JPH08861U - ふろばの腰掛け - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 家庭等の浴場にて、老人や腰痛の人が使用す
る腰掛けであり、その人の体形に合わし、自分で高さが
調節出来て、座席も尻の形状に合わし、回転可能にし
て、その回転速度も任意に選択出来る腰掛けである。 【構成】 圧力を利用して、高さを操作する機構であ
り、回転座席１はスラスト玉軸受け３を利用し、それを
手動で上下に作用さして摩擦抵抗により、希望の回転を
する。回転座席１の高さを加減する作用は、液体の圧力
を利用する構造であるタンク８の内面上部に、スプリン
グ９を取り付け液体を常に加圧し加圧せられた液体は吸
入口を通り逆止弁を経て足１５に入り回転座席を押し上
げて入る。使用にに際し腰を降ろすと逆止が働きその高
さを維持して入るがる、が操作ハンドル１６を（開）に
合わすと逆止弁を解放して回転座席は下がり（止）に合
わすと、吸入口を閉じその位置を確保する腰掛け。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

老人や足腰の不自由な人が、ふろばの中で使用する腰掛けに関する物である。

【０００２】

【従来の技術】

従来見られる事務用腰掛けには、機械的な構造で座席が回転したり、高さが調 節できるものが、見受けられるが、操作に力が必要で老人や身体の不自由な人に は抵抗がある。時には圧力利用の椅子も見受けるが高価である。いずれにせよ浴 場での腰掛けには、事務用腰掛けに見られる機能は使われていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

浴場内の腰掛けは一搬に低い物が多いが、老人や足腰の悪い人が入浴する時に は、腰掛けの高さが重要になり、自分の体形に合った高さの腰掛けが、必要であ る。高さの移動にも操作が簡単で、身体の向きを変える時にも、身体が不自由な ので座席が回る事も必要である。本考案は安全性を重点に、操作を簡便化するた めになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

（１）回転座席の上面に尻の形に合わした（２）凹部を作りその下面を（３） スラスト玉軸受けで受け、その外周は（４）本体に装着した（５）リングと接し ている。（３）スラスト玉軸受けを上下さす（６）調整ネジを（４）本体に取り 付ける。腰掛けの高さの移動は液体の圧力を利用する構造である。 （７）液体を入れる（８）タンクの内部の上に（９）スプリングを装着してあ る（７）液体は（１１）操作ボックスの（１２）吸入口から入り（１３）逆止弁 を経て、各（１４）足に入る。高さを下げる時は（１１）操作ボックスの（１５ ）ハンドルにて行う。本考案は以上の構成より成る、ふろばの腰掛けである。

【０００５】

【作用】 （イ）（６）調整ネジに装着した（１５）調整ハンドルの操作で、（６）調整 ネジを上下すると（１）回転座席が上下して（５）リングとの摩擦抵抗が増減し て、体重にかかわらず適当の回転が得られる。 （ロ）（９）スプリングの張力で圧力を有する（７）液体は常時（１１）操作 ボックスを通り各（１４）足に入り、腰掛けを、高くしている。（１４）足に入 った（７）液体は（１３）逆止弁の作用で、体重による荷重にも関係なく高さを 保持しており、（１）回転座席を低くする時は（１６）操作ハンドルを（開）に すると、（１７）回転子が（１３）逆止弁の（１８）バルブを押して（７）液体 の通路を開く、その時点で（７）液体は（１２）吸入口を通り（８）タンクに入 る。高さを途中で保持する時は（１６）調整ハンドルを（止）に合わすと（１７ ）回転子が（１２）吸入口を塞ぎ（７）液体の流れを止め高さを保持する、ふろ ばの腰掛け。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 本案を実施するに当たり。 （イ）それぞれの（１４）足の下部に（１９）吸盤を装着して滑り止めとす。 （ロ）（１４）足の（２０）グランドに鋼球を装着して（２１）ロットの振れ を防止する。 （ハ）

【図３】に示すやうに、各（１４）足の（２１）液体の吸入口を集めて 一本にして（１３）逆止弁につなぐ。 （ニ）（２２）ポンプを設置して吸入パイプは（８）タンクに、排出パイプは （１４）足に直接つなぐ。 （ホ）各気密部には（２３）Ｏリングを使用する。

【０００７】 本案は以上のような構造で、これを使用する時は構造の性質上腰掛けは、高さ が、高くなった状態なので腰を掛けて、（１６）操作ハンドルを（開）に合わす と、座席の高さは下がり、希望の高さになると（１６）操作ハンドルを中立にす ると、（１３）逆止弁が働き、その位置を保持する。（１６）操作ハンドルを（ 止）に合わすと、永久的に位置を保持するが中立の時は、立ち上がり荷重を解放 すると、（１２）吸入口から（９）スプリングの力で（７）液体は（１４）足に 流れ自然に高くなる。座ったままで高くするときは（２２）ポンプで上げる。

【０００８】

【考案の効果】

回転する座席の速さが、ハンドルの操作で加減できるので安全である。座席の 高さがスムースに変えられるので、快適さが得られ、足に球盤が付いているので 安全である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図を示す

【図２】操作ボックス（Ａ）の断面図を示す

【図３】ポンプ（Ｂ）の断面図を示す

【図４】（Ｃ）からの配管及び操作ボックスとポンプの
位置を示す。

【符号の説明】 （１） 回転座席 （２） 凹部 （３） スラスト玉軸受け （４） 本体 （５） リング （６） 調整ネジ （７） 液体 （８） タンク （９） スプリング （１０） Ｕパッキン （１１） 操作ボックス （１２） 吸入口 （１３） 逆止弁 （１４） 足 （１５） 調整ハンドル （１６） 操作ハンドル （１７） 回転子 （１８） バルブ （１９） 球盤 （２０） グランド （２１） ロット （２２） ポンプ （２３） Ｏリング

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 （１）回転座席の上面を、尻の形状に合
   わした（２）凹部を有する、ふろばの腰掛け。
2. 【請求項２】 （１）回転座席の下部を、（３）スラス
   ト玉軸受けで受けてその外側を（４）本体に取り付けた
   （５）リングと接した構造であり、（３）本体の（６）
   調整ネジの作用で、（１）回転座席と（５）リングの摩
   擦抵抗を増減する、請求項１のふろばの腰掛け。
3. 【請求項３】 （７）液体を入れた（８）タンクの内部
   の上部に（９）スプリングを取り付け、（１０）Ｕパッ
   キンを経て常時（７）液体を圧している、圧力を加えら
   れた（７）液体は、（１１）操作ボックスの（１２）吸
   入口から入り（１３）逆止弁を経て、各（１４）足に入
   り、常時座席を高くしている、荷重が、かかると（１
   ３）逆止弁を解放して高さを決める、請求項１のふろば
   の腰掛け。