JPH088647A - 発振周波数調整装置 - Google Patents

発振周波数調整装置

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JPH088647A
JPH088647A JP13750694A JP13750694A JPH088647A JP H088647 A JPH088647 A JP H088647A JP 13750694 A JP13750694 A JP 13750694A JP 13750694 A JP13750694 A JP 13750694A JP H088647 A JPH088647 A JP H088647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
cylinder
frequency
adjusting device
oscillation frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP13750694A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yabumoto
勝巳 藪本
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Publication of JPH088647A publication Critical patent/JPH088647A/ja
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電体とネジの間隔が究めて狭い距離の範囲
においても周波数調整が可能となるマイクロ波発振回路
の周波数調整装置を提供すること。 【構成】 底面をアースパターンによって接地した基板
と、前記基板上に配設したマイクロストリップライン
と、前記マイクロストリップラインに隣接して配設した
誘電体とを有する発振回路と、前記発振回路を収納する
シールドケースとで構成したマイクロ波発振装置におい
て、前記誘電体の上方にて回動自在な円柱と、前記円柱
の両端に配設され、前記シールドケースを貫通するよう
にして螺合した回転軸とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波発振回路の
周波数調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波発振回路における用い
た局部発振器は、第6図に示すようなものであり、図
中、1はシールドケース、2は基板、3は下部導体、4
はマイクロストリップライン、5は誘電体、6は低誘電
率の支持台で、シールドケース1には金属製の調整ネジ
20が設けられシールドケース1の上部を貫通して螺合
しており、調整ネジ20を回転させることによって調整
ネジ20の底面21を誘電体5の上面9に任意に接近さ
せることができるようになっている。従って、調整ネジ
20を調整して誘電体5に接近させることによって、誘
電体5とマイクロストリップライン4との結合容量が変
化し、これによって誘電体共振器の共振周波数を変化さ
せることが可能で、マイクロ波発振回路の発振周波数を
調整することができる。また、シールドケース1の高さ
23は誘電体5の高さの3倍程度が望ましいとされてい
るので、誘電体5の高さがきまれば、シールドケース1
の高さも決まるようになっている。上記従来の誘電体共
振器の調整用ネジ20をシールドケース1内に挿入する
挿入量L(調整用ネジ20の底面21と誘電体5の上面
9との間隔)と発振周波数の関係はリニアにならず、第
7図に示す領域24のように挿入量Lが小さい場合(誘
電体とネジの間隔が広い)に比べ、挿入量Lが大きくな
る(誘電体とネジの間隔が狭まる)領域25とでは発振
周波数23が急激に増大する傾向がある。上記のよう
に、従来から用いられている誘電体共振器を用いたマイ
クロ波発振回路は、誘電体の上方向から金属製のネジを
接近させ、前記誘電体と金属製のネジとの間隔を変える
ことによって結合容量を変化させ、これによって発振周
波数を調整していたので、ネジのピッチに応じ、一定間
隔での周波数調整が可能であるが、誘電体と金属製のネ
ジとの間隔が狭くなるに従って発振周波数の変化率が大
きくなり、その範囲から周波数の調整が困難になるた
め、調整できる周波数の範囲が限定されてしまうので、
広い周波数の範囲の調整を可能にするには、複数の調整
装置を用意しなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、誘電体共振器の周波数調整用ネジの挿入量と発振周
波数とはリニアな関係に無いため、誘電体とネジの間隔
が究めて狭くなる距離範囲では発振周波数の変化率が急
激に増大し、このため、調整できる周波数の範囲が限定
され、広い周波数の範囲の調整をおこなうには、複数の
調整装置を用意しなければならなかいという不便さを有
していたので、本発明の課題は、上記の問題を解決し、
誘電体とネジの間隔が究めて狭い距離の範囲においても
周波数調整が可能となるマイクロ波発振回路の周波数調
整装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、底面をアースパターンによって接地した基
板と、前記基板上に配設したマイクロストリップライン
と、前記マイクロストリップラインに隣接して配設した
誘電体とでなるマイクロ波発振回路と、前記マイクロ波
発振回路を収納するシールドケースとで構成したマイク
ロ波発振回路において、前記シールドケースを貫通して
螺合した金属製の円柱と、前記円柱の側面が前記誘電体
の上方にて回動自在となるようにし、前記円柱の中心軸
と前記円柱の回転軸を偏心させたことを特徴とする。
【0005】
【作用】以上のように構成したので、本発明によるマイ
クロ波発振器の周波数調整装置においては、円柱の回転
軸と、円柱の中心軸とが互いに偏心するようにしたの
で、調整棒の円柱を回動させることによって円柱側面と
誘電体間の距離が緩やかに接近するようにし、これによ
って誘電体共振器の共振周波数も緩やかに変化するよう
になり、円柱側面と誘電体間の距離が狭くなっても発振
周波数をリニアに調整することを可能となる。
【0006】
【実施例】以下図に基づいて本発明による誘電体を用い
たマイクロ波発振器の周波数調整装置の実施例を詳細に
説明する。第1図は、本発明による誘電体共振器を用い
たマイクロ波発振回路の要部断面図で、同図中、1は、
シールドケースで、2は、基板、3は、下部導体で、4
は、マイクロストリップライン、5は、誘電体で、支持
台6によって基板2の上面に固定され、7は、調整用の
円柱棒で、両端がシールドケース1の両側面に貫通さ
れ、10および11は、円柱棒7を回動するツマミであ
る。
【0007】次に上記の構成からなる発振回路の円柱棒
