JPH0886747A - 青果物の品質判定装置 - Google Patents
青果物の品質判定装置Info
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- JPH0886747A JPH0886747A JP22388994A JP22388994A JPH0886747A JP H0886747 A JPH0886747 A JP H0886747A JP 22388994 A JP22388994 A JP 22388994A JP 22388994 A JP22388994 A JP 22388994A JP H0886747 A JPH0886747 A JP H0886747A
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- fruits
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成分量を測定した時点以後の青果物の品質の
経時的変化を高い精度で判定できる青果物の品質判定装
置を提供する。 【構成】 青果物中に含まれる成分量を測定する成分量
測定手段Mと、その成分量測定手段Mが測定した測定情
報に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予測する成
分量予測手段2と、その成分量予測手段2が予測した予
測成分量に基づいて、青果物の品質の経時的変化を判定
する品質判定手段3と、その品質判定手段3が判定した
判定結果を出力する出力手段5が設けられている。又、
成分量測定手段Mが、測定用光線束を青果物に照射して
青果物からの反射光又は透過光の分光スペクトルを得
て、得られた分光スペクトルに基づいて成分量を算出す
る分光分析装置1にて構成されている。
経時的変化を高い精度で判定できる青果物の品質判定装
置を提供する。 【構成】 青果物中に含まれる成分量を測定する成分量
測定手段Mと、その成分量測定手段Mが測定した測定情
報に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予測する成
分量予測手段2と、その成分量予測手段2が予測した予
測成分量に基づいて、青果物の品質の経時的変化を判定
する品質判定手段3と、その品質判定手段3が判定した
判定結果を出力する出力手段5が設けられている。又、
成分量測定手段Mが、測定用光線束を青果物に照射して
青果物からの反射光又は透過光の分光スペクトルを得
て、得られた分光スペクトルに基づいて成分量を算出す
る分光分析装置1にて構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青果物の品質を判定す
る品質判定装置に関する。
る品質判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】青果物の品質を判定する品質判定項目と
しては、甘味度、酸味度、栄養度等がある。甘味度に関
連する成分として、例えば糖質があり、酸味度に関連す
る成分として、例えば有機酸があり、栄養度に関連する
成分として、例えばビタミン、食物繊維があり、青果物
中には、それら複数の成分が含まれている。従って、青
果物中に含まれる各成分の量に基づいて、青果物の品質
を判定することができる。従来、青果物の品質を判定す
る場合は、青果物中に含まれる成分量を測定する成分量
測定装置により成分量を測定し、測定した成分量に基づ
いて、成分量を測定した時点の青果物の品質を判定して
いた。
しては、甘味度、酸味度、栄養度等がある。甘味度に関
連する成分として、例えば糖質があり、酸味度に関連す
る成分として、例えば有機酸があり、栄養度に関連する
成分として、例えばビタミン、食物繊維があり、青果物
中には、それら複数の成分が含まれている。従って、青
果物中に含まれる各成分の量に基づいて、青果物の品質
を判定することができる。従来、青果物の品質を判定す
る場合は、青果物中に含まれる成分量を測定する成分量
測定装置により成分量を測定し、測定した成分量に基づ
いて、成分量を測定した時点の青果物の品質を判定して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、青果物の生
産者にとっては、成育中の青果物の好適な収穫時期を決
めるためには、又、青果物の販売者にとっては、好適な
販売時期を決めるためには、成分量測定器により成分量
を測定した時点以後の青果物の品質の経時的変化を判定
する必要がある。尚、以下の説明においては、簡略にす
るために、「成分量測定装置により成分量を測定した時
点以後」を、単に「以後」と記載する場合がある。しか
しながら、従来では、上述のように、成分量測定装置に
より成分量を測定した時点の青果物の品質を精度良く判
定することができるものの、以後の青果物の品質の経時
的変化を判定は、生産者や販売者の経験や勘に頼らざる
を得ず、当然ながら、経験や勘に基づく品質判定精度は
悪いものであった。
産者にとっては、成育中の青果物の好適な収穫時期を決
めるためには、又、青果物の販売者にとっては、好適な
販売時期を決めるためには、成分量測定器により成分量
を測定した時点以後の青果物の品質の経時的変化を判定
する必要がある。尚、以下の説明においては、簡略にす
るために、「成分量測定装置により成分量を測定した時
点以後」を、単に「以後」と記載する場合がある。しか
しながら、従来では、上述のように、成分量測定装置に
より成分量を測定した時点の青果物の品質を精度良く判
定することができるものの、以後の青果物の品質の経時
的変化を判定は、生産者や販売者の経験や勘に頼らざる
を得ず、当然ながら、経験や勘に基づく品質判定精度は
悪いものであった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、成分量を測定した時点以後の青
果物の品質の経時的変化を高い精度で判定できる青果物
の品質判定装置を提供することにある。
のであり、その目的は、成分量を測定した時点以後の青
果物の品質の経時的変化を高い精度で判定できる青果物
の品質判定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による青果物の品
質判定装置の第1の特徴構成は、青果物中に含まれる成
分量を測定する成分量測定手段と、その成分量測定手段
が測定した測定情報に基づいて、以後の成分量の経時的
変化を予測する成分量予測手段と、その成分量予測手段
が予測した予測成分量に基づいて、青果物の品質の経時
的変化を判定する品質判定手段と、その品質判定手段が
判定した判定結果を出力する出力手段が設けられている
点にある。
質判定装置の第1の特徴構成は、青果物中に含まれる成
分量を測定する成分量測定手段と、その成分量測定手段
が測定した測定情報に基づいて、以後の成分量の経時的
変化を予測する成分量予測手段と、その成分量予測手段
が予測した予測成分量に基づいて、青果物の品質の経時
的変化を判定する品質判定手段と、その品質判定手段が
判定した判定結果を出力する出力手段が設けられている
点にある。
【0006】第2の特徴構成は、前記成分量測定手段
が、測定用光線束を青果物に照射して青果物からの反射
光又は透過光の分光スペクトルを得て、得られた分光ス
ペクトルに基づいて成分量を算出する分光分析装置にて
