JPH0883319A - パターン認識装置 - Google Patents

パターン認識装置

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JPH0883319A
JPH0883319A JP6219818A JP21981894A JPH0883319A JP H0883319 A JPH0883319 A JP H0883319A JP 6219818 A JP6219818 A JP 6219818A JP 21981894 A JP21981894 A JP 21981894A JP H0883319 A JPH0883319 A JP H0883319A
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pattern
dictionary
specific shape
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difference
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JP6219818A
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Toshimi Yokota
登志美 横田
Hiroshi Shojima
正嶋  博
Soshiro Kuzunuki
壮四郎 葛貫
Masaki Miura
雅樹 三浦
Keiko Gunji
圭子 郡司
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】続け書きでしかも変形が生じているパターンを
良好に認識し得るパターン認識装置の提供。 【構成】入力されたパターンを正規化する正規化部4
と、正規化したパターンを折れ線で近似する近似部と、
入力パターンと辞書パターンとを比較する距離算出部か
らなるパターン認識装置において、前記距離算出部内
に、入力パターンと辞書パターンとの折れ線毎の範囲対
応付け部12と、辞書パターンの特定の形状が入力パタ
ーンの対応する位置部分に有るかを評価し、入力パター
ンと辞書パターンとを比較する特定形状差を算出する特
定形状差17を設けた。 【効果】入力パターンの一部分の延び縮みが有っても、
また、形状に乱れや歪みが生じても、精度良く認識する
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字認識や図形認識等
の入力されたパターンに対し認識処理を実行するパター
ン認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パターンの一部が角やループをなしてい
ることを利用してパターン認識を行うと、人の判断に近
い認識結果を得やすい。従来は、特公昭62−15911 号公
報に記載されるように、辞書に(1)どの部分が(2)
どんな形状を成すかを記述しておくか、あるいは、特開
平2−56689号公報に記載されるように、(1)どの画が
(2)どんな形状の連続か、を辞書に記述しておくもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来技術で
は、認識の対象が曲がりの多いひらがなの続け書きのよ
うな場合、前者では、一部分の延び縮みがあると(1)
どの部分、をあらかじめ指定することは難しく、誤認識
が生じてしまうという問題があった。
【0004】また、後者では、形状に乱れや歪みが生じ
ると、(2)どんな形状の、の判定が難しく、誤認識が
生じてしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、入力パターンの一部分に
延び縮みが生じても、また、形状に乱れや歪みが生じて
も、精度良く認識を行い得るパターン認識装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パターンを入
力する入力手段と、パターンを正規化する正規化手段
と、正規化したパターンを折れ線で近似する近似手段
と、あらかじめ折れ線で近似した辞書パターンを保持す
る辞書と、折れ線で近似した入力パターンと辞書パター
ンとを比較する距離算出手段と、辞書パターンを入力パ
ターンとの距離値からソートする距離ソート手段からな
るパターン認識装置に於て、上記距離算出手段は、入力
パターンと辞書パターンとの折れ線毎の範囲対応付け手
段と、辞書パターンの特定の形状が入力パターンの対応
する位置部分に有るかを評価し、入力パターンと辞書パ
ターンとを比較する特定形状差を算出する特定形状差算
出手段を持つ。
【0007】
【作用】本発明によれば、入力手段により入力したパタ
ーンを、正規化手段によりパターンを正規化し、これを
近似手段によりパターンを折れ線で近似する。辞書にあ
らかじめ折れ線で近似した辞書パターンを保持する。距
