JPH0890193A - 加圧圧入製造システム - Google Patents

加圧圧入製造システム

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JPH0890193A
JPH0890193A JP25130194A JP25130194A JPH0890193A JP H0890193 A JPH0890193 A JP H0890193A JP 25130194 A JP25130194 A JP 25130194A JP 25130194 A JP25130194 A JP 25130194A JP H0890193 A JPH0890193 A JP H0890193A
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JP
Japan
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press
fitting
mold
solid
metal piece
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JP25130194A
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English (en)
Inventor
Sadayoshi Yamada
貞好 山田
Toshio Kawakami
利男 川上
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金型に
加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入製造
システムにより、短時間に内部欠陥のない加圧鋳造品を
得る。 【構成】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金型に
加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入製造
システムにおいて、固定ダイプレ−トFDに対して移動
ダイプレ−トTDを移動して横方向に型締し、金型Mの
キャビティC内に固液共存温度領域に加熱した金属片を
金型Mの合せ面、下方から加圧圧入する加圧圧入装置P
Iとによって構成した横型締、縦加圧圧入機PMと、多
数の金属片を収納するマガジンと、同マガジンに収納さ
れた金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段H
と、加熱手段Hによって、加熱された金属片を加圧圧入
機PIに移送するロボットRとによって構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカストマシンの横
型締横加圧圧入機、横型締縦加圧圧入機、縦型締縦加圧
圧入機等これに準ずる機械加圧圧入製造システムに係
り、特に、固液共存温度領域に加熱した金属片を金型に
加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入製造
システムに関する。
【0002】本明細書で用いる用語は下記の通り定義す
る。
【0003】固液共存温度領域に加熱した金属片とは、
レオキャスト法で得られたレオキャスト合金を固液共存
温度領域に再加熱した金属片をいう。
【0004】加圧圧入製造システムとは、レオキャスト
法で得られたレオキャスト合金を固液共存温度領域に再
加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の形状の製品
を成形する一連の関連設備および制御方法および装置を
いう。
【0005】チクソキャスト法はレオキャスト法で得ら
れた合金を固液共存温度領域に再加熱して成形を行う加
工技術のことをいう。
【0006】
【従来の技術】従来の加圧鋳造法は金属が完全な液相、
または半溶融状態で行われていた。それは、一般に、金
属が完全な液相と固相状態の中間に液相、または固相の
状態の共存する温度区域が存在し、そこで生成する固体
結晶が鋳造欠陥の主因となる樹枝状晶構造(デンドライ
ト)をとり、これがため加圧鋳造が困難であった。
【0007】レオキャスト法は固液共存温度領域におい
て機械的な回転攪拌を加えることによりこの樹枝状晶を
破壊し、半固体状のスラリをつくり、均質性の高い変形
加工を可能にした。特開平5ー228602号特許公報
の出願は、チクソキャスト法に立脚してなされたもの
で、縦射出装置を備えたダイカストマシンにより、縦方
向に型締めされる固定金型と移動金型の下方の延長上に
射出スリーブを取り付け、射出スリーブのプランジャチ
ップによって金属材料を押圧してキャビティ内に充填す
るようにした知られている。
【0008】また、従来、溶湯を使用した横型締縦射出
装置は特開平4ー251649号特許公報、実開平4ー
125049号実用新案公報にあるように公に知られて
いるが、チクソキャスト法に立脚したものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平5ー228
602号特許公報は金属材料をどのようにして供給する
か、供給手段が明確でない。
【0010】また、一回の加圧鋳造ごとに金属材料を加
熱するので時間がかかるという問題がある。特開平4ー
251649号特許公報、実開平4ー125049号実
用新案公報が開示した横型締め縦射出装置はチクソキャ
スト法に立脚したものはなかった。
【0011】また特開平5ー203446号特許公報は
射出スリーブの中心とタイロッド中心までの距離を短く
することができず、また、スペースの制約から大重量の
