度を高くすることができるととも
に転送効率も上げることができるので、2本の転送路を
設ける場合よりも好適である。
【0028】いずれの場合でも蓄積部42Aおよび42
Bに読み出された電荷は蓄積部42Aおよび42B内を
同時に転送され、それぞれアンプ43Aおよび43Bで
増幅される。このように本例で用いられるCCDイメー
ジセンサでは、各フィールドにおいて、従来のインター
レース走査方式の第1フィールドの映像信号に対応する
主映像信号と第2フィールドの映像信号に対応する副映
像信号とが同時に得られることになる。
【0029】本例では、二つの輝度信号を作成し、これ
らの輝度信号を色差信号とともにCCUに伝送すること
により、従来のように周波数帯域を2倍にする場合に比
べて最大使用周波数が低く抑えられ、伝送距離を延ばす
ことができる。
【0030】
【発明の効果】上述したように本発明のテレビカメラ装
置によれば、より微細な映像を得るのに重要な輝度信号
を2本に分けて第1および第2の輝度信号を作成し、こ
れら第1および第2の輝度信号と第1および第2の色差
信号をCCUなどに伝送することにより、周波数帯域の
増加分が従来の1.4倍程度で輝度情報を2倍とするこ
とができ、従来のように周波数帯域を2倍にする場合に
比べて最大使用周波数が低く抑えられ、伝送距離を延ば
すことができる。
【0031】また、テレビカメラ装置の回線を従来の3
回線から4回線にするという僅かな改造により、例えば
NTSC方式の約2倍の解像度を有するEDTV−II
方式の伝送が可能となり、したがって必要な周波数帯域
を広い方に合わせることなく、EDTV−II方式とN
TSC方式などとをテレビジョン受像機に共用すること
ができる。
【0032】また、テレビカメラ装置の回線の使用周波
数帯域が従来とほぼ同一であるため、従来の回路の大部
分をそのまま適用することができる。したがって旧方式
から本方式に設備を切り替える際、旧設備に装備を増設
することにより可能となるので、切り替えるための工事
を容易かつ短期間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビカメラ装置とこれに接続された
CCUのブロックダイヤグラムである。
【図2】図1のCCUに接続された処理回路である。
【図3】Aは輝度信号Yと輝度信号Y′との間の位相関
係を示す図であり、Bは輝度信号Y″と輝度信号Yおよ
びY′との間の位相関係を示す図である。
【図4】Aは本例のテレビカメラ装置に用いる2線読み
出し方式のCCDイメージセンサの基本構成を示すもの
であり、Bはその動作を示すものである。
【符号の説明】
1 テレビカメラ装置 2 トライアクシャルケーブル 3 CCU 4R,4G,4B CCDイメージセンサ 5R,5B,7,30 加算器 6Y,6Y′ マトリックス回路 8R,8B 減算器 9R,9Y,9Y′,9B 変調器 10R,10Y,10Y′,10B,13R,13Y,
13Y′,13B フィルタ 11 混合器 12 分離器 14R,14Y,14Y′,14B 復調器 21 処理回路 22 プログレッシブ映像信号生成部 23 インターレース映像信号生成部 24R,24Y,24Y′,24B A/D変換器 25R,25B Vフィルタ 26Y,26Y′ 遅延線 27R,27Y,27B 倍速変換回路 28R,28Y,28B D/A変換器 29 525Pモニタ 31 525Iモニタ 41 受光部 42A,42B 蓄積部 43A,43B アンプ R,R′ 赤色信号 R″ 加算赤色信号 G,G′ 緑色信号 G″ 加算緑色信号 B,B′ 青色信号 B″加算青色信号 Y,Y′ 輝度信号 Y″ 加算輝度信号 R″−Y″,B″−Y″ 色差信号 RF R″−Y″,RF B″−Y″ 変調色差信号 RF Y,RF Y′ 変調輝度信号 (R−Y)D ,(R′−Y′)D ,(R″−Y″)D
(B−Y)D ,(B′−Y′)D ,(B″−Y″)D
ディジタル色差信号 YD ,Y′D ディジタル輝度信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤色信号および1走査単位前の赤色信号
    が同時に読み出される第1の固体撮像素子と、緑色信号
    および1走査単位前の緑色信号が同時に読み出される第
    2の固体撮像素子と、青色信号および1走査単位前の青
    色信号が同時に読み出される第3の固体撮像素子と、前
    記赤色信号、青色信号および緑色信号から第1の輝度信
    号を作成する第1のマトリックス回路と、前記1走査単
    位前の赤色信号、1走査単位前の青色信号および1走査
    単位前の緑色信号から第2の輝度信号を作成する第2の
    マトリックス回路と、前記赤色信号と前記1走査単位前
    の赤色信号とから加算赤色信号を作成する第1の加算手
    段と、前記青色信号と前記1走査単位前の青色信号とか
    ら加算青色信号を作成する第2の加算手段と、前記第1
    の輝度信号と前記第2の輝度信号とから加算輝度信号を
    作成する第3の加算手段と、前記加算赤色信号から前記
    加算輝度信号を減じた第1の色差信号を作成する第1の
    減算手段と、前記加算緑色信号から前記加算輝度信号を
    減じた第2の色差信号を作成する第2の減算手段と、前
    記第1および第2の輝度信号、第1および第2の色差信
    号をカメラ制御ユニットへ伝送する手段とを具えること
    を特徴とするテレビカメラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060785A (ja) * 2004-07-05 2006-03-02 Thomson Licensing Triax送受信インタフェースおよび伝送システム
EP3144171A1 (en) 2015-09-18 2017-03-22 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Traveling axle device

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