離算出手段により折れ線で近似した入力パターンと辞書
パターンとを比較し、距離ソート手段から辞書パターン
を入力パターンとの距離値から辞書パターンをソートし
て認識結果を得る。
【0008】上記距離算出手段の一部である、範囲対応
付け手段は入力パターンと辞書パターンとの折れ線毎の
範囲対応付けを行う。また、特定形状差算出手段は、辞
書パターンの特定の形状が入力パターンの対応する位置
部分に有るかを評価し、入力パターンと辞書パターンと
を比較する。すなわち、範囲対応付け手段により一部分
の延び縮みが有ってもこうした変形を吸収でき、また、
特定形状差算出手段により形状に乱れや歪みが生じて
も、こうした変形を吸収できるため、正しいパターン認
識を行うことができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例として、オンライン文字認
識装置を例にとり、そのシステム構成図を図1に示す。
入力一体化デイスプレイ1は、単位時間毎のペンの座標
位置を感知し、ユーザはこれに文字パターンを手書きす
ることでパターンを入力する。認識エンジンコントロー
ラ3は、認識すべき文字パターン1文字分の単位時間毎
のペンの座標位置を正規化部4以下へ出力する。正規化
部4は、文字パターン1文字分の座標位置および大きさ
を正規化する。
【0010】候補撰択近似部5は、正規化した文字パタ
ーンを大まかに近似する。例えば、1画を6点で近似す
る。すなわち、続け書きなど場合によっては元の入力パ
ターンのループ,角,カーブあるいは直線などの形状が
失われてしまってもよいが、その近似パターンで候補を
選ぶことで、候補の上位に正解文字が含まれるような近
似方式を選ぶ。候補撰択用辞書8には、候補撰択近似部
5と同じ近似方式により大まかに近似した候補撰択用パ
ターンを保持しておく。そして、候補撰択部6では、候
補撰択用辞書8のなかから候補撰択用に近似した入力文
字パターンの候補文字を選ぶ。例えば、1画を6点で近
似する方式であれば、画毎の(1)始終点位置座標、
(2)近似点間の推移ベクトル、の差をとり、これの総
和が小さい順に10候補をとると良い。候補撰択近似部
5,候補撰択用辞書8,候補撰択部6は、これ以外で
も、少ない特徴点数,演算量で、候補の上位に正解文字
が含まれるような方式であれば良い。
【0011】詳細近似部11では、元の入力パターンの
ループ,角,カーブあるいは直線などの形状が残る、あ
るいは推測できる程度に詳細に、正規化した文字パター
ンを近似する。例えば、1画を(1)式を満足する最小
のN点で等分割することで近似する。
【0012】 L′≧aL+b …(1) 尚、L′は近似後の長さ、Lは近似前の長さとする。
【0013】これ以外でも、元の入力パターンのルー
プ,角,カーブあるいは直線などの形状が残る、あるい
は推測できる程度に詳細に近似できればよく、十分小さ
いピッチで近似点をとる、十分大きいN点で等分割して
もよい。
【0014】候補撰択/詳細辞書対応情報9には、候補
撰択用辞書8のどのパターンが詳細辞書10のどのパタ
ーンと同じかの情報を保持している。詳細辞書10に
は、候補撰択用辞書8の近似パターンを生成した元のパ
ターンを、詳細近似部11の近似方式で近似したパター
ンを保持している。詳細辞書読み出し部7は、候補撰択
部6により選ばれた候補の詳細辞書パターンを読み出
す。
【0015】候補撰択近似部5,候補撰択部6,詳細辞
書読み出し部7,候補撰択用辞書8,候補撰択/詳細辞
書対応情報9は、高速に認識処理を行うためにあらかじ
め負荷の軽い処理にて候補を絞り込んでおくためのもの
で、処理時間に問題がなければ、無くともよい。
【0016】範囲対応付け部12は、詳細に近似した入
力パターンと辞書パターンとの近似折れ線毎の対応を付
ける。例えば、入力パターンと辞書パターンの推移ベク
トルでのDPマッチングを行う。対応を付けるための特
徴としては、推移ベクトル以外に、近似点の座標位置,
推移ベクトルの方向コード,方向コード差(角度変化),
フーリエ変換結果,画像データを使っても良い。DPマ
ッチングによらずあらゆる対応を総当たりして最も距離
値総和が小さくなる対応を探しても良いが、処理量は増
加する。対応範囲保持部13は、詳細に近似した入力パ
ターンと辞書パターンとの近似折れ線毎の対応を保持す
る。
【0017】画絶対位置差14は、入力パターンと辞書
パターンの各画(ストローク)の位置を比較し、その差
をとる。画の位置は、ストロークの始終点や中点,重心
などの座標値を用いる。画相対位置差15は、パターン
の各画の相対位置関係(端点同志が接する,一方の端点
が他方の端点以外に接する,画同志がクロスする、その
他)を入力パターンと辞書パターンとで比較し、その差
をとる。一般形状差16は、折れ線近似した入力パター
ンと辞書パターンの折れ線毎の差をとる。例えば、推移
ベクトルや、近似点の座標位置,推移ベクトルの方向コ
ード,方向コード差(角度変化),フーリエ変換結果、
