JPH0883430A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH0883430A
JPH0883430A JP21740894A JP21740894A JPH0883430A JP H0883430 A JPH0883430 A JP H0883430A JP 21740894 A JP21740894 A JP 21740894A JP 21740894 A JP21740894 A JP 21740894A JP H0883430 A JPH0883430 A JP H0883430A
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JP
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servo
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cpu
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JP21740894A
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Nobuyuki Tonegawa
信行 利根川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報記録再生装置で、外乱条件や、サーボ処
理条件に従って、最適処理時間で、信頼性の高いデータ
を採受することを目的とする。 【構成】 上位装置からの指令により、情報の記録/再
生を行なう情報記録再生装置において、光スポットを目
的のトラックに配置させる配置手段23〜25と、デー
タの記録/再生を行なう処理手段26、27と、配置手
段と処理手段のプログラムデータを時分割的に選択する
選択手段8により全ての制御を行なうCPU5とを有
し、配置手段の処理モードにより記録再生装置2の制御
処理内容を切り替える切替手段を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ等
の上位装置からの指令により、情報の記録あるいは再生
をする情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】近年、再生専用のディスクタイプから追記
型、録再型ディスクの活用も進んできている。ここに、
システム的な情報記録再生装置の内、ホストコンピュー
タの情報を光学的に記録再生する光磁気ディスクドライ
ブ装置の一例を図11に示して説明する。
【0003】図において、1はホストコンピュータで、
2は光磁気ディスクドライブ装置、3はホストコンピュ
ータ1とコンピュータ業界での記憶装置とのインターフ
ェイス上の規格の一種であるSCSIインターフェイス
回路により接続されているSPC(SCSI Protocol
Controller)である。このインターフェイス回路を通
して、ホストコンピュータからのリード/ライトコマン
ド、及びこの命令に対する返答が相互に実行される。
【0004】また、ドライブCPU30はホストコンピ
ュータ1からのコマンドを解釈したSPC3からのデー
タを変復調回路4のデータ転送等のシステム制御や、サ
ーボCPU31に目的トラックへ光ビームを移動させて
サーボ制御処理を行わせる命令や、その結果を受け取る
ことを行なうCPUである。
【0005】そして、ホストコンピュータ1からデータ
の記録命令が送られると、ドライブCPU30はホスト
コンピュータ1からの論理アドレスを光ディスクの物理
アドレスに変換する計算を実行する。
【0006】ROMI6は、ドライブCPU30がシス
テム制御等のために用いるマイクロコードや計算データ
が記録されていて、この記録データに従ってドライブC
PU30は、光磁気ディスクドライブ装置全体を制御す
る。RAMI7はホストコンピュータ1のデータなどの
ドライブCPU30のデータを記憶しているRAMであ
る。
【0007】サーボCPU31は光ビームを目的のトラ
ックに正しく位置するように制御するCPUであり、R
OMII9に記憶されているマイクロコードや計算データ
に従って動作する。
【0008】RAMII10には、光センサ27の光量デ
ータが記憶されていて、光スポットを目的のトラックに
配置するための演算に利用される。
【0009】変復調回路4はホストコンピュータ1の記
録データを光磁気ディスクへ実際に記憶するピットパタ
ーンへのデータ変換、あるいは逆にディスク上のピット
パターンからホストコンピュータ1へ伝送するデータへ
のデータ変換を行なう回路である。
【0010】光ディスクに記録するピットパターンデー
タは、変復調回路4からレーザドライバ回路18へ入力
され、D/A変換器13からの信号と加えられて合成さ
れ、増幅された後に、半導体レーザ26を変調点灯し、
光ディスクに記録ピットとして記録される。
【0011】光ディスク上のデータをリードする場合、
半導体レーザ26から発光されるレーザパワーは、記録
時より弱いレーザ光線として光ディスクに当たり、光デ
ィスク上のピットにより反射光が変調され、光センサ2
7により電気信号へと光電変換が行われる。
【0012】再生されたアナログ信号は、2値化PLL
回路14によりデジタル信号に2値化され、ピットパタ
ーンデータとなり、変復調回路4へ入力される。
【0013】レーザパワー検出器15は半導体レーザ2
6よりのレーザ光が適切なレーザパワーであるかどうか
を検出する回路であり、A/D変換器12によりデジタ
ル信号に変換され、サーボCPU31に入力される。
【0014】サーボCPU31では、この値が適切であ
るかどうかを判断し、デジタル信号として適切な値をD
/A変換器13を通して、レーザドライバ18へセット
する。
【0015】半導体レーザ26からのレーザ光は対物レ
ンズを含む光学系レンズにより、光ディスクの溝にスポ
ット状に集光されて照射される。その反射光は光センサ
ー27に入射され、光電変換された後に、トラッキング
エラー検出器16により光スポットが光ディスクの溝に
対するずれを示すトラッキングエラー信号へ、またフォ
ーカスエラー検出器17により光スポットのピントずれ
