JPH0891530A - コンベヤチェーン用継手リンク - Google Patents

コンベヤチェーン用継手リンク

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JPH0891530A
JPH0891530A JP25724794A JP25724794A JPH0891530A JP H0891530 A JPH0891530 A JP H0891530A JP 25724794 A JP25724794 A JP 25724794A JP 25724794 A JP25724794 A JP 25724794A JP H0891530 A JPH0891530 A JP H0891530A
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JP
Japan
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joint link
pins
link plate
pin
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP25724794A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Iguchi
昭 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Publication of JPH0891530A publication Critical patent/JPH0891530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直鎖状のコンベヤチェーンの両端を連結する
継手リンクにおいて、継手リンクプレートとピンの組立
を容易にする。 【構成】 継手リンク10は、継手リンクプレート1
2,14、ピン24,26及び抜止めピン34を有して
なる。各ピン24,26は。一方の継手リンクプレート
12の円形の孔16,18に圧入されている。ピン2
4,26の先端には、180°間隔の上下対称位置に平
坦な切欠28,30が形成されている。他方の継手リン
クプレート14には、ピン24,26が嵌入する孔2
0,22が形成されている。ピン24,26の先端の表
面には減摩剤の被膜層が形成されている。減摩剤は、例
えば二硫化モリブデンである。継手リンク10が組立て
られると、ピン24,26の先端は孔20,22を貫通
して円錐状部分が継手リンクプレート14の外側に突出
する。突出部分では、貫通孔32に抜止めピン34が挿
通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンベヤチェーン、特
に、現場で据付や交換をするための大型のコンベヤチェ
ーンに使用される継手リンクに関する。
【0002】
【従来の技術】無端状のコンベヤチェーン50は、図5
に示されるように、継手リンク52を利用して組立てら
れる。継手リンク52は、2本のピン54,54が圧入
された継手リンクプレート56と、ピン54,54の端
部を受け入れる継手リンクプレート58からなる。
【0003】大型のコンベヤチェーンの場合、継手リン
ク52はコンベヤチェーン50の使用現場で組立てられ
る。すなわち、作業者は、内リンクプレート60のブシ
ュ62内にピン54を挿通した後、ピン54の端部に継
手リンクプレート58を整合させ、その継手リンクプレ
ート58をハンマー等でたたいてピン54を圧入させて
いる。必要に応じて、抜止めピンが使用されることもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コンベヤチェーンが大
型であるほど、継手リンクプレート58とピン54の圧
入荷重が大きくなって、ピン54の圧入作業は困難をき
わめる。継手リンクプレート58とピン54が整合して
いないときは、圧入作業はさらに困難である。そのた
め、継手リンクプレート58とピン54の締代をなくし
て、継手リンクプレートとピンを遊合した継手リンクが
案出されている。また、継手リンクプレートとピンの締
代を僅かにして、圧入作業を容易にした継手リンクも案
出されている。しかし、継手リンクプレート58とピン
54を遊合させた場合には、継手リンクプレート58が
ピン54から抜けやすくなるほか、継手リンクプレート
58の孔に繰り返し荷重が作用して、疲労によって孔が
つぶれる恐れがある。締代を小さくした場合にも、製作
誤差によって継手リンクプレート58とピン54が遊合
状態になり、同様の問題を生じる。実公昭60−113
11号及び実公昭59−4968号は、上記問題を解決
するための継手リンクを提案しているが、実公昭60−
11311号公報記載の継手リンクは、継手リンクプレ
ートとピンの遊合状態をキー溝とキーによってなくすも
のであり、実公昭59−4968号公報に記載される継
手リンクは、ピンと遊合状態となる継手リンクプレート
に耐磨耗性の円環を圧入したものであるので、部品点数
の増加を伴うとともに、作業が複雑化して組立工数も多
くなるために、現場で組立てる大型のコンベヤチェーン
においては実用的でない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対のピンと
該ピン用孔を形成した一対の継手リンクプレートを有
し、直鎖状チェーンの両端を連結して無端状チェーンを
形成する継手リンクにおいて、一方の継手リンクプレー
トの孔に各々のピンの一端を圧入するとともに、他方の
継手リンクプレートの孔に各々のピンの他端を嵌入し、
前記ピンと前記継手リンクプレートの孔の嵌入面に減摩
剤の被膜層を形成したコンベヤチェーン用継手リンクに
より前記課題を解決した。
【0006】
【作用】直鎖状のコンベヤチェーンは、その端部を突き
合わされ、継手リンクにより無端状に組立てられる。ま
ず、一方の継手リンクプレートに圧入された一対のピン
を、直鎖状のコンベヤチェーンの端部のブシュに挿通す
る。その後、ピンの端部に他方の継手リンクプレートを
嵌入する。
【0007】継手リンクプレートとピンを嵌入させるこ
とで、組立時に大きな力を必要とせず、継手リンクプレ
ートとピンを確実に組み合すことができる。さらに、本
発明では、嵌入面に減摩剤の被膜層を形成したことによ
り、嵌入面での摩擦力が低減されて、組立時の嵌入作業
をきわめて円滑に行うことができる。
【0008】
【実施例】継手リンク10は、図1に示されるように、
