JPH0883471A - 同期信号の保護回路 - Google Patents

同期信号の保護回路

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JPH0883471A
JPH0883471A JP24198894A JP24198894A JPH0883471A JP H0883471 A JPH0883471 A JP H0883471A JP 24198894 A JP24198894 A JP 24198894A JP 24198894 A JP24198894 A JP 24198894A JP H0883471 A JPH0883471 A JP H0883471A
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JP
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signal
gate
sync
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JP24198894A
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Yuichi Kuroda
裕一 黒田
Hideo Obata
英生 小幡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • G11B2020/1476Synchronisation patterns; Coping with defects thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生同期信号がエラーとなる異常時にも、同
期信号の欠落を回避することができる、同期信号の保護
回路を提供する。 【構成】 再生同期信号SYNCに基づいて、ウィンド
ウ信号LMASKと内挿同期信号NSYNCとを発生す
るデコーダ35Aと、再生同期信号SYNCが誤りであ
ることを検出する誤り検出回路44,49,56とを備
え、再生同期信号が誤りであることが検出された際は、
出力回路72,73を通じて、内挿同期信号NSYNC
を出力すると共に、再生同期信号SYNCをも出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばコンパクト・
ディスク等のデジタルオーディオディスクの、フレーム
同期の検出および保護に好適な、同期信号の保護回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトディスクのような、デ
ジタルオーディオディスクの再生信号は、フレーム同期
信号によって区切られるフレーム構造となっている。ま
た、この再生信号はEFM(Eight Fourteen Modulatio
n,8−14)変調されており、復調するためには、フレ
ーム同期信号を基準として、フレーム内の個々のデータ
を区別する必要があり、同期信号の検出回路が設けられ
る。
【0003】ディスクからの再生信号には、ディスクの
傷などにより、フレーム同期信号が欠落したり、フレー
ム同期信号に類似する信号が含まれたりするので、この
問題に対処するために、フレーム同期信号の保護回路が
必要とされる。
【0004】この種の同期信号の検出及び保護回路とし
ては、例えば、本出願人による特開平1−166375
号公報に記載されているように、ウィンドウ信号でゲー
トされた再生同期信号に同期して、再生クロックをカウ
ントして内挿同期信号を形成すると共に、水晶発振器等
からの固定クロックをカウントして前記ウィンドウ信号
を形成し、アンロック時にゲートを開放する前方保護に
加えて、ロック検出時にゲートを閉じる後方保護を行な
うようにしたものが知られている。
【0005】まず、図4〜図7を参照しながら、上述の
ような、従来の同期信号の検出及び保護回路の一例と、
これが適用されるデジタルオーディオディスク再生装置
の一例とについて説明する。
【0006】図4において、1はデジタルオーディオデ
ィスクであって、このディスク1に対向する光ピックア
ップ2からの再生RF信号が、増幅器3を通じて、PL
Lで構成されるクロック抽出回路4に供給される。
【0007】図5に示すように、光ピックアップ2から
の再生RF信号の各フレームには、先頭に24チャンネ
ルビットのフレーム同期信号が配設され、次に、1シン
ボルのサブコードが配設される。そして、12シンボル
のPCM音声信号と、エラー訂正コードの4シンボルの
パリティとが、2組続いて配設される。
【0008】この場合、1シンボルは14チャンネルビ
ットとされて、1フレームは、マージンビットをも含め
て、588チャンネルビットとなる。また、サブコード
