JPH089061B2 - レベラ− - Google Patents

レベラ−

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JPH089061B2
JPH089061B2 JP61251576A JP25157686A JPH089061B2 JP H089061 B2 JPH089061 B2 JP H089061B2 JP 61251576 A JP61251576 A JP 61251576A JP 25157686 A JP25157686 A JP 25157686A JP H089061 B2 JPH089061 B2 JP H089061B2
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roll
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チャールズ・ロバート・ブラッドリー
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モナ−ク・マシ−ン・トウ−ル・カンパニ−
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属ストリツプを平滑矯正する多重ロール
型レベラー、特に、ワークロールの噛み込み量をワーク
ロールの長さに沿つて変化させることのできるレベラー
装置に関する。
従来の技術 スチール、アルミニウム、黄銅等の金属ストリツプコ
イルを製造する圧延工程において、圧延工程に変動が生
ずると、最終金属ストリツプが平滑でなくなる結果とな
る。例えば、縦方向端縁が中心部よりも延伸する圧延ス
トリツプの場合、端縁は波形となる。逆に、端縁よりも
中心部の方が延伸する圧延ストリツプの場合は、中心部
が屈曲したり、気泡が生じたりする。
発明が解決しようとする問題点 かかる波形部分、屈曲、その他平坦面からの偏位を解
消するための金属ストリツプの加工方法は、「平滑矯
正」として公知であり、金属ストリツプを選択的に延伸
させ、ストリツプの幅全体に亘つて、単位長さ当り等量
の材料が存在するようにする。この延伸工程を行なうた
めの各種の装置がある。こうした装置の多くは、相互に
中心線をずらせて配設し、幾分入り子状態にした上側ワ
ークロールと下側ワークロール対の間にストリツプを通
すことによつて、延伸工程を行なうものである。平滑矯
正しようとする金属ストリツプは、上記2対のワークロ
ール間を通る際、蛇行状に進むため、各ワークロールの
周縁に沿つて動くときに、撓みが生ずる。
上側および下側ワークロールは、入口ロールから出口
ロールにかけて、噛み込み量または入り子状態の程度が
小さくなるため、ストリツプの撓み程度は、レベラーの
前方から後方にかけて軽減される。出口ワークロールに
よつて、ストリツプは最終的に曲げられるため、ストリ
ツプは平滑状態に戻ることができる。
しかし、ストリツプは、その幅全体に亘つて波形の端
縁、中心部の屈曲、その他平滑度からの偏位を伴なうこ
とが多いため、長さに沿つて、ワークロールの噛み込み
量を調整する必要がある。金属ストリツプコイルにおけ
る、もう1つの欠点は、縦および横方向に湾曲すること
である。縦方向の湾曲は、ストリツプの片側面が、反対
面よりも縦方向に長い場合に生じ、横方向の湾曲は、ス
トリツプの片側面が、反対面よりも横方向に長い場合に
生じる。ワークロールの噛み込み量をロールの長さ方向
に沿つて均一に増大させることによつて、縦および横方
向の湾曲を解消するとができる。このため、縦および横
方向に湾曲せず、しかも波形端縁および中心部の屈曲、
あるいはその何れか1方を伴わない平滑なストリツプを
製造するためには、2種類の金属加工が必要となる。
1回通過させるだけで、上記欠点を解消し得る調節可
能なワークロールを提供する目的にて、各種型式のレベ
ラーが開発されている。例えば、ベアラー(Bearer)の
米国特許第3,301,031号は、上側および下側ワークロー
