JPH0887677A - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機

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JPH0887677A
JPH0887677A JP22447294A JP22447294A JPH0887677A JP H0887677 A JPH0887677 A JP H0887677A JP 22447294 A JP22447294 A JP 22447294A JP 22447294 A JP22447294 A JP 22447294A JP H0887677 A JPH0887677 A JP H0887677A
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JP
Japan
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syrup
pack
reservoir
hose
cup
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Pending
Application number
JP22447294A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nagasaki
正 長崎
Haruo Ota
春夫 太田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ロケーション先への配送用として採用した濃縮
シロップ入り紙製パックを、そのまま自動販売機の機内
にカセット式にセットして飲料の製造,販売が行えるカ
ップ式飲料自動販売機、特にその飲料販売回路を提供す
る。 【構成】売切センサ14を備えた密閉形シロップリザー
バ4と、該リザーバからベンドステージ5に通じるシロ
ップ吐出管路6に接続したシロップポンプ7と、ホース
の差込み深さをリザーバ内の定レベルに設定してリザー
バより上方に引出したシロップ補給ホース13を備え、
シロップ入りパック1を架台3に搭載してリザーバの上
方位置に倒立姿勢にセットし、かつその注ぎ口1aに補
給ホースを接続した状態で、パックの底面に空気穴1b
を穿孔してパック内のシロップを前記ホースを通じてシ
ロップリザーバへ小出しに補給し、販売ごとにリザーバ
からシロップを定量ずつカップ11にポンプ送液して飲
料を製造,販売する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注ぎ口付き紙製パック
に収容してロケーション先の自動販売機に搬入した濃縮
シロップを飲料原液として清涼飲料を製造,販売するカ
ップ式飲料自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】頭記したカップ式飲料自動販売機とし
て、飲料原液である濃縮シロップ,および炭酸水,希釈
冷水,氷をベンドステージに搬出したカップへ供給して
清涼飲料を製造,販売する方式のものが周知である。ま
た、前記自動販売機のシロップ供給方式には、ポンプ式
とプレッシャライズ式がある。ここで、ポンプ式は配送
容器に入れてロケーション先の自動販売機に運び込んだ
濃縮シロップを、配送容器を開封して機内に装備した専
用の開放形シロップタンクに移し替えて冷却貯蔵し、販
売動作毎にシロップタンクからポンプによりシロップを
定量ずつ吐出してベンドステージに待機しているカップ
に供給する方式である。一方、プレッシャライズ式は、
ロケーション先の自動販売機に搬入した密閉形のシロッ
プ入り容器をそのまま機内にセットし、該タンクに炭酸
ガス圧を加えてシロップを加圧式に吐出し、流量制御機
構を通じて定量ずつカップに供給する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のカップ式飲料自動販売機では飲料原液であるシロッ
プの補給に関して次記のような難点がある。すなわち、
ポンプ方式では自動販売機のロケーション先に搬入した
シロップ入り容器を開封した上で機内に装備した専用の
シロップタンクに移し替える必要があり、その作業の際
にシロップが溢れて機内を汚したり、またシロップに作
