JPH0884096A - Cdma方式受信装置 - Google Patents

Cdma方式受信装置

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JPH0884096A
JPH0884096A JP7175177A JP17517795A JPH0884096A JP H0884096 A JPH0884096 A JP H0884096A JP 7175177 A JP7175177 A JP 7175177A JP 17517795 A JP17517795 A JP 17517795A JP H0884096 A JPH0884096 A JP H0884096A
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JP
Japan
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signal
pilot channel
interference signal
weight
data channel
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Application number
JP7175177A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nakano
野 隆 之 中
Nobuo Asano
野 延 夫 浅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CDMA方式受信装置において、逆拡散後の
信号に対して重みをかける手段を設け、相関検出した信
号に含まれる干渉信号成分が最小となるように重みのか
け方を適応的に制御することによって受信性能を向上す
る。 【構成】 準同期検波回路1によって準同期検波された
受信信号は、データチャネル逆拡散手段2で逆拡散され
る。逆拡散された信号は、データチャネル重み乗積手段
3において重みをかけられ、データチャネル信号積分手
段4において積分される。積分後の信号に含まれる干渉
信号成分が干渉信号成分抽出手段8によって抽出され、
その干渉信号成分に基づいてデータチャネル重み乗積手
段3における重みを、重み制御手段9によって干渉成分
が最小となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDMA方式を用いた
通信システムの受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車・携帯電話等の陸上移動通
信に対する需要が著しく増加しており、限られた周波数
帯域上でより多くの加入者容量を確保するための周波数
有効利用技術が重要となってきている。周波数有効利用
のための多元接続方式の一つとして、符号分割多元接続
(CDMA)方式が注目されている。CDMA方式は、
スペクトル拡散通信技術を利用した多元接続方式で、マ
ルチパス歪の影響を受けにくく、マルチパス成分を最大
比合成するRAKE受信機によってダイバーシチ効果も
期待できる。CDMA方式を用いた陸上移動通信システ
ムについては、例えば、米国特許第4, 901, 307
号明細書に示されている。
【0003】米国特許第4, 901, 307号明細書に
は、複数のユーザが基地局を介して通信する場合のCD
MA通信技術が開示されている。CDMAシステムにお
いて、全基地局が周波数および拡散符号が同一であるパ
イロット信号を伝送する方式は良く知られている。この
米国特許では、移動機において初期同期を獲得するため
にパイロット信号が使用される。また、キャリア位相オ
フセット、キャリア周波数オフセットの基準ならびに基
地局より伝送されるフレームの基準時間としてもパイロ
ット信号が用いられている。
【0004】以下に、米国特許第4, 901, 307号
明細書に示されているようなパイロット信号を伝送する
方式における従来の受信装置の構成について説明する。
【0005】図11は上記した従来の受信装置の構成を
示すブロック図である。図11において、1は受信した
無線周波数信号を準同期検波する準同期検波回路、2は
データチャネルに割り当てられた拡散符号を用いて逆拡
散を行うデータチャネル逆拡散手段、4は逆拡散された
データチャネル信号を積分するデータチャネル信号積分
手段である。5はパイロットチャネルに割り当てられた
拡散符号を用いて逆拡散を行うパイロットチャネル逆拡
散手段、6は逆拡散したパイロットチャネル信号を積分
するパイロットチャネル信号積分手段である。7はデー
