JPH089000Y2 - アルミチューブ - Google Patents

アルミチューブ

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JPH089000Y2
JPH089000Y2 JP1166790U JP1166790U JPH089000Y2 JP H089000 Y2 JPH089000 Y2 JP H089000Y2 JP 1166790 U JP1166790 U JP 1166790U JP 1166790 U JP1166790 U JP 1166790U JP H089000 Y2 JPH089000 Y2 JP H089000Y2
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JP
Japan
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tube
shoulder
aluminum tube
shoulder portion
aluminum
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JP1166790U
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JPH03102447U (ja
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弘尊 西田
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Taisei Kako Co Ltd
Original Assignee
Taisei Kako Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、アルミチューブに関し、詳しくは、筒状で
肉薄の胴部と、これの上端から傾斜肩部を介して連設さ
れた細径で肉厚の首部とから成る絞り成形されたアルミ
チューブに関するものである。
〈従来の技術〉 従来のアルミチューブは第4図に示すように、筒状で
肉薄の胴部6と、これの上端から傾斜肩部7を介して連
設された細径で肉厚の口部8とによって構成されてい
る。そしてこのアルミチューブは、第5図並びに第6図
に示すように、成型すべきチューブの口部、肩部並びに
胴部の一部を含むチューブ上部の外形状と同じ形状の内
面形状を有する雌型01に、リング状アルミ材料03を充填
した後、パンチ02を圧入してこれを伸展させてアルミチ
ューブを絞り成型している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 この成型時に受ける雌型やパンチの負荷は極めて大き
なものであり、従って従来では雌型の胴部相当部分01A
を超硬材で形成し、他の部分01Bを消耗交換部品として
比較的安価で加工性の良いSKD−11の焼入れ材で形成し
ている。これは雌型の構造を複雑にすると共に価格高騰
の原因ともなる。又前記した成型時における高数値の負
荷要因はアルミ材料の流れにある。即ちパンチ02を圧入
するとアルミ材料はパンチ02の肩部下方における最大径
部分02aで絞られてチューブ胴部04が押し出される。こ
のとき最大径部分02aの上方部分にあるアルミ材料が異
常な圧縮圧を受けて雌型やパンチに負荷される。
加えて、従来形態のアルミチューブでは第4図で示す
ように、肩部の角が尖っているので、この部分に金型潤
滑剤が残留してチューブ製作後に行われる表面印刷や樹
脂コーティングに支障を来すと共に、外箱への出し入れ
の際に前記尖った角部が引っ掛かってチューブに変形を
もたらすことがある。
従って本考案は、パンチ圧入時においてアルミ材料を
滑らかに伸展押し出すことができるようにして雌型やパ
ンチにかかる負荷を軽減し、これにより各部の使用寿命
を長らしめると共に、雌型をSKD−11材等のごとき安価
で加工性の良い材料で一体的に形成することを可能なら
しめ、以って装置全体を安価にすることのできる形態を
有するアルミチューブを提供することを主たる目的とす
るものである。
更に加えて本考案は、前記したような肩部への潤滑剤
残留がなく、外箱に対する出し入れがスムースで、しか
もソフトな外観をもつアルミチューブを提供することに
ある。
〈問題を解決する為の手段〉 上記の目的を達成する為に本考案は、筒状で肉薄の胴
部3の上端から傾斜肩部2を介して細径で肉厚の口部1
が一体的に形成されたアルミチューブに於いて、前記傾
斜肩部2の厚みを上端から傾斜下位に至るほど厚くなる
ように形成すると共に、肩部2と胴部1とを結ぶ外面角
部aを滑らかな円弧状に形成したものである。
〈作用〉 上記のごとく構成されたアルミチューブでは、絞り加
工時に材料の伸展を助ける為に雌型に塗布された潤滑剤
が従来のように尖った肩部に残留することがなく、従っ
てチューブ表面への印刷や樹脂コーティングを容易に行
わうことができると共に、金属製でありながらソフトな
外観を呈することができ、しかも絞り成型後における外
箱への出し入れや二次処理の際に、前記尖った角部が引
っ掛かってチューブに変形を生じせしめるようなことを
未然に防止することが出来る。加えて、チューブの形態
に沿って、チューブを絞り成型用雌型の肩部とパンチの
肩部との間に形成される空間が前記パンチの最大径部分
の上方部分において最大となるので、前記空間内のアル
ミ材料がパンチの肩部によって押圧されたとき肩部上方
にある材料が先に圧迫されて肩部下方の空間に押し流さ
れることになり、これによりアルミ材料が上方より順次
下方にスムースに押し流されることになって空間内の圧
縮圧力を軽減することができ、加えて雌型の内面形状に
おける肩部と胴部とを結ぶコーナー部分が滑らかな円弧
状に形成されているので材料のスムースな流れを更に助
長して装置各部の負荷を軽減することができる。
〈実施例〉 以下図面について本考案の実施例を説明する。
図において、符号Aは本考案に係るアルミチューブで
あって、筒状で肉薄の胴部3の上端から傾斜肩部2を介
して細径で肉厚の口部1が一体的に形成されている。そ
して前記傾斜肩部2はその厚みが上端から傾斜下位に至