業員の手が触れるなど衛生上の問題がある。また、プレ
ッシャライズ式は専用の圧力容器が必要となるために、
その取扱い管理が厄介である。
【0004】一方、最近では酒,醤油などの販売容器と
してキャップ付き注ぎ口を備えた紙製パック(1.8リッ
トル用など)が広く出回っている。このパックはコスト
が安く、かつパックから中身を小出しに注ぎ出すことが
できるほか、ペットボトルなどに比べて使用後の廃棄処
理も簡単であるなどの利点がある。そこで、本発明は前
記の紙製パックを自動販売機のロケーション先に配送す
る濃縮シロップの運搬容器として採用し、かつ自動販売
機に搬入したパックからシロップを機内の専用タンクに
移し替える面倒な手間を省き、パックをそのまま機内に
セットして飲料の製造,販売が行えるようにしたカップ
式飲料自動販売機、特にその飲料販売回路を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカップ式飲料自動販売機は次記のように構
成するものとする。 (1)注ぎ口付きの紙製パックに収容してロケーション
先の自動販売機に搬入した濃縮シロップを飲料原液とし
て飲料を製造,販売するカップ式飲料自動販売機であっ
て、売切センサを装備した空気抜きパージ弁付きの密閉
形シロップリザーバと、該シロップリザーバからベンド
ステージに通じるシロップ吐出管路に接続したシロップ
ポンプと、ホースの差込み深さをリザーバ内の定レベル
に設定してシロップリザーバより上方に引出したシロッ
プ補給ホースとを備え、シロップ入りパックをシロップ
リザーバの上方位置に倒立姿勢にセットし、かつその注
ぎ口にシロップ補給ホースを接続した状態で、パックの
底面に空気穴を穿孔してパック内のシロップを前記ホー
スを通じてシロップリザーバへ小出しに補給し、販売指
令ごとにシロップリザーバからシロップを定量ずつポン
プによりカップへ吐出して飲料を製造,販売するよう構
成する。
【0006】(2)前項(1)における密閉形シロップ
リザーバの代わりに開放形のシロップリザーバを用いる
とともに、該リザーバとシロップ入りパックの注ぎ口と
の間を接続するシロップ補給ホースに管径の太いホース
を採用してパックからリザーバへのシロップ補給を行う
ように構成する。 (3)前項(1)の構成において、シロップリザーバか
ら複数本の開閉弁付きシロップ補給ホースを引き出して
各ホース毎にシロップ入りパックを接続するとともに、
シロップリザーバに装備した売切センサの信号を基に使
用中のパックが空になる毎に前記開閉弁を順に切換え制
御し、各パックからリザーバへのシロップ補給を1パッ
クずつ順に切換えて行うよう構成する。
【0007】(4)前項(1)の構成において、シロッ
プリザーバから複数本のシロップ補給ホースを引き出し
て各ホース毎にシロップ入りパックを接続するととも
に、各パックごとに倒立した底面に対向してその上方に
パック穴開け機構を備え、シロップリザーバに装備した
売切センサの信号を基に使用中のパックが空になる毎に
前記パック穴開け機構を順次動作させて、各パックから
リザーバへのシロップ補給を1パックずつ順に切換えて
行うよう構成する。
【0008】(5)前項(2)の構成において、シロッ
プリザーバから複数本のシロップ補給ホースを引出して
各ホース毎にシロップ入りパックを接続するとともに、
シロップリザーバに対し各補給ホースの相互間でパイプ
差込み深さを変えて設定し、各パックからリザーバへの
シロップ補給を1パックずつ順に切換えて行うよう構成
する。
【0009】(6)前項(2)の構成において、シロッ
プリザーバから2本のシロップ補給ホースを遊嵌式に引
出すとともに、各ホースを天秤式パック支持機構に搭載
した2本のシロップ入りパックへ個別に接続し、天秤式
パック支持機構の傾動動作に合わせてパックからリザー
バへのシロップ補給を1パックずつ交互に切換えて行う
よう構成する。
【0010】
【作用】上記の(1)項の構成においては、シロップ入
りパックを機内に倒立姿勢でセットし、かつシロップリ
ザーバから引出した補給ホースをパックの注ぎ口に接続
した状態で、パックの底面(倒立姿勢のパック上面)に
空気穴を穿孔して大気圧に開放すると、パック内に入っ
ているシロップの水頭圧と密閉形リザーバの内圧とがバ
ランスするまでシロップがリザーバ内に補給され、リザ
ーバ内に溜まったシロップの液面が所定のレベルまで上
