JPH08824Y2 - 水田用施肥装置 - Google Patents

水田用施肥装置

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JPH08824Y2
JPH08824Y2 JP1992091401U JP9140192U JPH08824Y2 JP H08824 Y2 JPH08824 Y2 JP H08824Y2 JP 1992091401 U JP1992091401 U JP 1992091401U JP 9140192 U JP9140192 U JP 9140192U JP H08824 Y2 JPH08824 Y2 JP H08824Y2
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hopper
fertilizer
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JP1992091401U
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JPH0650416U (ja
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則光 東
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則光 東
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水田の施肥装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、い草苗や水稲を移植した水田にお
いては、移植後の1週間位で作業者が水田の中に踏み込
んで粒状肥料を散布し、更に、い草苗や水稲が成長する
にしたがって1ケ月に2回程度の割合で肥料を散布して
いる。しかし、い草苗は、移植後の1ケ月程度で高さ5
0cm程度に成長し、この成長したい草が倒伏しない様
に、水田内の全面に網を張ってい草の倒伏を防止してい
る。従って、倒伏防止の網を張った後では、水田内へ踏
み込んで肥料を散布することができず、そのために用水
路から水田への放水口で、容器内に水を汲み取り、これ
に粒状肥料を溶解して液肥を作り、この液肥を放水口の
近傍で水田に流し込んでいる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、10
アール程度の水田で、1回に散布する粒状肥料は60K
gないし120Kg程度であり、これを容器内の水に撹
拌、溶解して流し込むのに労力と取扱いに時間を要す
る。また、容器内で粒状肥料を数回調合しながら流し込
むため、作業者は現場から離れることができず、1ヘク
タール程度の水田の施肥を終了するのに略2日間程度を
要し、その間は他の作業ができない等の問題があった。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、ホッパ内に収容した肥料
を水田内の用水に、降昇用索条を用いてネット体の浸漬
深さを調節しつつ水田用水内に自動的に溶解させて施肥
でき、肥料の取り扱いに労力や時間を要することなく、
施肥作業中に作業者は他の作業に従事することができ、
しかも収納時には、コンパクトに収納できて水田現場へ
の搬送、或は格納も便利である水田用施肥装置を提供す
ることにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本考案は、ホッパ14と、このホッパ14に連通
された誘導筒16と、この誘導筒16の端部に設けられ
た施肥部18とを備え、前記施肥部18は、誘導筒16
に接続された一端開口42から他端閉口部44へ向け長
袋状に形成されたネット体46から成り、このネット体
46の他端閉口部44に、昇降用索条50が連結された
水田用施肥装置10から構成される。また、前記ホッパ
14は、ホッパ本体26と、このホッパ本体26に着脱
自在に嵌着され少くとも漏斗部28を含むホッパ下端部
30とから成り、前記ホッパ下端部30と、同ホッパ下
端部30に接続された誘導筒16及び施肥部18は、全
て前記ホッパ本体26内に分離して収容可能に形成され
て成ることとしてもよい。
【0006】
【作用】本考案に係る水田用施肥装置は、水田への放水
口が設けられた道路側に架台を組立て、これにホッパを
着脱自在に載設すると共にホッパに誘導筒を接続させ、
更に誘導筒の端部に長袋状のネット体から成る施肥部を
接続する。前記誘導筒を放水口側へ向けて垂下してネッ
ト体の一端閉口部を放水口から水田内へ通流している用
水中に浸漬させる。この状態でホッパ内に水田に対する
所定量の粒状肥料等を投入して誘導筒からネット体内へ
粒状肥料を流下させる。ネット体内に流下された粒状肥
料は水田の用水内に順次溶解しながら用水と共に水田内
に拡散状に施肥され、ネット体内の粒状肥料等は溶解す
るに従ってホッパ内の粒状肥料が自重で流下、溶解され
る。この時作業者は昇降用索条を用いることにより、ネ
ット体の水田用水内への浸漬深さを調節しつつ肥料の溶
解度を調節できることとなる。従って、肥料の取り扱い
が簡易であり、作業者は施肥現場を離れて他の作業に従
事することができ、作業終了の後では、ホッパをホッパ
本体と漏斗部を含む下端部と誘導筒及びネット体とに分
離してホッパ本体内にコンパクトに収納でき、搬送や格
納が便利となる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本考案の好
適な実施例を説明する。図1ないし図3には、本考案の
実施例に係る水田用施肥装置10が示されている。図よ
り明らかな様に、水田用施肥装置10は、架台12と、
この架台12に着脱自在に載着されたホッパ14と、こ