は、曲の頭出しや、予め設定された順序でプログラム再
生するなどの制御と、文字や静止画の表示などのために
用いられる。
【0009】クロック抽出回路4からの再生RF信号と
ビットクロックとがフレーム同期検出及び保護回路5に
供給され、この回路5からの出力がEFM復調回路6に
供給されて、1シンボルが8ビットに戻された再生デー
タが復号回路7に供給される。この復号回路7では、ク
ロスインタリーブ・リード・ソロモン符号によるエラー
訂正符号が復号されると共に、メモリ8を用いて、再生
データがデ・インタリーブされる。
【0010】また、復号回路7には、フレーム同期検出
及び保護回路5から、トラックジャンプなどにより、フ
レーム同期がロックしなくなったことを示す信号が供給
される。
【0011】復号回路7からの再生音声データは、デー
タ補間回路9に供給され、訂正できなかったエラーデー
タについて、前値ホールド、平均値補間などの処理がな
される。データ補間回路9の出力は、1対のD−A変換
器10L、10Lにおいて、アナログ音声信号に戻さ
れ、それぞれ低域フィルタ(図示は省略)を通じて、出
力端子12L、12Rに導出される。
【0012】フレーム同期検出及び保護回路5の出力が
サブコード復調回路13に供給されて、得られたサブコ
ードがシステム制御回路14に供給される。この制御回
路14には、操作部15と表示部16とが接続される。
【0013】ディスク1を回転させるモータ17は、ス
ピンドルサーボ回路18によって、線速度一定(Consta
nt Line Velocity)でディスク1を駆動するように制御
される。また、光ピックアップ2と関連して、送りサー
ボ回路19、トラッキングサーボ回路20およびフォー
カスサーボ回路21が設けられる。
【0014】上述のようなフレーム同期検出及び保護回
路5は、例えば、図6に示すように構成される。
【0015】図6において、31、32は、それぞれモ
ジュロ588(mod.588)のカウンタであって、
一方のカウンタ31では、前述のクロック抽出回路4か
ら、端子33を通じて供給されるビットクロックPLC
が計数され、他方のカウンタ32では、水晶発振回路
(図示は省略)から、端子34を通じて供給される固定
のクロックFICが計数される。このクロックFICの
周波数は、例えば、4.3218MHzとされる。
【0016】両カウンタ31、32の出力が1対のデコ
ーダ35、36にそれぞれ供給されて、一方のデコーダ
35では、カウンタ31の計数値が588となるごと
に、内挿同期信号NSYNCが生成され、他方のデコー
ダ36では、カウンタ32の計数値が588となるタイ
ミングを中心として、±8クロックの幅で、ハイレベル
(以下、“H”と記す)となるウィンドウ信号LMAS
Kが生成される。
【0017】また、端子38からシフトレジスタ37に
対し、EFM信号(再生RF信号)が供給され、この再
生RF信号が、端子39から供給されるビットクロック
PLCにより取り込まれる。このシフトレジスタ37は
23ビットのもので、その出力がフレーム同期検出回路
40に供給されて、所定のビットパターンのフレーム同
期信号が検出される。
【0018】同期検出回路40からの再生同期信号SY
NCと、オアゲート57からのウィンドウ信号MASK
とがアンドゲート41に供給されて、このアンドゲート
41からは検出同期信号MKDSYが得られる。このア
ンドゲート41からの検出同期信号MKDSYは、カウ
ンタ31およびカウンタ32のリセット端子に供給され
る。検出同期信号MKDSYは、また、アンドゲート4
2とオアゲート46とに、そのまま供給されると共に、
インバータ43を通じて、アンドゲート44に供給され
る。また、アンドゲート42、44には、デコーダ35
からの内挿同期信号NSYNCがそれぞれ供給される。
【0019】また、検出同期信号MKDSYと、デコー
ダ35からの内挿同期信号NSYNCがオアゲート46
に供給される。このオアゲート46から出力されるリセ
ット信号RESETは、再生RF信号中のフレーム同期
信号に対応するタイミングを規定する出力信号となる。
すなわち、データクロックであるリセット信号を基準と
して、再生RF信号の各シンボルが分離される。
【0020】上述の検出同期信号MKDSYと内挿同期
信号NSYNCとが同時に発生したときに、アンドゲー
ト42から信号GDSYが取り出されると共に、内挿同
期信号NSYNCが発生していて検出同期信号MKDS
Yが発生しないときに、アンドゲート44から信号NG
SYが取り出される。
【0021】アンドゲート42からの信号GDSYは、
クロックとして、カウンタ48に供給され、アンドゲー
ト44からの信号NGSYは、クロックとして、カウン
タ49にそれぞれ供給される。
【0022】一方のカウンタ48のキャリー出力が、R
Sフリップフロップ52のリセット入力とされると共