昇して補給ホースの開口端が液面下に没するようになる
と、パックからリザーバへのシロップの補給が自然に停
止する。この状態から販売指令によりシロップポンプが
始動して定量のシロップ(飲料一杯分の使う濃縮シロッ
プの量は数十cc)を吐出すると、リザーバのシロップ液
面が低下するとともに、この液面低下により補給ホース
の開口端が液面上に露呈するようになるので、液面の低
下に見合った量のシロップが再びパックから小出しにリ
ザーバへ補給される。そして、パックが空になった状態
で注ぎの飲料販売が行われると、シロップの液面が定レ
ベル以下に低下したところで売切センサがシロップの売
切信号を出して販売を停止する。なお、この場合に売切
センサの検出レベルをリザーバ内に少なくとも飲料1杯
分のシロップを残したレベルに設定しておくことによ
り、売切信号が出た場合でも最低1杯分の販売を保証で
きる。
【0011】一方、 (2)項の構成においては、シロッ
プリザーバが開放形であり、パックに収容したシロップ
は太めの補給ホースを通じてリザーバ側からパック内に
入り込む空気と置換されてリザーバ内に流下,補給され
る。ここで、リザーバ内のシロップ液面が所定レベルま
で上昇して補給ホースの開口端が液面下に没するように
なると、補給ホースを通じての空気の置換が行われなく
なるので、パックの内圧が負圧となってシロップ補給動
作が自然に停止する。そして、このシロップ補給動作
は、パックが空になるまで飲料販売動作に追随して行わ
れ、パックが空なになれば前記と同様に売切センサが飲
料売切信号を出して販売を停止する。
【0012】また、(3)項の構成では、一度に複数の
パックを機内にセットして各パックに空気穴を開けてお
き、補給中のパックが空になる毎に売切センサの信号を
基に補給ホースの開閉弁を切換え制御することにより、
パックを次々に自動的に切換えてリザーバへのシロップ
補給を中断なく連続して行える。 (4)項の構成では、機内に同時セットした複数のパッ
ク(パックに空気穴を開けない状態では、パック内が負
圧となってシロップの補給が行われない)に対して、使
用中のパックが空になる毎に売切センサの信号を基にパ
ック穴開け機構を切換え動作させることにより、(3)
項と同様にリザーバへのシロップ補給を次のパックへ自
動的に切換えて飲料の連続販売が行える。しかも、パッ
クの空気穴はシロップ補給を開始する直前に開けるので
シロップの品質劣化を防ぐ上でも有利である。
【0013】(5)項の構成では、機内にセットした複
数のパックに対し、各パックに接続したシロップ補給ホ
ースのリザーバへの差込深さ、つまりホースの開口端レ
ベルをあらかじめ相対的にずらして設定しておくことに
より、最上位のレベルに設定した補給ホースに接続のパ
ックから順にシロップがリザーバに補給され、リザーバ
内の液面が所定レベルまで上昇すれば残りのパックに接
続した補給ホースの開口端はリザーバ内の液面下に没し
てシロップが補給されずに待機している。そして、最初
のパックが空になってリザーバの液面が低下すると、次
のレベルに設定した補給ホースの開口端が液面上に露呈
するようになって次のパックからシロップが行われるよ
うに各パックからのシロップ補給が自動的に切り替わ
る。
【0014】(6)項の構成では、天秤式パック支持機
構に両側にシロップ入りパックを搭載してリザーバから
引出した補給ホースを注ぎ口に接続すると、最初にホー
スを接続した側のパックからリザーバへのシロップ補給
が開始され、その中身の減量した分だけパックの重量が
軽くなって天秤が傾斜姿勢になる。これにより、中身の
軽くなったパックが上昇し、反対側のパックが下降する
とともに、同時に各パックに接続した補給ホースも変位
し、下降側のパックに接続した補給ホースの開口端がリ
ザーバ内に溜まっているシロップの液面下に没し、
(5)項で述べたのと同様な状態になる。そして、先に
補給を開始したパックが空になってリザーバ内の液面が
低下すると、次のパックに接続したホースが液面上に出
てシロップがパックからリザーバに補給開始される。ま
た、この状態で空になったパックを新しいシロップ入り
パックに差し替えると、天秤機構の姿勢が反転して中身
が減って重量が軽くなったパックが上昇するよう動作す
る。つまり、一方のパックにシロップが残っている状態
で空になったパックを新しいパックに交換することで、