のホッパ14の下端に連通された誘導筒16と、この誘
導筒16の端部に設けられた施肥部18とを備えてい
る。
【0008】前記架台12は、四隅に支柱支持管20が
設けられた中空枠体22と、この中空枠体22の各支柱
挿入管20に高さ調整自在に嵌挿固定された支柱24
と、から成る。図3に示す様に、前記ホッパ14は、硬
質合成樹脂を素材とし、上端から下端にかけてやや縮径
されたホッパ本体26と、このホッパ本体26の下端部
に嵌脱自在に嵌着され、少なくとも漏斗部28を含むホ
ッパ下端部30となら成る。このホッパ下端部30の漏
斗部28の下端には放出管32が連通され、ホッパ本体
の上端には蓋34が載着されている。前記ホッパ14
は、円筒型に実施されているが、これに限定されること
なく、四角筒型、多角筒型等に形成してもよい。
【0009】前記誘導筒16は、同じく硬質合成樹脂を
素材とし、筒体36と、この筒体36の一端に連通固定
された自在チューブ38と、から成る。この自在チュー
ブ38の端部には、前記ホッパ下端部30の放出管32
に着脱自在に嵌着したソケット継手40が固定されてい
る。これにより、誘導筒16は自在チューブ38により
諸方向への回動及び斜下方への傾斜角を、水田及び道路
の状態に合わせて自由に調整できる。
【0010】前記施肥部18は、図2、図3に示す様
に、誘導筒16に接続された一端開口42から他端閉口
部44へ向け長袋状に形成されたネット体46から成
る。このネット体46は、ビニールの様な柔軟性の合成
樹脂を素材とし、直径2mm程度の粒状肥料を補足でき
る様なメッシュを有し、このネット体46の一端開口4
2は前記筒体36の端部外周面に嵌挿されて係止バンド
48で固定され、また、ネット体46の他端閉口部44
には昇降用索条50が連結されている。
【0011】ネット体46の水田内の用水に対する浸漬
度合を前記昇降用索条50で調整しながら内部に貯留さ
れた粒状肥料の溶解度を調整できる。すなわち、ネット
体46の他端閉口部44を放水口54から水田内へ通流
している用水60内に浸漬して同ネット体46の他端閉
口部44に固定した昇降用索条50を架台12に係止し
てネット体46の用水60内に対する浸漬深さを調整す
る。前記ネット体46は、合成樹脂に限ることなく、通
常の糸網、或は金属篭等を使用してもよい。
【0012】本考案に係る水田用施肥装置10は、図4
に示す様に、水田52への放水口54が設けられた道路
56側に架台12を組立て設置し、ホッパ本体26の下
端にホッパ下端部30を嵌着してホッパ14を組立てて
架台12の中空枠体22内にホッパ14を載着する。こ
のホッパ14の下方の放出管32に、誘導筒16の上端
に連通固定した自在チューブ38のソッケト継手40を
嵌着させ、この誘導筒16の端部に接続固定した長袋状
のネット体46から成る施肥部18を放水口54側へ向
けて垂下して誘導筒16の筒体36を係止紐58で架台
12に係止する。
【0013】更に、ネット体46の他端閉口部44を放
水口54から水田内へ通流している用水60内に浸漬し
て同ネット体46の他端閉口部44に固定した昇降用索
条50を架台12に係止してネット体46の用水60内
に対する浸漬深さを調整する。 この状態でホッパ14
内に水田52に対する所定量の粒状肥料62等を投入し
て誘導筒16からネット体46内へ粒状肥料62を流下
させる。ネット体46内に流下された粒状肥料62は水
田の用水60内に順次溶解しながら用水60と共に水田
内に拡散状に施肥される。粉状肥料をホッパ14内に投
入しても同様に用水中に溶解施肥できる。
【0014】従って、ホッパ等を組立てた後で粒状肥料
等をホッパ内に簡易に投入して施肥できるため、労力や
取り扱いに時間を要することなく、施肥作業中に作業者
は現場を離れて他の作業に従事することができる。ま
た、施肥作業の終了後には、図5に示す様に、ホッパ1
4をホッパ本体26と漏斗部を含むホッパ下端部30、
更に誘導筒16も自在チューブ38と筒体36及びネッ
ト体46に分離してホッパ本体26内にコンパクトに収
納できて搬送や格納に便利となる。
【0015】
【考案の効果】以上、説明した様に請求項1に係る水田
用施肥装置によれば、ホッパと、このホッパに連通され
た誘導筒と、この誘導筒の端部に設けられた施肥部と、
を備え、前記施肥部は、誘導筒に接続された一端開口か
ら他端閉口部へ向け長袋状に形成されたネット体から成
り、このネット体の他端閉口部には昇降用索引が連結さ
れたとにより、ホッパ内に収容した肥料を水田の用水内
に調節浸漬し、ネット体内へ自重で流下させつつ用水内
に溶解して施肥でき、施肥作業が簡易で労力や取り扱い
に時間を要せず、施肥作業中に他の仕事に従事できる。
【0016】また、請求項2によれば、前記ホッパは、
ホッパ本体と、このホッパ本体に着脱自在に嵌着され、
少くとも漏斗部を含むホッパ下端部と、から成り、前記
ホッパ下端部と、同ホッパ下端部に接続された誘導筒及
び施肥部は、全て前記ホッパ本体内に分離して収容可能
に形成されて成ることにより、施肥作業の終了後にホッ
パ本体内に分離したホッパ下端部、誘導筒及び施肥部等
をコンパクトに収納できて嵩張ることなく、搬送、格納
が便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る水田用施肥装置の正面図
である。
【図2】図1の水田用施肥装置の右側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】水田への施肥状態を示した説明図である。
【図5】ホッパ本体内に各分離した部分を収納してコン
パク化した断面図である。
【符号の説明】
10 水田用施肥装置 14 ホッパ 16 誘導筒 18 施肥部 26 ホッパ本体 28 漏斗部 30 ホッパ下端部 42 一端開口 44 他端閉口部 46 ネット体 50 昇降用索条

