JPH0890486A - カッティングペン - Google Patents
カッティングペンInfo
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- JPH0890486A JPH0890486A JP25865394A JP25865394A JPH0890486A JP H0890486 A JPH0890486 A JP H0890486A JP 25865394 A JP25865394 A JP 25865394A JP 25865394 A JP25865394 A JP 25865394A JP H0890486 A JPH0890486 A JP H0890486A
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- JP
- Japan
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- cutter
- cutting
- cap
- cutting pen
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 所望の切断深さを得るための調整が短時間に
行えるとともに、套環円筒リングの下方への移動が完全
でなく偏平状カッターが下方にスライドした場合でもカ
ッティングペンが上昇された状態においてカッターの刃
先がシートに接することのないカッティングペンを提供
することにある。 【構成】 本発明のカッティングペンは、円筒ホルダー
20の外周にねじ部20cとOリング37を設け、内周
面にねじ部38aを設けた有底円筒状キャップ38を、
偏平状カッター36を保持する鰐口部31とOリング3
7を被うように上記ねじ部同士を螺合して上下移動が可
能になるように設け、上記キャップ38には、軸線22
を中心とする底部中央部に偏平状カッター36の刃先を
突出させるための突出孔38bをカッター36の幅より
小さい径となるように穿設するとともに、外周面にフラ
ンジ部38dを周設している。
行えるとともに、套環円筒リングの下方への移動が完全
でなく偏平状カッターが下方にスライドした場合でもカ
ッティングペンが上昇された状態においてカッターの刃
先がシートに接することのないカッティングペンを提供
することにある。 【構成】 本発明のカッティングペンは、円筒ホルダー
20の外周にねじ部20cとOリング37を設け、内周
面にねじ部38aを設けた有底円筒状キャップ38を、
偏平状カッター36を保持する鰐口部31とOリング3
7を被うように上記ねじ部同士を螺合して上下移動が可
能になるように設け、上記キャップ38には、軸線22
を中心とする底部中央部に偏平状カッター36の刃先を
突出させるための突出孔38bをカッター36の幅より
小さい径となるように穿設するとともに、外周面にフラ
ンジ部38dを周設している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート等を任意の形状
に切断するカッティングプロッタに使用されるカッティ
ングペン、さらに詳しくは、シート等に対する切断深さ
を任意に設定できるカッティングペンに関するものであ
る。
に切断するカッティングプロッタに使用されるカッティ
ングペン、さらに詳しくは、シート等に対する切断深さ
を任意に設定できるカッティングペンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、シートを文字や図柄等の形状
に切断し、商店のウィンドウ等に貼着することが行われ
ており、このようなシートの切断にカッティングプロッ
タが使用されている。このカッティングプロッタには、
カッターを備えたカッティングペンが取り付けられてお
り、このカッティングペンのカッター刃先をシートに押
圧した状態で、上記カッティングペンを前後左右に移動
させることにより、シートの切断を行うようになってい
る。
に切断し、商店のウィンドウ等に貼着することが行われ
ており、このようなシートの切断にカッティングプロッ
タが使用されている。このカッティングプロッタには、
カッターを備えたカッティングペンが取り付けられてお
り、このカッティングペンのカッター刃先をシートに押
圧した状態で、上記カッティングペンを前後左右に移動
させることにより、シートの切断を行うようになってい
る。
【0003】このような、カッティングペンとして、本
出願人は、図3に示したようなものを開発しすでに出願
している(特開平4−152092号公報および特開平