を示すフォーカスエラー信号へとそれぞれ変換される。
【0016】トラッキングエラー信号及びフォーカスエ
ラー信号は、A/D変換器12によりデジタル信号とし
てクロックジェネレータ11のサンプリングクロック周
期毎に変換される。
【0017】サーボCPU31では、クロックジェネレ
ータ11のサンプリングクロック周期毎に割り込み処理
がかかり、トラッキングエラー信号とフォーカスエラー
信号を読み込み、光スポットのトラッキング制御及びフ
ォーカス制御を行ない、D/A変換器13でアナログ信
号として出力する。
【0018】アナログ信号に変換された信号はトラッキ
ングドライバ19及びフォーカスドライバ20、リニア
モータドライバ21で増幅された後に、それぞれトラッ
キングコイル25やフォーカスコイル24、リニアモー
タコイル23に電流を流し、光スポットを正確にディス
クトラックの要求される位置に制御する。
【0019】スピンドルモータ22は円盤状光ディスク
を回転させるモータであり、ドライブCPU30により
回転又は停止制御され、回転異常が生じればその以上を
ドライバCPU30に通知する。また、回転位置を示す
FG信号はサーボCPU31により読み込まれ、光スポ
ットをディスク一回転につき一回ジャンプするウェイト
ジャンプタイミング作成に利用される。
【0020】ホストコンピュータ1よりリード/ライト
命令が来ると、ドライブCPU30はその命令を解釈し
て、サーボCPU31に光スポットが光ディスク上の目
的トラックに移動するように指令する。
【0021】サーボCPU31は光スポットを移動させ
た後に、ドライブCPU30に目的トラックにたどり着
いたことを知らせ、ドライブCPU30はデータのリー
ド/ライトを実行した後に、ホストコンピュータ1にS
PC3を介して実行結果を通知する。このように、光デ
ィスクを記録媒体として使用する場合にデータのリード
/ライト処理が行われている。
【0022】この構成では、サーボCPU31をタイミ
ング的に起動するクロックジェネレータ11からの信号
は、外乱等によっても目的トラックから光スポットを外
さないようにするため、最悪の状態を想定して、起動パ
ルスが一定値に固定されている。
【0023】このため、サーボCPU31の処理は、通
常状態でも大変負担の大きな重要な処理となっているの
でさらに負担が増えれば、ドライブCPU30への通知
が遅れ、結果的にホストコンピュータ1のアクセスが遅
れてしまう原因となってしまう。
【0024】この点での技術として、欧州特許EP03
08070号公報では、サーボ処理を軽くするために、
ドライブCPUより、サーボCPUがシーク命令を受け
取った時に、サーボCPUを起動するクロックジェネレ
ータからの2つのインターラプト信号のうち1つを無視
し、サーボCPUの処理を楽にすることが提案されてい
る。
【0025】上述のように、こような構成では、ドライ
ブCPUとサーボCPUのRAMは別々の構成となって
いるため、ドライブCPUからサーボCPUの状態を知
るためには、ドライブCPUからサーボCPU付属のR
AMを直接参照することはできない。
【0026】このため、ドライブCPUはサーボCPU
にRAMの値を知るための命令を出し、サーボCPU経
由で情報を知ることになる。
【0027】このために、さらに通信時間が増え、高速
処理の要請に対応できない問題が生じている。同様に、
サーボCPUからドライブCPUの状態を知るためにも
通信時間が増えてしまううという同様の問題が発生し、
結果的に、ホストコンピュータのアクセススピードが低
下してしまっていた。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年のコンピュ
ータの性能の向上はめざましく、情報記録再生装置の高
速化や、低コスト化が求められている。特に、上述の例
においては、集中制御装置がドライブCPUとサーボC
PUの2つで構成されているために高価であり、さらに
ドライブCPUとサーボCPUとの2つのCPU間での
相互通信が頻繁に行われ、送受信の通信時間がかかって
高速アクセスができにくかった。
【0029】従って、本発明に係る第1の目的は、光デ
ィスクの目的のトラックを探索するシーク時だけでな
く、装置のドライブのモード(データリード状態/デー
タライト状態/ウェイト状態等)により、サーボ処理、
サーボエラー処理、サーボ起動時間を可変とすること
で、上位装置のデータのリードライトを高速にできる安
価な情報記録再生装置を提供することである。
【0030】また、本発明の第2の目的は、光ディスク
媒体の偏心等の外乱量に応じてサーボ処理、サーボエラ
ー処理、サーボ起動時間を可変とすることで、上位装置
のデータのリード/ライトを高速に処理できる、安価な
情報記録再生装置を提供することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、情報を記録又は再生する情報記録再生
装置において、装置の現在のモード(データリード状態
/データライト状態/ウエイト状態等)情報を高速に知
ることで、そのモード情報に応じてサーボ処理、サーボ
エラー処理、サーボ起動時間を可変することを特徴とす
る。
【0032】具体的には、上位装置からの指令により、
情報の記録/再生を行なう情報記録再生装置において、
少なくとも上位装置からの指令を処理する処理手段と、
光スポットを目的のトラックに配置させる配置手段と、
この処理手段と配置手段とのデータを時分割的に選択す
る選択手段により全ての制御を行なうCPUとを有し、
配置手段の処理モードにより記録再生装置の制御処理内
容を切り替える切替手段を備えることを特徴とする。
【0033】また、処理手段は、ホストコンピュータ等
の上位装置からの指令を制御し、且つ光センサからの光
量により目的トラックへ光スポットを移動させるように
動作することを特徴とする。
【0034】さらに、上記CPUは、光センサからの光
量により目的トラックへ光スポットを移動させるための
ドライブ制御手段をコントロールするデータを記憶して
いる第1のROMと、光センサからのデータを演算する
ためのデータを記憶している第1のRAMと、上位装置
からの指令を制御するドライブ制御手段をコントロール
する第2のROMと、上位装置からの記録再生データを
