JPH0880812A - ワイパ装置における排水構造 - Google Patents

ワイパ装置における排水構造

Info

Publication number
JPH0880812A
JPH0880812A JP6241905A JP24190594A JPH0880812A JP H0880812 A JPH0880812 A JP H0880812A JP 6241905 A JP6241905 A JP 6241905A JP 24190594 A JP24190594 A JP 24190594A JP H0880812 A JPH0880812 A JP H0880812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
wiper
wiper device
vehicle
rainwater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6241905A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hoshino
孝 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6241905A priority Critical patent/JPH0880812A/ja
Publication of JPH0880812A publication Critical patent/JPH0880812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパ部材が装着され、車体側に組付けられ
るワイパ装置のブラケットを、カバー材として利用でき
るようにする。 【構成】 ブラケット1を板面状とし、該板面状上に、
左右方向に長い凹リブ14と、これら凹リブ14をブラ
ケット1の車体取付け状態で低位となる位置で連結する
連結用凹リブ15とを地面側に膨出する状態で形成する
と共に、連結用凹リブ15を、ブラケット1の段差部1
6にまで至るように形成したワイパ装置における排水構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車、バス、トラッ
ク等の車両の窓面を払拭するワイパ装置における排水構
造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種ワイパ装置のなかには、ワイパモータやワイパア
ーム等のワイパ部材が取付けられるブラケットを車体側
に組込むようにしたものがある。ところで近年、ワイパ
モータとピボット軸等を一体的に設けたブラケットを車
両に組付けるようにして組付けの作業性をさらに高める
試みがあり、このため、ブラケットの面積が大型化して
いる。一方、ワイパ装置は窓面の雨水を除去するもので
あるので、窓面下の雨水等が浸入し易い場所に取付けら
れている。そして、この様な場所に大型のブラケットを
取付ける場合では、浸入した雨水をブラケット上から除
去することが好ましく、このため従来では、ブラケット
上に雨水が浸入しないための浸入防止対策をとってい
た。しかるに、この様に浸入防止をしたものにおいて、
ブラケット上に雨水が浸入してしまった場合では、モー
タ軸の防水シールの性能を劣化させたり、取付けボル
ト、螺子等の錆腐食原因となっていた。また、車両の軽
量化や余スペースの活用も叫ばれており、このため、ワ
イパ装置の下方スペースに、これら部材装置が組込まれ
ることがあり、この様な部材装置のなかには、電装品の
ように水に弱いものが有り、そのため、従来は、ワイパ
装置の下方に仕切り板(カウル)を別途取付けて雨水対
策をしていたが、部品点数が増加するうえ、軽量コンパ
ント化の妨げになるという問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるワイパ装
置における排水構造を提供することを目的として創案さ
れたものであつて、ワイパモータ、ワイパリンク等のワ
イパ装置用の部材が装着されるブラケットを、車両側に
組み込むようにしてなるワイパ装置において、前記ブラ
ケットを板面状とし、該板面に、地面側に膨出する補強
用の凹リブを複数条形成し、これら凹リブを、車両に取
付けられた状態で低位となる位置に向けて一つに収束し
て排水路を形成したことを特徴とするものである。
【0004】そして本発明は、この構成によつて、ワイ
パ部品が取付けられるブラケットをカバー材として有効
利用したものである。
【0005】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はワイパ装置が組込まれる板
面状のブラケットであつて、該ブラケット1に取付けら
れたワイパモータ2のモータ軸2aには、駆動アーム3
の基端部が一体的に設けられており、この駆動アーム3
の先端部に連結ロッド4の一端部がボールジョイント5
を介して揺動自在に軸支されている。一方、6はブラケ
ット1に支軸6aを介して揺動自在に軸支されるリンク
アームであって、該リンクアーム6には、前記連結ロッ
ド4の他端部がボールジョイント7を介して揺動自在に
連結されると共に、一対のリンクロッド8、9の基端部
がボールジョイント10、11を介して揺動自在に連結
されており、このリンクロッド8、9の先端部が図示し
ないワイパ軸側に連動連結され、そして、モータ駆動に
伴うワイパアームの往復反転揺動に基づいてブレードに
よる窓面の払拭をするようになっていること等は何れも
従来通りである。
【0006】13は水平状態の車両に対して傾斜状に取
付けられ、貫通孔状部が形成された取付け部材13であ
って、該取付け部材13の貫通状部に前記ブラケット1
が前高後低状でかつ左右方向一側(実施例では図面に向
かって右側)が彌々高くなる傾斜姿勢で取付けられるこ
とになるが、ブラケット1には、地面側に膨出する状態
の凹リブ14の複数条が左右方向に長くなる状態で形成
され、しかもこれら凹リブ14は、左側に形成される前
後方向に長い連結用の凹リブ15によって連結されてい
る。ブラケット1の周縁部には、地面側に向けて低くな
る段差面部16、平面部17、そして該平面部17から
