JPH089284A - テレビジヨン表示方法 - Google Patents

テレビジヨン表示方法

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JPH089284A
JPH089284A JP6158142A JP15814294A JPH089284A JP H089284 A JPH089284 A JP H089284A JP 6158142 A JP6158142 A JP 6158142A JP 15814294 A JP15814294 A JP 15814294A JP H089284 A JPH089284 A JP H089284A
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勝治 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、4:3のアスペクト比を有する映像
の上及び又は下に無画部が配されると共に、中央部分に
横長の映像部が配され、無画部又は映像部に字幕が配さ
れたレターボツクス形式の映像信号を、16:9のアスペ
クト比を有する表示画面に表示するテレビジヨン表示方
法において、字幕を簡易かつ最適に表示する。 【構成】レターボツクス形式の映像信号を上下左右に拡
大して、無画部を表示画面中の有効画面外に配し、映像
部を表示画面の有効画面一杯に表示すると共に、表示画
面中の任意の場所に移動可能に表示される子画面にレタ
ーボツクス形式の映像信号を映出して字幕を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図17) 発明が解決しようとする課題(図17〜図23) 課題を解決するための手段(図10) 作用(図10) 実施例(図1〜図16) (1)ワイドテレビジヨンの画面表示(図1〜図6) (2)テレビジヨン受像機の構成(図7〜図15) (3)他の実施例(図16) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジヨン表示方法に
関し、特に16:9のアスペクト比を有する表示画面に字
幕付きのいわゆるレターボツクス形式の映像信号を表示
する場合に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、16:9のアスペクト比の横長の画
面を有するテレビジヨン受像機として、ワイドテレビジ
ヨン装置やハイビジヨンテレビが提案されている。そし
てこの16:9のアスペクト比の画面を有するテレビジヨ
ン受像機、いわゆるワイドテレビジヨンで、4:3のア
スペクト比の映像を拡大して表示する場合には、4:3
のアスペクト比の映像の上部又は下部がカツトされる。
【0004】また通常の4:3のアスペクト比の映像と
して、ビスタサイズやシネスコサイズと呼ばれるレター
ボツクス形式の映像信号があり、放送やパツケージソフ
トとして用いられている。このレターボツクス形式の映
像信号では、図17に示すように、4:3映像の上下に
無画部が作られ、中央にだけ横長の映像部が入れられて
いる。これにより映画ソフトを左右カツトせずに、ノー
トリミングで観ることができる。従つてこのレターボツ
クス形式の映像信号の映像部のアスペクト比は16:9に
近く、ワイドテレビでは映像信号を上下左右に拡大する
いわゆるズームモードで、このような映画ソフトを画面
一杯に表示することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがレターボツク
ス形式の映像信号として、無画部に字幕が配置されてい
るものがあり、この場合上述のようにズームモードで映
像信号を画面一杯に表示しようとすると、図18に示す
ように、無画部の字幕が有効画面の外に出てしまう問題
がある。
【0006】このような問題を解決する方法として、画
面を上方向にスクロールさせたり、スーパーインポーズ
によつて字幕移動させる方法がある。このうち画面を上
方向にスクロールさせる字幕表示方法では、図19に示