パックからのシロップ補給を自動的に切換えて連続販売
が行える。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1:図1は本発明の請求項1に対応する実施例を
示すものであり、図において、1は飲料原液である濃縮
シロップ2を入れた注ぎ口1a付きの紙製パック(パッ
クの容量は例えば2ガロン)であり、該パック1はロケ
ーション先の自動販売機に配送され(配送中は注ぎ口1
aをキャップで塞いでいる)、機内に設けたパック架台
3の上に倒立姿勢にセットされている。また、機内には
前記パック1の下方位置に設置したシロップリザーバ
4、該リザーバ4から引出してベンドステージ5との間
に配管したシロップ吐出管路6、該管路6に接続したシ
ロップポンプ7、前記シロップ吐出管路6と並置してベ
ンドステージ5の上方に配管した炭酸水供給管路8,希
釈冷水供給管路9,製氷機から引出した氷シュータ1
0、およびベンドステージ5にカップ11を搬出するカ
ップ供給機構12などを装備して飲料販売回路を構成し
ている。また、前記シロップリザーバ4は上部に空気抜
き用のパージ弁4aを備えた密閉形タンクであり、かつ
リザーバ内の所定液面レベルHにホース開口端を設定し
たシロップ補給ホース13が上方に引き出してあり、さ
らにリザーバ内には電極式の売切センサ14(シロップ
の液面レベルが低下して電極が液面上に露呈すると電極
間が非導通となって売切信号を出す)を装備している。
また、倒立姿勢にセットされたパック1の底面に対向し
てその上方にはパック穴開け機構15を備えている。該
機構はソレノイド操作などで針を紙パックの底面に突き
刺して空気穴1bを開けるものであり、機内にパック1
をセットした状態で、制御部から指令で穴開け動作す
る。なお、16は飲料の販売制御を集中管理する制御部
である。
【0016】かかる構成で、機内に搬入したシロップ入
りパック1を架台3に倒立姿勢にセットし、かつその注
ぎ口1aに補給ホース13を接続した状態で、パック穴
開け機構15の操作でパック1の底面(上面)に空気穴
1bを開けると大気圧に開放されるので、パック内に収
容されているシロップが補給ホース13を通じてリザー
バ4に流れ込む。そして、リザーバ4に所定量のシロッ
プが溜まってその液面高さHが所定のレベルまで上昇す
ると、パック1の水頭圧と密閉形リザーバ4の内圧とが
バランスするとともに、補給ホース13の開口端がシロ
ップの液面下に没してパック1からリザーバ4へのシロ
ップ補給が自然に停止する。なお、液面レベルの設定は
パージ弁4aの開閉で調整でき、例えばシロップ補給開
始当初は制御部16から指令でパージ弁4aを開放して
余分な空気を逃がし、適宜なタイミングでパージ弁4a
を閉じるようにする。
【0017】この状態から飲料の販売指令が与えられる
と、シロップポンプ7が始動してリザーバ4から定量の
シロップをベンドステージ5に搬出したカップ11に向
けて吐出し供給する。なお、シロップ供給と並行して炭
酸水,希釈冷水,氷などもカップ11に供給され、清涼
飲料が製造される。また、シロップの吐出,供給に伴っ
てリザーバ4の液面が低下し、補給ホースの開口端が液
面上に露呈するようになると、パック1からリザーバ4
に向けてシロップ補給が自動的に再開する。なお、この
シロップの小出し補給動作はパック1が空になるまで販
売動作に追随して行われる。そして、パック1が空にな
った状態で次の販売が行われると、リザーバ4の液面が
低下して売切センサ14が売切信号を出力して販売停止
とする。ここで、空になったパックを外して新たなシロ
ップ入りパック1をセットすると、再び前記したシロッ
プ補給が行われる。
【0018】実施例2:図2は本発明の請求項2に対応
する実施例を示すものであり、この実施例ではシロップ
リザーバ4に空気穴4aを備えた開放形容器を採用する
とともに、シロップ入りパック1は底面に空気穴を開け
ずにそのまま倒立姿勢で機内にセットし、リザーバ4か
ら引出した補給ホース13を注ぎ口1aに接続する。な
お、補給ホース13は、その開口端面がリザーバ4の内
部で所定レベルHに開口するように設定されており、か
つリザーバ4とパック1との間で空気置換が行えるよう
にやや太め(例えば管径8mm以上)のホースを使用して
いる。その他の構成は実施例1と同様である。