構成されている点にある。
が、測定用光線束を青果物に照射して青果物からの反射
光又は透過光の分光スペクトルを得て、得られた分光ス
ペクトルに基づいて成分量を算出する分光分析装置にて
構成されている点にある。
【0007】第3の特徴構成は、前記成分量測定手段
は、青果物中に含まれる複数の成分夫々の成分量を測定
するように構成され、前記成分量予測手段は、前記成分
量測定手段の測定情報に基づいて、複数の成分夫々の以
後の成分量の経時的変化を予測するように構成され、前
記品質判定手段は、前記成分量予測手段が予測した複数
の成分夫々の予測成分量に基づいて、青果物の品質の経
時的変化を判定するように構成されている点にある。
は、青果物中に含まれる複数の成分夫々の成分量を測定
するように構成され、前記成分量予測手段は、前記成分
量測定手段の測定情報に基づいて、複数の成分夫々の以
後の成分量の経時的変化を予測するように構成され、前
記品質判定手段は、前記成分量予測手段が予測した複数
の成分夫々の予測成分量に基づいて、青果物の品質の経
時的変化を判定するように構成されている点にある。
【0008】第4の特徴構成は、前記成分量予測手段
は、前記成分量測定手段が測定した成分量の経時的変化
に基づいて、時間に対する成分量の変化量を算出し、算
出した変化量に基づいて、以後の成分量の経時的変化を
予測するように構成されている点にある。
は、前記成分量測定手段が測定した成分量の経時的変化
に基づいて、時間に対する成分量の変化量を算出し、算
出した変化量に基づいて、以後の成分量の経時的変化を
予測するように構成されている点にある。
【0009】第5の特徴構成は、成分量の基準経時的変
化を記憶する基準経時的変化記憶手段が設けられ、前記
成分量予測手段は、前記成分量測定手段が測定した測定
成分量と、前記基準経時的変化記憶手段が記憶している
基準経時的変化に基づいて、以後の成分量の経時的変化
を予測するように構成されている点にある。
化を記憶する基準経時的変化記憶手段が設けられ、前記
成分量予測手段は、前記成分量測定手段が測定した測定
成分量と、前記基準経時的変化記憶手段が記憶している
基準経時的変化に基づいて、以後の成分量の経時的変化
を予測するように構成されている点にある。
【0010】第6の特徴構成は、前記品質判定手段の判
定結果に基づいて、青果物の食べ頃時期を評価する評価
手段が設けられ、前記出力手段は、前記評価手段の評価
結果も出力するように構成されている点にある。
定結果に基づいて、青果物の食べ頃時期を評価する評価
手段が設けられ、前記出力手段は、前記評価手段の評価
結果も出力するように構成されている点にある。
【0011】第7の特徴構成は、品質判定対象の青果物
が成育中のものであって、前記評価手段は、前記品質判
定手段の判定結果に基づいて、好適収穫時期を評価する
ように構成されている点にある。
が成育中のものであって、前記評価手段は、前記品質判
定手段の判定結果に基づいて、好適収穫時期を評価する
ように構成されている点にある。
【0012】
【作用】第1の特徴構成による作用は、以下の通りであ
る。成分量測定手段により、青果物中に含まれる成分量
が測定され、成分量予測手段により、成分量測定手段が
測定した成分量に基づいて、以後の成分量の経時的変化
が予測される。品質判定手段には、予め、品質レベルに
対応付けて品質を判定するための成分量の品質判定基準
を設定してあり、品質判定手段により、その品質判定基
準と成分量予測手段が予測した予測成分量に基づいて、
以後の青果物の品質の経時的変化が判定される。品質判
定手段により判定された判定結果は、品質レベルが時間
経過と対応付けられた状態で、出力手段に出力される。
る。成分量測定手段により、青果物中に含まれる成分量
が測定され、成分量予測手段により、成分量測定手段が
測定した成分量に基づいて、以後の成分量の経時的変化
が予測される。品質判定手段には、予め、品質レベルに
対応付けて品質を判定するための成分量の品質判定基準
を設定してあり、品質判定手段により、その品質判定基
準と成分量予測手段が予測した予測成分量に基づいて、
以後の青果物の品質の経時的変化が判定される。品質判
定手段により判定された判定結果は、品質レベルが時間
経過と対応付けられた状態で、出力手段に出力される。
【0013】第2の特徴構成による作用は、以下の通り
である。品質判定対象の青果物に測定用光線束を照射す
ると、照射された光線は、青果物中に含まれる成分に特
有の波長域においてその成分量に応じて吸収される。従
って、分光分析装置により、青果物に測定用光線束を照
射して、青果物からの反射光又は透過光の分光スペクト
ルを得て、得られた分光スペクトルに基づいて、成分量
を算出することができる。従って、分光分析装置によれ
ば、青果物を破壊することなく成分量を測定することが
できるので、非破壊で、以後の青果物の品質の経時的変
化を判定することができる。
である。品質判定対象の青果物に測定用光線束を照射す
ると、照射された光線は、青果物中に含まれる成分に特
有の波長域においてその成分量に応じて吸収される。従
って、分光分析装置により、青果物に測定用光線束を照
射して、青果物からの反射光又は透過光の分光スペクト
ルを得て、得られた分光スペクトルに基づいて、成分量
を算出することができる。従って、分光分析装置によれ
ば、青果物を破壊することなく成分量を測定することが
できるので、非破壊で、以後の青果物の品質の経時的変
化を判定することができる。
【0014】第3の特徴構成による作用は、以下の通り
である。成分量測定手段により、青果物中に含まれる複
数の成分夫々の成分量が測定され、成分量予測手段によ
り、成分量測定手段が測定した複数の成分夫々の成分量
に基づいて、複数の成分夫々の以後の成分量の経時的変
化が予測される。品質判定手段には、予め、複数の成分
夫々について、品質レベルに対応付けて品質を判定する
ための成分量の品質判定基準を設定してあり、品質判定
手段により、複数の成分夫々について、品質判定基準と
成分量予測手段が予測した成分の予測成分量に基づい
て、以後の青果物の品質の経時的変化が判定される。
である。成分量測定手段により、青果物中に含まれる複
数の成分夫々の成分量が測定され、成分量予測手段によ
り、成分量測定手段が測定した複数の成分夫々の成分量
に基づいて、複数の成分夫々の以後の成分量の経時的変
化が予測される。品質判定手段には、予め、複数の成分
夫々について、品質レベルに対応付けて品質を判定する
ための成分量の品質判定基準を設定してあり、品質判定
手段により、複数の成分夫々について、品質判定基準と
成分量予測手段が予測した成分の予測成分量に基づい
て、以後の青果物の品質の経時的変化が判定される。
【0015】第4の特徴構成による作用は、以下の通り
である。成分量予測手段により、成分量測定手段が測定
した成分量の経時的変化に基づいて、時間に対する成分
量の変化量が算出され、その算出した変化量に基づい
て、成分量測定手段が測定した成分量の経時的変化が時
間経過方向に延伸されることにより、以後の成分量の経
時的変化が予測される。
である。成分量予測手段により、成分量測定手段が測定
した成分量の経時的変化に基づいて、時間に対する成分
量の変化量が算出され、その算出した変化量に基づい
て、成分量測定手段が測定した成分量の経時的変化が時
間経過方向に延伸されることにより、以後の成分量の経
時的変化が予測される。