演算、転送するための処理データや現在のモード情報デ
ータを記憶している第2のRAMとのデータを取り扱う
ことを特徴とする。
【0035】加えて、上記ドライブ制御手段は、上記第
1のROMと、第1のRAM、第2のROM、第2のR
AMを時分割に選択する選択回路を含み、それらの記憶
されているデータを演算、転送することを特徴とする。
【0036】また、上記ドライブ制御手段は、モード情
報により、サーボ処理、サーボエラー処理及びサーボ起
動時間を変化させることを特徴とする。
【0037】次に、本発明の第2の目的を達成するため
に、情報記録媒体の偏心等の外乱量に応じて、サーボ処
理、サーボエラー処理及びサーボ起動時間を変化させる
ことを特徴とする。
【0038】このため、上位装置からの命令により、情
報の記録/再生を行なう情報記録再生装置において、少
なくとも前記上位装置からの指令コマンドを処理する処
理手段と、光スポットを目的のトラックに位置させる位
置手段と、前記処理手段と位置手段とのデータを時分割
的に選択する選択手段により全ての制御を行なうCPU
とを有し、前記光スポットに加わる外乱量を計測する計
測手段と、記録再生装置の制御処理内容を切り替える切
替手段とを具備することを特徴とする。
【0039】また、ドライブ制御手段を含む処理手段
は、ホストコンピュータ等の上位装置からの指令を制御
し、且つ光センサからの光量により目的トラックへレー
ザスポットを移動させるように動作することを特徴とす
る。
【0040】さらに、上記CPUは、光センサからの光
量により目的トラックへ光スポットを移動させるための
ドライブ制御手段をコントロールするデータを記憶して
いる第1のROMと、光センサからのデータを演算する
ためのデータを記憶している第1のRAMと、上位装置
からの指令を制御するドライブ制御手段をコントロール
する第2のROMと、上位装置からの記録再生データを
演算、転送するための処理データや現在のモード情報デ
ータを記憶している第2のRAMとのデータを取り扱う
ことを特徴とする。
【0041】加えて、このドライブ制御手段は、上記第
1のROMと、第1のRAM、第2のROM、第2のR
AMを時分割に選択する選択回路を含み、それらの記憶
されているデータを演算、転送することを特徴とする。
【0042】また、ドライブ制御手段は、光センサから
の光量変化から外乱量を測定し、その外乱量に応じて、
サーボ処理、サーボエラー処理及びサーボ起動時間を変
化させることを特徴とする。
【0043】
【作用】この発明の構成は、情報記録再生装置が、少な
くとも上位装置からのコマンドを処理する処理手段と、
光スポットを目的のトラックに配置させる配置手段と、
処理手段と配置手段とのデータを時分割的に選択する選
択手段により全ての制御を行なうCPUとを有し、上記
配置手段の処理モードに従って記録再生装置の制御処理
内容を切り替えるように作用する。
【0044】また、本発明によれば、情報記録再生装置
は、少なくとも上位装置からのコマンドを処理する処理
手段と、光スポットを目的のトラックに位置させる位置
手段と、処理手段と位置手段とのデータを時分割的に選
択する選択手段により全ての制御を行なうCPUとを有
し、光スポットに加わる外乱量を計測し、その結果に従
って、記録再生装置の制御処理内容を切り替えるように
作用する。
【0045】
【実施例】
[実施例1]以下、本発明の実施例1について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。図1に本発明による情報再
生装置のブロック図を示し、図11と概念的に同一機能
を有する部分には同一符号を用い、説明を簡略化してい
る。
【0046】図1において、ホストコンピュータ1と光
ディスクドライブ装置2とは、SCSIインターフェイ
スにより接続されている。
【0047】SPC3は、光ディスクドライブ装置2の
内部に配置され、ホストコンピュータ1からのリード/
ライトコマンド、及びその命令に対する返答等のデータ
の送受を行なうSCSIインターフェイス回路である。
【0048】CPU5はホストコンピュータ1からのコ
マンドを解釈し、SPC3からのデータを変復調回路4
へ転送することや、目的トラックへ光スポットを正確に
追従(トラッキング)させたり、光スポットの焦点を合
わせ(フォーカシング)たり、あるいは目的トラックへ
光スポットを移動(シーク)させることを制御するドラ
イブ全体の制御回路である。
【0049】ROMII9はCPU5にトラッキング、フ
ォーカシング、シーク等をさせるためのサーボマイクロ
コードや計算データを記録しているROMである。
【0050】RAMII10は光スポットをトラッキン
グ、フォーカシング、シークさせるための例えば検知デ
ータを演算の供にするためのサーボ用RAMである。
【0051】ROMI6はCPU5とSPC3とのデー
タ転送、変復調回路4とのデータ転送、あるいはホスト
コンピュータ1からのコマンドにより、サーボ処理の切
替を実行するマイクロコードや計算データが記録されて
いるROMである。
【0052】RAMI7は、サーボの状態を示すデータ
やホストコンピュータからのコマンド情報が記録されて
いるRAMであり。
【0053】ここで、CPU5、選択回路8、ROMII
9及びRAMII10は同一半導体チップ上に構成されて
いるため、RAMI7とROMI6よりも高速アクセス
動作が可能である。
【0054】図2はCPU5がアクセスするアドレスマ
ップである。
【0055】ROMII9は0000000番地から000FFFF番地
まで、RAMI7は1000000番地から107FFFF番地まで、
4000000番地から4017FFF番地はSPC3、変復調回路
4、クロックジェネレータ11、A/D変換器12、D
/A変換器13、I/Oポート(図示せず)等の動作シ
ーケンス等が割り当てられている。
【0056】また、9000000番地から901FFFF番地までは
ROMI6の、FFFE000番地からFFFFFFF番地まではRA
MII10のアドレスである。
【0057】選択回路8は、クロックジェネレータ11
からのサーボインタラプト信号により、CPU5がサー
ボ処理を選択するか、サーボインタラプト終了後に、S
PC3、変調回路4とのデータ転送等のシステム処理を