4−152094号公報参照)。図において、カッティ
ングペンは、下端部が切刃に形成された偏平状カッター
2と、このカッター2を保持して回動するカッター回動
体3と、このカッター回動体3を軸線4上で回動自在に
支持する円筒ホルダー5とから構成されている。また、
上記カッター回動体3は、円筒ホルダー5に対して回動
自在に支持される回動ピン6と、回動ピン6の下端に固
着されたカッター保持部7とから構成されている。この
カッター保持部7は、カッター2が挿入される円柱状の
鰐口部8と、この鰐口部8の外周において軸線4に沿っ
て上下方向に移動可能な套環円筒リング9とにより構成
されている。したがって、套環円筒リング9を下方に移
動し、鰐口部8の下端部8aを押圧することによって、
鰐口部8に挿入されたカッター2が確実に保持されるよ
うになっている。なお、上記カッター2としては市販の
折刃式のものが使用可能である。
出願人は、図3に示したようなものを開発しすでに出願
している(特開平4−152092号公報および特開平
4−152094号公報参照)。図において、カッティ
ングペンは、下端部が切刃に形成された偏平状カッター
2と、このカッター2を保持して回動するカッター回動
体3と、このカッター回動体3を軸線4上で回動自在に
支持する円筒ホルダー5とから構成されている。また、
上記カッター回動体3は、円筒ホルダー5に対して回動
自在に支持される回動ピン6と、回動ピン6の下端に固
着されたカッター保持部7とから構成されている。この
カッター保持部7は、カッター2が挿入される円柱状の
鰐口部8と、この鰐口部8の外周において軸線4に沿っ
て上下方向に移動可能な套環円筒リング9とにより構成
されている。したがって、套環円筒リング9を下方に移
動し、鰐口部8の下端部8aを押圧することによって、
鰐口部8に挿入されたカッター2が確実に保持されるよ
うになっている。なお、上記カッター2としては市販の
折刃式のものが使用可能である。
【0004】このように構成されたカッティングペン1
は、偏平状カッター2を使用しているため、シート10
に対する穿刺力が大きく、低い筆圧によってシート10
を切断することができる。また、偏平状カッター2は安
価なため経済的である。
は、偏平状カッター2を使用しているため、シート10
に対する穿刺力が大きく、低い筆圧によってシート10
を切断することができる。また、偏平状カッター2は安
価なため経済的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記カ
ッター2はシート10に対する穿刺力が大きいため、筆
圧を少し変更するだけでシート10に食い込む刃先の量
が大きく変動し、所望の切断深さを得るための調整に時
間がかかるという問題点があった。
ッター2はシート10に対する穿刺力が大きいため、筆
圧を少し変更するだけでシート10に食い込む刃先の量
が大きく変動し、所望の切断深さを得るための調整に時
間がかかるという問題点があった。
【0006】また、上記偏平状カッター2をカッター保
持部7の鰐口部8に単に挿入させただけのカッティング
ペン、すなわち、套環円筒リング9を下方に移動し忘れ
てカッター2を完全に固定しなかったカッティングペン
で、シート10を切断した場合、シート10を切断した
のちカッティングペンを上昇させると、カッター2の刃
先2aがシート10の切り目に挟持されることによりカ
ッター2が下方にスライドし、カッティングペンが上昇
された状態であってもカッター2の刃先2aがシート1
0に接している状態になることがある。その結果、カッ
ティングペンを上昇し次のカッティング位置に移動させ
る際、カッター2を引きずりながら移動してしまい、カ
ッティングすべきでないシート10の部分をカットした
り、シート10を破損してしまうといったような問題が
生じる。
持部7の鰐口部8に単に挿入させただけのカッティング
ペン、すなわち、套環円筒リング9を下方に移動し忘れ
てカッター2を完全に固定しなかったカッティングペン
で、シート10を切断した場合、シート10を切断した
のちカッティングペンを上昇させると、カッター2の刃
先2aがシート10の切り目に挟持されることによりカ
ッター2が下方にスライドし、カッティングペンが上昇
された状態であってもカッター2の刃先2aがシート1
0に接している状態になることがある。その結果、カッ
ティングペンを上昇し次のカッティング位置に移動させ
る際、カッター2を引きずりながら移動してしまい、カ
ッティングすべきでないシート10の部分をカットした
