JPH0883983A - 小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法 - Google Patents

小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法

Info

Publication number
JPH0883983A
JPH0883983A JP24191194A JP24191194A JPH0883983A JP H0883983 A JPH0883983 A JP H0883983A JP 24191194 A JP24191194 A JP 24191194A JP 24191194 A JP24191194 A JP 24191194A JP H0883983 A JPH0883983 A JP H0883983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring circuit
layer
circuit pattern
pattern layer
case body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24191194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Narutomi
正徳 成富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Purasu Co Ltd
Original Assignee
Taisei Purasu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Purasu Co Ltd filed Critical Taisei Purasu Co Ltd
Priority to JP24191194A priority Critical patent/JPH0883983A/ja
Publication of JPH0883983A publication Critical patent/JPH0883983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯用小型電気機器の量産化・耐久性の向上の
ための表面実装ケースの提供及び表面実装ケースの製造
方法の提供。 【構成】メッキがつかない絶縁性ケース材料で成形され
たケース本体1またはその上面の強化層4の上面にメッ
キ可能な付着材料で多色成形技術または印刷技術で形成
した配線回路パターン層5の表面に導電性材料で形成さ
れた導電性配線回路層6をメッキ技術により形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面実装ケースに関す
る。本発明は、更に詳しくいうと、ラジオ、テープレコ
ーダ、電子メモリー、移動電話などの携帯用小型電気機
器の内側に電気配線回路部を表面実装するための表面実
装ケースに関する。また、このような表面実装ケースの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ、テープレコーダ、電子メモリ
ー、移動電話などの携帯用小型電気機器が身のまわりに
多くある。近辺に置いたり身につけて持ち歩き使用する
携帯用小型電気機器の数がますます多くなるにしたがっ
て、今後ますます小型化される。このように小型化され
る電子・電気機器には、耐久性とともに量産化、低廉化
が要求される。
【0003】電子機器の小型化・薄型化技術として、表
面実装が知られている。また、電気配線回路形成手段と
して、印刷技術、メッキ手段が知られている。さらにま
た、量産化成形技術として、多色成形技術が知られてい
る。このような技術を駆使すれば、小型電子機器用の量
産技術を進展させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した技
術背景に基づいてなされたものであり、次に記す目的を
達成する。
【0005】本発明の目的は、携帯用小型電気機器の量
産化のための小型電気機器の表面実装ケースを提供する
ことにある。
【0006】本発明の他の目的は、携帯用小型電気機器
の耐久性向上のための小型電気機器の表面実装ケースを
提供することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、小型電気機器
の表面実装ケースを量産化するための表面実装基板の製
造方法を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、携帯用小型電
気機器の耐久性向上のための表面実装基板の製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段の構成要素に実施例の構成要素に対応させて()
つきでつける参照番号は、本発明を構成する手段と実施
例との対応関係を明確にするためのものであり、本発明
を実施例に限定するためのものではない。
【0010】本発明の小型電気機器の表面実装ケース
は、メッキがつかない絶縁性ケース材料で成形されたケ
ース本体(1)と、前記ケース本体(1)の裏面側にメ
ッキ可能な付着材料で形成された配線回路パターン層
(5)と、前記配線回路パターン層(5)の上面に導電
性材料で形成された導電性配線回路層(6)とからなる
ことを特徴としている。
【0011】また、本発明の小型電気機器の表面実装ケ
ースは、メッキがつかない絶縁性ケース材料で成形され
たケース本体(1)と、前記ケース本体(1)の裏面側
に形成された強化層(4)と、前記強化層(4)の上面
にメッキ可能な付着材料で形成された配線回路パターン
層(5)と、前記配線回路パターン層(5)の上面に導
電性材料で形成された導電性配線回路層(6)とからな
ることを特徴としている。
【0012】さらにまた、本発明の表面実装基板の製造
方法は、メッキがつかない絶縁基板(1)の表面にメッ
キ可能な付着材料を用いて配線回路パターン層(5)を
形成する配線回路層形成工程と、前記配線回路パターン
層(5)と前記基板(1)との上面側から導電性材料を
用いてメッキを施すメッキ工程とからなることを特徴と
している。
【0013】さらにまた、本発明の表面実装基板の製造
方法は、メッキがつかない絶縁基板(1)の表面に前記
絶縁基板(1)と同質の成形樹脂材料に導電性金属を含
有させた導電性金属含有樹脂を用いて用いて配線回路パ
ターン層(5)をメッキがつかない絶縁基板(1)と一
体に多色成形して形成する配線回路層形成工程と、前記
配線回路パターン層(5)と前記基板(1)との上面側
から導電性材料を用いてメッキを施すメッキ工程とから
なることを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の小型電気機器の表面実装ケースは、ケ
ース本体の裏側に一体的に電気配線回路または電子配線
回路が形成されている。
【0015】また、本発明の小型電気機器の表面実装ケ
ースは、ケース本体の裏側に一体的に電気配線回路また
は電子配線回路が形成されている。このような電子配線
回路層は、強化層により強化されている。
【0016】さらにまた、本発明の表面実装基板の製造
方法は、配線回路パターン層のみがメッキされる。
【0017】さらにまた、本発明の表面実装基板の製造
方法は、配線回路パターン層のみがメッキされる。メッ
キ層の下層も導電体になる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)表面実装ケース 以下に、本発明の小型電気機器の表面実装ケースの実施
例1を説明する。図1は、表面実装ケースのケース本体
1を示す斜軸投影図である。ケース本体1は、組立前ま
たは組立途上の中間品である。このような表面実装ケー
スは、ラジオ、テープレコーダ、電子メモリー、呼び出