に、オアゲート50を通じて、カウンタ48自身のリセ
ット入力とされる。
【0023】他方のカウンタ49のキャリー出力が、オ
アゲート51を通じて、カウンタ49自身のリセット入
力とされると共に、オアゲート53Aを通じて、RSフ
リップフロップ52およびRSフリップフロップ56の
セット入力とされる。他方のカウンタ49のキャリー出
力は、また、オアゲート53Aを通じて、オアゲート5
0の他方の入力とされる。そして、アンドゲート41か
らの検出同期信号MKDSYが、オアゲート51の他方
の入力とされると共に、RSフリップフロップ56のリ
セット入力とされる。
【0024】アンドゲート44からの信号NGSYとR
Sフリップフロップ52からの信号GDFとがアンドゲ
ート54に供給され、このアンドゲート54の出力と、
端子55からのトラッキングエラーなどを示す信号ER
TKGとがオアゲート53Aに供給される。信号ERT
KGは、トラックジャンプ後に、前方保護を解除するた
めに用いられる。
【0025】RSフリップフロップ56の出力信号GT
OPと、デコーダ36からのウィンドウ信号LMASK
とが、それぞれオアゲート57に供給され、このオアゲ
ート57の出力信号MASKがアンドゲート41に供給
される。
【0026】次に、図7をも参照しながら、図6の従来
例の動作について説明する。カウンタ48は、アンドゲ
ート42からの信号GDSYがN1(例えば2)回発生
したこと、すなわち、フレーム同期がロックしているこ
とを検出する保護(後方保護)のために設けられ、カウ
ンタ49は、アンドゲート44からの信号NGSYがN
2(例えば3)回発生したこと、すなわち、フレーム同
期のロックが外れたことを検出する保護(前方保護)の
ために設けられる。
【0027】トラックジャンプ時などには、図7Aに破
線で示すように、再生同期信号が消失したり、同図に×
印を付して示すように、正しくない再生同期信号が発生
するなど、再生同期信号がエラーとなる。
【0028】図7Jに示すような信号GTOPが“L”
の期間には、デコーダ36から、図7Iに示すように、
±8クロックの幅のウィンドウ信号LMASKが発生し
ており、オアゲート57からのウィンドウ信号MASK
も、図7Bに示すように、デコーダ36からのウィンド
ウ信号LMASKと同じ波形となる。
【0029】従って、アンドゲート41からは、図7C
に示すような検出同期信号MKDSYが得られ、この信
号MKDSYにより、カウンタ31がリセットされて、
内挿同期信号NSYNCが発生し、この信号NSYNC
によっても、オアゲート46を通じて、カウンタ31が
リセットされるので、図7Dに示すように、内挿同期信
号NSYNCは、再生同期信号SYNCが消失したとき
にも発生する。これにより、再生同期信号SYNCが消
失したときでも、オアゲート46からは、図7Kに示す
ようなリセット信号RESETが得られる。
【0030】前述のように、アンドゲート42において
は、図7Cの検出同期信号MKDSYと図7Dの内挿同
期信号NSYNCとが同時に発生したときに、図7Eに
示すような信号GDSYが形成され、アンドゲート44
においては、図7Cの検出同期信号MKDSYが発生せ
ず、図7Dの内挿同期信号NSYNCが発生していると
きに、図7Fに示すような信号NGSYが形成される。
信号GDSY、NGSYはカウンタ48、49にそれぞ
れ供給されて、カウンタ48、49の出力は、それぞれ
図7G、Hに示すように変化する。
【0031】カウンタ49は、アンドゲート41からの
検出同期信号MKDSYによってリセットされるので、
この信号MKDSYが存在する期間、カウンタ49から
はキャリー出力が発生せず、RSフリップフロップ56
の出力信号GTOPは、図7Jに示すように、“L”で
ある。
【0032】また、カウンタ49は、前述のように、N
2=3と設定されているので、3まで計数するとキャリ
ー出力を発生する。このキャリー出力によって、RSフ
リップフロップ52、56がセットされて、図7I、J
に示すように、信号GDF、GTOPが“H”となる。
【0033】RSフリップフロップ56は、検出同期信
号MKDSYによりリセットされると共に、信号GDF
が“H”の期間に発生する信号NGSYにセットされ
て、図7Jに示すような信号GTOPが発生する。
【0034】そして、カウンタ48は、前述のように、
N1=2と設定されているので、2まで計数するとキャ
リー出力を発生する。このキャリー出力によって、カウ
ンタ48自身とRSフリップフロップ52とがリセット
されて、図7Iに示すように、信号GDFが“L”とな
る。
【0035】上述のように、図6の従来例では、カウン
タ48は、フレーム同期の検出動作が正常に復帰したこ
とを検出する後方保護の動作を行ない、カウンタ49
は、フレーム同期の検出動作が誤っていることを検出す