り、シート10を破損してしまうといったような問題が
生じる。
【0007】この発明はこのような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、所望の切断深さを得
るための調整が短時間に行えるとともに、套環円筒リン
グの下方への移動が完全でなく偏平状カッターが下方に
スライドした場合でもカッティングペンが上昇された状
態においてカッターの刃先がシートに接することのない
カッティングペンを提供することにある。
もので、その目的とするところは、所望の切断深さを得
るための調整が短時間に行えるとともに、套環円筒リン
グの下方への移動が完全でなく偏平状カッターが下方に
スライドした場合でもカッティングペンが上昇された状
態においてカッターの刃先がシートに接することのない
カッティングペンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカッティングペンにおいては、円筒ホルダ
ーの下端側に、この円筒ホルダーと同軸的でかつこの軸
線回りに回動自在に鰐口部を設け、この鰐口部の下端側
に下端刃部の縁が上記軸線に斜交するように偏平状カッ
ターを挿入可能な溝部を形成するとともに、上記鰐口部
の外周に上記軸線の方向に上下移動可能に套環円筒リン
グを設け、上記套環円筒リングを下方に移動させること
によって上記鰐口部の外周面における溝部に対応する部
分を締め付け、上記偏平状カッターを保持するようにな
ったカッティングペンであって、上記円筒ホルダーの外
周にねじ部と滑り止めを設け、内周面にねじ部を設けた
有底円筒状キャップを、上記鰐口部と上記滑り止めを被
うように上記ねじ部同士を螺合して上下移動が可能にな
るように設け、上記有底円筒状キャップには、軸線を中
心とする底部中央部に偏平状カッターの刃先を突出させ
るための突出孔を上記偏平状カッターの幅より小さい径
となるように穿設するとともに、外周面にカッティング
プロッタのキャリッジの把持部と係合可能なフランジ部
を周設している。
め、本発明のカッティングペンにおいては、円筒ホルダ
ーの下端側に、この円筒ホルダーと同軸的でかつこの軸
線回りに回動自在に鰐口部を設け、この鰐口部の下端側
に下端刃部の縁が上記軸線に斜交するように偏平状カッ
ターを挿入可能な溝部を形成するとともに、上記鰐口部
の外周に上記軸線の方向に上下移動可能に套環円筒リン
グを設け、上記套環円筒リングを下方に移動させること
によって上記鰐口部の外周面における溝部に対応する部
分を締め付け、上記偏平状カッターを保持するようにな
ったカッティングペンであって、上記円筒ホルダーの外
周にねじ部と滑り止めを設け、内周面にねじ部を設けた
有底円筒状キャップを、上記鰐口部と上記滑り止めを被
うように上記ねじ部同士を螺合して上下移動が可能にな
るように設け、上記有底円筒状キャップには、軸線を中
心とする底部中央部に偏平状カッターの刃先を突出させ
るための突出孔を上記偏平状カッターの幅より小さい径
となるように穿設するとともに、外周面にカッティング
プロッタのキャリッジの把持部と係合可能なフランジ部
を周設している。
【0009】
【作用】上記のように、この発明のカッティングペンで
は偏平状カッターを保持する円筒ホルダーに有底円筒状
キャップが螺合されている。このため、このキャップを
静止させた状態で円筒ホルダーを回動することによって
上記キャップに対して偏平状カッターが上下移動可能に
なる。そして、キャップ底部には突出孔が設けられてい
るため、円筒ホルダーを回動させることにより、上記キ
ャップの突出孔から偏平状カッターの刃先を突出させる
ことができるとともに、その突出量を任意に調整するこ
とができる。また、上記カッティングペンをカッティン
グプロッタに取り付けて、上記カッティングペンの上記
キャップとシートとが接しながら切断するように上記カ
ッティングペンに筆圧をかければ、上記キャップの突出
孔より突出した刃先の突出量だけの正確な切断深さを得
ることができる。さらに、上記キャップの突出孔は、上
記カッターの幅より小さい径となっているため、上記カ
ッターが鰐口部から抜けても、上記カッターが突出孔か
ら完全に抜け出ることはない。
は偏平状カッターを保持する円筒ホルダーに有底円筒状
キャップが螺合されている。このため、このキャップを
静止させた状態で円筒ホルダーを回動することによって
上記キャップに対して偏平状カッターが上下移動可能に
なる。そして、キャップ底部には突出孔が設けられてい
るため、円筒ホルダーを回動させることにより、上記キ
ャップの突出孔から偏平状カッターの刃先を突出させる
