JPH0890876A - カラーインクリボン、印刷装置、判別装置及びテープ - Google Patents

カラーインクリボン、印刷装置、判別装置及びテープ

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JPH0890876A
JPH0890876A JP25413694A JP25413694A JPH0890876A JP H0890876 A JPH0890876 A JP H0890876A JP 25413694 A JP25413694 A JP 25413694A JP 25413694 A JP25413694 A JP 25413694A JP H0890876 A JPH0890876 A JP H0890876A
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ink
color ink
color
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JP25413694A
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Inventor
Hiroto Shimizu
博人 志水
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種類及び各インク領域の先頭を正確に判別で
きる構成のカラーインクリボン及びそれを用いた印刷装
置を提供することである。 【構成】 Y、M、Cのインク領域IN1〜IN3とY
のインク領域IN1の前に配置された2本のマーカMA
1、MA2とMとCのインク領域IN2、IN3の前に
配置されたマーカMA3、MA4とを備えるインクリボ
ンを使用する。Yのインク領域IN1の前に配置された
2本のマーカMA1、MA2の長さの比は、インクリボ
ンの種類別に定められている。インクリボンを搬送しつ
つ、インクリボン上のマーカの長さを検出し、それらの
比を求め、この比からインクリボンの種類を判別すると
共にYのインク領域の先頭位置を判別し、対応する印刷
処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラーインクリボン
等のテープの種類及び位置を判定できる判別装置、テー
プ及び印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラープリンタ用のカラーインク
リボンには、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)の各色のインク領域が順番に繰り返して形成され
ている。印刷装置は、Y、M、Cの画像を順番に重ね合
わせて印刷して、減法混色により、記録紙上に多色の印
刷を行う。
【0003】このような手法によるカラー多色印刷の場
合、YとMとCの3つのインク領域からなる各組の先頭
位置、及び、これら各組内における各インク領域の先頭
位置を検出する必要がある。
【0004】YとMとCの各組の先頭位置、及び、各組
内における各インク領域の先頭位置を検出する手法とし
ては、従来、各組の先頭位置、及び/又は、各組内にお
ける各インク領域の境界部にマーカ(黒帯)を付加し、
このマーカの数又は長さを検出することにより位置を検
出することが一般に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マーカの数に
より位置を判別する手法では、インクの色の数、カラー
インクリボンの種類等が増加するに従って、マーカの数
を増加しなければならず、その分マーカ領域が長くなっ
てしまう。また、マーカの長さを検出する手法では、カ
ラーインクリボンの搬送(送り)速度が一定でない場合
には、マーカの長さを誤って検出する虞れがある。例え
ば、リール式のカラーインクリボンの場合、使用開始直
後のカラーインクリボンの巻き取りリールの径が小さい
のに対し、使用完了直前のカラーインクリボンの巻き取
りリールの径は、使用済みのカラーインクリボンのため
に実質的に大きくなる。従って、巻き取りリールの回転
速度が一定の場合でも、カラーインクリボンの巻き取り
速度は大きく異なる。このため、搬送速度が使用開始時
と使用終了直前では異なってしまう。また、カラーイン
クリボンの搬送途中で電源電圧が変動すると、それに伴
ってその搬送速度が変動してしまう。この結果、マーカ
の長さを誤って検出する虞れがある。
【0006】この発明は上記実状に鑑みてなされたもの
で、カラーインクリボンの搬送速度が変化する場合で
も、そのカラーインクリボンの各色の先頭位置及び各組
の先頭位置を確実に検出できる装置及びその装置に用い
て好適なカラーインクリボンを提供することを目的とす
る。また、この発明は、カラーインクリボンの種類が増
加した場合でも、その各カラーインクリボンの種類を確
実に判別することが可能な装置及びその装置に用いて好
適なカラーインクリボンを提供することを目的とする。
さらに、この発明は搬送されるテープ(インクリボン、
被印刷テープ等)の搬送速度に変動が生じた場合でも、
その搬送テープの種類または搬送位置(テープの位置、
色位置)を確実に判別可能な判別装置及びテープを提供
することを目的とする。また、この発明は搬送されるテ
ープ(インクリボン、被印刷テープ等)の種類が多い場
合でも、そのテープの種類を確実に判別可能な判別装置
及びテープを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかるカラーインクリボン
は、インクリボン本体の長手方向に沿って順次配列形成
された複数色のインク領域と、これら複数色のインク領
域間の境界部の少なくとも一つに形成された識別領域と
を備え、2つの識別涼気の長さの比或いはインク領域と
識別領域との長さの比が、このカラーインクリボンの種
類又は前記各インク領域の内の特定のインク領域の色に
応じて定められている、ことを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点にかかる印刷装置は、複数色のインク領域とこれ
ら複数色のインク領域の境界部に配置された識別領域と
を備えるインクリボンを用いて印刷を行う印刷装置であ
って、前記インクリボンを搬送する搬送手段と、前記搬
送手段により搬送されているインクリボン上の所定の領
域のサイズを検出するサイズ検出手段と、前記サイズ検
出手段により検出された所定の少なくとも2の領域のサ
イズの比からインクリボンの種類と位置の少なくとも一
方を判別する判別手段と、前記判別手段の判別に従って
印刷を行う印刷手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】所定の少なくとも2つの領域は、例えば、
複数色のインク領域の組(例えば、Y、M、C又はY、
M、C、BK)の先頭位置に設けられた2つの識別領域
からなり、前記判別手段は、この2つの識別領域の長さ
の比からそのカラーインクリボンの種類と各組の先頭位
置を検出する。
【0010】上記目的を達成するため、この発明の第3
の観点にかかる印刷装置は、複数色のインク領域とイン
ク領域の境界部に配置された1又は複数の識別領域とを
備えるインクリボンを用いて印刷を行う印刷装置であっ
て、前記インクリボンを搬送する搬送手段と、前記イン
クリボン近傍に配置された発光手段と、前記インクリボ
ンを介して前記発光素子に対向して配置され、前記発光
素子から照射されて前記インクリボンを通過した光を受
信し、受信光量に対応する検出信号を出力する受光手段
と、前記検出信号の信号レベルの変化点を検出し、変化
点に基づいて前記インクリボンの種類と位置との少なく
とも一方を判別する判別手段と、前記判別手段の判別に
