JPH0893614A - 内燃機関点火用配電器 - Google Patents
内燃機関点火用配電器Info
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- JPH0893614A JPH0893614A JP16177995A JP16177995A JPH0893614A JP H0893614 A JPH0893614 A JP H0893614A JP 16177995 A JP16177995 A JP 16177995A JP 16177995 A JP16177995 A JP 16177995A JP H0893614 A JPH0893614 A JP H0893614A
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- internal combustion
- combustion engine
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明の配電器は、電極の先端放電部3を回転
体10より突出させて設け、この先端放電部3を金属部
材2で形成し、その側面6又は下面に微小面積で接触さ
せた誘電体部材9を設けるか、さらに、誘電体部材9の
接触した金属部材2の下面6を固定電極7より突出させ
るようにしたものである。 【効果】放電電圧が低下するので、電波雑音は十分に低
減され、しかも、放電アークによる熱変形や焼損が生じ
ないので、誘電体と金属電極の接触部に対する劣化が少
なく、長期使用においても放電電圧を低い状態に維持す
ることができる。
体10より突出させて設け、この先端放電部3を金属部
材2で形成し、その側面6又は下面に微小面積で接触さ
せた誘電体部材9を設けるか、さらに、誘電体部材9の
接触した金属部材2の下面6を固定電極7より突出させ
るようにしたものである。 【効果】放電電圧が低下するので、電波雑音は十分に低
減され、しかも、放電アークによる熱変形や焼損が生じ
ないので、誘電体と金属電極の接触部に対する劣化が少
なく、長期使用においても放電電圧を低い状態に維持す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンエンジンなど
の電気点火方式の内燃機関における点火用配電器に係
り、特に自動車用エンジンに好適な内燃機関点火用配電
器に関する。
の電気点火方式の内燃機関における点火用配電器に係
り、特に自動車用エンジンに好適な内燃機関点火用配電
器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ガソリンエンジンなどの内燃機
関に搭載されている点火装置では、点火プラグと配電器
の放電時に電波雑音を発生するが、この電波雑音は周波
数帯域が広いため、種々の無線通信に電波障害を与えた
り、自動車に搭載されている各種電子機器に誤動作を発
生させてしまうおそれがある。
関に搭載されている点火装置では、点火プラグと配電器
の放電時に電波雑音を発生するが、この電波雑音は周波
数帯域が広いため、種々の無線通信に電波障害を与えた
り、自動車に搭載されている各種電子機器に誤動作を発
生させてしまうおそれがある。
【0003】そのため、これらの点火装置には、従来か
ら電波雑音の発生を抑制する種々の手段が施されてい
る。
ら電波雑音の発生を抑制する種々の手段が施されてい
る。
【0004】例えば、点火プラグからの電波雑音を抑制
する手段としては、抵抗入りの点火プラグに抵抗入りの
高圧電線を併用することが実用化されており、その有効
性が認められている。
する手段としては、抵抗入りの点火プラグに抵抗入りの
高圧電線を併用することが実用化されており、その有効
性が認められている。
【0005】また、配電器からの電波雑音を抑制する対
策としては、配電器内の回転電極の放電面に誘電体を付
加し、この誘電体の作用により放電電圧を低下させるこ
とが提案されており、例えば、特開昭53−90536 号公報
では誘電体を回転電極より突出させて設ける技術が、特
開昭59−226278号公報では回転電極の上下面にシリコー
ンワニスを塗布する技術が、特開昭61−76764 号公報で
は金網を用いて誘電体を回転電極に密着させる技術が、
そして特開昭61−53461 号公報では回転電極に金属酸化
物を溶射する技術が、それぞれ開示されている。
策としては、配電器内の回転電極の放電面に誘電体を付
加し、この誘電体の作用により放電電圧を低下させるこ
とが提案されており、例えば、特開昭53−90536 号公報
では誘電体を回転電極より突出させて設ける技術が、特
開昭59−226278号公報では回転電極の上下面にシリコー
ンワニスを塗布する技術が、特開昭61−76764 号公報で
は金網を用いて誘電体を回転電極に密着させる技術が、
そして特開昭61−53461 号公報では回転電極に金属酸化
物を溶射する技術が、それぞれ開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
シリコーンワニスを塗布したものでは、長期間使用する
と放電による熱でシリコーンワニスが劣化し、このため
放電電圧が上昇して電波雑音を低減する効果が低下して
しまうという問題がある。
シリコーンワニスを塗布したものでは、長期間使用する
と放電による熱でシリコーンワニスが劣化し、このため
放電電圧が上昇して電波雑音を低減する効果が低下して
しまうという問題がある。
【0007】また、誘電体を突出させたものや、金網を
用いたものでは、これも長時間使用すると放電による熱
で誘電体と回転電極との接合面に間隙が発生するため、
シリコーンワニスと同様に放電電圧が上昇し、電波雑音
を低減する効果が低下してしまうという問題がある。
用いたものでは、これも長時間使用すると放電による熱
で誘電体と回転電極との接合面に間隙が発生するため、
シリコーンワニスと同様に放電電圧が上昇し、電波雑音
を低減する効果が低下してしまうという問題がある。
【0008】さらに、金属酸化物を溶射したものでは、
これも長時間使用すると放電による熱で溶射層が変質し
たり、溶融してしまうため、誘電体付加の場合と同様に
放電電圧が上昇し、電波雑音を低減する効果が低下して
しまうという問題がある。
これも長時間使用すると放電による熱で溶射層が変質し
たり、溶融してしまうため、誘電体付加の場合と同様に
放電電圧が上昇し、電波雑音を低減する効果が低下して
しまうという問題がある。
【0009】本発明の目的は、長期使用しても放電電圧
が上昇することなく、常に良好な電波雑音低減効果を維
持できるようにした内燃機関点火用配電器を提供するこ
とにある。
が上昇することなく、常に良好な電波雑音低減効果を維
持できるようにした内燃機関点火用配電器を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、配電器を構
成する回転電極の少なくとも先端放電部を金属部材で形
成すると共に、この金属部材の放電作用面から離れた部
分に微小面積を介して接触した誘電体部材を設け、この
誘電体部材の誘電率が回転電極を保持した回転体の誘電
率よりも大きな値を持つようにすると共に、前記回転電
極の放電作用面を該回転体より突出するように構成する
ことによって達成される。
成する回転電極の少なくとも先端放電部を金属部材で形
成すると共に、この金属部材の放電作用面から離れた部
分に微小面積を介して接触した誘電体部材を設け、この
誘電体部材の誘電率が回転電極を保持した回転体の誘電
率よりも大きな値を持つようにすると共に、前記回転電
極の放電作用面を該回転体より突出するように構成する
ことによって達成される。
【0011】
【作用】本発明は、金属部材と誘電体部材との接触を微
小面積によって行うことにより放電開始電圧が低下し、
電波雑音が低減される。
小面積によって行うことにより放電開始電圧が低下し、
電波雑音が低減される。
【0012】誘電体部材としては、誘電率8.5 以上の
材料で、ニッケル−亜鉛系,マンガン−亜鉛系,銅−亜
鉛系,マンガン−マグネシウム系,銅−ニッケル−亜鉛
系の何れかを主体とするフェライトや、アルミナ,ジル
コニア,マグネシアの何れかを主体とする絶縁性セラミ
ックス、そして、酸化チタンやあるいは、酸化タンタ
ル,チタン酸バリウム,チタン酸マグネシウム,チタン
酸カルシウム,チタン酸ストロンチウム,チタン酸マグ
ネシウム,チタン酸ランタン,チタン酸ビスマス,チタ
ン酸ジルコニウム鉛,酸化マグネシウムと珪酸の化合
物,酸化マグネシウムと酸化カルシウムと酸化チタンの
化合物,酸化マグネシウムと酸化カルシウムと酸化チタ
ンとランタン系酸化物の化合物などの何れかを主体とす
る誘電性セラミックス、あるいは、チタン酸鉛,チタン
酸鉛とジルコン酸鉛と酸化鉛の化合物の何れかを主体と
する圧電性セラミックスなどを用いれば良く、これらの
誘電体部材は成形体、もしくは塗布体で用いれば良い。
材料で、ニッケル−亜鉛系,マンガン−亜鉛系,銅−亜
鉛系,マンガン−マグネシウム系,銅−ニッケル−亜鉛
系の何れかを主体とするフェライトや、アルミナ,ジル
コニア,マグネシアの何れかを主体とする絶縁性セラミ
ックス、そして、酸化チタンやあるいは、酸化タンタ
ル,チタン酸バリウム,チタン酸マグネシウム,チタン
酸カルシウム,チタン酸ストロンチウム,チタン酸マグ
ネシウム,チタン酸ランタン,チタン酸ビスマス,チタ
ン酸ジルコニウム鉛,酸化マグネシウムと珪酸の化合
物,酸化マグネシウムと酸化カルシウムと酸化チタンの
化合物,酸化マグネシウムと酸化カルシウムと酸化チタ
ンとランタン系酸化物の化合物などの何れかを主体とす
る誘電性セラミックス、あるいは、チタン酸鉛,チタン
酸鉛とジルコン酸鉛と酸化鉛の化合物の何れかを主体と
する圧電性セラミックスなどを用いれば良く、これらの
誘電体部材は成形体、もしくは塗布体で用いれば良い。
【0013】さらに、本発明で用いる金属部材として
は、銅,黄銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム銅,
アルミニウム青銅,ステンレス鋼の何れかを主体とする
材料を用いれば良い。
は、銅,黄銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム銅,
アルミニウム青銅,ステンレス鋼の何れかを主体とする
材料を用いれば良い。
【0014】そして、本発明の場合、これらの回転電極
を配電器の負極側に適用するのが効果的である。
を配電器の負極側に適用するのが効果的である。
【0015】
(実施例1)図1は内燃機関点火用配電器の断面図の一
例であるが、この配電器はハウジング28と回転軸31
によって内燃機関に装着され、回転軸31は内燃機関の
回転に連動して回転するようになっており、回転軸31
の上部には回転体10の面上に回転電極1Cを取り付け
た配電子11が取付けられている。そして、回転電極1
Cの放電面4に対向して固定電極7が設けられ、この固
定電極7は回転電極1Cの回転軌跡の外周に沿って複数
個配置されている。
例であるが、この配電器はハウジング28と回転軸31
によって内燃機関に装着され、回転軸31は内燃機関の
回転に連動して回転するようになっており、回転軸31
の上部には回転体10の面上に回転電極1Cを取り付け