ことができるとともに、その突出量を任意に調整するこ
とができる。また、上記カッティングペンをカッティン
グプロッタに取り付けて、上記カッティングペンの上記
キャップとシートとが接しながら切断するように上記カ
ッティングペンに筆圧をかければ、上記キャップの突出
孔より突出した刃先の突出量だけの正確な切断深さを得
ることができる。さらに、上記キャップの突出孔は、上
記カッターの幅より小さい径となっているため、上記カ
ッターが鰐口部から抜けても、上記カッターが突出孔か
ら完全に抜け出ることはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面を参照して
説明する。図1は、この発明の一実施例によるカッティ
ングペンの縦断面図を示している。図において、20は
円筒ホルダー、21は円筒ホルダー20の軸線22に位
置する小径の挿通孔、23は挿通孔21の上方に位置す
る上部空間である。この挿通孔21の上下端それぞれに
は軸受部24,25が嵌着され、上部空間23の底部側
には円筒形状の蓋体26が嵌着されている。
説明する。図1は、この発明の一実施例によるカッティ
ングペンの縦断面図を示している。図において、20は
円筒ホルダー、21は円筒ホルダー20の軸線22に位
置する小径の挿通孔、23は挿通孔21の上方に位置す
る上部空間である。この挿通孔21の上下端それぞれに
は軸受部24,25が嵌着され、上部空間23の底部側
には円筒形状の蓋体26が嵌着されている。
【0011】27は回動ピン28とこの回動ピン28の
下端側に固着されているカッター保持部29とにより構
成されたカッター回動体である。上記回動ピン28はそ
の上端が蓋体26に当接するように挿通孔21に挿通さ
れ、上記両軸受部24,25によって軸線22回りに回
動自在に支持されている。さらに、回動ピン28の上端
にはピン抜け防止用Eリング30が嵌着されている。
下端側に固着されているカッター保持部29とにより構
成されたカッター回動体である。上記回動ピン28はそ
の上端が蓋体26に当接するように挿通孔21に挿通さ
れ、上記両軸受部24,25によって軸線22回りに回
動自在に支持されている。さらに、回動ピン28の上端
にはピン抜け防止用Eリング30が嵌着されている。
【0012】上記カッター保持部29は、円柱状の鰐口
部31と、この鰐口部31の外周において軸線22に沿
って上下方向に移動可能な套環円筒リング32とにより
構成されている。
部31と、この鰐口部31の外周において軸線22に沿
って上下方向に移動可能な套環円筒リング32とにより
構成されている。
【0013】図2に示すように、鰐口部31の下部側
は、可動片33と固定片34に分岐しており、その相対
峙する面にはそれぞれ溝部35a,35bが形成されて
いる。また、上記可動片33の下端部33aの外面には
下端に向けて肉厚になるように傾斜が設けられている。
は、可動片33と固定片34に分岐しており、その相対
峙する面にはそれぞれ溝部35a,35bが形成されて
いる。また、上記可動片33の下端部33aの外面には
下端に向けて肉厚になるように傾斜が設けられている。
【0014】36は軸線22に斜交して下端刃部の縁が
形成された薄刃の偏平状カッターであり、この側縁36
a,36bを上記溝部35a,35bに押入れ、カッタ
ー36の上端部36cが溝部35aの奥端35a’に当
接するまで挿入される。そして、套環円筒リング32を
下方に移動し、可動片33の下端部33aを押圧して可
動片33を固定片34側に移動させることによって、カ
ッター36が確実に保持されるようになる。なお、図1
に示されているように、カッター36の装着状態におい
て、カッター36の刃先36dが軸線22からの偏心量
tを保つようになっている。
形成された薄刃の偏平状カッターであり、この側縁36
a,36bを上記溝部35a,35bに押入れ、カッタ
ー36の上端部36cが溝部35aの奥端35a’に当
接するまで挿入される。そして、套環円筒リング32を
下方に移動し、可動片33の下端部33aを押圧して可
動片33を固定片34側に移動させることによって、カ
ッター36が確実に保持されるようになる。なお、図1
に示されているように、カッター36の装着状態におい
て、カッター36の刃先36dが軸線22からの偏心量
tを保つようになっている。
【0015】また、上記円筒ホルダー20の中腹部にお
ける外周には段部20aが形成され、それより下部が小
径となるようになっている。この小径となっている部分
の上部外周には凹部20bが形成され、その下側部外周