従って印刷を行う印刷手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0011】上記目的を達成するため、この発明の第4
の観点にかかる判別装置は、搬送されるテープの位置又
は種類を判別する判別装置において、前記テープに形成
された第1及び第2の領域の搬送方向のそれぞれの長さ
を検出する検出手段と、この検出手段により検出された
前記第1及び第2の領域の搬送方向のそれぞれの長さの
比を演算する演算手段と、この演算手段により演算され
た前記長さの比に基づいて前記テープの位置及び種類の
少なくとも一方を判別する判別手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0012】前記判別手段により判別された前記テープ
の位置で印刷を行い、或いは、判別された前記テープの
種類に応じた態様で印刷を行うようにしてもよい。
【0013】上記目的を達成するため、この発明の第5
の観点にかかるテープは、搬送されるテープ本体に当該
テープ本体の長手方向の長さが予め定められた比となっ
ている第1及び第2の識別領域を形成していることを特
徴とする。
【0014】例えば、前記テープ本体は、長手方向に沿
って順次複数色のインク領域が形成されたカラーインク
リボンからなり、前記第1及び第2の識別領域は前記複
数色のインク領域のうちの少なくとも一つのインク領域
の一端に互いに隣接して形成され、或いは、前記第1の
識別領域は前記複数色のインク領域のうちの少なくとも
一つのインク領域の一端に形成された識別専用領域から
なり、第2の識別領域は特定色のインク領域から構成さ
れている。
【0015】
【作用】この発明の第1及び第2の観点にかかるカラー
インクリボンにおいては、カラーインクリボンの2つ以
上の所定の領域の長さの比がカラーインクリボンの種類
及び/又は色に応じて定められている。カラーインクリ
ボンの搬送速度が変化した場合でも、領域の長さの比は
変化せずに一定である。従って、このカラーインクリボ
ンの搬送速度が変化した場合でも、所定の領域の長さの
比を求めることにより、このカラーインクリボンの種類
や位置を正確に判別できる。また、カラーインクリボン
の種類が増加した場合でも、所定の領域の長さの比を変
更するだけで対応できる。
【0016】この発明の第3の観点にかかる印刷装置に
おいては、検出信号の信号レベルの変化点に基づいて、
例えば、その数に基づいてカラーインクリボンの種類及
び/又は位置を判別する。カラーインクリボンの搬送速
度が変化した場合でも、変化点の検出は正確に行うこと
が可能である。従って、カラーインクリボンの種類や各
インク領域の先頭位置を正確に判別できる。
【0017】この発明の第4の観点にかかる判別装置に
よれば、第1及び第2の領域の長さの比により、テープ
の位置又は種類を判別する。テープの搬送速度が変化し
た場合でも、領域の長さの比は変化せずに一定である。
従って、テープのの種類や位置を正確に判別できる。テ
ープのの種類が増加した場合でも、第1と第2の領域の
長さの比を変更するだけで対応できる。
【0018】この発明の第5のテープにおいては、第1
と第2の識別領域の長さが予め定められた比となってい
るので、第1と第2の識別領域の長さの比を判別するこ
とにより、このテープの種類を正確に判別することがで
きる。第1と第2の識別領域は識別専用領域から形成さ
れてもよく、或いは、インク領域を識別領域として使用
してもよい。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。 (第1実施例)まず、図1〜図7を参照してこの発明の
第1実施例にかかるカラーインクリボン及びそのカラー
インクリボンを用いた印刷装置の構成を説明する。
【0020】図1(A)と図2(A)はそれぞれ、この
発明の第1実施例にかかるカラーインクリボンの平面構
成を示す。
【0021】図1(A)に示すカラーインクリボンTA
は、樹脂等からなる光透過性のベースフィルム上にY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の熱転写
性のインク領域IN1〜IN3を順番に繰り返して形成
して構成されている。連続するY、M、Cの3色のイン
ク領域IN1〜IN3は1つの組を形成し、これらが重
ねて印刷される。
【0022】図2(A)に示すカラーインクリボンTB
は、樹脂等からなる光透過性のベースフィルム上にY、
M、C、BK(黒)の熱転写性のインク領域IN1〜I
N4を順番に繰り返して形成して構成されている。連続
するY、M、C、BKの4色のインク領域IN1〜IN
4は1つの組を形成し、これらが重ねて印刷される。
【0023】インク領域IN1〜IN4の間には、適
宜、各組の開始位置及び各インク領域の開始位置を指示
するための光非透過性のマーカ(識別領域)が配置され
ている。各マーカは、各組の先頭(Y色のインク領域の
前)に配置された長手方向に比較的長いマーカMA1
と、このマーカMA1に続けて配置された長手方向に比
較的短いマーカMA2と、M色のインク領域の前に配置
されたマーカMA3と、C色のインク領域の前に配置さ
れたマーカMA4とよりなる。また、マーカMA1とM
A2との間には、これらマーカMA1及びMA2を区分
するための光透過性の区分領域K1が配置され、また、
黒のインク領域IN4とマーカMA1との間には、イン
ク領域IN4とマーカMA1とを区分するための光透過
性の区分領域K2が配置されている。
【0024】各インク領域IN1〜IN4の長さL0
は、図3に示すように、印刷対象の記録紙19のサイズ
(この実施例では、80mm)に対し若干の余裕を持た
せて、86mm程度に形成されている。また、マーカM
A1の長さL1は、6〜12mm、マーカMA2〜マーカ
MA4の長さL2〜L4は3mm程度に形成されている。
さらに、区分領域K1の長さは2mm、区分領域K2の長
さは4mm程度に形成されている。
【0025】マーカMA1とマーカMA2の長さの比L
1/L2はカラーインクリボンの種類に応じて設定さ
れ、例えば、図1(A)のカラーインクリボンTAでは
「2」、図2(A)のカラーインクリボンでは「4」に
設定されている。
【0026】次に、上記構成のカラーインクリボンの種
類及び各インク領域の先頭位置を検出する機構の基本構
成を図4を参照して説明する。図4に示すように、カラ
ーインクリボン11は供給リール13に巻回され、使用
済みのカラーインクリボンが巻き取りリール15により
巻き取られる。
【0027】発熱(サーマル)ヘッド17は、複数の発
熱素子を備え、カラーインクリボン11の搬送方向と逆
方向に移動し、カラーインクリボン11を記録紙19に
押しつけながらそのカラーインクリボン11上に形成さ
れている各インクを加熱して記録紙19に転写して、印
刷を行う。
【0028】カラーインクリボン11は検出器21内を
通過するように配置されている。検出器21は、図5に
示すように、対向して配置された赤外線LED(発光ダ
イオード)等の発光素子21Aと受光素子21Bとを備
えている。受光素子21Bは、発光素子21Aからの光
を受光するとハイレベルの信号を出力し、受光しないと
ローレベルの信号を出力する。受光素子21Bの出力信
号は判断部23に供給される。
【0029】受光素子21Bに向けて発光素子21Aが
発した光は、カラーインクリボン11のY、M、C色の
インク領域IN1〜IN3及び区分領域K1、K2を通
過するが、マーカMA1〜MA2及び黒のインク領域B
Kを通過しないようになっている。このため、図1
(A)のカラーインクリボンTAの各領域に対応する受
光素子21Bの出力信号は図1(B)に示すように、光
の通過する各インク領域IN1〜IN3及び区分領域K