る前方保護の動作を行なう。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前述のような、従来の
同期信号の検出及び保護回路では、再生同期信号SYN
Cがウィンドウ信号MASKによりゲートされた検出同
期信号MKDSYか、もしくは内挿同期信号NSYNC
を用いて、次の内挿同期信号NSYNCを生成するカウ
ンタ31をリセットしている。
【0037】このため、トラックジャンプなどにより再
生同期信号がエラーとなる、異常時には、再生同期信号
の複数周期にも亘って、ウィンドウ信号がオープンした
ままとなって、再生同期信号が多数発生し、カウンタ3
1がリセットされ続けて、内挿同期信号NSYNCが発
生しなくなると共に、異常状態が終了した直後にも、同
期信号が出力されないという問題があった。
【0038】この問題は、サブコードフレーム(タイム
コード)などのように、1フレーム周期が長く、できる
だけ早くデータが欲しいものに対して、特に大きな影響
を及ぼし、安定動作への復帰が遅れることになる。
【0039】かかる点に鑑み、この発明の目的は、再生
同期信号がエラーとなる異常時にも、同期信号の欠落を
回避することができると共に、再生系を安定に動作させ
ることができる、同期信号の保護回路を提供するところ
にある。
【0040】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による同期信号の保護回路は、後述の実施
例の参照符号を対応させると、再生された同期信号SY
NCが入力信号として供給され、ウィンドウ信号MAS
Kがゲート制御信号として供給されるゲート回路41
と、このゲート回路41の出力信号と同期するように構
成され、再生信号から形成されたクロック信号を計数す
るカウンタ31Aと、このカウンタの出力信号が供給さ
れて、ウィンドウ信号と内挿同期信号とを発生するデコ
ーダ35Aと、再生された同期信号が誤りであることを
検出する誤り検出回路44、49、56と、上記誤り検
出回路により上記再生された同期信号が誤りであること
が検出された際に、上記再生された同期信号を出力する
出力回路72、73とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0041】
【作用】かかる構成によれば、再生同期信号がエラーと
なる異常時にも、出力回路72、73を通じて、再生さ
れた同期信号を出力するすることができて、同期信号の
欠落が回避される。
【0042】
【実施例】以下、この発明による同期信号の保護回路
を、いわゆるミニディスクの記録再生装置に適用した一
実施例について説明する。
【0043】[ミニディスクシステム]この実施例の説
明に先立ち、ミニディスクシステムについて説明する。
ミニディスクシステムは、小型の光磁気ディスク(ミニ
ディスク、MD)を記録媒体とする、次世代パーソナル
・オーディオシステムであって、本出願人により提案さ
れ、近時、市販されるに至った。
【0044】なお、このミニディスクシステムは、コン
パクトディスク(CD)と同様に、オーディオデータが
物理的なピットの形で記録された、再生専用の光ディス
クにも対応している。また、このミニディスクシステム
では、データの記録変調方式として、CDと同様に、E
FM(8−14変調)が用いられる。
【0045】記録可能な光磁気ディスクには、トラッキ
ング制御のため、予め、スパイラル状のプリグルーブ
(案内溝)が形成されている。このプリグルーブは、デ
ィスク全周にわたる絶対アドレスデータに基づいてFM
変調されて記録されている。したがって、光磁気ディス
クのプリグルーブは、絶対アドレスデータに基づいて、
光ディスクの径方向に蛇行(ウォブリング)している。
【0046】記録可能な光磁気ディスクの記録時と再生
時に、ディスク記録再生装置では、プッシュプル信号か
らウォブリング成分を検出して、このウォブリング成分
が一定周波数となるように、スピンドルモータの回転を
サーボ制御することにより、ディスクが一定線速度(C
LV)で回転駆動される。また、ウォブリング成分をF
M復調することにより、ディスクの全周にわたる絶対ア
ドレス情報、いわゆる、ADIP(ADress In Pre-groo
be)が得られる。
【0047】このアドレス情報ADIPは、図8に示す
ように、同期ビットに4ビット、クラスタH、クラスタ
L、セクタの3種のデータにそれぞれ8ビット(1バイ
ト)、誤り訂正用のCRCに14ビットが割り当てられ
て、合計42ビットから構成され、その諸元は図9に示
すようである。
【0048】[実施例の構成]次に、図1を参照しなが
ら、この発明の一実施例の構成について説明する。この
図1において、前出図6に対応する部分には同一の符号
を付して一部説明を省略する。