ル対を複数のバツクアツプローラによつて、長さに沿つ
て支持するレベラーを開示している。各バツクアツプロ
ーラは、ローラを上方に持上げ、支持するワークロール
部分を変位させ、よつて、この位置における上側および
下側ワークロールの噛み込み量を変化させる調節可能な
1対の楔の上に安着している。この1対の楔は、バツク
アツプローラが、入口ワークロールを出口ワークロール
の変位距離以上、ストリツプ方向に押圧し、よつて、レ
ベラーの長さに沿つて、ワークロールの噛み込み量を変
化させ得るように位置決めすることができる。
同様に、クリニトフスキイ(Kryntzky)の米国特許第
2,963,071号は、ワークロールの長さに沿つて、間隔を
置いて配設した個々に調節可能な複数のバツクアツプロ
ーラを開示している。各バツクアツプローラは、前部お
よび後部に半円形の空洞を有する支持被分を備え、支持
部材を支持するフレームは、上記空洞と契合する1対の
半円形ブロツクを備えている。このブロツクは、縦方向
に調節可能な楔と接触するため、支持部材の入口または
出口部分を調節して、バツクアツプローラの高さ、従つ
て、上記バツクアツプローラによつて支持したワークロ
ールの噛み込み量を変化させることができる。
上記レベラーの双方に共通の欠点は、波形端縁または
中心部の屈曲といつた欠陥を矯正し得る機能に影響を与
えずに、縦または横方向の湾曲といつた金属ストリツプ
の欠陥を矯正するため、ワークロールが変位し得るよう
に調節することが難しいことである。これは、金属スト
リツプの移動径路に沿つたワークロールの平均噛み込み
量を変化させずに、長さ方向に沿つて、ワークロールの
噛み込み量を変化させることが難しいためである。この
ように、ストリツプの縦および横方向の湾曲を解消する
と共に、ワークロールの全体の噛み込み量に影響を与え
ずに、ストリツプの波形端縁および中心部の屈曲を矯正
し得るように調節可能なレベラーが求められている。
従つて、本発明の1目的は、金属ストリツプの波形端
縁および中心部の屈曲と共に、縦および横方向の湾曲を
生ずる原因となる欠陥を同時に解消することができ、ま
た、最後部のワークロールの噛み込み量が一定ある一
方、入口ワークロールの噛み込み量をレベラーの前方か
ら後方にかけて、個々のワークロールの長さ方向に沿つ
て変化させることができ、さらに、比較的容易に且つ比
較的簡単な装置にて、ワークロールの噛み込み量を調節
することのできるレベラーを提供することである。
本発明の他の目的および利点け、添付図面に関する以
下の詳細および特許請求の範囲の記載から了知すること
ができよう。
問題点を解決するための手段 本発明は、基部と、前記基部に取り付けられかつ互い
に相対的に往復移動可能な第1及び第2フレーム手段
と、第1ワークロール手段と、前記第1ワークロール手
段を支持しかつ前記第1フレーム手段に取り付けられた
第1手段と、第2ワークロール手段と、前記第2ワーク
ロール手段を支持しかつ前記第2フレーム手段に取り付
けられた第2手段とを備え、前記第1及び第2ワークロ
ール手段が互いに組合わされていて前から後に縦方向に
伸びる金属ストリップ材料用の通路を形成する、レベラ
ーにおいて、前記第2支持手段が、前記第2フレーム手
段に取り付けられかつ縦方向に伸長する凹状部を備える
バックアップブロックと、縦方向に伸長する凸状部を有
する支持部材であって、前記凸状部が支持部材から前記
バックアップブロックに向かって伸長して支持部材の上
表面をバックアップブロックの下面から隔てるのに十分
な空隙を形成しかつ前記凹状部と係合するように位置決
めされた支持部材と、前記支持部材に回転可能に取り付
けられ、前記第2ワークロール手段を支持するように位
置決めされた複数のバックアップローラと、前記凸状部
が前記凹状部に対して摺動し、それによって、そのワー
クロールが選択的に移動されるように前記バックアップ
ローラを前記第2ワークロール手段に向かう方向又はそ
こから離れる方向に偏倚し、前記支持部材を前記バック
アップブロックに対して揺動させる手段とを備え、前記