にはねじ部20cが刻設されている。
ける外周には段部20aが形成され、それより下部が小
径となるようになっている。この小径となっている部分
の上部外周には凹部20bが形成され、その下側部外周
にはねじ部20cが刻設されている。
【0016】さらに、上記凹部20bには滑り止めのO
リング37が嵌入され、このOリング37に有底円筒状
キャップ38の内周上側面が圧接された状態で内周面中
腹部に刻設されたねじ部38aが上記ねじ部20cに螺
合されている。38bはカッター36の刃先36dを突
出させるためにキャップ38の底部中央部に穿設された
円形突出孔であり、この突出孔36bはキャップ38の
内部方向に向けて大径となるようにテーパー部38cが
設けられている。上記突出孔38bの最も小径と成って
いる部分の直径は、カッター36の幅(側縁36aから
側縁36bまでの軸線22と直交する最短距離)より小
さく形成されている。なお、38dはキャップ38の上
側部外周に周設させたフランジ部である。
リング37が嵌入され、このOリング37に有底円筒状
キャップ38の内周上側面が圧接された状態で内周面中
腹部に刻設されたねじ部38aが上記ねじ部20cに螺
合されている。38bはカッター36の刃先36dを突
出させるためにキャップ38の底部中央部に穿設された
円形突出孔であり、この突出孔36bはキャップ38の
内部方向に向けて大径となるようにテーパー部38cが
設けられている。上記突出孔38bの最も小径と成って
いる部分の直径は、カッター36の幅(側縁36aから
側縁36bまでの軸線22と直交する最短距離)より小
さく形成されている。なお、38dはキャップ38の上
側部外周に周設させたフランジ部である。
【0017】このように構成されたカッティングペン4
0は、キャップ38に対して円筒ホルダー20を一方向
に回転させると、円筒ホルダー20がキャップ38に対
して下方に移動し、上記突出孔38bから突出する刃先
36dの突出量が増え、キャップ38に対して円筒ホル
ダー20を他方向に回転させると、円筒ホルダー20が
キャップ38に対して上方に移動し、上記突出孔38b
から突出する刃先36dの突出量が減るようになってい
る。このようにして刃先36dの突出量を調整すること
によって、所望の切断深さを得ることができるようにな
る。すなわち、上記カッティングペン40のフランジ部
38dを図示しないカッティングプロッタのキャリッジ
で把持し、上記キャリッジを駆動させて上記カッティン
グペン40を下降させると、上記キャップ38の底面3
8eがシート41の表面に当接し上記突出孔38bから
突出した刃先36dの突出量だけシート41を切断する
ようになる。
0は、キャップ38に対して円筒ホルダー20を一方向
に回転させると、円筒ホルダー20がキャップ38に対
して下方に移動し、上記突出孔38bから突出する刃先
36dの突出量が増え、キャップ38に対して円筒ホル
ダー20を他方向に回転させると、円筒ホルダー20が
キャップ38に対して上方に移動し、上記突出孔38b
から突出する刃先36dの突出量が減るようになってい
る。このようにして刃先36dの突出量を調整すること
によって、所望の切断深さを得ることができるようにな
る。すなわち、上記カッティングペン40のフランジ部
38dを図示しないカッティングプロッタのキャリッジ
で把持し、上記キャリッジを駆動させて上記カッティン
グペン40を下降させると、上記キャップ38の底面3
8eがシート41の表面に当接し上記突出孔38bから
突出した刃先36dの突出量だけシート41を切断する
ようになる。
【0018】このように刃先36dの突出量の調整は、
ワンタッチで円筒ホルダー20をキャップ38に対して
回転させて短時間に行うことができる。
ワンタッチで円筒ホルダー20をキャップ38に対して
回転させて短時間に行うことができる。
【0019】また、円筒ホルダー20とキャップ38と
の間には、Oリング37が介在されているため、カッテ
ィングプロッタの振動などによって、キャップ38に対
して円筒ホルダー20が簡単に回動しないようになって
いるとともに、刃先36dの突出量の調整時において、
キャップ38に対して円筒ホルダー20がゆっくり回動
するようになっている。このため、刃先36dの突出量
の微調整を簡単に行うことができるようになっている。
の間には、Oリング37が介在されているため、カッテ
ィングプロッタの振動などによって、キャップ38に対
して円筒ホルダー20が簡単に回動しないようになって
いるとともに、刃先36dの突出量の調整時において、
