JPH0892125A - 水性医薬組成物 - Google Patents

水性医薬組成物

Info

Publication number
JPH0892125A
JPH0892125A JP6254761A JP25476194A JPH0892125A JP H0892125 A JPH0892125 A JP H0892125A JP 6254761 A JP6254761 A JP 6254761A JP 25476194 A JP25476194 A JP 25476194A JP H0892125 A JPH0892125 A JP H0892125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
growth hormone
human growth
aqueous
solution
buffer solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6254761A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsura Inoue
桂 井上
Masashi Tatsumi
正史 辰巳
Yoshikazu Yuki
義和 幸
Kazuo Kato
和夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON CHEM RES KK
JCR Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
NIPPON CHEM RES KK
JCR Pharmaceuticals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON CHEM RES KK, JCR Pharmaceuticals Co Ltd filed Critical NIPPON CHEM RES KK
Priority to JP6254761A priority Critical patent/JPH0892125A/ja
Publication of JPH0892125A publication Critical patent/JPH0892125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒト成長ホルモンの安定な水溶液製剤を提供
する。 【構成】 ヒト成長ホルモンを微又は弱酸性水性緩衝液
に溶解してなるヒト成長ホルモン含有水性組成物。 【効果】 凍結乾燥せずにそのまま冷所で安定に保存が
でき、したがって同時に面倒な溶解操作を必要とせず即
時注射することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨端線閉鎖を伴わない
下垂体性小人症などの低身長の患者に対する治療剤とし
て用いられているヒト成長ホルモンの水溶液の形におけ
る製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒト成長ホルモン(略称hGH)は19
1個のアミノ酸残基よりなる一本鎖のポリペプチドホル
モンである。hGHは通常単量体として存在し生物活性
を有するが、熱や振とうなどのストレスにさらされる
と、hGH分子間の相互作用により二量体、さらに多量
体へと重合して生物活性が低下していくことが知られて
いる(Becker,G.W,et al.(198
7)Biotechnol.Appl,Bioche
m.,9、478)。また、hGHを水溶液中で長期間
保存するとhGHの分子の重合体の生成は少ないが、分
子内のアミド結合が一部分加水分解された生成物(以
下、脱アミド体と略称する)が徐々に生成することが知
られている。この脱アミド体にはhGHとしての生物活
性の変化が見られない(Becker,G.W,et
al.(1988)Biotechnol.Appl,
Biochem.,10、326)ものの品質面の変化
を起こしているとの観点からその含量規格値が一般に設
定されている。また、hGHが酸化されて生成するスル
ホキシド体が希に検出される場合もある。
【0003】hGHの品質、特に二量体や多量体と単量
体並びに脱アミド体含量の測定には以下の2つの高速液
体クロマトグラフィー(HPLC)による方法が一般に
用いられている。サイズ排除HPLC(SE−HPL