た配電子11が取付けられている。そして、回転電極1
Cの放電面4に対向して固定電極7が設けられ、この固
定電極7は回転電極1Cの回転軌跡の外周に沿って複数
個配置されている。
【0016】配電キヤップ27の側面上方には回転電極
端子26が設けられ、この回転電極端子26は導線25
とばね24と炭素接点23を介して回転電極1Cに接続
されている。
端子26が設けられ、この回転電極端子26は導線25
とばね24と炭素接点23を介して回転電極1Cに接続
されている。
【0017】また、固定電極7と回転電極端子26は配
電キャップ27内に収容され、配電キャップ27はハウ
ジング28に装着されている。
電キャップ27内に収容され、配電キャップ27はハウ
ジング28に装着されている。
【0018】このような構成の配電器において、回転電
極1Cが固定電極7の何れかの対向する位置にきたと
き、点火コイルの1次電流断続器の動作により発生した
高電圧は、回転電極端子26,導線25,ばね24、そ
れに炭素接点23を介して回転電極1Cに伝達され、さ
らに回転電極1Cの放電面4と固定電極7との間の微小
間隙17の空気を絶縁破壊して固定電極7に配電された
後に、所定の点火プラグに供給される。
極1Cが固定電極7の何れかの対向する位置にきたと
き、点火コイルの1次電流断続器の動作により発生した
高電圧は、回転電極端子26,導線25,ばね24、そ
れに炭素接点23を介して回転電極1Cに伝達され、さ
らに回転電極1Cの放電面4と固定電極7との間の微小
間隙17の空気を絶縁破壊して固定電極7に配電された
後に、所定の点火プラグに供給される。
【0019】このとき、回転電極1Cと固定電極7間で
発生した放電が電波雑音の発生源となってしまうのであ
る。
発生した放電が電波雑音の発生源となってしまうのであ
る。
【0020】この放電による電波雑音の発生の原因は、
放電初期時に回転電極1Cと固定電極7間に存在する浮
遊静電容量間を急激に電流が流れる状態、すなわち容量
放電電流によるものであることが知られている。
放電初期時に回転電極1Cと固定電極7間に存在する浮
遊静電容量間を急激に電流が流れる状態、すなわち容量
放電電流によるものであることが知られている。
【0021】そこで、この電波雑音を低減させるために
は、容量放電電流を小さくすれば良いが、浮遊静電容量
は配電器の形状によって定まるので、大幅な低減は不可
能であり、むしろ放電開始電圧を低くすることが適切な
方法である。
は、容量放電電流を小さくすれば良いが、浮遊静電容量
は配電器の形状によって定まるので、大幅な低減は不可
能であり、むしろ放電開始電圧を低くすることが適切な
方法である。
【0022】一方、放電開始電圧は回転電極や固定電極
の放電面の放電作用点に誘電体を付加することにより大
幅に低くできることが知られている。
の放電面の放電作用点に誘電体を付加することにより大
幅に低くできることが知られている。
【0023】そこで、図2に示すように、回転体10上
にステンレス15とシリコーン樹脂16を密着させた低
放電電圧特性を有する回転電極1Bを用いる方法が考え
られる。しかし、この回転電極1Bは長期間使用すると
放電作用点近くのシリコーン樹脂16の一部が熱変形や
焼損などをうけ、ステンレス15との接合面19に間隙
18が発生し、誘電体付加効果による放電電圧低減作用
が減少してしまう場合がある。
にステンレス15とシリコーン樹脂16を密着させた低
放電電圧特性を有する回転電極1Bを用いる方法が考え
られる。しかし、この回転電極1Bは長期間使用すると
放電作用点近くのシリコーン樹脂16の一部が熱変形や
焼損などをうけ、ステンレス15との接合面19に間隙
18が発生し、誘電体付加効果による放電電圧低減作用
が減少してしまう場合がある。
【0024】そして、このステンレス15にシリコーン
樹脂16を密着した電極を用いた自動車では、図3の走
行距離と対向電極7をアース電位とし、かつ前記対向電
極と回転電極1Bとの間隙を1mmとした状態で放電させ
た時の放電電圧との特性曲線20に示すように、走行距
離が多くなるほど、放電電圧が上昇し、電波雑音が増加
してしまう場合がある。
樹脂16を密着した電極を用いた自動車では、図3の走
行距離と対向電極7をアース電位とし、かつ前記対向電
極と回転電極1Bとの間隙を1mmとした状態で放電させ
た時の放電電圧との特性曲線20に示すように、走行距
離が多くなるほど、放電電圧が上昇し、電波雑音が増加
してしまう場合がある。
【0025】そこで、本発明では、図5に示すように、
回転電極1を金属部材2で形成し、この回転電極1の側
面6で放電面4の延長線上の位置に誘電体部材9を線接
触させ、さらに前記回転電極1の放電面4を回転体10
より突出させた構造とし、さらに、固定電極7の端面8
をこの回転電極1の下面5よりを突出するようにしたも
のである。
回転電極1を金属部材2で形成し、この回転電極1の側
面6で放電面4の延長線上の位置に誘電体部材9を線接
触させ、さらに前記回転電極1の放電面4を回転体10
より突出させた構造とし、さらに、固定電極7の端面8
をこの回転電極1の下面5よりを突出するようにしたも
のである。
【0026】こうすると、金属部材2と誘電体部材9と
の接触部で微小局部放電が発生し、この微小局部放電で
回転電極1と固定電極7間の放電が誘起されることによ
り放電開始電圧は低下し、電波雑音は十分に低減され
る。しかも、放電アーク熱の加熱による熱変形や焼損な
どは、主に金属部材2の放電面4の回転方向13の中央
付近で生じるため、金属部材2の側面6に配置されてい
る誘電体部材9では、熱変形や焼損などの発生は極めて
小さくなり、放電アーク熱に起因する金属部材2と誘電
体部材9との接触不良の発生が抑制でき、長期使用にお
いても図3の走行距離と放電電圧との特性曲線21に示
すように放電電圧を低い状態に維持することができる。
の接触部で微小局部放電が発生し、この微小局部放電で
回転電極1と固定電極7間の放電が誘起されることによ
り放電開始電圧は低下し、電波雑音は十分に低減され
る。しかも、放電アーク熱の加熱による熱変形や焼損な
どは、主に金属部材2の放電面4の回転方向13の中央
付近で生じるため、金属部材2の側面6に配置されてい
る誘電体部材9では、熱変形や焼損などの発生は極めて
小さくなり、放電アーク熱に起因する金属部材2と誘電
体部材9との接触不良の発生が抑制でき、長期使用にお
いても図3の走行距離と放電電圧との特性曲線21に示
すように放電電圧を低い状態に維持することができる。
【0027】なお、この例では、誘電体部材9が電極側
面6の回転方向13側に付加されているが、これに代え
て、回転方向13と反対方向の電極側面6に付加して
も、同様の効果が得られる。
面6の回転方向13側に付加されているが、これに代え
て、回転方向13と反対方向の電極側面6に付加して
も、同様の効果が得られる。
【0028】さらに、本発明では、図4に示すように、
回転電極1Aを金属部材2Aで形成し、この回転電極1
Aの下面5で放電面4の延長線上の位置に誘電体部材9
Aを線接触させ、さらに前記金属部材2Aの放電作用面
を回転体10より突出させた構造とし、さらに、この誘
電体部材9Aを線接触させた回転電極1Aの下面5を固
定電極7の端面8より突出するようにしたものである。
回転電極1Aを金属部材2Aで形成し、この回転電極1
Aの下面5で放電面4の延長線上の位置に誘電体部材9
Aを線接触させ、さらに前記金属部材2Aの放電作用面
を回転体10より突出させた構造とし、さらに、この誘
電体部材9Aを線接触させた回転電極1Aの下面5を固
定電極7の端面8より突出するようにしたものである。
【0029】図4の例は誘電体部材9Aを金属部材2A
の下面に線接触させるように付加したことにより放電開
始電圧は低下して、電波雑音は十分に低減され、しか
も、放電アークの加熱による熱変形や焼損などは、主に
固定電極7と対向している金属部材2Aの放電面4で生
じるため、固定電極7の端面8より突出した位置に配置
されている誘電体部材9Aでは、熱変形や焼損の発生は
極めて小さくなり、放電アーク熱に起因する金属部材2
Aと誘電体部材9Aとの接触不良が抑制でき、長期使用
においても図3の走行距離と放電電圧との特性曲線21
と同様に放電電圧を低い状態に維持することができるこ
とになる。
の下面に線接触させるように付加したことにより放電開
始電圧は低下して、電波雑音は十分に低減され、しか
も、放電アークの加熱による熱変形や焼損などは、主に
固定電極7と対向している金属部材2Aの放電面4で生
じるため、固定電極7の端面8より突出した位置に配置
されている誘電体部材9Aでは、熱変形や焼損の発生は
極めて小さくなり、放電アーク熱に起因する金属部材2
Aと誘電体部材9Aとの接触不良が抑制でき、長期使用
においても図3の走行距離と放電電圧との特性曲線21
と同様に放電電圧を低い状態に維持することができるこ
とになる。
【0030】(実施例2)図6と図7は、本発明の斜視
図と側面図を示したもので、この実施例では、回転電極
1Dの本体として厚さ1.5mm の黄銅33を用い、その
回転電極1Dの側面6で放電面4との延長線上の位置、
すなわち放電面4(放電作用面)を含み、回転電極1D
(回転体)の回転軸を中心とする円の円周方向に沿って
放電面4(放電作用面)に隣接する位置を60°にとが
らし、そこに図5で説明した誘電体部材9として、厚さ
3mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧状のフ
ェライト34を、微小面積を介して接触配置し、さら
に、前記回転電極1Dの放電面4を回転体10より5mm
突出させ、さらに、固定電極7の端面8を回転電極1D
の下面5より2mm突出させたものである。
図と側面図を示したもので、この実施例では、回転電極
1Dの本体として厚さ1.5mm の黄銅33を用い、その
回転電極1Dの側面6で放電面4との延長線上の位置、
すなわち放電面4(放電作用面)を含み、回転電極1D
(回転体)の回転軸を中心とする円の円周方向に沿って
放電面4(放電作用面)に隣接する位置を60°にとが
らし、そこに図5で説明した誘電体部材9として、厚さ
3mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧状のフ
ェライト34を、微小面積を介して接触配置し、さら
に、前記回転電極1Dの放電面4を回転体10より5mm
突出させ、さらに、固定電極7の端面8を回転電極1D
の下面5より2mm突出させたものである。
【0031】この回転電極1Dによる配電器が装備され
たエンジンを用い、自動車により200000kmの走行試験を
行い、放電電圧の変化を測定した結果を図13に示す。
たエンジンを用い、自動車により200000kmの走行試験を
行い、放電電圧の変化を測定した結果を図13に示す。
【0032】この図13は、横軸に走行距離を、縦軸に
前述した方法で測定した放電電圧をとった特性図で、こ
の結果によると、放電電圧は4.2〜4.8kVで充分に
低く抑えられ、従って、良好な電波雑音低減効果が得ら
れることが判る。そして、さらに、走行距離が増加して
も放電電圧の増加は極めて小さく、長期使用しても良好
な電波雑音低減効果を保つことが判る。
前述した方法で測定した放電電圧をとった特性図で、こ