タチャネル信号に含まれるキャリア位相オフセットを補
正するキャリア位相オフセット補正手段である。10は
受信信号、11は復調データである。
【0006】次に上記従来例の動作について図11を参
照しながら説明する。受信信号10は準同期検波回路1
によって準同期検波され、ベースバンド信号となる。こ
のベースバンド信号に対し、データチャネル逆拡散手段
2において逆拡散を施す。この時、データチャネルに割
り当てられている拡散系列を用いて逆拡散を行う。逆拡
散された信号はデータチャネル信号積分手段4において
積分される。このような逆拡散操作と積分操作によって
割り当てられているデータチャネルの信号を抽出するこ
とができる。この積分された信号には、受信信号10の
キャリア位相と局部発振器のキャリア位相との差が含ま
れている。
【0007】一方、準同期検波回路1の出力のベースバ
ンド信号に対し、パイロットチャネル逆拡散手段5にお
いて逆拡散を施す。この時、パイロットチャネルに割り
当てられている拡散系列を用いて逆拡散を行う。逆拡散
された信号はパイロットチャネル信号積分手段6におい
て積分される。パイロットチャネルには、受信側におい
て既知である信号が挿入されているため、受信信号10
のキャリア位相と局部発振器のキャリア位相との差を知
ることができる。
【0008】キャリア位相オフセット補正手段では、以
上のようにして得られたデータチャネル信号の積分結果
およびパイロットチャネル信号の積分結果を用いて、キ
ャリア位相オフセットが補正された復調データ11を得
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の受信装置においては、多重ユーザ数の増大やマル
チパス歪みによって他チャネル成分との相関レベルが大
きくなり、相関検出したデータチャネル信号やパイロッ
トチャネル信号に含まれる干渉成分が大きくなる。その
結果、復調データに誤りが生じ、通信品質が劣化する。
また、受信信号に狭帯域干渉信号が含まれている場合に
おいても、相関検出したデータチャネル信号やパイロッ
トチャネル信号に含まれる干渉成分が大きくなり、通信
品質の劣化を導くことになる。
【0010】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、復調データの誤りを低減し、受信品質を向上するこ
とが可能なCDMA方式受信装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、逆拡散後の信号に対して重みをかける手
段を設け、相関検出した信号に含まれる干渉信号成分が
最小となるように重みのかけ方を適応的に制御すること
によって干渉信号成分の低減を可能とするものである。
【0012】
【作用】この構成によって、復調データの誤りが低減さ
れ、通信品質の向上を図ることができる。また、通信品
質を同程度に維持しながら使用可能なユーザ数を増大さ
せることも可能であり、周波数資源の有効利用が実現で
きる。
【0013】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第1実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1における符号1、2、4、5、
6、7、10、11は、前述の図11に示すものと同一
であるため、重複した説明は省略する。図1において、
3は逆拡散されたデータチャネル信号に対して重みをか
けるためのデータチャネル重み乗積手段、8は相関検出
された信号成分から干渉信号成分を抽出するための干渉
信号成分抽出手段である。9は抽出した干渉信号成分に
基づいてデータチャネル重み乗積手段3における重みの
制御を行なう重み制御手段である。
【0014】以上のように構成されたCDMA方式受信
装置について、その動作を説明する。ある基地局が図2
に示すような信号を送信すると、受信装置においては図
3に示すような受信信号10を受信する。受信信号10
は、準同期検波回路1によって準同期検波され、ベース
バンド信号となる。このベースバンド信号に対し、デー
タチャネル逆拡散手段2において逆拡散を施す。データ
チャネル逆拡散手段2において逆拡散が施された信号に
は、割り当てられた拡散チャネルの信号成分に加えて、
他のユーザが使用している拡散チャネルの信号成分や、
マルチパス伝搬による遅延波あるいは先行波の信号成分
といった干渉信号成分も含まれている。データチャネル
重み乗積手段3における重みは、データチャネル信号積
分手段4における積分操作によって前述の干渉信号成分
