JPH0891738A - エレベータ・ケージ付エレベータ - Google Patents

エレベータ・ケージ付エレベータ

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JPH0891738A
JPH0891738A JP7231391A JP23139195A JPH0891738A JP H0891738 A JPH0891738 A JP H0891738A JP 7231391 A JP7231391 A JP 7231391A JP 23139195 A JP23139195 A JP 23139195A JP H0891738 A JPH0891738 A JP H0891738A
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JP
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elevator
roller
winding
placard
shaft
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JP7231391A
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English (en)
Inventor
Renato Ferrario
レナート・フエラリオ
Alan Frederick Green
アラン・フレデリツク・グリーン
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Inventio AG
Original Assignee
Inventio AG
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Publication date
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Publication of JPH0891738A publication Critical patent/JPH0891738A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • B66B11/0226Constructional features, e.g. walls assembly, decorative panels, comfort equipment, thermal or sound insulation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エレベータ・シャフトの部分をそれだけで、
またはケージと組み合わせて情報提供や公告を目的とし
て使用できるエレベータを提供する。 【解決手段】 展望エレベータにローラ・プラカード7
が設けられ、ローラ・プラカード7の一端がシャフト基
部11またはシャフト頭部14内の巻取り/繰出し装置
9に固定され、他端がケージ下部12またはケージ上部
15に固定され、エレベータ・ケージ5の移動中に、下
部シャフト領域または上部シャフト領域13、16内に
おいて、ローラ・プラカード7の巻取りまたは繰出しを
行う。巻取り/繰出し装置9は、シャフト基部11また
はシャフト頭部14に搭載されており、かつ回転ドラム
8を備え、この回転ドラム8はローラ・プラカード7を
移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一方の
側面が開いたシャフト内にあるエレベータ・ケージ付エ
レベータであって、少なくとも一時的にシャフト内を見
えなくする覆いを前記開放側に取り付けることを特徴と
するエレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】開放空間または内部空間に向けられた展
望エレベータは、建築構成要素として建築物正面または
中庭によく調和するとともに、建物周囲の人の目を引く
ものである。
【0003】エレベータ・ケージが、外面をガラス張に
したエレベータ・シャフト内を移動する展望エレベータ
は、ヨーロッパ特許第0585123A1号で周知であ
る。このエレベータ・ケージは、乗客が周囲を自由に見
ることができる展望窓を備えており、搬送ケーブル、懸
垂ケーブル、平衡錘、およびエレベータの運転に必要な
取付け部品を備えている。シャフトのガラスが透明であ
るため、これらの取付け部品が外側から目に見え、さら
にこれらの部品が無秩序に見える相対運動をするため、
建物正面の全体的美観を損なうことがある。したがっ
て、ヨーロッパ特許第0585123A1号において
は、前記展望エレベータの運転に必要であるが、エレベ