【0049】図1において、31Aは内挿カウンタであ
って、アドレスデコーダ(図示は省略)から、端子33
を通じて、前述のようなADIPの再生クロックFMC
Kが供給される。このクロックFMCKの周波数は、例
えば、6.3kHzとされる。
【0050】カウンタ31Aの出力がデコーダ35Aに
供給されて、このデコーダ35Aでは、カウンタ31A
の計数値が83となるごとに、内挿同期信号NSYNC
が生成されると共に、カウンタ31Aの計数値が83と
なるタイミングを中心として、±4クロックの幅で
“H”となるウィンドウ信号LMASKが生成される。
【0051】なお、この実施例では、前出図6に示すよ
うな、カウンタ32とデコーダ36とが削除される。
【0052】40Aは再生同期信号検出回路であって、
ADIPのFM信号FMDTが端子38から供給される
と共に、端子39からADIPの再生クロックFMCK
が供給され、同期検出回路40Aからは再生同期信号S
YNCが出力される。
【0053】同期検出回路40Aからの再生同期信号S
YNCと、オアゲート57からのウィンドウ信号MAS
Kとがアンドゲート41に供給されて、アンドゲート4
1から出力される検出同期信号MKDSYが、オアゲー
ト46に供給されると共に、インバータ43を通じて、
アンドゲート44に供給される。デコーダ35Aからの
内挿同期信号NSYNCがアンドゲート44とオアゲー
ト46とに共通に供給され、オアゲート46から出力さ
れるリセット信号RESETによりカウンタ31Aがリ
セットされる。
【0054】この信号RESETは、再生アドレス信号
中のフレーム同期信号に対応するタイミングを規定する
出力信号であって、データクロックである信号RESE
Tを基準として、再生アドレス信号の各シンボルが分離
される。
【0055】一方、アンドゲート44からは、上述の内
挿同期信号NSYNCが発生していて検出同期信号MK
DSYが発生しないときに、信号NGSYが取り出さ
れ、この信号NGSYが、クロックとして、N2カウン
タ49に供給される。
【0056】この実施例では、カウンタ49は、N2=
2と設定されており、2まで計数するとキャリー出力を
発生し、このキャリー出力が、オアゲート53Aを通じ
て、RSフリップフロップ56のセット入力とされる。
【0057】また、端子55からの信号ERTKGがR
Sフリップフロップ58のセット入力とされると共に、
同期検出回路40Aからの再生同期信号SYNCがRS
フリップフロップ58のリセット入力とされて、このフ
リップフロップ58の出力がオアゲート53Aの他方の
入力とされる。
【0058】そして、デコーダ35Aからのウィンドウ
信号LMASKと、検出回路40Aからの再生同期信号
SYNCとがアンドゲート59に供給されて、このアン
ドゲート59の出力が、オアゲート51の他方の入力と
されると共に、RSフリップフロップ56のリセット入
力とされる。
【0059】なお、この実施例では、前出図6に示すよ
うな、N1カウンタ48とその周辺回路とが削除され
る。
【0060】ナンドゲート61には、インバータ62を
通じて、RSフリップフロップ56からの信号GTOP
が供給されると共に、端子63を通じて、システム制御
回路(図示は省略)によるCRCのチェック結果CHK
CRCが供給され、ナンドゲート61の出力が端子64
に導出される。
【0061】また、RSフリップフロップ56からの信
号GTOPが、オアゲート71を通じて、アンドゲート
72に供給されると共に、このアンドゲート72の他方
の入力として、検出回路40Aからの再生同期信号SY
NCが供給される。アンドゲート72の出力と、デコー
ダ35Aからの内挿同期信号NSYNCとがオアゲート
73に供給され、このオアゲート73の出力が、リセッ
ト入力として、RSフリップフロップ74に供給される
と共に、信号ADSYとして、出力端子75に導出され
る。
【0062】RSフリップフロップ74のセット入力と
して、デコーダ35Aからのウィンドウ信号LMASK
が供給され、RSフリップフロップ74の出力がオアゲ
ート71の他方の入力とされる。その余の構成は前出図
6と同様である。
【0063】[実施例の動作]次に、図2および図3を
も参照しながら、この発明の一実施例の動作について説
明する。
【0064】トラックジャンプ時などには、図2Aに示
すように、再生同期信号が消失したり、正しくない再生
同期信号が発生するなど、再生同期信号がエラーとな
る。
【0065】また、この実施例では、図2Aに破線で示
すように、2発の再生同期信号SYNCが消失した場
合、デコーダ35Aにおいて、図2Dに示すように、消
失した再生同期信号SYNCに対応する内挿同期信号N
SYNC(△印を付す)が形成されると共に、アンドゲ
ート44においては、図2Eに示すような、2発の信号
NGSYが形成される。