キャップ38に対して円筒ホルダー20がゆっくり回動
するようになっている。このため、刃先36dの突出量
の微調整を簡単に行うことができるようになっている。
【0020】さらに、上記キャリッジに係合するフラン
ジ部38dがキャップ38に形成されているため、作図
中のキャップ38の底面38eとシート41との摩擦力
によってキャップ38が円筒ホルダー20に対して回動
することはなく、切断深さは常に一定に保たれる。ま
た、カッティングペン40を上昇させ上記キャリッジに
上記カッティングペン40を把持させた状態のまま、ワ
ンタッチで円筒ホルダー20を回転させて刃先36dの
突出量を調整することができる。
ジ部38dがキャップ38に形成されているため、作図
中のキャップ38の底面38eとシート41との摩擦力
によってキャップ38が円筒ホルダー20に対して回動
することはなく、切断深さは常に一定に保たれる。ま
た、カッティングペン40を上昇させ上記キャリッジに
上記カッティングペン40を把持させた状態のまま、ワ
ンタッチで円筒ホルダー20を回転させて刃先36dの
突出量を調整することができる。
【0021】また、套環円筒リング32を下方に移動し
忘れたカッティングペンで、シート41を切断した場
合、シート41を切断したのちカッティングペンを上昇
させると、カッター36の刃先36dがシート41の切
り目に挟持されてカッター36が下方に若干スライドす
るが、キャップ38の底面38eに形成された突出孔3
8bの直径がカッター36の幅より小さく形成されてい
るため、カッター36が突出孔38bから抜け落ちるこ
とはなく、カッティングペンが上昇された状態において
刃先36dがシート41に接することもない。したがっ
て、カッティングペンを上昇し次のカッティング位置に
移動させる際、カッター36を引きずりながら移動して
カッティングすべきでないシートの部分をカットした
り、シートを破損してしまうといったようなこともな
い。
忘れたカッティングペンで、シート41を切断した場
合、シート41を切断したのちカッティングペンを上昇
させると、カッター36の刃先36dがシート41の切
り目に挟持されてカッター36が下方に若干スライドす
るが、キャップ38の底面38eに形成された突出孔3
8bの直径がカッター36の幅より小さく形成されてい
るため、カッター36が突出孔38bから抜け落ちるこ
とはなく、カッティングペンが上昇された状態において
刃先36dがシート41に接することもない。したがっ
て、カッティングペンを上昇し次のカッティング位置に
移動させる際、カッター36を引きずりながら移動して
カッティングすべきでないシートの部分をカットした
り、シートを破損してしまうといったようなこともな
い。
【0022】また、上記薄刃の偏平状カッター36等
は、シート41に対する穿刺力が大きいため、筆圧を少
し変更するだけでシート41に食い込む刃先の量が大き
く変動する。しかしながら、この実施例のカッティング
ペン40ではキャップ38を用い、このキャップ38の
底面38eから上記カッター36の刃先36dを所定の
長さだけ突出させた状態で、その底面38eをシート4
1に当接させながらシート41を切断するため、常に一
定の深さのカッティングが行え、微妙な筆圧調整の必要
がない。このように、切れ味の鋭い薄刃のカッターの使
用においてはより大きな効果を奏し得る。
は、シート41に対する穿刺力が大きいため、筆圧を少
し変更するだけでシート41に食い込む刃先の量が大き
く変動する。しかしながら、この実施例のカッティング
ペン40ではキャップ38を用い、このキャップ38の
底面38eから上記カッター36の刃先36dを所定の
長さだけ突出させた状態で、その底面38eをシート4
1に当接させながらシート41を切断するため、常に一
定の深さのカッティングが行え、微妙な筆圧調整の必要
がない。このように、切れ味の鋭い薄刃のカッターの使
用においてはより大きな効果を奏し得る。
【0023】さらに、上記キャップ38および上記円筒
ホルダー20に、目盛り等を付すことにより、上記刃先
36dの突出量を測るようにしてもよい。
ホルダー20に、目盛り等を付すことにより、上記刃先
36dの突出量を測るようにしてもよい。
【0024】なお、上記実施例では、円筒ホルダー20
とキャップ38との間に、滑り止めとしてOリング37
を介在しているが、Oリング37に代わりゴムボールや
グリス等を用いることもできる。
とキャップ38との間に、滑り止めとしてOリング37
を介在しているが、Oリング37に代わりゴムボールや