選択するのであるかを切り替える回路であり、サーボ処
理、システム処理を時分割的に選択する。
【0058】光センサ27から検出された電気信号はレ
ーザパワー検出器15によりレーザパワーの値を示す信
号に変換される。
【0059】また、光センサ27からの信号は、トラッ
キングエラー検出器16により、光スポットのトラック
方向のずれを示す信号として変換され、フォーカスエラ
ー検出器17により光スポットの焦点ずれを示す信号と
して変換される。
【0060】これらの信号はA/D変換器12によりデ
ジタル信号に変換された後に、CPU5に読み込まれ
る。
【0061】クロックジェネレータ11は、例えば50
kHz、40kHz、30kHzのクロックパルスを発生するこ
とができる回路であり、このクロックパルスの周波数は
CPU5によって設定される。
【0062】また、このクロックパルスの立ち下がりタ
イミングにて、CPU5に定期的に割り込みをかける。
この割り込み信号により、選択回路8はROMII9のサ
ーボプログラムをCPU5が実行するように切り替え、
CPU5は光スポットを目標トラックに位置づけるサー
ボ処理を実行する。サーボ処理終了後、選択回路8はR
OMI6のシステムプログラムが動作するように、CP
U5を切り替えることにより、CPU5は割り込み前の
プログラムを引き続き実行する。
【0063】また、このクロックパルスはA/D変換器
12にも入力され、サンプリングクロックとしてA/D
変換を開始するパルスとなる。
【0064】そして、この周波数が高いほど、即ち例え
ばサンプリングポイントが多いほど、サーボ処理時間の
割合が増え、サーボ処理性能は高くなるが、ホストコン
ピュータ1とのデータ転送等のシステム処理は、時間が
長くなる。逆の場合、システム処理時間は、短いが、サ
ーボ性能が落ちてしまう。
【0065】ここで、ホストコンピュータ1よりデータ
リード命令が送られると、CPU5はRAMII10のモ
ード状態を示すアドレスにシーク中であることをセット
し、クロックジェネレータ11を30kHzにセットす
る。
【0066】その後、CPU5は、シーク動作中にはト
ラッキングコイル25、リニアモータコイル23に電流
を流し、ジャンプトラック数を演算したりして、光スポ
ットを目的トラックまでたどり着ける。目的トラック到
着後、CPU5はRAMII10のモード状態を示すアド
レスにデータリード中であることを記録し、クロックジ
ェネレータ11を40kHzにセットする。、トラック上
に記録されているピットにより変調された反射光は光セ
ンサ27より電気信号として再生される。
【0067】再生された再生信号は、2値化PLL回路
14によりデジタル信号となり、変復調回路4でホスト
コンピュータ形式のデータとして変換され、その際誤っ
たデータは正確なデータに修正される。
【0068】光ディスクからのデータを読み出すリード
終了後、モード状態を示すアドレスにウェイト中である
ことを記録して、クロックジェネレータ11を30kHz
にセットし、ウェイト動作が実行される。
【0069】図3は、CPU5が実行する、シーク中の
フォーカス演算処理、リード・ウェイト中のフォーカス
演算処理、トラッキング演算処理に用いられる、いわゆ
る2次フィルター演算の回路図である。ここで、1、
3、6は1クロック分の遅延器であり、2、4、7は係
数器であり、5は和算器で、8は増幅器である。
【0070】これは、フォーカスエラー検出17とトラ
ッキングエラー検出器とからA/D変換器12のデータ
を時分割的に取り込んだCPU5は、現在のデータD1
に、前回のデータにa1を積算した値D2と、前々回の
データにa2を積算した値D3を加算する。
【0071】このデータD4に、前回のこのデータD4
にb1を積算したデータD5を加算し、この加算したデ
ータにG(ゲイン)を積算したデータD6をD/A変換
器を13に出力する。この演算により、例えばトラッキ
ングサーボループを構成している場合には、トラッキン
グエラー信号レベルから所定の位相誤差に応じたフィル
タ演算をこの回路図(図3)に従って行ない、この出力
をトラッキングドライバ19にて増幅し、トラッキング
コイル25を駆動する。そうして、光ディスク上の光ス
ポットをディスク面と平行方向でトラックずれが最小と
なるように制御するものである。
【0072】図5はフォーカス誤差信号、トラッキング
誤差信号が基準レベルより許容される範囲を示す。基準
電圧に対して、フォーカス誤差信号及びトラッキング誤
差信号が±Aの範囲であれば、モード状態がイレース、
ライト時の許容範囲であり、±Bの範囲であれば、モー
ド状態がリード、ウェイト、シーク時の許容範囲である
ことを示している。
【0073】図6は、モードがシーク中の場合における
各検知判断のフローチャートを示し、フォーカスエラー
検知、リード、ウェイト中のフォーカス検知、トラッキ
ングエラー検知のフローチャートである。
【0074】このフローチャートはシーク中、リード、
ウェイト中のサーボサンプリングクロック毎に起動さ
れ、サンプリング回数I、トラッキング誤差信号及びフ
ォーカス誤差信号が基準電圧を越えた回数ERRには、
初期値として0が代入されている(S1)。
【0075】最初に、ERRが3以上か否かがチェック
され(S2)、その後Iの値が7と比較される(S
3)。Iの値が7でないならば、Iに1を加算されて
(S8)、終了する(S12)。Iの値が7の場合は、
Iがクリアーされて0に設定されて(S4)、誤差信号
が基準電圧±Bの範囲に入っているかをチェックする
(S5)。このように、エラーチェックはサンプリング
クロック8回に1回チェックされる。
【0076】誤差信号が基準電圧±Bの範囲を越えた場
合、ERRの値に1が加算されて(S7)、終了する。
【0077】この基準電圧±Bの範囲を越えない場合、
ERRの値が設定されていても、クリアーされ(S
6)、ノイズや媒体のわずかな傷、ごみ等によって、誤
差信号が一時的に振られてもエラーと通知しない。
【0078】ERRの値が3以上の値になった場合、こ
れはエラーを検出してからサンプルクロックが24回以
上を意味するが、変復調回路4、ホストコンピュータに
エラーの発生を通知し(S9)、データ再生を停止し
(S10)、ERRの値を0に設定して(S11)、終
