JPH0893287A - 機械的錠前の施解錠装置 - Google Patents

機械的錠前の施解錠装置

Info

Publication number
JPH0893287A
JPH0893287A JP25428294A JP25428294A JPH0893287A JP H0893287 A JPH0893287 A JP H0893287A JP 25428294 A JP25428294 A JP 25428294A JP 25428294 A JP25428294 A JP 25428294A JP H0893287 A JPH0893287 A JP H0893287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
solenoid
dharma
locking piece
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25428294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3619549B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tabata
田端弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP25428294A priority Critical patent/JP3619549B2/ja
Publication of JPH0893287A publication Critical patent/JPH0893287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3619549B2 publication Critical patent/JP3619549B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成する部品点数が少なく、また合鍵のみで
は解錠することができず、さらに、ソレノイドに給電し
なくてもダルマを施錠方向に回転するだけで直ちにロッ
ク状態にすることができる管理タイプの機械的錠前の施
解錠装置を提供すること。 【構成】 施錠方向へ回転すると係合突起爪がロッキン
グ片の被係合部とロック状態に係合するダルマ、このダ
ルマの下方に設けられ、かつ、ダルマが施錠方向へ所定
量回転した際にダルマに突出形成された駆動腕に押し出
されるデッドボルト、一方、ダルマの上方に設けられ、
かつ、一端部が錠ケースに軸支された前記ロッキング片
の他端部に枢支ピンを介して作動杆が連結されたソレノ
イド、このソレノイドに電線を介して接続し、錠ケース
の外部に適宜に設置された制御装置、この制御装置に前
記ロッキング片用のロック解除信号を入力させることが
でき、かつ、前記ソレノイドを通電状態にするためのロ
ック解除信号発生媒体手段とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として保管・管理を
重要視する銀行、研究所などの管理室のドアの錠前に使
用される機械的錠前の施解錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、キー又はサムターンの解錠方向
への回転操作により、ダルマ(デッドボルト用の駆動
体)が回転すると、デッドボルトが錠ケースのフロント
から出没する一般的あるいは機械的な錠前を、そのまま
保管・管理を重要視する銀行、研究所などの管理室のド
アに使用するのは相応しくない。
【0003】それは合鍵さえあれば管理室に誰でも自由
に出入りすることができ、またピッキングによる不正解
錠により、外部から侵入される恐れが十分に存在するか
らである。
【0004】そこで、従来、電気錠と磁気カードシステ
ム、あるいは電気錠とテンキーシステムとの組み合わせ
た管理タイプの施解錠装置がいくつか提案されている。
しかしながら、電気錠と組み合わせた管理タイプの施解
錠装置は、次に列挙するような問題点があった。 構成する部品点数が多い。したがって、たとえば高価
であるため気軽に実施することができず、需要者の要求
に十分に答えることができない。 ソレノイド側からデッドボルトを施錠状態にしておい
ても、合鍵さえあれば機械的にデッドボルトを解錠でき
る。すなわち、キーだけで解錠することができるので、
盗難防止に対してセキュリーテイを十分に確保すること
がてきない。
【0005】そこで、上記及びの問題点を解消する
普通の機械的な錠前と磁気カードシステム、或いは普通
の機械的な錠前とテンキーシステム、或いはまた錠前と
異なる場所に設置された電源スイッチなどを組み合わせ
た管理タイプの機械的錠前の施解錠装置の出現が要望さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、構成する部品点数が少なく、また合
鍵だけではデッドボルトを解錠することができず、さら
に、ソレノイドに給電しなくてもダルマを施錠方向に回
転するだけで直ちにロック状態にすることができる管理
タイプの機械的錠前の施解錠装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の機械的錠前の施