が最大限に低減されるように決定される。データチャネ
ル信号積分手段4の出力信号には、相関検出したデータ
チャネル信号の成分と相関検出した干渉信号成分とが含
まれている。干渉信号成分抽出手段8では、相関検出し
た干渉信号成分を抽出する。その抽出された信号には、
他のユーザが使用している拡散符号の情報やマルチパス
伝搬路状態の情報が含まれている。
【0015】干渉信号成分抽出手段8の構成例を図4に
示す。図4において、15はデータチャネル信号積分手
段4の出力信号を判定するデータ判定手段、16はデー
タチャネル信号積分手段4の出力信号(軟判定値信
号)、17はデータ判定手段15による判定後の信号、
18は演算手段、19は演算手段18により抽出された
干渉信号成分である。
【0016】データチャネル信号積分手段4の出力信号
16には、割り当てられているチャネルの信号成分x
(t)と、他のチャネルあるいはマルチパスによる干渉
成分e(t)が含まれており、次式のように表現でき
る。 y(t)=x(t)+e(t) ・・・(1)
【0017】データ判定手段15では、出力信号16を
硬判定し、割り当てられているチャネルの離散信号値を
求める。この判定が正しく行なわれた場合、信号17は
x(t)に等しくなる。よって、干渉信号成分19が演
算手段18により以下のように求まる。 信号16−信号17=y(t)−x(t) =e(t) ・・・(2)
【0018】また、データチャネル信号積分手段4の出
力信号16には、キャリア位相オフセットが含まれてい
るため、前述の判定を行なう際には、パイロットチャネ
ル信号積分手段6からのキャリア位相オフセット情報を
必要とする。
【0019】重み制御手段9では、このようにして得ら
れた干渉信号成分を用いて、データチャネル重み乗積手
段3における重みの最適値を求める。最適値を求める際
の基準として、干渉信号成分の二乗平均値が最小となる
場合について説明する。データチャネル逆拡散手段2の
出力信号において、時刻nT(T:データの伝送間隔)
におけるデータに対応するチップレートの信号を以下の
ように記述する。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、yi (n),(i=1,・・・,
N)はデータチャネル逆拡散手段2の出力信号のチップ
レートの信号を示し、d(n)は割り当てられたチャネ
ルのデータ、ei (n),(i=1,・・・,N)は干
渉信号成分、Nは拡散比である。データチャネル重み乗
積手段3において、各チップレートの信号に対し重みw
i (n),(i=1,・・・,N)が乗積された信号
は、
【0022】
【数2】 となる。データチャネル重み乗積手段4の出力信号は、
【0023】
【数3】 となる。ここで、以下の式で与えられる誤差信号を定義
する。
【0024】
【数4】
【0025】この誤差信号の二乗平均値は、d(n),
i (n),wi (n),(i=1,・・・,N)が互
いに独立で、d(n)の平均値が0であるとすると、
【0026】
【数5】 となる。ここで、E[ ]は平均値を示す。上式は、w
i (n),(i=1,・・・,N)を変数とするN次元
空間上で2次曲面となる。重み制御手段9では、上式
(7)が最小となるような重みwi (n),(i=1,
・・・,N)を求める。以下では、重みwi (n),
(i=1,・・・,N)の求め方の列を示す。
【0027】図5に重み制御手段9の第1の構成例を示
す。図5において、20は相関関数を求める相関関数測
定手段、21は重み計算手段を示している。ここで、図
5の構成例の動作原理について説明する。式(7)の二
乗平均誤差は常に0または正の値をとるので、この値が
最小となるときの重みwi (n),(i=1,・・・,
N)は以下の条件を満たす。
【0028】
【数6】 上式を計算すると、
【0029】
【数7】 となる。ここで、wi (n),(i=1,・・・,N)
が時間nに依存しない場合を考えると、上式は、
【0030】
【数8】 となり、行列で表現すると、
【0031】
【数9】 となる。ここで、 Rij=E[d(n)]+E[ei (n)・ej (n)]・・・(12) Pd =E[d(n)] ・・・(13) とおいた。式(11)より、
【0032】
【数10】
【0033】となり、上式により重みwi (n),(i
=1,・・・,N)が求められる。ここでは、重みwi
(n),(i=1,・・・,N)がnに依存しない場合
について求めたが、nに依存する場合、例えば、周期的
に重みが変わる場合についても同様に求めることができ
る。以上のように、相関関数測定手段20における干渉
信号の相関関数の計算および重み計算手段21における
