JPH088586B2 - 移動通信パケット交換システム - Google Patents

移動通信パケット交換システム

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JPH088586B2
JPH088586B2 JP63075220A JP7522088A JPH088586B2 JP H088586 B2 JPH088586 B2 JP H088586B2 JP 63075220 A JP63075220 A JP 63075220A JP 7522088 A JP7522088 A JP 7522088A JP H088586 B2 JPH088586 B2 JP H088586B2
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JP
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packet
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文康 早川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小ゾーン方式を利用した移動通信パケット交
換システムに関し、特に移動端末が通信中に無線チャネ
ルの切換えを伴う場合の移動通信パケット交換システム
に関する。
〔従来の技術〕
従来、異機種間通信を可能とするためCCITT(Consult
ative Commitee for International Telegraph and Tel
ephone:国際電信電話諮問委員会)やISO(Internationa
l Organization for Standardization:国際標準化機
構)では、通信機能をいくつかの階層に分類し、各層の
機能を定義した標準ネットワークアーキテクチャとし
て、OSI(Open Systems Interconnection:開放型システ
ム間相互接続)参照モデルを勧告化している。このOSI
参照モデルに基づいたパケット交換ネットワークが多く
存在しており、OSI参照モデルの第2層で提供される物
理的通信回線の伝送誤りに対するデータリンク制御は、
隣接する装置間で行われている(参考文献:電気通信協
会編「データ交換の基礎知識」1978年)。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したデータリンク制御を移動通信パケット交換シ
ステムに適用した場合、移動端末は無線基地局と1本の
データリンクを確立してデータリンク制御を行うのが一
般的である。そのため、無線基地局が無線チャネルの切
換え指示信号を移動端末に送信できるのは、無線基地局
に滞留しているユーザ情報信号を移動端末に送信してか
らになるので、移動端末が無線チャネルを切り換えるタ
イミングが遅くなってしまう可能性がある。又、これら
のユーザ情報信号が無線チャネル上で誤った場合、無線
チャネルを切り換えるタイミングがさらに遅くなってし
まう。更に、移動端末は無線チャネルを切り換える前
に、確立されていたデータリンクを開放する必要もあ
る。
又、移動端末が、ユーザ情報信号用のデータリンクと
呼制御信号用のデータリンクを無線基地局と確立した場
合、無線基地局に滞留しているユーザ情報信号を送信す
る前に無線チャネルの切換え指示信号を送信してしまっ
たり、ユーザ情報信号の再送中に無線チャネルの切り換
え指示信号を送信してしまうと、移動端末は無線チャネ
ルを切り換えてしまうので、無線基地局に滞留している
ユーザ情報信号は失われてしまう。
本発明の目的は、移動端末から送信される信号を呼制
御信号及びユーザ情報信号に分離させ、分離されたユー
ザ情報信号は通話路スイッチを介してパケット装置へ転
送させ、さらにユーザ情報信号用のデータリンクを移動
端末とパケット装置間で確立させることにより上記問題
点を解決する移動通信パケット交換システムを提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、小ゾーン方式を利用してパケット通信を行
う移動通信パケット交換システムであって、 移動端末と呼制御信号及びユーザ情報信号の送受を行
う複数の無線基地局と、 個々の無線基地局に対応して設けられ、対応する無線