すように、字幕が有効画面内に現れるまで映像部を上に
移動させる。ところがこのように映像部を上方向に移動
させると字幕が現れた分画面の上部が欠けてしまう問題
がある。
【0007】また字幕を移動させる字幕表示方法は、図
20に示すように、ユーザが設定する画面下部の字幕の
エリアより、ある設定された輝度レベルを越える情報を
抜き取り、元の画面に中に移動させてスーパーインポー
ズする。ところがユーザの設定は、一般に以下の手順に
沿つて実行する必要があり容易ではない。すなわちま
ず、字幕移動の設定モードに入ると、画面上には図21
に示すように線ABが現れ、それを上下させて字幕を抜
き取る範囲を設定する。次に図22に示すように、画面
上の線CDを上下することにより、抜き取つた字幕のエ
リアをスーパーインポーズする上端を設定する。
【0008】さらに図23に示すように、字幕の1行目
が映像の中に入つているものがある。このとき上述した
設定のように線EFで字幕の上限を設定すると、字幕以
外に映像信号の輝度の高い部分が抜きとられ、それをス
ーパーインポーズすると元の画を隠して映像を見ずらく
したり、また文字と背景の境が分からなくなり、いずれ
の場合も実用上未だ不十分であつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、16:9のアスペクト比を有する表示画面に字幕付き
のレターボツクス形式の映像信号を表示する際、字幕を
簡易かつ最適に表示し得るテレビジヨン表示方法を提案
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、4:3のアスペクト比を有する映
像の上及び又は下に無画部が配されると共に、中央部分
に横長の映像部が配され、無画部又は映像部に字幕が配
されたレターボツクス形式の映像信号を、16:9のアス
ペクト比を有する表示画面に表示するテレビジヨン表示
方法において、レターボツクス形式の映像信号を上下左
右に拡大して、無画部を表示画面中の有効画面外に配
し、映像部を表示画面の有効画面一杯に表示すると共
に、表示画面中の任意の場所に移動可能に表示される子
画面にレターボツクス形式の映像信号を映出して字幕を
表示するようにした。
【0011】
【作用】レターボツクス形式の映像信号を上下左右に拡
大して、無画部を表示画面中の有効画面外に配し、映像
部を表示画面の有効画面一杯に表示すると共に、表示画
面中の任意の場所に移動可能に表示される子画面にレタ
ーボツクス形式の映像信号を映出して字幕を表示するよ
うにしたことにより、字幕を最適に表示し得る。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】(1)ワイドテレビジヨンの画面表示 この実施例におけるワイドテレビジヨンの画面表示は、
16:9のアスペクト比を有する陰極線管(CRT)を用
いたNTSC方式のテレビジヨン受像機に適用する。た
だし、ハイビジヨン用として16:9のアスペクト比を有
するCRTを用いたテレビジヨン受像機でNTSC方式
の映像信号を表示するときも同様である。このワイドテ
レビジヨンの表示モードとして、一般にノーマルモー
ド、フルモード(ワイドモード)及びズームモードの3
つがある。
【0014】実際上4:3のCRTで、図1に示すよう
に表示される映像信号を各モードで表示すると、まずノ
ーマルモードでは、図2に示すように16:9のCRTの
左右を縮めて使用し、中央に4:3のCRTと同様の画
像が表示される。またフルモード(ワイドモード)で
は、図3に示すように16:9のCRTに映像信号の全て
を表示するため図2の画像に比較して横長な画像にな
る。さらにズームモードでは、図4に示すように映像信
号の上下をカツトして16:9のCRTいつぱいに表示す
る。このとき画像の縦横の比率は、図1の場合と同様に
4:3となる。
【0015】このワイドテレビジヨンの画面表示では、
上述した3つの表示モードに加えて、ピクチヤインピク
チヤ機能(PinP)として、図5に示すように、親画面
の画面表示中に子画面を表示し得るようになされてお