逆行列の計算により、データチャネル重み乗積手段3に
おける重みの最適値が求まる。
【0034】図6に重み制御手段9の第2の構成例を示
す。図6において、22は平均二乗誤差の勾配ベクトル
を求める平均二乗誤差関数勾配計算手段、23は求めら
れた勾配ベクトルを基に重みを更新する重み更新手段で
ある。勾配ベクトルの計算および重み更新手段の実現方
法としては、適応フィルタのアルゴリズムとして知られ
ている最急降下法やLMS法、学習同定法、RLS法等
がある。適応フィルタのアルゴリズムについては、例え
ば、S.Haykin著/武部訳「適応フィルタ入門」、現代工
学社(1987)に示されている。これらのアルゴリズムは、
重みを適当な値に初期設定し、逐次的に最適値に収束さ
せるものである。
【0035】このように、上記第1実施例によれば、デ
ータチャネルにおける干渉信号成分を最小化することに
よって、図7に示すように、復調データの誤りを低減す
ることができる。
【0036】(実施例2)図8は本発明の第2実施例の
構成を示すブロック図である。図8における符号1、
2、4、5、6、7、10、11は、前述の図1に示す
ものと同一であるため、重複した説明は省略する。図8
において、12は逆拡散されたパイロットチャネル信号
に対して重みをかけるためのパイロットチャネル重み乗
積手段、13は相関検出されたパイロットチャネル信号
からパイロットチャネルの干渉信号成分を抽出するため
のパイロットチャネル干渉信号成分抽出手段である。1
4は抽出したパイロットチャネルの干渉信号成分に基づ
いてパイロットチャネル重み乗積手段12における重み
の制御を行うパイロットチャネル重み制御手段である。
【0037】以上のように構成されたCDMA方式受信
装置について、その動作を説明する。ある基地局が図2
に示すような信号を送信すると、受信装置においては、
図3に示すような受信信号10を受信する。受信信号1
0は、準同期検波回路1によって準同期検波され、ベー
スバンド信号となる。このベースバンド信号に対し、デ
ータチャネル逆拡散手段2において逆拡散を施す。この
時、データチャネルに割り当てられている拡散系列を用
いて逆拡散を行なう。逆拡散された信号はデータチャネ
ル信号積分手段4において積分される。このような逆拡
散操作と積分操作によって割り当てられているデータチ
ャネルの信号を抽出することができる。この積分された
信号には、受信信号10のキャリア位相と局部発振器の
キャリア位相との差が含まれている。
【0038】一方、準同期検波回路1の出力のベースバ
ンド信号に対し、パイロットチャネル逆拡散手段5にお
いて逆拡散を施す。パイロットチャネル逆拡散手段5に
おいて逆拡散が施された信号には、パイロットチャネル
の信号成分に加えて、パイロットチャネル以外の拡散チ
ャネルの信号成分や、マルチパス伝搬による遅延波ある
いは先行波の信号成分といった干渉信号成分も含まれて
いる。パイロットチャネル重み乗積手段12における重
みは、パイロットチャネル信号積分手段6における積分
操作によって前述の干渉信号成分が最大限に低減される
ように決定される。この決定方法については、上記第1
実施例における干渉信号成分の最小化の方法と同様な考
え方をパイロットチャネルに適応するので、データd
(n)をパイロットチャネル信号p(n)に置き換える
だけでよい。
【0039】パイロットチャネル信号積分手段6の出力
信号には、相関検出したパイロットチャネル信号の成分
と相関検出した干渉信号成分とが含まれている。パイロ
ットチャネル干渉信号成分抽出手段13では、相関検出
した干渉信号成分を抽出する。その抽出手段13として
は、例えば、図9に示す構成がある。図9において、2
4はパイロットチャネル信号積分手段6の出力信号を平
滑化する平滑化手段、25はパイロットチャネル信号積
分手段6の出力信号、26は平滑化後のパイロットチャ
ネル信号、27は演算手段、28は演算手段27により
抽出された干渉信号成分を示したものである。パイロッ
トチャネル信号積分手段6の出力信号25であるyp
(t)には、パイロットチャネルの信号成分xp(t)
と、パイロットチャネル以外のチャネルあるいはマルチ
パスによる干渉信号成分ep(t)が含まれており、次
式のように表現できる。 yp(t)=xp(t)+ep(t) ・・・(15)
【0040】平滑化手段24では、上式で与えられる出
力信号25に対して平滑化を行なう。パイロットチャネ
ルには、受信側において既知でる同一データが挿入され
ている場合、xp(t)はキャリア周波数オフセット程
度の変化を伴う信号である。それに対し、干渉成分ep
