JPH088962Y2 - 容器のキャッピング装置 - Google Patents
容器のキャッピング装置Info
- Publication number
- JPH088962Y2 JPH088962Y2 JP1989116877U JP11687789U JPH088962Y2 JP H088962 Y2 JPH088962 Y2 JP H088962Y2 JP 1989116877 U JP1989116877 U JP 1989116877U JP 11687789 U JP11687789 U JP 11687789U JP H088962 Y2 JPH088962 Y2 JP H088962Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- vacuum cup
- sucked
- stacker
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
- B65B7/00—Closing containers or receptacles after filling
- B65B7/16—Closing semi-rigid or rigid containers or receptacles not deformed by, or not taking-up shape of, contents, e.g. boxes or cartons
- B65B7/28—Closing semi-rigid or rigid containers or receptacles not deformed by, or not taking-up shape of, contents, e.g. boxes or cartons by applying separate preformed closures, e.g. lids, covers
- B65B7/2807—Feeding closures
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closing Of Containers (AREA)
- Sealing Of Jars (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、容器のキャッピング装置に関する。
従来の技術 この種の装置としては、容器搬送経路上方に配置され
かつ下向きの取出し口を有するキャップスタッカと、容
器搬送経路とキャップスタッカの間で昇降しうるように
昇降体に取付けられている水平回転軸と、昇降体がその
昇降ストロークの上限に位置するときにキャップスタッ
カ内の最下位のキャップの中央部を吸引しうるように水
平回転軸に外向きに取付けられている弾性材製バキュー
ムカップとを備えており、昇降体がその昇降ストローク
の上限に位置するときにキャップスタッカ内の最下位の
キャップの中央部をバキュームカップが吸引し、その
後、昇降体が下降し、下降中に回転軸が180度回転する
ことにより、キュップスタッカからキャップを１つずつ
取出してその下方まで搬送されてきた容器にキャップを
施すものが知られている。
かつ下向きの取出し口を有するキャップスタッカと、容
器搬送経路とキャップスタッカの間で昇降しうるように
昇降体に取付けられている水平回転軸と、昇降体がその
昇降ストロークの上限に位置するときにキャップスタッ
カ内の最下位のキャップの中央部を吸引しうるように水
平回転軸に外向きに取付けられている弾性材製バキュー
ムカップとを備えており、昇降体がその昇降ストローク
の上限に位置するときにキャップスタッカ内の最下位の
キャップの中央部をバキュームカップが吸引し、その
後、昇降体が下降し、下降中に回転軸が180度回転する
ことにより、キュップスタッカからキャップを１つずつ
取出してその下方まで搬送されてきた容器にキャップを
施すものが知られている。
ところで、キャップスタッカ内では多数のキャップが
積重ねられていて、隣り合うキャップ同士吸着し合って
いることがある。このようなキャップを１つずつ最下位
のものから取出そうとしても、最下位のキャップとその
上のキャップの間に負圧が発生して、２つ以上のキャッ
プが重なったまま取出されることがある。これを防止す
るために、従来では、キャップ取出し口の縁部に分離用
爪をその先端の一部がキャップ取出し口内に突き出すよ
うに取付けて、取出されるキャップの周縁部を爪の先端
で引っ掻くことにより、重なったキャップを分離してい
た。
積重ねられていて、隣り合うキャップ同士吸着し合って
いることがある。このようなキャップを１つずつ最下位
のものから取出そうとしても、最下位のキャップとその
上のキャップの間に負圧が発生して、２つ以上のキャッ
プが重なったまま取出されることがある。これを防止す
るために、従来では、キャップ取出し口の縁部に分離用
爪をその先端の一部がキャップ取出し口内に突き出すよ
うに取付けて、取出されるキャップの周縁部を爪の先端
で引っ掻くことにより、重なったキャップを分離してい
た。
考案が解決しようとする課題 上記装置では、重なったキャップ同士の吸着力が比較
的弱いものではさほどでもないが、比較的大きいもので
は重なったキャップを確実に分離することができなかっ
た。
的弱いものではさほどでもないが、比較的大きいもので
は重なったキャップを確実に分離することができなかっ
た。
この考案の目的は、重なったキャップ同士の吸着力の
大小に係わらず、重なったキャップを確実に分離するこ
とのできる容器のキャッピング装置を提供することにあ
る。
大小に係わらず、重なったキャップを確実に分離するこ
とのできる容器のキャッピング装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 この考案による容器のキャッピング装置は、容器搬送
経路上方に配置されかつ下向きの取出し口を有するキャ
ップスタッカと、容器搬送経路とキャップスタッカの間
で昇降しうるように昇降体に取付けられている水平回転
軸と、昇降体がその昇降ストロークの上限に位置すると
きにキャップスタッカ内の最下位のキャップの中央部を
吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるように水平回転軸
に外向きに取付けられている弾性材製大径主バキューム
カップと、主バキュームカップの吸引と同時に同キャッ
プの周縁部を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるよう
に水平回転軸に外向きに取付けられている弾性材製小径
副バキュームカップとよりなり、主バキュームカップの
吸引時の縮み量より副バキュームカップの吸引時の縮み
量が大きくなされているものである。
経路上方に配置されかつ下向きの取出し口を有するキャ
ップスタッカと、容器搬送経路とキャップスタッカの間
で昇降しうるように昇降体に取付けられている水平回転
軸と、昇降体がその昇降ストロークの上限に位置すると
きにキャップスタッカ内の最下位のキャップの中央部を
吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるように水平回転軸
に外向きに取付けられている弾性材製大径主バキューム
カップと、主バキュームカップの吸引と同時に同キャッ
プの周縁部を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるよう
に水平回転軸に外向きに取付けられている弾性材製小径
副バキュームカップとよりなり、主バキュームカップの
吸引時の縮み量より副バキュームカップの吸引時の縮み
量が大きくなされているものである。
作用 この考案による容器のキャッピング装置には、容器搬
送経路上方に配置されかつ下向きの取出し口を有するキ
ャップスタッカと、容器搬送経路とキャップスタッカの
間で昇降しうるように昇降体に取付けられている水平回
転軸と、昇降体がその昇降ストロークの上限に位置する
ときにキャップスタッカ内の最下位のキャップの中央部
を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるように水平回転
軸に外向きに取付けられている弾性材製大径主バキュー
ムカップと、主バキュームカップの吸引と同時に同キャ
ップの周縁部を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるよ
うに水平回転軸に外向きに取付けられている弾性材製小
径副バキュームカップとが備わっているから、キャップ
スタッカ内の最下位のキャップの中央部を主バキューム
カップで、同キャップの周縁部を副バキュームカップで
それぞれ吸引すると、同キャップとその１つ上位のキャ
ップの間に負圧が生じ、生じる負圧は吸引力が大である
主バキュームカップによって吸引されるキャップの中央
部で大であり、吸引力が小である副バキュームカップに
よって吸引されるキャップの周縁部で小である。
送経路上方に配置されかつ下向きの取出し口を有するキ
ャップスタッカと、容器搬送経路とキャップスタッカの
間で昇降しうるように昇降体に取付けられている水平回
転軸と、昇降体がその昇降ストロークの上限に位置する
ときにキャップスタッカ内の最下位のキャップの中央部
を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるように水平回転
軸に外向きに取付けられている弾性材製大径主バキュー
ムカップと、主バキュームカップの吸引と同時に同キャ
ップの周縁部を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるよ
うに水平回転軸に外向きに取付けられている弾性材製小
径副バキュームカップとが備わっているから、キャップ
スタッカ内の最下位のキャップの中央部を主バキューム
カップで、同キャップの周縁部を副バキュームカップで
それぞれ吸引すると、同キャップとその１つ上位のキャ
ップの間に負圧が生じ、生じる負圧は吸引力が大である
主バキュームカップによって吸引されるキャップの中央
部で大であり、吸引力が小である副バキュームカップに
よって吸引されるキャップの周縁部で小である。
さらに、主バキュームカップの吸引時の縮み量より副
バキュームカップの吸引時の縮み量が大きくなされてい
るから、同キャップの中央部よりその周縁部が大きく引
き下げられて、同キャップの周縁部とその１つ上位のキ
ャップの周縁部の間に隙間が生じ、その隙間から同２つ
のキャップの間に空気が流入し、流入した空気が負圧の
小さいキャップの周縁部から負圧の大きいキャップの中
央部に向かって強制的に流される。
バキュームカップの吸引時の縮み量が大きくなされてい
るから、同キャップの中央部よりその周縁部が大きく引
き下げられて、同キャップの周縁部とその１つ上位のキ
ャップの周縁部の間に隙間が生じ、その隙間から同２つ
のキャップの間に空気が流入し、流入した空気が負圧の
小さいキャップの周縁部から負圧の大きいキャップの中
央部に向かって強制的に流される。
実施例 この考案の実施例を図面を参照してつぎに説明する。
容器のキャッピング装置は、容器搬送経路（搬送方向
を矢印Ｃで示す）上方に配置されているキャップスタッ
カ11と、容器搬送経路とキャップスタッカ11の間で昇降
しうるように昇降体12に取付けられている水平回転軸13
とを備えている。
を矢印Ｃで示す）上方に配置されているキャップスタッ
カ11と、容器搬送経路とキャップスタッカ11の間で昇降
しうるように昇降体12に取付けられている水平回転軸13
とを備えている。
容器搬送経路の側方にはＬ字状のフレーム14が設けら
れ、これの上端に片持状水平支持板15が容器搬送経路の
上方に突き出すように設けられている。フレーム14の水
平板14aと支持板15には、昇降体12を案内する垂直ガイ
ドレール16が渡し止められるとともに、同水平板14aに
垂直上向きの流体圧シリンダ17がそのピストンロッド18
をガイドレール16と並べるように取付けられている。
れ、これの上端に片持状水平支持板15が容器搬送経路の
上方に突き出すように設けられている。フレーム14の水
平板14aと支持板15には、昇降体12を案内する垂直ガイ
ドレール16が渡し止められるとともに、同水平板14aに
垂直上向きの流体圧シリンダ17がそのピストンロッド18
をガイドレール16と並べるように取付けられている。
キャップスタッカ11は、支持板15に貫通状に取付けら
れかつ下向きの取出し口21を取り囲む垂直円筒状枠22
と、これの上面に直立状に設けられている複数のガイド
棒23とよりなり、これの内部には多数の浅い皿状キャッ
プＬが裏返しで積重ね状態に収容されている。昇降体12
にはピストンロッド18の上端が連結されている。水平回
転軸13は、昇降体12を容器搬送方向と直交する方向に貫
通しかつ昇降体12に回転自在に支持されている。水平回
転軸13の一端に円板24が取付けられるとともに、その他
端に立方体状バキュームヘッド25が取付けられている。
詳しく説明しないが、円板24の縁部には複数の切欠き26
が設けられるとともに、円板24昇降経路にそってフレー
ム14の垂直板14bに複数のローラ27が設けられ、昇降体1
2の昇降にともない、複数の切欠き26とローラ27が順次
係合しながら円板24が昇降することにより、水平回転軸
13が昇降しかつ180度ずつ可逆回転をする。
れかつ下向きの取出し口21を取り囲む垂直円筒状枠22
と、これの上面に直立状に設けられている複数のガイド
棒23とよりなり、これの内部には多数の浅い皿状キャッ
プＬが裏返しで積重ね状態に収容されている。昇降体12
にはピストンロッド18の上端が連結されている。水平回
転軸13は、昇降体12を容器搬送方向と直交する方向に貫
通しかつ昇降体12に回転自在に支持されている。水平回
転軸13の一端に円板24が取付けられるとともに、その他
端に立方体状バキュームヘッド25が取付けられている。
詳しく説明しないが、円板24の縁部には複数の切欠き26
が設けられるとともに、円板24昇降経路にそってフレー
ム14の垂直板14bに複数のローラ27が設けられ、昇降体1
2の昇降にともない、複数の切欠き26とローラ27が順次
係合しながら円板24が昇降することにより、水平回転軸
13が昇降しかつ180度ずつ可逆回転をする。
第２図は、昇降体12がその昇降ストロークの上限に至
る直前の状態を示している。この状態でバキュムヘッド
25の上面に大径主バキュームカップ31が上向きに取付け
られている。一方、バキュームヘッド25の下面に片持ち
水平板状ブラケット32が取付けられるとともに、その先
端に垂直管33が直立状に設けられ、その上端に小径副バ
キュームカップ34が上向きに取付けられている。主バキ
ュームカップ31と副バキュームカップ34は所定間隔をお
いて並んでいて、キャップスタッカ11内の最下位のキャ
ップＬの中央部に主バキュームカップ31が下方より臨ま
され、同キャップＬの周縁部に副バキュームカップ34が
下方より臨まされている。また、スタッカ11内のキャッ
プＬの中央部はその周縁部より高レベルであり、これに
対応して、主バキュームカップ31の吸着面は副バキュー
ムカップ34のそれより高レベルである。主バキュームカ
ップ31および副バキュームカップ34は、いずれもゴムの
ような弾性材製のもので、吸引時には内向きに縮むよう
になっている。そして、副バキュームカップ34の基部に
は蛇腹状部35が設けられており、吸引時に蛇腹状部35が
縮むことにより副バキュームカップ34が主バキュームカ
ップ31より大きく内向きに縮むようになっている。
る直前の状態を示している。この状態でバキュムヘッド
25の上面に大径主バキュームカップ31が上向きに取付け
られている。一方、バキュームヘッド25の下面に片持ち
水平板状ブラケット32が取付けられるとともに、その先
端に垂直管33が直立状に設けられ、その上端に小径副バ
キュームカップ34が上向きに取付けられている。主バキ
ュームカップ31と副バキュームカップ34は所定間隔をお
いて並んでいて、キャップスタッカ11内の最下位のキャ
ップＬの中央部に主バキュームカップ31が下方より臨ま
され、同キャップＬの周縁部に副バキュームカップ34が
下方より臨まされている。また、スタッカ11内のキャッ
プＬの中央部はその周縁部より高レベルであり、これに
対応して、主バキュームカップ31の吸着面は副バキュー
ムカップ34のそれより高レベルである。主バキュームカ
ップ31および副バキュームカップ34は、いずれもゴムの
ような弾性材製のもので、吸引時には内向きに縮むよう
になっている。そして、副バキュームカップ34の基部に
は蛇腹状部35が設けられており、吸引時に蛇腹状部35が
縮むことにより副バキュームカップ34が主バキュームカ
ップ31より大きく内向きに縮むようになっている。
水平回転軸13の軸中心には空気通路41が設けられると
ともに、空気通路41の周壁に２つの連通孔42,43が設け
られている。一方の連通孔42と主バキュームカップ31を
接続する連通路44がバキュームヘッド25に設けられ、他
方の連通孔43と連通する環状溝45が昇降体12の軸孔周面
に設けられている。そして、環状溝45にユニオン46を介
して主空気供給管47が接続され、ユニオン46から分岐し
た副空気供給管48が別のユニオン49を介して垂直管33の
下端に接続されている。
ともに、空気通路41の周壁に２つの連通孔42,43が設け
られている。一方の連通孔42と主バキュームカップ31を
接続する連通路44がバキュームヘッド25に設けられ、他
方の連通孔43と連通する環状溝45が昇降体12の軸孔周面
に設けられている。そして、環状溝45にユニオン46を介
して主空気供給管47が接続され、ユニオン46から分岐し
た副空気供給管48が別のユニオン49を介して垂直管33の
下端に接続されている。
さらに、支持板15の先端には空気噴出ノズル51がブラ
ケット52を介して吊り下げられている。空気噴出ノズル
51の先端噴出口53は副バキュームカップ34に近接してそ
の吸着面より僅かだけ低レベルに保たれている。
ケット52を介して吊り下げられている。空気噴出ノズル
51の先端噴出口53は副バキュームカップ34に近接してそ
の吸着面より僅かだけ低レベルに保たれている。
つぎに、第３図を参照して、キャップ供給動作につい
て説明する。
て説明する。
昇降体12がその昇降ストロークの上限まで上昇する
と、スタッカ11内の最下位のキャップＬの中央部下面に
主バキュームカップ31が当接し、同キャップＬの周縁部
下面に副バキュームカップ34が当接する（第３図
（ａ））。ついで、両バキュームカップ31,34が吸引作
動させられると、同キャップＬの中央部を主バキューム
カップ31が吸引し、同キャップＬの周縁部を副バキュー
ムカップ34が吸引する。吸引にともない、同キャップＬ
とその１つ上位のキャップＬの間は瞬間的ではあるが、
負圧になる。この負圧は、吸引力の大きい主バキューム
カップ31によって吸引されるキャップＬの中央部で大で
あり、吸引力の小さい副バキュームカップ34によって吸
引されるキャップＬの周縁部で小である。負圧発生と同
時に、副バキュームカップ34の蛇腹状部35が縮むため、
副バキュムカップ34で吸着されたまま同キャップＬの周
縁部が下向きに引っ張られて引き下げられ、同キャップ
Ｌとすぐその上のキャップＬの周縁部の間に隙間が生
じ、これと同時に空気噴出ノズル51より空気が噴出され
て、噴出された空気は同隙間から両キャップＬの間に流
入する（第３図（ｂ））。流入した空気は、負圧の小さ
いキャップＬの周縁部から負圧の大きいキャップＬの中
央部に向かってスムースに流れ、これにより、最下位の
キャップＬがその１つ上位のキャップＬから分離され
る。
と、スタッカ11内の最下位のキャップＬの中央部下面に
主バキュームカップ31が当接し、同キャップＬの周縁部
下面に副バキュームカップ34が当接する（第３図
（ａ））。ついで、両バキュームカップ31,34が吸引作
動させられると、同キャップＬの中央部を主バキューム
カップ31が吸引し、同キャップＬの周縁部を副バキュー
ムカップ34が吸引する。吸引にともない、同キャップＬ
とその１つ上位のキャップＬの間は瞬間的ではあるが、
負圧になる。この負圧は、吸引力の大きい主バキューム
カップ31によって吸引されるキャップＬの中央部で大で
あり、吸引力の小さい副バキュームカップ34によって吸
引されるキャップＬの周縁部で小である。負圧発生と同
時に、副バキュームカップ34の蛇腹状部35が縮むため、
副バキュムカップ34で吸着されたまま同キャップＬの周
縁部が下向きに引っ張られて引き下げられ、同キャップ
Ｌとすぐその上のキャップＬの周縁部の間に隙間が生
じ、これと同時に空気噴出ノズル51より空気が噴出され
て、噴出された空気は同隙間から両キャップＬの間に流
入する（第３図（ｂ））。流入した空気は、負圧の小さ
いキャップＬの周縁部から負圧の大きいキャップＬの中
央部に向かってスムースに流れ、これにより、最下位の
キャップＬがその１つ上位のキャップＬから分離され
る。
キャップＬが分離されると、昇降体12が下降すること
により、両バキュームカップ31,34に吸引されたままキ
ャップＬが下降してスタッカ11から取出される（第３図
（ｃ））。その後、詳しく説明しないが、通常よく知ら
れたキャッピング動作により、昇降体12がその昇降スト
ロークの下限に至る間に水平回転軸13が180度回転させ
られて、両バキュームカップ31,34が下向きとなり、吸
引解除されることにより、表向きとなったキャップＬが
容器に施される。
により、両バキュームカップ31,34に吸引されたままキ
ャップＬが下降してスタッカ11から取出される（第３図
（ｃ））。その後、詳しく説明しないが、通常よく知ら
れたキャッピング動作により、昇降体12がその昇降スト
ロークの下限に至る間に水平回転軸13が180度回転させ
られて、両バキュームカップ31,34が下向きとなり、吸
引解除されることにより、表向きとなったキャップＬが
容器に施される。
考案の効果 この考案によれば、キャップスタッカ内の最下位のキ
ャップの中央部を主バキュームカップで、同キャップの
周縁部を副バキュームカップでそれぞれ吸引すると、同
キャップとその１つ上位のキャップの間に負圧が生じ、
生じる負圧は吸引力が大である主バキュームカップによ
って吸引されるキャップの中央部で大であり、吸引力が
小である副バキュームカップによって吸引されるキャッ
プの周縁部で小であり、同キャップの中央部よりその周
縁部が大きく引き下げられて、同キャップの周縁部とそ
の１つ上位のキャップの周縁部の間に隙間が生じ、その
隙間から同２つのキャップの間に空気が流入し、流入し
た空気が負圧の小さいキャップの周縁部から負圧の大き
いキャップの中央部に向かって強制的に流されるから、
重なったキャップの吸着力が大きいものであっても、重
なったキャップを確実かつ迅速に分離することができ
る。
ャップの中央部を主バキュームカップで、同キャップの
周縁部を副バキュームカップでそれぞれ吸引すると、同
キャップとその１つ上位のキャップの間に負圧が生じ、
生じる負圧は吸引力が大である主バキュームカップによ
って吸引されるキャップの中央部で大であり、吸引力が
小である副バキュームカップによって吸引されるキャッ
プの周縁部で小であり、同キャップの中央部よりその周
縁部が大きく引き下げられて、同キャップの周縁部とそ
の１つ上位のキャップの周縁部の間に隙間が生じ、その
隙間から同２つのキャップの間に空気が流入し、流入し
た空気が負圧の小さいキャップの周縁部から負圧の大き
いキャップの中央部に向かって強制的に流されるから、
重なったキャップの吸着力が大きいものであっても、重
なったキャップを確実かつ迅速に分離することができ
る。
図面はこの考案の実施例を示し、第１図は破砕断面を含
む斜視図、第２図は垂直縦断面図、第３図はキャッピン
グ動作の説明図である。 11…キャップスタッカ、12…昇降体、13…回転軸、21…
取出口、31…主バキュームカップ、34…副バキュームカ
ップ、Ｌ…キャップ。
む斜視図、第２図は垂直縦断面図、第３図はキャッピン
グ動作の説明図である。 11…キャップスタッカ、12…昇降体、13…回転軸、21…
取出口、31…主バキュームカップ、34…副バキュームカ
ップ、Ｌ…キャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 晴彦 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の１ 四国化工機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−115203（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−193906（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−69350（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】容器搬送経路上方に配置されかつ下向きの
取出し口21を有するキャップスタッカ11と、 容器搬送経路とキャップスタッカ11の間で昇降しうるよ
うに昇降体12に取付けられている水平回転軸13と、 昇降体12がその昇降ストロークの上限に位置するときに
キャップスタッカ11内の最下位のキャップＬの中央部を
吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるように水平回転軸
13に外向きに取付けられている弾性材製大径主バキュー
ムカップ31と、 主バキュームカップ31の吸引と同時に同キャップＬの周
縁部を吸引しかつ吸引時に内向きに縮みうるように水平
回転軸13に外向きに取付けられている弾性材製小径副バ
キュームカップ34と、 よりなり、 主バキュームカップ31の吸引時の縮み量より副バキュー
ムカップ34の吸引時の縮み量が大きくなされている、 容器のキャッピング装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989116877U JPH088962Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 容器のキャッピング装置 |
| DE1990605963 DE69005963T2 (de) | 1989-10-03 | 1990-10-02 | Vorrichtung zum Anbringen von Deckeln auf Behältern. |
| EP19900202620 EP0421543B1 (en) | 1989-10-03 | 1990-10-02 | Apparatus for capping containers |
| DK90202620T DK0421543T3 (da) | 1989-10-03 | 1990-10-02 | Apparat til påsætning af beholderlukker |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989116877U JPH088962Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 容器のキャッピング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0356502U JPH0356502U (ja) | 1991-05-30 |
| JPH088962Y2 true JPH088962Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=14697847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989116877U Expired - Fee Related JPH088962Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 容器のキャッピング装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0421543B1 (ja) |
| JP (1) | JPH088962Y2 (ja) |
| DE (1) | DE69005963T2 (ja) |
| DK (1) | DK0421543T3 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE10154235B4 (de) * | 2001-11-07 | 2005-06-02 | Abro Weidenhammer Gmbh | Vorrichtung zum Vereinzeln scheibenförmiger, biegsamer Materialzuschnitte |
| AU2010230040A1 (en) * | 2009-03-26 | 2011-09-29 | Nestec S.A. | A jaw support for a pouch filler |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4276734A (en) * | 1979-04-16 | 1981-07-07 | Lykes Pasco Packing Company | Rotary filling and capping apparatus |
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| JPS59115203A (ja) * | 1982-12-11 | 1984-07-03 | 株式会社 冨士製作所 | 薄板状蓋の供給装置 |
| FR2594410B1 (fr) * | 1986-02-19 | 1988-12-09 | Lyonnaise Bouchage | Procede de prepositionnement d'opercules sur le goulot des recipients sur lesquels ils doivent etre thermoscelles et dispositif pour sa mise en oeuvre |
| FR2607466B1 (fr) * | 1986-12-01 | 1989-09-15 | Remy & Cie E P | Procede d'operculage automatique de recipients, tels que des gobelets, dispositif pour l'execution de ce procede et machine de conditionnement equipee de ce dispositif |
| US4848060A (en) * | 1988-06-16 | 1989-07-18 | Continental Can Company, Inc. | Carton lid transfer assembly |
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| DE69005963T2 (de) | 1994-05-19 |
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