【0016】第5の特徴構成による作用は、以下の通り
である。予め、青果物の成分量の経時的変化を、栽培方
法、流通環境夫々に合わした状態で測定し、その測定し
た成分量の経時的変化を基準経時的変化として、基準経
時的変化記憶手段に記憶させてある。成分量予測手段に
より、成分量測定手段が測定した測定成分量と、基準経
時的変化記憶手段に記憶されている基準経時的変化とに
基づいて、測定成分量が基準経時的変化におけるどの時
間位置に位置するかが特定されるとともに、その特定時
間位置以降に対応する基準経時的変化が、以後の成分量
の経時的変化として予測される。
である。予め、青果物の成分量の経時的変化を、栽培方
法、流通環境夫々に合わした状態で測定し、その測定し
た成分量の経時的変化を基準経時的変化として、基準経
時的変化記憶手段に記憶させてある。成分量予測手段に
より、成分量測定手段が測定した測定成分量と、基準経
時的変化記憶手段に記憶されている基準経時的変化とに
基づいて、測定成分量が基準経時的変化におけるどの時
間位置に位置するかが特定されるとともに、その特定時
間位置以降に対応する基準経時的変化が、以後の成分量
の経時的変化として予測される。
【0017】第6の特徴構成によれば、評価手段によ
り、品質判定手段が判定した品質の経時的変化におい
て、食べ頃となる品質レベルに対応する時間位置が何時
になるかが特定され、その特定された時間位置が食べ頃
時期として評価されて、その評価結果が出力手段に出力
される。
り、品質判定手段が判定した品質の経時的変化におい
て、食べ頃となる品質レベルに対応する時間位置が何時
になるかが特定され、その特定された時間位置が食べ頃
時期として評価されて、その評価結果が出力手段に出力
される。
【0018】第7の特徴構成によれば、評価手段によ
り、品質判定手段が判定した品質の経時的変化におい
て、収穫に適した品質レベルに対応する時間位置が何時
になるかが特定され、その特定された時間位置が好適収
穫時期として評価されて、その評価結果が出力手段に出
力される。
り、品質判定手段が判定した品質の経時的変化におい
て、収穫に適した品質レベルに対応する時間位置が何時
になるかが特定され、その特定された時間位置が好適収
穫時期として評価されて、その評価結果が出力手段に出
力される。
【0019】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、成分量の測定
情報に基づいて予測された予測成分量に基づいて、以後
の青果物の品質の経時的変化が判定されるので、その判
定精度は、例えば、経験や勘に基づいて以後の青果物の
品質の経時的変化が判定する場合に比べて、格段に高く
なった。
情報に基づいて予測された予測成分量に基づいて、以後
の青果物の品質の経時的変化が判定されるので、その判
定精度は、例えば、経験や勘に基づいて以後の青果物の
品質の経時的変化が判定する場合に比べて、格段に高く
なった。
【0020】第2の特徴構成によれば、非破壊で品質を
判定することができるので、判定した青果物も商品とす
ることができる。
判定することができるので、判定した青果物も商品とす
ることができる。
【0021】第3の特徴構成によれば、甘味度、酸味
度、栄養度等の青果物の品質を判定する品質判定項目の
うち、複数の品質判定項目に基づいて、以後の青果物の
品質の経時的変化が判定されるので、その判定精度が一
層高くなった。
度、栄養度等の青果物の品質を判定する品質判定項目の
うち、複数の品質判定項目に基づいて、以後の青果物の
品質の経時的変化が判定されるので、その判定精度が一
層高くなった。
【0022】第4の特徴構成によれば、青果物に含まれ
る成分量は青果物一つ一つで異なるものの、判定対象青
果物夫々について、実際に測定した成分量だけに基づい
て、以後の成分量の経時的変化が予測されて、品質の経
時的変化が判定されるので、その判定精度が一層高くな
った。
る成分量は青果物一つ一つで異なるものの、判定対象青
果物夫々について、実際に測定した成分量だけに基づい
て、以後の成分量の経時的変化が予測されて、品質の経
時的変化が判定されるので、その判定精度が一層高くな
った。
【0023】第5の特徴構成によれば、上記第4の特徴
構成に比べて、以後の成分量の経時的変化を簡単な構成
で予測することができるので、成分量予測手段の構成が
簡単になる。
構成に比べて、以後の成分量の経時的変化を簡単な構成
で予測することができるので、成分量予測手段の構成が
簡単になる。
【0024】第6の特徴構成によれば、食べ頃時期が出
力手段に出力されて、例えば、販売者においては、出力
された食べ頃時期を消費者に対する情報として青果物に
表示したり、出力された食べ頃時期に基づいて、販売時
期を決めたりすることができるので、一層便利になっ
た。
力手段に出力されて、例えば、販売者においては、出力
された食べ頃時期を消費者に対する情報として青果物に
表示したり、出力された食べ頃時期に基づいて、販売時
期を決めたりすることができるので、一層便利になっ
た。
【0025】第7の特徴構成によれば、好適収穫時期が
出力手段に出力されて、例えば、生産者においては、出
力された好適収穫時期に基づいて、収穫時期を決めるこ
とができるので、一層便利になった。
出力手段に出力されて、例えば、生産者においては、出
力された好適収穫時期に基づいて、収穫時期を決めるこ
とができるので、一層便利になった。
【0026】
〔第1実施例〕以下、図1ないし図6に基づいて、本発
明の第1実施例を説明する。図1に示すように、青果物
の品質判定装置は、青果物中に含まれる成分量を測定す
る成分量測定手段Mと、その成分量測定手段Mが測定し
た測定情報に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予
測する成分量予測手段2と、その成分量予測手段2が予
測した予測成分量に基づいて、青果物の品質の経時的変
化を判定する品質判定手段3と、品質判定手段3の判定
結果に基づいて、青果物の食べ頃時期や好適収穫時期を
評価する評価手段4と、品質判定手段2が判定した判定
結果及び評価手段4が評価した評価結果を出力する出力
手段5、各種の品質判定条件を入力する入力手段6を設
けて構成してある。
明の第1実施例を説明する。図1に示すように、青果物
の品質判定装置は、青果物中に含まれる成分量を測定す
る成分量測定手段Mと、その成分量測定手段Mが測定し
た測定情報に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予
測する成分量予測手段2と、その成分量予測手段2が予
測した予測成分量に基づいて、青果物の品質の経時的変
化を判定する品質判定手段3と、品質判定手段3の判定
結果に基づいて、青果物の食べ頃時期や好適収穫時期を
評価する評価手段4と、品質判定手段2が判定した判定
結果及び評価手段4が評価した評価結果を出力する出力
手段5、各種の品質判定条件を入力する入力手段6を設
けて構成してある。
【0027】図中のCは、マイクロコンピュータを利用
して構成した処理装置であり、この処理装置Cにより、
成分量予測手段2、品質判定手段3及び評価手段4を構
成している。入力手段6は、処理装置Cに対して各種の
品質判定条件を指示するようになっていて、品質判定条
件として、品質判定対象の青果物の品種、出力手段5に