凹状部及び前記凸状部は、前記部分の各々に対する曲率
中心が、前記第2ワークロール手段の最後方のワークロ
ールの回転中心に一致し、それによって前記最後方のワ
ークロールは前記支持部材が前記揺動手段により揺動さ
れても、移動されないような形状を備えかつそのように
配置されて構成されている。
本発明によるレベラーは、個々に調節可能であり、入
口ワークロールの噛み込み量を変化させることができる
一方、最後方のワークロールの噛み込み量は一定に維持
することのできる複数のバツクアツプローラによつて支
持した少なくとも1対のワークロールを備えている。こ
のように、本発明のレベラーは、最後方のワークロール
の噛み込み量をストリツプを略平滑な平面状態に戻すの
に最適な状態に保持するため、縦および横方向の湾曲と
いつた欠陥を生ぜずに、波形端縁および中心部の屈曲を
同時に矯正することができる。
本発明の1実施態様に依れば、このレベラーは複数の
バツクアツプローラによつて、複数の下側ワークロール
を支持する下側の固定フレームを設けた基部を備えてい
る。上側フレームが下側フレームに重畳され且つ下側フ
レームの垂直方向に調節可能であり、調節可能な複数の
ワークロールを取付ける取付け板を備えている。本発明
は、バツクアツプブロツクと、上側ワークロールを支持
する中間バツクアツプロールを支持し、バツクアツプロ
ールに回転可能なように取付けられた支持部材とを備え
る各ローラ組立体を特徴としている。各バツクアツプブ
ロツクは、後方に設けた凹状部を備え、各支持部材は上
記凹状部と契合し得る形状の後方に設けた凸状部を備え
ている。支持部材の回転動作は、凸状部とバツクアツプ
ブロツクの凹状部と摺動可能に係合することによつて行
われる。
上側フレームの頂部に取付けた調節可能な複数のねじ
機構によつて、支持部材を変位させることができる。各
ねじ機構は、関係するバツクアツプローラの支持部材に
接触する垂直方向に可動のジヤツキねじを備えている。
ジヤツキねじが下方に変位すると、支持部材は、それぞ
れのバツクアツプブロツク上にて回転し、よつて、支持
部材の凸状部は、バツクアツプブロツクの凹状部に対し
て摺動する。
好適実施態様において、バツクアツプブロツクの凹状
部および支持部材の凸状部は、各々、最後方の上側ワー
クロールの回転軸に一致する曲率中心を備えている。従
つて、ジヤツキねじの垂直方向への変位に応答して、支
持部材が回転動作をしても、最後方の上側ワークロール
の位置は影響を受けず、上側フレームの特定の高さの場
合における、最後方の2つのワークロールに対するロー
ルの噛み込み量は一定に保たれる。その結果、上側フレ
ームに取付けた個々のバツクアツプローラは各々、個々
に調節し、真後にある上側ワークロールの部分の噛み込
み量を加減することができる。しかし、その量は、各後
続のワークロールについて、前方から後方にかけて減少
するため、最後方の上側ワークロールの噛み込み量は影
響されない。
故に、本発明のレベラーは、ワークロールの平均噛み
込み量を調節できると共に、これと独立的に、ワークロ
ールの長さに沿つて特定部分の噛み込み量を調節するこ
とができるため、ストリツプの波形端縁または中心部の
屈曲といつた欠陥、並びに縦および横方向の湾曲といつ
た欠陥を共に解消することができる。従つて、本発明の
レベラーは、1回通過させるだけのストリツプの最も一
般的な2つの欠陥を解消することが可能である。
個々に調節可能なバツクアツプローラを調節可能な上
側フレームに取付ける本発明の実施態様について説明し
たが、これ以外のバツクアツプローラの構成も本発明の
範囲に属する。例えば、個々に調節可能なバツクアツプ
ローラを調節可能な下側フレーム、または調節可能な上
側および下側フレームに取付けることもできる。しか
し、レベラーの2つのフレームの何れか1方に取付けた
1対のバツクアツプローラを提供することが、最も経済
的で且つ効率的な形態であると考えられる。
本発明のバツクアツプローラは、好適実施態様につい
て説明する中間バツクアツプロールを使用しないレベラ