り、主に親画面と異なる映像を小さくして親画面内に挿
入する。またこの子画面は、図6に示すように、親画面
の四隅を移動したり、サイズを変えたりし得るようにな
されている。
【0016】この実施例のワイドテレビジヨンの画面表
示では、図17について上述したような字幕付きのレタ
ーボツクス形式の映像信号を、図4について上述したズ
ームモードで表示して、レターボツクス形式の映像部を
CRTの有効画面内いつぱいに表示すると共に、子画面
に親画面と同じ映像を表示すると共にサイズを変えるこ
とにより、レターボツクス形式の字幕部を子画面中に表
示する。
【0017】(2)テレビジヨン受像機の構成 ここで図7に示すように、ピクチヤインピクチヤ機能を
実現するテレビジヨン受像機1においては、親画面用の
映像信号と子画面用の映像信号を各別に処理するように
なされ、例えばアンテナ2で受信されたテレビジヨン放
送波が地上波チユーナ3で選局され、この結果得られる
映像信号が入力切換回路4に入力される。同様にパラボ
ラアンテナ5で受信された衛星テレビジヨン放送波又は
通信波がBS/CSチユーナ6で選局され、この結果得
られる映像信号が入力切換回路4に入力される。
【0018】切換回路4には、地上波チユーナ3及びB
S/CSチユーナ6から入力される映像信号に加えて、
例えば3系統の外部入力7が入力されている。この切換
回路4には、上述した合計5系統の映像信号をシステム
コントロール19の指定に応じて、各別に選択する2つ
の切換スイツチSW1及びSW2を有し、この切換スイ
ツチSW1及びSW2を通じてそれぞれ親画面用の映像
信号及び子画面用の映像信号が出力される。
【0019】このうち親画面用の映像信号は、Y/C分
離回路8に入力され、この結果得られる輝度信号Y及び
クロマ信号Cが、それぞれ親画面・Y−クロマ・偏向処
理回路9のY処理回路10、クロマ処理回路11に入力
される。Y処理回路10は入力される輝度信号Yについ
て、図2〜図4で上述したワイドテレビジヨン特有の画
面表示として例えばアスペクト変換等の処理を施す。こ
の結果得られる輝度信号Yが、子画面挿入用の切換信号
BLKで切換制御される切換回路12Aの第1入力端を
通じて、その出力端よりマトリクス回路13に送出され
る。
【0020】クロマ処理回路11は、入力されるクロマ
信号Cより色差信号R−Y、B−Yを得る。これに加え
てこのクロマ処理回路11ではこの色差信号R−Y、B
−YについてY処理回路10と同様にアスペクト変換等
の処理を施す。この結果得られる色差信号R−Y、B−
Yが、それぞれ子画面挿入用の切換信号BLKで切換制
御される切換回路12B及び12Cの第1入力端を通じ
て、その出力端よりマトリクス回路13に送出される。
マトリクス回路13は入力される輝度信号Y、色差信号
R−Y、B−Yより、3色の色信号R、G、Bを生成
し、この色信号R、G、BをCRTドライブ回路14を
通じてCRT15に送出する。
【0021】またY/C分離回路8より送出される輝度
信号Yは、親画面・Y−クロマ・偏向処理回路9におい
て偏向処理回路16にも入力される。偏向処理回路16
は輝度信号Yより同期信号を分離し、この同期信号に基
づいてアスペクト変換等の処理に応じた垂直パルスVP
を子画面処理回路17に送出すると共に、垂直ドライブ
信号VDR、水平ドライブ信号HDRを偏向出力回路18に
入力する。偏向出力回路18は入力される垂直ドライブ
信号VDR、水平ドライブ信号HDRに応じてCRT15の
垂直ヨークVDY及び水平ヨークHDYを駆動すると共
に、実際の駆動に応じた水平パルスHP を、それぞれ偏
向処理回路16及び子画面処理回路17に送出する。
【0022】さらに親画面・Y−クロマ・偏向処理回路
9の切換回路12A、12B、12Cの切換回路12
A、12B、12Cの第2入力端には、それぞれ子画面
処理回路17より出力される子画面用の輝度信号YO
び色差信号R−YO 、B−YOが入力され、同様に子画
面処理回路17より送出される子画面挿入用の切換信号
BLKに応じて切換制御される。
【0023】ここで子画面処理回路17は、図8に示す