表示する項目が入力可能なように構成してある。出力手
段5は、CRTディスプレイ装置にて構成してある。
して構成した処理装置であり、この処理装置Cにより、
成分量予測手段2、品質判定手段3及び評価手段4を構
成している。入力手段6は、処理装置Cに対して各種の
品質判定条件を指示するようになっていて、品質判定条
件として、品質判定対象の青果物の品種、出力手段5に
表示する項目が入力可能なように構成してある。出力手
段5は、CRTディスプレイ装置にて構成してある。
【0028】成分量測定手段Mは、本実施例において
は、分光分析装置1により構成してある。以下、分光分
析装置1について説明を加える。分光分析装置1は、光
源11と、光源11からの測定用光源束を成形する第一
光学系12と、第一光学系12からの光線束を試料Sと
しての青果物に照射する照射部13と、試料Sからの透
過光を受光する受光部14と、照射部13と受光部14
との間に試料Sを支持する試料支持部15と、受光部1
4が受光した透過光を導く第二光学系16と、第二光学
系16により導かれた透過光を反射する反射鏡17と、
反射鏡17により反射された透過光を分光反射する凹面
回折格子18と、凹面回折格子18により分光反射され
た各波長毎の光線束強度を検出するアレイ型受光素子1
9と、アレイ型受光素子19からの出力信号を処理する
信号処理手段21を備えている。図中のPは、光源11
からアレイ型受光素子16に至る光路を示している。反
射鏡17、凹面回折格子18及びアレイ型受光素子19
は、外部からの光を遮光するアルミニウム製の暗箱20
内に配置してある。
は、分光分析装置1により構成してある。以下、分光分
析装置1について説明を加える。分光分析装置1は、光
源11と、光源11からの測定用光源束を成形する第一
光学系12と、第一光学系12からの光線束を試料Sと
しての青果物に照射する照射部13と、試料Sからの透
過光を受光する受光部14と、照射部13と受光部14
との間に試料Sを支持する試料支持部15と、受光部1
4が受光した透過光を導く第二光学系16と、第二光学
系16により導かれた透過光を反射する反射鏡17と、
反射鏡17により反射された透過光を分光反射する凹面
回折格子18と、凹面回折格子18により分光反射され
た各波長毎の光線束強度を検出するアレイ型受光素子1
9と、アレイ型受光素子19からの出力信号を処理する
信号処理手段21を備えている。図中のPは、光源11
からアレイ型受光素子16に至る光路を示している。反
射鏡17、凹面回折格子18及びアレイ型受光素子19
は、外部からの光を遮光するアルミニウム製の暗箱20
内に配置してある。
【0029】光源11は、赤外線光を放射するタングス
テン−ハロゲンランプにて構成してある。第一光学系1
2は、光源11からの測定用光源束を平行光線束に成形
するレンズ12aと、平行光線束を照射部13に導く照
射用光ファイバー12bにより構成してある。第2光学
系16は、受光部14が受光した透過光を暗箱20の入
射孔20aに導く受光用光ファイバー16aにより構成
してある。照射部13は照射用光ファイバー12bを保
持する保持部13aと、試料Sに密着して外部からの光
を遮光する椀形状のゴム製パッド13bにより構成して
ある。同様に、受光部14も、受光用光ファイバー16
aを保持する保持部14aと椀形状のゴム製パッド14
bにより構成してある。
テン−ハロゲンランプにて構成してある。第一光学系1
2は、光源11からの測定用光源束を平行光線束に成形
するレンズ12aと、平行光線束を照射部13に導く照
射用光ファイバー12bにより構成してある。第2光学
系16は、受光部14が受光した透過光を暗箱20の入
射孔20aに導く受光用光ファイバー16aにより構成
してある。照射部13は照射用光ファイバー12bを保
持する保持部13aと、試料Sに密着して外部からの光
を遮光する椀形状のゴム製パッド13bにより構成して
ある。同様に、受光部14も、受光用光ファイバー16
aを保持する保持部14aと椀形状のゴム製パッド14
bにより構成してある。
【0030】アレイ型受光素子19は、凹面回折格子1
8にて分光反射された透過光を、同時に波長毎に受光す
るとともに波長毎の信号に変換して出力する。又、アレ
イ型受光素子19は、波長が0.7〜2.5μmの範囲
の近赤外線光を検出するように構成してある。
8にて分光反射された透過光を、同時に波長毎に受光す
るとともに波長毎の信号に変換して出力する。又、アレ
イ型受光素子19は、波長が0.7〜2.5μmの範囲
の近赤外線光を検出するように構成してある。
【0031】信号処理手段21は、マイクロコンピュー
タを利用して構成してあり、アレイ型受光素子19から
の出力信号を処理して、吸光度スペクトル、及び、吸光
度スペクトルの波長領域での二次微分値を得るととも
に、その二次微分値により試料Sに含まれる成分量を算
出する。吸光度は、光源の照射光量(基準光量)をI、
透過光の光量をTとすると、 Log(I/T) で定義される 信号処理手段21は、下記の式(以下、成分量算出式と
称する)による重回帰分析に基づいて、試料Sに含まれ
る成分量を算出する。 Y=K0 +K1 A(λ1 )+K2 A(λ2 )+K3 A(λ3 )+…… 但し、 Y ;成分量 K0 ,K1 ,K2 ,K3 …… ;係数 A(λ1 ),A(λ2 ),A(λ3 )……;特定波長λ
における吸光度スペクトルの二次微分値
タを利用して構成してあり、アレイ型受光素子19から
の出力信号を処理して、吸光度スペクトル、及び、吸光
度スペクトルの波長領域での二次微分値を得るととも
に、その二次微分値により試料Sに含まれる成分量を算
出する。吸光度は、光源の照射光量(基準光量)をI、
透過光の光量をTとすると、 Log(I/T) で定義される 信号処理手段21は、下記の式(以下、成分量算出式と
称する)による重回帰分析に基づいて、試料Sに含まれ
る成分量を算出する。 Y=K0 +K1 A(λ1 )+K2 A(λ2 )+K3 A(λ3 )+…… 但し、 Y ;成分量 K0 ,K1 ,K2 ,K3 …… ;係数 A(λ1 ),A(λ2 ),A(λ3 )……;特定波長λ
における吸光度スペクトルの二次微分値
【0032】信号処理手段21には、青果物の品種夫々
について、成分量を算出する成分毎に特定の成分量算出
式を設定してある。つまり、上記成分量算出式におい
て、青果物の品種夫々について、成分毎に特定の係数K
0 ,K1 ,K3 ……、及び、波長λ1 ,λ2 ,λ3 ……
を設定してある。そして、信号処理手段21は、入力手
段6にて入力された青果物の品種に応じて、成分毎に特
定の成分量算出式を用いて、各成分の成分量を算出す
る。
について、成分量を算出する成分毎に特定の成分量算出
式を設定してある。つまり、上記成分量算出式におい
て、青果物の品種夫々について、成分毎に特定の係数K
0 ,K1 ,K3 ……、及び、波長λ1 ,λ2 ,λ3 ……
を設定してある。そして、信号処理手段21は、入力手
段6にて入力された青果物の品種に応じて、成分毎に特
定の成分量算出式を用いて、各成分の成分量を算出す
る。
【0033】次に、処理装置Cについて、説明を加え
る。成分量予測手段2は、信号処理手段21が各時点で
算出した成分量を時間に対応付けて記憶可能に構成して
ある。つまり、成分量の経時的変化を記憶可能に構成し
てある。そして、成分量予測手段2は、記憶している成