基地局から送られてきた信号を呼制御信号及びユーザ情
報信号に分離する複数の多重分離装置と、 前記複数の多重分離装置で分離されたユーザ情報信号
の送受を行う通話路スイッチと、前記複数の多重分離装
置で分離された呼制御信号の送受を行い、及び前記通話
路スイッチの交換接続制御を行う制御部とから構成され
る移動通信用回線交換局と、 前記通話路スイッチとユーザ情報信号の送受を行い、
及び前記移動端末との間の伝送路で誤ったユーザ情報信
号の検出とその回復を行うデータリンク制御を実施する
パケット装置と、 前記パケット装置と、ユーザ情報信号の送受を行う通
信端末と、 を有し、 前記移動端末と前記通信端末が或る無線基地局を介し
て通信中に無線区間の通信品質の劣化により異なる無線
基地局に切り換えるに伴い、切り換えられる無線基地局
に接続されている多重分離装置、及びこの多重分離装置
に接続されている前記移動通信用回線交換局に切り換え
て通信を継続させる際、 前記移動端末と前記パケット装置間の接続ルートの切
り換え後も、前記パケット装置は、接続ルートが切り換
わったことを意識することなく前記移動端末とユーザ情
報信号のデータリンク制御を継続して行えるように、前
記制御部が前記通話路スイッチの 接続ルートの切り換
えを指示する、 ことを特徴としている。
〔作 用〕
本発明においては、制御部は移動端末が通信中に他の
無線ゾーンに移動したことを検出すると、移動端末及び
通話路スイッチに対してチャネル切換えを指示する。こ
の時、移動端末はユーザ情報信号のデータリンク制御
を、無線基地局、多重分離装置、及び通話路スイッチを
介してパケット装置と行っているので、切り換え後も接
続ルートの変更が、移動端末とパケット装置との間で行
われているユーザ情報信号のデータリンク制御に影響を
与えることはない。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図である。
この実施例の移動通信パケット交換システムは次のよ
うに構成されている。即ち、移動端末10は無線チャネル
71を使って呼制御信号及びユーザ情報信号の送受を無線
基地局21と行う。無線基地局21が移動端末10より受信し
た呼制御信号及びユーザ情報信号はトランク81を介して
多重分離装置31へ送信される。多重分離装置31が無線基
地局21より受信した呼制御信号及びユーザ情報信号の
内、呼制御信号はトランク84を介して移動通信用回線交
換局40の制御部42へ、又ユーザ情報信号はトランク83を
介して移動通信用回線交換局40の通話路スイッチ41へ送
信される。通話路スイッチ41は制御部42からの指示によ
りトランク83とトランク87を接続するので、トランク83
を介して受信したユーザ情報信号は、トランク87を介し
てパケット装置50へ送信される。移動端末10が行うユー
ザ情報のデータリンク制御はこのパケット装置50との間
で行われる。パケット装置50がトランク87を介して受信
したユーザ情報信号は、トランク88を介して通信端末60
へ送信される。
又、移動端末10が無線基地局22を介して通信端末60と
通信を行う場合、移動端末10は無線チャネル72を使って
呼制御信号及びユーザ情報信号の送受を無線基地局22と
行う。無線基地局22が移動端末10より受信した呼制御信
号及びユーザ情報信号はトランク82を介して多重分離装
置32へ送信される。多重分離装置32が無線基地局22より
受信した呼制御信号及びユーザ情報信号の内、呼制御信
号はトランク85を介して移動通信用回線交換局40の制御
部42へ、又ユーザ情報信号はトランク86を介して移動通
信用回線交換局40の通話路スイッチ41へ送信される。通
話路スイッチ41は制御部42からの指示によりトランク86
とトランク87を接続するので、トランク86を介して受信
したユーザ情報信号は、トランク87を介してパケット装
置50へ送信される。移動端末10が行うユーザ情報のデー
タリンク制御はこのパケット装置50との間で行われる。
パケット装置50がトランク87を介して受信したユーザ情
報信号は、トランク88を介して通信端末60へ送信され
る。
なお、パケット装置50と通信端末60とは、直接、ある
いはパケット交換網を介して、ユーザ情報信号の送受を
行う。
第2図は第1図の移動通信パケット交換システムにお
ける基本的な動作の一例を示すシーケンス図である。第
1図及び第2図を参照すると、移動端末10は無線チャネ
