JPH0886639A - 自動車用ホイールのディスク自動形状計測装置 - Google Patents

自動車用ホイールのディスク自動形状計測装置

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JPH0886639A
JPH0886639A JP22326494A JP22326494A JPH0886639A JP H0886639 A JPH0886639 A JP H0886639A JP 22326494 A JP22326494 A JP 22326494A JP 22326494 A JP22326494 A JP 22326494A JP H0886639 A JPH0886639 A JP H0886639A
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JP
Japan
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measuring
disk
measurement
shape
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP22326494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Iwama
雅紀 岩間
Shingo Tsukui
慎吾 津久井
Yugo Takeuchi
勇吾 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0886639A publication Critical patent/JPH0886639A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一セットで計測でき、しかも高精度な計測
が可能なディスク形状計測装置の提供。 【構成】 X−Y軸移動テーブル13にZ軸まわりに回
転可能に測定ヘッド15をとりつけ、ディスク50を傾
動可能なディスク受けテーブル31にセットして押えリ
ング32で固定し、ディスク受けテーブル31を計測姿
勢に傾動させて測定ヘッド15でディスク形状を計測す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ホイールのデ
ィスクの形状を自動計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ホイールのディスクを、ホイー
ル製造過程でディスク単体で形状計測するには、従来、
外径、立上り高さ、板厚、内、外形状をそれぞれ独立に
計測していた。すなわち、外径は図7に示すようにノギ
ス1により90°対角2方向を測定し、立上り高さは図
8に示すようにハイトゲージ2により90°対角4点を
測定し、板厚は図9に示すようにダイヤルキャリパーゲ
ージ3により各R部の変曲点の厚さを測定し、内、外形
状は図10に示すようにガバリゲージ4、5をディスク
の内、外側に当て、目視またはシックネスゲージにて隙
間を測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来法による
ディスク形状計測には次の問題がある。イ.ノギス、ダ
イヤルキャリパー、ガバリゲージを用いた人手による測
定は、見落とし、見間違え等による測定ミスを生じ易
い。また、形状のビジュアルな認識が不可能であるた
め、状況の判断に熟練と経験を要する。ロ.3次元測定
機でディスクの板厚を測定するには、内形状を測定し、
ワークをセットし直して、外形状を測定するなど、測定
段取りに、手間と時間を要する。また、内、外形状の認
識はできても、そこから板厚を演算するためには、汎用
の3次元測定機では、測定データをCAD(製図用ソフ
ト)等に入力、作図し、あらためて別の手段を利用して
計測する必要があり、この過程で種々の誤差を生じる。
したがって、精度的にも満足できない。本発明の目的
は、ディスク内外面の形状および板厚を同一セット状態
で測定できる機構を有し、図面形状に対するずれ量を定
量的に把握できると共に、高精度形状計測のための解
析、補正ソフトとも接続できる自動車用ホイールのディ
スク自動計測装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の装置は次の通りである。X軸方向およびY軸方向に
移動可能なX−Y軸移動テーブルと、X−Y軸移動テー
ブルに支持されZ軸まわりに回転可能な回転台と、回転
台にとりつけられた測定ヘッドと、を有する測定部と、
測定ディスクを支持する傾動可能な測定ディスク受けテ
ーブルおよび押えリングと、前記測定ディスク受けテー
ブルを測定ディスク受けテーブル軸芯まわりに回転させ
る回転機構と、を有する測定テーブル部と、からなる自
動車用ホイールのディスク自動形状計測装置。
【0005】
【作用】上記本発明装置では、ディスクを測定テーブル
にセットした後、測定姿勢に測定ディスク受けテーブル
を傾動させる。その状態で測定部を作動させ測定ヘッド
により、ディスクの内、外面形状を計測し、それよりC
PUにて、板厚を演算し、また測定ヘッドがディスクか
ら受ける反力による誤差を演算して計測値を補正する。
計測結果は、必要に応じてディスク成形機にフィードバ
ックされ、成形を制御する。計測は同一セットで行われ
るのでセット間の誤差がなく、しかも人手によらない自
動計測ができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の装置の望ましい実施例を、