大型部品の射出装置の場合、タイロッドの強度を向上す
ることが困難であり、射出装置を懸架したタイロッドを
備えた縦射出装置の改良が望まれていた。
【0012】本発明は従来技術の問題点に鑑みてなされ
たもので、その第一の目的とするところは、固液共存温
度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の形
状の製品を成形する加圧圧入製造システムにより、短時
間に内部欠陥のない加圧鋳造品を得る。
【0013】第二の目的とするところは、チクソキャス
ト法を基に、横型締め縦射出装置を用いて、固液共存温
度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の形
状の製品を成形する加圧圧入製造システムを提供するこ
とにある。
【0014】第三の目的とするところは、チクソキャス
ト法を基に、縦型締め縦射出装置を用いて、固液共存温
度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の形
状の製品を成形する加圧圧入製造システムを提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の加圧圧入製造システムはすべて、固液共存
温度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の
形状の製品を成形する加圧圧入製造システムにおいて下
記の手段を有する。
【0016】第1の加圧圧入製造システムは、固定ダイ
プレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して型締し、
金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱した金属
片を金型に加圧圧入する加圧圧入手段とによって構成し
た加圧圧入機と、多数の金属片を順次供給する供給装置
と、同供給装置によって供給された金属片を固液共存温
度領域に加熱する加熱手段と、同加熱手段によって、加
熱された金属片を加圧圧入手段に移送する移送手段とに
よって構成した。
【0017】第2の加圧圧入製造システムは、固定ダイ
プレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して横方向に
型締し、金型のキャビティに内に固液共存温度領域に加
熱した金属片を金型の合せ面、下方から加圧圧入する加
圧圧入手段とによって構成した加圧圧入手段と、多数の
金属片を供給する供給装置と、同供給装置によって供給
された金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段
と、同加熱手段によって、加熱された金属片を加圧圧入
手段に移送する移送手段とによって構成した。
【0018】第3の加圧圧入製造システムは、固定ダイ
プレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して縦方向に
型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱
した金属片を金型の下方から加圧圧入する加圧圧入手段
とによって構成した縦型締、縦加圧圧入機と、多数の金
属片を供給する供給装置と、同供給装置によって供給さ
れた金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段と、
同加熱手段によって、加熱された金属片を加圧圧入手段
に移送する移送手段とによって構成した。
【0019】第4の加圧圧入製造システムは、固定ダイ
プレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して横方向に
型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱
した金属片を金型の横から加圧圧入する加圧圧入手段と
によって構成した横型締、横加圧圧入機と、多数の金属
片を供給する供給装置と、同供給装置によって供給され
た金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段と、同
加熱手段によって、加熱された金属片を加圧圧入手段に
移送する移送手段とによって構成した。
【0020】第5の加圧圧入製造システムは、固定ダイ
プレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して横方向に
型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱
した金属片を金型の合せ面、下方から加圧圧入する加圧
圧入装置とによって構成した横型締、縦加圧圧入機と、
多数の金属片を収納するマガジンと、同マガジンに収納
された金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段
と、同加熱手段によって、加熱された金属片を前記加圧
圧入機に移送するロボットとによって構成した。第6の
加圧圧入製造システムは、 固液共存温度領域に加熱し
た金属片を金型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形
する加圧圧入製造システムにおいて、固定ダイプレ−ト
に対して移動ダイプレ−トを移動して横方向に型締し、
金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱した金属
片を金型の合せ面、下方から加圧圧入する加圧圧入装置
とによって構成した加圧圧入機と、多数の金属片を収納