ように構成されており、子画面用の映像信号がY−クロ
マデコーダ20に入力される。Y−クロマデコーダ20
は、入力される映像信号より輝度信号Y及び色差信号R
−Y、B−Yを生成して、それぞれアナログデイジタル
(A/D)コンバータ21に送出すると共に、子画面用
の垂直パルスVPS、水平パルスHPSを抜き出し、これを
コントローラ22に送出する。
【0024】アナログデイジタルコンバータ21は輝度
信号Y及び色差信号R−Y、B−Yを例えば6ビツトの
デイジタルデータに変換し、この結果得られる輝度デー
タY0 〜Y5 、色差データR−Y0 〜R−Y5 、B−Y
0 〜B−Y5 が、フイルタ23を通じてメモリ24で読
み込まれる。メモリ24に読み込まれた輝度データY0
〜Y5 、色差データR−Y0 〜R−Y5 、B−Y0 〜B
−Y5 は、コントローラ22の制御によつて読み出しの
際に画面軸上の変換が施され、デイジタルアナログ(D
/A)コンバータ25でアナログ信号に変換されて、子
画面用の輝度信号YO 、色差信号R−YO 、B−YO
して、上述した切換回路12A、12B及び12Cにそ
れぞれ出力される。
【0025】アナログデイジタルコンバータ21、フイ
ルタ23及びメモリ24は、親画面の垂直パルスVP
水平パルスHP を基に子画面のサイズや位置によつてコ
ントロールされる。またコントローラ22は親画面に子
画面を挿入するための切換信号BLKを作成する。この
切換信号BLKにより所定のタイミングで親画面の輝度
信号Y、色差信号R−Y、B−Yと子画面の輝度信号Y
O 、色差信号R−YO、B−YO が切り換えられて挿入
され、これにより親画面中に子画面を表示し得るように
なされている。
【0026】ここでこの実施例のテレビジヨン受像機1
においては、字幕付きのレターボツクス形式の映像信号
について、親画面にズームモードで表示してレターボツ
クス形式の映像部をCRTの有効画面内一杯に表示する
と共に、子画面処理回路17に親画面と同じ映像信号を
入力して表示する。このとき子画面のサイズを変えて、
レターボツクス形式の字幕部のみを表示する。このサイ
ズの設定は子画面挿入用の切換信号BLKがHレベルと
なる範囲、すなわち子画面が挿入される範囲の上限を下
げることによつて実現する。
【0027】通常の子画面を右下の位置に表示するとき
は、図9に示すように、線A0 、B0 、C0 、D0 で囲
まれた範囲で、切換信号BLKがHレベルとなり、そこ
に子画面が挿入される。字幕モードでは図10に示すよ
うに、線A1 −B1 をユーザが上下に移動することで、
切換信号BLKがHレベルとなる範囲を設定する。実際
上子画面処理回路17においては、図8中のコントロー
ラ22から出力される切換信号BLKをBLK制御回路
を通じて送出し、システムコントローラからの指示によ
り切換信号BLKの出始めるラインを変更制御し得るよ
うになされている。
【0028】すなわち図11のBLK制御回路はデイジ
タル回路でなり、ナンドゲートG9及びG10でセツトリ
セツトフリツプフロツプ(SRFF)が構成されてい
る。またカウンタ30は入力される切換信号BLKIN
カウントする。このカウンタ30とセツトリセツトフリ
ツプフロツプG9 及びG10は、垂直パルスVP によつて
リセツトされる。デイジタル値A0 〜A5 は、システム
コントローラより子画面表示の上部を削るライン数とし
て設定入力されたものである。
【0029】デイジタル値A0 〜A5 とカウント出力値
0 〜B5 が一致したとき、イクスクルーシブオアゲー
トG1 〜G6 の出力は全てLレベルとなる。従つて入力
される切換信号BLKINがHレベルで、かつデイジタル
値A0 〜A5 とカウント出力値B0 〜B5 が一致したと
きにオアゲートG7 の出力はLレベルとなり、セツトリ
セツトフリツプフロツプG9 及びG10はセツトされ、ア
ンドゲートG10の出力はHレベルとなる。従つてアンド
ゲートG8 により、それ以後の切換信号BLK INが有効
となり、切換信号BLKOUT として出力される。
【0030】このBLK制御回路では、システムコント