解錠装置は、キー又はサムターンの施錠方向への回転操
作により回転し、係合突起爪がロッキング片の被係合部
とロック状態に係合するダルマと、このダルマの下方に
設けられ、かつ、ダルマが施錠方向へ所定量回転した際
にダルマに突出形成された駆動腕に押し出されるデッド
ボルトと、一方、ダルマの上方に設けられ、かつ、一端
部が錠ケースに軸支された前記ロッキング片の他端部に
枢支ピンを介して作動杆が連結されたソレノイドと、こ
のソレノイドに電線を介して接続し、錠ケースの外部に
適宜に設置された制御装置、この制御装置に前記ロッキ
ング片用のロック解除信号を入力させることができ、か
つ、前記ソレノイドを通電状態にするためのロック解除
信号発生媒体手段とから成る。
【0008】上記構成に於いては、制御装置にはロック
解除信号発生媒体手段が正規のものである時に一定時間
ソレノイドに給電させるタイマー回路が電気的に接続し
ている。
【0009】また本発明の機械的錠前の施解錠装置は、
キー又はサムターンの施錠方向への回転操作により回転
し、係合突起爪がロッキング片の被係合部とロック状態
に係合するダルマ、このダルマの下方に設けられ、か
つ、ダルマが施錠方向へ所定量回転した際にダルマに突
出形成された駆動腕に押し出されるデッドボルト、一
方、ダルマの上方に設けられ、かつ、一端部が錠ケース
に軸支された前記ロッキング片の他端部に枢支ピンを介
して作動杆が連結されたソレノイド、このソレノイドに
電線を介して接続するソレノイド用電源スイッチとから
成る。
【0010】上記構成に於いては、ソレノイド用電源ス
イッチは管理人室ないし屋内に設置され、この管理人室
ないし屋内には送信手段からの送信信号を受信する受信
手段が配備されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】まずソレノイドが通電状態になった後、キー又
はサムターンの解錠方向への回転操作により、ダルマが
反時計方向へと回転すると、デッドボルトは錠ケース内
へと後退動する。この場合ダルマがロッキング片から係
脱した後に、ソレノイドはタイマー回路により通電を断
たれ、その結果、ロッキング片は復帰バネのバネ力によ
り基の位置へと戻る。この時ソレノイドの作動杆も元の
状態へと伸長する。
【0012】次にキー又はサムターンの施錠方向への回
転操作により、ダルマが時計方向へと回転すると、デッ
ドボルトはその作動部材を介して錠ケースのフロント面
から突出する。一方、ダルマの係合突起爪がロッキング
片の被係合部とロック状態に係合する。この場合ロッキ
ング片は回転して来るダルマの係合突起爪に押される
と、復帰バネのバネ力に抗して反時計方向に所定量回転
し、その後ダルマの係合突起爪がロッキング片の被係合
部7に係合する。
【0013】次に錠前を解錠する場合は、ロック解除信
号発生媒体手段を制御装置の挿入口に差し込む。そうす
ると、制御装置はそれが正規のものであるか否か判別
し、判定の結果が「OK」であればタイマー回路が働
き、制御装置側からソレノイドに一定時間電気が供給さ
れる。ソレノイドが通電状態になると、その作動杆は伸
縮し、ロッキング片は復帰バネのバネ力に抗して反時計
方向に回転する。その結果、ダルマの係合突起爪とロッ
キング片の被係合部との係合が解消され、合鍵があれば
ダルマを解錠方向へと回転することが可能になる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を詳細
に説明する。
【0015】図1ないし図6において、1は長箱状の錠
ケースである。この錠ケース1は、主として保管・管理
を重要視する銀行、研究所などの管理室のドアの錠前の
一部を構成し、デッドボルト用の開口を有するフロント
1aが設けられている。2は錠ケース1の上部(図1を
基準にする。)に固定的に設けられ、かつ、複数の電線
3を案内する絶縁性の固定筒である。
【0016】4は図示しないキー又はサムターンの施錠
方向(図1を基準にした場合は時計方向)への回転操作
により回転し、係合突起爪5がロッキング片6の被係合
部7とロック状態に係合するダルマである。
【0017】しかして、このダルマ4は、ロッキング片
6と次に説明するデッドボルトとの所要空間8内に位置
している。ダルマ4は錠ケース1内に固定された軸受け
部材9の環状部9aに形成された嵌合孔に回動自在に嵌
合している。ダルマ4は図3で示すように中央部4aに
任意形状の軸孔10が形成され、その中央部4aの周り
の一側壁には前述した係合突起爪5が形成され、一方、
他側壁には駆動腕11が突出形成されている。なお、1
2は軸受け部材9の環状部9aの上面に突出形成された
ストッパーとしての小突起である。
【0018】15はダルマ4の下方に設けられ、かつ、
ダルマが施錠方向へ所定量回転した際にダルマの駆動腕
11に押し出されるデッドボルトである。デッドボルト
15は錠ケース1内に出没可能に設けられ、内端部側に
作動部材16を有する。この作動部材16の構成は、基
本的には第1バネ17のバネ力に抗してデッドボルト1
5と同方向に移動するスライダー本体18と、このスラ
イダー本体18と交差する方向に第2バネ19のバネ力
に抗して移動するデッドボルト位置規制用の上下動片2
0とから成り、前記スライダー本体18の右側上部には