【0019】かかる構成により、パック1をセットした
状態で、リザーバ4のシロップ液面が所定レベルH以下
で補給ホース13の開口端が液面上に露呈していると、
パック1に収容されているシロップ2が補給ホース13
を通じてリザーバ4側からパック内に侵入する空気と置
換されてリザーバ4に流下,補給され、リザーバ4のシ
ロップ液面が所定レベルHまで上昇して補給ホース13
の開口端面が液面下に没するようになると、空気置換が
中断されてパック1の内部が負圧となるので、パックか
らのシロップ補給が自然に停止する。
【0020】また、この状態から販売指令に基づきシロ
ップポンプ7が始動してリザーバ4から定量のシロップ
を吐出し供給すると、リザーバ4の液面が低下して補給
ホース13の開口端面が液面上に出るので、再びパック
1からのシロップ補給が再開する。そして、パック1が
空になれば、実施例1と同様に売切センサ14が信号を
出して販売停止とする。
【0021】実施例3:図3は本発明の請求項3に対応
する実施例1の応用実施例を示すものである。この実施
例においては、密閉形のシロップリザーバ4から2本の
補給ホース13が引出されており、各ホースごとにシロ
ップ入りパック1が接続される。また、各補給ホース1
3には開閉弁(電磁弁)17が接続してあり、この開閉
弁17は、後記のように売切センサ14の信号を基に制
御部16からの指令で切換え制御される。
【0022】すなわち、2本(#1,#2)のシロップ
入りパック1を機内に同時セットして補給ホース13を
接続し、かつパック穴開け機構15によりパック1の底
面に空気穴1aを開放した後に、最初にパック1(#
1)に接続した補給ホース13の開閉弁17を閉から開
にすると、実施例1で述べたと同様なにリザーバ4への
シロップ補給が行われる。そして#1のパック1が空に
なり、リザーバ4の液面低下に伴って売切センサ14が
信号を出すと、この信号を基に制御部16からの指令で
次のパック(#2)の補給ホースに接続した開閉弁17
が開放し、リザーバ4へのシロップ補給を再開する。こ
のように機内に複数のパックをセットして、パックを1
パックずつ切換えてリザーバへのシロップ補給を行うこ
とにより、飲料の連続販売数量の増大化が図れる。
【0023】実施例4:図4は本発明の請求項4に対応
する実施例を示すものである。すなわち、先記の実施例
3では、パック1に接続した補給ホース13に開閉弁1
7を設けてパック1の補給切換えを行うようにしている
のに対して、この実施例では機内に倒立姿勢にセットさ
れたパック1(#1,#2)に対してその底面に対向配
置したパック穴開け機構15を、売切センサ14の信号
を基に1パックが空になるごとに次のパックを穴開けす
るように順に動作させる。
【0024】図示は、#1のパック1に空気穴1bを開
けてリザーバ4へシロップ補給を行っている状態を示し
ており、#2のパックは空気穴を開けずに待機してい
る。つまり、パック1の底面に空気穴1bを開けなけれ
ばパック内が負圧となってシロップがパックから流出し
ない。そして、補給中のパック#1が空になって売切セ
ンサ14が信号を出すと、この信号を基に制御部16か
らの指令で#2のパックに対向するパック穴開け機構1
5が作動し、#2のパック底面に空気穴を開けてリザー
バ4へのシロップ補給を開始する。これにより実施例3
と同様に機内にセットした複数のパック1を順次切換え
てリザーバ4へのシロップ補給を連続して行うことがで
きる。
【0025】実施例5:図5は本発明の請求項5に対応
した先記実施例2の応用実施例を示すものである。この
実施例においては、実施例2と同様にシロップリザーバ
4として上部に空気穴4bを開口した開放形容器が採用
されており、該リザーバ4から複数本の補給ホース13
を引出し、機内に倒立姿勢にセットした複数のシロップ
入りパック1(#1,#2)とリザーバ4との間が前記
補給ホース13で接続されている。また、リザーバ4か
ら引出した補給ホース13は、その差込深さが調節可能
に配管されており、パック#1,#2をセットした状態
で、#1のパックに接続した補給ホースの開口端をリザ
ーバ4に対してレベルH1 に設定し、#2に接続した補
給ホースの開口端を前記レベルH1 よりも若干低いレベ
ルレベルH2 に設定しておく。そして#1 のパックを先