地面側に向けて逆L字形に折曲される裾部18が形成さ
れたものになっているが、前記連結用凹リブ15は、傾
斜最下端の凹リブ14位置を越えて、前記段差面部16
位置に至るまで延長されるよう形成されているが、ブラ
ケット1の凹リブ14、15、段差面部16は、取付け
部材13の板面よりも上方に突出する位置状態で設けら
れている。尚、19はエンジンルームと車室を仕切るダ
ッシュパネルであって、、該ダッシュパネル19は、車
両に対して傾斜状に設けられる取付け部材13に対して
略V字状に接合されている。
【0007】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、ワイパ装置は、ブラケット1を車両側に取付け
ることにより組込まれるが、このブラケット1は、板面
状になっていて、取付け部材13の貫通孔状部を塞ぐこ
とになる。この場合に、ブラケット1の凹リブ14、1
5、段差面部16は、取付け部材13の板面よりも上方
に突出しているため、凹リブ15において一つに収束さ
れた雨水は、取付け部材13上に流れ落ちて、ダッシュ
パネル19との接合部に沿って排水されることになる。
また、ブラケット1には凹リブ14、15が形成される
ことで強度アップが計れ、この結果、車両側において該
部を貫通孔状としても強度的に問題になることはなく、
その分、軽量化が計れることになる。
【0008】この様に、本発明が実施されたものにあっ
ては、ブラケット1を板面状にしてその分、車両側の部
材を省略して軽量コンパクト化が計れるが、このブラケ
ット1の補強をする凹リブ14、15は、地面側に膨出
する形状で、しかも傾斜下端位置において一つに収束さ
れるよう形成されており、このため、ブラケット1の上
面に溜った雨水は、凹リブ14、15に誘導されてブラ
ケット1の傾斜下端縁から下方に流れ落ちることにな
り、このため、雨水が一箇所において集中して流れ落ち
ることとなって、ブラケット1に設けられるワイパモー
タ2の防水シールの劣化→リンクアーム6の支軸6aを
取付けるボルトの錆腐食を回避できることになる。ま
た、雨水を一箇所に収束して排水する構成であるので、
ブラケット1の下方スペースに水に弱い部材装置を配設
する際に、雨水が掛かりにくい位置を選択して配するこ
とができる。
【0009】しかもこのものでは、連結用凹リブ15
が、ブラケット1の段差面部16位置にまで至るよう延
長されているので、溜った雨水を円滑に排出することが
でき、溢れてしまうことを防止できるという利点があ
る。
【0010】尚、本発明は前記実施例に限定されること
は勿論なく、凹リブ15に収束された雨水の排水は、前
記実施例のように取付け部材13とダッシュパネル19
とで形成されるV字状接合部に沿ってなされる構成とす
ることなく、スペース的にV字状接合部を確保できない
ような場合には、凹リブ15端部に排水用ドレンチュー
ブ等の配水管を接続して排水するように構成しても良
い。また、取付け部材13は、車両に対して傾斜状では
なく水平状に設けても良く、この場合では、ブラケット
を取付け部材に対して傾斜状に設けることで同様の効果
を得ることができる。
【0011】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、車両側に組込まれワイパ部材が装
着されるブラケットは、地面側に膨出する凹リブが複数
形成された板面状となっているため、凹リブによるブラ
ケットの強度アップが計れるうえ、板面の分だけ車両側
の部材を省略して軽量コンパクト化が計れることにな
る。しかも、車体に取付けられたブラケットの複数の凹
リブは、低位となる位置で一つに収束しブラケット上に
溜る雨水をブラケットの下端縁側に誘導する排水路とな
っているため、ブラケットは、下方スペースへの雨水の
浸入を回避したカバー材となって、該部位に水に弱い部
材装置を配設することが可能となって有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両前部の断面側面図である。
【図2】ワイパ部材が装着されたブラケットの平面図で
ある。
【図3】ブラケットの平面図である。
【図4】ブラケットの正面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】図3のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 ワイパモータ 3 駆動アーム 4 連結ロッド 5 ボールジョイント 6 リンクアーム 8 リンクロッド 10 ボールジョイント 13 取付け部材 14 凹リブ 15 連結用凹リブ 16 段差面部 17 平面部 18 裾部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパモータ、ワイパリンク等のワイパ
    装置用の部材が装着されるブラケットを、車両側に組み
    込むようにしてなるワイパ装置において、前記ブラケッ
    トを板面状とし、該板面に、地面側に膨出する補強用の
    凹リブを複数条形成し、これら凹リブを、車両に取付け
    られた状態で低位となる位置に向けて一つに収束して排
    水路を形成したことを特徴とするワイパ装置における排
    水構造。
JP6241905A 1994-09-09 1994-09-09 ワイパ装置における排水構造 Pending JPH0880812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241905A JPH0880812A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 ワイパ装置における排水構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241905A JPH0880812A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 ワイパ装置における排水構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0880812A true JPH0880812A (ja) 1996-03-26

