JPH0890386A - Nc加工装置の協調制御方法 - Google Patents

Nc加工装置の協調制御方法

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JPH0890386A
JPH0890386A JP25477394A JP25477394A JPH0890386A JP H0890386 A JPH0890386 A JP H0890386A JP 25477394 A JP25477394 A JP 25477394A JP 25477394 A JP25477394 A JP 25477394A JP H0890386 A JPH0890386 A JP H0890386A
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JP
Japan
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machine
machining
processing
machines
interference
Prior art date
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JP25477394A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Nagura
満雄 名倉
Toru Kubokawa
透 久保川
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Daido Machinery Ltd
Daido Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Daido Machinery Ltd
Daido Kikai Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2台のNC加工装置を用いてNC加工を行な
うときに加工処理量を増大させる。 【構成】 レール1a,1b上を移動しながら2台のN
C加工装置A,Bの各々がワーク2に対し自動的に加工
を施す場合、両方のNC加工装置A,Bの機械原点を共
通にし、一方NC加工装置Aがその加工先端A1を次の
加工位置に移動させるとき、他方のNC加工装置Bとの
間で通信を行ない、相手方の存在する座標値を取得して
相手方のNC加工装置Bと干渉するか否かを移動前に判
定する。そして、干渉すると判定したときは自機Aが相
手機Bに衝突しないように干渉回避動作を行なう。これ
により、両機A,Bに挾まれた領域でも自由に加工がで
き、両機A,Bが共に加工不可能となる領域がなくな
り、加工処理量が増える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2台のNC加工装置が
同一軌道上を移動しながらワークを加工するときの協調
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば図5に示すように、NCガントリ
高速ドリル装置等の2台のNC加工装置A,Bを2本の
レール1a,1b上に移動自在に設置し、両レール1a,
1bの間に置かれたワーク2a,2bを加工する場合、
従来は、例えば、A機がレール1a,1bの一方の端
Lから他方の端Mに向かって進みながら加工を行ない、
B機が他方の端MからA機とは逆方向にレール1a,1
b上を進みながら加工を行なうように制御していた。ま
た、A機がレール1a,1bの中央付近から一方の端
Lに向かって進みながら加工を行ない、B機が他方の端
MからA機と同一方向にレール1a,1b上を進みなが
ら加工を行なうように制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した2台のNC加
工装置の制御では、レール1a,1b上で2台のNC加
工装置の先端3,4(台車の先端)が接する位置までワー
クの加工を行なうことができる。しかし、全長が40m
におよぶレール1a,1bに設置する大型のNC加工装
置では、レール1a,1bに乗せる各機の台車も大きく
なり、例えば前記の加工制御方法では、図5に示すよ
うに、台車の先端3,4同志が接触する位置では、両機
A,Bの間に幅4.5〜5m位のデッドスペースができて
しまう。従って従来は、このデッドスペース上のワーク
は加工不可能なため、ワーク設置スペースのうち約1割
を占めるデッドスペース分が無駄になり、NC加工装置
の稼働効率を低下させていた。
【0004】また、前記の加工制御方法では、A機の
加工量がB機より多い場合、A機の移動速度がB機より
遅くなり、追突の危険があり、無人自動運転ができなか
った。更に、1台の加工装置が1つのワークしか加工で
きないため、大きなワークの加工においては、他方の加
工装置が休止状態となることもあり、稼働効率が低下
し、また加工時間の短縮が図れなかった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在する
問題に鑑み、これを解決するべく提案されたものであっ
て、NC加工装置の稼働効率を高め、またワーク1個あ
たりの加工時間を短縮することのできるNC加工装置の
協調制御方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、同一軌道上を移動しな
がら各々がワークに対し自動的に加工を施す2台のNC
加工装置の協調制御方法において、両方のNC加工装置