ル71を使って通信中に通信品質の劣化を検出すると、無
線チャネル71を使って無線基地局22への切り換え要求a
を無線基地局21へ送信する。無線基地局21は切り換え要
求aを受信すると、トランク81を介して切り換え要求b
を多重分離装置31へ送信する。多重分離装置31は切り換
え要求bを受信すると、トランク84を介して切り換え要
求cを制御部42へ送信する。制御部42は切り換え要求c
を受信すると、移動端末10と無線基地局22間で使われる
無線チャネルを調べ、トランク84を介して切り換え指示
dを多重分離装置31へ送信する。多重分離装置31は切り
換え指示dを受信すると、トランク81を介して切り換え
指示eを無線基地局21へ送信する。無線基地局21は切り
換え指示eを受信すると、無線チャネル71を使って切り
換え指示fを移動端末10へ送信する。移動端末10は切り
換え指示fを受信すると、無線チャネル71を使って切り
換え応答gを無線基地局21へ送信し、次に無線チャネル
72に切り換える。無線基地局21は切り換え応答gを受信
すると、トランク81を介して切り換え応答hを多重分離
装置31へ送信する。多重分離装置31は切り換え応答hを
受信すると、トランク84を介して切り換え応答iを制御
部42へ送信する。制御部42は切り換え応答iを受信する
と、トランク83とトランク87との接続からトランク86と
トランク87との接続に切り換えるように切り換え指示j
を通話路スイッチ41に通知し、次にトランク85を介して
切り換え確認kを多重分離装置32へ送信する。多重分離
装置32は、切り換え確認kを受信すると、トランク82を
介して切り換え確認lを無線基地局22へ送信する。無線
基地局22は切り換え確認lを受信すると、無線チャネル
72を使って切り換え確認mを移動端末10へ送信する。移
動端末10は切り換え確認mを受信すると、無線チャネル
72を使って確認応答nを無線基地局22へ送信する。無線
基地局22は確認応答nを受信すると、トランク82を介し
て確認応答oを多重分離装置32へ送信する。多重分離装
置32は確認応答oを受信すると、トランク85を介して確
認応答pを制御部42へ送信する。制御部42はこの確認応
答pを受信することにより、移動端末10が無線チャネル
72に切り換わったことを知る。
通信端末60が移動端末10へユーザ情報を送信する場
合、通信端末60はトランク88を介してユーザ情報qをパ
ケット装置50へ送信する。パケット装置50はユーザ情報
qを受信すると、トランク88を介して受信確認rを通信
端末60へ、更にトランク87を介してユーザ情報sを通話
路スイッチ41へ送信する。通話路スイッチ41はユーザ情
報sを受信すると、トランク83を介してユーザ情報tを
多重分離装置31へ送信する。多重分離装置31はユーザ情
報tを受信すると、トランク81を介してユーザ情報uを
無線基地局21へ送信する。無線基地局21はユーザ情報u
を受信すると、無線チャネル71を使ってユーザ情報vを
移動端末10へ送信する。移動端末10は無線基地局21がユ
ーザ情報vを送信した時点で既に無線チャネル72に切り
換えてしまっているので、移動端末10はユーザ情報vを
受信することはできない。
次に、通信端末60がトランク88を介してユーザ情報w
をパケット装置50へ送信すると、パケット装置50はトラ
ンク88を介して受信確認をxを通信端末60に、更にトラ
ンク87を介してユーザ情報yを通話路スイッチ41に送信
する。通話路スイッチ41はユーザ情報yを受信すると、
トランク86を介してユーザ情報zを多重分離装置32へ送
信する。多重分離装置32はユーザ情報zを受信すると、
トランク82を介してユーザ情報αを無線基地局22へ送信
する。無線基地局22はユーザ情報αを受信すると、無線
チャネル72を使ってユーザ情報βを移動端末10へ送信す
る。移動端末10はユーザ情報βを受信すると、無線チャ
ネル72を使ってユーザ情報vの再送要求γを無線基地局
22へ送信する。無線基地局22は再送要求γを受信する
と、トランク82を介して再送要求θを多重分離装置32へ
送信する。多重分離装置32は再送要求θを受信すると、
トランク85を介して再送要求δを通話路スイッチ41へ送
信する。通話路スイッチ41は再送要求δを受信すると、
トランク87を介して再送要求ξをパケット装置50へ送信
する。パケット装置50は、再送要求ξを受信するとユー