C)はhGHの単量体、二量体および多量体を分離定量
する方法であり、逆相HPLC(RP−HPLC)はh
GHおよび脱アミド体或いはスルホキシド体を分離定量
する方法である。特にhGHのサイズ排除HPLCで求
めた単量体のピーク面積と生物活性の間には相関が認め
られ、生物活性が既知の標準品を用いることによりhG
Hの生物検定に代わる理化学的含量測定法として適正で
あることが認められている(幸ら(1994)医薬品研
究25、383)。このことはこの2つのHPLCでh
GHを評価すれば、単に単量体、脱アミド体の評価だけ
でなくhGHの活性も確認できることを示している。
【0004】hGHは骨端線閉鎖を伴わない下垂体性小
人症などの低身長の小児患者に対する治療剤として既に
広く利用されている。当初は、ヒトの下垂体から抽出し
たhGHを製剤化していたが、供給量や安全性などの観
点から現在では、遺伝子組換え技術により高純度に精製
され、しかも大量生産することができるようになった遺
伝子組換えヒト成長ホルモン(r−hGH)がとって変
わってきた。hGHを製剤化して患者に提供するために
は、製造してからある程度の長期間に亘ってhGHの活
性が保持されなければ安心して治療に供すことはできな
い。従来の製剤の組成では前述したようにhGHの品質
面の維持から水溶液状態で長期間保存することから困難
であるため、凍結乾燥した製剤が供給され、使用時に添
付された溶解液で溶解して治療に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヒト成長ホルモンの凍
結乾燥製剤を低身長の改善に実際に使用する際は、患者
自身或いは医療施設において添付の溶解液で製剤を溶か
して後、皮下或いは筋肉に注射する。その治療は年単位
の長期に亘るため、投与開始の初期段階を経た後、在宅
での自家注射が行われている。従って、凍結乾燥製剤の
溶解を患者或いはその家族が行うことになるため、hG
Hの生物活性を低下させる重合体の生成が起こらないよ
うに、医師が溶解方法を十分説明するとともに、hGH
の添付溶解液での溶解に当たって、注意事項として静か
に円を描くように回して溶解することを明記しているの
が一般的である。
【0006】また、重合体の生成はそれ以前の凍結乾燥
製剤を製造する際にも見られるため、その重合体の生成
を抑える組成も見いだされてきているが、更に使い勝手
の良い安定な製剤の開発への要望は切実である。最近、
自家注射との観点から、注射筒と連動したキット製剤が
使用されてきているが、hGHの凍結乾燥物の溶解を一
つの注射筒内で行う必要から複雑な構造になっているの
で操作が煩雑であり、しかも患者及びその家族への説明
を十二分にする必要がある。
【0007】また、前記のようにhGHを中性の溶液状
態、例えばリン酸塩緩衝液などの溶液中で保存している
と徐々に脱アミド体が生成するが、その生成を防止する
手段は現在まで知られていない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らはより安定な
hGHの新しい凍結乾燥製剤の処方を検討していく過程
で、偶然にも凍結前のhGH調製液を保存していたとこ
ろ、中でもクエン酸ナトリウム緩衝液のpH6に含有さ
れたhGH調製液は安定で、二量体及び重合体の生成を
起こさず、更に脱アミド体の生成もない事実に遭遇した
ことが本発明の端緒になった。
【0009】本発明者らは、この発見について更に精査
するため、従来の凍結乾燥製剤で用いられている中性付
近における50mMリン酸塩緩衝液(pH7.4)中に
表1に掲げる各医薬品添加物をそれぞれ記載の量で加え
た時の単量体含量並びに脱アミド体含量の測定を行っ
た。実験は各医薬品添加物を含む50mMリン酸ナトリ
ウム緩衝液(pH7.4)10mlにhGH水溶液
(3.0mg/ml)10mlを加え攪拌し、孔径0.
22μmのフィルターに通した後、各溶液を10ml容
のバイアルに1mlずつ分注、密栓して試料とした。な
お、hGHの脱アミド体は保存温度を上げることにより
増加することが知られているので、試料を恒温器中40
℃の加速条件下で保存し、0,3,7,14,21,2
8日後に開栓し、その内50μlずつをHPLC分析に
供した。結果は加えたいずれの添加物の場合も単量体含
量では大差なく、しかも脱アミド体生成における抑制効
果はほとんど認められなかった。
【0010】
【表1】