ーに適用することができる。しかし、これは余り望まし
くない。それは、バツクアツプローラとワークロール同
志が直接接触するため、平滑矯正したストリツプは、ス
トリツプの幅方向に対して、ワークロールに局部的な圧
力が作用するため、縦方向の傷が付き易くなる。好適実
施態様の場合、調節可能なバツクアツプローラによつて
支持したワークロールに対向するワークロールは、この
調節可能なバツクアツプローラに対して、直接対向する
状態に位置決め固定したバツクアツプローラによつて支
持される。
実施例 以上、本発明の実施例について、添付図面を参照しな
がら説明する。
第1図および第2図に示すように、本発明のレベラー
は、固定した下側フレーム14および垂直方向に調節可能
な上側フレーム16を支持する固定した基部12を備えてい
る。上側フレーム16は、下端を枢着接続部22によつて、
基部に接続した4つのジヤツキねじ20(第1図ではその
1方のみ図示)の伸長する4隅の柱状体18を備えてい
る。4つのジヤツキねじ20は、各々、4隅の柱状体18の
頂部に設けた歯車箱28,30,32および34と噛合する。
電気モータ36は、それぞれ歯車箱28,30を直接、回転
させる軸40,42を駆動するスプリツタ形歯車箱38に駆動
可能なように連結されている。このように、単一の電気
モータ36によつて、歯車箱28〜34を同時に駆動するた
め、上側フレーム16は、ジヤツキねじ20に沿つて、上方
または下方に同様に動く。
第1図および第3図に示すように、下側フレーム14
は、固定した複数の下側バツクアツプローラ組立体50を
取付けた取付板48を備えている。各下側バツクアツプロ
ーラ50は、取付板48に取付けた下側支持部材52を備え、
この下側支持部材52には、全体として54で示した複数の
下側バツクアツプローラが回転可能なように取付けられ
ている。複数の下側中間ロール56は、下側バツクアツプ
ローラ54によつて支持され、且つこれら下側バツクアツ
プローラ54の間に組み込まれる。これら中間ロール56
は、複数の下側ワークロール58を重ねて支持する。
第1図、第3図、第4図および第9図に示すように、
上側フレーム16は、複数の上側バツクアツプローラ62を
取付けた取付板60を備えている。各バツクアツプローラ
62は、ボルト66によつて、取付板60の下側に取付けたバ
ツクアツプブロツク64を備えている。このバツクアツプ
ブロツク64は、細長の形状を備え、レベラーの縦方向に
伸長している。各バツクアツプブロツク64は、支持部材
70を嵌入させる縦溝68を形成する。支持部材70は、細長
の溝68と略等寸法だけ伸長している。
複数のバツクアツプローラ72が、支持部材70内に嵌入
させた副軸74に回転可能なように取付けられ、従つて、
ローラは、支持部材の両側に交互に位置することにな
る。第1図および第4図に示すように、上側バツクアツ
プローラ72は、複数の上側中間バツクアツプロール76に
対して、入り子式に入る。一方、中間のバツクアツプロ
ール76は、複数の上側ワークロール78と重なっている。
第3図に示すように、下側ワークロール58は、下側の
取付板48に撓み可能に固定された下側の両側板80,81に
軸支されている。各ワークロール58は、万能継手88によ
つて、駆動軸86に接続された副軸延長部84を備えてい
る。駆動軸86は、万能継手90によつて、変速機94の出力
軸92に接続されている。この変速機94は、電気モータ
(図示せず)によつて駆動される。下側中間バツクアツ
プローラ56は、周知の手段(図示せず)によつて、下側
の側板80,81間に回転可能なように保持されている。
同様に、各上側ワークロール78は、1端に、万能継手
98によつて、上側駆動軸100に接続した副軸延長体96を
備えている。各上側駆動軸100は、万能継手102によつ
て、変速機94(第2図に図示)の上側出力軸104に接続
されている。上側および下側駆動軸100,86,並びに関係
する万能継手は、取付板48の延長体に取付けたハウジン