グリス等を用いることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明のカッティング
ペンは、円筒ホルダーの外周にねじ部と滑り止めを設
け、内周面にねじ部を設けた有底円筒状キャップを、偏
平状カッターを保持する鰐口部と上記滑り止めを被うよ
うに上記ねじ部同士を螺合して上下移動が可能になるよ
うに設けているため、円筒ホルダーを回動することによ
ってキャップに対して上下移動させ、キャップの突出孔
から突出するカッターの刃先の突出量を調整することが
できる。そして、上記キャップの底面をシートに押し付
けて切断すれば、上記刃先の突出量だけ切断深さを得る
ようになる。したがって、従来のように筆圧の変化で切
断深さを調整しなくとも、刃先の突出量を調整するだけ
で簡単に短時間に切断深さが調整できる。
ペンは、円筒ホルダーの外周にねじ部と滑り止めを設
け、内周面にねじ部を設けた有底円筒状キャップを、偏
平状カッターを保持する鰐口部と上記滑り止めを被うよ
うに上記ねじ部同士を螺合して上下移動が可能になるよ
うに設けているため、円筒ホルダーを回動することによ
ってキャップに対して上下移動させ、キャップの突出孔
から突出するカッターの刃先の突出量を調整することが
できる。そして、上記キャップの底面をシートに押し付
けて切断すれば、上記刃先の突出量だけ切断深さを得る
ようになる。したがって、従来のように筆圧の変化で切
断深さを調整しなくとも、刃先の突出量を調整するだけ
で簡単に短時間に切断深さが調整できる。
【0026】また、上記キャップの底面に穿設された突
出孔は、偏平状カッターの幅より小さい径となるように
形成されている。このため、套環円筒リングの下方への
移動が完全でなくカッターが下方にスライドした場合で
もカッティングペンが上昇された状態においてカッター
が上記突出孔より完全に抜け出ることはない。その結
果、カッティングペンが上昇された状態において刃先が
シートに接することがなく、カッティングペンを上昇し
次のカッティング位置に移動させる際、カッターを引き
ずりながら移動してシートを損傷させることがない。
出孔は、偏平状カッターの幅より小さい径となるように
形成されている。このため、套環円筒リングの下方への
移動が完全でなくカッターが下方にスライドした場合で
もカッティングペンが上昇された状態においてカッター
が上記突出孔より完全に抜け出ることはない。その結
果、カッティングペンが上昇された状態において刃先が
シートに接することがなく、カッティングペンを上昇し
次のカッティング位置に移動させる際、カッターを引き
ずりながら移動してシートを損傷させることがない。
【0027】さらに、上記カッティングペンはキャップ
の外周面にカッティングプロッタのキャリッジの把持部
に係合可能なフランジ部を周設しているため、上記カッ
ティングペンを上記キャリッジに把持させた状態のま
ま、円筒ホルダーを回動させて刃先の突出量を調整する
ことができる。また、上記カッティングペンは滑り止め
によってキャップと円筒ホルダーの間に常時一定の抵抗
を付与しているため、カッティングプロッタの振動など
によって円筒ホルダーが回動することがなく、刃先の突
出量の調整もワンタッチで行うことができるため、使い
勝手がよい。
の外周面にカッティングプロッタのキャリッジの把持部
に係合可能なフランジ部を周設しているため、上記カッ
ティングペンを上記キャリッジに把持させた状態のま
ま、円筒ホルダーを回動させて刃先の突出量を調整する
ことができる。また、上記カッティングペンは滑り止め
によってキャップと円筒ホルダーの間に常時一定の抵抗
を付与しているため、カッティングプロッタの振動など
によって円筒ホルダーが回動することがなく、刃先の突
出量の調整もワンタッチで行うことができるため、使い
勝手がよい。
【図1】この発明の一実施例によるカッティングペンの
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1に示したカッティングペンのカッター保持
部を説明する分解斜視図である。
部を説明する分解斜視図である。
【図3】従来のカッティングペンの一例を示す縦断面図
である。
である。
20 円筒ホルダー 20c ねじ部 22 軸線 31 鰐口部 32 套環円筒リング 33 可動片 34 固定片 35a 溝部 35b 溝部 36 偏平状カッター 36d 刃先 37 Oリング 38 有底円筒状キャップ 38a ねじ部 38b 円形突出孔 38d フランジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒ホルダーの下端側に、この円筒ホル