ータの装飾的外観を損ねる取付け部品を外側から見えな
いようにし、しかも展望窓からの視界を妨げないことが
課題となっている。この目的を達成するため、エレベー
タ・シャフトのガラスを、液晶の層で被覆し、鉛直方向
にほぼ連続的に分割することにより、適切な電圧を選択
的に印加すると透明状態または不透明状態になる部分に
分ける。この液晶コーティングをケージの移動に同期さ
せて制御し、エレベータ・ケージがある領域では透明に
なり、そのほかの領域では不透明になるようにする。こ
のような構成により、エレベータが移動している場合で
も、展望窓からの自由な視界が確保され、視界を遮る取
付け部品、たとえば、駆動部品、搬送ケーブル、懸垂ケ
ーブル、平衡錘などは外部から見えず、その結果、展望
エレベータの外観を損ねることがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本明細書
による発明の目的は、エレベータ・シャフトの部分をそ
れだけで、またはケージと組み合わせて情報提供や広告
を目的として使用できるエレベータを提供することであ
る。本発明により、大面積の変化する情報、広告表示を
設けることが可能となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の問題は、本発明に
よれば、独立請求項に特徴を記載した手段によって解決
される。すぐれた開発品目については、従属請求項で明
らかにする。
【0006】本明細書の発明によって達成される利点
は、一般に、シャフト領域または展望エレベータが、表
示面積を大きくとるのに必要な寸法を備えており、かつ
エレベータ・ケージが連続的に移動するため、これらの
シャフト領域および展望エレベータが非常に人目を引く
位置にあるために得られるものである。
【0007】情報および広告を表示するために、ケージ
とシャフトを結合して一体にすることができ、その結
果、大面積の多目的表示構造が可能となることも利点で
ある。
【0008】さらに別の利点としてあげられるのは、本
明細書による発明によって実現されるシャフト表示が、
いつでも簡単に手早く実行できるローラ・ブラインド交
換だけで、即座に変更がきくことである。ローラ・ブラ
インドの交換のために、エレベータをシャフト基部また
はシャフト頭部に移動すると、ローラのプラカードが自
動的に巻上がる。巻上げたローラ・プラカードとともに
巻取り/繰出し装置を、たとえば、ケーブルを引いて取
り外す。すなわち、軸受ベアリング、回転防止装置、2
平板クラッチなど、シャフト基部およびシャフト頭部の
取付け部品は、巻取り/繰出し装置の鉛直方向組立てお
よび分解を目的として設計してある。情報表示や広告表
示を変えた新しいローラ・プラカードを、取外しの場合
と逆の手順でエレベータ・シャフト内に取り付け、引き
出す。さらに、本明細書による発明の構成要素、すなわ
ち、ローラ・プラカード、ケージの搭載部品、およびシ
ャフト基部とシャフト頭部の巻取り/繰出し装置は、本
質的に機能に関連するものであり、構造上の変更および
光の条件の変更により得られるものと同様な、様々な用
途を対象とする構造に使用できるという利点があること
が明らかになっている。したがって、大量生産した標準
サイズの単体部品には、様々な構造の展望エレベータに
使用できるものがある。このため、製造が簡単であると
ともに必要な材料の配置が複雑ではないとう特徴が得ら
れる。このようにして構成した情報器材および広告器材
は、大量生産に適した器材では達成できない応用の柔軟
性と構成の自由度を備えている。最後に、ローラ・プラ
カードをケージの移動に伴って巻取ったり、繰り出した
りすると、情報および広告の担体となり、エレベータ・
シャフト内での動きにより、人目を引く。動きのある情
報や広告は高い関心を呼び、大きな注目を浴びる。特に
この事実は、人の出入りの多い内部空間にある開いたエ
レベータ・シャフトや自由空間に対して開いたエレベー
タ・シャフトに当てはまる。
【0009】以下、記述と応用例の図面により、本発明
を、中庭に対して開いたシャフト付エレベータを対象と
する大面積の変化する情報および広告表示として説明す
る。図中、同じ構成要素には同じ参照番号を付す。エレ
ベータ・シャフトがガラス張りになっている場合、また
はローラ・プラカードが風を通す場合、本明細書に示す
装置は、一般に自由空間に向かって開いた展望エレベー
タにも使用できるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本明細書によるローラ・
ブラインド・エレベータの基本的構造および配置を示す
もので、図示した実施例の改良点や基本概念を十分に明
らかにするために、2つのローラ・ブラインド・エレベ
ータAおよびBを並べて示してある。ローラ・ブライン