の結果によると、放電電圧は4.2〜4.8kVで充分に
低く抑えられ、従って、良好な電波雑音低減効果が得ら
れることが判る。そして、さらに、走行距離が増加して
も放電電圧の増加は極めて小さく、長期使用しても良好
な電波雑音低減効果を保つことが判る。
【0033】なお、本発明の実施例とは別に、図5で説
明したように、フェライト34は、回転電極1Dの側面
6のいずれか一方にのみに設けても良い。
明したように、フェライト34は、回転電極1Dの側面
6のいずれか一方にのみに設けても良い。
【0034】また、この発明では、回転電極1Dの側面
6を尖形にしてフェライト34と回転電極1Dを線接触
(微細線分接触)させているが、この尖形の接触部は図
8の実施例に示すように、回転電極1Eに限らず、フェ
ライト34A側に設けても良い。
6を尖形にしてフェライト34と回転電極1Dを線接触
(微細線分接触)させているが、この尖形の接触部は図
8の実施例に示すように、回転電極1Eに限らず、フェ
ライト34A側に設けても良い。
【0035】さらに、図9の実施例に示すように、回転
電極1Fの側面6で放電面4との延長線上の位置に錐状
突起35を設けて、そこにフェライト34Bを点接触
(微少円接触)させても良く、また、この錐状突起35
は回転電極1Fに限らず、フェライト34B側に設けて
も良い。
電極1Fの側面6で放電面4との延長線上の位置に錐状
突起35を設けて、そこにフェライト34Bを点接触
(微少円接触)させても良く、また、この錐状突起35
は回転電極1Fに限らず、フェライト34B側に設けて
も良い。
【0036】さらに、図10の実施例に示すように、フ
ェライト34Cは回転電極1Gに導電性ばね36を介在
させて接触させるか、もしくは図11の実施例に示すよ
うに、フェライト34Dの一端よりばね37などの弾性
体を用いて回転電極1H加圧接触させても良い。
ェライト34Cは回転電極1Gに導電性ばね36を介在
させて接触させるか、もしくは図11の実施例に示すよ
うに、フェライト34Dの一端よりばね37などの弾性
体を用いて回転電極1H加圧接触させても良い。
【0037】また、この発明では、回転電極1Dとフェ
ライト34を回転体10と同材質のかしめ12を用いて
回転体10本体に固定しているが、これらは、図12に
示すように、回転電極1Iとフェライト34Eとを回転
体10と同材質の成形体38を用いて回転体10本体に
固定しても良い。
ライト34を回転体10と同材質のかしめ12を用いて
回転体10本体に固定しているが、これらは、図12に
示すように、回転電極1Iとフェライト34Eとを回転
体10と同材質の成形体38を用いて回転体10本体に
固定しても良い。
【0038】さらに、図51の実施例に示すように、フ
ェライト34ADは、その先端を固定電極7に接触しな
い範囲で回転電極1AHの放電面より突出させて接触配
置させても良い。
ェライト34ADは、その先端を固定電極7に接触しな
い範囲で回転電極1AHの放電面より突出させて接触配
置させても良い。
【0039】なお、回転電極1Dの放電面4と回転体1
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Dの厚さは、0.4 〜5mmの範囲内に
すれば良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1
Dの下面5との突出距離は0〜5mmの範囲内にすれば良
い。
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Dの厚さは、0.4 〜5mmの範囲内に
すれば良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1
Dの下面5との突出距離は0〜5mmの範囲内にすれば良
い。
【0040】また、回転電極1Dに付加すべき誘電体部
材9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布
体を用いれば良く、その材質も、フェライトに限らず、
誘電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化
チタン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビスマ
スなどを用いることができる。
材9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布
体を用いれば良く、その材質も、フェライトに限らず、
誘電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化
チタン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビスマ
スなどを用いることができる。
【0041】さらに、回転電極1Dの材質としては、黄
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0042】また、この実施例では、回転電極1Dの本
体と、先端放電部3とが黄銅33により一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても同様の効果を得ることが
できる。
体と、先端放電部3とが黄銅33により一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても同様の効果を得ることが
できる。
【0043】(実施例3)図14と図15は本発明の斜
視図と側面図を示したもので、この実施例では、回転電
極1Jとして厚さ1.5mm の黄銅33Fを用い、その側
面6で放電面4と後面39の延長線上に先端を45°に
とがらした突起40を設けて、そこに誘電体部材9とな
る厚さ3mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧
状のフェライト34Fを、線接触で接触配置し、さら
に、前記回転電極1Jの放電面4を回転体10より5mm
突出させ、さらに、固定電極7の端面8を回転電極1J
の下面5より2mm突出させたものである。
視図と側面図を示したもので、この実施例では、回転電
極1Jとして厚さ1.5mm の黄銅33Fを用い、その側
面6で放電面4と後面39の延長線上に先端を45°に
とがらした突起40を設けて、そこに誘電体部材9とな
る厚さ3mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧
状のフェライト34Fを、線接触で接触配置し、さら
に、前記回転電極1Jの放電面4を回転体10より5mm
突出させ、さらに、固定電極7の端面8を回転電極1J
の下面5より2mm突出させたものである。
【0044】この回転電極1Jを用いて、同じく自動車
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図17に示す。この結果によると、この図
14の実施例でも、放電電圧は4.4 〜5kVと充分に
低い値であり、且つ、走行距離が増加しても放電電圧の
増加は極めて小さく、長期使用しても良好な電波雑音低
減効果を有していることがわかる。
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図17に示す。この結果によると、この図
14の実施例でも、放電電圧は4.4 〜5kVと充分に
低い値であり、且つ、走行距離が増加しても放電電圧の
増加は極めて小さく、長期使用しても良好な電波雑音低
減効果を有していることがわかる。
【0045】なお、この実施例とは別に、図5で説明し
たように、フェライト34Fは、回転電極1Jの側面6
のいずれか一方にのみに設けても良い。
たように、フェライト34Fは、回転電極1Jの側面6
のいずれか一方にのみに設けても良い。
【0046】さらに、図16の実施例に示すように、フ
ェライト34Gは回転電極1Kの側面6全体に三角状突
起41を複数個設けて接触配置させても良く、また、こ
れらの突起は回転電極1Kに限らずフェライト34Gに
設けても良い。
ェライト34Gは回転電極1Kの側面6全体に三角状突
起41を複数個設けて接触配置させても良く、また、こ
れらの突起は回転電極1Kに限らずフェライト34Gに
設けても良い。
【0047】さらには、ばねなどの弾性体を用いてフェ
ライト34Fを回転電極1Jに加圧接触させても良いこ
とは、図11の実施例の場合と同様である。
ライト34Fを回転電極1Jに加圧接触させても良いこ
とは、図11の実施例の場合と同様である。
【0048】また、回転電極1Jの放電面4と回転体1
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Jの厚さとしては、0.4 〜5mmの範
囲内なら任意の値で良く、さらに、固定電極7の端面8
と回転電極1Jの下面5との突出距離は0〜5mmの範囲
内にすれば良い。
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Jの厚さとしては、0.4 〜5mmの範
囲内なら任意の値で良く、さらに、固定電極7の端面8
と回転電極1Jの下面5との突出距離は0〜5mmの範囲
内にすれば良い。
【0049】また、回転電極1Jに付加する誘電体部材
9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体
を用いれば良く、その材質についても、フェライトに限
らず、誘電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミ
ナ,酸化チタン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン
酸ビスマスなどを用いても良い。
9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体
を用いれば良く、その材質についても、フェライトに限
らず、誘電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミ
ナ,酸化チタン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン
酸ビスマスなどを用いても良い。
【0050】さらに、回転電極1Jの材質としては、黄
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0051】また、この実施例では、回転電極1Jの本
体と、先端放電部3とが黄銅33Fにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果
を得ることができる。
体と、先端放電部3とが黄銅33Fにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果
を得ることができる。
【0052】(実施例4)図18は、本発明の回転電極
1Lの本体として厚さ1.5mm の黄銅33Hを用い、そ
の回転電極1Lの片側に先端放電部3を延ばした構造に
し、その回転電極1Lの側面6で放電面4との延長線上
を60°にとがらし、そこに誘電体部材9となる厚さ3
mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧状のフェ