1、K2ではハイレベル(H)の信号となる。逆に、光
の通過しないマーカMAMA1、MA2ではローレベル
(L)の信号となる。同様に、図2(A)のカラーイン
クリボンTBの各領域に対応する受光素子21Bの出力
信号は図2(B)に示すようになる。
【0030】判断部23は、受光素子21Bの出力信号
のローレベル(L)の期間を検出し、一定期間内に検出
されたローレベルの期間t1とt2の比t1/t2を求
め、その値が「2」、「4」、「1以下」、「∞」のい
ずれであるかを判別する。判断部23は、比が「2」の
場合、カラーインクリボン11が図1(A)のものであ
り、次の領域がY色のインク領域(組の先頭領域)であ
ることを判別する。比が「4」の場合、カラーインクリ
ボン11が図2(A)のものであり、次の領域がY色の
インク領域(組の先頭領域)であることを判別する。比
が「1以下」の場合、カラーインクリボン11が異常、
即ち、逆にセットされていると判断する。また、比が
「∞」、即ち、t2=0の場合には、後続するインク領
域がM又はCのインク領域であると判別する。
【0031】判断部23は、Yのインク領域(組の先頭
領域)を判別したのち、比較的短いローレベルの期間が
所定時間内に1回のみ検出された際には、次のハイレベ
ルの期間がM色又はC色のインク領域に対応すると判断
し、所定基準期間より長いローレベルの期間が検出され
た際には、黒のインク領域IN4であると判断する。
【0032】図示せぬ印刷制御部は、判断部23の判断
に従って、発熱ヘッド17への通電及び発熱ヘッド17
の位置を制御し、同一位置に複数色のインクを重ねて印
刷することにより、カラーの画像を印刷する。
【0033】以上説明したように、この実施例において
は、マーカMA1とMA2との通過時間の比によりカラ
ーインクリボン11の種類及びY色のインク領域の先頭
位置(インク領域の組の先頭)を判別する。マーカMA
1とMA2は近接して配置されているので、カラーイン
クリボン11の搬送速度が巻き取りリールの径の変化、
電池等の電圧の変動等により変化しても、両マーカMA
1及びMA2が検出器21を通過する際の搬送速度はほ
ぼ等しい。従って、t1/t2は長さの比L1/L2と
等しくとなり、カラーインクリボン11の種類及び組の
先頭位置を正確に判別できる。
【0034】次に、上記構成のカラーインクリボン及び
検出機構を用いた印刷装置について具体的に説明する。
図5は、この実施例にかかるインクリボンカセットの構
成を示す。カラーインクリボン11は図5に示すよう
に、インクリボンカセット31に装着される。インクリ
ボンカセット31は、発熱ヘッド17に対応した位置に
切り欠き35が形成され、巻き取り側のコーナーに検出
器21挿入用の切り欠き37が形成されたケース33
と、ケース33内に配置された供給リール13と、巻き
取りリール15及びガイドローラ39とを備えている。
カラーインクリボン11は、図1(A)又は2(A)に
示す構成を有し、供給リール13から各ガイドローラ3
9に案内されてケース33内を通り、切り欠き35にお
いて外部に露出されたのち、検出器21を通り、巻き取
りリール15により巻き取られるようになっている。
【0035】インクリボンカセット31が、図6に示す
ように、キャリッジ50に装着されると、発熱ヘッド1
7がカラーインクリボン11を介して記録紙19に対向
して切り欠き部35内に挿入され、カラーインクリボン
11が検出器21の発光素子21Aと受光素子21Bの
間に挿入されるようになっている。インクリボンカセッ
ト31と発熱ヘッド17を含むキャリッジ50は、キャ
リッジ駆動モータ41によりベルト43を介して記録紙
19及びプラテンローラ45に沿って駆動される。印刷
状態では、発熱ヘッド17は付勢されてカラーインクリ
ボン11を記録紙19に押し当てた状態でキャリッジ5
0の移動に伴って移動し、カラーインクリボン11上の
インクを記録紙19に転写する。
【0036】記録紙19はプラテンローラ45により背
面から支持され、記録紙駆動モータ47の回転によるプ
ラテンローラ45の回転に伴って搬送される。
【0037】次に、この実施例の印刷装置の回路構成を
図7を参照して説明する。この印刷装置は、キー入力部
101、RAM102、ROM103、検出器21、波
形整形回路104、発熱素子駆動回路105、発熱素子
106、キャリッジ駆動回路107、キャリッジ駆動モ
ータ41、インクリボン駆動回路108、インクリボン
駆動モータ109、記録紙駆動回路110、記録紙駆動
モータ47、表示駆動回路111、表示部112、制御
回路113を備えている。
【0038】制御回路113は、前述した判断部23
(図4参照)の判断機能を備えており、CPU等から構
成されている。この制御回路113は、ROM103に
記憶されたプログラムに従って印刷動作全体を制御す
る。キー入力部101は、複数のキーを備え、印刷動作
を制御するための制御信号、印刷対象のデータ等を制御
回路113に供給する。RAM102は、Y、M、C、
各色の印刷データ(ドットパターンデータ)を記憶する
と共に制御回路113のワークエリアとして機能し、後
述する各種パラメータ、基準値等を記憶する。ROM1
03は、制御回路113の動作を制御するためのプログ
ラムを記憶する。特に、この実施例では、図8〜図10
に示す制御を行うためのプログラムを記憶する。
【0039】検出器21は、前述したように、発光素子
21Aと受光素子21Bを備え、発光素子21Aから照
射されてカラーインクリボン11を通過した光を受光素
子21Bで検出する。波形整形回路104は受光素子2
1Bの出力信号を波形整形し、検出信号として制御回路
113に供給する。
【0040】発熱素子106は発熱ヘッド17内に配置
され、通電されて発熱し、インクを溶融して転写する。
発熱素子駆動回路105は、制御回路113の制御下
に、RAM102に記憶された画像データに従って選択
的に各発熱素子106に通電して各発熱素子106を発
熱駆動する。
【0041】キャリッジ駆動回路107は、制御回路1
13の制御下に、キャリッジ駆動モータ41を駆動して
キャリッジ50を移動する。インクリボン駆動回路10
8は、制御回路113の制御下に、インクリボン駆動モ
ータ109を駆動して巻き取りリール15を回転させ、
カラーインクリボン11を巻き取る。記録紙駆動回路1
10は、制御回路113の制御下に、記録紙駆動モータ
47を駆動してプラテンローラ45を回転させ、記録紙
19を搬送する。表示駆動回路111は、制御回路11
3の制御下に、液晶表示素子等からなる表示部112に
任意の表示を行わせる。
【0042】次に、図5〜図7に示す構成を有する印刷
装置の印刷動作を、図8〜図10のフローチャートを参
照して説明する。例えば、キー入力部101から、印刷
の開始が指示されると、制御部113は、図8に示すよ
うに、キャリッジ駆動回路107を介してキャリッジ駆
動モータ41を回転させて発熱ヘッド17を左端(ホー
ムポジション)に移動(キャリッジリターン)し、図
9、図10を参照して後述する手法によりカラーインク
リボン11の種類を判別すると共にY色のインク領域I
N1の先頭位置を発熱ヘッド17の発熱素子106の位
置に合わせる(ステップS1)。
【0043】次に、ステップS1で検出されたカラーイ
ンクリボン11の種類を判別し(ステップS2)、カラ
ーインクリボン11が図1(A)に示すTAであれば、
ステップS3に進み、図2(A)に示すTBであれば、
ステップS10に進む。ステップS3において、発熱ヘ
ッド17をカラーインクリボン11を介して記録紙19
に押し当てる。キャリッジ駆動回路107とインクリボ
ン駆動回路108を制御してカラーインクリボン11を
巻き取りながらキャリッジ50を移動する。さらに、R