グ106内に収納されている。上側ワークロール76は、取
付板60に撓み可能なように取付けた上側の両側板82,83
に軸支されており、下側ワークロール58に対して、垂直
方向に調節することができる。
第6図に示すように、上側中間バツクアツプロール76
の各端部は、ロールの端部内に圧入した心棒124および
頭部126を備えるローラ122を嵌入させる溝120を備えて
いる。各頭部126は、溝120内に定着させたスラスト軸受
128に隣接して位置決めされており、上側の両側板82,83
に設けた耐磨耗板130に対して回転する。
上側の中間バツクアツプロール76も、第6図に示した
のと同一の上側の両側板82,83の耐磨耗板(図示せず)
に係合する。このようにして、中間バツクアツプロール
76は、垂直に動くことができ、バツクアツプロール76の
両端においてローラ122は、摺動し、耐磨耗板130に対し
て回転するが、縦軸心に沿つて、またはレベラーの横方
向には動かない。
第3図、第4図および第7図に示すように、各支持部
材70は、この支持部材70の前端および後端に隣接して位
置決めした1対の弾性接続部132によつて、各バツクア
ツプブロツク64に取付けられている。各弾性接続部132
は、上端136にて、バツクアツプブロツク64に螺着した
軸134および下方の円板状頭部138を備えている。軸134
は、支持部材70の溝内に開口する穴140を通つて伸長し
ている。圧縮ばね144が、下方頭部138に定着し、溝の端
部145と当接するように位置決めされている。
第4図に示すように、バツクアツプブロツク64の後部
は、下方に開口する凹状面146を備え、また、支持部材7
0の後部は凹状部146に契合し且つこの凹状部146に対し
て摺動するように位置決めした上方に伸長する凸状部14
8を備えている。凸状部148は、支持部材の上表面150か
ら十分に伸長し、支持部材70と溝穴68の下面152間に空
隙151を形成し、第4図に鎖線Aで示すように、支持部
材は、バツクアツプブロツク64に対して、揺動すること
ができる。
凹状部146および凸状部148は、各々、最後方の上側ワ
ークロール156の回転軸心154と一致する曲率中心を備え
ている。従つて、凹状部146および凸状部148は、共に、
線Bで表示した半径を有するため、支持部材70が揺動す
ると、凸状部148は、凹状部146に対して摺動し、その結
果、支持部材70は、最後方のワークロール156の回転軸
心154を中心として揺動する。支持部材70が揺動するこ
とにより、中間バツクアツプロール76には多少なりとも
圧力が作用し、最終的に上側ワークロール78に圧力が作
用し、その結果、下側ワークロール58に対する上側ワー
クロールの噛み込み量が増減する一方、最後方の下側ワ
ークロール160,162に対する最後方のワークロール156の
噛み込み量は不変である。
各上側バツクアツプローラ62は、第1図、第2図、お
よび第3図に示した、調節式のねじ機構164を備えてい
る。各ねじ機構164は、歯車箱168に駆動可能なように接
続した別個の駆動モータ166を備えている。ねじ機構164
および駆動モータ166は、共に頂部板169に取付けられて
いる。各歯車箱168は、上側フレーム16および取付板60
を通つて、下方に伸長するジヤツキねじ170の上端が嵌
入する。
第5図に示すように、各ジヤツキねじ170の下端は、
1対の球状軸受172の上側の軸受と噛合し、下側の軸受
は、バツクアツプブロツク64に形成したボア穴176内に
嵌入する着脱式のピン174と係合する。各ピンの下端
は、支持部材70の上表面150と当接する第2対の球状軸
受178に接続されている。
球状軸受172,178は、支持部材の揺動範囲に亘つて、
ジヤツキねじ170とピン174間およびピン174と支持部材7
0間を確実に接続し、上記構成要素間の不整合を補正す
る。ピン174は、取付板60に取付けた全組立体を上側フ
レーム16から容易に取外すことができるようにする。
第1図に示すように、各調節ねじ機構164のモータ166