【0011】そこで、本発明の契機となった微酸性又は
弱酸性の緩衝液であるクエン酸緩衝液(pH5.1〜
6.9)中での各医薬品添加物を加えて検討したとこ
ろ、hGHを含有する緩衝液のpHを低下させることに
より、脱アミド体の生成が防止できることが判明した。
【0012】本発明はこれらの知見に基づくもので、ヒ
ト成長ホルモンが微又は弱酸性の水性緩衝液中に溶解さ
れてなるヒト成長ホルモン含有水性医薬組成物、ヒト成
長ホルモンを溶解した水溶液を微又は弱酸性に保つこと
を特徴とする水溶液中のヒト成長ホルモンの安定化法、
およびヒト成長ホルモンを微又は弱酸性の水性緩衝液に
溶解することを特徴とする安定なヒト成長ホルモン水溶
液の製造法に関する。
【0013】本発明において使用されるhGHは191
個のアミノ酸からなる天然型遺伝子組換えヒト成長ホル
モンでもよく、下垂体抽出によるヒト成長ホルモンでも
よい。
【0014】水性緩衝液としてはpHを7未満、好まし
くは6.5以下の微または弱酸性に調整でき、例えばh
GHの沈澱の生じないpHの下限を構成でき、注射用と
して許容されうるものであればいずれでもよい。
【0015】緩衝液はpH5〜7未満、好ましくは5〜
6.5、さらに好ましくは5.5〜6.5の範囲で緩衝
効果のあるものが望ましい。その例としてはクエン酸緩
衝液、コハク酸緩衝液などが挙げられ、クエン酸緩衝液
が特に好ましい。その緩衝液における緩衝剤の濃度は特
に限定されるものではなく、pHが5.0〜7未満に調
整できる量であって緩衝能を保持できる濃度であればい
ずれでも良い。通常は5〜100mMが望ましい。
【0016】本発明のヒト成長ホルモン含有水性医薬組
成物または安定なヒト成長ホルモン水溶液はヒト成長ホ
ルモンを上記の水性緩衝液に溶解することにより得ら
れ、またそれによってヒト成長ホルモンを溶解した水溶
液は微又は弱酸性に保たれ水溶液中のヒト成長ホルモン
が安定化される。
【0017】本発明のヒト成長ホルモン含有水性医薬組
成物又はヒト成長ホルモン水溶液中に溶解させる該ホル
モンの量は特に限定されるものではなく、上限量として
は緩衝液中で溶解されうる量であれば良く、また下限量
としては広く一般的に用いられる量であればいずれでも
構わないが、一般的に利用される製剤含量である1ml
中に1〜10mgの範囲のhGHが含有されるように溶
解するのが好ましい。
【0018】ヒト成長ホルモンの保存期間中にスルホキ
シド体の生成を確認することが時にはある。発明者らは
このスルホキシド体の生成も抑制することができないか
との観点にたち、クエン酸緩衝液中でのhGHにエデト
酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを添加して検討した
ところ、エデト酸ナトリウムがhGHの酸化(スルホキ
シド体生成)を防止する可能性が見出された。更にヒト
成長ホルモンのクエン酸緩衝液製剤にベンジルアルコー
ル等の防腐剤を添加しても本発明のヒト成長ホルモンの
品質に影響を与えないことを実証した。したがって、本
発明の組成物をベンジルアルコールを含有するヒト成長
ホルモンの水溶液製剤として提供することも可能であ
る。
【0019】本発明によるヒト成長ホルモンの水溶液製
剤の安定性を種々の面から精査したところ、4℃で40
日間保存したときのhGHのHPLC分析結果では、い
ずれの場合においても主ピーク(単量体含量)は90%
以上であり、脱アミド体の生成がこの条件下で抑制され
ていることが分かった(表2)。脱アミド体が単純な一
次反応で生成すると仮定し、4℃と40℃に保存したと
きの表2の結果を基に計算すると、4℃、pH5.5〜
6.5の条件で保存したとき、少なくとも一年間は脱ア
ミド体含量を12%以下に抑制でき、従来の凍結乾燥製
剤とほぽ同様の結果が得られる製剤であることが確認さ
れ、また単量体についても4℃で一年間保存しても98
%以上の高い含量が保持されることが分かった。このこ
とから、本発明のヒト成長ホルモン含有水性組成物又は
水溶液は従来のように凍結乾燥をすることなく、冷所保
存で十分に使用可能であることが判る。その保存は冷所
で、好ましくは2〜8℃において行うのが望ましい。
【0020】以下に実施例を挙げて本発明をさらに説明
する。
【0021】実施例1.40mg/mlの医薬品添加物
(エデト酸ナトリウム、または塩化ナトリウム)を含む
40mMクエン酸ナトリウム緩衝液(pH5.1〜7.