AM102に記憶されたY色用の画像データに従って、
発熱素子駆動回路105を制御して発熱素子106に通
電することにより、Y色の画像を1行分(発熱ヘッド1
7の1走査分)印刷する。カラーインクリボン11が図
1(A)に示す構成の場合、黒のドットはYとMとCの
重ね塗りにより印刷するので、黒のドットについても印
刷を行う。
【0044】Y色の画像の印刷を終了すると、キャリッ
ジ50をホームポジションに戻すと共にM色のインク領
域IN2を頭出しし(ステップS4)、M色の画像を1
行分印刷する(ステップS5)。Y色と同様に、黒のド
ットについても印刷を行う。Y色の画像の印刷を終了す
ると、キャリッジをホームポジションに戻すと共にC色
のインク領域を頭出しし(ステップS6)、C色の画像
を1行分印刷する(ステップS7)。Y及びMと同様
に、黒のドットについても印刷を行う。
【0045】次に、印刷終了か否かを判別し(ステップ
S8)、終了ならば印刷動作を終了し、終了していなけ
れば、記録紙駆動回路110を制御して、記録紙駆動モ
ータ47を所定量回転させて、記録紙19を1行分搬送
する(ステップS9)。その後、フローはステップS1
にリターンし、上述の処理を繰り返す。
【0046】カラーインクリボン11が図2(A)に示
すTBの場合、フローはステップS2からステップS1
0に進み、Y色の画像を1行分印刷する。黒のドットは
黒のインク領域IN4により印刷するので、黒のドット
については、印刷は行わない。
【0047】キャリッジ50をホームポジションに戻す
と共にM色のインク領域IN2を頭出しし(ステップS
11)、M色の画像を1行分印刷する(ステップS1
2)。ここでも、黒のドットについては印刷を行わな
い。
【0048】キャリッジ50をホームポジションに戻す
と共にC色のインク領域IN3を頭出しし(ステップS
13)、C色の画像を1行分印刷する(ステップS1
4)。ここでも、黒のドットについては印刷を行わな
い。
【0049】次に、キャリッジ50をホームポジション
に移動すると共に黒のインク領域IN4を頭出しし(ス
テップS15)、黒の画像を1行分印刷する(ステップ
S16)。その後、フローはステップS8に進む。以上
の処理を繰り返すことにより、図1(A)又は図2
(A)に示す構成のカラーインクリボン11を用いてカ
ラー画像を印刷できる。
【0050】次に、ステップS1、S4、S6、S1
1、S13、S15で実行されるカラーインクリボン1
1の種類の判別、各インク領域の頭出し処理を図9を参
照して具体的に説明する。まず、制御回路113は、パ
ラメータt1、t2、tHに0を代入し、フラグRPを
セットする(ステップT1)。パラメータt1は、図1
(B)、2(B)に示すように、マーカMA1、MA
3、MA4の各長さ(検出器21を通過するのに要する
時間)に対応する時間のパラメータである。パラメータ
t2は、マーカMA2の長さに対応する時間のパラメー
タである。パラメータtHは、検出信号がHレベルであ
る期間に対応する時間のパラメータである。フラグRP
は、検出信号がLレベルからHレベルに変化した直後で
あるか否かを示すフラグである。
【0051】次に、制御回路113は、検出信号がHレ
ベルかLレベルかを判別する(ステップT2)。検出信
号がHレベルの場合は、検出器21上にY、M、C色の
インク領域IN1〜IN3又は区分領域K1、K2が位
置している状態であり、検出信号がLレベルの場合は検
出器21上にマーカMA1〜M4又は黒のインク領域I
N4が位置している状態である。
【0052】検出信号がHレベルの場合、フローはステ
ップT2からステップT3に進み、このステップT3に
おいて、フラグRPがセットされているか否かを判別す
る。フラグRPがセットされている場合、フラグRPを
リセットし、検出信号がHレベルの期間を検出するため
に、パラメータtHに0をセットする(ステップT
4)。ステップT3でフラグRPがリセットされている
と判断された場合又はステップT4の処理終了後、パラ
メータt1が0か否かが判別される(ステップT5)。
t1≠0であると判断された場合、フローはT6に進
み、パラメータtHが予め設定されている基準値γより
大きいか否かを判別する。この基準値γは、光透過領域
がインク領域であるか、区分領域であるかを判別するた
めの基準値であり、区分領域K2の長さに対応する値よ
りも大きい値に設定されている。
【0053】ステップT6で、パラメータtHが所定基
準値γより大きいと判断された場合、フローはステップ
T7に進み、図10を参照して後述する手順により、カ
ラーインクリボン11の種類とその位置を判別する。そ
の後、フローはメインルーチンにリターンする。一方、
ステップT5でt1=0と判断された場合、又は、ステ
ップT6でtH≦γと判断された場合、フローはステッ
プT8に進み、パタメータtHに1を加算する。続い
て、インクリボン駆動回路108を介してインクリボン
駆動モータ109を所定ステップ数だけ回転させ、カラ
ーインクリボン11を搬送する(ステップT9)。
【0054】次に、カラーインクリボン11が終了した
か否かを判別し(ステップT10)、終了していなけれ
ば、ステップT2にリターンする。カラーインクリボン
11が終了していれば、インクリボンカセット31を交
換すべき旨のメッセージを表示駆動回路111を介して
表示部112に表示させる(ステップT11)。インク
リボンカセット31を交換すると、その操作がステップ
T12で判別され、フローはステップT1にリターンす
る。
【0055】一方、ステップT2で、検出信号がLレベ
ルであると判別されると(ステップT2)、フローはス
テップT13に進み、パラメータtHが所定の基準値α
より大きいか否かを判断する。ここでの、パラメータt
Hは、直前の光通過領域の長さを表しており、基準値α
は区分領域K1とK2とを判別するための基準値であ
り、区分領域K1の長さに対応する値よりも大きく、区
分領域K2の長さに対応する値よりも小さく設定されて
いる。パラメータtHが基準値αよりも小さい場合、t
1=0か否かを判別する(ステップT18)。t1≠0
の場合、パラメータt2に1を加算する(ステップT1
4)。
【0056】また、パラメータtHが基準値αよりも大
きい場合、パラメータt1に1を加算する(ステップT
14)。次に、パラメータt1が基準値βよりも大きい
か否かを判断する(ステップT15)。この基準値β
は、マーカMA1〜MA4と黒のインク領域BKを区別
するための基準値であり、マーカMA1の長さに対応す
る値よりも大きい値に設定されている。パラメータt1
が基準値βよりも大きい場合は、Lレベルの検出信号が
黒のインク領域BKによるものであると判断し(ステッ
プT20)、メインルーチンにリターンする。
【0057】パラメータt1が基準値βよりも小さい場
合は、フラグRPがセットされているか否か判断し(ス
テップT16)、セットされていなければセットする
(ステップT17)。その後、フローは前述のステップ
T9に進み、以後、前述の動作を繰り返す。
【0058】次に、ステップT7で実行されるカラーイ
ンクリボンの種類及び各インク領域の判別処理につい
て、図10のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、制御回路113は、パラメータt1とt2の比t1
/t2を求め、求めた値をRとする(ステップP1)。
なお、t2が0の場合には、充分大きい値(∞)を設定
する。次に、この求めたRの値を判別し(ステップP2
〜P5)、Rの値が充分大きい値(∞)の場合、M色又
はC色のインク領域IN2又はIN3であると判別する
(ステップP6)。
【0059】Rが1よりも小さい値の場合、カラーイン
クリボン11が反転している又は検出エラーと判別し、