わる。
【0079】このフローチャートでは、サンプリングク
ロックの24クロック内に、誤差信号が3回以上になっ
たら、上位装置にエラーを通知し、光ディスクドライブ
装置を停止することを示したが、これらの数字は例示で
あり、多くても少なくても良く、CPU3の負担の度合
いで、変更できる。
【0080】次に、ホストコンピュータ1よりデータを
記録する命令が送られてくると、CPU5はRAMII1
0のモードを示すアドレスにシーク中であることをセッ
トし、クロックジェネレータ11を30kHzにセットす
る。
【0081】トラッキングコイル23に電流を流し、光
スポットを目的のトラックまで移動させ、目的のトラッ
クにたどりついたことを変復調回路4により知る。
【0082】その後、モードを示すアドレスにイレース
中であることをセットし、クロックジェネレータ11を
50kHzにセットする。
【0083】D/A変換器13にイレースパワーでレー
ザを点灯するようにデータをセットし、すでに記録され
ているデータを消去する。
【0084】消去が終了した後に、モードを示すアドレ
スにライト中であることを記録し、クロックジェネレー
タ11を、50kHzにセットする。
【0085】ホストコンピュータ1より送られてきた記
録データはCPU5を経て、変復調回路4へ転送され、
光ディスクへの記録用ピットデータに変換される。
【0086】CPU5は、D/A変換器13にレーザラ
イトパワーになるように設定する。D/A変換器13か
らのライトパワー信号は、変復調回路4の記録用ピット
データとともに、レーザドライバ18に入力されて合成
され、増幅されて半導体レーザ26により照射用レーザ
ビームの光学データとなり、光ディスクに照射されて記
録ピットとして記録される。
【0087】記録が終了すると、CPU5はホストコン
ピュータに記録が終了したことを通知し、レーザパワー
をリードパワーに減少し、RAMII10のモードを示す
アドレスにウェイト中であることを記録し、クロックジ
ェネレータ11を30kHzにセットする。
【0088】ホストコンピュータ1より次の命令がくる
まで、光スポットはディスク一回転につき一回トラック
ジャンプして同一トラック上に位置する点に維持されて
ウェイト状態となる。
【0089】図4はイレース、ライト中のCPU5にて
行われる、フォーカス演算処理、トラッキング演算処理
の3次フィルタ演算である。図3と同様に、A/D変換
器12からのデータを入力として、この出力はD/A変
換器13に出力される。定数Gはサーボループのゲイン
を示し、図3のゲインGより大きな値に設定する。ま
た、9は遅延器、10は係数器である。
【0090】図3におけるシーク、リード、ウェイト中
に行われる2次フィルタ演算より、さらに一回前のデー
タでトータル3回前のデータにa3を積算し(D7)、
それを和算器5で加算しているため、細かい制御が可能
である。
【0091】しかしながら、2次フィルタより積和演算
の回数が多いため、演算時間がかかり、結果的にホスト
コンピュータ1とのデータ転送などのシステム処理の時
間が長くなる。そのため、シーク、リード、ウェイト中
は図3の回路演算で、イレース、ライト中は図4の回路
演算で行なう。
【0092】従って、リード中は、時間を重視し、ライ
ト中は制御精度を重視した構成となっている。また、図
5のイレース、ライト時の許容できる範囲は、基準電圧
±A(A<B)であり、リード、ウェイト、シーリ時の
許容範囲より狭くなっている。
【0093】図7はイレース、ライト中のCPU5が実
行するフォーカス検知、トラッキング検知、エラー検知
について判断するプログラムのフローチャートである。
このフローチャートは、イレース、ライト中のサーボサ
ンプルクロック毎に起動され、各誤差信号が基準電圧を
越える回数ERRには初期値として0が代入されている
(S21)。
【0094】最初に、ERRが5以上か否かがチェック
され(S22)、その後、誤差信号が基準電圧±Aの範
囲内に入っているかチェックされる(S23)。図6に
おけるリード、ウェイト、シーリ中の場合では、サーボ
サンプルクロック8回に1回の割合で誤差信号が基準電
圧を越えたか否かを判断したが、イレース、ライト中の
場合はサーボサンプルクロック毎に毎回チェックを行な
う。
【0095】誤差信号が基準範囲を越えた場合は、ER
Rに1を加算され(S25)、基準範囲内であれば、E
RRの値が設定されていてもクリアされる(S24)。
【0096】ERRの値が連続的に加算され、5以上の
値に設定された場合(これはエラーを検出した後、サー
ボサンプルクロックが5回以上の場合も含む)、変復調
回路4を通してホストコンピュータ1にエラーが発生し
たことを通知し、光ディスクドライバ装置2の記録、再
生機能を停止する。
【0097】図6におけるリード、ウェイト、シーク中
の場合でサンプルクロックの24回でエラーとして通知
したが、イレース、ライト中の場合では、このフローチ
ャートで示すように、正確にデータを記録するために、
及び隣接トラックのデータを消さないために、短い時間
でエラーとして判断する。
【0098】[実施例2]以下、本発明の実施例2につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図8に本発明
による情報再生装置のブロック図を示し、図1と概念的
に同一機能を有する部分には同一符号を用い、説明を簡
略化している。
【0099】図8において、ホストコンピュータ1と光
ディスクドライブ装置2は、SCSIインターフェイス
により接続されている。
【0100】SPC3はホストコンピュータ1からのリ
ード/ライトコマンド、及びその返答を行なうSCSI
インターフェイス回路である。
【0101】CPU5は、ホストコンピュータ1からの
コマンドを解釈し、SPC3からのデータを変復調回路
4へ転送することや、目的トラックへ光スポットを正確
に追従(トラッキング)させたり、光スポットの焦点を
合わせ(フォーカシング)たり、あるいは目的トラック
へ光スポットを移動(シーク)させることを制御する集
中制御装置てある。
【0102】ROMII9はCPU5にトラッキング、フ
ォーカシング、シーク等をさせるためのサーボ処理用の
マイクロコードや計算データを記録しているROMであ