0)または対照として40mMリン酸ナトリウム緩衝液
(pH7.0〜7.7)10mlにhGH水溶液(3.
0mg/ml)10mlを加え攪拌し、孔径0.22μ
mのフィルターに通した後、各溶液を10ml容のバイ
アルに1mlずつ分注、密栓して検体とした。これらを
恒温器中40℃、または4℃で保存し、0,3,7,1
4,21,28,40日後に開栓し、内容液をRP−H
PLCおよびSE−HPLCにより分析した結果を表2
に示す。
【0022】
【表2】
【0023】RP−HPLCにおける主ピークとは化学
的な修飾を受けてない未分解のhGHを指し、その他の
ピークは脱アミド体などを指す。したがって、主ピーク
の割合が高いほどhGHの脱アミド体への変換が抑えら
れていることを表す。表2より、経時的に主ピークの割
合は減少していくが、pHが低いほど主ピークの割合が
高い。すなわち、hGHの脱アミド体生成が抑えられて
いることが明らかである。
【0024】SE−HPLCにおける単量体以外のピー
クは二量体および単量体を含む。hGHの単量体は生物
活性を十分有しているが、二量体以上の多量体を形成す
ると生物活性が低くなることが知られている。したがっ
て、単量体のピークの割合が高く保たれることが望まし
い。表2より、単量体のピークの割合は、経時的にほと
んど変化しないとともに、pHにもほとんど依存してい
ないことがうかがわれる。すなわち、pH5.5〜7.
5の範囲内において、hGHは40℃、28日間の加速
条件下でも単量体のまま保たれることが示された。
【0025】次に添加物の効果を精査した。エデト酸ナ
トリウム及び塩化ナトリウムは、表1に掲げた各種添加
剤を添加した試験において、若干好ましい結果が得られ
た添加物である。同じpHにおける添加剤の有無で比較
すると、エデト酸ナトリウム或いは塩化ナトリウムを添
加した方が脱アミド体生成の抑制効果が多少見られる
(表2及び表3)。一方、単量体含量に関しては、いず
れの場合においても98%以上の高い割合が保持されて
いた(表2及び表3)。これらの結果より、エデト酸ナ
トリウムおよび塩化ナトリウムはhGHの安定化剤とし
て添加できるものと考えられる。
【0026】
【表3】
【0027】実施例2.pHを5.0および5.5に調
製した40mMクエン酸ナトリウム緩衝液、または40
mMコハク酸ナトリウム緩衝液10mlにhGH水溶液
(3.0mg/ml)10mlを加え攪拌し、孔径0.
22μmのフィルターに通した後、各溶液を10ml容
のバイアルに1mlずつ分注、密栓して試料とした。試
料を恒温器中40℃で保存し、0,3,7,14,2
1,28日後に開栓し、内容液をRP−HPLCおよび
SE−HPLCにより分析した。結果を表4に示す。
【0028】
【表4】
【0029】表4からhGHの脱アミド体生成を抑制す
るためには、クエン酸ナトリウム緩衝液の代わりにコハ
ク酸ナトリウム緩衝液を用いてもよいことが明らかであ
る。また緩衝液の種類に関わらず、hGH単量体のピー
クの割合は経時的にほとんど変化せず一定である。
【0030】実施例3.1.8%ベンジルアルコールを
含む40mMクエン酸ナトリウム緩衝液(pH5.1〜
6.2)または40mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH
7.4)10mlにhGH水溶液(3.0mg/ml)
10mlを加え攪拌し、孔径0.22μmのフィルター
に通した後、各溶液を10ml容のバイアルに1mlず
つ分注、密栓して試料とした。試料を恒温器中40℃で
保存し、0,3,7,14,21,28日後に開栓し、
内容液をRP−HPLCおよびSE−HPLCにより分
析した。その結果を表5に示す。ベンジルアルコールは
防腐剤として添加してみた。ベンジルアルコールの有無
で比較した場合、pH5.1およびpH5.6において
はベンジルアルコールを添加すると単量体含量が若干低
くなる(28日目で約96%)が、pH6.2およびp
H7.4においてはベンジルアルコールの有無に関わら
ず単量体は高い含量(98%以上)で保持されていた。
一方、脱アミド体含量に関しては、ベンジルアルコール
の有無に関わらずほぼ同様な結果が得られた。したがっ
て、pH6.2〜7.4の条件下において、防腐剤とし
てのベンジルアルコールの添加によってもhGHの安定
性が損なわれることはなく、必要に応じて添加すること
も可能であると考えられる。
【0031】
【表5】
【0032】(実施例における各種HPLCによる測定
方法)サイズ排除HPLC及び逆相HPLCは幸らの方
法(医薬品研究25、383(1994))に準じて、
下記のカラムおよび条件に従って行った。 1.サイズ排除HPLC(SE−HPLC): カラム:TSKgel G3000SWXL(7.8mm
×30cm) 溶出液:0.2Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH6.
5)、0.1M塩化ナトリウム 流速:0.6ml/min カラム温度:室温 検出波長:280nm 2.逆相HPLC(RP−HPLC): カラム:Vydac 214TP54(4.6mm×2
5cm) 溶出液:50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.5):n
−プロパノール=71:29 流速:0.5ml/min カラム温度:45℃ 検出波長:280nm
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、凍結乾燥や用時の慎重
な溶解操作などを必要とせず、水溶液として保存し、そ