の機械原点を共通にし、一方のNC加工装置が次の加工
位置に移動するときは、他方のNC加工装置との間で通
信を行ない、相手方の存在する座標値を取得して相手方
のNC加工装置と干渉するか否かを移動前に判定し、干
渉すると判定したときは干渉回避動作を行ない、干渉し
ないと判定したときは次の加工位置に移動することを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、従来はデッドスペースとなってい
た領域に設置したワークを一方のNC加工装置が加工し
ているときに、他方のNC加工装置がその領域に入ろう
とするときは、両者間での通信で両機が干渉する危険が
あることを検出し、その領域に他方の加工装置が入らな
いように、あるいは一方のNC加工装置をその領域から
外に移動させるように、干渉回避動作を行なう。これに
より、従来はデッドスペースとなっていた領域に設置さ
れたワークも加工することが可能となり、ワーク設置ス
ペースを100%利用することが可能となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係るNC加工装置の協調制御
方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下説明する。
【0009】図1は、本発明の第1実施例に係る協調制
御方法の説明図であって、1つのワーク2を、2台のN
C加工装置A,Bで分担して加工する様子を示してい
る。本実施例では、両加工装置A,Bの加工分担領域
を、分担境界Cで分割し、該境界Cの右側をA機が加工
し、左側をB機が加工するようになっている。すなわ
ち、A機の加工先端A1が分担境界Cに達するまで、A
機はレール1a,1b上を端部Lから端部M側に進み、
境界Cまでのワーク2の分担領域を加工する。勿論、こ
のときはA機の台車部分が境界Cから左側に突出するた
め、その位置にB機があると、衝突してしまう。そこ
で、例えばA機による加工が優先する場合には、B機は
A機と干渉しない位置まで移動して衝突を回避する。
【0010】このような回避をするには、先ず、A機、
B機の夫々の機械原点を一致させておく。更に、一方の
NC加工装置でワークの配置場所を機械座標系で読み取
り、そのワーク配置座標データを通信で他方のNC加工
装置に送り、ワーク配置座標データを共通に持つ。そし
て、両機A,B間で通信を行ない、互いの存在位置およ
び次加工位置の座標を知らせ、相手方の位置と自機とが
干渉するか否かを判定し、干渉する場合には、後述する
干渉回避動作を行なう。
【0011】図2は、本発明の第2実施例に係る協調制
御方法の説明図である。図1に示した第1実施例では1
つのワークを分担境界Cで2つに分けて両機A,Bで分
担して加工したが、第2実施例では、従来のデッドスペ
ースとなるような境界領域に複数のワーク2a,2bが
配置されている場合、ワーク毎に両機A,Bが加工を分
担する。例えば、ワーク2aはA機が加工し、ワーク2
bはB機が加工する。この場合も、例えばB機がワーク
2bを加工しようとしてその加工先端B1を加工位置に
もっていく場合、A機との間で通信を行なってB機はA
機の存在位置を知ると共にA機はB機の存在位置を知
り、もしこのときA機がワーク2Aの加工を終了してい
るときは、A機は干渉回避動作を行なう。
【0012】図1の第1実施例は、ワークが大きい場合
に採用すると有利であり、図2の第2実施例は、小さな
ワークが多数ある場合に採用すると有利である。
【0013】図3は、干渉回避動作を行なわせるときの
各種設定値の説明図である。A機、B機共に、レール1
a,1bの一端L側と他端M側に夫々点線で示す様に退
避限界位置Nを機械座標で設定する。この機械座標は、
両機A,B共通の機械原点からの値とする。また、A機,
B機共にその加工先端A1,B1と、台車先端との間に
各機特有のデッドスペースSがある。例えば図1に示す
実施例では、加工ヘッドの位置と分担境界Cとの位置か
ら自分の加工範囲の境界を判断するため、このデッドス
ペースSを考慮して、両機A,B間の退避距離Zを設定
する。
【0014】図1に示す場合、あるいは図2に示す場
合、前述した様に、一方の加工装置が次の加工位置に移
動しようとしたときは、両機の間で交信して互いの存在
位置を示す自機の存在座標値を連絡する。そして、移動
すると相手機と干渉する危険があるか否かを判定し、干
渉する危険があるときは次の干渉回避動作を行なう。 (a)相手機が加工中つまり停止中のときは、自機の移動
は行わずその位置で待機する。 (b)相手機が移動中のときは、自機の移動は行わずその
位置で待機する。 (c)相手機が退避状態のときは相手機を更に退避させ、
自機が次の加工位置に移動する。 (d)相手機が自機の加工終了を待っているときは、自機
は退避する。 (e)相手機が退避限界位置にいるときは、それ以上退避
できないのでアラームを発し、自動運転を停止する。
【0015】この様な干渉回避動作を行ない、自機が退
避位置に退避中に、自機の加工したい加工位置から相手
機が外れれば、干渉回避動作を終了して次の加工位置に
移動する。加工中に、一方のNC加工装置が終了した場
合、相手機の加工が終了するまで相手機の移動先を監視
しながら、いつでも退避動作がとれるように自動運転モ
ードを継続し、自動運転は両機同時に停止する。なお、
加工を先に終了した加工装置は、退避限界位置まで退避
して自動運転を停止するようにしてもよい。
【0016】なお、干渉回避動作は、NC加工装置の動
作を制御するソフトウェアで行なうが、ソフトウェアが