る。
【0103】RAMII10は光スポットをトラッキン
グ、フォーカシング、シークさせるための例えば検知デ
ータを演算の供にするためのサーボ用RAMである。
【0104】ROMI6はCPU5とSPC3とのデー
タ転送、変復調回路4とのデータ転送、あるいはホスト
コンピュータ1からのコマンドにより、サーボ処理の切
替を実行するためのマイクロコードや計算データが記録
されているROMである。
【0105】RAMI7は、サーボの状態を示すデータ
やホストコンピュータからのコマンド情報が記録されて
いるRAMである。
【0106】キャッシュ回路28は、ROMI6、RO
MII9、RAMI7、RAMII10のデータをまとめて
読み書き実行し、読み込んだアドレスをCPU5がアク
セスするときは、キャッシュ内部のデータをアクセスす
ることにより高速に処理できる回路である。
【0107】ここで、CPU5と選択回路8とキャッシ
ュ回路28、RAMI7とRAMII10、さらにROM
I6とROMII9はそれぞれ同一半導体チップ上に構成
されているが、キャッシュ回路28により高速にアクセ
ス動作が可能である。
【0108】図9はCPU5がアクセスするアドレスマ
ップである。
【0109】まず、1000000番地から1080000番地にはR
AMI7とRAMII10が割り付けられている。400000
0番地から4018000番地にはクロックジェネレータ11、
A/D変換器12、D/A変換器13、I/Oポート
(図示せず)、SPC3、変復調回路4等の動作シーケ
ンス等が割り当てられている。
【0110】また、9000000番地から9020000番地までは
ROMI6とROMII9のROMが割り振られている。
このアドレスマップに見るように、RAMとROMとは
それぞれ2つに分ける必要もなく、そのアドレスを混在
して使用してもよいものである。
【0111】選択回路8は、クロックジェネレータ11
からのサーボインタラプト信号により、CPU5がサー
ボ処理を選択するか、サーボインタラプト終了後にSP
C3、変調回路4とのデータ転送等のシステム処理を選
択するのであるかを切り替える回路であり、サーボ処
理、システム処理を時分割的に選択する。
【0112】光センサ27から検出された電気信号は、
レーザパワー検出器15によりレーザパワーの値を示す
信号に変換され、半導体レーザ26のレーザパワーが十
分発光されているか否かの監視を行なう。
【0113】また、光センサ27からの信号は、トラッ
キングエラー検出器16により、光スポットのトラック
方向のずれを示す信号として変換され、フォーカスエラ
ー検出器17により光スポットの焦点ずれを示す信号と
して変換される。
【0114】これらの信号はA/D変換器12によりデ
ジタル信号に変換された後に、CPU5に読み込まれ
る。
【0115】クロックジェネレータ11は、例えば50
kHz、40kHz、30kHzのクロックパルスを発生するこ
とができる回路であり、このクロックパルスの周波数は
CPU5によって設定される。
【0116】また、このクロックパルスの立ち下がりタ
イミングにて、CPU5に定期的に割り込みをかける。
この割り込み信号により、選択回路8はROMII9のサ
ーボプログラムをCPU5が実行するように切り替え、
CPU5は光スポットを目標トラックに位置づけるサー
ボ処理を実行する。サーボ処理終了後、選択回路8はR
OMI6のシステムプログラムが動作するように、CP
U5を切り替えることにより、CPU5は割り込み前の
プログラムを引き続き実行する。
【0117】また、このクロックパルスはA/D変換器
12にも入力され、サンプリングクロックとしてA/D
変換を開始するパルスとなる。
【0118】そして、このクロックジェネレータ11の
発振周波数が高いほど、即ち例えばサンプリング周波数
が多いほど、サーボ処理回数が増加してサーボ処理時間
の割合が増え、サーボ処理性能は高くなるが、ホストコ
ンピュータ1とのデータ転送等のシステム処理は、時間
が長くなる。この逆に発振周波数が低いほど、システム
処理時間は短いが、サーボ制御処理の性能が落ちてしま
う。
【0119】通常、データを記録するディスクのゴミ、
傷の量や、ディスクの偏心量、光ディスクドライブ装置
の設置場所の振動量等は、サーボ制御処理において、外
乱として扱われる。この外乱量は、トラッキングエラー
検出器16やフォーカスエラー検出器17によって検出
される。
【0120】そして、ディスクがローディングされ、サ
ーボ制御処理が起動したならば、この外乱量を測定し、
このデータをRAMII10に記録される。
【0121】ここで、外乱量が少ない場合、クロックジ
ェネレータ11を30kHz にセットし、約33μSEC毎
にエラーを検出する。外乱量がある程度あれば40kHz
にセットし、外乱量が多い場合は頻繁に検出するように
50kHz にセットして、20μSEC毎にエラーを検出す
る。
【0122】また、外乱量が少ない場合、サーボフィル
タ演算を図3の2次フィルタ演算を行ない、逆に外乱量
が多い場合は、図4の3次フィルタ演算を行って、精度
を上げる。この場合、図3、図4のゲイン定数Gは、サ
ーボループのゲインを示し、外乱量が多い場合、この定
数Gを大きくし、ゲインを高めに設定する。こうして、
エラー検出感度を高めて、より正確な精度の高い記録ピ
ットを形成し、又は正確な記録ピットのデータ読み出し
を行なう。
【0123】そして、エラー検知のレベルは、図10の
ように、外乱が少ない場合、基準電圧に対する許容範囲
を±Bの広い許容範囲とし、外乱量が多い場合、基準電
圧に対する許容範囲を±Aの狭い範囲としてエラー頻度
を検出する。
【0124】そうして、外乱が少ない場合、クロックジ
ェネレータ11によって起動されるエラーチェックのプ
ログラムは、図6のプログラムが適用され、クロックの
24回毎に動作を停止するか否かの最終判断を行なう。
【0125】この図6のフローチャートでは、サンプリ
ング回数I、トラッキング誤差信号及びフォーカス誤差
信号が基準電圧を越えた回数ERRには、初期値として
0が代入される(S1)。
【0126】最初に、ERRが3以上か否かがチェック
され(S2)、その後Iの値が7と比較される(S
3)。Iの値が7でないならば、Iに1を加算されて