ド・エレベータAには、下部からローラ・ブラインド1
を取り付けてあり、ローラ・ブラインド・エレベータB
には、上部からローラ・ブラインド2を取り付けてあ
る。したがって、ローラ・ブラインド・エレベータAお
よびBは、情報表示および広告表示を行うローラ・ブラ
インド1および2を備えるエレベータ、特に展望エレベ
ータから構成される。
【0011】ローラ・ブラインド・エレベータAの場
合、エレベータはエレベータ・シャフト4を備える展望
エレベータとして構成されている。エレベータ・シャフ
トは鋼製フレーム3として図示してあり、中庭に向かっ
て開いており、このシャフト内を、搬送ケーブルおよび
平衡錘が付いた駆動プーリを介して、図示していない駆
動機構によりエレベータ・ケージ5を周知の方法で移動
させる。このようなローラ・ブラインド・エレベータA
は、たとえば建築物の正面に設置し、建築物内部から乗
り降りすることができる。E1、E2、E3、およびE
4の記号を付けた停止位置は、エレベータが停止する各
フロアを表している。図示した例においては、ケージ5
がフロアE3とE4の間に位置している。ローラ・ブラ
インド1は、ウェブ状ローラ・プラカード7から成り、
このプラカードは、巻取りおよび繰出しが可能であっ
て、その一端に巻取り/繰出し装置9の回転ドラム8よ
り張力がかかり、他端に保持装置10を備えている。好
適な実施例において、ローラ・プラカード7は、不燃性
または難燃性の合成材料製ホイルまたは合成材料性布地
である。巻取り/繰出し装置9は、巻取り方向にバイア
スさせてあり、この装置については、後に図2および図
3を参照して、保持装置10とともに詳しく説明する。
本例のローラ・ブラインド・エレベータAにおいて、自
動巻取り/繰出し装置9は、シャフト基部11に搭載さ
れ、また保持装置10は、ローラ・プラカード7が下部
シャフト領域13内でシャフト基部11から各ケージ位
置の下側に延びるように、ケージ12の下部に固定され
ている。エレベータ・ケージ5が上方に向かって移動す
る場合、ウェブ状ローラ・プラカード7は、ケージ5の
張力により保持装置10の位置で上方に向かって引か
れ、必要に応じ、巻取り/繰出し装置9からのバイアス
力に抗して連続的に繰り出される。一方、ケージが下向
きに移動している場合は、ケージ5が解放する、ローラ
・プラカード7の一部が自動的かつ連続的に巻取り/繰
出し装置9のバイアス力によって巻取られる。したがっ
て、ウェブ状ローラ・プラカード7は、シャフト基部1
1にある巻取り/繰出し装置9とケージ下部12にある
保持装置10との間で緊張状態になり、プラカード上に
表示された言葉と写真類による情報が、エレベータ・ケ
ージ5の各停止位置、またその移動に対して最適な状態
になる。
【0012】ローラ・ブラインド・エレベータBは、原
則として、ローラ・ブラインド・エレベータAと同様に
構成するが、油圧エレベータであり、ケージ5は油圧ピ
ストン6によって移動される。ローラ・ブラインド・エ
レベータBの場合も、巻取り/繰出し装置9は、シャフ
ト頭部14に搭載され、保持装置10は、ローラ・プラ
カード7が上部シャフト領域16内をシャフト頭部14
からケージ上部15まで延びるように、ケージ上部15
に固定される。以下の説明では、ローラ・ブラインド・
エレベータAに関する記述および図はすべて同様にロー
ラ・ブラインド・エレベータBにも適切に当てはまる。
【0013】ローラ・ブラインド・エレベータAおよび
Bが絶えず上下に移動しているため、ケージ5の下部ま
たは上部に広がっている情報および広告文は連続的に巻
取りまたは繰出しが行われる。ローラ・ブラインド・エ
レベータAの場合もローラ・ブラインド・エレベータB
の場合も、ローラ・プラカード7は、ケージ下部12ま
たはケージ上部15までしか達しないので、双方の場合
ともケージ5から外を自由に眺められる。したがって、
情報および広告表示を行うローラ・ブラインド1および
2は、展望エレベータの機能をまったく妨げず、ローラ
・ブラインド・エレベータAおよびローラ・ブラインド
・エレベータBも、制約のない展望エレベータになる。
【0014】図2は、その実施例における本発明による
ローラ・ブラインドを、シャフト基部11とケージの停
止位置、たとえばE4との間の下部シャフト領域13を
情報および広告の表示に利用することを目的とした「下
部引出しローラ・ブラインド」1として示したものであ
る。この「下部引出しローラ・ブラインド」1は、実質
的に、ウェブ状ローラ・プラカード7から構成され、こ
のプラカードは、一端をシャフト基部11に搭載した巻
取り/繰出し装置9の回転ドラム8に固定し、他端をケ
ージ下部12にある保持装置10により引張している。
巻取り/繰出し装置9は、巻取り方向にバイアスさせて
あり、したがって、下部シャフト領域13に延びてい