は、独自に起動させ、関係するジヤツキねじ170を上下
させ、そのバツクアツプローラを位置決めする。ジヤツ
キねじ170が下方に変位することによつて、関係する支
持部材70は、軸心154を中心として、時計方向に揺動
し、よつて、上側ワークロール78(最後方のワークロー
ル156を除く)の噛み込み量は大きくなる。ジヤツキね
じ170が上方に変位すると、弾性部材132は、支持部材70
をバツクアツプブロツク64に対して反時計方向に揺動さ
せ、よつて、ワークロール78の噛み込み量は減少する。
支持部材は、軸心154を中心とする円形軌道に沿つて
動くため、支持部材70の所定の揺動角度に応じて、ワー
クロールの噛み込み量が変化する程度は、入口ワークロ
ールで最大であり、その後続のワークロールは小さくな
つていく。前述したように、最後方のワークロール158
の噛み込み量は不変である。従つて、下方に揺動した支
持部材70によるストリツプの延伸量は、レベラーの前方
から後方にかけて、各々ワークロール毎に徐々に減少す
る。従つて、最後方のワークロール156の噛み込み量
は、支持部材70の配向角度の如何に関係なく、ストリツ
プが平坦な形態に復帰するのに十分な程度に維持され
る。
第9図に示すように、中間バツクアツプロール76の長
さに沿つて多数のバツクアツプローラ62が設けてあるた
め、1つのバツクアツプローラの支持部材70が上方また
は下方に変位すると、この特定のバツクアツプローラの
真下に位置する中間バツクアツプロール76および上側ワ
ークロール78だけが変位する。このため、上側および下
側ワークロール78,58間を通るストリツプの欠陥は、そ
れぞれ、その欠陥の上方に位置する支持部材70が対応し
て変位することによつて解消することができる。
第9図に示したストリツプ180の場合、欠点は、スト
リツプの中心部分の長さが、端縁よりも長くなり、その
結果、中心部の屈曲が生ずることである。かかる欠陥を
解消するためには、ストリツプ端縁の直上に位置するバ
ツクアツプローラ62と関係する調節ねじ機構164(第2
図)によつて下方に変位させ、ストリツプ端縁領域にお
けるワークロール78の噛み込み量を大きくする必要があ
る。しかし、前述のように、これら支持部材70の揺動
は、最後方の個々の上側ワークロール154の噛み込み量
には影響せず、よつて、ストリツプ180の延伸程度は、
上側および下側ワークロール78,58を通過する毎に減少
し、最後方ワークロール154の噛み込み量は、ストリツ
プがレベラーを出る際に、ストリツプを略平坦な形態に
するのに十分となる。
本発明のレベラーの作用について説明する。第1図お
よび第4図に示すように、レベラーの右方向から左方向
に金属ストリツプが供給され、上側および下側対のワー
クロール78,58間を伸長する。レベラーに入る際のスト
リツプの厚みおよび特性如何によつて、上側フレーム16
は、ジヤツキねじ20により上下動し、下側ワークロール
58に対する上側ワークロール78の最終噛み込み量を調節
する。これは、第1図に示してあり、分割線182が上側
および下側ワークロール間に伸長している。上側ワーク
ロール78を下方に押圧すると、噛み込み量は増加する。
上側ワークロール78の最終的な噛み込み量を設定した
ならば、個々の調節ねじ機構164を連続的に駆動し、そ
れぞれの支持部材70を揺動させ、支持部材の真下に位置
する上側ワークロール78の部分の噛み込み量を変化さ
せ、よつて、該当するバツクアツプローラ62の真下部分
のストリツプ180を矯正して、波形端縁または中心部の
屈曲を解消する。
図示していないが、各調節ねじ164は手動か、また
は、ブツタ(Buta)の米国特許第4,454,738号(その開
示内容をここに引用)に開示されたような周知のセンサ
機構を利用して、起動することができる。
上側バツクアツプローラ組立体62のローラ72、および
下側バツクアツプローラ組立体50のローラ54は、中間バ
ツクアツプロール76,56のように連続的なロールでない
ため、ストリツプ180は、ローラの外端縁に対応して、