(t)は比較的広帯域な信号であるため、平滑化手段2
4によって除去され、信号26はxp(t)にほぼ等し
くなる。よって、干渉信号成分28が演算手段27によ
り以下のように求まる。 信号25−信号26=yp(t)−xp(t) =ep(t) ・・・(16)
【0041】また、パイロットチャネル干渉信号成分抽
出手段13の他の例としては、図4に示した上記第1実
施例における干渉信号成分抽出手段8の構成をパイロッ
トチャネルに対して適応することもできる。パイロット
チャネルのデータは既知であるため、パイロットチャネ
ルのキャリア位相オフセットや振幅の推定が正しく行な
われた場合、常に正確に干渉信号成分を検出することが
できる。
【0042】抽出された干渉信号成分には、パイロット
チャネル以外のチャネルの拡散符号の情報やマルチパス
伝搬路状態の情報が含まれている。パイロットチャネル
重み制御手段14では、これらの情報を用いて、パイロ
ットチャネル重み乗積手段12における重みの最適値を
求める。パイロットチャネル重み制御手段14の構成と
しては、図5または図6に示した上記第1の実施例にお
ける重み制御手段9の構成と同じであり、最適値の求め
方は、上記第1の実施例におけるデータチャネルについ
ての重みの最適値の求め方を、パイロットチャネル適用
する。
【0043】以上のように、上記第2実施例によれば、
パイロットチャネルにおける干渉信号成分を最小化する
ことによって、キャリア位相オフセットの推定精度が高
まり、復調データの誤りを低減することができる。ま
た、キャリア位相オフセットの推定精度を同程度としな
がら、パイロットチャネルの送信パワーを低減すること
ができるとともに、低消費電力化や各ユーザに対する干
渉を低減することができる。
【0044】(実施例3)図10は本発明の第3実施例
の構成を示すブロック図である。図10における符号1
〜14は、前述の図1および図8に示すものと同一であ
る。本実施例の構成は、上記第1実施例と第2実施例を
組み合わせたものであるので、構成および動作について
の詳細な説明は省略する。また、細部の構成について
も、第1および第2実施例と同じであり、干渉信号成分
抽出手段8は図4、重み制御手段9は図5または図6、
パイロットチャネル干渉信号成分抽出手段13は図4ま
たは図9、パイロットチャネル重み制御手段14は図5
または図6と同じかまたは同等の構成を有する。
【0045】データチャネル信号積分手段4およびパイ
ロットチャネル信号積分手段6の出力信号は、それぞれ
上記第1実施例および第2実施例に開示されているよう
に、データチャネルおよびパイロットチャネルに関する
干渉信号成分が最小化されており、これらの信号から求
められる復調データの誤りを低減することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、逆拡散後の信号
に対して重みをかける手段を設け、相関検出した信号に
含まれる干渉信号成分が最小となるように重みのかけ方
を適応的に制御することによって、受信品質を向上する
ことができる優れたCDMA方式受信装置を実現できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるCDMA方式受信
装置のブロック図
【図2】実施例におけるCDMA方式の送信信号を示す
模式図
【図3】実施例におけるCDMA方式の受信信号を示す
模式図
【図4】第1および第3実施例における干渉信号成分抽
出手段のブロック図
【図5】第1および第3実施例における重み制御手段の
第1の構成を示すブロック図
【図6】第1および第3実施例における重み制御手段の
第2の構成を示すブロック図
【図7】実施例と従来例におけるCDMA方式受信装置
の復調データを示す模式図
【図8】本発明の第2実施例におけるCDMA方式受信
装置のブロック図
【図9】第2および第3実施例におけるパイロットチャ
ネル干渉信号成分抽出手段のブロック図
【図10】本発明の第3実施例におけるCDMA方式受
信装置のブロック図
【図11】従来例のCDMA方式受信装置のブロック図
【符号の説明】
1 準同期検波回路 2 データチャネル逆拡散手段 3 データチャネル重み乗積手段 4 データチャネル信号積分手段 5 パイロットチャネル逆拡散手段 6 パイロットチャネル信号積分手段 7 キャリア位相オフセット補正手段 8 干渉信号成分抽出手段 9 重み制御手段 10 受信信号 11 復調データ 12 パイロットチャネル重み乗積手段 13 パイロットチャネル干渉信号成分抽出手段 14 パイロットチャネル重み制御手段 15 データ判定手段 18 演算手段 20 相関関数測定手段 21 重み計算手段 22 平均二乗誤差関数勾配計算手段 23 重み更新手段 24 平滑化手段 27 演算手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式を用いた通信システムの受