のまま注射できるヒト成長ホルモンの安定な水性製剤が
提供される。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒト成長ホルモンが微又は弱酸性の水性
    緩衝液中に溶解されてなるヒト成長ホルモン含有水性医
    薬組成物。
  2. 【請求項2】 水性緩衝液のpHが5〜7未満である請
    求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 水性緩衝液のpHが5〜6.5、好まし
    くは5.5〜6.5である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 水性緩衝液がクエン酸緩衝液である請求
    項1、2または3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 エデト酸ナトリウム又は塩化ナトリウム
    が加えられている請求項1、2、3又は4記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 ヒト成長ホルモンを溶解した水溶液を微
    又は弱酸性に保つことを特徴とする水溶液中のヒト成長
    ホルモンの安定化法。
  7. 【請求項7】 弱酸性が緩衝剤により保たれる請求項6
    記載の安定化法。
  8. 【請求項8】 弱酸性がpH5〜7未満である請求項6
    又は7記載の安定化法。
  9. 【請求項9】 弱酸性がpH5〜6.5、好ましくは
    5.5〜6.5である請求項6又は7記載の安定化法。
  10. 【請求項10】 緩衝剤がクエン酸緩衝剤である請求項
    7記載の安定化法。
  11. 【請求項11】 水溶液中にエデト酸ナトリウム又は塩
    化ナトリウムが加えられる請求項7記載の安定化法。
  12. 【請求項12】 ヒト成長ホルモンを弱酸性緩衝液に溶
    解することを特徴とする安定なヒト成長ホルモン水溶液
    の製造法。
  13. 【請求項13】 弱酸性がpH5〜6.5である請求項
    12記載の製造法。
  14. 【請求項14】 弱酸性がpH5.5〜6.5である請
    求項12記載の製造法。
  15. 【請求項15】 緩衝液がクエン酸緩衝液である請求項
    12記載の製造法。
  16. 【請求項16】 緩衝液にエデト酸ナトリウム又は塩化
    ナトリウムが加えられる請求項12記載の製造法。
JP6254761A 1994-09-21 1994-09-21 水性医薬組成物 Pending JPH0892125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6254761A JPH0892125A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 水性医薬組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6254761A JPH0892125A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 水性医薬組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0892125A true JPH0892125A (ja) 1996-04-09

Family

ID=17269519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6254761A Pending JPH0892125A (ja) 1994-09-21 1994-09-21 水性医薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0892125A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5981485A (en) * 1997-07-14 1999-11-09 Genentech, Inc. Human growth hormone aqueous formulation
WO2000059562A1 (en) 1999-04-02 2000-10-12 Sumitomo Pharmaceuticals, K.K. Storage container for weakly acidic solution formulation containing human growth hormone, injection cartridge therefor and storage method therefor
US6150331A (en) * 1998-02-04 2000-11-21 Jcr Pharmaceuticals Co., Ltd. Human growth hormone-containing aqueous pharmaceutical composition
US20060029635A1 (en) * 1999-07-12 2006-02-09 Bernhard Siebold Growth hormone formulations
JP2007532515A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 アレス トレーディング ソシエテ アノニム 成長ホルモン液剤
JP2011001273A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Eci Inc eMIPを有効成分とする水溶性製剤