縦方向の傷が付き易い。しかし、レベラーの2つの構成
要素は、かかる傷が付く可能性を軽減する作用をする。
先ず、本発明の好適実施態様は、ローラ72,54間およ
びワークロール78,58間にそれぞれ介装した中間バツク
アツプロール76,56を備えている。次に、パツクアツプ
ロールには、バツクアツプローラ54,72によつて生ずる
パターンを破断するか旋状溝を形成することができる。
かかる構成は、ストリツプに縦方向の傷が付く可能性を
軽減するのに効果的である。
上述したレベラーの構造は、本発明の好適実施態様を
構成するが、本発明の範囲は、これら記載内容にのみ限
定されるべきものではなく、特許請求の範囲に記載した
ように、本発明の範囲を逸脱せずに、変形を加えること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好適実施態様によるレベラーの幾分
略図的な側面図、 第2図は、上側ワークロールおよび駆動継手を仮想線で
示し、一部切欠いて、上側ワークロールと駆動軸間の接
続を示す、レベラーの幾分略図的な平面図、 第3図は、下側バツクアツプローラおよび駆動継手外枠
を断面図で示した、第1図のレベラーの幾分略図的な部
分正面図、 第4図は、第3図の線4-4に関する上側および下側ワー
クロールの幾分略図的な詳細な側面図、 第5図は、ジヤツキねじと典型的なバツクアツプローラ
の支持部材間を伸長する接続ピンを示す、第1図のレベ
ラーの詳細な側断面図、 第6図は、中間バツクアツプロールとフレーム間の典型
的な回転形接続部分を示す、第1図のレベラーの詳細な
正面図、 第7図は、支持部材と関係するバツクアツプブロツク間
の典型的な弾性接続部分を示す、第1図のレベラーの詳
細な側断面図、 第8図は、第4図の線8-8に関する、典型的なバツクア
ツプローラを示す、詳細な正面断面図、および 第9図は、第1図のレベラーにおける金属ストリツプ条
片によるワークロールの変位を示す、幾分略図的な詳細
な正面図である。 (主要符号の説明) 12…基部、14…下側フレーム 16…上側フレーム、18…4隅の柱状体 20…ジヤツキねじ、22…枢着接続部 28,30,32,38…歯車形 36…電気モータ、40,42…軸 48…取付板 50…下側バツクアツプローラ 52…下側支持部材 54…下側バツクアツプローラ 56…下側中間ロール 58…下側ワークロール 60…取付板 62…上側バツクアツプローラ 64…バツクアツプブロツク 66…ボルト、68…縦溝 70…支持部材、72…バツクアツプローラ 74…副軸 76…上側中間バツクアツプロール 78…上側ワークロール 80,81…側板、84…副軸延長部 86…駆動軸、90…万能継手 92…出力軸、94…変速機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部(12)と、前記基部に取り付けられか
    つ互いに相対的に往復移動可能な第1及び第2フレーム
    手段(14、16)と、第1ワークロール手段(58)と、前
    記第1ワークロール手段を支持しかつ前記第1フレーム
    手段に取り付けられた第1手段(50、56)と、第2ワー
    クロール手段(78)と、前記第2ワークロール手段を支
    持しかつ前記第2フレーム手段に取り付けられた第2手
    段(62)とを備え、前記第1及び第2ワークロール手段
    が互いに組合わされていて前から後に縦方向に伸びる金
    属ストリップ材料用の通路を形成する、レベラーにおい
    て、前記第2支持手段が、 前記第2フレーム手段に取り付けられかつ縦方向に伸長
    する凹状部(146)を備えるバックアップブロック(6
    4)と、 縦方向に伸長する凸状部(148)を有する支持部材であ
    って、前記凸状部が支持部材から前記バックアップブロ
    ック(64)に向かって伸長して支持部材の上表面(15
    0)をバックアップブロックの下面から隔てるのに十分