等を1つ、あるいは、複数を組み合わせて使う。このと
き、対応範囲保持部13の結果を利用すると認識率を上
げることができる。
【0018】特定形状差17は、本発明の主たる部分で
ある。一般形状差16では、折れ線近似した折れ線毎の
差をとるのに対して、特定形状差17は、複数の折れ線
が成す特定の形状(ループ,角,カーブ,直線など)に
ついての差をとる。すなわち、辞書パターンの特定の形
状が入力パターンの対応する位置部分に有るかを評価
し、特定形状差を算出する。
【0019】距離値総和部18は上記各部による差に重
みをつけて総和をとる。距離ソート部19は距離値によ
り候補文字をソートする。その結果を認識エンジンコン
トローラ3は受けて、第1候補および第2候補以下を表
示するようLCDコントローラ2に指示し、これらを入
力一体化デイスプレイ1上に表示する。
【0020】図2は1画をN点で近似する方式による候
補選択近似部5や詳細近似部11で近似した近似パター
ンの例である。元の入力パターンの1画を、候補選択近
似部5では、N=5で長さを5等分する6点で近似す
る。そして候補選択部6で、画毎の差を次の式(2)及
び式(3)によりとる。
【0021】 [1]始終点位置座標:v(1)=v(s) …(2) [2]近似点間の推移ベクトル:v^(1),…,v^(i),…,v^(N−1) …(3) 詳細近似部11でも同様にN点で近似するが、元の入力
パターンのループ,角,カーブ,直線などの形状が残
る、あるいは推測できる程度に詳細に近似できるような
Nを用いる必要が有る。
【0022】本実施例では、画絶対位置差14は、式
(2)により、入力パターンと辞書パターンの各画の位
置を比較し、その差をとる。一般形状差16は、式
(3)により、折れ線近似した入力パターンと辞書パタ
ーンの折れ線毎の差をとる。
【0023】図3は、詳細近似部11で近似した近似パ
ターンの例である。ここではN=17、すなわち16等
分割した点を近似点としている。元の入力パターンのル
ープ,角,カーブ,直線などの形状が残っている。
【0024】図4は、範囲対応付け部12を実現するD
Pマッチングのフロー例である。一般的なDPマッチン
グと同様、特徴ベクトル列v(i:i=0〜I),特徴
ベクトル列U(j:j=0〜J)での(i,j)の対応
付けを行って、各対応での差d(i,j)を足し込んで
いき、g(i,j)を順次求めていく。例えば、d
(3,3)は、i=0〜3;j=0〜3の範囲での最小
距離値を求めておくための変数である。
【0025】ここでは、特徴ベクトル列として、図2,
図3に説明した推移ベクトルを用いて、差d(i,j)
を次の式(4)のように定義する。
【0026】 入力パターン推移ベクトル列v^(i:i=0〜I) 辞書パターン推移ベクトル列U^(j:j=0〜J) 各対応での差d(i,j)=|v^(i)−U^(j)| …(4) 図4のフローを、以下、説明する。まずDPマッチング
の途中結果の距離値を得るための2次元配列g(*,
*)を∞で初期化する。パターンの始点同志、すなわち
v^(0)とU^(0)は必ず対応するため、g(0,
0)にd(0,0)を代入する。
【0027】そして、i=0〜I,j=0〜Jのループ
により、d(i,j)およびg(i,j)を順次求めて
いく。
【0028】iに対し全てのjが対応するとすれば演算
数が増え、普通はありえない対応の演算をすることにな
るので、あらかじめiに対するjの範囲を次のように定
めておくと処理を高速に行うことができる。
【0029】 i−r≦j≦i+r;j≧0 …(5) そして、式(5)からはずれる対応のg(i,j)には
∞を代入しておく。
【0030】式(5)を満足する対応のg(i,j)に
は次の(d)〜(f)3つの対応の中から最小のものを
選び、代入する。
【0031】(d)g(i−1,j−2)+2d(i,
j−1)+d(i,j)が最小、すなわち(i−1,j
−2)→(i,j−1)→(i,j)の対応 (e)g(i−1,j−1)+2d(i,j)が最小、
すなわち(i−1,j−1)→(i,j)の対応 (f)g(i−2,j−1)+2d(i−1,j)+d
(i,j)が最小、すなわち(i−2,j−1)→(i
−1,j)→(i,j)の対応 そしてこれをループで繰り返し、ループを抜けた後、g
(I,J)に得られている距離値の総和が、入力パター
ン推移ベクトル列v^(i:i=0〜I)と辞書パター
ン推移ベクトル列U^(j:j=0〜J)との最適な対
応付けによる距離値である。そして、この距離値の対応
を保存することで、最適な対応付けを得られる。
【0032】図5は、図3に示した(a)入力(む)と
(b)辞書(む)のDPマッチングの結果の最適な対応
付けである。(a)入力(む)の書き出しの横棒は
(b)辞書(む)の書き出しの横棒と比べて短いため、
最初の推移ベクトルv^(0)は(b)辞書(む)の推
移ベクトルu^(0)とu^(1)に対応付けられてい
る。