ダルマの駆動腕11の端部と当接する係合突起18aが
形成されている。そして、前記上下動片20は上下動す
る際にその上下の長孔20aを介し、スライダー本体1
8に設けられた2個のガイド軸21に案内される。
【0019】25はダルマ4の上方に設けられ、かつ、
一端部が錠ケース1に支軸26を介して軸支されたロッ
キング片6の他端部に枢支ピン27を介して作動杆28
が連結されたソレノイドである。
【0020】しかして、前記ロッキング片6は、錠ケー
ス1の略中央部に位置し、図4で示すように一端部に軸
孔30を有する上下の対向板31、32と、これらの上
下の対向板31、32を被係合部(凹所、窓孔など)7
を形成するように連結する複数の連結板34、35とか
ら成り、前記上下の対向板31、32には小さな長孔状
の枢支孔36がそれぞれ形成されている。そして、ロッ
キング片6は、錠ケース1内に適宜に内装された、本実
施例では支軸26に装着された復帰バネ37により常に
ダルマ4の係合突起爪5と係合可能なロック方向に付勢
されていると共に、錠ケース内に固定されたストッパー
ピン38にストッパーされている。なお、前記ストッパ
ーピン38は設計如何によっては必ずしも設ける必要が
なく、またストッパーピン38に代え、軸受部材9の取
り付けベース部9bの上辺部にストッパー壁を突出形成
しても良い。またソレノイド25は支持フレーム29を
介して縦方向に支持されている。
【0021】40はこのソレノイド25に前述した電線
3を介して接続し、錠ケース1の外部、例えば錠前が取
り付けられたドア付近に設置された制御装置である。こ
の制御装置は、入力部、記憶部、判定部、出力部など必
要な電気回路を有する。また実施例如何によっては声
紋、網膜などをチェックするマイクロコンピューターを
有する。
【0022】したがって、制御装置40はある信号が入
ってくると、その信号が受信部を介して記憶部に予め設
定登録されている識別コード(登録内容)と一致するか
否かを判別する機能を有する。
【0023】41はこの制御装置40に前述したロッキ
ング片6用のロック解除信号を入力させ、前述した記憶
部、判定部などを介してソレノイド25を通電状態にす
るためのロック解除信号発生媒体手段である。しかし
て、ロック解除信号発生媒体手段41は、本実施例では
識別化された磁気カードないしIDカードなどの正規の
識別カードが使用されている。したがって、制御装置4
0には正規の識別カード41を挿入することができる差
し込みないし挿入口42が設けられている。
【0024】ところで、ロック解除信号発生媒体手段4
0は、入力手段の一種でもあるから、その入力手段がい
わゆるテンキーの場合は、テンキー入力部が制御装置4
0に接続している。
【0025】43は制御装置40と電気的に接続するタ
イマー回路で、このタイマー回路43は、ロック解除信
号発生媒体手段40が正規のものである時に制御装置4
0を介して一定時間(数秒〜数十秒間)ソレノイド25
に給電させる。ソレノイド25の作動杆28は制御装置
40側から給電されている間は伸縮方向(矢印Cとは反
対方向)に吸着されている。
【0026】上記構成に於いては、図1で示すようにデ
ッドボルト15が錠ケース1のフロント1aへと後退
し、かつ、その後ソレノイド25が非通電状態となった
場合を示している。
【0027】すなわち、キー又はサムターンの解錠方向
(図1の矢印A)への回転操作により、ダルマ4が反時
計方向へと回転すると、ダルマ4の駆動腕11がデッド
ボルト15の作動部材16の係合突起18aと係合して
いるため、デッドボルト15はその作動部材16を介し
て矢印B方向へ後退動する。この場合ダルマ4の係合突
起爪5がロッキング片6の被係合部7から係脱した後
に、ソレノイド25はタイマー回路43により通電を断
たれ、その結果、ロッキング片6は復帰バネ37のバネ
力によりストッパーピン38でストッパーされる位置ま
で支軸26を支点として矢印C方向へ回転し、それと同
時にソレノイド25の作動杆28も元の状態へと伸長す
る。
【0028】次に図5がソレノイド25が非通電状態に
於いて、ダルマ4を時計方向に回転し、デッドボルト1
5を施錠した場合を示している。
【0029】すなわち、キー又はサムターンの施錠方向
への回転操作により、ダルマ4が時計方向へと回転する
と、ダルマ4の駆動腕11がデッドボルト15の作動部
材16のスライダー本体18と係合しているため、デッ
ドボルト15はその作動部材16を介して錠ケース1の
フロント1a面から突出する。一方、ダルマ4の係合突
起爪5がロッキング片6の被係合部7とロック状態に係
合し、ダルマ4はロッキング片6に係止されるが、この
場合ロッキング片6は回転して来るダルマ4の係合突起
爪5に押圧されると、復帰バネ37のバネ力に抗して反
時計方向に所定量回転し、その後ダルマ4の係合突起爪
5がロッキング片6の被係合部7に係合すると、復帰バ
ネ37のバネ力により元の位置へと戻る。その結果、こ
の状態の時にキー又はサムターンによりダルマ4を解錠
方向へ回そうとしても、ダルマ4はロッキング片6によ
り回転を阻止され、デッドボルト15を解錠させること
ができない。
【0030】そこで、今仮にロック解除信号発生媒体手
段41の一例としての正規の識別カード41を制御装置
40の差し込みないし挿入口42に差し込んだとする。