ローラより入力されるデイジタル値が6ビツトで構成さ
れているので、64ライン分のコントロールができる。こ
のようにして子画面挿入用の切換信号BLKがHレベル
となる範囲、すなわち子画面が挿入される範囲の上限
を、システムコントローラの操作によつて下げ、これに
より子画面のサイズを変えてレターボツクス形式の字幕
部のみを子画面表示し得るようになされている。
【0031】またこの実施例の子画面処理回路17にお
いては、必要に応じてY−クロマデコーダ20より出力
される色差信号R−Y、B−YのAC成分を、強制的に
0に設定し得るようになされている。これにより親画面
中の子画面を白黒表示に選定し、字幕部に適した子画面
表示し得るようになされている。
【0032】さらにこれに加えてこの実施例の子画面処
理回路17においては、上述のように字幕部を白黒表示
する際に輝度信号Yの入出力特性を、図12に示すよう
にデイジタルデータの50〔%〕で折り曲げるように非線
形に制御する。これにより、字幕部が映像部に含まれた
場合でも、背景となる画像の暗い部分をさらに黒くし
て、字幕との区別を明瞭にし、一段と字幕部に適した子
画面表示し得るようになさする。
【0033】実際上この非線形な入力出力特性を実現す
るためには、例えば子画面処理回路17において、メモ
リ24から読み出した輝度データY0 〜Y5 を、図13
に示すような入出力制御回路を通じて、デイジタルアナ
ログコンバータ25に入力する。この入出力制御回路に
おいて、ビツトY5 は輝度データのMSB(most signi
ficant bits )であり、そのまま出力されると共にオア
ゲートG16に入力される。また輝度データの下位5ビツ
トY0 〜Y4 がアンドゲートG11〜G15を通じて出力さ
れる。
【0034】これにより、オアゲートG16に入力される
制御信号A2 がHレベルで、かつ輝度データY0 〜Y5
のMSBがHレベルのとき、それ以下のビツトY0 〜Y
4 が有効となる。従つて輝度データY0 〜Y5 のMSB
がLレベルのとき(図12中、直線A3 C3 の区間)、
出力は黒レベルを維持し、逆に輝度データのMSBがH
レベルのとき(図12中、直線C3 D3 の区間)、出力
はリニアになる。なお制御信号A2 は、入出力特性を線
形にするか折れ線でなる非線形にするかの切換信号であ
り、制御信号A2 がLレベルのとき、輝度データY0
5 がそのまま出力される。また入出力特性として、ゲ
ートの組み合わせによつて50〔%〕以外で折り曲げるよ
うにできる。
【0035】またこの実施例の子画面処理回路17にお
いては、字幕付きのレターボツクス形式の映像信号を子
画面に表示する際に、表示子画面内の輝度があるレベル
越える画素があつたことを検出して、枠内に字幕の有無
を判断し子画面を瞬時にオンオフさせるようになされ、
これにより字幕がある場合のみ、子画面内に字幕を表示
し得るようになされている。
【0036】この場合図11について、上述したBLK
制御回路から出力される切換信号BLKをさらに制御す
るもので、BLK制御回路の切換信号BLKOUT が入力
切換信号BLKINとして字幕検出信号と共にアンドゲー
トG21に入力される。ここで字幕検出信号としては、例
えばメモリ24から読み出した輝度データY0 〜Y5
MSBを用い、輝度信号Yが50〔%〕以上のレベルのと
き字幕があると検出し得るようになされている。
【0037】ここで内ゲートG22及びG23はセツトリセ
ツトフリツプフロツプ(SRFF)を構成するもので、
Dフリツプフロツプ31は、垂直パルスVP の立上りで
入力A4 の状態を保持して出力B4 として送出する。セ
ツトリセツトフリツプフロツプG22及びG23は、垂直パ
ルスVP によつてリセツトされる。入力される切換信号
BLKINがHレベルになり、かつ字幕検出信号がHレベ
ルになつたとき、すなわち子画面表示内に字幕があると
き、セツトリセツトフリツプフロツプG22及びG23はセ
ツトされDフリツプフロツプ31の入力A4 はHレベル
となる。
【0038】また子画面表示内に字幕がなければ、垂直