【0033】図6は、図1に示した特定形状差17の詳
細な構成図である。特定形状切出し部17−1は、入力
の詳細近似パターン、および辞書の詳細近似パターンか
ら、ループ,角,カーブ,直線の各形状を切り出す。そ
して、ループ,角,カーブ,直線の各形状チェック部は
これらと入力パターン推移ベクトル列v^(i:i=0
〜I)と辞書パターン推移ベクトル列U^(j:j=0
〜J)との最適な対応付けを受け、それぞれ、ループ,
角,カーブ,直線の各形状チェックを行い、辞書と入力
の差を得る。
【0034】各形状差総和部17−6ではこれら各形状
チェック部による辞書と入力の差の総和をとる。総和を
とる以外に、平均や最小値、あるいは重み付け総和をと
ってもよい。
【0035】図7は、特定形状切出し部17−1の動作
の例である。この実施例ではパターン推移ベクトル列の
角度変化に着目して、ループ,角,カーブ,直線の属性
を各推移ベクトルに付けていく。
【0036】まず、i=1〜Iのループで、v^(i−
1)とv^(i)の角度変化をjcode(i)に得る。そし
て、これが、所定のしきい値TH_RAより小さけれ
ば、負方向の角としてjoint(i)にRAをセットする。
また、所定のしきい値TH_LAより大きければ、正方
向の角としてjoint(i)にLAをセットする。TH_R
Aより大きくTH_LAより小さければ直線としてjoin
t(i)にSTをセットする。
【0037】次にまたi=1〜Iのループで、joint
(i)を判定し、連続するRAが有れば角度変化の総和
をとり、所定のしきい値TH_RLより小さければ、負
方向のループとしてvec(i)にRLをセットし、角
度変化の総和がTH_RLより大きくTH_RCより小
さければ、負方向のカーブとしてvec(i)にRCをセッ
トする。角度変化が正方向の場合は、同様にしきい値T
H_LCやTH_LLを用いてvec(i)にLCやLLを
セットする。
【0038】最後に、手ブレによる角を特定形状として
チェックするのを防ぐために、ループやカーブをなして
いない単独の角を探す。すなわち、 vec(i−1),vec(i)=RL/RC/LC/LL
かつ joint(i)=RAまたはLA である角を探す。そして、その角の前後vec(i−
1),vec(i)と連続しているSTの総長が短けれ
ば、joint(i)を手ブレによる角と判定し、joint
(i)をSTにセットする。
【0039】図8は(a)入力(む)の特定形状差切出
し後の結果である。(c)辞書(ひ)との違いであるv^
(5)〜v^(8)によるループを切り出すことができ
ている。
【0040】図9は、角形状チェック部17−2,ルー
プ形状チェック部17−3,カーブ形状チェック部17
−4,直線形状チェック部17−5の動作フローの例で
ある。i=1〜Iのループで、辞書パターンの推移ベク
トル列の形状vec(i)に各形状部分を見つけると、辞書
のその範囲に対応する入力パターンの形状vec′(j)を
基に辞書/入力パターンと差を得る。パターンの形状の
属性が一致していれば差は0であるが、急いで書き留め
た文字に見られる形状に乱れや歪みが生じた場合は、次
のように差を得る。
【0041】図10は、形状に乱れや歪みが生じている
場合の入力/辞書パターンとの差の表である。辞書パタ
ーンが負方向ループの場合、入力パターンが負方向ルー
プならば差は0、正方向角または負方向カーブならば差
は10、それ以外は差は20として、変形しやすい形状
との差は小さく、変形しない形状との差は大きくとる。
こうした変形を吸収するために、さらに細かく、辞書パ
ターンが負方向ループで入力パターンが負方向カーブな
ら角度変化の総和の差をとって、これの大小により差を
0〜20の値とするようにするとよい。
【0042】また、差ではなく、0〜1の範囲の類似度
で変形の度合を表現して、最終的に各部分の類似どの最
小値,平均値をとって、差に変えてもよい。
【0043】図3のパターンの例では形状差は次のよう
に算出される。
【0044】(a)と(b):i=13〜15の範囲で
の形状差,辞書パターンは正方向角,入力パターンが負
方向カーブで差は10。
【0045】(a)と(c):i=1〜3の範囲での形
状差,辞書パターンは正方向角,入力パターンが負方向
カーブで差は10。
【0046】(a)と(c):i=5〜9の範囲での形
状差,辞書パターンは負方向カーブ,入力パターンが正
方向ループで差は20。
【0047】(a)と(c):i=13〜15の範囲で
の形状差,辞書パターンは正方向角,入力パターンが負
方向カーブで差は10→各形状差の総和は40。
【0048】従って、特定形状差17以外の結果だけで
は誤認識している(a)のパターンでも認識できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、入力パターンに一部分
の延び縮みが有っても、また、形状に乱れや歪みが生じ
ても、こうした変形を吸収し、ループ,角,カーブ,直