そうすると、制御装置40は識別カード41が正規のも
のであるか否か判別し、判定の結果が「OK」であれば
タイマー回路43が働き、制御装置40側からソレノイ
ド25に数秒〜数十秒間だけ電気が供給される。ソレノ
イド25が通電状態になると、図6で示すように作動杆
28は伸縮し、ロッキング片6は復帰バネ37のバネ力
に抗して反時計方向に回転する。その結果、ダルマ4の
係合突起爪5とロッキング片6の被係合部7との係合が
解消され、さらに合鍵があればダルマ4を解錠方向へと
回転することが可能になる。そして、概してデッドボル
ト15が解錠状態になった頃にタイマー回路43により
ソレノイド25への給電が断たれる。
【0031】
【異なる実施例】次に図7に示す本発明の異なる実施例
につき説明する。なお、この実施例にあたって前記本発
明の実施例と同一の部分には同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0032】図7の第2実施例に於いて、前記実施例と
主に異なる点は、正規のロック解除信号発生媒体手段を
用いない点である。
【0033】まずセキュリテイを確保する意味では、必
ずしも正規のロック解除信号発生媒体手段(テンキー、
IDカードなど)を用いなくても、管理室ないし屋内に
当該人物の入室を許可するか否かを錠前が設けられたド
アを基準にして他の場所から確認できれば本発明の構成
としては十分である。
【0034】次に人又は物(電気的装置)が当該人物を
管理室ないし屋内に入れても良いと判断した場合に、ダ
ルマのロック状態を解消させるためにロッキング片と連
結するソレノイドに給電できればそれで十分である。
【0035】そこで、かような観点から第2実施例で
は、ソレノイド25Aに電線3Aを介してソレノイド用
電源スイッチ50を接続してある。しかして、電源スイ
ッチ50は、錠前が設けられたドア以外の管理人室ない
し屋内(錠前が設けられたドアを有する管理室も含
む。)51に設置され、この管理人室ないし屋内には送
信手段52からの有線又は無線の送信信号53を受信す
る受信手段54が配備されている。
【0036】この場合送信手段は、厳密に解釈せず、例
えば送信機(無線)、電話機(有線、無線を問わな
い)、インターホーンの話し手側の器機、監視用ビデオ
カメラなどである。一方受信手段は前記送信機に対応す
る受信機(無線)、電話機(有線、無線を問わない)、
インターホーンの聞き手側の器機、監視用ビデオカメラ
と電気的に接続するモニターテレビなどである。そし
て、近年はコンピューター時代であることから、当然に
声紋、網膜などをチェックするマイクロコンピューター
も含まれる。なお、55は電源である。
【0037】上記構成に於いては、例えば送信手段52
から受信手段54へと送信信号53が送られてきたなら
ば、管理人室の管理人ないし屋内にいる人は、当該人物
を部屋に入れるべきか否かを判断する。この場合制御装
置が声紋などをチェックするマイクロコンピューターを
有している実施例に於いては、自動的にその判断がなさ
れる。そして、「入室OK」ならば電源スイッチ50を
「ON」にする。そうすると、電源55から電線3Aを
介してソレノイド25Aに電気が供給され、その作動杆
28Aが伸縮し、ロッキング片6Aが矢印Cとは逆方向
(反時計方向)に回転する。その結果、合鍵でダルマ4
Aを矢印Aの解錠方向に回転することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)中央部4aの周りの一側壁に係合突起爪5が形成
され、一方、その他側壁には駆動腕11が突出形成され
ているダルマ4を、ロッキング片6とデッドボルト15
とにそれぞれ関わり合うように所要空間8内に設けたの
で、構成部品点数を少なくすることができる。したがつ
て、錠前を安価に製作することができ、容易に実施化を
図ることができる。 (2)合鍵があっても又はピッキングによる不正解錠を
しようとしても正規のロック解除信号発生媒体手段を用
いない限り、又は電源スイッチによりソレノイドに電気
が供給されない限り、錠前を解錠することができない。
したがって、保管・管理を重要視する銀行、研究所など
の管理室のドアに使用し、セキュリテイ効果を十分に期
待することができる。 (3)ダルマ4は、キー又はサムターンの施錠方向への
回転操作により回転し、その係合突起爪5がロッキング
片6の被係合部7とロック状態に係合するので、ダルマ
4の施錠状態を保つためにソレノイド25に電気を常に
供給しなくても良い。したがって、節電となる。 (4)上記の場合ソレノイド25に給電しなくてもダル
マを施錠方向に回転するだけで直ちにロック状態にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図6は本発明の一実施例の各説明図。
【図1】解錠状態に於ける概略説明図。
【図2】図1に於ける要部の拡大図。
【図3】要部(主としてダルマ)の概略説明図。
【図4】要部(主としてロッキング片)の概略説明図。
【図5】施錠状態に於ける概略説明図。
【図6】ソレノイドが通電状態になり、ダルマがロッキ
ング片から外れた状態の概略説明図。
【図7】本発明の異なる実施例を示す解錠状態に於ける
概略説明図。
【符号の説明】
1…錠ケース、1a…フロント、4、4A…ダルマ、5