図1〜図6を参照して説明する。図1に示すように、本
発明の自動車用ホイールのディスク自動形状計測装置
は、測定部10と、測定テーブル部30と、CPU(セ
ントラルプロセッサユニット)40と、から成る。測定
部10は、図1に示すように、X軸方向11およびY軸
方向12に移動可能なX−Y軸移動テーブル13と、X
−Y軸移動テーブル13に支持されてZ軸(上下方向
軸)まわりに回転可能な回転台14と、回転台14にと
りつけられた測定ヘッド15と、を有する。X−Y軸移
動テーブル13は、たとえばボールナットスクリュー機
構を介して、モータ16によりX軸方向11に移動さ
れ、また、たとえばボールナットスクリュー機構を介し
て、モータ17によりY軸方向12に移動される。ま
た、図3に示すように、回転台14は、ハーモニックギ
ャードステッピングモータ18によって、Z軸まわりに
回転される。
【0007】測定ヘッド15は、図3に示すように、測
定されるディスク50(図1に示されている)に進退さ
れてディスクに接触されるプローブ19と、プローブに
連結された軸を摺動自在に支持するリニアブッシュ20
と、プローブ19のディスクに対する進退方向の動き量
を検出するリニアゲージセンサ21と、プローブ19を
ディスク側に付勢するスプリング22と、を有する。リ
ニアゲージセンサ21の出力はCPU40に入力され
る。
【0008】測定テーブル部30は、図2に示すよう
に、測定ディスク50を支持する傾動可能な測定ディス
ク受けテーブル31と、測定ディスク受けテーブル31
との間にディスク50を押えて固定する押えリング32
と、測定ディスク受けテーブル31を測定ディスク受け
テーブル軸芯まわりに回転させる回転機構33と、を有
する。図2の点線はディスク50を測定ディスク受けテ
ーブル31に載せた直後の状態を示し、図2の実線はデ
ィスク50を測定姿勢に傾動させた状態(図1と同じ測
定姿勢状態)を示している。
【0009】次に、上記装置を用いての自動車用ホイー
ルのディスク自動形状計測を説明する。コンピュータに
図面形状を入力してティーチングデータ(プローブ19
をそれに沿って移動させる軌跡)を作成する。また、測
定テーブル部30の基準面を使い、Z軸の絶対角度原点
およびX、Y軸の絶対座標原点のずれを把握し、自動的
に原点合わせをしておく。ついで、実計測手順に進む。
まず、測定ディスク受けテーブル31に計測対象ディス
ク50を載せ、押えリング32でディスク50を固定し
た後、図1、図2の実線に示す測定姿勢に傾動させる。
図示例では傾動角度は90°である。ついで、CPU4
0のキーボード入力により、計測対象ディスク50の種
類を選択する。スタートボタンを押し、計測を開始す
る。X−Y軸移動テーブル13と回転台14のZ軸まわ
り回転により、プローブ19が測定開始位置に移動し、
ティーチングデータに従い、自動倣い測定を行う。測定
は、同一セットの状態で、ディスク50の内側形状、外
側形状、立上り部の順で行われる。上記測定終了後、C
PU40の画面で、角度を確認しながら、ディスク50
をZ軸まわりに180°回転させる。その後、スタート
ボタンを押し、180°反対側の外側形状を測定する。
この場合も、同一セットで計測する。測定終了後、サン
プリングされたデータは、コンピュータによって演算、
処理され、測定結果および図形処理の表示がされる。
【0010】上記計測において、次の配慮がなされてい
る。まず、測定ディスク50のセットにおいて、ディス
クセット時のディスク50の傾き、偏心等を、形状計測
のサンプリングデータの中から自動的にその量を演算し
補正する。また、測定ヘッド15を180°回転させる
ことで(図1の実線から点線の状態にすることで)、デ
ィスク50の内、外面を同一セットで連続して計測でき
る。また、測定ディスク受けテーブル31をZ軸まわり
に180°回転させることでディスク50の180°対
角側を同一セットで連続して計測できる。これらによっ
て、従来の三次元測定機のような面倒なワークの基準
面、原点設定をすることなく、極めて再現性の高い計測
結果が得られるようにしてある。
【0011】また、自動倣い計測は、あらかじめ図面形
状を入力することで自動作成されたティーチングデータ
によって行われる。このティーチングデータは、座標原
点から測定位置までの距離を直交座標(X、Y)と測定
ヘッド回転角(θ°)で0.5〜2mm測定ピッチで与
えられる。ただし、Rの変曲点付近は、図4に示すよう
に、板厚計測精度確保のため、0.5mmピッチとし
た。形状の認識は測定ヘッドに設けられた分解能0.0
01mmのリニアゲージセンサー21によりサンプリン
グされた、測定プローブ19の変位量を、測定ヘッド回
転角(θ°)から(Δx、Δy)に分解し、コンピュー
タにより演算処理される。計測結果は、図4に示すよう
に、各規定値に対するOK/NG判定および図形処理結
果をCRT上に表示することで、形状の視認を可能とし
た。
【0012】また、板厚計算は、内、外面の形状データ
をサンプリングした後、図5に示すように、外面のあら
かじめ設定された部位(Rの変曲点)を基準に、この点
からRの法線方向の内面測定点を演算により自動的に探
し出し、板厚とすることで、Rと面直となる最小板厚が
直接計測可能となった。
【0013】さらに、Z軸絶対角度補正ソフトについて
説明する。倣い測定では、図6に示すように、Z回転軸
が、測定ヘッドと測定面との相対角度θ´によって反力
Wを受け、測定プローブ19が実線から点線の位置に移