線に着目した認識を行えるため、正しいパターン認識を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】近似パターンの表現例である。
【図3】近似パターンの例である。
【図4】DPマッチングのフロー図である。
【図5】範囲対応付けの一例を表す図である。
【図6】図1に示した特定形状差の詳細構成図である。
【図7】特定形状切り出しのフロー図である。
【図8】特定形状の切出し例を示す図である。
【図9】図1に示した各形状チェック部のフロー図であ
る。
【図10】特定形状の差の例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力一体化デイスプレイ、2…LCDコントロー
ラ、3…認識エンジンコントローラ、4…正規化部、5
…候補撰択近似部、6…候補撰択部、7…詳細辞書読み
出し部、8…候補撰択用辞書、9…候補撰択/詳細辞書
対応情報、10…詳細辞書、11…詳細近似部、12…
範囲対応付け部、13…対応範囲保持部、14…画絶対
位置差、15…画相対位置差、16…一般形状差、17
…特定形状差、18…距離値総和部、19…距離ソート
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 雅樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 郡司 圭子 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンを入力する入力部と、パターンを
    いくつかの要素で近似する近似部と、あらかじめいくつ
    かの要素で近似した辞書パターンを保持する辞書と、近
    似した入力パターンと辞書パターンとを比較する距離算
    出部からなるパターン認識装置において、 前記距離算出部は、近似した入力パターンと辞書パター
    ンとの要素毎の対応付けをする範囲対応付け部と、 近似結果の要素のいくつかがなす特定の形状が辞書パタ
    ーンと入力パターンの対応する位置部分に有るかを評価
    する特定形状差を算出する特定形状差算出部を有するこ
    とを特徴とするパターン認識装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記近似部は、パター
    ンの連続する部分をいくつかの折れ線で近似することを
    特徴とするパターン認識装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記近似部は、
    前記パターンの近似前の特定の形状が残るかまたは類推
    できることを特徴とするパターン認識装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、前記特定形状差
    算出部は、特定の形状として、角,カーブ,ループ,直
    線のいずれかについて、入力パターンと辞書パターンと
    を比較し特定形状差を算出することを特徴とするパター
    ン認識装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、前記特定形状差
    算出部は、入力パターンと辞書パターンとを比較し不一
    致だった場合の特定形状差を、変形しやすさに応じて算
    出することを特徴とするパターン認識装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記範囲対応付け部
    は、DPマッチングを実行することを特徴とするパター
    ン認識装置。
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KR1019950029947A KR960011770A (ko) 1994-09-14 1995-09-14 패턴인식방법 및 장치와 패턴데이타 처리장치
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002282541A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Namco Ltd 手書き認識を用いた遊技装置、遊技装置における画像操作方法、及びそのプログラム
JP2011000475A (ja) * 2010-10-04 2011-01-06 Namco Bandai Games Inc 手書き認識を用いた遊技装置、遊技装置における画像操作方法、及びそのプログラム
JP2013012105A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Fujitsu Ltd 物体認識支援装置,プログラムおよび方法

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