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6448225B2 (en) 1988-04-15 2002-09-10 Genentech, Inc. Human growth hormone aqueous formulation
US5981485A (en) * 1997-07-14 1999-11-09 Genentech, Inc. Human growth hormone aqueous formulation
US6150331A (en) * 1998-02-04 2000-11-21 Jcr Pharmaceuticals Co., Ltd. Human growth hormone-containing aqueous pharmaceutical composition
WO2000059562A1 (en) 1999-04-02 2000-10-12 Sumitomo Pharmaceuticals, K.K. Storage container for weakly acidic solution formulation containing human growth hormone, injection cartridge therefor and storage method therefor
US20060029635A1 (en) * 1999-07-12 2006-02-09 Bernhard Siebold Growth hormone formulations
JP2007532515A (ja) * 2004-04-07 2007-11-15 アレス トレーディング ソシエテ アノニム 成長ホルモン液剤
JP2011001273A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Eci Inc eMIPを有効成分とする水溶性製剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2252535C (en) A pharmaceutical formulation containing growth hormone, an amino acid and a non-ionic detergent
US3917824A (en) Pharmaceutical compositions containing epidermal growth factor or closely related derivatives thereof for inhibiting the secretion of acidic gastric juice in warm blooded animals
JP4018133B2 (ja) ヒト成長ホルモン水性製剤
JP4460892B2 (ja) 徐放性組成物
JP4353544B2 (ja) アミリン作動薬ペプチド用製剤
AU738413B2 (en) Human growth hormone-containing aqueous pharmaceutical composition
JPH03503764A (ja) ヒト成長ホルモン製剤
JP2002500196A (ja) 安定化させたインスリン組成物
HU203371B (en) Process for producing new insulin derivatives and injection solutions comprising same
CA2315103A1 (en) Crystalline teriparatide
JP2002512973A (ja) タンパク質製剤
JPH10212241A (ja) Bdnfを安定に含有する製剤
EP0804223B1 (en) Hgh containing pharmaceutical compositions
JP2003504346A (ja) 成長ホルモン製剤
CN1330370C (zh) 稳定的白蛋白制剂
JPH0892125A (ja) 水性医薬組成物
MXPA00005214A (es) Una jeringa de una dosis, que comprende una composicion de proteina liofilizada, para administrar un volumen menor de 0.5 ml.
US4223017A (en) Biologically active amides
CA2161682A1 (en) Liquid globulin composition for intravenous injection, process for producing the same, and method of inhibiting globulin dimer increase in said composition
JPH10265404A (ja) ヒト成長ホルモンを含有する医薬製剤
AU662940B2 (en) Stabilized pharmaceutical composition of non-glycosylated recombinant human IL2 in reduced form and its preparation process
JP5143784B2 (ja) 糖タンパク質ホルモン組成物
JP3608802B2 (ja) 安定なカルシトニン医薬組成物及びその製造法
JP4296374B2 (ja) 安定な液状製剤
WO1997007816A1 (en) Solution containing igf-i