ザ情報sの再送を行う。
尚、制御部42は、切り換え要求cを受信してから確認
応答pを受信するまでパケット装置50に対しユーザ情報
sの送信を禁止させれば、パケット装置50はユーザ情報
sを、通話路スイッチ41がトランク83とトランク87との
接続からトランク86とトランク87との接続に切り替わっ
た後送信することになるので、ユーザ情報vが失われる
ことはない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の移動通信パケット交換シ
ステムでは、移動端末はユーザ情報信号用のデータリン
クを、無線基地局,多重分離装置,及び通話路スイッチ
を介してパケット装置と確立する。
このため、移動端末は、移動端末とパケット装置間で
行われているユーザ情報信号用のデータリンク制御と無
関係に無線チャネルの切り換え指示信号を制御部より受
信することができるので、移動端末が無線チャネルを切
り換えるタイミングが遅くなることはない。更に、パケ
ット装置が移動端末に送信したユーザ情報信号が無線チ
ャネル上で誤ってしまっても、無線チャネル切り換え
後、接続ルートが切り換わったことを意識することなく
ユーザ情報信号の再送することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、 第2図は第1図における交換動作の一例を示すシーケン
ス図である。 10……移動端末 21,22……無線基地局 31,32……多重分離装置 40……移動通信用回線交換局 41……通話路スイッチ 42……制御部 50……パケット装置 60……通信端末 71,72……無線チャネル 81〜88……トランク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/28 7/38 H04Q 7/04 K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小ゾーン方式を利用してパケット通信を行
    う移動通信パケット交換システムであって、 移動端末と呼制御信号及びユーザ情報信号の送受を行う
    複数の無線基地局と、 個々の無線基地局に対応して設けられ、対応する無線基
    地局から送られてきた信号を呼制御信号及びユーザ情報
    信号に分離する複数の多重分離装置と、 前記複数の多重分離装置で分離されたユーザ情報信号の
    送受を行う通話路スイッチと、前記複数の多重分離装置
    で分離された呼制御信号の送受を行い、及び前記通話路
    スイッチの交換接続制御を行う制御部とから構成される
    移動通信用回線交換局と、 前記通話路スイッチとユーザ情報信号の送受を行い、及
    び前記移動端末との間の伝送路で誤ったユーザ情報信号
    の検出とその回復を行うデータリンク制御を実施するパ
    ケット装置と、 前記パケット装置と、ユーザ情報信号の送受を行う通信
    端末と、 を有し、 前記移動端末と前記通信端末が或る無線基地局を介して
    通信中に無線区間の通信品質の劣化により異なる無線基
    地局に切り換えるに伴い、切り換えられる無線基地局に
    接続されている多重分離装置、及びこの多重分離装置に
    接続されている前記移動通信用回線交換局に切り換えて
    通信を継続させる際、 前記移動端末と前記パケット装置間の接続ルートの切り
    換え後も、前記パケット装置は、接続ルートが切り換わ
    ったことを意識することなく前記移動端末とユーザ情報
    信号のデータリンク制御を継続して行えるように、前記
    制御部が前記通話路スイッチの接続ルートの切り換えを
    指示する、 ことを特徴とする移動通信パケット交換システム。
JP63075220A 1988-03-29 1988-03-29 移動通信パケット交換システム Expired - Lifetime JPH088586B2 (ja)

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JPH01246936A JPH01246936A (ja) 1989-10-02
JPH088586B2 true JPH088586B2 (ja) 1996-01-29

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