るほど厚くなるように形成されており、肩部2と胴部3
とを結ぶ外面角部aが滑らかな円弧状に形成されてい
る。
前記胴部3の肉厚は80〜120μの範囲が好ましく、肩
部2の肉厚は1〜5mmの範囲で選択することが好まし
い。又、肩部の外面角部aの円弧は肩部下位の最大肉厚
部から始まって胴部3の上端で終わり、この終点で肩部
肉厚が最小となるようにするのが良い。
上記のアルミチューブAは、第2図及び第3図に示す
ような絞り金型で製作される。この金型は成型すべきチ
ューブAの口部1、肩部2並びに胴部3の一部を含むチ
ューブ上部の外形状と同じ形状の内面形状を有し、SKD
−11の焼入れ材によって形成された雌型4と、成型すべ
きチューブAの上部内面と同じ形状の外形状を有するパ
ンチ5とから成り、このパンチ5を雌型4に圧入するこ
とによって雌型に充填したリング状アルミ材料6を伸展
させてアルミチューブAを絞り成型するものである。こ
の際、チューブの形態に沿って、前記雌型4の内面形状
における肩部4aと胴部4bとを結ぶコーナー部分4cが滑ら
かな円弧状に形成されているので押し出される材料の流
れがスムースであり、しかも前記雌型4の肩部4aと前記
パンチ5の肩部5aとの間に形成される空間Sが前記パン
チの最大径部分5bの上方部分S1において最大となるか
ら、前記空間S内のアルミ材料がパンチ5の肩部によっ
て押圧されたとき肩部上方にある材料が先に圧迫されて
肩部下方の空間S1に押し流されることになり、これによ
りアルミ材料が上方より順次下方にスムースに押し流さ
れることになって空間S内の圧縮圧力が軽減され、これ
により雌型4やパンチ5の使用寿命を長らしめると共
に、雌型を比較的安価で加工性のよいSKD−11等の材料
で一体的に製作することが可能となる。
尚、このアルミチューブAは金型で成形された後、そ
の表面に印刷や樹脂コーティング施し、必要あれば口部
1に別途成型された口部被覆体を積層し、下端を巻締し
てアルミチューブを完成するものである。
又、前記実施例では、傾斜肩部2の厚みは上端から傾
斜下位に至って除々に厚くなるように形成したが、階段
状に厚くなるように形成しても良い。
〈考案の効果〉 本考案は以上詳述したごとく、筒状で肉薄の胴部3の
上端から傾斜肩部2を介して細径で肉厚の口部1が一体
的に形成されたアルミチューブに於いて、前記傾斜肩部
2の厚みを上端から傾斜下位に至るほど厚くなるように
形成すると共に、肩部2と胴部1とを結ぶ外面角部aを
滑らかな円弧状に形成したから、絞り加工時に材料の伸
展を助ける為に雌型に塗布された潤滑剤が従来のように
尖った肩部に残留することがなく、従ってチューブ表面
への印刷や樹脂コーティングを容易に行わうことができ
ると共に、金属製でありながらソフトな外観を呈するこ
とができ、しかも絞り成型後における外箱への出し入れ
や二次処理に際に、前記尖った角部が引っ掛かってチュ
ーブに変形を生じせしめるようなことを未然に防止する
ことが出来る。更に加えて、チューブの形態に沿って、
絞り成型用雌型の肩部とパンチの肩部との間に形成され
る空間Sが前記パンチの最大径部分の上方部分S1におい
て最大となるので、前記空間S内のアルミ材料がパンチ
の肩部によって押圧されたとき肩部上方にある材料が先
に圧迫されて肩部下方の空間S1に押し流されることにな
り、これによりアルミ材料が上方より順次下方にスムー
スに押し流されることになって空間S内の圧縮圧力を軽
減することができ、加えて雌型の内面形状における肩部
と胴部とを結ぶコーナー部分が滑らかな円弧状に形成さ
れているので材料のスムースな流れを更に助長して装置
各部の負荷を軽減することができ、これにより雌型やパ
ンチの使用寿命を長らしめると共に、雌型を比較的安価
で加工性のよいSKD−11等の材料で一体的に製作するこ
とが可能となる等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るアルミチューブの1部断面正面
図、 第2図は本考案に係るアルミチューブを製作するための
金型を示す断面図、 第3図はチューブ製作状態を示す断面図、 第4図は従来のアルミチューブを示す1部断面正面図、 第5図並びに第6図は従来のアルミチューブを製作する
ための金型を示す断面図である。 Aはアルミチューブ、1はアルミチューブの口部、2は
アルミチューブ肩部、3はアルミチューブの胴部、aは
肩部と胴部の接合部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状で肉薄の胴部3の上端から傾斜肩部2
    を介して細径で肉厚の口部1が一体的に形成されたアル
    ミチューブに於いて、前記傾斜肩部2の厚みを上端から
    傾斜下位に至るほど厚くなるように形成すると共に、肩
    部2と胴部1とを結ぶ外面角部aを滑らかな円弧状に形
    成したことを特徴とするアルミチューブ。
JP1166790U 1990-02-08 1990-02-08 アルミチューブ Expired - Lifetime JPH089000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1166790U JPH089000Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 アルミチューブ

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JP1166790U JPH089000Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 アルミチューブ

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Publication Number Publication Date
JPH03102447U JPH03102447U (ja) 1991-10-24
JPH089000Y2 true JPH089000Y2 (ja) 1996-03-13

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