(S8)、終了する(S12)。Iの値が7の場合は、
Iがクリアーされて0に設定されて(S4)、誤差信号
が基準電圧±Bの範囲に入っているかをチェックする
(S5)。このように、エラーチェックはサンプリング
クロック8回に1回チェックされる。
【0127】誤差信号が基準電圧±Bの範囲を越えた場
合、ERRの値に1が加算されて(S7)、終了する。
【0128】この基準電圧±Bの範囲を越えない場合、
ERRの値が設定されていても、クリアーされ(S
6)、ノイズや媒体のわずかな傷、ごみ等による記録再
生に影響のないレベルの外乱は無視される。
【0129】ERRの値が3以上の値になった場合、こ
れはエラーを検出してからサンプルクロックが24回以
上連続して基準範囲外を意味するが、エラーとして判断
し、変復調回路4、ホストコンピュータにエラーの発生
を通知し(S9)、データ再生を停止し(S10)、E
RRの値を0に設定して(S11)、終わる。
【0130】このフローチャートでは、サンプリングク
ロックの24クロック内に、誤差信号が3回以上になっ
たら、上位装置にエラーを通知し、光ディスクドライブ
装置を停止することを示したが、これらの数字は例示で
あり、多くても少なくても良く、CPU3の負担の度合
いで、変更できる。
【0131】一方、外乱量が多い場合は、クロックジェ
ネレータ11の信号により、図7のフローチャートに示
すプログラムが起動される。
【0132】図7において、誤差信号が、基準電圧±A
の範囲内に入っているかのチェック(S23)はクロッ
ク毎に毎回行ない、基準電圧±Aの範囲外の場合ERR
に1が加算される。
【0133】また、ERRの値が連続的に加算され、5
以上の値に設定された場合(これはエラーを検出した
後、サーボサンプルクロックが5回以上の場合も含
む)、変復調回路4を通してホストコンピュータ1にエ
ラーが発生したことを通知し、光ディスクドライバ装置
2の記録、再生機能を停止する。
【0134】ここで、図6の場合、エラーチェックの回
数が、図7の場合より単位時間当たりのチェック回数が
減少視、サーボ精度は落ちるが、その分、ホストコンピ
ュータ1のデータ転送等のシステムプログラムが高速に
動作する。
【0135】この逆に、図7の場合、システムプログラ
ムは低速になるが、サーボ精度は向上する。そして、ホ
ストコンピュータ1にエラーの発生を通知した後、RA
MII10に記録されている外乱データを増加することに
よって、次回からはサーボ精度が向上し、それによって
エラーの発生が減少することが可能である。。
【0136】この場合において、エラーの発生が一定時
間無い場合、RAMII10の外乱データを減少させるこ
とにより、次回からはシステムプログラムが高速に動作
することになる。
【0137】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、配置手段の処理モードにより記録再生装置の制
御処理内容を切り替えることとしたので、記録又は再生
の際信頼性の極めて高いデータを取り扱える。その切り
替えには、サーボ処理フィルタの切り替え、サーボルー
プのゲイン切り替え、サーボ誤差信号の判断回数の切り
替え、又はサーボ処理プログラムの判断時間の切り替え
等が該当し、その取り扱うデータの正確性は勿論、その
取り扱い処理の総時間とデータの信頼性とをバランス良
く最適条件で取り扱える。
【0138】また、ディスクに照射する光スポットに加
わる外乱を計測して、サーボ処理フィルタの切り替え、
サーボループのゲイン切り替え、サーボ誤差信号の判断
回数の切り替え、又はサーボ処理プログラムの判断時間
の切り替え等が行うこととしたので、いかなる環境で光
ディスクドライブ装置が置かれようとも、その取り扱う
記録、再生データは、誤り無く、信頼性の高いデータと
して取得できる。
【0139】さらに、システムコントロール、サーボコ
ントロールを1つのCPUで構成したために、コストダ
ウンとなり、従来サーボCPUが所有していたデータを
即座にシステムCPUが大量に知ることが可能となり、
このデータを利用してシステムの制御を実行することが
可能となり、全体的な所要時間が極めて短くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例に係る構成を表すブロッ
ク図である。
【図2】本発明による一実施例に係るメモリのメモリマ
ップである。
【図3】本発明による一実施例に係る2次フィルタの回
路図である。
【図4】本発明による一実施例に係る3次フィルタの回
路図である。
【図5】本発明による一実施例に係るモード毎の誤差信
号の許容範囲を説明するグラフである。
【図6】本発明による一実施例に係るエラー処理のフロ
ーチャートである。
【図7】本発明による一実施例に係るエラー処理のフロ
ーチャートである。
【図8】本発明による他の実施例に係る構成のブロック
図である。
【図9】本発明による他の実施例に係るメモリのメモリ
マップである。
【図10】本発明による他の実施例に係るモード毎の誤
差信号の許容範囲を説明するグラフである。
【図11】背景技術となる光情報記録再生装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 光ディスクドライブ装置 3 SPC 4 変復調回路 5 CPU 6 ROM 7 RAM 11 クロックジェネレータ 12 A/D変換器 13 D/A変換器 15 レーザパワー検出器 16 トラッキングエラー検出器 17 フォーカスエラー検出器 26 半導体レーザ 27 光センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置からの指令により、情報の記録
    /再生を行なう情報記録再生装置において、 少なくとも前記上位装置からの指令を処理する処理手段
    と、光スポットを目的のトラックに配置させる配置手段
    と、前記処理手段と配置手段とのデータを時分割的に選
    択する選択手段により全ての制御を行なうCPUとを有
    し、前記配置手段の処理モードにより記録再生装置の制
    御処理内容を切り替える切替手段を備えることを特徴と
    する情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上位装置からの指令により、情報の記録