…係合突起爪、6、6A…ロッキング片、7…被係合
部、8…所要空間、9…軸受け部材、10…軸孔、11
…駆動腕、15…デッドボルト、16…作動部材、18
…スライダー本体、20…上下動片、25、25A…ソ
レノイド、26…支軸、27…枢支ピン、28…作動
杆、37…復帰バネ、38…ストッパーピン、40…制
御装置、41…ロック解除信号発生手段、43…タイマ
ー回路、50…電源スイッチ、51…管理人室〜屋内、
52…送信手段、54…受信手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー又はサムターンの施錠方向への回転
    操作により回転し、係合突起爪がロッキング片の被係合
    部とロック状態に係合するダルマ、このダルマの下方に
    設けられ、かつ、ダルマが施錠方向へ所定量回転した際
    にダルマに突出形成された駆動腕に押し出されるデッド
    ボルト、一方、ダルマの上方に設けられ、かつ、一端部
    が錠ケースに軸支された前記ロッキング片の他端部に枢
    支ピンを介して作動杆が連結されたソレノイド、このソ
    レノイドに電線を介して接続し、錠ケースの外部に適宜
    に設置された制御装置、この制御装置に前記ロッキング
    片用のロック解除信号を入力させることができ、かつ、
    前記ソレノイドを通電状態にするためのロック解除信号
    発生媒体手段とから成る機械的錠前の施解錠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、ロッキング片6は錠
    ケース1内に内装された復帰バネにより常にダルマの係
    合突起爪と係合可能なロック方向に付勢されていると共
    に、錠ケース内に固定されたストッパーピンにストッパ
    ーされていることを特徴とする機械的錠前の施解錠装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、制御装置にはロック
    解除信号発生媒体手段が正規のものである時に一定時間
    ソレノイドに給電させるタイマー回路が電気的に接続し
    ていることを特徴とする機械的錠前の施解錠装置。
  4. 【請求項4】 キー又はサムターンの施錠方向への回転
    操作により回転し、係合突起爪がロッキング片の被係合
    部とロック状態に係合するダルマ、このダルマの下方に
    設けられ、かつ、ダルマが施錠方向へ所定量回転した際
    にダルマに突出形成された駆動腕に押し出されるデッド
    ボルト、一方、ダルマの上方に設けられ、かつ、一端部
    が錠ケースに軸支された前記ロッキング片の他端部に枢
    支ピンを介して作動杆が連結されたソレノイド、このソ
    レノイドに電線を介して接続するソレノイド用電源スイ
    ッチとから成る機械的錠前の施解錠装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に於いて、ソレノイド用電源ス
    イッチは管理人室ないし屋内に設置され、この管理人室
    ないし屋内には送信手段からの送信信号を受信する受信
    手段が配備されていることを特徴とする機械的錠前の施
    解錠装置。
JP25428294A 1994-09-22 1994-09-22 機械的錠前の施解錠装置 Expired - Fee Related JP3619549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25428294A JP3619549B2 (ja) 1994-09-22 1994-09-22 機械的錠前の施解錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25428294A JP3619549B2 (ja) 1994-09-22 1994-09-22 機械的錠前の施解錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0893287A true JPH0893287A (ja) 1996-04-09
JP3619549B2 JP3619549B2 (ja) 2005-02-09

Family

ID=17262808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25428294A Expired - Fee Related JP3619549B2 (ja) 1994-09-22 1994-09-22 機械的錠前の施解錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3619549B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004082444A1 (en) * 2003-03-17 2004-09-30 Telezygology Inc Closure for a compartment
JP2006328825A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kokuyo Furniture Co Ltd 施解錠装置及び収納装置