にセットしてリザーバ4にシロップ補給を開始た後に#
2のパックをセットして補給ホースに接続すれば、#2
のパックに接続した補給ホースの開口端がレベルH1 ま
で上昇したシロップ液面下に没するので、#2 のパック
に収容されているシロップはパック内に保持されたまま
で、リザーバ4へのシロップ補給は#1のパックから行
われる。そして、#1のパックが空になってリザーバ4
のシロップ液面レベルがH2 以下に低下すると、#2 の
パックに接続した補給ホースの開口端面が液面上に露呈
するようになり、これにより#2のパックからリザーバ
4に向けてシロップの補給を開始する。
【0026】実施例6:図6は本発明の請求項6に対応
する実施例を示すものであり、この実施例においては、
機内には実施例5で述べた同様な開放形シロップリザー
バ4の上方には、中央を揺動支点としたアームの左右両
側に一対のパック支持部を備えて天秤式パック支持機構
18が配備されており、この天秤式パック支持機構18
の両側にシロップ入りパック1(#1,#2)が倒立姿
勢に搭載されており、かつリザーバ4を遊嵌式に貫通し
て引出した定長寸法の補給ホース13が各パック1の注
ぎ口1aに接続されている。
【0027】ここで天秤式パック支持機構18の両側に
シロップ入りパック#1,#2を倒立姿勢に搭載し、補
給ホース13との接続をパック#1,#2の順に行う
と、先に補給ホース13と接続したパック#1からシロ
ップがリザーバ4に補給され、リザーバ4内に溜まった
シロップの液面が上昇するとともに、パック#1はシロ
ップの一部が流出した分だけ軽量となり、パック#2と
の重量差から天秤機構の姿勢が図示のように傾いてパッ
ク#1が上昇,パック#2が下降するようになる。ま
た、天秤機構の傾動とともに、パック#1,#2に接続
した補給ホース13も上下に変位移動し、パック#1に
接続した補給ホースの開口端が上昇してリザーバ4内に
補給されたシロップの液面がHまで上がってパック#1
からの補給が停止する。一方、パック#2に接続した補
給ホースの開口端はリザーバ内でシロップの液面下に没
入するので、実施例5で述べたと同様な状態になってパ
ック#2からのシロップ補給は行われない。
【0028】そして、販売の進行に連れてパック#1が
空になり、さらにリザーバ4でのシロップ液面が低下す
るとパック#2に接続した補給ホース13の開口端が液
面上に露呈するようになってパック#2からシロップ補
給を開始する。また、この状態で既に空になっているパ
ック#1をシロップ入りの新しいパックに差し替える
と、今度はパックの重量差から天秤式パック機構18が
反転し、軽量になったパック#2が上昇するようにな
る。つまり、先にセットしたパックからリザーバへのシ
ロップ補給が行われ、そのパックが空になれば、次のパ
ックに切り替わってシロップ補給が継続的に行われる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、飲料原液である濃縮シロップを入れてロケーション
先の自動販売機に搬入した紙パックから、シロップを機
内の専用タンクに移し替えることなく、パックをそのま
ま機内にカセット式にセットして飲料を製造,販売する
ことができ、これにより、従来方式と比べてシロップ補
給作業の簡便化,並びに衛生面での改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する飲料販売回路の構
成図
【図2】本発明の実施例2に対応する飲料販売回路の構
成図
【図3】本発明の実施例3に対応する飲料販売回路の構
成図
【図4】本発明の実施例4に対応する飲料販売回路の構
成図
【図5】本発明の実施例5に対応する飲料販売回路の構
成図
【図6】本発明の実施例6に対応する飲料販売回路の構
成図
【符号の説明】
1 パック 1a 注ぎ口 1b 空気穴 2 濃縮シロップ 3 パック架台 4 シロップリザーバ 4a パージ弁 4b 空気穴 5 ベンドステージ 6 シロップ吐出管路 7 シロップポンプ 11 カップ 13 シロップ補給ホース 14 売切センサ 15 パック穴開け機構 16 制御部 17 開閉弁 18 天秤式パック支持機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注ぎ口付き紙製パックに入れた濃縮シロッ