パルスVP の立ち上りのときDフリツプフロツプ31の
入力A4 はLレベルで出力B4 はLレベルとなり、この
結果アンドゲートG24より出力される切換信号BLK
OUT もLレベルとなり、子画面は挿入されない。逆に子
画面表示内に字幕があるとDフリツプフロツプ31の入
力A4 はHレベルとなり垂直パルスVP の立上りでDフ
リツプフロツプ31の出力B4 はHレベルとなり、アン
ドゲートG24より出力される切換信号BLKOUTによつ
て有効な子画面が表示される。なおこの字幕制御回路で
はDフリツプフロツプ31を用いたが、アナログ回路の
ピークホールドで垂直期間の適当な時定数を持たせるよ
うにしても良い。
【0039】またこの実施例の場合、図15に示すよう
に、字幕の一部が親画面の映像部中に入つているような
画像の場合、子画面表示で字幕として抜き取つたエリア
に相当する分を親画面中の映像部中から消すことで映像
だけを楽しむことができるようになされている。例えば
字幕モードで本来の子画面の上側をmライン削つて表示
したとき、子画面のサイズが親画面の1/nであれば、
親画面の垂直パルスVP を基準にn×mライン以後、切
換信号BLKをHレベルにしたままにする。このとき、
子画面表示用の輝度信号YO 、R−YO 、B−YO は、
所定の直流レベルに設定する。
【0040】以上の構成によれば、レターボツクス形式
の映像信号を上下左右に拡大して、無画部を表示画面中
の有効画面外に配し、映像部を表示画面の有効画面一杯
に表示すると共に、表示画面中の任意の場所に移動可能
に表示される子画面にレターボツクス形式の映像信号を
映出して字幕を表示するようにしたことにより、字幕を
簡易かつ最適に表示し得る。
【0041】さらに以上の構成によれば、映像の内に字
幕があるとき字幕モードの子画面を白黒表示するように
したことにより、字幕を判別しやすい字幕表示を実現で
きる。また字幕の輝度が高いことを利用して、字幕を残
し背景の暗い部分を黒くなるようにしたことにより、一
段と判別が明瞭になる字幕表示を実現できる。
【0042】さらにまた以上の構成によれば、字幕付き
レターボツクスの映像でも字幕が出てないときは字幕表
示の必要がなく、親画面への挿入を必要最低限とするこ
とができる。また字幕の一部が映像の画面の中に入つて
くる場合、子画面で抜き取つたエリアに相当する分を親
画面から消すことで映像だけを楽しむことができ、ユー
ザの使い勝手を向上し得る。
【0043】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、親画面の輝度信号Y及び
色差信号R−Y、B−Yと子画面の輝度信号Y及び色差
信号R−Y、B−Yとを、子画面挿入用の切換信号BL
Kのタイミングで切り換えて、ピクチヤインピクチヤ機
能を実現した場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、親画面のRGB信号と子画面のRGB信号を切り
換えるようにしても、上述の実施例と同様の効果を実現
できる。因にこの場合、マトリクス回路の後段に親画面
及び子画面切換用のスイツチ回路を挿入すれば良い。
【0044】また上述の実施例においては、挿入する子
画面の範囲を制御するBLK制御回路をデイジタル回路
で実現した場合について述べたが、プリセツトカウンタ
を用いるようにしても良く、さらにこれに代え、アナロ
グ回路で実現するようにしても良い。この場合、図16
に示すように、BLK制御回路においては、トランジス
タQ0 に切換信号BLKが入力される。
【0045】トランジスタQ1 、コンデンサC1 は切換
信号BLKのピークホールド回路で、コンデンサC1
び抵抗R1 で決定される任意の時定数で、垂直周期中の
切換信号BLKの存在する範囲を取り出す。トランジス
タQ2 及びQ3 、抵抗R2 、R3 、R4 、コンデンサC
2 はノコギリ波発生回路であり、トランジスタQ2 は、
コンデンサC2 の放電用でノコギリ波をリセツトする。
【0046】トランジスタQ4 、Q5 はコンパレータ
で、トランジスタQ5 のベースに与えられるシステムコ