表示部112にその旨を警告メッセージとして表示させ
る(ステップP7)。Rが判定用の基準値Aよりも大き
くBよりも小さい場合、カラーインクリボン11が図1
(A)に示すTAであり、Y色のインク領域IN1であ
ると判別する(ステップP8)。Rが判定用の基準値C
よりも大きくDよりも小さい場合、カラーインクリボン
11が図2(A)に示すTBであり、Y色のインク領域
IN1であると判別する(ステップP9)。基準値A、
B、C、DはA<B<C<Dの関係を充足し、例えば、
1.5、2.5、3.5、4.5に設定される。Rが他
の値の場合は、非該当リボンであると判別して、その旨
を表示部112に警告メッセージとして表示させる(ス
テップP10)。
【0060】次に、上述の印刷動作を具体例に基づいて
説明する。図1(A)のカラーインクリボンTAがセッ
トされ、図11に示すように、検出器21の位置にC色
のインク領域IN3が位置している状態(前回のカラー
印刷が終了した状態)で、キー入力部101より印刷の
開始が指示されたと仮定する。制御回路113は、ま
ず、パラメータt1、t2、tHに0代入すると共にフ
ラグRPをセットする(ステップT1)。
【0061】C色のインク領域IN3では、検出信号は
Hレベルであり、フローはステップT2からステップT
3に進む。ステップT1でフラグRPがセットされてい
るので、ステップT4においてフラグRPがリセットさ
れ、ステップT4において、パラメータtHに0が設定
される。ステップT1でパラメータt1に0がセットさ
れているので、次のステップT8でパタメータtHに1
を加算し、カラーインクリボン11を搬送する(ステッ
プT9)。以後、パラメータtHは、図11に示すC色
のインク領域IN3の長さL0のうち残余部の長さLR
に対応する値になるまで順次更新される。この残余部の
長さLRは区分領域K1の長さよりも充分に長く設定さ
れている。
【0062】マーカMA1が検出器21に達すると、検
出信号はLレベルとなり、フローはT2からT13に進
む。この段階では、パラメータtHはパラメータα(区
分領域K1の長さに対応する値)より大きくなっている
ので、マーカMA1の長さL1を表すパラメータt1に
1を加算する(ステップT14)。次に、パラメータt
1が基準値βより大きいか否かを判別する(ステップT
15)。基準値βはマーカMA1の長さL0に対応する
値よりも大きな値に設定されているので、フローはステ
ップT16に進む。ステップT4でフラグRPがリセッ
トされているので、フラグRPをセットし(ステップT
17)、カラーインクリボン11を搬送し(ステップT
9)、ステップT10におけるインクリボン11の終了
の有無を判別したあとステップT2にリターンする。
【0063】以後、同様にして、パラメータt1はマー
カMA1の長さL1に相当する値になるまで更新され
る。
【0064】区分領域K1が検出器21に達すると、検
出信号はLレベルからHレベルとなり、フローはステッ
プT2からステップT3に進む。ステップT17でフラ
グRPがセットされているので、フラグRPがリセット
され、パラメータtHが0に設定される(ステップT
4)。ステップT14の処理でパラメータt1が更新さ
れているので、ステップT5では、t1≠0と判断さ
れ、フローはステップT6に進む。パラメータtHは直
前のステップT4で0に設定されているので、フローは
ステップT8に進み、パタメータtHに1を加算して、
カラーインクリボン11を搬送する(ステップT9)。
以後、同様の処理を繰り返し、パラメータtHは区分領
域K1の長さに相当する値になるまで順次更新される。
【0065】マーカMA2が検出器21に達すると、検
出信号はLレベルとなり、フローはステップT2からス
テップT13に進む。区分領域K1は短く、パラメータ
tHは基準値αより小さい。このため、フローはステッ
プT18に進む。マーカMA1についての処理によりパ
ラメータt1が更新されているので、t1≠0となり、
マーカMA2の長さL2を表すパラメータt2に1を加
算し(ステップT19)、ステップT16に進む。この
ステップT16において、フラグRPのセットの状態を
判別するが、ステップT4でフラグRPがリセットされ
ているので、フラグRPをセットし(ステップT1
7)、カラーインクリボン11を搬送した後、ステップ
T10を介してステップT2にリターンする。以後、パ
ラメータt2はマーカMA2の長さL2に対応する値ま
で順次更新される。
【0066】Y色のインク領域IN1が検出器21に達
すると、検出信号はLレベルからHレベルとなり、フロ
ーはステップT3に進む。ステップT17でフラグRP
がセットされているので、フラグRPがリセットされ、
パラメータtHが0に設定される(ステップT4)。こ
の段階では、パラメータt1にマーカMA1の長さL1
に相当する値がセットされているので、ステップT5で
t1≠0と判断され、フローはステップT6に進む。パ
ラメータtHは直前のステップT4で0に設定されてい
るので、tH<γと判断され、パタメータtHに1を加
算して(ステップT8)、カラーインクリボン11を搬
送する(ステップT9)。以後、同様の処理を繰り返
し、パラメータtHは順次大きな値となる。
【0067】カラーインクリボン11が一定量搬送され
ると、パラメータtHの値は基準値γより大きくなり、
ステップT6でYESと判断され、図10の判別処理
(ステップT7)が実行される。
【0068】カラーインクリボンTAのマーカMA1の
長さL1とMA2の長さL2はそれぞれ約4mmと2mmで
あるから、R=2となる。従って、カラーインクリボン
11が図1(A)の構成のTAであり、Y色のインク領
域IN1の先頭部が発熱ヘッド17上に位置しているこ
とが判別される。次に、判別処理終了後、フローはステ
ップS2にリターンし、カラーインクリボン11が図1
(A)に示す構成であると判別され、カラーインクリボ
ン11の種類に応じたY色の印刷処理を実行する(ステ
ップS3)。
【0069】Yの印刷が終了すると、Mのインク領域I
N2の頭出し処理(ステップS4)を実行する。この場
合、Y色のインク領域IN1の余裕部分の巻き取りが終
了するまで、検出信号はHレベルであり、ステップT2
〜T5、T8、T9、T10の処理により、パタメータ
tHは、Y色のインク領域IN1の残余部の長さLRに
相当する値になるまで更新される。
【0070】マーカMA3が検出器21に達すると、検
出信号はHレベルからLレベルとなり、フローはT2か
らT13に進む。検出信号がHレベルの際の処理によ
り、パラメータtHは、インク領域IN1の残余部の長
さLRに相当する値にセットされているので、基準値α
より大きい。従って、フローはステップT14に進み、
マーカMA3の長さL3に対応するパラメータt1に1
を加算する。マーカMA3の長さL3は短いため、パラ
メータt1が基準値βより大きくなることはない(ステ
ップT15)。ステップT4でフラグRPがリセットさ
れているので、フラグRPをセットし(ステップT1
6)、カラーインクリボン11を搬送した後、ステップ
T10を介してステップT2にリターンする。
【0071】以後、同様にして、パラメータt1はマー
カMA3の長さL3に相当する値になるまで更新され
る。
【0072】M色のインク領域IN2が検出器21に達
すると、検出信号はHレベルとなり、フローはステップ
T3に進む。ステップT17でフラグRPがセットされ
ているので、フラグRPがリセットされ、パラメータt
Hが0に設定される(ステップT4)。ステップT14
の処理でパラメータt1が更新されているので、ステッ
プT5では、t1≠0と判断され、フローはステップT
6に進む。パラメータtHは直前のステップT4で0に
設定されているので、パタメータtHに1を加算して