ライト34Hを、線接触で接触配置し、さらに、前記回転
電極1Lの放電面4を回転体10より5mm突出させ、さ
らに、固定電極7の端面8を回転電極1Lの下面5より
2mm突出させたものである。
1Lの本体として厚さ1.5mm の黄銅33Hを用い、そ
の回転電極1Lの片側に先端放電部3を延ばした構造に
し、その回転電極1Lの側面6で放電面4との延長線上
を60°にとがらし、そこに誘電体部材9となる厚さ3
mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧状のフェ
ライト34Hを、線接触で接触配置し、さらに、前記回転
電極1Lの放電面4を回転体10より5mm突出させ、さ
らに、固定電極7の端面8を回転電極1Lの下面5より
2mm突出させたものである。
【0053】この回転電極1Lを用いて、同じく自動車
により200000Kmの走行試験を行い、前述と同様に放電電
圧の変化を測定した結果を図19に示す。この結果によ
ると、この図18の実施例でも、放電電圧は4.4 〜5
kVであり、走行距離が増加しても放電電圧の増加は極
めて小さく、長期使用しても良好な電波雑音低減効果を
有していることが判る。
により200000Kmの走行試験を行い、前述と同様に放電電
圧の変化を測定した結果を図19に示す。この結果によ
ると、この図18の実施例でも、放電電圧は4.4 〜5
kVであり、走行距離が増加しても放電電圧の増加は極
めて小さく、長期使用しても良好な電波雑音低減効果を
有していることが判る。
【0054】なお、本発明の実施例の場合でも、フェラ
イト34Hを線接触させるために回転電極1Lの側面6
に設けた尖形の接触部は、回転電極1Lに限らずフェラ
イト34H側に設けても良く、また、フェライト34H
は、回転電極1Lに導電性ばねを介在させて接触させる
か、もしくは、ばねなどの弾性体を用いて回転電極1L
に加圧接触させても良いことは図10と図11の場合と
同様である。
イト34Hを線接触させるために回転電極1Lの側面6
に設けた尖形の接触部は、回転電極1Lに限らずフェラ
イト34H側に設けても良く、また、フェライト34H
は、回転電極1Lに導電性ばねを介在させて接触させる
か、もしくは、ばねなどの弾性体を用いて回転電極1L
に加圧接触させても良いことは図10と図11の場合と
同様である。
【0055】なお、回転電極1Lの放電面と回転体10
との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、ま
た、回転電極1Lの厚さは、0.4 〜5mmの範囲内にす
れば良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1L
の下面5との突出距離は0〜5mmの範囲内にすれば良
い。
との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、ま
た、回転電極1Lの厚さは、0.4 〜5mmの範囲内にす
れば良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1L
の下面5との突出距離は0〜5mmの範囲内にすれば良
い。
【0056】また、回転電極1Lに付加する誘電体部材
9としては体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体を
用いれば良く、その材質についても、フェライトに限ら
ず、誘電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,
酸化チタン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビ
スマスなどを用いても良い。
9としては体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体を
用いれば良く、その材質についても、フェライトに限ら
ず、誘電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,
酸化チタン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビ
スマスなどを用いても良い。
【0057】さらに、回転電極1Lの材質としては、黄
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0058】また、上記実施例では、回転電極1Lの本
体と、先端放電部3とが黄銅33Hにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタンス体で接続しても、やはり同様の効果を
得ることができる。
体と、先端放電部3とが黄銅33Hにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタンス体で接続しても、やはり同様の効果を
得ることができる。
【0059】(実施例5)図20と図21は、本発明の
回転電極の斜視図と側面図を示したもので、この実施例
では、回転電極1Mの電極本体を厚さ3mmの黄銅33I
を用い、この回転電極1Mの側面6で放電面4との延長
線上を60°にとがらし、そこに誘電体部材9となる厚
さ4mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧状の
フェライト34Iを線接触で接触配置し、さらに、前記
回転電極1Mの放電面4を回転体10より5mm突出さ
せ、さらに、この回転電極1Mの下面5を固定電極7の
端面8より2mm突出させるようにしたものである。
回転電極の斜視図と側面図を示したもので、この実施例
では、回転電極1Mの電極本体を厚さ3mmの黄銅33I
を用い、この回転電極1Mの側面6で放電面4との延長
線上を60°にとがらし、そこに誘電体部材9となる厚
さ4mm,幅5mm,奥行き10mm,誘電率12の円弧状の
フェライト34Iを線接触で接触配置し、さらに、前記
回転電極1Mの放電面4を回転体10より5mm突出さ
せ、さらに、この回転電極1Mの下面5を固定電極7の
端面8より2mm突出させるようにしたものである。
【0060】この回転電極1Mを用いて、同じく自動車
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図24に示す。この結果によると、この図
20の実施例でも放電電圧は4.4 〜5kVであり、走
行距離が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、長
期使用しても良好な電波雑音低減効果を有していること
が判る。
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図24に示す。この結果によると、この図
20の実施例でも放電電圧は4.4 〜5kVであり、走
行距離が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、長
期使用しても良好な電波雑音低減効果を有していること
が判る。
【0061】なお、本発明の実施例とは別に、図5で説
明したように、フェライト34Iは、回転電極1Mの側
面6のいずれか一方にのみ設けても良い。
明したように、フェライト34Iは、回転電極1Mの側
面6のいずれか一方にのみ設けても良い。
【0062】さらに、フェライト34Iを線接触させる
ために回転電極1Mの側面6に設けた尖形の接触部は、
回転電極1Mに限らずフェライト34I側に設けても良
く、さらには、回転電極1Mの側面6に錐状突起を設け
てフェライト34Iを点接触させても良いことは図9と
同様である。
ために回転電極1Mの側面6に設けた尖形の接触部は、
回転電極1Mに限らずフェライト34I側に設けても良
く、さらには、回転電極1Mの側面6に錐状突起を設け
てフェライト34Iを点接触させても良いことは図9と
同様である。
【0063】また、この発明ではフェライト34Iを回
転電極1Mの側面6の電極高さ方向全体に設けている
が、このフェライト34Iは図22の実施例に示すよう
に、フェライト34Jを回転電極1Nの側面6で、固定
電極7の端面8より突出した部分にのみ設けても良く、
さらに、図23の実施例に示すように、回転電極10の
片側に先端放電部3を延ばした構造にし、その回転電極
10の側面6で放電面4との延長線上の位置に、フェラ
イト34Kを線接触で接触配置しても良い。
転電極1Mの側面6の電極高さ方向全体に設けている
が、このフェライト34Iは図22の実施例に示すよう
に、フェライト34Jを回転電極1Nの側面6で、固定
電極7の端面8より突出した部分にのみ設けても良く、
さらに、図23の実施例に示すように、回転電極10の
片側に先端放電部3を延ばした構造にし、その回転電極
10の側面6で放電面4との延長線上の位置に、フェラ
イト34Kを線接触で接触配置しても良い。
【0064】また、フェライト34Iは、導電性ばねを
介在させて接触させるか、もしくは、ばねなどの弾性体
を用いて回転電極1Mに加圧接触させても良いことは図
10と図11の場合と同様である。
介在させて接触させるか、もしくは、ばねなどの弾性体
を用いて回転電極1Mに加圧接触させても良いことは図
10と図11の場合と同様である。
【0065】なお、回転電極1Mの放電面4と回転体1
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Mの厚さは1.5 〜10mmの範囲内に
すれば良く、さらに、回転電極1Mの下面5と固定電極
7の端面8との突出距離は1〜8mmの範囲内とすれば良
い。
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Mの厚さは1.5 〜10mmの範囲内に
すれば良く、さらに、回転電極1Mの下面5と固定電極
7の端面8との突出距離は1〜8mmの範囲内とすれば良
い。
【0066】また、回転電極1Mに付加する誘電体部材
9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体
を用いれば良く、その材質も、フェライトに限らず、誘
電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チ
タン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビスマス
など任意のもので良い。
9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体
を用いれば良く、その材質も、フェライトに限らず、誘
電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チ
タン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビスマス
など任意のもので良い。
【0067】さらに、回転電極1Mの材質としては、黄
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0068】また、この実施例では、回転電極1Mの本
体と先端放電部3とが黄銅33Iにより一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