しブザー、移動電話、薄型液晶テレビ、電子計算機など
の携帯用小型電気・電子機器のケースの1例である。表
面実装ケースの内側面(裏面)上に、配線回路が形成さ
れ、配線回路に電気的に接続する複数の回路チップが表
面実装される。
【0019】ケース本体1は、開閉式であったり、組立
後には開閉不可能な複数体のケーシング要素からできて
いる。図1に示すものは、2体である。2体からなるケ
ース本体1は、底ケース本体2と蓋ケース本体3とから
構成されている。底ケース本体2、蓋ケース本体3は、
PP(ポリプロピレン)、ABS樹脂などの各種エンジ
ニアリング・プラスチクスを成形材料として公知の成形
手段により別工程で量産される。
【0020】図2は、底ケース本体2の1部の断面図で
ある。底ケース本体2の内側表面に底ケース本体2の材
料とは、異なる絶縁性材料を用いて強化層4が形成され
ている。強化層4の材料として、ガラス繊維強化樹脂が
用いられている。樹脂材料として、非晶性環状オレフィ
ンコポリマー(COC)が用いられている。
【0021】このようなガラス繊維強化樹脂は、高いガ
ラス転移温度を有し、耐熱剛性、寸法安定性に優れて、
吸水率が低く、耐酸・耐アルカリ性に優れ、電気絶縁性
が高く、アペルという商品名で三井石油化学工業社によ
り製造されている。強化層4は、メッキ処理時に導電性
材料が付着しない性質も合わせもっている。
【0022】図3に示すように、強化層4の表面に、配
線回路パターン層5が形成されている。配線回路パター
ン層5の材料は、メッキ処理時に導電性材料が付着する
性質ももっている。このような材料は、たとえば、銀パ
ウダー含有インクである。図4に示すように、配線回路
パターン層5の表面に導電性配線回路層6が形成されて
いる。導電性配線回路層6の材料は、金である。
【0023】表面実装基板の製造方法 次に、表面実装基板の製造方法を説明する。表面実装基
板は、たとえば、前記表面実装ケースの底ケース本体2
の底面部である。射出成形型に底ケース本体2を挿入
し、底ケース本体2の表面と射出成形型の固定型と可動
型とで形成するキャビティに前記ガラス繊維強化樹脂を
注入して、底ケース本体2の表面に強化層4を形成す
る。
【0024】前記強化層形成工程に続き、強化層4の表
面に銀パウダー含有インクを用いてパット印刷を行い、
配線回路パターン層5を形成する。このような配線回路
層形成工程に続き、配線回路パターン層5と強化層4の
表面側(上面側)から導電性材料を用いてメッキを施
す。導電性材料として、金が用いられている。このメッ
キ工程で、金は配線回路パターン層5の表面に付着す
る。しかし、金は強化層4の表面には付着しない。
【0025】(実施例2)実施例1は、強化層4の表面
に印刷技術により配線回路パターン層5を形成したが、
底ケース本体2または強化層4と同質の絶縁性樹脂を利
用して配線回路パターン層5を形成することができる。
図5に示す底ケース本体2は、各種強化型エンジニアリ
ング・プラスティクスで成形される。底ケース本体2と
同じ材質の樹脂に銅粉を重量で20%含有させて導電性
銅粉混合樹脂を作る。
【0026】このような導電性銅粉混合樹脂を成形材料
として、2色射出成形機により、底ケース本体2の内側
表面に配線回路パターン層5を多色成形する。図5に示
すように、蓋ケース本体3にスイッチ、つまみなどの操
作手段を取り付けるための取付穴10が設けられてい
る。
【0027】このような配線回路パターン層5の形成方
法によると、射出成形の量産性が活用されるとともに、
底ケース本体2または強化層4に熱融着する配線回路パ
ターン層5の底ケース本体2または強化層4に対する一
体化が確実になる。このような配線回路パターン層5の
表面は金メッキが可能になる。表面に金が付着された配
線回路パターン層5は導電体になっている。金の層より
もはるかに厚いこのような導電体の層は、高い電気伝導
率を示す。
【0028】(その他の実施例)上記実施例では、異材
質を用いて底ケース本体2と強化層4とで2層を形成し
たが、底ケース本体2を強化型樹脂を用いて薄く成形し
強化層4を省略することができる。メッキ用導電材料は
金属に限られず、金属は金に限られない。
【0029】
【発明の効果】本発明は、ケースが表面実装基板になる
ので、薄型化、小型化を進めことができる。また、量産
効率が高く、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の表面実装ケースの実施例1を
示す斜軸投影図である。
【図2】図2は、本発明の表面実装ケースの製造方法の
工程を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明の表面実装ケースの製造方法の
他の工程を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の表面実装ケースの製造方法の
他の工程を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の表面実装ケースの実施例2を
示す断面図である。
【符号の説明】
1…ケース本体 2…底ケース本体 3…蓋ケース本体 4…強化層 5…配線回路パターン層 6…導電性配線回路層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メッキがつかない絶縁性ケース材料で成形
    されたケース本体(1)と、 前記ケース本体(1)の裏面側にメッキ可能な付着材料
    で形成された配線回路パターン層(5)と、 前記配線回路パターン層(5)の上面に導電性材料で形
    成された導電性配線回路層(6)とからなることを特徴
    とする表面実装ケース。
  2. 【請求項2】メッキがつかない絶縁性ケース材料で成形
    されたケース本体(1)と、 前記ケース本体(1)の裏面側に形成された強化層
    (4)と、 前記強化層(4)の表面にメッキ可能な付着材料で形成
    された配線回路パターン層(5)と、 前記配線回路パターン層(5)の表面に導電性材料で形
    成された導電性配線回路層(6)とからなることを特徴
    とする表面実装ケース。
  3. 【請求項3】メッキがつかない絶縁基板(1)の表面に
    メッキ可能な付着材料を用いて配線回路パターン層
    (5)を形成する配線回路層形成工程と、 前記配線回路パターン層(5)と前記基板(1)との上
    面側から導電性材料を用いてメッキを施すメッキ工程と
    からなることを特徴とする表面実装基板の製造方法。
  4. 【請求項4】メッキがつかない絶縁基板(1)の表面に
    前記絶縁基板(1)と同質の成形樹脂材料に導電性金属
    を含有させた導電性金属含有樹脂を用いて配線回路パタ
    ーン層(5)をメッキがつかない絶縁基板(1)と一体
    に多色成形して形成する配線回路層形成工程と、 前記配線回路パターン層(5)と前記基板(1)との上
    面側から導電性材料を用いてメッキを施すメッキ工程と
    からなることを特徴とする表面実装基板の製造方法。
JP24191194A 1994-09-09 1994-09-09 小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法 Pending JPH0883983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24191194A JPH0883983A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24191194A JPH0883983A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0883983A true JPH0883983A (ja) 1996-03-26