分量の経時的変化に基づいて、時間に対する成分量の変
化量を算出し、算出した変化量に基づいて、以後の成分
量の経時的変化を予測するように構成してある。つま
り、算出した変化量に基づいて、信号処理手段21が算
出した成分量の経時的変化(つまり、記憶している成分
量の経時的変化)を時間経過方向に延伸することによ
り、以後の成分量の経時的変化を予測するのである。
る。成分量予測手段2は、信号処理手段21が各時点で
算出した成分量を時間に対応付けて記憶可能に構成して
ある。つまり、成分量の経時的変化を記憶可能に構成し
てある。そして、成分量予測手段2は、記憶している成
分量の経時的変化に基づいて、時間に対する成分量の変
化量を算出し、算出した変化量に基づいて、以後の成分
量の経時的変化を予測するように構成してある。つま
り、算出した変化量に基づいて、信号処理手段21が算
出した成分量の経時的変化(つまり、記憶している成分
量の経時的変化)を時間経過方向に延伸することによ
り、以後の成分量の経時的変化を予測するのである。
【0034】品質判定手段3には、各青果物について、
成分毎に、優、良、可、不可の複数の品質レベル夫々に
対応付けて品質を判定するための成分量の品質判定基準
を設定してあり、その品質判定基準と成分量予測手段が
予測した予測成分量に基づいて、以後の青果物の品質の
経時的変化を判定する。つまり、品質レベルが優になる
のは何時になるか、良になるのは何時になるか等によ
り、品質の経時的変化を判定するのである。
成分毎に、優、良、可、不可の複数の品質レベル夫々に
対応付けて品質を判定するための成分量の品質判定基準
を設定してあり、その品質判定基準と成分量予測手段が
予測した予測成分量に基づいて、以後の青果物の品質の
経時的変化を判定する。つまり、品質レベルが優になる
のは何時になるか、良になるのは何時になるか等によ
り、品質の経時的変化を判定するのである。
【0035】評価手段4は、品質判定手段3が判定した
品質の経時的変化に基づいて、食べ頃時期が何時になる
か、あるいは、好適収穫時期が何時になるかを評価す
る。
品質の経時的変化に基づいて、食べ頃時期が何時になる
か、あるいは、好適収穫時期が何時になるかを評価す
る。
【0036】次に、青果物の一例としてのトマトの品質
を判定する場合について説明する。トマトの品質を判定
する品質判定項目としては、甘味度、酸味度、栄養度が
ある。甘味度に関連する成分として、グルコース、フル
クトースがあり、酸味度に関連する成分として、クエン
酸があり、栄養度に関連する成分として、ビタミンCと
してのアスコルビン酸がある。グルコースの成分量を算
出する際の、上記成分量算出式における特定波長λは、
例えば、750、830、915、1030、108
0、1205、1260、1380nmに設定する。フ
ルクトースの成分量を算出する際の、上記成分量算出式
における特定波長λは、例えば、750、830、91
5、1030、1080、1205、1260、138
0nmに設定する。クエン酸の成分量を算出する際の、
上記成分量算出式における特定波長λは、例えば、77
5、900、1005、1060、1170、124
0、1375nmに設定する。アスコルビン酸の成分量
を算出する際の、上記成分量算出式における特定波長λ
は、例えば、760、920、995、1200、12
65、1355nmに設定する。
を判定する場合について説明する。トマトの品質を判定
する品質判定項目としては、甘味度、酸味度、栄養度が
ある。甘味度に関連する成分として、グルコース、フル
クトースがあり、酸味度に関連する成分として、クエン
酸があり、栄養度に関連する成分として、ビタミンCと
してのアスコルビン酸がある。グルコースの成分量を算
出する際の、上記成分量算出式における特定波長λは、
例えば、750、830、915、1030、108
0、1205、1260、1380nmに設定する。フ
ルクトースの成分量を算出する際の、上記成分量算出式
における特定波長λは、例えば、750、830、91
5、1030、1080、1205、1260、138
0nmに設定する。クエン酸の成分量を算出する際の、
上記成分量算出式における特定波長λは、例えば、77
5、900、1005、1060、1170、124
0、1375nmに設定する。アスコルビン酸の成分量
を算出する際の、上記成分量算出式における特定波長λ
は、例えば、760、920、995、1200、12
65、1355nmに設定する。
【0037】次に、図2ないし図5に基づいて、品質の
経時的変化を判定する仕方について説明する。尚、図2
ないし図5に示す例は、品質判定対象のトマトが収穫後
の場合である。図2は、品質判定対象の成分がグルコー
スの場合における、信号処理手段21が算出した成分量
の経時的変化(以下、実測経時的変化と称する場合があ
る)、成分量予測手段2が予測した成分量の経時的変化
(以下、予測経時的変化と称する場合がある)、品質判
定手段3において品質レベル夫々に対応付けて設定され
ている品質判定基準を示している。尚、実測経時的変化
は実線にて、予測経時的変化は破線にて示す。同様に、
図3は、品質判定対象の成分がフルクトースの場合、図
4は、品質判定対象の成分がクエン酸の場合、図5は、
品質判定対象の成分がフルクトースの場合を示す。
経時的変化を判定する仕方について説明する。尚、図2
ないし図5に示す例は、品質判定対象のトマトが収穫後
の場合である。図2は、品質判定対象の成分がグルコー
スの場合における、信号処理手段21が算出した成分量
の経時的変化(以下、実測経時的変化と称する場合があ
る)、成分量予測手段2が予測した成分量の経時的変化
(以下、予測経時的変化と称する場合がある)、品質判
定手段3において品質レベル夫々に対応付けて設定され
ている品質判定基準を示している。尚、実測経時的変化
は実線にて、予測経時的変化は破線にて示す。同様に、
図3は、品質判定対象の成分がフルクトースの場合、図
4は、品質判定対象の成分がクエン酸の場合、図5は、
品質判定対象の成分がフルクトースの場合を示す。
【0038】各図において、最終の成分量測定時をゼロ
として、最終測定時点以前の6時間の成分量の経時的変
化を実測してあり、最終測定時以後の成分量の経時的変
化を予測している。予測経時的変化は、最終測定時点に
おける時間に対する成分量の変化量(つまり、実測経時
的変化の勾配)を算出し、算出した勾配に基づいて、実
測経時的変化を時間経過方向に延伸することにより求め
る。
として、最終測定時点以前の6時間の成分量の経時的変
化を実測してあり、最終測定時以後の成分量の経時的変
化を予測している。予測経時的変化は、最終測定時点に
おける時間に対する成分量の変化量(つまり、実測経時
的変化の勾配)を算出し、算出した勾配に基づいて、実
測経時的変化を時間経過方向に延伸することにより求め
る。
【0039】品質判定手段3は、図2ないし図5夫々に
示した予測経時的変化と品質判定基準に基づいて、グル
コース、フルクトース、クエン酸及びアスコルビン酸の
各成分毎に、最終測定時点以後の品質の経時的変化を判
定するとともに、それら各成分の判定結果に基づいて、
最終測定時点以後の総合品質の経時的変化を判定する。
総合品質の経時的変化は、グルコース、フルクトース、
クエン酸及びアスコルビン酸の4成分全ての品質レベル
が優の期間を優の品質レベル、4成分全ての品質レベル