体と先端放電部3とが黄銅33Iにより一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
【0069】(実施例6)図25と図26は、本発明の
回転電極の斜視図と断面図を示したもので、この実施例
では、回転電極1Pの電極本体を厚さ1.5mm 、放電面
4の高さを3mmにした黄銅33L用い、その回転電極1
Pの下面5全体で放電面4との延長線上の位置に先端を
60°にとがらした尖形接触部14Aを設けて、そこに
誘電体部材9となる厚さ3mm,誘電率12の円弧状のフ
ェライト34Lを円周方向に沿って線接触で接触配置
し、さらに、前記回転電極1Pの放電面4を回転体10
より5mm突出させ、さらに、この回転電極1Pとフェラ
イト34Lの接触した下面5を固定電極7の端面8より
2mm突出させるようにしたものである。
回転電極の斜視図と断面図を示したもので、この実施例
では、回転電極1Pの電極本体を厚さ1.5mm 、放電面
4の高さを3mmにした黄銅33L用い、その回転電極1
Pの下面5全体で放電面4との延長線上の位置に先端を
60°にとがらした尖形接触部14Aを設けて、そこに
誘電体部材9となる厚さ3mm,誘電率12の円弧状のフ
ェライト34Lを円周方向に沿って線接触で接触配置
し、さらに、前記回転電極1Pの放電面4を回転体10
より5mm突出させ、さらに、この回転電極1Pとフェラ
イト34Lの接触した下面5を固定電極7の端面8より
2mm突出させるようにしたものである。
【0070】この回転電極1Pを用いて、同じく自動車
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図36に示す。この結果によると、この図
25の実施例でも放電電圧は4.2〜4.6kVであり、
走行距離が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、
長期使用しても良好な電波雑音低減効果を有しているこ
とが判る。
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図36に示す。この結果によると、この図
25の実施例でも放電電圧は4.2〜4.6kVであり、
走行距離が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、
長期使用しても良好な電波雑音低減効果を有しているこ
とが判る。
【0071】また、この実施例でも、図27の実施例に
示すように、複数個のフェライト34Mを回転電極1Q
の下面5の放電面4の延長線上の位置に設けた尖形接触
部14Bに線接触で接触配置させても良い。
示すように、複数個のフェライト34Mを回転電極1Q
の下面5の放電面4の延長線上の位置に設けた尖形接触
部14Bに線接触で接触配置させても良い。
【0072】さらに、図28の実施例に示すように、回
転電極1Rの下面5で放電面4の延長線上の位置に設け
た尖形接触部14Cに、回転電極1Rと接触する面を傾
斜させたフェライト34Nを1以上の個数で線接触で接
触配置させても良く、また、図29の実施例に示すよう
に、回転電極1Sの下面5で放電面4の延長線上の位置
に設けた尖形接触部14Dに、全体を傾斜させた板状の
フェライト34Oを1以上の個数で線接触で接触配置さ
せても良い。
転電極1Rの下面5で放電面4の延長線上の位置に設け
た尖形接触部14Cに、回転電極1Rと接触する面を傾
斜させたフェライト34Nを1以上の個数で線接触で接
触配置させても良く、また、図29の実施例に示すよう
に、回転電極1Sの下面5で放電面4の延長線上の位置
に設けた尖形接触部14Dに、全体を傾斜させた板状の
フェライト34Oを1以上の個数で線接触で接触配置さ
せても良い。
【0073】さらに、図30の実施例に示すように、回
転電極1Tの下面5を平坦にし、その下面5で放電面4
の延長線上の位置に、回転電極1Tと接触する面を傾斜
させフェライト34Pを、1以上の個数で線接触になる
ように接触配置させても良く、また、図31の実施例に
示すように、回転電極1Uの下面5を平坦にし、その下
面で放電面4の延長線上の位置に、全体を傾斜させた板
状のフェライト34Qを1以上の個数で線接触になるよ
うに接触配置させても良い。
転電極1Tの下面5を平坦にし、その下面5で放電面4
の延長線上の位置に、回転電極1Tと接触する面を傾斜
させフェライト34Pを、1以上の個数で線接触になる
ように接触配置させても良く、また、図31の実施例に
示すように、回転電極1Uの下面5を平坦にし、その下
面で放電面4の延長線上の位置に、全体を傾斜させた板
状のフェライト34Qを1以上の個数で線接触になるよ
うに接触配置させても良い。
【0074】さらに、この実施例でも、図32の実施例
に示すように、回転電極1V本体の電極の片端に先端放
電部3を延ばした構造にし、その下面5で放電面4との
延長線上の位置に設けた尖形接触部14Eに、フェライ
ト34Rを線接触で接触配置させても良く、さらに、図
33の実施例に示すように、フェライト34Sを回転電
極1Wの下面5の放電面4との延長線上の位置とその後
方の2個所に、円周方向に沿って尖形接触部14Fを設
けて、そこに線接触で接触配置させても良い。さらに、
図34の実施例に示すように、回転電極1Xの下面5で
放電面4との延長線上の位置を尖形接触部14Gにし
て、さらに、この尖形接触部14Gに三角状突起41A
を複数個設けて、そこにフェライト34Tを点接触で接
触配置させても良い。
に示すように、回転電極1V本体の電極の片端に先端放
電部3を延ばした構造にし、その下面5で放電面4との
延長線上の位置に設けた尖形接触部14Eに、フェライ
ト34Rを線接触で接触配置させても良く、さらに、図
33の実施例に示すように、フェライト34Sを回転電
極1Wの下面5の放電面4との延長線上の位置とその後
方の2個所に、円周方向に沿って尖形接触部14Fを設
けて、そこに線接触で接触配置させても良い。さらに、
図34の実施例に示すように、回転電極1Xの下面5で
放電面4との延長線上の位置を尖形接触部14Gにし
て、さらに、この尖形接触部14Gに三角状突起41A
を複数個設けて、そこにフェライト34Tを点接触で接
触配置させても良い。
【0075】また、図35の実施例に示すように、フェ
ライト34Uは、回転電極1Yにゴム43やばねなどの
弾性体を用いて加圧接触させても良い。
ライト34Uは、回転電極1Yにゴム43やばねなどの
弾性体を用いて加圧接触させても良い。
【0076】さらに、これらの尖形接触部や三角状突起
は回転電極1Pにかぎらず、フェライト34L側に設け
ても良い。
は回転電極1Pにかぎらず、フェライト34L側に設け
ても良い。
【0077】また、図52の実施例に示すように、フェ
ライト34AEは、その先端を固定電極7に接触しない
範囲で回転電極1AIの放電面より突出させて接触配置
させても良い。
ライト34AEは、その先端を固定電極7に接触しない
範囲で回転電極1AIの放電面より突出させて接触配置
させても良い。
【0078】さらに、図53の実施例に示すように、回
転体10のフェライト34AFを保持する部分を固定電
極7に接触しない範囲で回転電極1AJの放電面より突
出させても良い。
転体10のフェライト34AFを保持する部分を固定電
極7に接触しない範囲で回転電極1AJの放電面より突
出させても良い。
【0079】また、この発明では、図54の実施例に示
すように接触部を尖形にしたフェライト34AGを、回
転電極1AKの放電面4の円周方向で固定電極7の端面
8より突出した位置に、1以上の個数で線接触させても
良い。
すように接触部を尖形にしたフェライト34AGを、回
転電極1AKの放電面4の円周方向で固定電極7の端面
8より突出した位置に、1以上の個数で線接触させても
良い。
【0080】なお、回転電極1Pの放電面4と回転体1
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、電極高さは1.5 〜10mmの範囲内にすれば良
く、さらに、回転電極1Pの下面5と固定電極7の下面
8との突出距離は1〜8mmの範囲内とすれば良い。
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、電極高さは1.5 〜10mmの範囲内にすれば良
く、さらに、回転電極1Pの下面5と固定電極7の下面
8との突出距離は1〜8mmの範囲内とすれば良い。
【0081】また、回転電極1Pに付加する誘電体部材
9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体
を用いれば良く、その材質も、フェライトに限らず、誘
電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チ
タン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビスマス
など任意のもので良い。
9としては、体積1mm3 以上の成形体、もしくは塗布体
を用いれば良く、その材質も、フェライトに限らず、誘
電率8.5 以上の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チ
タン、あるいは、チタン酸バリウム,チタン酸ビスマス
など任意のもので良い。
【0082】さらに、回転電極1Pの材質としては、黄
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0083】また、この実施例では、回転電極1Pの本
体と先端放電部3とが黄銅33Lにより一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
体と先端放電部3とが黄銅33Lにより一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
【0084】(実施例7)図37と、図38は本発明の
第7実施例における回転電極の斜視図と側面図を示した
もので、この実施例では、回転電極1Zの本体として厚
さ1.5mm の黄銅33Vを用い、その回転電極1Zの放
電面4の円周方向の両端に幅2mm,高さ3mmの突起40
Aを設け、その突起40Aの下面5で放電面4との延長
線上の位置の先端を60°にとがらし、そこに誘電体部
材9となる厚さ3mm,誘電率12の円弧状のフェライト
34Vを、線接触で接触配置した構造にして、さらに、
前記回転電極1Zの放電面4を回転体10より5mm突出
させ、さらに、この回転電極1Zのフェライト34Vの
接触した下面5を固定電極7の端面8より2mm突出させ
るようにしたものである。
第7実施例における回転電極の斜視図と側面図を示した
もので、この実施例では、回転電極1Zの本体として厚
さ1.5mm の黄銅33Vを用い、その回転電極1Zの放
電面4の円周方向の両端に幅2mm,高さ3mmの突起40
Aを設け、その突起40Aの下面5で放電面4との延長
線上の位置の先端を60°にとがらし、そこに誘電体部
材9となる厚さ3mm,誘電率12の円弧状のフェライト
34Vを、線接触で接触配置した構造にして、さらに、
前記回転電極1Zの放電面4を回転体10より5mm突出
させ、さらに、この回転電極1Zのフェライト34Vの