【0066】そして、図2Fに示すように、カウンタ4
9により2発の信号NGSYが計数されると、RSフリ
ップフロップ56がセットされて、図2Hに示すよう
に、信号GTOPが“H”となる。こうして、カウンタ
49は、この実施例でも、フレーム同期の検出動作が誤
っていることを検出する前方保護の動作を行なう。
【0067】この実施例では、オアゲート57におい
て、RSフリップフロップ56からの信号GTOPと、
デコーダ35Aからのウィンドウ信号LMASKとによ
り、ウィンドウ信号MASKが形成されるので、信号G
TOPが“H”の期間には、ウィンドウ信号LMASK
が“L”であっても、ウィンドウ信号MASKが“H”
となって、アンドゲート41においては、どのような再
生同期信号SYNCにも対応する検出同期信号MKDS
Yの形成が可能となる。
【0068】次に、図2Aに×印で示すように、正しく
ない再生同期信号SYNCが発生すると、後述のように
して、図2Bに示すように、再生同期信号SYNCの複
数周期に亘って、ウィンドウ信号MASKがオープンし
たままとなる。
【0069】そして、この異常に広いウィンドウ期間
に、アンドゲート41においては、図2Cに示すよう
に、正しくない再生同期信号SYNCに対応する検出同
期信号MKDSYが形成され、この検出同期信号MKD
SYにより、計数値が83となる前に、カウンタ31A
がリセットされて、図2Gに示すように、デコーダ35
Aから出力されるウィンドウ信号LMASKは、ウィン
ドウ信号MASKがオープンしたままの期間に“L”と
なって、正しい再生同期信号SYNCを捕捉しようとし
ている(1回一致の後方保護)。
【0070】また、RSフリップフロップ56からの信
号GTOPが“H”の期間に、オアゲート71を通じ
て、この信号GTOPが供給される、アンドゲート72
がオープンされて、検出回路40Aからの再生同期信号
SYNCが、オアゲート73を通じて、信号ADSYと
して、出力端子75に導出される。この出力端子75に
は、デコーダ35Aからの内挿同期信号NSYNCも、
オアゲート73を通じて導出され、これにより、信号A
DSYは図2Jに示すようになる。
【0071】この信号ADSYは、前出図8の同期信号
の位置を示すものであって、信号ADSYに基づいて、
システム制御回路(マイクロコンピュータ)14によ
り、デコードされた絶対アドレスデータが読み出され
る。
【0072】一方、RSフリップフロップ56からの信
号GTOPが“L”の通常時には、デコーダ35Aから
のウィンドウ信号LMASKが“H”となる期間に、オ
アゲート71を通じて供給される、RSフリップフロッ
プ74の出力により、アンドゲート72がオープンされ
る。そして、実質的に、ウィンドウ信号LMASKによ
りゲートされた再生同期信号SYNCが、オアゲート7
3を通じて、出力端子75に導出される。
【0073】図2Aの後半部に示すように、ADIPの
再生クロックFMCKのビットスリップによって、破線
で表される計数値83に対応する内挿同期信号NSYN
Cのタイミングの前後に、再生同期信号SYNCが変移
することがある。
【0074】特に、再生同期信号SYNCが、信号LM
ASKの“H”期間内で、内挿同期信号NSYNCより
前にあるときには、図2Dに示すように、内挿同期信号
NSYNCが消失してしまうので、上述のように、再生
同期信号SYNCが導出される。
【0075】これにより、この実施例では、トラックジ
ャンプなどにより、再生同期信号がエラーとなった場合
も、再生同期信号がそのまま出力されて、同期信号の欠
落が回避される。
【0076】しかも、この実施例では、エラーとなった
再生同期信号が出力されることにより、長い区間、この
信号SYNCが出力されない場合のように、システム制
御回路14が再生同期信号の周期(パルス間隔)を見
て、異常状態と判断することを回避することができ、再
生装置の安定動作が損なわれることはない。
【0077】また、この実施例では、RSフリップフロ
ップ56からの信号GTOPが“H”の期間は、再生デ
ータの内容が疑わしいので、この期間には、信号GTO
Pを、インバータ62を通じて、ナンドゲート61に供
給することにより、システム制御回路(図示は省略)に
よるCRCのチェック結果CHKCRCを端子64に導
出することが禁止される。
【0078】なお、この実施例では、システム制御回路
からの命令によりトラックジャンプを行う場合、例え
ば、図3Mに示すようなコマンドXTJCDが到来して
から、矢印Ajのタイミングで、実際にトラックジャン
プが行われるまでに、再生同期信号SYNCが到来して
も、アンドゲート41がオープンしないように、RSフ
リップフロップ58とアンドゲート59とを設けてあ
る。そして、図3Bに破線で示すように、コマンドXT