(ステップT8)、カラーインクリボン11を搬送する
(ステップT9)。以後、パラメータtHはカラーイン
クリボン11の搬送に伴って順次更新される。
【0073】カラーインクリボン11が一定量搬送され
ると、パラメータtHの値は基準値γより大きくなり、
フローは図10に示す判別処理を実行する。パラメータ
t2は、ステップT1で設定された0のままであるか
ら、Rは∞となり、M色又はC色のインク領域の先頭部
分が発熱ヘッド17上に位置することが判別される(ス
テップP6)。即ち、M色のインク領域IN2の頭出し
が終了する。その後、フローはステップS5の印刷処理
に移る。C色のインク領域IN3の頭出しと印刷も同様
に実行される。
【0074】次に、図2(A)のカラーインクリボンT
Bがセットされ、検出器21の位置に黒のインク領域I
N4が位置している状態(前回のカラー印刷が終了した
状態)で、印刷の開始が指示されたと仮定する。黒のイ
ンク領域IN4では、検出信号はLレベルであり、パラ
メータt1とtHはステップT1で0に設定されてい
る。従って、フローはステップT2→T13→T18→
T16→T9→T10のループを通り、パラメータを変
更しないまま、カラーインクリボン11を順次搬送す
る。
【0075】区分領域K2が検出器21に達すると、検
出信号はLレベルからHレベルとなり、フローはステッ
プT3に進む。以後の動作は、カラーインクリボンTA
が装着された際のY色のインク領域IN1の頭出し手順
と同一である。
【0076】また、ステップS14でC色の画像の印刷
が終了すると、ステップS13で黒のインク領域IN4
の頭出し処理が実行される。まず、ステップ8でパラメ
ータtHを更新しながら、C色のインク領域IN3を順
次搬送する。
【0077】黒のインク領域IN4が検出器21に達す
ると、検出信号はLレベルとなり、フローはT2からT
13に進む。ステップT8の処理により、パラメータt
Hは基準値αより大きくなっており、ステップT14で
パラメータt1を更新しつつカラーインクリボン11を
搬送する(ステップT9)。カラーインクリボン11が
一定量搬送されると、パラメータT1が基準値βよりも
大きくなり、フローはステップT20に進み、黒のイン
ク領域IN4であることが判別され、以後黒の画像の印
刷が実行される。
【0078】以上説明したように、この実施例によれ
ば、カラーインクリボン11の複数の色のインク領域の
組毎に配置されたマーカMA1及びMA2の各長さL1
及びL2の比により、カラーインクリボン11の種類と
Y色のインク領域の先頭位置(組の先頭位置)との各検
出、カラーインクリボン11の搬送方向等を検出でき
る。カラーインクリボン11の搬送速度が一定でない場
合でも、互いに近接して配置されている両マーカMA1
及びMA2が検出器21を通過する際における単位時間
当たりの搬送距離はほぼ同一であり、両マーカMA1及
びMA2の各長さL1及びL2の比は同一である。従っ
て、カラーインクリボン11の種類や位置を正確に検出
し、適切に印刷を行うことができる。また、M色とC色
のインク領域についても、マーカMA3の長さL3又は
MA4の長さL4と仮想上のマーカ(実際には存在しな
い)との長さ(この長さは0に設定されている)の比に
よりM色とC色とのインク領域の識別と位置とを求めて
いる。従って、カラーインクリボン11の搬送速度が一
定でない場合でも、正確にこれらのインク領域の色の判
別と位置を検出できる。
【0079】なお、図8〜図10のフローチャートに示
した手順は一例にすぎず、任意に変更・応用可能であ
る。また、数値も一例にすぎない。M色、C色又は黒の
インク領域IN2〜IN4の頭出しについては、比を求
めずに、検出信号のレベルに基づいておこなってもよ
い。
【0080】例えば、Y色の画像を印刷している段階で
印刷を中止するような場合が想定される。このような場
合、次の印刷時には、ステップS1において、次のY色
のインク領域IN1の先頭までカラーインクリボン11
を搬送してから、印刷を開始する必要がある。このよう
な事態が予想される場合には、ステップS2において、
カラーインクリボン11の種類が判別されなかった場合
(マーカMA3又はMA4が検出された場合に)に、ス
テップS1にリターンするループを追加すればよい。
【0081】(第2実施例)第1実施例においては、Y
色のインク領域IN1の前には2本のマーカMA1及び
MA2を配置し、M色とC色のインク領域IN2とIN
3の前には、1本のマーカMA3又はMA4のみを配置
したが、これに限られない。例えば、図12に示すよう
に、M色とC色のインク領域IN2又はIN3の前にも
2本のマーカMA31又はMA41を区分領域K3又は
K4を介して配置してもよい。この場合、対となる各マ
ーカMA1及びMA2の長さ、各マーカMA3及びMA
31の長さ、又は、各マーカMA4及びMA41の長さ
をそれぞれ判別し、これらマーカの長さの比をそれぞれ
求め、求めた比からY、M及びCの各インク領域の色を
個別に判別し、対応する印刷を行う。また、マーカの数
は2本に限定されず、図13に示すように、3本以上の
マーカMA2、MA21、MA31、MA32、MA4
1、MA42を配置し、これら3本以上のマーカの長さ
の比からカラーインクリボン11の種類や位置を判別し
てもよい。
【0082】(第3実施例)第1及び第2実施例におい
ては、カラーインクリボン11上に配置された少なくと
も2本のマーカMA1〜MA4の長さの比からカラーイ
ンクリボンの種類及び位置を検出したが、このような例
に限られずカラーインクリボンの種類及び位置を判別す
るための領域は任意に選択できる。例えば、図14
(A)に示すように、同一の長さL0のY、M及びCの
インク領域IN1〜IN3の各前の位置に互いに異なる
長さL5〜L7の区分領域MA5〜MA7をカラーイン
クリボン11に形成する。そして、インク領域IN1〜
IN3の長さL0と各マーカMA5〜MA7の長さL5
〜L7の比を求め、カラーインクリボンの種類及び位置
を判別するようにしてもよい。
【0083】この場合、受光素子21Bの出力する検出
信号は図4(B)に示すようになる。図4(B)に示す
検出信号がローレベルからハイレベルに変化した時点
で、検出したローレベルの期間とその直前のハイレベル
の期間の比がL5/L0であれば、Yのインク領域IN
1がヘッドの上に位置していると判断する。また、検出
信号がローレベルからハイレベルに変化した時点で、検
出したローレベルの期間とその直前のハイレベルの期間
t8の比がL6/L0であれば、Mのインク領域IN2
がヘッドの上に位置していると判断する。さらに、検出
信号がローレベルからハイレベルに変化した時点で、検
出したローレベルの期間とその直前のハイレベルの期間
の比がL7/L0であれば、Mのインク領域IN2がヘ
ッドの上に位置していると判断する。
【0084】このような構成によれば、第1及び第2実
施例の場合よりも少ない数のマーカを用いて正確にカラ
ーインクリボンの種類や位置を判別することができる。
【0085】(第4実施例)上記第1及び第2実施例に
おいては、カラーインクリボン上の所定の領域(マーカ
やインク領域)の、搬送方向の長さの比によってカラー
インクリボンの種類等を判別したが、例えば、図15に
示すようにマーカの数等によりカラーインクリボンの種
類等を判別するようにしてもよい。
【0086】この実施例においては、Y色のインク領域
IN1の前に、3本のマーカMA11が配置され、M色
とC色のインク領域IN2、IN3の前には、1本のマ
ーカMA12が配置されている。
【0087】マーカMA11は、インク領域の組の先頭
を示すもので、重ねて印刷する最初のインク領域の先頭
を検出するためのものである。各マーカのカラーインク