7を用いた周波数調整方法を説明する。円柱棒7は金属
等の導体によって形成され、円柱棒7の側面8が誘電体
5の上面9に対峙するように配置されて回動自在とし、
円柱棒7の中心軸12と、回転軸13とは互いに一致し
ないように構成されている。図2(A)に示すように、
円柱棒7の中心軸12が回転軸13と同一ライン上に並
ぶような位置関係から出発し(この時、円柱棒7の側面
8と誘電体との距離は大きく離れている)、回転させる
に伴って、同図(B)に示すように、偏心のため、円柱
棒7の側面8は誘電体5の上面9に緩やかに接近し、こ
れに伴って発振周波数の変化量も次第に緩やかになる。
従って、回転に伴って円柱棒7の側面8と誘電体5とが
接近し、これによって発振周波数が急激に増加すること
は緩和される。図3は、上記の円柱棒7の回転角度量2
8と、発振周波数23の関係をグラフにしたもので、円
柱棒7の回転角度量に対し発振周波数23は、従来の調
整用ネジを用いた場合の曲線26と比較し、直線27の
ようにリニアに変化するようになる。
【0008】図4は、本発明による周波数調整用円筒の
他の実施例の要部断面図で、前述と同様に円柱棒7を偏
心させるともに、断面を略楕円形を成すように形成し、
同図中42にて示したように偏平にしたもので、このよ
うにすれば円柱の側面8と誘電体5の上面9との距離
は、前述の場合よりもいっそう緩やかに変化するように
なり、これに伴って発振周波数の変化率化をさらに微小
に抑制することが可能になるようにしてもよい。
【0009】図5は、本発明による周波数調整用円筒の
他の実施例の要部断面図で、円柱棒7の中心軸を含む断
面を台形とし、円柱棒7のシールドケースを貫通するよ
うにして螺合した回転軸のツマミ12、13を回転する
ことによって、円柱棒7の側面8が、誘電体5の上面を
左右に移動し、これに伴って円柱棒7の側面8と誘電体
5の間隔が微小に接近する(あるいは遠ざかる)ように
することができ、発振周波数の変化率化をさらに微小に
抑制することを可能とするようにしてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による発
振器の周波数調整装置によれば、誘電体共振器の調整用
金属塊と誘電体との間隔と発振周波数の変化率の関係を
リニアにすることができ、調整用円筒の側面と誘電体と
の間隔が究めて狭い領域においても周波数調整が容易に
可能となるので、調整できる周波数の範囲が広がり、一
つの誘電体共振器によって広範囲な周波数調整が可能に
なり、従来のようにいくつもの周波数調整装置を用意す
る必要がなく、周波数調整装置に要するコストを低減す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による周波数調整装置の一実施例の要部
断面図である。
【図2】本発明による周波数調整用円筒の要部断面図で
ある。
【図3】本発明による周波数調整装置による円筒棒の回
転角度と発振周波数の関係を説明する図である。
【図4】本発明による周波数調整用円筒の他の実施例の
要部断面図である。
【図5】本発明による周波数調整用円筒の他の実施例の
要部断面図である。
【図6】従来の周波数調整装置の一実施例の要部断面図
である。
【図7】従来の周波数調整装置による調整ネジの挿入量
と発振周波数の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 シールドケース 2 基板 3 下部導体 4 マイクロストリップライン 5 誘電体 6 支持台 7 調整棒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面をアースパターンによって接地した
    基板と、前記基板上に配設したマイクロストリップライ
    ンと、前記マイクロストリップラインに隣接して配設し
    た誘電体とを有する発振回路と、前記発振回路を収納す
    るシールドケースとで構成したマイクロ波発振装置にお
    いて、前記誘電体の上方にて回動自在な円柱と、前記円
    柱の両端に配設され、前記シールドケースを貫通するよ
    うにして螺合した回転軸とで構成したことを特徴とする
    発振周波数調整装置。
  2. 【請求項2】 前記円柱の中心軸と回転軸とを偏心させ
    たことを特徴とする請求項1記載の発振周波数調整装
    置。
  3. 【請求項3】 前記円柱の断面を略楕円とし、前記円柱
    の中心軸と前記回転軸とを偏心させたことを特徴とする
    請求項1記載の発振周波数調整装置。
  4. 【請求項4】 前記円柱に、軸方向に傾斜を待たせたこ
    とを特徴とする請求項1記載の発振周波数調整装置。
JP13750694A 1994-06-20 1994-06-20 発振周波数調整装置 Pending JPH088647A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13750694A JPH088647A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 発振周波数調整装置

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JP13750694A JPH088647A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 発振周波数調整装置

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JPH088647A true JPH088647A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15200264

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13750694A Pending JPH088647A (ja) 1994-06-20 1994-06-20 発振周波数調整装置

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JP (1) JPH088647A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101137438B1 (ko) * 2010-10-26 2012-04-20 주식회사 이너트론 회전가능한 도체판이 구비된 튜너블 필터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101137438B1 (ko) * 2010-10-26 2012-04-20 주식회사 이너트론 회전가능한 도체판이 구비된 튜너블 필터

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