    な空隙を形成しかつ前記凹状部と係合するように位置決
    めされた支持部材(70)と、 前記支持部材に回転可能に取り付けられ、前記第2ワー
    クロール手段を支持するように位置決めされた複数のバ
    ックアップローラ(72)と、 前記凸状部が前記凹状部に対して摺動し、それによっ
    て、そのワークロールが選択的に移動されるように前記
    バックアップローラを前記第2ワークロール手段に向か
    う方向又はそこから離れる方向に偏倚し、前記支持部材
    を前記バックアップブロックに対して揺動させる手段
    (164)とを備え、 前記凹状部(164)及び前記凸状部(148)は、前記部分
    の各々に対する曲率中心が、前記第2ワークロール手段
    (78)の最後方のワークロール(156)の回転中心(15
    4)に一致し、それによって前記最後方のワークロール
    は前記支持部材(70)が前記揺動手段(164)により揺
    動されても、移動されないような形状を備えかつそのよ
    うに配置されていることを特徴とするレベラー。
  2. 【請求項2】前記凹状部(146)及び前記凸状部(148)
    が、前記最後方のワークロール(156)の上に配置され
    る特許請求の範囲1に記載のレベラー。
  3. 【請求項3】前記揺動手段(164)が、前端及び後端に
    おいて前記支持部材(70)を前記バックアップブロック
    (64)に接続する弾性手段(132)と、前記第2フレー
    ム手段(16)に取り付けられかつ前記支持部材(70)に
    作用可能に接続された調節可能なねじ手段(164)と、
    を備えている特許請求の範囲1又は2に記載のレベラ
    ー。
  4. 【請求項4】前記バックアップブロック(64)が、長い
    形状を備えていて前記第2フレーム手段の縦方向に伸長
    し、更に、中心部で縦方向に伸長する溝(68)を備え、
    前記支持部材(70)が板状の形状並びに前記溝に嵌入し
    得る寸法を備える特許請求の範囲3に記載のレベラー。
  5. 【請求項5】前記バックアップローラ(72)が、前記支
    持部材(70)に沿って並べて配置されかつその支持部材
    の両側に互い違いに位置決めされている特許請求の範囲
    4に記載のレベラー。
  6. 【請求項6】前記調節ねじ手段(164)が、前記第2フ
    レーム手段に取り付けられたモータ(166)と、前記モ
    ータによって駆動される歯車手段(168)と、前記歯車
    手段によって駆動され、前記バックアップブロック(16
    4)を通して伸長して前端において前記支持部材(70)
    と係合するジャッキねじ手段(170)とを備える特許請
    求の範囲3、4又は5に記載のレベラー。
  7. 【請求項7】前記第2支持手段(62)が、更に、複数の
    前記バックアップブロック(64)を備え、前記支持部材
    (70)と、前記バックアップローラ(72)と、前記揺動
    手段(164)とが共に複数のバックアップロール組立体
    (62)を形成し、前記バックアップロール組立体前記が
    第2フレーム手段から間隔を置いて配置されかつ独立的
    に調節可能で、前記第2ワークロール手段(78)のワー
    クロール(76)が、所定の位置において、前記第1ワー
    クロール手段(58)に向かって移動され得る特許請求の
    範囲1ないし6のいずれかに記載のレベラー。
  8. 【請求項8】前記第2支持手段(62)が、前記第2ワー
    クロール手段(78)に対して、組合わされて位置決めさ
    れた複数の中間バックアップロール(76)を備え、前記
    バックアップローラ(72)が、前記中間バックアップロ
    ールに接触し得るように位置決めされている特許請求の
    範囲7に記載のレベラー。
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