リボン11の長手方向の両側には、透明(ベースリボン
の色)部分が形成されている。このような構成のカラー
インクリボン11を使用した場合、3本のマーカMA1
1については、マーカMAMA11の直前のインク領域
のインクの色に応じて、図16に示すような(A)〜
(D)の4種類の波形のいずれかが検出される。1本の
マーカMA12についても、図17に示すような(A)
〜(D)の4種類の波形のいずれかが検出される。
【0088】図16に示す各波形の立ち上がりエッジ又
は立ち下がりエッジの数は3又は4であり、図17に示
す各波形の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジの数
は、1又は2である。従って、カラーインクリボンの一
定量の搬送中に発生するエッジの数を検出することによ
り、各インク領域の先頭位置を検出できる。
【0089】図15に示す構成のカラーインクリボンを
用いた場合の印刷処理の手順を図18に示す。まず、カ
ラーインクリボンを搬送しながら、検出信号の立ち上が
りエッジの個数を検出する(ステップR1)。次に、検
出したエッジの数が3又は4であるか否かを判別する
(ステップQ2)。エッジの数が3又は4であれば、Y
色のインク領域の頭出しが終了しているので、Y色の画
像の1行分の印刷を行い(ステップQ3)、ステップQ
1にリターンする。
【0090】エッジの数が1又は2であれば、M色又は
C色のインク領域の頭出しが終了しているので、M又は
C色の画像の印刷を行う。その後、全ての色について1
行分の印刷が終了したか否かを判別する(ステップQ
5)。終了していなければ、ステップQ1にリターンし
て、次の色についての処理を行う。
【0091】全ての色について1行分の印刷が終了して
いれば、印刷が終了したか否かを判別する(ステップQ
6)。印刷が終了していれば処理を終了し、印刷が終了
していなければ、記録紙を搬送し(ステップQ7)、ス
テップQ1にリターンする。
【0092】第4実施例によれば、各マーカのエッジを
検出しているので、カラーインクリボンの搬送速度がば
らついてもその検出精度に影響を与えない。従って、カ
ラーインクリボンの搬送速度のバラツキにかかわらず、
正確に、各インク領域を先頭位置を検出できる。また、
マーカのエッジを検出しているので、マーカ自体の長さ
は、短くてよく、マーカ領域の長さを短くでき、カラー
インクリボン全体に占めるインク領域の割合を高めるこ
とができる。
【0093】上記実施例では、各マーカの立ち上がエッ
ジの個数を検出しが、立ち下がりエッジを検出するよう
にしてもよい。また、マーカの数等は任意である。ま
た、カラーインクリボンの始端部或いは終端部に図19
に示すようなマーカMA13を配置し、カラーインクリ
ボンの種類と始端であること、或いは、終端であること
等を検出するようにしてもよい。その他、この発明は第
1〜第4実施例に限定されず、種々の変形・応用が可能
である。例えば、上記実施例では、カラーインクリボン
の例として、Y、M、C又はY、M、C、BKのインク
領域をこの順番に配列したが、インク領域の配列の順番
は任意である。また、インクの色もこれらに限定され
ず、他の色を使用してもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、カラーインクリボンの搬送速度の変化にかかわら
ず、正確に、カラーインクリボンの種類、各インク領域
の先頭位置等を識別し、カラーインクリボンを用いて適
切にカラー画像を印刷することができる。また、この発
明によれば、搬送されるテープ(インクリボン、被印刷
テープ等)の搬送速度に変動が生じた場合でも、その搬
送テープの種類又は搬送位置(テープの位置、色位置)
を確実に判別することができる。さらに、この発明によ
れば、搬送されるテープ(インクリボン、被印刷テープ
等)の種類が多い場合でも、そのテープの種類を確実に
判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の第1実施例にかかるカラー
インクリボンの構成を示す図である。(B)は(A)に
示すカラーインクリボンに対応する検出信号の波形図で
ある。
【図2】(A)はこの発明の第1実施例にかかるカラー
インクリボンの構成を示す図である。(B)は(A)に
示すカラーインクリボンに対応する検出信号の波形図で
ある。
【図3】カラーインクリボンと記録紙の位置関係を示す
図である。
【図4】カラーインクリボンの種類と位置を検出する機
構の基本構成を示す図である。
【図5】インクリボンカセットの構成例を示す図であ
る。
【図6】この発明の第1実施例にかかる印刷装置の構成
を示す図である。
【図7】この発明の第1実施例にかかる印刷装置の回路
構成を示すブロック図である。
【図8】印刷処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】カラーインクリボンの種類の判別処理、各イン
ク領域の頭出し処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【図10】図9に示す判別処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】C色の画像の印刷を終了した時のカラーイン
クリボンの位置を説明する図である。
【図12】カラーインクリボンに配置されるマーカの変
形例を示す図である。
【図13】カラーインクリボンに配置されるマーカの変
形例を示す図である。
【図14】(A)は第2実施例にかかるカラーインクリ
ボンの構成を示す図である。(B)は(A)に示すカラ
ーインクリボンに対応する検出信号の波形図である。
【図15】この発明の第3実施例にかかるカラーインク
リボンの構成を示す図である。
【図16】Y色のインク領域を判別するためのマーカと
そのマーカによる検出信号の波形を示す図である。
【図17】M色又はC色のインク領域を判別するための
マーカとそのマーカによる検出信号の波形を示す図であ
る。
【図18】図15に示すカラーインクリボンを用いた印
刷動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】カラーインクリボンの始端・終端等を示すマ
ーカの例を示す図である。
【符号の説明】
11・・・カラーインクリボン、13・・・供給リール、15
・・・巻き取りリール、17・・・発熱ヘッド、19・・・記録
紙、21・・・検出器、23・・・判断部、31・・・インクリ
ボンカセット、33・・・ケース、39・・・ガイドローラ、
41・・・キャリッジ駆動モータ、43・・・ベルト、45・・
・プラテンローラ、47・・・記録紙駆動モータ、101・・
・キー入力部、102・・・RAM、103・・・ROM、1
04・・・波形整形回路、105・・・発熱素子駆動回路、1
06・・・発熱素子、107・・・キャリッジ駆動回路、10
8・・・インクリボン駆動回路、109・・・インクリボン駆
動モータ、110・・・記録紙駆動回路、111・・・表示駆
動回路、112・・・表示部、IN1〜IN4・・・インク領
域、MA1〜MA4、MA11、MA12・・・マーカ
(識別領域)、K1、K2・・・区分領域

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボン本体の長手方向に沿って順次
    配列形成された複数色のインク領域と、 これら複数色のインク領域間の境界部の少なくとも一つ
    に形成された識別領域とを備え、 前記インク領域と前記識別領域との長さの比が、このカ
    ラーインクリボンの種類又は前記各インク領域のうちの
    特定のインク領域の色に応じて定められている、 ことを特徴とするカラーインクリボン。