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパと、このホッパに連通された誘導
    筒と、この誘導筒の端部に設けられた施肥部と、を備
    え、 前記施肥部は、誘導筒に接続された一端開口から他端閉
    口部へ向け長袋状に形成されたネット体から成このネット体の他端閉口部に、昇降用索条が連結された
    水田用施肥装置。
  2. 【請求項2】 前記ホッパは、ホッパ本体と、このホッ
    パ本体に着脱自在に嵌着され、少くとも漏斗部を含むホ
    ッパ下端部と、から成り、 前記ホッパ下端部と、同ホッパ下端部に接続された誘導
    筒及び施肥部は、全て前記ホッパ本体内に分離して収容
    可能に形成されて成る請求項1記載の水田用施肥装置。
JP1992091401U 1992-12-15 1992-12-15 水田用施肥装置 Expired - Lifetime JPH08824Y2 (ja)

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JP1992091401U JPH08824Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 水田用施肥装置

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JPH0650416U JPH0650416U (ja) 1994-07-12
JPH08824Y2 true JPH08824Y2 (ja) 1996-01-17

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SE8006807L (sv) * 1980-09-29 1982-03-30 United Motor & Transmissions A Fordonsmotor
JPS58212713A (ja) * 1982-06-04 1983-12-10 田方 初美 肥料定量供給機

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JPH0650416U (ja) 1994-07-12

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