る、ローラ・プラカード7の繰り出された部分が、ケー
ジの停止位置ごとに、またケージの移動中に必ず緊張状
態になる。ウェブ状ローラ・プラカード7は、耐引裂
性、耐屈曲性のある合成材料でできた、不燃性または難
燃性のホイルまたは布地で製作することが好ましく、さ
らに文および写真類による情報を大きな表示に必要な
質、特に色付で設置できるような構造にすることが好ま
しい。ローラ・プラカード7は、様々な用途に合わせて
自由に寸法を変え、使用する合成材料および構造に応じ
て幅3メートル、長さ、すなわち高さ30メートル、重
量をたとえば最大1000キログラムにすることができ
る。ローラ・プラカード7が風に晒される場合、特に、
風による負荷が全面的にローラ・プラカード7にかから
ないようにするために、目の粗い布地を使用するか、ま
たは穴かスロットを設ける。
【0015】図2の応用例において、巻取り/繰出し装
置9は、シャフト基部11内に搭載され、その回転軸2
0は、両端を分割支持ベアリング21に支持され、次の
図3に図示した回転防止装置22により、任意の所望の
角度位置にしっかりとクランプされている。巻取り/繰
出し装置9は、シャフト頭部14内に同様の方法で搭載
する場合もある。ローラ・プラカード7は、その下端を
バンド条片24により回転ドラム8に固定してある。回
転ドラム8は、ローラ・ベアリング上で回転するよう
に、回転軸20で支持することが好ましい。ドラム8と
回転軸20の間にある螺旋スプリング23は、ドラム8
に回転モーメントを加えるので、その結果、下部シャフ
ト領域13にわたって延びている、ローラ・プラカード
7の一部が引張されるように、ケージ5の停止位置ごと
にローラ・プラカードが巻取られる。この機械的バイア
ス力の生成と機能については、さらに図3を参照して説
明する。
【0016】ローラ・プラカード7の他端にある保持装
置10は、簡単な実施例では、保持ロッド25になって
いる場合があり、このロッドはローラ・プラカード7の
上端にあるループを介して引張され、ケージ基部27ま
たはケージ・フレーム28にある取付け具26を介して
固定されている。
【0017】図2の展望エレベータはローラ・ブライン
ド・エレベータAおよびBであるため、このエレベータ
は、巻取り/繰出し装置9がどちらの回転方向に回転し
なくなっても差し支えないように対策を取っておく必要
がある。繰出し方向に回転できなくなった場合には、ロ
ーラ・プラカード7によりケージ5が突然停止し、駆動
機構が作動している状態でしっかりと保持される。これ
により、たとえば駆動プーリが回転し続ける結果、ロー
ラ・ブラインド・エレベータ1および2が破損する場合
もあり、駆動プーリの回転が継続することは、安全上許
容できない。したがって、好適な実施例においては、さ
らに保持装置10を回転モーメントにより作動させ、セ
ンサ29によりモニタを行うスリップ・クラッチ30を
備えた繰出し装置として構成する。スリップ・クラッチ
30は、取付け具26と回転保持ロッド25の間に配置
されている。正常作動時は、スリップ・クラッチ30が
保持ロッド25の回転を防止する。非常時に巻取り/繰
出し装置9が繰出し方向に作動しなくなると、この装置
の機能を保持装置10が肩代りする。このようにするた
めに、数メートルのローラ・プラカード7、またはその
代わりに軽量延長バンドを保持ロッド25に巻つけてあ
る。回転モーメントによって作動するスリップ・クラッ
チ30は、保持ロッド25の回転モーメントの増加に応
答し、保持装置10は、駆動制御装置に作用するセンサ
29の制御のもとでケージ5が、次のフロアまで自動的
に移動できるように、ローラ・プラカード7を解放す
る。ウェブ張力モニタについては図3においてさらに詳
しく説明するが、このモニタは、巻取り/繰出し装置9
が巻取り方向に作動しなくなった場合の保護装置として
設けられている。
【0018】図3は、巻取り/繰出し装置9のシャフト
基部11内での搭載状態、およびこの装置を巻取り方向
にバイアスさせる構成要素と、この装置の巻取り機能を
モニタする構成要素を詳細に示すものである。
【0019】図3aにおいて、巻取り/繰出し装置9
は、その両端をシャフト基部11内において、2分割垂
直支持ベアリング21に支持されており、一端を回転ド
ラム8に固定されているローラ・プラカード7は、その
他端を最下フロアE1に停止しているエレベータ・ケー
ジ5の下部にある保持装置10まで導かれている。
【0020】バイアスの生成については、相互バイアス
が必要な値に達するまで、巻取り/繰出し装置9の回転
軸20を、2平板クラッチ37を介して作動する強くス
テップ・ダウンしたウォーム・ギア38により、ローラ
・プラカード7によって固定されている回転ドラム8に
対して巻取り方向に回転させる。次に、回転軸20の両