ントローラから設定入力されたアナログ出力電圧よりト
ランジスタQ4 のベースの電圧が高くなつたときに、ト
ランジスタQ6 がオフする。今トランジスタQ0 のベー
スの切換信号BLKが入りだすと、コンデンサC1 には
切換信号BLKがピツクホールドされ、トランジスタQ
2 によりリセツトが解除される。
【0047】そしてコンデンサC2 にランプ波形が発生
する。コンデンサC2 の電圧がシステムコントローラか
らの電圧を越えると、トランジスタQ6 がオフしてトラ
ンジスタQ7 のエミツタに切換信号BLKが有効となつ
て出力される。従つてシステムコントローラからの電圧
を制御することによつて、切換信号BLKを有効とする
初めのラインを決めることができる。
【0048】また上述の実施例においては、Y−クロマ
デコーダより出力される色差信号のAC成分を0にし
て、子画面を白黒表示した場合について述べたが、これ
に代え、色差信号のデイジタルデータラインにゲートを
入れて強制的にセンタ値にするようにしても良い。この
場合、ゲートを挿入する場所はA/Dコンバータの後で
もD/Aコンバータの前でも良く、このようにすれば、
上述の実施例と同様の効果を実現できる。
【0049】また上述の実施例においては、字幕の有無
を検出するために輝度データY0 〜Y5 のMSBを用
い、輝度信号Yが50〔%〕以上のレベルのとき字幕があ
ると検出した場合について述べたが、50〔%〕に限らず
輝度信号Yが所定のレベル以上のとき字幕があると判断
するようにしても良い。この場合もアンドゲートの組み
合わせや、アナログに変換された輝度信号をコンパレー
タによつて検出するようにすれば良く、いずれも子画面
の枠の信号が無ければ上述の実施例と同様の効果を実現
できる。
【0050】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、レターボ
ツクス形式の映像信号を上下左右に拡大して、無画部を
表示画面中の有効画面外に配し、映像部を表示画面の有
効画面一杯に表示すると共に、表示画面中の任意の場所
に移動可能に表示される子画面にレターボツクス形式の
映像信号を映出して字幕を表示するようにしたことによ
り、字幕を簡易かつ最適に表示し得るテレビジヨン表示
方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるワイドテレビジヨンの表示画面の
前提として4:3の表示画面を示す略線図である。
【図2】ワイドテレビジヨンとしてノーマルモードでの
16:9の表示画面を示す略線図である。
【図3】ワイドテレビジヨンとしてフルモードでの16:
9の表示画面を示す略線図である。
【図4】ワイドテレビジヨンとしてズームモードでの1
6:9の表示画面を示す略線図である。
【図5】ピクチヤインピクチヤ機能(PinP)の表示画
面を示す略線図である。
【図6】ピクチヤインピクチヤ機能(PinP)の表示画
面中で子画面の移動を示す略線図である。
【図7】本発明によるテレビジヨン表示方法を実現する
テレビジヨン受像機を示すブロツク図である。
【図8】テレビジヨン受像機中の子画面処理回路を示す
ブロツク図である。
【図9】子画面のサイズ設定の説明に供する略線図であ
る。
【図10】本発明によるテレビジヨン表示方法の一実施
例の字幕表示の説明に供する略線図である。
【図11】子画面のサイズ設定を行うBLK制御回路を
デイジタル回路で構成した一実施例を示す接続図であ
る。
【図12】字幕部分以外の周囲の輝度を落とすための入
出力特性を示す特性曲線図である。
【図13】その入出力特性を実現する入出力制御回路の
一実施例の構成を示す接続図である。
【図14】字幕の有無を検出して親画面中に字幕表示す
るか否か選択する字幕制御回路の一実施例の構成を示す
接続図である。
【図15】本発明によるテレビジヨン表示方法の一実施
例の字幕表示の説明に供する略線図である。
【図16】子画面のサイズ設定を行うBLK制御回路を
アナログ回路で構成した一実施例を示す接続図である。
【図17】4:3のレターボツクス形式の映像と字幕の