接触した下面5を固定電極7の端面8より2mm突出させ
るようにしたものである。
【0085】この回転電極1Zを用いて、同じく自動車
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図42に示す。この結果によると、この図
37の実施例でも放電電圧は4.2〜4.8kVであり、
走行距離が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、
長期使用しても良好な電波雑音低減効果を有しているこ
とが判る。
により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を測
定した結果を図42に示す。この結果によると、この図
37の実施例でも放電電圧は4.2〜4.8kVであり、
走行距離が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、
長期使用しても良好な電波雑音低減効果を有しているこ
とが判る。
【0086】そして、この実施例でも、図39の実施例
に示すように、回転電極1AAの両端に錐状突起35A
を設けて、そこにフェライト34Wを点接触で接触配置
させても良く、さらに、これらの突起は図40の実施例
に示すように、回転電極1ABの放電面4とその後方の2
個所に突起40Bを設けて、そこにフェライト34Xを
接触させても良い。
に示すように、回転電極1AAの両端に錐状突起35A
を設けて、そこにフェライト34Wを点接触で接触配置
させても良く、さらに、これらの突起は図40の実施例
に示すように、回転電極1ABの放電面4とその後方の2
個所に突起40Bを設けて、そこにフェライト34Xを
接触させても良い。
【0087】また、図41の実施例に示すように、フェ
ライト34Yは回転電極1ACの両端に設けた突起40
Cの付近にのみ設けても良い。
ライト34Yは回転電極1ACの両端に設けた突起40
Cの付近にのみ設けても良い。
【0088】さらに、これらの突起は回転電極1Zの両
端に限らず放電面4の下面5の円周方向に沿ったいずれ
かの位置に1以上の個数で設ければ良く、また、これら
の突起は回転電極1Zに限らずフェライト34V側に設
けても良い。
端に限らず放電面4の下面5の円周方向に沿ったいずれ
かの位置に1以上の個数で設ければ良く、また、これら
の突起は回転電極1Zに限らずフェライト34V側に設
けても良い。
【0089】さらに、フェライト34Vを回転電極1Z
にばねやゴムなどの弾性体を用いて加圧接触させても良
い。
にばねやゴムなどの弾性体を用いて加圧接触させても良
い。
【0090】なお、回転電極1Zの放電面4と回転体1
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Zの高さは1.5 〜10mmの範囲内に
すれば良く、さらに、回転電極1Zに設けた突起40A
の下面5と固定電極7の端面8との突出距離は1〜8mm
の範囲内とすれば良い。
0との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良く、
また、回転電極1Zの高さは1.5 〜10mmの範囲内に
すれば良く、さらに、回転電極1Zに設けた突起40A
の下面5と固定電極7の端面8との突出距離は1〜8mm
の範囲内とすれば良い。
【0091】また、誘電体部材9としても体積1mm3 以
上の成形体、もしくは塗布体を用いれば良く、その材質
についても、フェライトに限らず、誘電率8.5 以上の
誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チタン、あるいは、
チタン酸バリウム,チタン酸ビスマスなどを用いても良
い。
上の成形体、もしくは塗布体を用いれば良く、その材質
についても、フェライトに限らず、誘電率8.5 以上の
誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チタン、あるいは、
チタン酸バリウム,チタン酸ビスマスなどを用いても良
い。
【0092】さらに、回転電極1Zの材質としては、黄
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0093】また、この実施例では、回転電極1Zの本
体と先端放電部3とが黄銅33Vにより一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
体と先端放電部3とが黄銅33Vにより一体で作られて
いるが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしくは
インダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
【0094】(実施例8)図43と、図44は本発明の
回転電極の斜視図と側面図を示したもので、この実施例
では、回転電極1ADの本体として厚さ1.5mm の黄銅
33Zを用い、その回転電極1ADの放電面4の円周方
向の両端に幅2mm,高さ3mmの突起40Dを設け、その
突起40Dの下面5で放電面4との延長線上の位置を6
0°にとがらして、そこに誘電体部材9となる厚さ3m
m,誘電率12の円弧状のフェライト34Zを、線接触
で接触配置した構造にして、さらに、前記回転電極1A
Dの放電面4を回転体10より5mm突出させ、さらに、
固定電極7の端面8をこの回転電極1ADのフェライト
34Zの接触した下面5をより2mm突出させるようにし
たものである。
回転電極の斜視図と側面図を示したもので、この実施例
では、回転電極1ADの本体として厚さ1.5mm の黄銅
33Zを用い、その回転電極1ADの放電面4の円周方
向の両端に幅2mm,高さ3mmの突起40Dを設け、その
突起40Dの下面5で放電面4との延長線上の位置を6
0°にとがらして、そこに誘電体部材9となる厚さ3m
m,誘電率12の円弧状のフェライト34Zを、線接触
で接触配置した構造にして、さらに、前記回転電極1A
Dの放電面4を回転体10より5mm突出させ、さらに、
固定電極7の端面8をこの回転電極1ADのフェライト
34Zの接触した下面5をより2mm突出させるようにし
たものである。
【0095】この回転電極1ADを用いて、同じく自動
車により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を
測定した結果を図45に示す。この結果によると、この
実施例でも放電電圧は4.2 〜5kVであり、走行距離
が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、長期使用
しても良好な電波雑音低減効果を有していることが判
る。
車により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を
測定した結果を図45に示す。この結果によると、この
実施例でも放電電圧は4.2 〜5kVであり、走行距離
が増加しても放電電圧の増加は極めて小さく、長期使用
しても良好な電波雑音低減効果を有していることが判
る。
【0096】そして、この実施例においても、回転電極
1ADの両端に錐状突起を設けて、そこにフェライト3
4Zを接触させても良く、さらに、放電面とその後方の
2個所に突起を設けて、そこにフェライト34Zを接触
させても良いことは図40と同様である。
1ADの両端に錐状突起を設けて、そこにフェライト3
4Zを接触させても良く、さらに、放電面とその後方の
2個所に突起を設けて、そこにフェライト34Zを接触
させても良いことは図40と同様である。
【0097】また、フェライト34Zは、回転電極1A
Dの両端に設けた突起の付近にのみ設けても良い図41
と同様であり、さらに、これらの突起は回転電極1AD
に限らずフェライト34Z側に設けても良い。
Dの両端に設けた突起の付近にのみ設けても良い図41
と同様であり、さらに、これらの突起は回転電極1AD
に限らずフェライト34Z側に設けても良い。
【0098】また、フェライト34Zを回転電極1AD
にばねやゴムなどの弾性体を用いて加圧接触させても良
い。
にばねやゴムなどの弾性体を用いて加圧接触させても良
い。
【0099】なお、回転電極1ADの放電面4と回転体
10との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良
く、また回転電極の高さは1.5 〜5mmの範囲内にすれ
ば良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1AD
に設けた突起40Dの下面5との突出距離は0〜5mmの
範囲内とすれば良い。
10との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良
く、また回転電極の高さは1.5 〜5mmの範囲内にすれ
ば良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1AD
に設けた突起40Dの下面5との突出距離は0〜5mmの
範囲内とすれば良い。
【0100】また、誘電体部材9としても体積1mm3 以
上の成形体、もしくは塗布体を用いれば良く、その材質
についても、フェライトに限らず、誘電率8.5 以上の
誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チタン、あるいは、
チタン酸バリウム,チタン酸ビスマスなどを用いても良
い。
上の成形体、もしくは塗布体を用いれば良く、その材質
についても、フェライトに限らず、誘電率8.5 以上の
誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チタン、あるいは、
チタン酸バリウム,チタン酸ビスマスなどを用いても良
い。
【0101】さらに、回転電極1ADの材質としては、
黄銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
黄銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0102】また、この実施例では、回転電極1ADの
本体と先端放電部3とが黄銅33Zにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果
を得ることができる。
本体と先端放電部3とが黄銅33Zにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタンス体で接続しても、本発明と同様の効果
を得ることができる。
【0103】(実施例9)次に図46と図47は、本発
明の回転電極の斜視図と断面図を示したもので、この実
施例では、回転電極1AEとして厚さ1.5mm の黄銅3
3AAを用い、放電面4から3mm後方の電極下面5の回
転方向に沿って、誘電体部材9となる先端を45度にと
がらした高さ3mm,誘電率12のフェライト34AAを
線接触で接触配置し、さらに、前記回転電極1AEの放
電面4を回転体10より5mm突出させ、さらに、固定電
極7の端面8をこの回転電極1AEのフェライト34A
Aの接触した下面5より2mm突出させるようにしたもの
である。