が良以上の期間を良の品質レベル、4成分全ての品質レ
ベルが可以上の期間を可の品質レベルとして判定する。
示した予測経時的変化と品質判定基準に基づいて、グル
コース、フルクトース、クエン酸及びアスコルビン酸の
各成分毎に、最終測定時点以後の品質の経時的変化を判
定するとともに、それら各成分の判定結果に基づいて、
最終測定時点以後の総合品質の経時的変化を判定する。
総合品質の経時的変化は、グルコース、フルクトース、
クエン酸及びアスコルビン酸の4成分全ての品質レベル
が優の期間を優の品質レベル、4成分全ての品質レベル
が良以上の期間を良の品質レベル、4成分全ての品質レ
ベルが可以上の期間を可の品質レベルとして判定する。
【0040】評価手段4は、総合品質の経時変化におい
て、例えば、総合品質が優になる期間を食べ頃時期とし
て評価する。そして、その評価結果が出力手段5に表示
される。
て、例えば、総合品質が優になる期間を食べ頃時期とし
て評価する。そして、その評価結果が出力手段5に表示
される。
【0041】予測経時的変化が図2ないし図5に示すよ
うな場合、出力手段5には、図6に示すように、品質判
定手段3の判定結果、及び、評価手段4の評価結果が表
示される。
うな場合、出力手段5には、図6に示すように、品質判
定手段3の判定結果、及び、評価手段4の評価結果が表
示される。
【0042】好適収穫時期が何時になるかを評価する場
合、品質判定対象のトマトは、成育中のものとなる。成
育中のトマトの各成分の成分量は、例示はしないが、図
2ないし図5に示す実測値よりもかなり少なくなる。従
って、最終測定時点から総合品質が優になるまでの時間
は、図2ないし図5に示す例よりもかなり長くなる。そ
して、評価手段4は、例えば、収穫してから店頭に並ぶ
までの流通に要する時間(以下、流通時間と称する。例
えば、8〜12時間程度)を考慮して、総合品質が優に
なる時点よりも流通時間だけ手前の時点を好適収穫時期
として評価し、その総合品質が優になる時点よりも流通
時間だけ手前の時点が、最終測定時点から何時間後にな
るかを算出する。そして、その算出結果が出力手段5に
表示される。 〔第2実施例〕以下、図7ないし図11に基づいて、本
発明の第2実施例を説明する。処理装置Cには、成分量
の基準経時的変化を青果物の品種と対応付けて記憶する
基準経時的変化記憶手段7を設けてある。又、成分量予
測手段2は、信号処理手段21が算出した成分量と、基
準経時的変化記憶手段7が記憶している基準経時的変化
に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予測するよう
に構成されている。基準経時的変化は、青果物の品種毎
に、複数の試料の成分量の経時的変化を実測し、それら
複数の実測経時的変化を平均したものである。尚、青果
物の成分量の経時的変化は、栽培方法、流通環境ごとに
異なるので、経時的変化を実測するときは、栽培方法、
流通環境夫々に合わした状態で測定する。本第2実施例
における青果物の品質判定装置は、処理装置Cに基準経
時的変化記憶手段7を設けている点、及び、成分量予測
手段2を上記のように構成している点以外は、上記第1
実施例と同様に構成してあるので、説明を省略する。
合、品質判定対象のトマトは、成育中のものとなる。成
育中のトマトの各成分の成分量は、例示はしないが、図
2ないし図5に示す実測値よりもかなり少なくなる。従
って、最終測定時点から総合品質が優になるまでの時間
は、図2ないし図5に示す例よりもかなり長くなる。そ
して、評価手段4は、例えば、収穫してから店頭に並ぶ
までの流通に要する時間(以下、流通時間と称する。例
えば、8〜12時間程度)を考慮して、総合品質が優に
なる時点よりも流通時間だけ手前の時点を好適収穫時期
として評価し、その総合品質が優になる時点よりも流通
時間だけ手前の時点が、最終測定時点から何時間後にな
るかを算出する。そして、その算出結果が出力手段5に
表示される。 〔第2実施例〕以下、図7ないし図11に基づいて、本
発明の第2実施例を説明する。処理装置Cには、成分量
の基準経時的変化を青果物の品種と対応付けて記憶する
基準経時的変化記憶手段7を設けてある。又、成分量予
測手段2は、信号処理手段21が算出した成分量と、基
準経時的変化記憶手段7が記憶している基準経時的変化
に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予測するよう
に構成されている。基準経時的変化は、青果物の品種毎
に、複数の試料の成分量の経時的変化を実測し、それら
複数の実測経時的変化を平均したものである。尚、青果
物の成分量の経時的変化は、栽培方法、流通環境ごとに
異なるので、経時的変化を実測するときは、栽培方法、
流通環境夫々に合わした状態で測定する。本第2実施例
における青果物の品質判定装置は、処理装置Cに基準経
時的変化記憶手段7を設けている点、及び、成分量予測
手段2を上記のように構成している点以外は、上記第1
実施例と同様に構成してあるので、説明を省略する。
【0043】次に、図8ないし図11に基づいて、品質
の経時的変化を判定する仕方について説明する。尚、図
8ないし図11に示す例は、品質判定対象のトマトが収
穫後の場合である。図8は、品質判定対象の成分がグル
コースの場合における、信号処理手段21が算出した成
分量(以下、実測成分量と称する場合がある)、基準経
時的変化記憶手段7が記憶している基準経時的変化、成
分量予測手段2が予測した成分量の経時的変化(以下、
予測経時的変化と称する場合がある)、品質判定手段3
において品質レベル夫々に対応付けて設定されている品
質判定基準を示している。尚、実測成分量は×にて、基
準経時的変化は実線及び破線にて、予測経時的変化は破
線にて示す。同様に、図9は、品質判定対象の成分がフ
ルクトースの場合、図10は、品質判定対象の成分がク
エン酸の場合、図11は、品質判定対象の成分がフルク
トースの場合を示す。図8ないし図11に示す例におい
て、各成分の基準経時的変化は、複数のトマトについ
て、収穫時点以降の成分量の経時的変化を実測し、それ
ら複数の実測経時的変化を平均したものである。
の経時的変化を判定する仕方について説明する。尚、図
8ないし図11に示す例は、品質判定対象のトマトが収
穫後の場合である。図8は、品質判定対象の成分がグル
コースの場合における、信号処理手段21が算出した成
分量(以下、実測成分量と称する場合がある)、基準経
時的変化記憶手段7が記憶している基準経時的変化、成
分量予測手段2が予測した成分量の経時的変化(以下、
予測経時的変化と称する場合がある)、品質判定手段3
において品質レベル夫々に対応付けて設定されている品
質判定基準を示している。尚、実測成分量は×にて、基
準経時的変化は実線及び破線にて、予測経時的変化は破
線にて示す。同様に、図9は、品質判定対象の成分がフ
ルクトースの場合、図10は、品質判定対象の成分がク
エン酸の場合、図11は、品質判定対象の成分がフルク
トースの場合を示す。図8ないし図11に示す例におい
て、各成分の基準経時的変化は、複数のトマトについ
て、収穫時点以降の成分量の経時的変化を実測し、それ
ら複数の実測経時的変化を平均したものである。
【0044】成分量予測手段2は、実測成分量と、基準
経時的変化とに基づいて、実測成分量が基準経時的変化
におけるどの時間位置に位置するかを特定するととも
に、その特定時間位置以降に対応する基準経時的変化