  2. 【請求項2】前記識別領域は、前記インク領域間の境界
    部に少なくとも2つづつ配置され、その長さの比は隣接
    するインク領域の色毎に異なっている、ことを特徴とす
    る請求項1に記載のカラーインクリボン。
  3. 【請求項3】インクリボン本体の長手方向に沿って順次
    配列形成された複数色のインク領域と、 これら複数色のインク領域間の少なくとも一つに配置さ
    れた2つの識別領域とを備え、 前記2つの識別領域の長手方向の長さの比が、カラーイ
    ンクリボンの種類又は前記各インク領域のうちの特定の
    インク領域の色に応じて定められている、 ことを特徴とするカラーインクリボン。
  4. 【請求項4】複数色のインク領域とこれら複数色のイン
    ク領域の境界部に配置された識別領域とを備えるインク
    リボンを用いて印刷を行う印刷装置であって、 前記インクリボンを搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されている前記インクリボン上
    の領域のサイズを検出するサイズ検出手段と、 前記サイズ検出手段により検出された所定の少なくとも
    2の領域のサイズの比からインクリボンの種類及び位置
    の少なくとも一方を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別に従って印刷を行う印刷手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】複数色のインク領域とインク領域間に配置
    され、後続するインク領域の色に応じて予め定められた
    長さの比を有する複数のマーカとを備えるインクリボン
    を用いて印刷を行う印刷装置であって、 前記複数のマーカの長さを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記マーカの長さの比か
    ら該マーカに後続するインク領域の色を判別する判別手
    段と、 前記判別手段の判別に従って印刷を行う印刷手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】複数色のインク領域の組を順次配列し、こ
    れら各組の先頭位置にインクリボンの種類に応じて予め
    定められた長さの複数のマーカを形成したインクリボン
    を用いて印刷を行う印刷装置であって、 前記インクリボンを搬送しつつ前記複数のマーカの長さ
    を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記マーカの長さの比を
    求める手段と、 前記検出手段により検出された前記マーカの長さの比か
    ら各組の先頭位置とインクリボンの種類を求める判別手
    段と、 前記判別手段の判別に従って印刷を行う印刷手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】複数色のインク領域とインク領域の境界部
    に配置された1又は複数の識別領域とを備えるインクリ
    ボンを用いて印刷を行う印刷装置であって、 前記インクリボンを搬送する搬送手段と、 前記インクリボン近傍に配置された発光手段と、 前記インクリボンを介して前記発光素子に対向して配置
    され、前記発光素子から照射されて前記インクリボンを
    通過した光を受信し、受信光量に対応する検出信号を出
    力する受光手段と、 前記検出信号の信号レベルの変化点を検出し、変化点に
    基づいて前記インクリボンの種類と位置との少なくとも
    一方を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別に従って印刷を行う印刷手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】前記判別手段は、前記変換点の数に基づい
    て前記種類と位置の少なくとも一方を判別することを特
    徴とする請求項7に記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】搬送されるテープの位置又は種類を判別す
    る判別装置において、 前記テープに形成された第1及び第2の領域の搬送方向
    のそれぞれの長さを検出する検出手段と、 この検出手段により検出された前記第1及び第2の領域
    の搬送方向のそれぞれの長さの比を演算する演算手段
    と、 この演算手段により演算された前記長さの比に基づいて
    前記テープの位置及び種類の少なくとも一方を判別する
    判別手段と、 を備えていることを特徴とする判別装置。
  10. 【請求項10】前記判別手段により判別された前記テー
    プの位置で印刷を行う印刷手段を更に備えていることを
    特徴とする請求項9に記載の判別装置。
  11. 【請求項11】前記判別手段により判別された前記テー
    プの種類に応じた態様で印刷を行う印刷手段を更に備え
    ていることを特徴とする請求項9に記載の判別装置。
  12. 【請求項12】前記テープは、長手方向に沿って順次複
    数色のインク領域が形成されたカラーインクリボンであ
    り、前記第1及び第2の領域は、前記複数色のインク領
    域のうちの少なくとも一つのインク領域の一端に互いに
    隣接して形成されていることを特徴とする請求項9、1
    0又は11に記載の判別装置。
  13. 【請求項13】前記テープは、長手方向に沿って順次複
    数色のインク領域が形成されたカラーインクリボンであ
    り、前記第1の領域は前記複数色のインク領域のうちの
    少なくとも一つのインク領域の一端に形成された識別領
    域であり、第2の領域は前記特定のインク領域であるこ
    とを特徴とする請求項9、10又は11に記載の判別装
    置。
  14. 【請求項14】搬送されるテープ本体に当該テープ本体
    の長手方向の長さが予め定められた比となっている第1
    及び第2の識別領域を形成していることを特徴とするテ
    ープ。
  15. 【請求項15】前記テープ本体は、長手方向に沿って順
    次複数色のインク領域が形成されたカラーインクリボン
    であり、前記第1及び第2の識別領域は前記複数色のイ
    ンク領域のうちの少なくとも一つのインク領域の一端に
    互いに隣接して形成されていることを特徴とする請求項
    14に記載のテープ。
  16. 【請求項16】前記テープ本体は、長手方向に沿って順
    次複数色のインク領域が形成されたカラーインクリボン
    であり、前記第1の識別領域は、前記複数色のインク領
    域のうちの少なくとも一つのインク領域の一端に形成さ
    れた識別領域であり、前記第2の識別領域は、特定の前
    記インク領域であることを特徴とする請求項14に記載
    のテープ。
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WO1998016391A1 (en) * 1996-10-14 1998-04-23 Esselte N.V. Tape printing apparatus
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US6385001B1 (en) 1999-03-08 2002-05-07 Exabyte Corporation Media identification for magnetic tape drive

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