Family

ID=17081304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6241905A Pending JPH0880812A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 ワイパ装置における排水構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0880812A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2965232A1 (fr) * 2010-09-29 2012-03-30 Valeo Systemes Dessuyage Support d'un groupe electrique d'entrainement d'un systeme d'essuyage

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2965232A1 (fr) * 2010-09-29 2012-03-30 Valeo Systemes Dessuyage Support d'un groupe electrique d'entrainement d'un systeme d'essuyage

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7914066B2 (en) Rear door structure
US4976491A (en) Cowl and dash panel assembly for a front body construction of a motor vehicle
JP3565003B2 (ja) 自動車の排水構造
JP2007320465A (ja) 自動車の前部構造
CN113696975A (zh) 一种非承载式车身的前风窗下横梁总成
JP4301284B2 (ja) 車両のカウルトップ排水構造
JPH0880812A (ja) ワイパ装置における排水構造
US20220315123A1 (en) Front structure of vehicle
JP4200506B2 (ja) 車載部品の取付構造
JP4470853B2 (ja) ワイパモータの取り付け構造
JP3362654B2 (ja) 自動車のカウル構造
JP2002145021A (ja) ワイパ装置
JP4848728B2 (ja) ワイパモータの防水構造
JPS63242782A (ja) 自動車の前部車体構造
JP3051828B2 (ja) カウルルーバの取付構造
JP3493973B2 (ja) 作業車両におけるワイパ駆動部取付構造
JP7198798B2 (ja) 車両前部構造
KR20190002329U (ko) 자동차 와이퍼용 실링캡
JPH054466Y2 (ja)
JPH0431883Y2 (ja)
KR0126085B1 (ko) 차량카울부의 취부구조
US20220315125A1 (en) Front structure of vehicle
JP2003175860A (ja) トラクタのフレーム構造
KR0128308Y1 (ko) 자동차용 카울 판넬 구조
JP5733035B2 (ja) 車両のカウルトップパネル構造