    信装置であって、受信信号を準同期検波する準同期検波
    回路と、準同期検波した信号をデータチャネルに割り当
    てられた拡散符号で逆拡散するデータチャネル逆拡散手
    段と、逆拡散したデータチャネル信号に重みをかけるデ
    ータチャネル重み乗積手段と、重みをかけたデータチャ
    ネル信号を積分するデータチャネル信号積分手段と、前
    記準同期検波回路の出力信号をパイロットチャネルに割
    り当てられた拡散符号で逆拡散するパイロットチャネル
    逆拡散手段と、逆拡散したパイロットチャネル信号を積
    分するパイロットチャネル信号積分手段と、前記データ
    チャネル信号積分手段の出力信号および前記パイロット
    チャネル信号積分手段の出力信号により、キャリア位相
    オフセットが補正されたデータチャネル信号を生成する
    キャリア位相オフセット補正手段と、前記データチャネ
    ル信号積分手段の出力信号から干渉信号成分を抽出する
    干渉信号成分抽出手段と、抽出した干渉信号成分に基づ
    いて前記データチャネル重み乗積手段の重みを決定する
    重み制御手段とを備えたCDMA方式受信装置。
  2. 【請求項2】 干渉信号成分抽出手段は、データチャネ
    ル信号積分手段が出力する軟判定値信号を硬判定し、割
    り当てられているチャネルの離散信号値を求めるデータ
    判定手段と、データチャネル信号積分手段が出力する軟
    判定値信号からデータ判定手段が出力する離散信号を差
    し引いて、干渉信号成分を出力する演算手段とを備えた
    請求項1記載のCDMA方式受信装置。
  3. 【請求項3】 重み制御手段は、干渉信号成分抽出手段
    が出力する干渉信号の相関関数を計算する相関関数測定
    手段と、この相関関数測定手段が出力した信号の逆行列
    を計算する重み計算手段とを備えた請求項1または2記
    載のCDMA方式受信装置。
  4. 【請求項4】 重み制御手段は、平均二乗誤差の勾配ベ
    クトルを求める平均二乗誤差関数勾配計算手段と、平均
    二乗誤差関数勾配計算手段が求めた勾配ベクトルを基に
    重みを更新する重み更新手段とを備えた請求項1または
    2記載のCDMA方式受信装置。
  5. 【請求項5】 CDMA方式を用いた通信システムの受
    信装置であって、受信信号を準同期検波する準同期検波
    回路と、準同期検波した信号をデータチャネルに割り当
    てられた拡散符号で逆拡散するデータチャネル逆拡散手
    段と、逆拡散したデータチャネル信号を積分するデータ
    チャネル信号積分手段と、前記準同期検波回路の出力信
    号をパイロットチャネルに割り当てられた拡散符号で逆
    拡散するパイロットチャネル逆拡散手段と、逆拡散した
    パイロットチャネル信号に重みをかけるパイロットチャ
    ネル重み乗積手段と、重みをかけたパイロットチャネル
    信号を積分するパイロットチャネル信号積分手段と、前
    記データチャネル信号積分手段の出力信号および前記パ
    イロットチャネル信号積分手段の出力信号により、キャ
    リア位相オフセットが補正されたデータチャネル信号を
    生成するキャリア位相オフセット補正手段と、前記パイ
    ロットチャネル信号積分手段の出力信号からパイロット
    チャネルにおける干渉信号成分を抽出するパイロットチ
    ャネル干渉信号成分抽出手段と、パイロットチャネルに
    おける干渉信号成分に基づいて前記パイロットチャネル
    重み乗積手段の重みを決定するパイロットチャネル重み
    制御手段とを備えたCDMA方式受信装置。
  6. 【請求項6】 パイロットチャネル干渉信号成分抽出手
    段は、パイロットチャネル信号積分手段が出力する軟判
    定値信号を硬判定し、割り当てられているチャネルの離
    散信号値を求めるデータ判定手段と、データチャネル信
    号積分手段が出力する軟判定値信号からデータ判定手段
    が出力する離散信号を差し引いて、干渉信号成分を出力
    する演算手段とを備えた請求項5記載のCDMA方式受
    信装置。
  7. 【請求項7】 パイロットチャネル干渉信号成分抽出手