端を、回転防止装置22によって、必要なバイアスに対
応する角度位置に固定する。必要な場合、ウォーム・ギ
ア38は、2平板クラッチ37により、巻取り/繰出し
装置9の回転軸20と分離することができる。
【0021】シャフト基部11にあるローラ・プラカー
ド7の交換を容易にするために、支持ベアリング21、
回転防止装置22、2平板クラッチ37などの、回転軸
20を保持する構成要素はすべて分割し、ローラ・プラ
カード7が付いた巻取り/繰出し装置9を、たとえばケ
ーブルを引くことにより、望ましくは鉛直方向に出し入
れできるように構成する。
【0022】加えて、ローラ・ブラインド・エレベータ
AおよびBが正常に機能するには、ローラ・プラカード
7を回転ドラム8に均等に巻付けることが重要である。
このようにするためには、巻取り/繰出し装置9、また
はその回転軸20をシャフト基部11内に水平方向およ
び鉛直方向に調整できるように装着する。水平方向の調
整を行うために、長穴43を設けてあり、この穴の中に
おいて、固定ボルト44が回転軸20に対して横方向に
移動することができる。水平出しについては、巻取り/
繰出し装置9を水平に支持する構成要素が、鉛直方向に
設置可能な鬼ボルト39にシャフト基部11内で支持さ
れている。鬼ボルト39の鉛直方向の設定終了後、この
ボルトをコンクリート40に打ち込むことにより、巻取
り/繰出し装置9を水平にして、固定する。
【0023】図2において説明した巻取り機能の保護に
加えて、巻取り/繰出し装置9が巻取り方向に作動しな
くなった場合の保護装置としてのウェブ張力モニタを、
図3bに別の安全対策として示す。すなわち、巻取り機
能がケージ5の下降中に働かなくなった場合、ケージ5
の下降によって解放されるローラ・プラカード7は、も
う直立した状態にはならなず、シャフト基部11内で歴
然と無秩序に積み重なり、このためローラ・ブラインド
・エレベータAの機能を妨げ、周囲にいる人間にとって
危険なものとなる。したがって、巻取り方向の作動停止
に対する保護については、ローラ・プラカード7を直接
ケージ5に導くのではなく、圧縮スプリング41に支持
され、スイッチ42によりモニタされる偏向ローラ36
を介して導く。機械式スイッチであるスイッチ42の場
合、電子近接スイッチまたは偏向ローラ36の位置をモ
ニタする任意のセンサを採用することができる。巻取り
機能が機能しなくなった場合、すなわちローラ・プラカ
ード7が張力を失った場合、偏向ローラ36をモニタす
るスイッチ42が開き、ドライブ制御装置によってエレ
ベータ・ケージ5を次のフロアE1、E2などに移動
し、したがって、巻取られていないローラ・プラカード
7がシャフト基部11内で積み重なるのを防止する。
【0024】同様の説明が、「上部引出しローラ・ブラ
インド」2を備えたローラ・ブラインド・エレベータB
にも適切に当てはまるが、ただし、この場合は、巻取ら
れていないローラ・プラカード7は、上部シャフト領域
16またはケージ5の上に集まる。一方、長穴43およ
び鬼ボルト39による巻取り/繰出し装置20の水平方
向および鉛直方向の調整とあいまって、ローラ・プラカ
ード7の均等な巻取りを促進する点については、ウェブ
張力モニタに必要な偏向ローラ36も巻取り補助機とし
て働く。別の補助機として、回転ドラム8の横方向リム
領域45は、双方ともドラムの中心に向かって鉢状に窪
ませてある。
【0025】本発明は、図1によるローラ・ブラインド
・エレベータAまたはBに限定されるものではない。そ
ればかりか、展望エレベータは双方のローラ・ブライン
ドと組み合わせることもでき、したがって「下部引出し
ローラ・ブラインド」1と「上部引出しローラ・ブライ
ンド」2とを同時に備えることができる。
【0026】さらに、ローラ・プラカード7に対する特
殊な材料を選択し、下部シャフト領域13および上部シ
ャフト領域16内での色彩光または偏光、ネオン管また
はレーザの使用、あるいはケージ5に対する特殊被覆ガ
ラスの使用により、ローラ・ブラインド・エレベータA
およびBは双方とも、特殊な光技術効果を上げるのにき
わめて都合のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】大面積の変化する情報および広告表示としての
本発明による、ローラ・ブラインド・エレベータの配置
および基本構成を示す略斜視図である。
【図2】ケージの下側に保持装置を備え、シャフト基部
に巻取り/繰出し装置を備える、巻取りおよび繰出しが
可能なウェブ状ローラ・プラカードから構成されるロー
ラ・ブラインドの基本構成の略立面図および部分垂直断
面図である。
【図3a】巻取り/繰出し装置およびシャフト基部内で
のその搭載状態を示す略立面図である。
【図3b】巻取り/繰出し装置およびシャフト基部内で