Family

ID=17081384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24191194A Pending JPH0883983A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0883983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239106A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 富士通株式会社 筐体及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014239106A (ja) * 2013-06-06 2014-12-18 富士通株式会社 筐体及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU734134B2 (en) A shielding housing and a method of producing a shielding housing
US3039177A (en) Multiplanar printed circuit
US6613267B1 (en) Method for manufacturing a holder
US4402135A (en) Method of forming a circuit board
US5258892A (en) Molded-in antenna with solderless interconnect
US8203491B2 (en) Housing, wireless communication device using the housing, and manufacturing method thereof
US8803744B2 (en) Cover for electronic device
CN112153811B (zh) 电路板及其制作方法
US20080266201A1 (en) Antenna for an electronic device
JP2008258478A (ja) 電子部品装置およびその製造方法
CN209419799U (zh) 一种蓝牙耳机
US20110018771A1 (en) Antenna module, method for making the antenna module, and housing incorporating the antenna module
JP3168389B2 (ja) 回路基板の製造方法
JPH0883983A (ja) 小型電気機器の表面実装ケース及び表面実装基板の製造方法
JPS61288489A (ja) 成形回路基板の製造方法
WO1998054942A1 (en) A shielding housing, methods of producing a shielding housing and use thereof
JPH097697A (ja) 端子間シールドコネクタとその製法
US20220184865A1 (en) In-mold Electronic Structure Using Plating Process and Method Therefor
KR101486463B1 (ko) 이동통신 단말기의 안테나 단자 구조 및 그 제조 방법
JPS62216396A (ja) 電子機器用の導体パタ−ン付き樹脂製筐体の製造方法
CN103563171B (zh) 结构物的制造方法
JPH0779191B2 (ja) 立体配線板の製造方法
JP2003520442A (ja) 電磁遮蔽の形成法
CN107864565A (zh) 在环氧树脂材料上制作金属线路的方法及其金属线路
JPS6233493A (ja) 転写シ−トの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050622

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050720