するマガジンと、同マガジンに収納された金属片を予熱
する第一の加熱手段と、前記加圧圧入装置上の金属片を
固液共存温度領域に加熱する第二の加熱手段と、同第二
の加熱手段によって、加熱された金属片を前記加圧圧入
機に移送するロボットとによって構成したことを特徴と
する加圧圧入製造システム。
【0021】第7の加圧圧入製造システムは、固定ダイ
プレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して型締し、
金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱した金属
片を金型に加圧圧入する加圧圧入装置とによって構成し
た加圧圧入機と、複数の金属片を平面に円状に配列する
マガジンと、同マガジンに収納された金属片を固液共存
温度領域に加熱する加熱手段と、同加熱手段によって、
マガジンで加熱された金属片を前記加圧圧入機に移送す
るロボットとによって構成した。
【0022】第3の加圧圧入製造システムは、金属片の
形状を円筒形、または球形とし、金属片はレオキャスト
法で得られた合金を使用する。
【0023】第4の加圧圧入製造システムは、加熱手段
は高周波加熱装置または、ガスによる燃焼装置を備え
た。
【0024】第5の加圧圧入製造システムは、多数の金
属片を収納するマガジンは縦方向に多数の金属片を移動
可能に収納し、下方に金属片を取り出す開口部を備えセ
ラミック筒と、同セラミック筒の外側に遊合して巻設さ
れたコイル等からなる高周波加熱装置と、セラミック筒
と高周波加熱装置を複数台搭載して、ロボットのによっ
て所定の角度に割出す割出台と、ロボットの把持ア−ム
によりセラミック筒の下方より金属片を取り出すように
構成した。
【0025】第6の加圧圧入製造システムは、移送手段
は間欠機構を備えたチェンコンベアで構成し、同チェン
コンベア上の金属片を連続して加熱する高周波加熱装置
を備え、同チェンコンベア上の一端部に位置する金属片
を押して、シリンダのロッド先端に固定した加圧チップ
に移送するシリンダを使用したプッシャとによって構成
した。
【0026】第7の加圧圧入製造システムは、移送手段
はセラミック筒と高周波加熱装置を備え、多数の金属片
を収納するマガジンとシリンダのロッド先端に固定した
加圧チップの間で、把持ア−ムによりセラミック筒の下
方より金属片を取り出すように構成した。
【0027】第8の加圧圧入製造システムの金型温度制
御装置は、予め決められた固液共存温度領域に加熱した
金属片の温度に基づいて、金型の加熱し、金属片を金型
に加圧圧入して所定の形状の製品を成形し、成形後、金
型を強制的に冷却することを特徴とする金型の温度制御
装置。
【0028】
【作用】上記のように構成した本発明の作用について、
以下説明する。
【0029】本発明の加圧圧入製造システムは、次のよ
うに作用する。
【0030】多数の金属片を貯蔵した供給装置から金属
片を加圧圧入手段に向けて順次供給する。この間、加熱
手段により、金属片を固液共存温度領域に加熱しながら
移動する。加熱された金属片を位置決めした後、移送手
段によって、加圧圧入手段にする。移送後、固液共存温
度領域に再加熱した金属片を加圧圧入手段を介して、金
型に加圧圧入して所定の形状の製品を加圧圧入機で成形
し、冷却後、製品を取り出す。
【0031】さらに、加圧圧入製造システムは、次のよ
うに作用する。
【0032】まず、多数の金属片を貯蔵したマガジンか
ら加圧圧入機に移送するロボットRから金属片を加圧圧
入装置に向けて順次供給する。この間、加熱手段によ
り、金属片を固液共存温度領域に加熱しながら移動す
る。加熱された金属片を位置決した後、ロボットRによ
って、加圧圧入装置にする。移送後、固液共存温度領域
に再加熱した金属片を加圧圧入装置を介して、金型に加
圧圧入して所定の 本発明の具体的な作用について説明
する。
【0033】ロボットの把持ア−ムによりマガジンの金
属片を取り出す開口部より金属片を取り出し、シリンダ
のロッド先端に固定したプランジャチップ上面に移送手
段Tであるロボットの把持ア−ムにより、金属片(ビレ
ット)を順次供給する。把持ア−ムを繰り出すと、金属
片を押すと、金属片はガイドプレ−トに沿って移動し、
金属片をプランジャチップに移送できる。
【0034】油圧シリンダは固液共存温度領域に加熱し
た金属片を金型キャビティ内に加圧圧入する。金型は予
め決められた温度に加熱されており、、金属片を金型に
加圧圧入して所定の形状の製品を成形し、成形後、金型
を強制的に冷却し、製品を排出する。形状の製品を加圧
圧入機で成形し、冷却後、製品を取り出す。
【0035】
【実施例】以下、本発明の「加圧圧入製造システム」の
一実施例について添付の図面を参照して説明する。
【0036】金属片の形状を円筒形、または球形とし、
金属片はレオキャスト法で得られた合金を使用する。
【0037】第一実施例の加圧圧入製造システムは、図
1に示すように、固定ダイプレ−トFDに対して移動ダ
イプレ−トTDを移動して型締し、金型Mのキャビティ
C内に固液共存温度領域に加熱した金属片を金型Mに加
圧圧入する加圧圧入手段Pとによって構成した加圧圧入
機PMと、多数の金属片を順次供給する供給装置Sと、
供給装置によって供給された金属片を固液共存温度領域
に加熱する加熱手段Hと、加熱手段Hによって、加熱さ
れた金属片を加圧圧入手段Pに移送する移送手段Tとに
よって構成した。
【0038】第一実施例の作用について説明する。
【0039】まず、まず、多数の金属片を貯蔵した供給
装置Sから金属片を加圧圧入手段Pに向けて順次供給す
る。この間、加熱手段Hにより、金属片を固液共存温度
領域に加熱しながら移動する。加熱された金属片を位置
決した後、移送手段Tによって、横型締、縦加圧圧入機
PMにする。移送後、固液共存温度領域に再加熱した金
属片を加圧圧入手段Pを介して、金型に加圧圧入して所
定の形状の製品を加圧圧入機PMで成形し、冷却後、製
品を取り出す。
【0040】第二実施例の手段について図2を用いて説
明する。
【0041】固液共存温度領域に加熱した金属片を金型
に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入製
造システムにおいて、固定ダイプレ−トFDに対して移
動ダイプレ−トTDを移動して横方向に型締し、金型M
のキャビティC内に固液共存温度領域に加熱した金属片
を金型Mの合せ面、下方から加圧圧入する加圧圧入装置
PIとによって構成した横型締、縦加圧圧入機PMと、
多数の金属片を収納するマガジンMと、同マガジンに収
納された金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段
Hと、加熱手段Hによって、加熱された金属片を加圧圧
入機PIに移送するロボットRとによって構成した。
【0042】加熱手段Hは高周波加熱装置または、ガス
による燃焼装置を備えた。
【0043】第三実施例の手段について図2を用いて説
明する。
【0044】固液共存温度領域に加熱した金属片を金型
に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入製
造システムにおいて、固定ダイプレ−トFDに対して移
動ダイプレ−トTDを移動して横方向に型締し、金型M
のキャビティC内に固液共存温度領域に加熱した金属片
を金型Mの合せ面、下方から加圧圧入する加圧圧入装置
PIとによって構成した横型締、縦加圧圧入機PMと、
多数の金属片を順次流すコンベアMVと、分岐して金属
片を固液共存温度領域に加熱しながら移動する流す間欠
コンベアVと、加熱された金属片を加圧圧入機PIに移
送するロボットRとによって構成した。
【0045】第二実施例の作用について説明する。
【0046】まず、多数の金属片を貯蔵したマガジンM
から金属片を加圧圧入装置PIに向けて順次供給する。
この間、加熱手段Hにより、金属片を固液共存温度領域
に加熱しながら移動する。加熱された金属片を位置決し
た後、ロボットRによって、加圧圧入装置PIにする。
移送後、固液共存温度領域に再加熱した金属片を加圧圧
入装置PIを介して、金型に加圧圧入して所定の形状の
製品を加圧圧入機PMで成形し、冷却後、製品を取り出
す。
【0047】次に、この第一実施例、第一実施例につい
て具体例を挙げて説明する。
【0048】図4は、加圧圧入製造システムの具体例を
示す側面図で、加圧圧入機PMに相当する横型締縦加圧
圧入機を用いた。
【0049】図5は横型締め縦射出ダイカストマシンの
要部を示す断面図である。このダイカストマシンの金型
は、型開閉方向が水平方向の固定金型2と移動金型3と
から構成され、固定金型2はマシンフレーム4に固設さ
れている固定ダイプレート5によって保持されている。
これに対して移動金型3は、移動台6上の載置された移
動ダイプレート5に取り付けられている。移動ダイプレ
ート5は、図示を省略された移動ダイプレート5を移動
する型締機構により、このタイバー8によって案内され
て移動し、金型の開閉が行われる。
【0050】キャビティ9は、固定金型7と移動金型3
の間に形成され、金型の接合面に射出スリーブ10の一
端が嵌装されている。この実施例の場合、射出スリーブ
10は、接合面で二つ割りの分割型としているが、一体
型のものを用いることができる。射出装置のプランジャ
ーチップ11に置かれた金属片はプランジャー11によ
って下方から押圧されて、くびれ部を介して、キャビテ
ィ9に充填されるようになっている。
【0051】次に、図4、図5は、金型に対する射出装
置18の取付構造を示す図である。この射出装置18
は、固定金型7、移動金型3の接合面に係合するタイロ
ッド22を介して金型2から鉛直方向に懸架されてマシ
ンフレーム4の内部の空間部19に収容されている。す
なわち、射出装置18の油圧シリンダ58には、図4に
示すように保持フレーム21が装着され、この保持フレ
ーム21に2本一組のタイロッド22が左右二組として
一端側をナット23によって連結されている。タイロッ
ド22の他端側は、アダプタ22aは凸状部23にネジ
部22bがそれぞれ螺合され、金型3の合せ面にはアダ
プタ22aが係合する凹状部24が左右対象に形成され
ている。タイロッド22は支持部材26を挟んで上下に
それぞれストッパ35、36を設け、射出シリンダ24
の移動ストロークの上限と下限を規制している。
【0052】なお、油圧シリンダ58の上下方向の位置
の規制は油圧シリンダ26によって行われる。ダイカス
トマシン本体5に設けた油圧シリンダ33により、タイ
ロッド22に固定した支持部材26は一対のガイド部材
28に沿って移動自在で、移動ダイプレ−ト5の移動方
向に移動可能としている。
【0053】この実施例では、タイロッド22は、支持
部材26の貫通穴25に摺動自在に挿通され、この支持
部材26は、マシンフレーム4の内部に突出する肩部2
7に対してガイド部材28によって移動方向を型開閉方
向にのみ規制されて移動可能に取り付けられている。ま
た、図3に示すように、支持部材26は、第1の油圧シ
リンダ30を介して油圧シリンダ58を支持するように
なっている。この第1油圧シリンダ30は、油圧シリン
ダ58を鉛直方向に昇降する昇降手段を構成し、そのピ
ストンロッド30aは連結部材31を介して保持フレー
ム21と連結されている。一方、壁面に固定されている
取付台32には、油圧シリンダ58を水平方向に移動す
る移動手段を構成する第2の油圧シリンダ33が設置さ
れている。この第1油圧シリンダ33は、第1油圧シリ
ンダ30と同様にそのピストンロッド33の図示しない
先端部で支持部材26と連結されている。
【0054】なお、以上の実施例では、昇降手段、移動
手段として油圧シリンダを用いているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、サーボシリンダ
や、サーボモータとボールねじを組合わせた直線移動機
構などの駆動手段を用いることができることはもちろん
である。また、移動手段による射出装置18の型開閉方
向への変位量を検出するために、磁気スケールやポテン
ショメータ等の変位量検出手段を設け、位置検出に基づ
き射出装置18の位置決めを行い金型との干渉を防止す
ることもできる。
【0055】本実施例は、以上のように構成されるもの
であり、ダイカスト作業の順序に沿って、本実施例の作
用について説明する。
【0056】まず、金型2、3をクレーンなどで吊り上
げて所定位置に搬入する。しかるのちに、図示しない位
置決めピン、位置決めブロックを使用することにより、
固定金型2は固定ダイプレート5に、移動金型3は移動
ダイプレート5に対してそれぞれ正確な位置に固定す
る。その後、型締めをしてから、固定型2、移動型3を
それぞれ図示しない金型クランプ装置によって固定ダイ
プレート5、移動ダイプレート7にクランプする。
【0057】次に、図4に示すように、移動ダイプレー
ト5を移動させて型開きし、固定金型2、移動金型3の
接合面を適当な距離だけ離間させておいてから、第1油
圧シリンダ30、第2油圧シリンダ33を作動させて、
タイロッド22の先端部が金型に干渉しないような位置
にあらかじめ退避させておく。
【0058】こうしておいて、第1油圧シリンダ30の
ピストンロッドが後退すると、タイロッド22は上昇
し、やがて、所定の位置にタイロッド22に取り付けて
あるストッパカラー35が支持部材26の下面に当接し
てタイロッド22の上昇を阻止するので、タイロッドの
高さ位置の上限を位置決めすることができる。
【0059】なお、金型交換時には第1油圧シリンダ3
3のピストンロッド33aを後退することによって、図
3に示すように縦射出装置を支持する支持部材26はダ
イカストマシン本体4に設けた一対のガイド部材28に
沿って固定ダイプレ−ト5の金型3に向けて移動し、タ
イロッド22の先端のアダプタ22aの凸状部が固定金
型2の接合面の凹状部24に嵌合させる。
【0060】鋳造時には、移動手段、昇降手段を使用せ
ずにタイロッド22の先端のアダプタ22aの凸状部を
固定金型2の接合面の凹状部24に嵌合した状態で、移
動ダイプレ−ト7を移動し、移動ダイプレ−ト7の移動
金型3をアダプタ22aおよび固定ダイプレ−ト5の固
定金型2に当接させて型締めする。しかる後、油圧シリ
ンダ58により金型2、3のキャビテ−9に射出し、加
圧圧入を行う。ダイキャスト終了後、移動ダイプレ−ト
7を後退し、鋳造を終えた製品は金型3から分離し取出
す。
【0061】次に、図6を用いて加圧圧入製造システム
全体について説明する。
【0062】横型締縦加圧圧入機1は固定ダイプレ−ト
7に対して金型を挟んで移動ダイプレ−ト5を移動して
型締め可能としている。
【0063】金型は固定金型52と移動金型53からな
る。固定金型52と移動金型53の合せ面には二つ割れ
のスリ−ブ56が装着され、金型キャビティ9内に通じ
る流路55はティパ状になっている。スリ−ブ56の直
下には加圧圧入装置PIとしての油圧シリンダ58がス
リ−ブ56に合わせての平面上を移動可能に配置されて
いる。油圧シリンダ58のロッド58a先端に固定した
プランジャチップ60はスリ−ブ56に嵌合可能となっ
ており、固液共存温度領域に加熱した金属片59を金型
キャビティ9内に加圧圧入する。第一高周波加熱装置6
1の誘導加熱コイル62はプランジャチップ60の上部
に載置された金属片9を固液共存温度領域に加熱する加
熱手段Hである。第一高周波加熱装置61の誘導加熱コ
イル62は図示省略した昇降装置により移動可能になっ
ている。
【0064】油圧シリンダ58とマガジン70の間に
は、移送手段Tであるロボット80を設けている。把持
ア−ム81の先端は一対の円弧形のグリップ85が支持
されている。また、把持ア−ム81に遊合してロボット
80にフレ−ム84を介して、金属片59を載置するガ
イドプレ−ト83を設けている。
【0065】この把持ア−ム81はサ−ボシリンダで駆
動され、直線上の任意の位置で位置決めされる。また、
把持ア−ム81はサ−ボ制御され、旋回自在に任意の角
度で位置決めされる。
【0066】多数の金属片(ビレット)59を収納する
マガジン70は縦方向に多数の金属片9を移動可能に収
納し、下方に金属片59を取り出す開口部71を備えセ
ラミック筒72と、セラミック筒72の外側に遊合して
巻設されたコイル73等からなる高周波加熱装置74
と、セラミック筒72と高周波加熱装置74を複数台搭
載して、ロボットのによって所定の角度に割出す割出台
75とからなる。
【0067】本例では、金属片59を取り出す開口部7
1を備えセラミック筒72と、セラミック筒72の外側
に遊合して巻設されたコイル73等からなる高周波加熱
装置74からなるマガジンを二本直立して、平行に配置
した。
【0068】第一高周波加熱装置74は金属片の予熱用
の加熱手段であり、第二高周波加熱装置74は金属片を
固液共存温度領域に加熱する加熱手段Hである。これは
移送の間にグリップによる変形を防止すると共に、昇温
時間を早めるためである。
【0069】また、予め決められた固液共存温度領域に
加熱した金属片の温度に基づいて、金型の加熱し、金属
片を金型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形し、成
形後、金型を強制的に冷却する加熱冷却手段を設けた。
この加熱冷却手段は一般的な技術手段である。
【0070】油圧シリンダ58とマガジン70の間に
は、移送手段Tであるロボット80を設けている。把持
ア−ム81の先端は一対の円弧形のグリップ85が支持
されている。また、把持ア−ム81に遊合してロボット
80にフレ−ム84を介して、金属片59を載置するガ
イドプレ−ト83を設けている。
【0071】この把持ア−ム81はサ−ボシリンダで駆
動され、直線上の任意の位置で位置決めされる。また、
把持ア−ム81はサ−ボ制御され、旋回自在に任意の角
度で位置決めされる。
【0072】第一実施例、第二実施例の具体的な作用に
ついて説明する。
【0073】ロボット80の把持ア−ム81によりマガ
ジン70の金属片59を取り出す開口部71より金属片
59を取り出し、油圧シリンダ58のロッド58a先端
に固定したプランジャチップ60上面に移送手段Tであ
るロボット80の把持ア−ム81により、金属片(ビレ
ット)59を順次供給する。把持ア−ム81を繰り出す
と、円弧形のガイド85が金属片59を押すと、金属片
59はガイドプレ−ト83に沿って移動し、金属片59
をプランジャチップ60に移送できる。
【0074】油圧シリンダ58のロッド58a先端に固
定したプランジャチップ60はスリ−ブ56に嵌合可能
となっており、固液共存温度領域に加熱した金属片59
を金型キャビティ9内に加圧圧入する。
【0075】この時、スリ−ブ56とティパ状の流路5
5により、固液共存温度領域に加熱した金属片59が金
型キャビティ9内に流入するとき、金属片59外周面の
酸化被膜がスリ−ブ59の内面とくびれた部分に付着
し、キャビティの中には進入することがない。金型は予
め決められた温度に加熱されており、金属片を金型に加
圧圧入して所定の形状の製品を成形し、成形後、金型を
強制的に冷却し、製品を排出する。
【0076】なお、レオキャスト法で得られた合金を無
酸化雰囲気中で固液共存温度領域に再加熱すれば、品質
上好ましい。また、レオキャスト法で得られた合金を無
酸化処理すなわち、シリコン、カ−ボン等でコ−ティグ
処理して固液共存温度領域に再加熱しても良い結果が得
られる。
【0077】図7、図8には、加圧圧入機入製造システ
ムの別の態様の具体例を示す。
【0078】固定ダイプレ−ト5に対して移動ダイプレ
−ト7を移動して型締し、金型のキャビティ9内に固液
共存温度領域に加熱した金属片59を金型に加圧圧入す
る加圧圧入装置とによって構成した加圧圧入機1と、複
数の金属片59を平面に円状に配列するマガジン70
と、マガジン70に収納された金属片59を固液共存温
度領域に加熱する加熱手段Hと、加熱手段Hによって、
マガジンで加熱された金属片59を加圧圧入機1に移送
するロボット80とによって構成した。
【0079】図7、図8は、横形、縦射出ダイカストマ
シンの加圧圧入装置に用いられる加熱装置について説明
する。
【0080】油圧シリンダ58のサイクルに合せて、第
一高周波加熱装置の誘導コイル62が上昇し、割出テー
ブル75が金属片間の角度分だけ割出すと、誘導コイル
62が下降し、金属片を固液共存温度領域に再加熱し所
定の温度に加熱する。
【0081】加圧圧入装置PIを介して、金属片59を
金型のキャビティ9に加圧圧入して所定の形状の製品を
加圧圧入機PMで成形し、冷却後、製品を取り出す。
【0082】なお、加圧圧入機は、横型締横加圧圧入
機、横型締縦加圧圧入機、縦型締縦加圧圧入機などこれ
に準ずる機械を含む。
【0083】図9は、加圧圧入機入製造システムの別の
態様の具体例を示す側面図で、加圧圧入機PMに相当す
る縦型締縦加圧圧入機を用いた。
【0084】なお、図5に示した技術内容と同じなの
で、説明は省略する。また、図10に示すように、ま
ず、多数の金属片59を順次流すコンベア90から間欠
移送するコンベア78に分岐して流し、この間、金属片
はコンベア78上で、固液共存温度領域に加熱しながら
移動する。金属片をコンベア78の端部で位置決した
後、ロボット80によって、加圧圧入機1に順次供給す
る。
【0085】なお、加圧圧入機は、横型締横加圧圧入
機、横型締縦加圧圧入機、縦型締縦加圧圧入機などこれ
に準ずる機械を含む。
【0086】本実施例によれば、チクソキャスト法を基
に、横型締横加圧圧入機、横型締め縦射出装置、縦型締
め縦射出装置などを用いて、固液共存温度領域に加熱し
た金属片を金型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形
する。
【0087】横型締横加圧圧入機につては、言及しなか
ったが、ロボットの把持ア−ムを金属片を把持後、90
度姿勢を変えるだけで既存の技術で対応することができ
る。 以上述べたように、本実施例によれば、チクソキ
ャスト法を基に、横型締め縦射出装置を用いて、固液共
存温度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定
の形状の製品を成形する。その結果、固液共存温度領域
に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の形状の製
品を成形する加圧圧入製造システムにより、短時間に内
部欠陥のない加圧鋳造品を得ることができる。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、チ
クソキャスト法を基に、横型締め縦射出装置を用いて、
固液共存温度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入し
て所定の形状の製品を成形する。その結果、固液共存温
度領域に加熱した金属片を金型に加圧圧入して所定の形
状の製品を成形する加圧圧入製造システムにより、短時
間に内部欠陥のない加圧鋳造品を得ることができる。
【0089】矩形形状のアダプタに複数のタイロッドを
対で着脱自在に結合し、加圧圧入機の負荷を支持するよ
うに構成したので、大型の金型を使用しても、その射出
力に十分耐えれる。
【0090】また、本発明によれば、矩形形状のアダプ
タに複数のタイロッドを対で着脱自在に結合し、加圧圧
入機の負荷を支持するように構成したので、大型の金型
を使用しても、その射出力に十分耐えられる。アダプタ
が損傷した場合においても、簡単にアダプタ交換でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧圧入製造システムのブロック図を示す。
【図2】ロボットを使用した加圧圧入製造システムのブ
ロック図を示す。
【図3】コンベアを使用した加圧圧入製造システムのブ
ロック図を示す。
【図4】横型締、縦射出装置の加圧圧入装置の要部をし
めす断面図である。
【図5】横型締、縦射出装置の加圧圧入装置の要部をし
めす断面図である。
【図6】横型締、縦射出装置を用いた第一実施例の加圧
圧入製造システムの具体例を示す側面図を示す。
【図7】横型締、縦射出装置を用いた加圧圧入機入製造
システムの別の態様の具体例を示す平面図を示す。
【図8】縦型締、縦射出装置を用いた加圧圧入機入製造
システムの別の態様の具体例を示す側面図を示す。
【図9】縦型締、縦射出装置を用いた加圧圧入機入製造
システムの別の態様の具体例を示す側面図を示す。
【図10】加圧圧入製造システムの具体例を示す平面図
を示す。
【符号の説明】
S 供給装置 P 加圧圧入手段 H 加熱手段 PM 横型締、縦加圧圧入機 PI 加圧圧入手段 T 移送手段 M マガジン V コンベア R ロボット 2 固定金型 3 移動金型 5 固定ダイプレ−ト 7 移動ダイプレ−ト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金
    型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入
    製造システムにおいて、 固定ダイプレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して
    型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領域に加熱
    した金属片を加圧圧入する加圧圧入手段とによって構成
    した加圧圧入機と、多数の金属片を順次供給する供給手
    段と、同供給装置によって供給された金属片を固液共存
    温度領域に加熱する加熱手段と、同加熱手段によって、
    加熱された金属片を加圧圧入手段に移送する移送手段と
    によって構成したことを特徴とする加圧圧入製造システ
    ム。
  2. 【請求項2】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金
    型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入
    製造システムにおいて、 固定ダイプレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して
    横方向に型締し、金型のキャビティに内に固液共存温度
    領域に加熱した金属片を金型の合せ面、下方から加圧圧
    入する加圧圧入手段とによって構成した横型締、縦加圧
    圧入機と、多数の金属片を供給する供給装置と、同供給
    装置によって供給された金属片を固液共存温度領域に加
    熱する加熱手段と、同加熱手段によって、加熱された金
    属片を加圧圧入手段に移送する移送手段とによって構成
    したことを特徴とする加圧圧入製造システム。
  3. 【請求項3】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金
    型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入
    製造システムにおいて、 固定ダイプレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して
    縦方向に型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領
    域に加熱した金属片を金型の下方から加圧圧入する加圧
    圧入手段とによって構成した縦型締、縦加圧圧入機と、
    多数の金属片を供給する供給装置と、同供給装置によっ
    て供給された金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱
    手段と、同加熱手段によって、加熱された金属片を加圧
    圧入手段に移送する移送手段とによって構成したことを
    特徴とする加圧圧入製造システム。
  4. 【請求項4】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金
    型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入
    製造システムにおいて、 固定ダイプレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して