明の回転電極の斜視図と断面図を示したもので、この実
施例では、回転電極1AEとして厚さ1.5mm の黄銅3
3AAを用い、放電面4から3mm後方の電極下面5の回
転方向に沿って、誘電体部材9となる先端を45度にと
がらした高さ3mm,誘電率12のフェライト34AAを
線接触で接触配置し、さらに、前記回転電極1AEの放
電面4を回転体10より5mm突出させ、さらに、固定電
極7の端面8をこの回転電極1AEのフェライト34A
Aの接触した下面5より2mm突出させるようにしたもの
である。
【0104】この回転電極1AEを用いて、同じく自動
車により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を
測定した結果を図50に示す。この結果によると、この
図46の実施例でも放電電圧は4.4 〜5kVと充分に
低い値であり、しかも走行距離が増加しても放電電圧の
増加は極めて小さく、長期使用しても良好な電波雑音低
減効果を有していることが判る。
車により200000Kmの走行試験を行い、放電電圧の変化を
測定した結果を図50に示す。この結果によると、この
図46の実施例でも放電電圧は4.4 〜5kVと充分に
低い値であり、しかも走行距離が増加しても放電電圧の
増加は極めて小さく、長期使用しても良好な電波雑音低
減効果を有していることが判る。
【0105】そして、この実施例においても、図48の
実施例に示すように、フェライト34ABを回転電極1
AFの放電面4後方の上面44に設けても本実施例と同
様の効果が得られ、さらに、図49の実施例に示すよう
に、フェライト34ACを回転電極1AGの放電面4後
方の上面44と下面5の両面に設けても本実施例と同様
の効果が得られる。さらに、これらのフェライトを回転
電極1AEにばねやゴムなどの弾性体を用いて加圧接触
させても良い。
実施例に示すように、フェライト34ABを回転電極1
AFの放電面4後方の上面44に設けても本実施例と同
様の効果が得られ、さらに、図49の実施例に示すよう
に、フェライト34ACを回転電極1AGの放電面4後
方の上面44と下面5の両面に設けても本実施例と同様
の効果が得られる。さらに、これらのフェライトを回転
電極1AEにばねやゴムなどの弾性体を用いて加圧接触
させても良い。
【0106】なお、回転電極1AEの放電面4と回転体
10との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良
く、また、回転電極1AEの厚は、0.4 〜4mmの範囲
内なら良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1
AEの下面5との突出距離は0〜5mmの範囲内とすれば
良い。
10との突出量は0.5 〜10mmの範囲内にすれば良
く、また、回転電極1AEの厚は、0.4 〜4mmの範囲
内なら良く、さらに、固定電極7の端面8と回転電極1
AEの下面5との突出距離は0〜5mmの範囲内とすれば
良い。
【0107】また、誘電体部材9としては、体積1mm3
以上の成形体、もしくは塗布体を用いれば良く、その材
質についても、フェライトに限らず、誘電率8.5 以上
の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チタン、あるい
は、チタン酸バリウム、チタン酸ビスマスなどを用いて
も良い。
以上の成形体、もしくは塗布体を用いれば良く、その材
質についても、フェライトに限らず、誘電率8.5 以上
の誘電体で、例えば、アルミナ,酸化チタン、あるい
は、チタン酸バリウム、チタン酸ビスマスなどを用いて
も良い。
【0108】さらに、回転電極1AEの材質としては、
黄銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
黄銅に限らず、銅,丹銅,りん青銅,洋白,ベリリウム
銅,アルミニウム青銅,ステンレスなどを用いても良
い。
【0109】なお、この実施例でも、回転電極1AEの
本体と、先端放電部3とが黄銅33AAにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
本体と、先端放電部3とが黄銅33AAにより一体で作られ
ているが、これに代えて、これらの間を抵抗体、もしく
はインダクタス体で接続しても、本発明と同様の効果を
得ることができる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、放電アークに起因する
放電電圧の上昇を極めて小さくすることができ、配電器
から発生する電波雑音を長期にわたり、有効に低減する
ことができる。
放電電圧の上昇を極めて小さくすることができ、配電器
から発生する電波雑音を長期にわたり、有効に低減する
ことができる。
【図1】本発明が適用対象とする配電器の一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】回転電極の従来例を示す断面図である。
【図3】従来例による回転電極の放電電圧特性と、本発
明の第1の実施例による回転電極の放電電圧特性を示す
特性図である。
明の第1の実施例による回転電極の放電電圧特性を示す
特性図である。
【図4】本発明による内燃機関点火用配電器の別の第1
の実施例による回転電極の斜視図である。
の実施例による回転電極の斜視図である。
【図5】本発明による内燃機関点火用配電器の第1の実
施例における回転電極の斜視図である。
施例における回転電極の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例における回転電極の斜視
図である。
図である。
【図7】本発明の第2の実施例における回転電極の側面
図である。
図である。
【図8】本発明の第2の実施例における別の回転電極の
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施例におけるさらに別の回転
電極の斜視図である。
電極の斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施例による放電電圧の特性
図である。
図である。
【図14】本発明の第3の実施例による回転電極の斜視
図である。
図である。
【図15】本発明の第3の実施例による回転電極の側面
図である。
図である。
【図16】本発明の第3の実施例における別の回転電極
の斜視図である。
の斜視図である。
【図17】本発明の第3の実施例による放電電圧の特性
図である。
図である。
【図18】本発明の第4の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図19】本発明の第4の実施例における放電電圧の特
性図である。
性図である。
【図20】本発明の第5の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図21】本発明の第5の実施例における回転電極の側
面図である。
面図である。
【図22】本発明の第5の実施例における別の回転電極
の斜視図である。
の斜視図である。
【図23】本発明の第5の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図24】本発明の第5の実施例における放電電圧の特
性図である。
性図である。
【図25】本発明の第6の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図26】本発明の第6の実施例における回転電極の断
面図である。
面図である。
【図27】本発明の第6の実施例における別の回転電極
の斜視図である。
の斜視図である。
【図28】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図29】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図30】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図31】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図32】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図33】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図34】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図35】本発明の第6の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図36】本発明の第6の実施例における放電電圧の特
性図である。
性図である。
【図37】本発明の第7の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図38】本発明の第7の実施例における回転電極の側
面図である。
面図である。
【図39】本発明の第7の実施例における別の回転電極
の斜視図である。
の斜視図である。
【図40】本発明の第7の実施例におけるさらに別の回
転電極の側面図である。
転電極の側面図である。
【図41】本発明の第7の実施例におけるさらに別の回
転電極の斜視図である。
転電極の斜視図である。
【図42】本発明の第7の実施例における放電電圧の特
性図である。
性図である。
【図43】本発明の第8の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図44】本発明の第8の実施例における回転電極の側
面図である。
面図である。
【図45】本発明の第8の実施例における放電電圧の特
性図である。
性図である。
【図46】本発明の第9の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図47】本発明の第9の実施例における回転電極の断
面図である。
面図である。
【図48】本発明の第9の実施例における別の回転電極
の断面図である。
の断面図である。
【図49】本発明の第9の実施例におけるさらに別の回
転電極の断面図である。
転電極の断面図である。
【図50】本発明の第9の実施例における放電電圧の特
性図である。
性図である。
【図51】本発明の第2の実施例における回転電極の斜
視図である。
視図である。
【図52】本発明の第6の実施例における回転電極の断
面図である。
面図である。
【図53】本発明の第6の実施例における回転電極の断
面図である。
面図である。
【図54】本発明の第6の実施例における回転電極の断
面図である。
面図である。
1,1A,1B,1D,1E,1F,1G,1H,1
I,1J,1K,1L,1M,1N,1P,1Q,1
R,1S,1T,1U,1V,1W,1X,1Y,1
Z,1AA,1AB,1AC,1AD,1AE,1A
F,1AG,1AH,1AI,1AJ,1AK…回転電
極、2,2A…金属部材、3…先端放電部、4…放電
面、5…下面、6…側面、7…固定電極、8…端面、
9,9A…誘電体部材、10…回転体、11…配電子、
14,14A,14B,14C,14D,14E,14
F,14G,14H,14I,14J…尖形接触部、3
