JPH08818A - 防音式パチンコ玉受け容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】内面に防音材を設けたことを特徴とするパチン
コ玉受け容器。 【効果】玉が落下する際の騒音が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコの玉受け容器
に関する発明である。詳しくは、パチンコ玉が落下する
際の騒音を防止した玉受け容器に関する発明である。

【０００２】

【従来の技術】パチンコの玉は重量があるため、これを
受ける容器としては、従来から強度に優れた堅いプラス
チック製の容器が使用されている。

【０００３】そのため、玉が落下する際には甚だしい騒
音を発し、その台及び近接する台の遊戯者の気分を苛立
たせ、度重なれば聴力を害する。また、騒音公害の元と
もなっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、この玉が落下する際の騒音を防止した玉受け容
器を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、容器の内面、
とくに底面に防音材を設けることによって落下するパチ
ンコ玉の衝撃が吸収され、騒音が防音されることに着目
し、前記目的を達成したものである。

【０００６】防音材の材質としては、天然又は合成の弾
性材料、各種軟質プラスチック、各種発泡プラスチッ
ク、天然又は合成の繊維材料等が適している。好ましい
ものとしては、ゴム等の弾性材料、軟質塩化ビニル等の
軟質プラスチック、アクリル系、ポリアミド系、ポリエ
ステル系等の合成繊維等がある。

【０００７】防音材の構造としては、シート状、表面に
突起又は植毛を設けたシート状、織物状、不織布状、発
泡状、中空状等、又はこれらの組合せが挙げられる。好
ましいものとしては、シート状、表面に植毛又は突起を
設けたシート状等が挙げられる。好ましい防音材の一例
を挙げれば、ゴム等の弾性材シート、塩化ビニル等の軟
質プラスチックシート、表面に合成繊維を電気植毛等の
手段により植毛したシート等がある。防音性、強度及び
汚れを簡単に拭き取れる点からみて、ゴムシート、塩化
ビニルシート等が特に適している。

【０００８】防音材の厚さは、どの程度まで防音するか
という目的によって、また、使用する防音材の材質及び
構造によって異なるが、一般的には３ｍｍ〜２０ｍｍの
範囲が望ましい。

【０００９】防音材を設ける手段としては、（１）予め
前記の材質及び構造からなるシート状の防音材を形成
し、これを必要があれば所定の大きさに切断した後、接
着等の手段により、容器の底面、又は必要に応じてさら
に側面にも張り付ける方法、（２）前記の材質からなる
材料を、所望により接着剤とともに容器の所定の面に吹
き付け、所定の構造の防音材を形成させる方法等の手段
が挙げられる。好ましい手段としては、予め形成したシ
ート状の防音材を粘着テープ等の接着手段により接着さ
せる方法が簡便で好ましい。

【００１０】本発明の実施の１例を示せば、植毛された
軟質塩化ビニルからなるシート状の７ｍｍの厚さの防音
材を、容器の底に張り付けたものがある。これによっ
て、騒音は８０％程度減少させることができる。防音材
を設ける玉受け容器としては、従来から使用されている
ＡＢＳ樹脂等からなるプラスチック製の容器に限らず、
金属製等、およそ玉受け容器として使用できるものなら
ば制限なく使用できる。また、その形状についても、従
来の容器の形状に限られるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施態様に相当する防音式パチンコ玉
受け容器の縦断面図。図中の１は容器の底面であり、２
は側面であり、３は取っ手であり、４は防音材である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】内面に防音材を設けたことを特徴とするパ
   チンコ玉受け容器。