JP2007309057A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 錠前装置および施解錠方法
JP2008174905A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Okamura Corp 収納庫の施解錠装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004082444A1 (en) * 2003-03-17 2004-09-30 Telezygology Inc Closure for a compartment
US7878389B2 (en) 2003-03-17 2011-02-01 Telezygology Inc. Closure for a compartment
JP2006328825A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Kokuyo Furniture Co Ltd 施解錠装置及び収納装置
JP4692992B2 (ja) * 2005-05-26 2011-06-01 コクヨ株式会社 収納装置
JP2007309057A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 錠前装置および施解錠方法
JP2008174905A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Okamura Corp 収納庫の施解錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3619549B2 (ja) 2005-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5988708A (en) Electromagnetically managed latching exit bar
US5850753A (en) Code-operated catch mechanism for hotel room door
US5608298A (en) Privacy protection for electronic lock system
US3890608A (en) Door monitoring and controlling device for a security system
US3444546A (en) Protection system
GB2494229A (en) A fastening device with remote monitoring
KR101026241B1 (ko) 범죄예방을 위한 홈네트워크 연동형 가구 일체형 서랍식금고 및 이의 운용방법
CN109594858A (zh) 一种智能监控防盗门锁的开锁监控方法
JP4946244B2 (ja) 開閉扉の施解錠装置
WO2010046677A1 (en) Door or window security system for mounting at a door or window frame
WO2001086097A2 (en) Wireless electromechanical lock
GB2278394A (en) Electrically operated door lock
EP1888864A1 (en) Lock assembly
US3877266A (en) Two-key locking system
JPH0893287A (ja) 機械的錠前の施解錠装置
WO2002077400A2 (en) Improvements relating to security of, and strategies for exiting, lockable enclosures
JP2020059996A (ja) 電気錠制御システム
US3174003A (en) Lock alarm switch with keyway adapted to receive two keys of different lengths
US3968483A (en) Burglar and fire alarm system
KR200407876Y1 (ko) 전자식 도어록의 잠금장치
JP2009144422A (ja) 電気錠システム及び建物
KR101958314B1 (ko) 패닉 기능을 구비한 출입문 제어 장치
KR100734030B1 (ko) 전자식 도어록의 잠금장치
US738824A (en) Electric lock.
JP4253769B2 (ja) 自己保持機能を持つシステムスイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Effective date: 20040729

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20041109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20041115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees