JPH088882A - 音声秘話装置 - Google Patents
音声秘話装置Info
- Publication number
- JPH088882A JPH088882A JP13277594A JP13277594A JPH088882A JP H088882 A JPH088882 A JP H088882A JP 13277594 A JP13277594 A JP 13277594A JP 13277594 A JP13277594 A JP 13277594A JP H088882 A JPH088882 A JP H088882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- code
- signals
- cipher
- voice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】入力される信号（アナログ）信号に対して直接
暗号をを掛けることによって、本来の音質を損なうこと
なく、第三者には解読不可能な音声秘話装置を実現する
ことにある。 【構成】入力音声信号（アナログ）信号に、符号値
（１、−１）をかけることによって、周波数を拡散させ
ることによって暗号化し、受信側は、同じ系列の符号値
をかけあわせることによって解読できる。 【効果】本来の信号の音質を損なうこと無く、第三者に
は解読不可能な音声秘話がかけられる。
暗号をを掛けることによって、本来の音質を損なうこと
なく、第三者には解読不可能な音声秘話装置を実現する
ことにある。 【構成】入力音声信号（アナログ）信号に、符号値
（１、−１）をかけることによって、周波数を拡散させ
ることによって暗号化し、受信側は、同じ系列の符号値
をかけあわせることによって解読できる。 【効果】本来の信号の音質を損なうこと無く、第三者に
は解読不可能な音声秘話がかけられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、入力音声信号に秘話を
かけることを目的とした、伝送路が無線、有線のいずれ
にも適用できる音声秘話装置に関する。
かけることを目的とした、伝送路が無線、有線のいずれ
にも適用できる音声秘話装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、音声信号に秘話をかける方法とし
て、アナログ信号にＦＦＴ（高速フーリエ変換）をかけ
て得たスペクトルをランダムに並べ替える方式や、ディ
ジタル信号に符号別に変換した後、暗号化する方式、等
があり。
て、アナログ信号にＦＦＴ（高速フーリエ変換）をかけ
て得たスペクトルをランダムに並べ替える方式や、ディ
ジタル信号に符号別に変換した後、暗号化する方式、等
があり。
【０００３】前者は入力音声信号から得られるスペクト
ル数が限られるため、並べ替えのパターンに限りが有り
秘匿性に限界があった。後者においても、信号のディジ
タル量子化を行うことによって、６４ｋｂｐｓの高帯域
伝送路を必要とした。（「ディジタル情報圧縮」２．Ｉ
ＮＳと情報圧縮 中田 和男著より）更に後者におい
て、低帯域の伝送路で送受信を行うには信号の圧縮を必
要とし、圧縮の結果本来の音声特徴を損なうことがあ
る。
ル数が限られるため、並べ替えのパターンに限りが有り
秘匿性に限界があった。後者においても、信号のディジ
タル量子化を行うことによって、６４ｋｂｐｓの高帯域
伝送路を必要とした。（「ディジタル情報圧縮」２．Ｉ
ＮＳと情報圧縮 中田 和男著より）更に後者におい
て、低帯域の伝送路で送受信を行うには信号の圧縮を必
要とし、圧縮の結果本来の音声特徴を損なうことがあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、入力音声信
号に対し無限の暗号コードで秘話がかけられ、解読に困
難で、かつ音質劣化が少なく、低帯域でも伝送できる音
声秘話装置を提供することにある。
号に対し無限の暗号コードで秘話がかけられ、解読に困
難で、かつ音質劣化が少なく、低帯域でも伝送できる音
声秘話装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力音声アナ
ログ信号に対して、直接暗号コード（符号値：１又は−
１）を掛け合わせ、直接拡散をさせることによって暗号
化を行う。受信側では同一の暗号コードを再度掛け合わ
せることにより基の信号が復元し、音質良好な信号が得
られる。
ログ信号に対して、直接暗号コード（符号値：１又は−
１）を掛け合わせ、直接拡散をさせることによって暗号
化を行う。受信側では同一の暗号コードを再度掛け合わ
せることにより基の信号が復元し、音質良好な信号が得
られる。
【０００６】又、前記暗号コードのパターンが無限に生
成できることより、第三者には復調解読不可能な信号の
送受信を可能とする。
成できることより、第三者には復調解読不可能な信号の
送受信を可能とする。
【０００７】
【作用】本音声秘話装置について、信号入力装置は入力
した音声信号を、アナログもしくはディジタル信号で出
力する。
した音声信号を、アナログもしくはディジタル信号で出
力する。
【０００８】暗号コード発生部は、ある系列の符号（符
号値：１，−１）を算出する。この符号は算出方法によ
っては、無限の組合せがある。
号値：１，−１）を算出する。この符号は算出方法によ
っては、無限の組合せがある。
【０００９】演算部は、上記アナログ／ディジタル信号
に対して、ある系列の符号を掛け合わせ、Ｌ・Ｐ・Ｆ
（Ｌｏｗ Ｐａｓｓ Ｆｉｌｔｅｒ）、Ｈ・Ｐ・Ｆ（Ｈ
ｉｇｈＰａｓｓ Ｆｉｌｔｅｒ）を通し、暗号化をかけ
た信号を出力する。 送信部は、無線であれば、暗号が
掛けられた信号に対して、ＡＭ（Ａｍｐｌｉｔｕｄｅ
Ｍｏｄｕｒａｔｉｏｎ）変調をかけ、送信する。
に対して、ある系列の符号を掛け合わせ、Ｌ・Ｐ・Ｆ
（Ｌｏｗ Ｐａｓｓ Ｆｉｌｔｅｒ）、Ｈ・Ｐ・Ｆ（Ｈ
ｉｇｈＰａｓｓ Ｆｉｌｔｅｒ）を通し、暗号化をかけ
た信号を出力する。 送信部は、無線であれば、暗号が
掛けられた信号に対して、ＡＭ（Ａｍｐｌｉｔｕｄｅ
Ｍｏｄｕｒａｔｉｏｎ）変調をかけ、送信する。
【００１０】受信部は、受信した信号に対して、同期を
とる。
とる。
【００１１】演算部は、受信した信号に対して、前記系
列符号を掛け合わせ、復調解読する。
列符号を掛け合わせ、復調解読する。
【００１２】信号出力装置は、復調解読された信号を出
力する。
力する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の１実施例を説明する。
【００１４】まず、第一の実施例を説明する。
【００１５】図１に、本発明に係る音声秘話装置を適用
した通信システムの構成を示す。
した通信システムの構成を示す。
【００１６】図中、１００が送信装置、６００が受信装
置である。
置である。
【００１７】送信装置１００は、信号に暗号コードを用
いて加工し、暗号化した信号を受信装置６００に送信す
る。
いて加工し、暗号化した信号を受信装置６００に送信す
る。
【００１８】受信装置６００は受信した信号より暗号を
解読して出力する。
解読して出力する。
【００１９】ここで、前記送信装置１００は、信号の入
力手段である信号入力部２００と、系列符号を発生させ
る暗号発生部５００と、符号値と入力アナログ信号を掛
け合わせる演算部３００と、暗号化された信号を送信す
る送信部４００を有する。
力手段である信号入力部２００と、系列符号を発生させ
る暗号発生部５００と、符号値と入力アナログ信号を掛
け合わせる演算部３００と、暗号化された信号を送信す
る送信部４００を有する。
【００２０】一方、受信装置６００、信号を受信する手
段である受信部７００と、系列符号を発生させる暗号発
生部１５００と、受信信号に該当する系列符号を捜しだ
し解読する解読部８００と、解読された信号を出力する
信号出力部９００を有する。
段である受信部７００と、系列符号を発生させる暗号発
生部１５００と、受信信号に該当する系列符号を捜しだ
し解読する解読部８００と、解読された信号を出力する
信号出力部９００を有する。
【００２１】以下、前記送信装置１００の詳細に付いて
説明する。
説明する。
【００２２】図１に示すように、前記送信装置１００
は、信号の入力手段である信号入力部２００で入力され
た信号を、演算部３００は、暗号発生部５００で生成し
た暗号コード５０１を用いて加工し、送信部４００へ出
力する。
は、信号の入力手段である信号入力部２００で入力され
た信号を、演算部３００は、暗号発生部５００で生成し
た暗号コード５０１を用いて加工し、送信部４００へ出
力する。
【００２３】前記暗号発生部５００では、ある系列の符
号列、符号値は１又は−１を生成させる。
号列、符号値は１又は−１を生成させる。
【００２４】図２は前記演算部３００における暗号化の
手法を模擬したものである。
手法を模擬したものである。
【００２５】前記演算部３００では、信号２０００に対
し、暗号コード２１００が”１”の間、秘話音はそのま
まだが、暗号コード２１００が”−１”の間、秘話音２
２００は反転される。図２を例にすれば、区間Ｂ２４０
０、区間Ｄ２６００においては秘話音２２００は反転
し、その結果暗号化された信号は、周波数帯域が広が
り、対ノイズ性が高まる効果もある。
し、暗号コード２１００が”１”の間、秘話音はそのま
まだが、暗号コード２１００が”−１”の間、秘話音２
２００は反転される。図２を例にすれば、区間Ｂ２４０
０、区間Ｄ２６００においては秘話音２２００は反転
し、その結果暗号化された信号は、周波数帯域が広が
り、対ノイズ性が高まる効果もある。
【００２６】この前記暗号コード２１００に用いた符号
列のパターンは、無限に生成できる。従って、第三者に
とっては解読不可能な信号を生成することが出来る。
列のパターンは、無限に生成できる。従って、第三者に
とっては解読不可能な信号を生成することが出来る。
【００２７】この前記暗号コード２１００に用いた符号
列のパターンの正成は、ハードウエアでもソフトウエア
でも、簡単に生成でき、装置の追加もしくは変更が容易
である。
列のパターンの正成は、ハードウエアでもソフトウエア
でも、簡単に生成でき、装置の追加もしくは変更が容易
である。
【００２８】図３は、本実施例のシュミレーションを行
ったもので、（ａ）秘話音は、上記暗号コードを掛け合
わせた後の信号で、（ｂ）上記秘話音の周波数列は、そ
のスペクトル列であり、実際に周波数帯域が広がってい
ることがわかる。その周波数帯域は３２ＫＨｚ程度であ
るので、低帯域の伝送路で送受信が可能である。
ったもので、（ａ）秘話音は、上記暗号コードを掛け合
わせた後の信号で、（ｂ）上記秘話音の周波数列は、そ
のスペクトル列であり、実際に周波数帯域が広がってい
ることがわかる。その周波数帯域は３２ＫＨｚ程度であ
るので、低帯域の伝送路で送受信が可能である。
【００２９】実際前記（ａ）秘話音は、１０００ｈｚ＋
２４００ｈｚのベース信号に、搬送波として３２０００
Ｈｚを加算した後、サンプリング周波数８０００Ｈｚを
加算し、ＨＰＦ（Ｈｉｇｈ Ｐａｓｓ Ｆｉｌｔｅｒ）
とＬＰＦ（Ｌｏｗ ＰａｓｓＦｉｌｔｅｒ）を通した信
号で、前記（ｂ）上記秘話音の周派数列は、前記（ａ）
秘話音をＦＦＴ（高速フーリエ変換）したものである。
２４００ｈｚのベース信号に、搬送波として３２０００
Ｈｚを加算した後、サンプリング周波数８０００Ｈｚを
加算し、ＨＰＦ（Ｈｉｇｈ Ｐａｓｓ Ｆｉｌｔｅｒ）
とＬＰＦ（Ｌｏｗ ＰａｓｓＦｉｌｔｅｒ）を通した信
号で、前記（ｂ）上記秘話音の周派数列は、前記（ａ）
秘話音をＦＦＴ（高速フーリエ変換）したものである。
【００３０】受信装置６００においては、受信部７００
によって受信された信号に対し、暗号発生部１５００で
発生させた、暗号発生部５００と同一の暗号コード１５
０１を演算部８００で掛け合わせることによって解読で
きる。
によって受信された信号に対し、暗号発生部１５００で
発生させた、暗号発生部５００と同一の暗号コード１５
０１を演算部８００で掛け合わせることによって解読で
きる。
【００３１】受信部７００において、受信信号の同期を
とる方法としては、スライディング相関、マッチドフィ
ルタ法（「最新スペクトラム拡散通信方式」第６章 同
期ジャテック出版より）等がある。
とる方法としては、スライディング相関、マッチドフィ
ルタ法（「最新スペクトラム拡散通信方式」第６章 同
期ジャテック出版より）等がある。
【００３２】図４は、図３で行ったシュミレーション方
法で算出した。図３で得られた秘話音信号に暗号コード
を掛け合わせ解読復調後の信号をＦＦＴをかけ、スペク
トル列を得たものである。搬送波３２０００Ｈｚを中心
に２４００Ｈｚ、１０００ｈｚのスペクトル列が確認出
来る。
法で算出した。図３で得られた秘話音信号に暗号コード
を掛け合わせ解読復調後の信号をＦＦＴをかけ、スペク
トル列を得たものである。搬送波３２０００Ｈｚを中心
に２４００Ｈｚ、１０００ｈｚのスペクトル列が確認出
来る。
【００３３】
【発明の効果】本発明は、入力音声信号がアナログ信号
のまま、符号をかけ、暗号化を行うことによって、信号
の劣化を防ぎ、対ノイズを持ち、低帯域の伝送路でも送
受信でき、解読困難な音声秘話装置の実現が可能であ
る。
のまま、符号をかけ、暗号化を行うことによって、信号
の劣化を防ぎ、対ノイズを持ち、低帯域の伝送路でも送
受信でき、解読困難な音声秘話装置の実現が可能であ
る。
【図１】本発明の実施例１の一例を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の演算部３００における暗号化の手法を
模擬した図である。
模擬した図である。
【図３】本発明の暗号化をシュミレーションした秘話音
とその周波数分布図である。
とその周波数分布図である。
【図４】図３の秘話音を解読した信号の周波数分布図で
ある。
ある。
１００…送信装置、 ２００…信号入力部、 ３００…演算部、 ４００…送信部、 ５００…暗号発生部、 ６００…受信装置、 ７００…受信部、 ８００…演算部、 ９００…信号出力部、 １５００…暗号発生部、 １５０１…暗号コード、 ２０００…音声、 ２１００…暗号コード、 ２２００…秘話音、 ２３００…区間Ａ、 ２４００…区間Ｂ、 ２５００…区間Ｃ、 ２６００…区間Ｄ、 ２７００…区間Ｅ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 重勝 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立アドバンストシステムズ内 (72)発明者 佐藤 稔己 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 佐藤 則道 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報通信事業部内
Claims (3)
- 【請求項１】信号の入力手段と、暗号符号の発生部と、
音声処理部と、送信手段とを有し、 入力信号が音声でかつ、伝送路が有線／無線である信号
秘話装置において、 入力信号（アナログ信号）に対して直接周波数拡散を行
うことを特徴とする音声秘話装置。 - 【請求項２】信号の受信手段と、暗号符号の発生部と、
復調解読部と、信号の出力手段とを有し、 入力信号が音声でかつ、伝送路が有線／無線である音声
秘話装置において、 復調、解読を行うことを特徴とする音声秘話装置。 - 【請求項３】請求項１記載の音声秘話装置、および請求
項２記載の音声秘話装置を、各々１台、または２台以上
有することを特徴とする信号送受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13277594A JPH088882A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 音声秘話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13277594A JPH088882A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 音声秘話装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH088882A true JPH088882A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15089267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13277594A Pending JPH088882A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 音声秘話装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088882A (ja) |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP13277594A patent/JPH088882A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| RU2187897C2 (ru) | Порождение шифровальных ключей в сетях радиосвязи | |
| US6031913A (en) | Apparatus and method for secure communication based on channel characteristics | |
| JPH05506763A (ja) | スペクトル拡散チャネル装置および通信方法 | |
| JPS59107658A (ja) | 秘話送受信装置 | |
| CN111818522A (zh) | 一种语音通话加密的方法及装置 | |
| Sadkhan et al. | The trade-off between security and quality using permutation and substitution techniques in speech scrambling system | |
| JPS621334A (ja) | アナログ信号暗号化及び類似の動作のための拡張部分レスポンス処理 | |
| JPH088882A (ja) | 音声秘話装置 | |
| JP2005501481A5 (ja) | ||
| CN112968766A (zh) | 一种密钥协商方法及系统 | |
| CN104994500A (zh) | 一种用于移动电话的语音保密传输方法及装置 | |
| US20060018482A1 (en) | Encryption processing method and device of a voice signal | |
| JPH07336329A (ja) | 信号秘匿方式 | |
| JP3067144B2 (ja) | 秘匿通信方式および送受信機 | |
| JP2011097332A (ja) | 秘話送信装置及び秘話受信装置、秘話送信方法及び秘話受信方法、ならびに秘話通信装置 | |
| JPH04304727A (ja) | データ暗号化装置、データ復号化装置、及びデータ暗号化復号化装置 | |
| WO2001082518A1 (fr) | Brouillage d'un dispositif sans fil | |
| Paul | The origins of audio and video compression: Some pale gleams from the past | |
| JPH02265334A (ja) | アナログ秘話システム | |
| Pekerti et al. | GSM Voice Security Improvement with Ambience Sound-Based Steganography | |
| JP2002261736A (ja) | 信号のスクランブル・スクランブル解除方法及び装置、並びにこれを用いた秘話方法 | |
| Mohammad et al. | Modified Scrambling Based on permutation function Matrix and 2D-DMWT with QPSK System | |
| Razak | Modified Scrambling Based on permutation function Matrix and 2D-DMWT with QPSK System | |
| JPH06188860A (ja) | 秘話受信装置 | |
| DE et al. | VOICE MAIL ENCRYPTION USING INTERNATIONAL DATA ENCRYPTION ALGORITHM |