説明に供する略線図である。
【図18】レターボツクス形式の映像信号における従来
の字幕表示方法の説明に供する略線図である。
【図19】レターボツクス形式の映像信号における従来
の字幕表示方法の説明に供する略線図である。
【図20】レターボツクス形式の映像信号における従来
の字幕表示方法の説明に供する略線図である。
【図21】レターボツクス形式の映像信号における従来
の字幕表示方法の説明に供する略線図である。
【図22】レターボツクス形式の映像信号における従来
の字幕表示方法の説明に供する略線図である。
【図23】レターボツクス形式の映像信号における従来
の字幕表示方法の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……テレビジヨン受像機、2……アンテナ、3……地
上波チユーナ、4……入力切換回路、5……パラボラア
ンテナ、6……BS/CSチユーナ、7……外部入力、
8……Y/C分離回路、9……親画面・Y−クロマ・偏
向処理回路、10……Y処理回路、11……クロマ処理
回路、12A、12B、12C……切換回路、13……
マトリクス回路、14……CRTドライブ回路、15…
…CRT、16……偏向処理回路、17……子画面処理
回路、18……偏向出力回路、19……システムコント
ロール、20……Y−クロマデコーダ、21……アナロ
グデイジタルコンバータ、22……コントローラ、23
……フイルタ、24……メモリ、25……デイジタルア
ナログコンバータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4:3のアスペクト比を有する映像の上及
    び又は下に無画部が配されると共に、中央部分に横長の
    映像部が配され、上記無画部又は上記映像部に字幕が配
    されたレターボツクス形式の映像信号を、16:9のアス
    ペクト比を有する表示画面に表示するテレビジヨン表示
    方法において、 上記レターボツクス形式の映像信号を上下左右に拡大し
    て、上記無画部を上記表示画面中の有効画面外に配し、
    上記映像部を上記表示画面の上記有効画面一杯に表示す
    ると共に、上記表示画面中の任意の場所に移動可能に表
    示される子画面に上記レターボツクス形式の映像信号を
    映出して字幕を表示するようにしたことを特徴とするテ
    レビジヨン表示方法。
  2. 【請求項2】上記子画面の枠上部又は枠下部を上及び又
    は下に移動可能にし、ユーザが上記子画面を上記字幕の
    表示に適したサイズに設定し得るようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のテレビジヨン表示方法。
  3. 【請求項3】上記子画面を上記字幕に適した白黒映像と
    して表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のテレビジヨン表示方法。
  4. 【請求項4】上記子画面に上記字幕を表示するときに、
    上記レターボツクス形式の映像信号を非線形に画像処理
    して、背景となる画の暗い部分を黒くして上記字幕との
    区別を明瞭にすることを特徴とする請求項1に記載のテ
    レビジヨン表示方法。
  5. 【請求項5】表示された上記子画面内の輝度が、所定の
    レベルを越える画素があつたことを検出して、画枠内の
    字幕の有無を判断し、上記子画面をオンオフ制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のテレビジヨ
    ン表示方法。
  6. 【請求項6】上記子画面に上記字幕を表示するとき、上
    記子画面の枠に表示された領域を親画面から消すように
    したことを特徴とする請求項1に記載のテレビジヨン表
    示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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