暴走した時の安全のために、NC加工装置に干渉検出用
の光電スイッチを設け、このスイッチが干渉を検出した
ときは直ちに両機を停止するようにする。
【0017】NC加工を行なう場合、第1実施例の分担
境界線で分けた協調制御と、第2実施例のワーク単位の
分担を行なう協調制御ばかりでなく、図5で示した従来
の非協調制御方法も選択枝として残し、この3つの制御
方法の何れかをユーザが選択するようにする。非協調制
御方法は、両NC加工装置の間にデッドスペースができ
てNC加工装置の稼働効率を低下させるが、その一方
で、協調制御のための演算処理が不要なため、加工速度
が早くなるという利点がある。また、装置のメンテナン
ス等にも必要である。この3つの制御方法のうち、どの
制御方法で加工を行なうかは、図4に示すNC加工装置
の分担設定画面で行なう。
【0018】図4に示す分担設定画面は、各NC加工装
置毎に設置されている表示装置に表示される。この分担
設定画面で、ユーザは、制御モードとして、非協調制御
を示す「0」と、図1の第1実施例に示す境界協調制御を
示す「1」と、図2の第2実施例に示すワーク別の協調制
御を示す「2」の3つのモードのいずれかを設定する。こ
の制御モードの設定は、両機とも同一に設定する。図4
に示す例では、制御モード「1」を設定しているが、この
制御モードつまり境界協調制御を設定する場合には、次
に、分担する境界のX座標値(レール1aに沿った座標)
を設定する。
【0019】一方のNC加工装置の分担設定画面で上記
設定を行った後に、この画面中の「計算」または「通信」の
ファンクションキーを押下すると、この設定内容が他方
のNC加工装置に送信される。そして、上記の「計算」キ
ーを押下したときは、更に、両機における夫々の加工に
要する時間が計算され、画面に表示される。両機におけ
る加工時間に大幅な差があれば、X座標値の設定値また
は分担するワーク番号を変更して再度「計算」を行ない、
両機の加工終了時間が同じになるようにする。
【0020】以上の様にすることで、以後はNC加工装
置A,Bが夫々自動的に加工を行ない、干渉しそうなと
きは両機A,B間で通信を行なって干渉回避動作を行な
う。なお、境界協調制御を実行するときは、同一ワーク
を両機で分担して加工することになるため、そのワーク
の加工プログラムは両機で共通に持つ必要がある。
【0021】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るNC
加工装置の協調制御方法によれば、2つのNC加工装置
間で協調制御を行なって干渉しそうなときは干渉回避動
作を行なうので、従来はデッドスペースとなっていた領
域に配置したワークの加工も可能となり、加工処理量が
増えるという効果がある。また、大きなワークに適用し
た場合は、1ワークあたりの加工時間を半減させる効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る協調制御方法の説明
図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る協調制御方法の説明
図である。
【図3】干渉回避動作を行なわせるときの各種設定値説
明図である。
【図4】分担設定画面を示す説明図である。
【図5】従来のNC加工装置の制御方法を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1a,1b レール 2,2a,2b ワーク 3,4 先端部 A,B NC加工装置 A1,B1 加工先端 C 分担境界

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一軌道上を移動しながら各々がワーク
    に対し自動的に加工を施す2台のNC加工装置の協調制
    御方法において、 両方のNC加工装置の機械原点を共通にし、 一方のNC加工装置が次の加工位置に移動するときは、
    他方のNC加工装置との間で通信を行ない、相手方の存
    在する座標値を取得して相手方のNC加工装置と干渉す
    るか否かを移動前に判定し、 干渉すると判定したときは干渉回避動作を行ない、干渉
    しないと判定したときは次の加工位置に移動することを
    特徴とするNC加工装置の協調制御方法。
JP25477394A 1994-09-21 1994-09-21 Nc加工装置の協調制御方法 Pending JPH0890386A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0985489A2 (en) 1998-09-10 2000-03-15 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha A machine with two spindle heads and cover apparatus therefor
JP2002328711A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Mitsubishi Electric Corp 数値制御方法及びその装置
CN110632855A (zh) * 2019-10-23 2019-12-31 珠海格力智能装备有限公司 轨道调节方法及系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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