(図8〜11において、破線で示される部分)を、成分
量の実測時点以後の成分量の経時的変化として予測する
ように構成してある。品質判定手段3は、図8ないし図
11夫々に示した予測経時的変化と品質判定基準に基づ
いて、グルコース、フルクトース、クエン酸及びアスコ
ルビン酸の各成分毎に、成分量の実測時点以後の品質の
経時的変化を判定するとともに、それら各成分の判定結
果に基づいて、最終測定時点以後の総合品質の経時的変
化を判定する。尚、総合品質の経時的変化の判定の仕方
は、上記第1実施例と同様であるので、説明を省略す
る。
経時的変化とに基づいて、実測成分量が基準経時的変化
におけるどの時間位置に位置するかを特定するととも
に、その特定時間位置以降に対応する基準経時的変化
(図8〜11において、破線で示される部分)を、成分
量の実測時点以後の成分量の経時的変化として予測する
ように構成してある。品質判定手段3は、図8ないし図
11夫々に示した予測経時的変化と品質判定基準に基づ
いて、グルコース、フルクトース、クエン酸及びアスコ
ルビン酸の各成分毎に、成分量の実測時点以後の品質の
経時的変化を判定するとともに、それら各成分の判定結
果に基づいて、最終測定時点以後の総合品質の経時的変
化を判定する。尚、総合品質の経時的変化の判定の仕方
は、上記第1実施例と同様であるので、説明を省略す
る。
【0045】〔別実施例〕次に別実施例を説明する。 上記各実施例においては、品質判定対象の青果物と
して、トマトを適用する場合について例示したが、トマ
トの他に種々のものが適用できる。例えば、キャベツ、
ブロッコリ、イチゴ等を適用することができる。品質を
判定する成分としては、キャベツの場合は、水分、糖
質、食物繊維、ビタミンCがあり、ブロッコリの場合、
水分、糖質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンCがあ
り、イチゴの場合、水分、糖質、有機酸、ビタミンCが
ある。
して、トマトを適用する場合について例示したが、トマ
トの他に種々のものが適用できる。例えば、キャベツ、
ブロッコリ、イチゴ等を適用することができる。品質を
判定する成分としては、キャベツの場合は、水分、糖
質、食物繊維、ビタミンCがあり、ブロッコリの場合、
水分、糖質、食物繊維、ビタミンA、ビタミンCがあ
り、イチゴの場合、水分、糖質、有機酸、ビタミンCが
ある。
【0046】 上記各実施例においては、グルコー
ス、フルクトース、クエン酸及びアスコルビン酸の4成
分に基づいて、トマトの品質を判定したが、グルコー
ス、フルクトース、クエン酸及びアスコルビン酸の4成
分のうちから、3種類、2種類、又は、1種類の成分を
適宜選定して、品質を判定しても良い。
ス、フルクトース、クエン酸及びアスコルビン酸の4成
分に基づいて、トマトの品質を判定したが、グルコー
ス、フルクトース、クエン酸及びアスコルビン酸の4成
分のうちから、3種類、2種類、又は、1種類の成分を
適宜選定して、品質を判定しても良い。
【0047】 上記各実施例においては、好適収穫時
期を、最終測定時点から何時間後になるかにより出力す
る場合について例示したが、これに代えて、日付と時間
により出力するように構成しても良い。
期を、最終測定時点から何時間後になるかにより出力す
る場合について例示したが、これに代えて、日付と時間
により出力するように構成しても良い。
【0048】 上記各実施例において例示した品質判
定基準は、適宜変更可能である。 グルコース、フルクトース、クエン酸及びアスコル
ビン酸夫々の成分量を算出する際の上記成分量算出式に
おける特定波長λは、上記各実施例において各成分毎に
例示した複数の特定波長λのうちから幾つかを適宜選択
することができる。又、各成分における特定波長λは、
上記各実施例において例示した他に、適宜変更可能であ
る。
定基準は、適宜変更可能である。 グルコース、フルクトース、クエン酸及びアスコル
ビン酸夫々の成分量を算出する際の上記成分量算出式に
おける特定波長λは、上記各実施例において各成分毎に
例示した複数の特定波長λのうちから幾つかを適宜選択
することができる。又、各成分における特定波長λは、
上記各実施例において例示した他に、適宜変更可能であ
る。
【0049】 各成分毎に、実測経時的変化、予測経
時的変化、及び、品質レベル夫々に対応付けられた品質
判定基準を、例えば、図2ないし図5に示すような出力
例にて、出力手段5に出力しても良い。
時的変化、及び、品質レベル夫々に対応付けられた品質
判定基準を、例えば、図2ないし図5に示すような出力
例にて、出力手段5に出力しても良い。
【0050】 評価手段4は、品質判定手段3の判定
結果に基づいて、好適出荷時期を評価するように構成し
ても良い。好適出荷時期は、例えば、流通業者が、在庫
の青果物を販売者に出荷するのに好適な時期と定義す
る。例えば、総合品質が優になる時点よりも流通に要す
る時間(例えば、出荷してから店頭に並ぶまでの時間)
だけ手前の時点を、好適出荷時期として評価する。
結果に基づいて、好適出荷時期を評価するように構成し
ても良い。好適出荷時期は、例えば、流通業者が、在庫
の青果物を販売者に出荷するのに好適な時期と定義す
る。例えば、総合品質が優になる時点よりも流通に要す
る時間(例えば、出荷してから店頭に並ぶまでの時間)
だけ手前の時点を、好適出荷時期として評価する。
【0051】 分光分析装置は、上記各実施例におい
て示した構成のものに限定されるものではない。 成分量測定手段Mの具体構成として、上記各実施例
において例示した分光分析装置1の他にも種々のものが
適用可能であり、例えば、湿式の化学分析装置を適用す
ることができる。又、出力手段5の具体構成として、上
記各実施例において例示したCRTディスプレイ装置の
他にも種々のものが適用可能であり、例えば、プロッタ
を適用することができる。
て示した構成のものに限定されるものではない。 成分量測定手段Mの具体構成として、上記各実施例
において例示した分光分析装置1の他にも種々のものが
適用可能であり、例えば、湿式の化学分析装置を適用す
ることができる。又、出力手段5の具体構成として、上
記各実施例において例示したCRTディスプレイ装置の
他にも種々のものが適用可能であり、例えば、プロッタ
を適用することができる。
【0052】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】第1実施例における青果物の品質判定装置のブ
ロック図
ロック図
【図2】第1実施例におけるグルコースの成分量の予測
経時的変化を示す図
経時的変化を示す図
【図3】第1実施例におけるフルクトースの成分量の予
測経時的変化を示す図
測経時的変化を示す図
【図4】第1実施例におけるクエン酸の成分量の予測経
時的変化を示す図
時的変化を示す図
【図5】第1実施例におけるアスコルビン酸の成分量の
予測経時的変化を示す図
予測経時的変化を示す図
【図6】第1実施例における出力手段の出力例を示す図
【図7】第2実施例における青果物の品質判定装置のブ
ロック図
ロック図
【図8】第2実施例におけるグルコースの成分量の予測
経時的変化を示す図
経時的変化を示す図
【図9】第2実施例におけるフルクトースの成分量の予
測経時的変化を示す図
測経時的変化を示す図
【図10】第2実施例におけるクエン酸の成分量の予測
経時的変化を示す図