    段は、パイロットチャネル信号積分手段が出力する信号
    の平滑化を行なう平滑化手段と、パイロットチャネル信
    号積分手段が出力する信号から平滑化手段が出力する信
    号を差し引いて、干渉信号成分を出力する演算手段とを
    備えた請求項5記載のCDMA方式受信装置。
  8. 【請求項8】 パイロットチャネル重み制御手段は、パ
    イロットチャネル干渉信号成分抽出手段が出力する干渉
    信号の相関関数を計算する相関関数測定手段と、この相
    関関数測定手段が出力した信号の逆行列を計算する重み
    計算手段とを備えた請求項5または6または7記載のC
    DMA方式受信装置。
  9. 【請求項9】 パイロットチャネル重み制御手段は、平
    均二乗誤差の勾配ベクトルを求める平均二乗誤差関数勾
    配計算手段と、平均二乗誤差関数勾配計算手段が求めた
    勾配ベクトルを基に重みを更新する重み更新手段とを備
    えた請求項5または6または7記載のCDMA方式受信
    装置。
  10. 【請求項10】 逆拡散したパイロットチャネル信号に
    重みをかけるパイロットチャネル重み乗積手段と、パイ
    ロットチャネルにおける干渉信号成分を抽出するパイロ
    ットチャネル干渉信号成分抽出手段と、パイロットチャ
    ネルにおける干渉信号成分に基づいて前記パイロットチ
    ャネル重み乗積手段の重みを決定するパイロットチャネ
    ル重み制御手段を備えた請求項1記載のCDMA方式受
    信装置。
  11. 【請求項11】 干渉信号成分抽出手段は、データチャ
    ネル信号積分手段が出力する軟判定値信号を硬判定し、
    割り当てられているチャネルの離散信号値を求めるデー
    タ判定手段と、データチャネル信号積分手段が出力する
    軟判定値信号からデータ判定手段が出力する離散信号を
    差し引いて、干渉信号成分を出力する演算手段とを備え
    た請求項10記載のCDMA方式受信装置。
  12. 【請求項12】 重み制御手段は、干渉信号成分抽出手
    段が出力する干渉信号の相関関数を計算する相関関数測
    定手段と、この相関関数測定手段が出力した信号の逆行
    列を計算する重み計算手段とを備えた請求項10または
    11記載のCDMA方式受信装置。
  13. 【請求項13】 重み制御手段は、平均二乗誤差の勾配
    ベクトルを求める平均二乗誤差関数勾配計算手段と、平
    均二乗誤差関数勾配計算手段が求めた勾配ベクトルを基
    に重みを更新する重み更新手段とを備えた請求項10ま
    たは11記載のCDMA方式受信装置。
  14. 【請求項14】 パイロットチャネル干渉信号成分抽出
    手段は、パイロットチャネル信号積分手段が出力する軟
    判定値信号を硬判定し、割り当てられているチャネルの
    離散信号値を求めるデータ判定手段と、データチャネル
    信号積分手段が出力する軟判定値信号からデータ判定手
    段が出力する離散信号を差し引いて、干渉信号成分を出
    力する演算手段とを備えた請求項10、11、12、1
    3のいずれかに記載のCDMA方式受信装置。
  15. 【請求項15】 パイロットチャネル干渉信号成分抽出
    手段は、パイロットチャネル信号積分手段が出力する信
    号の平滑化を行なう平滑化手段と、パイロットチャネル
    信号積分手段が出力する信号から平滑化手段が出力する
    信号を差し引いて、干渉信号成分を出力する演算手段と
    を備えた請求項10、11、12、13のいずれかに記
    載のCDMA方式受信装置。
  16. 【請求項16】 パイロットチャネル重み制御手段は、
    パイロットチャネル干渉信号成分抽出手段が出力する干
    渉信号の相関関数を計算する相関関数測定手段と、この
    相関関数測定手段が出力した信号の逆行列を計算する重
    み計算手段とを備えた請求項10、11、12、13、
    14、15のいずれかに記載のCDMA方式受信装置。
  17. 【請求項17】 パイロットチャネル重み制御手段は、
    平均二乗誤差の勾配ベクトルを求める平均二乗誤差関数
    勾配計算手段と、平均二乗誤差関数勾配計算手段が求め
    た勾配ベクトルを基に重みを更新する重み更新手段とを
    備えた請求項10、11、12、13、14、15のい
    ずれかに記載のCDMA方式受信装置。
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