継手リンクプレート12,14、ピン24,26及び抜
止めピン34,34を有してなる。各ピン24,26は
一方の継手リンクプレート12の円形の孔16,18に
圧入されている。他方の継手リンクプレート14は、コ
ンベヤチェーンの使用現場において、作業者によってピ
ン24,26と嵌め合わされる。抜止めピン34は、継
手リンクプレート14を貫通するピン24,26の先端
に挿通される。
【0009】図1及び図2に示されるように、ピン2
4,26の先端には、180°間隔の上下対称位置に平
坦な切欠部分28,30が形成されている。さらに、ピ
ン24,26の先端は円錐状となっている。図3に示さ
れるように、他方の継手リンクプレート14には、ピン
24,26が嵌入する孔20,22が形成されている。
孔20,22の形状は、ピン24,26の先端形状に一
致している。ピン24,26は、円錐状部分を除く切欠
部分28,30で、継手リンクプレート14の孔20,
22に嵌入する。継手リンク10が組立てられると、ピ
ン24,26の先端は孔20,22を貫通して円錐状部
分が継手リンクプレート14の外側に突出する。突出部
分では、切欠28,30の平坦面と直角に抜止めピン用
の貫通孔32が形成されている。抜止めピン34が貫通
孔32に挿通されると、継手リンクプレート14はピン
24,26から抜け出ることを阻止される。
【0010】なお、切欠部分28,30は、上記形状に
限定されない。その形状は、図4の如く平坦部分36が
ピン42,42同士で対向する形状であってよい。ま
た、平坦部分が形成されないピンであってもよい。この
場合、継手リンクプレート38の孔40は、ピン42の
先端形状に一致する形状となる。しかし、ピンの回り止
めをするために、少なくとも一部に切欠部分を設けてお
くことが望ましい。また、ピンの先端の円錐状部分は必
ずしも必要ではないが、組立時に孔へのピンの嵌入を円
滑に行うために、この円錐状部分を設けておくことが望
ましい。
【0011】継手リンクプレート14とピン24,26
を組立てる際に必要な力Fは、 F=P・A・μ で表される。Pは面圧、Aは嵌入面の面積、μは嵌入面
の摩擦係数である。従って、本発明では、孔20,22
とピン24,26とを圧入ではなく嵌入することによ
り、面圧Pを減少させている。孔20,22又はピン2
4,26を研削加工すると、加工公差を狭くすることが
でき、その結果、孔20,22とピン24,26との締
代の最大値が小さくなる。本発明でいう「嵌入」とは、
孔20,22又はピン24,26に研削加工を施すこと
により、圧入及び遊合ではなく、僅かではあるが確かな
締代をもって、継手リンクプレート14とピン24,2
6を嵌め合わせることを意味する。なお、継手リンクプ
レート14及びピン24,26は、研削加工を追加工す
るだけで、既存のものをそのまま流用することができ
る。
【0012】本発明では、さらに、上記式において、μ
を小さくすることにより、継手リンクプレート14とピ
ン24,26の組立を円滑に行わせようとしている。嵌
入面、すなわち、継手リンクプレート14の孔20,2
2の表面、又は、ピン24,26の先端の表面に、減摩
剤の被膜層が形成されている。減摩剤の被膜層は、少な
くとも嵌入面に形成されていればよいが、ピン全体又は
継手リンクプレート全体に形成されていても差し支えな
い。
【0013】減摩剤の例としては、二硫化モリブデンや
ポリテトラフルオロエチレン樹脂(テフロン樹脂)があ
る。二硫化モリブデンは、焼付け加工又は浸漬塗布する
ことによって嵌入面に被膜層として形成される。テフロ
ン樹脂は、焼成加工することによって嵌入面に被膜層と
して形成される。
【0014】以上のように、減摩剤の被膜層を嵌入面に
形成して、継手リンクプレートとピンを嵌入させること
によって、大型のコンベヤチェーンを現場で無端状に組
立てる際にも、大きな力を必要としない。本発明の継手
リンクを利用することにより、従来では困難であった大
型のコンベヤチェーンの組立作業を円滑に行うことこと
ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、継手リンクプレートとピンの
嵌入面に減摩剤の被膜層を形成して、その継手リンクプ
レートとピンを嵌入させることにより、大きな力を必要
とせずに作業現場で継手リンクを組立てることができる
ので、作業時に継手リンクプレートの孔とピンとを整合
させた状態で組立てを行うという特殊な技能が要求され
ず、一般的な作業者でも継手リンクの容易に組立作業を
行うことができる。また、継手リンクプレートとピンを
隙間なく嵌入させたことによって、長期の繰り返し荷重
が継手リンクプレートとピンとの間に作用しても、継手
リンクプレートの孔が疲労によってつぶれることはな
く、コンベヤチェーンの寿命を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による継手リンクの分解斜視図であ
る。
【図2】 図1の継手リンクのピンの側面図である。
【図3】 図1の継手リンクの継手リンクプレートの正
面図である。
【図4】 本発明による他の継手リンクの正面図であ
る。
【図5】 従来の継手リンクを利用したコンベヤチェー
ンの斜視図である。
【符号の説明】
10 継手リンク 12,14 継手リンクプレート 16,18 円形の孔 20,22 孔 24,26 ピン 28,30 切欠 32 貫通孔 34 抜止めピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のピンと該ピン用孔を形成した一対
    の継手リンクプレートを有し、直鎖状チェーンの両端を
    連結して無端状チェーンを形成する継手リンクにおい
    て、 一方の継手リンクプレートの孔に各々のピンの一端を圧
    入するとともに、他方の継手リンクプレートの孔に各々
    のピンの他端を嵌入し、前記ピンと前記継手リンクプレ
    ートの孔の嵌入面に減摩剤の被膜層を形成したことを特
    徴とする、 コンベヤチェーン用継手リンク。
JP25724794A 1994-09-28 1994-09-28 コンベヤチェーン用継手リンク Pending JPH0891530A (ja)

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Cited By (4)

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