ダーと同軸的でかつこの軸線回りに回動自在に鰐口部を
設け、この鰐口部の下端側に下端刃部の縁が上記軸線に
斜交するように偏平状カッターを挿入可能な溝部を形成
するとともに、上記鰐口部の外周に上記軸線の方向に上
下移動可能に套環円筒リングを設け、上記套環円筒リン
グを下方に移動させることによって上記鰐口部の外周面
における溝部に対応する部分を締め付け、上記偏平状カ
ッターを保持するようになったカッティングペンであっ
て、上記円筒ホルダーの外周にねじ部と滑り止めを設
け、内周面にねじ部を設けた有底円筒状キャップを、上
記鰐口部と上記滑り止めを被うように上記ねじ部同士を
螺合して上下移動が可能になるように設け、上記有底円
筒状キャップには、軸線を中心とする底部中央部に偏平
状カッターの刃先を突出させるための突出孔を上記偏平
状カッターの幅より小さい径となるように穿設するとと
もに、外周面にカッティングプロッタのキャリッジの把
持部と係合可能なフランジ部を周設したことを特徴とす
るカッティングペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25865394A JPH0890486A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | カッティングペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25865394A JPH0890486A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | カッティングペン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0890486A true JPH0890486A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17323250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25865394A Pending JPH0890486A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | カッティングペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0890486A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0872314A1 (en) * | 1997-04-15 | 1998-10-21 | Gerber Scientific Products, Inc. | Knife and holder assembly for use in sheet material processing mechanisms |
CN101905461A (zh) * | 2010-07-27 | 2010-12-08 | 上海信奥数控设备有限公司 | 一种平台式切割机刀具 |
JP2013193193A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Brother Industries Ltd | 切断装置 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP25865394A patent/JPH0890486A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0872314A1 (en) * | 1997-04-15 | 1998-10-21 | Gerber Scientific Products, Inc. | Knife and holder assembly for use in sheet material processing mechanisms |
CN101905461A (zh) * | 2010-07-27 | 2010-12-08 | 上海信奥数控设备有限公司 | 一种平台式切割机刀具 |
JP2013193193A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Brother Industries Ltd | 切断装置 |
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