    横方向に型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領
    域に加熱した金属片を金型の合せ面、下方から加圧圧入
    する加圧圧入装置とによって構成した横型締、縦加圧圧
    入機と、多数の金属片を収納するマガジンと、同マガジ
    ンに収納された金属片を固液共存温度領域に加熱する加
    熱手段と、同加熱手段によって、加熱された金属片を前
    記加圧圧入機に移送するロボットとによって構成したこ
    とを特徴とする加圧圧入製造システム。
  5. 【請求項5】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金
    型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入
    製造システムにおいて、 固定ダイプレ−トに対して移動ダイプレ−トを移動して
    横方向に型締し、金型のキャビティ内に固液共存温度領
    域に加熱した金属片を金型の合せ面、下方から加圧圧入
    する加圧圧入装置とによって構成した横型締、縦加圧圧
    入機と、多数の金属片を収納するマガジンと、同マガジ
    ンに収納された金属片を予熱する第一の加熱手段と、前
    記加圧圧入装置上の金属片を固液共存温度領域に加熱す
    る第二の加熱手段と、同第二の加熱手段によって、加熱
    された金属片を前記加圧圧入機に移送するロボットとに
    よって構成したことを特徴とする加圧圧入製造システ
    ム。
  6. 【請求項6】 固液共存温度領域に加熱した金属片を金
    型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形する加圧圧入
    製造システムにおいて、固定ダイプレ−トに対して移動
    ダイプレ−トを移動して型締し、金型のキャビティ内に
    固液共存温度領域に加熱した金属片を加圧圧入する加圧
    圧入装置とによって構成した加圧圧入機と、複数の金属
    片を平面に円状に配列するマガジンと、同マガジンに収
    納された金属片を固液共存温度領域に加熱する加熱手段
    と、同加熱手段によって、マガジンで加熱された金属片
    を前記加圧圧入機に移送するロボットとによって構成し
    たことを特徴とする加圧圧入製造システム。
  7. 【請求項7】 固液共存温度領域に加熱する金属片の形
    状を円筒形としたことを特徴とする請求項1、請求項2
    に記載の加圧圧入製造システム。
  8. 【請求項8】 加熱手段は高周波加熱装置を備えたこと
    を特徴とする請求項1、請求項2に記載の加圧圧入製造
    システム。
  9. 【請求項9】 加熱手段はガスによる燃焼装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2に記載の加圧圧入
    製造システム。
  10. 【請求項10】 多数の金属片を収納するマガジンは縦
    方向に多数の金属片を移動可能に収納し、下方に金属片
    を取り出す開口部を備えセラミック筒と、同セラミック
    筒の外側に遊合して巻設された誘導加熱コイル等からな
    る高周波加熱装置と、セラミック筒と高周波加熱装置を
    複数台搭載して、ロボットのによって所定の角度に割出
    す割出台と、ロボットの把持ア−ムによりセラミック筒
    の下方より金属片を取り出すように構成したを特徴とす
    る、請求項2に記載の加圧圧入製造システム。
  11. 【請求項11】移送手段はセラミック筒と高周波加熱装
    置を備え、多数の金属片を収納するマガジンと油圧シリ
    ンダのロッド先端に固定した加圧チップの間で、把持ア
    −ムによりセラミック筒の下方より金属片を取り出すよ
    うに構成したことを特徴とする、請求項2に記載の加圧
    圧入製造システム。
  12. 【請求項12】 予め決められた固液共存温度領域に加
    熱した金属片の温度に基づいて、金型を加熱し、金属片
    を金型に加圧圧入して所定の形状の製品を成形すること
    を特徴とする、請求項1、請求項2、記載の加圧圧入製
    造システム。
  13. 【請求項13】固液共存温度領域に加熱した金属片は、
    レオキャスト法で得られた合金を固液共存温度領域に再
    加熱した金属片であることを特徴とする請求項1、請求
    項2、に記載の加圧圧入製造システム。
  14. 【請求項14】 レオキャスト法で得られた合金を無酸
    化雰囲気中で固液共存温度領域に再加熱加熱することを
    特徴とする請求項1、請求項2、に記載の加圧圧入製造
    システム。
  15. 【請求項15】 レオキャスト法で得られた合金を無酸
    化処理して固液共存温度領域に再加熱加熱することを特
    徴とする請求項1、請求項2、に記載の加圧圧入製造シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407836B1 (ko) * 2000-04-14 2003-12-01 강충길 자동차용 마스터실린더 제조장치 및 제조방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407836B1 (ko) * 2000-04-14 2003-12-01 강충길 자동차용 마스터실린더 제조장치 및 제조방법

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