動した状態で測定が行われるため、(α+β+γ)の角
度誤差を生じる。ここで、αはモータ軸のねじれで、β
はスライド部のガタで、γは測定ヘッドのたわみであ
る。よって、測定プローブの変位量は図6のlだけ少な
く認識されることになる。測定ヘッドと測定面との相対
角度θ´および測定力Fにより、上記lを次式によって
求め、これを補正して、測定精度を上げるようにしてあ
る。 l=L〔sin(90+θ´)/sin{90−θ´−
(α+β+γ)}−1〕
【0014】演算結果は、ディスク成形機にフィードバ
ックできる。従来は、コールドスピニング成形機の各機
械による形状の誤差を、作業者が手測定により把握し、
NCプログラム原点補正を行っている。それに対し、本
発明装置を使用すれば、手測定とNCプログラム原点補
正作業の自動化が、十分可能である。コールドスピニン
グ成形機は、荒ロール、仕上げロールの2つの座標系を
もとに、NGプログラムが作成されている。従来は、段
取り時、稼動中チェック時に手測定によるディスク形状
の変形量を把握し、この変形量をロール径の変形量とし
て考え、各ロールの座標系の原点をNCプログラム上で
補正している。この作業は、作業者間のスキル差が生じ
易く、定量的ではない。これに対し、本発明装置では、
ディスク形状データを定量的に把握でき、図面形状との
比較により、スキルレスなNCプログラム原点補正量を
得ることができる。この結果、成形機と本発明装置と回
線で通信することにより、自動かつ定量的で、スキルレ
スなディスク形状測定、およびNCプログラム原点補正
のフィードバック制御が実現できることになる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得る。X−
Y軸移動テーブルとZ軸まわりに回転可能な測定ヘッ
ド、および傾動可能でかつ軸芯まわりに回転可能な測定
テーブル部とから構成したので、同一セットでディスク
内、外面の形状および板厚を計測できる。また、同一セ
ットのため、段替え時間が不要で計測時間の短縮がで
き、しかもスキルレスな作業にできる。また、計測デー
タをCPUに入力して処理することにより、測定子が受
ける反力により発生する測定プローブの変位量誤差を、
各サンプリングデータ毎に容易に補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自動車用ホイールのデ
ィスク自動形状計測装置の平面図である。
【図2】図1のうち測定テーブル部の側面図である。
【図3】図1のうち測定ヘッドの側面図である。
【図4】演算結果および図形処理例を示す構成図であ
る。
【図5】板厚計算法を示す構成図である。
【図6】測定子角度による変位量誤差を示す図である。
【図7】従来の、ノギスによる外径測定図である。
【図8】従来の、ハイトゲージによる高さ測定図であ
る。
【図9】従来の、ダイヤルキャリパーゲージによるRの
変曲点の板厚測定図である。
【図10】従来の、ガバリゲージによる内、外形状の測
定図である。
【符号の説明】
10 測定部 13 X−Y軸移動テーブル 14 回転台 15 測定ヘッド 18 モータ 19 プローブ 21 リニアゲージセンサ 30 測定テーブル部 31 測定ディスク受けテーブル 32 押えリング 40 CPU 50 ディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向およびY軸方向に移動可能なX
    −Y軸移動テーブルと、X−Y軸移動テーブルに支持さ
    れZ軸まわりに回転可能な回転台と、回転台にとりつけ
    られた測定ヘッドと、を有する測定部と、 測定ディスクを支持する傾動可能な測定ディスク受けテ
    ーブルおよび押えリングと、前記測定ディスク受けテー
    ブルを測定ディスク受けテーブル軸芯まわりに回転させ
    る回転機構と、を有する測定テーブル部と、からなる自
    動車用ホイールのディスク自動形状計測装置。
JP22326494A 1994-09-19 1994-09-19 自動車用ホイールのディスク自動形状計測装置 Pending JPH0886639A (ja)

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JP22326494A JPH0886639A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 自動車用ホイールのディスク自動形状計測装置

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JPH0886639A true JPH0886639A (ja) 1996-04-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110455246A (zh) * 2019-08-27 2019-11-15 浙江大学 一种用于共形光学元件的面形测量装置及方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110455246A (zh) * 2019-08-27 2019-11-15 浙江大学 一种用于共形光学元件的面形测量装置及方法
CN110455246B (zh) * 2019-08-27 2020-11-03 浙江大学 一种用于共形光学元件的面形测量装置及方法

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