    プを飲料原液として飲料を製造,販売するカップ式飲料
    自動販売機であって、売切センサを装備した空気抜きパ
    ージ弁付きの密閉形シロップリザーバと、該シロップリ
    ザーバからベンドステージに通じるシロップ吐出管路に
    接続したシロップポンプと、ホースの差込み深さをリザ
    ーバ内の定レベルに設定してシロップリザーバより上方
    に引出したシロップ補給ホースとを備え、シロップ入り
    パックをシロップリザーバの上方位置に倒立姿勢にセッ
    トし、かつその注ぎ口にシロップ補給ホースを接続した
    状態で、パックの底面に空気穴を穿孔してパック内のシ
    ロップを前記ホースを通じてシロップリザーバへ小出し
    に補給し、販売指令ごとにシロップリザーバからシロッ
    プを定量ずつポンプによりカップへ吐出して飲料を製
    造,販売することを特徴とするカップ式飲料自動販売
    機。
  2. 【請求項2】注ぎ口付き紙製パックに入れた濃縮シロッ
    プを飲料原液として飲料を製造,販売するカップ式飲料
    自動販売機であって、売切センサを装備した開放形のシ
    ロップリザーバと、該シロップリザーバからベンドステ
    ージに通じるシロップ吐出管路に接続したシロップポン
    プと、ホースの差込み深さをリザーバ内の定レベルに設
    定してシロップリザーバより上方に引出した管径の太い
    シロップ補給ホースとを備え、シロップ入りパックをシ
    ロップリザーバの上方位置に倒立姿勢にセットし、かつ
    その注ぎ口にシロップ補給ホース接続してパック内のシ
    ロップを前記ホースを通じてシロップリザーバへ小出し
    に補給し、販売指令ごとにシロップリザーバからシロッ
    プを定量ずつポンプによりカップへ吐出して飲料を製
    造,販売することを特徴とするカップ式飲料自動販売
    機。
  3. 【請求項3】請求項1記載のカップ式飲料自動販売機に
    おいて、シロップリザーバから複数本の開閉弁付きシロ
    ップ補給ホースを引き出して各ホース毎にシロップ入り
    パックを接続するとともに、シロップリザーバに装備し
    た売切センサの信号を基に使用中のパックが空になる毎
    に前記開閉弁を順に切換え制御し、各パックからリザー
    バへのシロップ補給を1パックずつ順に切換えて行うこ
    とを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  4. 【請求項4】請求項1記載のカップ式飲料自動販売機に
    おいて、シロップリザーバから複数本のシロップ補給ホ
    ースを引き出して各ホース毎にシロップ入りパックを接
    続するとともに、各パックごとに倒立した底面に対向し
    てその上方にパック穴開け機構を備え、シロップリザー
    バに装備した売切センサの信号を基に使用中のパックが
    空になる毎に前記のパック穴開け機構を順次動作させ
    て、各パックからリザーバへのシロップ補給を1パック
    ずつ順に切換えて行うことを特徴とするカップ式飲料自
    動販売機。
  5. 【請求項5】請求項2記載のカップ式飲料自動販売機に
    おいて、シロップリザーバから複数本のシロップ補給ホ
    ースを引出して各ホース毎にシロップ入りパックを接続
    するとともに、シロップリザーバに対し各補給ホースの
    相互間でパイプ差込み深さを変えて設定し、各パックか
    らリザーバへのシロップ補給を1パックずつ順に切換え
    て行うことを特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  6. 【請求項6】請求項2記載のカップ式飲料自動販売機に
    おいて、シロップリザーバから2本のシロップ補給ホー
    スを遊嵌式に引出すとともに、各ホースを天秤式パック
    支持機構に搭載した2本のシロップ入りパックへ個別に
    接続し、天秤式パック支持機構の傾動動作に合わせてパ
    ックからリザーバへのシロップ補給を1パックずつ交互
    に切換えて行うことを特徴とするカップ式飲料自動販売
    機。
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