JCDの到来後、少なくとも2発の再生同期信号SYN
Cが到来するまでは、信号MASKが“H”となって、
アンドゲート41が強制的にオープンされる。
【0079】以上、この発明を「ミニディスク」の記録
再生装置に適用した一実施例について説明したが、コン
パクトディスクの再生装置や、「ミニディスク」の再生
専用装置にも、同様にこの発明を適用することができ
る。
【0080】この場合、図1の信号FMDTとFMCK
とに替えて、前出図6に示すような、再生RF信号EF
Mと再生クロックPLCKとが再生同期信号検出回路4
0Aに供給されると共に、デコード値を95とすること
により、固定のクロックWFCK(7.35kHz)が
内挿カウンタ31Aに供給され、出力端子75からサブ
コード同期信号SQSYが導出される。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、再生同期信号に基づいて、ウィンドウ信号と内挿同
期信号とを発生するデコーダと、再生同期信号が誤りで
あることを検出する誤り検出回路とを備え、再生同期信
号が誤りであることが検出された際は、出力回路を通じ
て、内挿同期信号を出力すると共に、再生同期信号をも
出力するようにしたので、再生同期信号がエラーとなる
異常時にも、同期信号の欠落を回避することができる、
同期信号の保護回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による同期信号の保護回路の一実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図3】この発明の一実施例の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図4】この発明を説明するためのブロック図である。
【図5】この発明を説明するための概念図である。
【図6】従来の同期信号の保護回路の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】従来例の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図8】この発明を説明するための概念図である。
【図9】この発明を説明するための図である。
【符号の説明】
31A 内挿カウンタ 35A デコーダ 40A 再生同期信号検出回路 49 カウンタ GTOP 異常時信号 MASK ウィンドウ信号 MKDSY 検出同期信号 NSYNC 内挿同期信号 SYNC 再生同期信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生された同期信号が入力信号として供給
    され、ウィンドウ信号がゲート制御信号として供給され
    るゲート回路と、 このゲート回路の出力信号と同期するように構成され、
    再生信号から形成されたクロック信号を計数するカウン
    タと、 このカウンタの出力信号が供給されて、上記ウィンドウ
    信号と内挿同期信号とを発生するデコーダと、 上記再生された同期信号が誤りであることを検出する誤
    り検出回路と、 上記誤り検出回路により上記再生された同期信号が誤り
    であることが検出された際に、上記再生された同期信号
    を出力する出力回路とを備える同期信号の保護回路。
  2. 【請求項2】上記誤り検出回路により上記再生された同
    期信号が誤りであることが検出された際に、上記誤り検
    出回路での誤り検出符号による検出結果のフラグを強制
    的に誤り有りの状態にすることを特徴とする請求項1に
    記載の同期信号の保護回路。
JP24198894A 1994-09-09 1994-09-09 同期信号の保護回路 Pending JPH0883471A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096491A1 (en) * 1999-10-26 2001-05-02 Iomega Corporation Synchronization recovery technique for storage media

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096491A1 (en) * 1999-10-26 2001-05-02 Iomega Corporation Synchronization recovery technique for storage media

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Effective date: 20040407

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