のその搭載状態を示す部分垂直断面図である。
【符号の説明】
A、B ローラ・ブラインド・エレベータ 1、2 ローラ・ブラインド 3 フレーム 4 エレベータ・シャフト 5 エレベータ・ケージ 7 ローラ・プラカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・フレデリツク・グリーン イギリス国、サリー・ケイ・テイー・20・ 6・キユー・テイー、ジー・ビー−キング スウツド、キングスウツド・コート、エイ コーン・グローブ・5

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの側面が開いたシャフト
    内にエレベータ・ケージを備えており、少なくとも一時
    的にシャフト内を見えなくする覆いを前記開放側に取り
    付けてあるエレベータにおいて、一端がシャフト基部
    (11)またはシャフト頭部(14)に固定され、他端
    が前記エレベータ・ケージ(5)に固定されている、す
    なわち少なくとも一端が巻取り/繰出し装置(9)によ
    り固定されているローラ・プラカード(7)が、前記覆
    いの働きをし、前記エレベータ・ケージ(5)の移動中
    に前記ローラ・プラカードの巻取りおよび繰出しが行わ
    れることを特徴とするエレベータ。
  2. 【請求項2】 前記巻取り/繰出し装置(9)が、前記
    シャフト基部(11)または前記シャフト頭部(14)
    内に搭載され、好ましくは両端において分割支持ベアリ
    ング(21)により支持されることを特徴とする、請求
    項1に記載のエレベータ。
  3. 【請求項3】 前記巻取り/繰出し装置(9)を、螺旋
    スプリング(23)により、前記巻取り/繰出し装置
    (9)の回転軸(20)に向かってバイアスさせること
    ができ、回転防止装置(22)の前記回転軸(20)
    を、所望の角度位置で確実にクランプできることを特徴
    とする、請求項1に記載のエレベータ。
  4. 【請求項4】 手動、または前記巻取り/繰出し装置
    (9)の前記回転軸(20)上の2平板クラッチ(3
    7)で作動するステップ・ダウン・ウォーム・ギア(3
    8)を介してモータにより、前記バイアスを設定するこ
    とができることを特徴とする、請求項3に記載のエレベ
    ータ。
  5. 【請求項5】 前記ローラ・プラカード(7)が前記ド
    ラム(8)および前記回転軸(20)とともに交換可能
    であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一
    項に記載のエレベータ。
  6. 【請求項6】 前記ローラ・プラカード(7)が、不燃
    性または難燃性の耐引裂性および耐屈曲性のあるホイル
    または布地であることを特徴とする、請求項1に記載の
    エレベータ。
  7. 【請求項7】 偏向ローラ(36)、および駆動制御装
    置に作用するモニタ・スイッチ(42)を有するバンド
    張力モニタを備え、前記巻取り/繰出し装置(9)が巻
    取り方向に作動できなくなった場合に、前記ケージ
    (5)を次のフロア(E1、E2、・・・)まで移動す
    ることができることを特徴とする、請求項1から6のい
    ずれか一項に記載のエレベータ。
  8. 【請求項8】 望ましくはケージに取り付けられている
    保持装置(10)がスリップ・クラッチ(30)付巻取
    り装置を備え、前記クラッチが回転モーメントによって
    作動し、センサ(9)によってモニタされ、前記巻取り
    /繰出し装置が前記繰出し方向に作動できなくなった場
    合に、前記クラッチが、巻取られている前記ローラ・プ
    ラカード(7)を解放することを特徴とする、請求項1
    から7のいずれか一項に記載のエレベータ。
  9. 【請求項9】 巻取り状態にある前記ローラ・プラカー
    ド(7)が、気象に対する保護を施し、防塵構造にして
    ある前記シャフト基部(11)または前記シャフト頭部
    (14)内に固定されていることを特徴とする、請求項
    1に記載のエレベータ。
  10. 【請求項10】 前記ローラ・プラカード(7)が均等
    に巻き取られるように、前記回転ドラム(8)が横方向
    リム領域(45)に、鉢状に窪ませてあることを特徴と
    する、請求項1に記載のエレベータ。
JP7231391A 1994-09-08 1995-09-08 エレベータ・ケージ付エレベータ Pending JPH0891738A (ja)

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