3,33A,33B,33C,33D,33E,33
F,33G,33H,33I,33J,33K,33
L,33M,33N,33O,33P,33Q,33
R,33S,33T,33U,33V,33W,33
X,33Y,33Z,33AA,33AB,33AC,33
AD,33AE,33AF,33AG…黄銅板、34,
34A,34B,34C,34D,34E,34F,3
4G,34H,34I,34J,34K,34L,34
M,34N,34O,34P,34Q,34R,34
S,34T,34U,34V,34W,34X,34
Y,34Z,34AA,34AB,34AC,34AD,3
4AE,34AF,34AG…フェライト、35,35
A…錐状突起、40,40A,40B,40C,40D
…突起、41,41A…三角状突起、44…上面。
I,1J,1K,1L,1M,1N,1P,1Q,1
R,1S,1T,1U,1V,1W,1X,1Y,1
Z,1AA,1AB,1AC,1AD,1AE,1A
F,1AG,1AH,1AI,1AJ,1AK…回転電
極、2,2A…金属部材、3…先端放電部、4…放電
面、5…下面、6…側面、7…固定電極、8…端面、
9,9A…誘電体部材、10…回転体、11…配電子、
14,14A,14B,14C,14D,14E,14
F,14G,14H,14I,14J…尖形接触部、3
3,33A,33B,33C,33D,33E,33
F,33G,33H,33I,33J,33K,33
L,33M,33N,33O,33P,33Q,33
R,33S,33T,33U,33V,33W,33
X,33Y,33Z,33AA,33AB,33AC,33
AD,33AE,33AF,33AG…黄銅板、34,
34A,34B,34C,34D,34E,34F,3
4G,34H,34I,34J,34K,34L,34
M,34N,34O,34P,34Q,34R,34
S,34T,34U,34V,34W,34X,34
Y,34Z,34AA,34AB,34AC,34AD,3
4AE,34AF,34AG…フェライト、35,35
A…錐状突起、40,40A,40B,40C,40D
…突起、41,41A…三角状突起、44…上面。
フロントページの続き (72)発明者 長江 弘允 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 弓野 真考 茨城県ひたちなか市大字高場字鹿島谷津 2477番地3日立オートモティブエンジニア リング株式会社内
Claims (23)
- 【請求項1】内燃機関の回転に連動して回転する回転電
極と、少なくとも2個の固定電極とを備え、前記回転電
極の回転により点火コイルからの高電圧を点火プラグに
配電する内燃機関点火用配電器において、前記回転電極
の少なくとも前記固定電極に対向する先端放電部分を金
属部材で形成すると共に、この金属部材の放電作用面よ
り離れた部分に微小面積を介して接触した誘電体部材を
設け、この誘電体部材の誘電率が前記回転電極と該誘電
体部材を保持した絶縁性の回転体の誘電率よりも大きな
値を持つようにすると共に、前記回転電極の放電作用面
を該回転体より突出するように構成したことを特徴とす
る内燃機関点火用配電器。 - 【請求項2】請求項1の記載において、前記微小面積の
接触面の形状が微小円,微細線分,点接触,線接触の何
れか一方をなしていることを特徴とする内燃機関点火用
配電器。 - 【請求項3】請求項1の記載において、前記金属部材に
対する前記誘電体部材の接触位置が、前記放電作用面を
含み前記回転体の回転軸を中心とする円の円周方向に沿
って該放電作用面に隣接する位置であることを特徴とす
る内燃機関点火用配電器。 - 【請求項4】請求項1の記載において、前記金属部材に
対する前記誘電体部材の接触位置が、前記放電作用面を
含み前記回転体の回転軸の軸端方向に沿って該放電作用
面に隣接する位置であることを特徴とする内燃機関点火
用配電器。 - 【請求項5】請求項1の記載において、前記金属部材に
対する前記誘電体部材の接触位置が、前記放電作用面か
ら前記回転体の回転軸に向かって該放電作用面から離れ
た位置であることを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項6】請求項2の記載において、前記接触面が1
以上の突起で形成されていることを特徴とする内燃機関
点火用配電器。 - 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかの記載におい
て、前記誘電体部材が該接触面に1以上の個数で接触さ
れていることを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項8】請求項1ないし7の何れかの記載におい
て、前記誘電体部材が誘電率8.5 以上の材料で構成さ
れていることを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項9】請求項1ないし8の何れかの記載におい
て、前記誘電体部材が1mm3 以上の体積を有することを
特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項10】請求項1ないし9の何れかの記載におい
て、前記誘電体部材がフェライト,絶縁性セラミック
ス,誘電性セラミックス,圧電性セラミックスの何れか
を主体とする成形体、及び塗布体の少なくとも一方で構
成されていることを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項11】請求項10の記載において、前記誘電体
部材としてのフェライトがニッケル−亜鉛系,マンガン
−亜鉛系,銅−亜鉛系,マンガン−マグネシウム系,銅
−ニッケル−亜鉛系の何れかを主体とする成形体、及び
塗布体の少なくとも一方で構成されていることを特徴と
する内燃機関点火用配電器。 - 【請求項12】請求項10の記載において、前記誘電体
部材としての絶縁性セラミックスがアルミナ,ジルコニ
ア,マグネシアの何れかを主体とする成形体、及び塗布
体の少なくとも一方で構成されていることを特徴とする
内燃機関点火用配電器。 - 【請求項13】請求項10の記載において、前記誘電体
部材としての誘電体セラミックスが酸化タンタル,酸化
チタン,チタン酸バリウム,チタン酸マグネシウム,チ
タン酸カルシウム,チタン酸ストロンチウム,チタン酸
マグネシウム,チタン酸ランタン,チタン酸ビスマス,
チタン酸ジルコニウム鉛,酸化マグネシウムと珪酸の化
合物,酸化マグネシウムと酸化カルシウムと酸化チタン
の化合物,酸化マグネシウムと酸化カルシウムと酸化チ
タンとランタン系酸化物の化合物の何れかを主体とする
成形体、及び塗布体の少なくとも一方で構成されている
ことを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項14】請求項10の記載において、前記誘電体
部材としての圧電性セラミックスがチタン酸鉛,チタン
酸鉛とジルコン酸鉛と酸化鉛の化合物の何れかを主体と
する成形体、及び塗布体の少なくとも一方で構成されて
いることを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項15】請求項1ないし7の何れかの記載におい
て、前記金属部材が銅,黄銅,丹銅,りん青銅,洋白,
ベリリウム銅,アルミニウム青銅,ステンレスの何れか
を主体とする材料で構成されていることを特徴とする内
燃機関点火用配電器。 - 【請求項16】請求項1ないし15の何れかの記載にお
いて、前記誘電体部材が前記金属部材に対して導電性ば
ねを介して接触させるように構成したことを特徴とする
内燃機関点火用配電器。 - 【請求項17】請求項1ないし15の何れかの記載にお
いて、前記誘電体部材が前記金属部材に対してばねやゴ
ム等の弾性体を用いて加圧接触させるように構成したこ
とを特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項18】請求項1ないし17の何れかの記載にお
いて、前記金属部材に対する接続が、金属導体,抵抗
体,インダクタンス体のうちの少なくとも一種を介して
与えられるように構成したことを特徴とする内燃機関点
火用配電器。 - 【請求項19】請求項1ないし18の何れかの記載にお
いて、前記誘電体部材を付加した電極は、配電時に電位
が負極側になるように用いたことを特徴とする内燃機関
点火用配電器。 - 【請求項20】請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
誘電体部材の先端が前記固定電極に接触しない範囲で前
記金属部材の放電作用面より突出するようにしたことを
特徴とする内燃機関点火用配電器。 - 【請求項21】請求項4において、前記回転体の前記誘
電体部を保持した部分が前記金属部材の放電作用面より
突出するように構成したことを特徴とした内燃機関点火
用配電器。 - 【請求項22】請求項1〜21のいずれかにおいて、前
記回転電極を搭載した車輌20万km走行中における該回
転電極の放電電圧が、前記固定電極をアース電位とし、
かつ該固定電極と該回転電極との間隙を1mmとした状態
での放電で8kV以下であることを特徴とした内燃機関点
火用配電器。 - 【請求項23】請求項1〜22のいずれかにおいて、前
記回転電極と前記固定電極間での配電作用時の放電を前
記金属部材と前記誘電体部材との微小面積接触部で生じ
る局部微小放電により誘起させて、該配電作用時の放電
を低放電電圧で行うことを特徴とした内燃機関点火用配
電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16177995A JPH0893614A (ja) | 1994-07-25 | 1995-06-28 | 内燃機関点火用配電器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-172306 | 1994-07-25 | ||
JP17230694 | 1994-07-25 | ||
JP16177995A JPH0893614A (ja) | 1994-07-25 | 1995-06-28 | 内燃機関点火用配電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0893614A true JPH0893614A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=26487782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16177995A Pending JPH0893614A (ja) | 1994-07-25 | 1995-06-28 | 内燃機関点火用配電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0893614A (ja) |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16177995A patent/JPH0893614A/ja active Pending
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