経時的変化を示す図
【図11】第2実施例におけるアスコルビン酸の成分量
の予測経時的変化を示す図
の予測経時的変化を示す図
1 分光分析装置 2 成分量予測手段 3 品質判定手段 4 評価手段 5 出力手段 7 基準経時的変化記憶手段 M 成分量測定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 良吾 兵庫県尼崎市浜1丁目1番1号 株式会社 クボタ技術開発研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】 青果物中に含まれる成分量を測定する成
分量測定手段(M)と、その成分量測定手段(M)が測
定した測定情報に基づいて、以後の成分量の経時的変化
を予測する成分量予測手段(2)と、その成分量予測手
段(2)が予測した予測成分量に基づいて、青果物の品
質の経時的変化を判定する品質判定手段(3)と、その
品質判定手段(3)が判定した判定結果を出力する出力
手段(5)が設けられている青果物の品質判定装置。 - 【請求項2】 前記成分量測定手段(M)が、測定用光
線束を青果物に照射して青果物からの反射光又は透過光
の分光スペクトルを得て、得られた分光スペクトルに基
づいて成分量を算出する分光分析装置(1)にて構成さ
れている請求項1記載の青果物の品質判定装置。 - 【請求項3】 前記成分量測定手段(M)は、青果物中
に含まれる複数の成分夫々の成分量を測定するように構
成され、前記成分量予測手段(2)は、前記成分量測定
手段(M)の測定情報に基づいて、複数の成分夫々の以
後の成分量の経時的変化を予測するように構成され、前
記品質判定手段(3)は、前記成分量予測手段(2)が
予測した複数の成分夫々の予測成分量に基づいて、青果
物の品質の経時的変化を判定するように構成されている
請求項1又は2記載の青果物の品質判定装置。 - 【請求項4】 前記成分量予測手段(2)は、前記成分
量測定手段(M)が測定した成分量の経時的変化に基づ
いて、時間に対する成分量の変化量を算出し、算出した
変化量に基づいて、以後の成分量の経時的変化を予測す
るように構成されている請求項1、2又は3記載の青果
物の品質判定装置。 - 【請求項5】 成分量の基準経時的変化を記憶する基準
経時的変化記憶手段(7)が設けられ、前記成分量予測
手段(2)は、前記成分量測定手段(M)が測定した測
定成分量と、前記基準経時的変化記憶手段(7)が記憶
している基準経時的変化に基づいて、以後の成分量の経
時的変化を予測するように構成されている請求項1、2
又は3記載の青果物の品質判定装置。 - 【請求項6】 前記品質判定手段(3)の判定結果に基
づいて、青果物の食べ頃時期を評価する評価手段(4)
が設けられ、前記出力手段(5)は、前記評価手段
(4)の評価結果も出力するように構成されている請求
項1、2、3、4又は5記載の青果物の品質判定装置。 - 【請求項7】 品質判定対象の青果物が成育中のもので
あって、前記評価手段(4)は、前記品質判定手段
(3)の判定結果に基づいて、好適収穫時期を評価する
ように構成されている請求項6記載の青果物の品質判定
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22388994A JP3266422B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 青果物の品質判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22388994A JP3266422B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 青果物の品質判定装置 |
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---|---|
JPH0886747A true JPH0886747A (ja) | 1996-04-02 |
JP3266422B2 JP3266422B2 (ja) | 2002-03-18 |
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JP22388994A Expired - Fee Related JP3266422B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 青果物の品質判定装置 |
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JP (1) | JP3266422B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012172834A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2012-12-20 | 日本電気株式会社 | 収穫時熟度推定装置、収穫時熟度推定方法及びプログラム |
JP2015200550A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | パイオニア株式会社 | 収穫判断装置及び植物生育システム |
WO2018003506A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | サトーホールディングス株式会社 | 食べ頃算出方法、食べ頃算出システム、食べ頃算出プログラム及び記録媒体 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22388994A patent/JP3266422B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2012172834A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2012-12-20 | 日本電気株式会社 | 収穫時熟度推定装置、収穫時熟度推定方法及びプログラム |
JPWO2012172834A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2015-02-23 | 日本電気株式会社 | 収穫時熟度推定装置、収穫時熟度推定方法及びプログラム |
JP2015200550A (ja) * | 2014-04-07 | 2015-11-12 | パイオニア株式会社 | 収穫判断装置及び植物生育システム |
WO2018003506A1 (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-04 | サトーホールディングス株式会社 | 食べ頃算出方法、食べ頃算出システム、食べ頃算出プログラム及び記録媒体 |
CN109313773A (zh) * | 2016-06-30 | 2019-02-05 | 佐藤控股株式会社 | 食用时期计算方法、食用时期计算系统、食用时期计算程序以及记录介质 |
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JP3266422B2 (ja) | 2002-03-18 |
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