    /再生を行なう情報記録再生装置において、 少なくとも前記上位装置からの指令を処理する処理手段
    と、光スポットを目的のトラックに位置させる位置手段
    と、前記処理手段と位置手段とのデータを時分割的に選
    択する選択手段により全ての制御を行なうCPUとを有
    し、前記光スポットに加わる外乱量を計測する計測手段
    と、記録再生装置の制御処理内容を切り替える切替手段
    を具備することを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段はサーボ処理フィルタを切
    り替えることを特徴とする請求項1乃至2記載の情報記
    録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記切替手段は前記配置手段のサーボゲ
    インを切り替えることを特徴とする請求項1乃至2記載
    の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記切替手段は前記配置手段のサーボ誤
    差信号のレベルが設定レベルを越えたときに、前記上位
    装置へ通知し、記録再生を停止する設定レベルを切り替
    えることことを特徴とする請求項1乃至2記載の情報記
    録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記切替手段は前記配置手段のサーボ誤
    差信号のレベルが設定レベルを設定時間越えたときに、
    前記上位装置へ通知し、記録再生を停止する設定レベル
    を切り替えることを特徴とする請求項1乃至2記載の情
    報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記切替手段は前記配置手段のサーボ処
    理プログラムを設定時間毎に起動する設定時間にて切り
    替えることを特徴とする請求項1乃至2記載の情報記録
    再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の情報記録再生装置におい
    て、前記外乱によりサーボがはずれない場合、前記計測
    手段で計測し又はセットした外乱データを修正すること
    を特徴とする情報記録再生装置。
JP21740894A 1993-12-15 1994-09-12 情報記録再生装置 Pending JPH0883430A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21740894A JPH0883430A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 情報記録再生装置
US08/357,291 US5825729A (en) 1993-12-15 1994-12-13 Information recording and/or reproducing method and apparatus in which a servo process of a light beam is interrupted between input/output control of data at predetermined periods
EP94309310A EP0658889B1 (en) 1993-12-15 1994-12-14 Information recording and reproducing apparatus having processor and information recording and reproducing method
DE69426754T DE69426754T2 (de) 1993-12-15 1994-12-14 Informationsaufzeichnungs- und -wiedergabegerät mit Prozessor, Informationsaufzeichnungs- und -wiedergabeverfahren
US09/039,235 US6147943A (en) 1993-12-15 1998-03-16 Information recording and/or reproducing method and apparatus in which a servo process of a light beam is interrupted between input/output control of data at predetermined periods
US09/039,264 US6049516A (en) 1993-12-15 1998-03-16 Information recording and/or reproducing method and apparatus in which a servo process of a light beam is interrupted between input/output control of data at predetermined periods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21740894A JPH0883430A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 情報記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0883430A true JPH0883430A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16703736

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21740894A Pending JPH0883430A (ja) 1993-12-15 1994-09-12 情報記録再生装置

Country Status (1)

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