JPH0880702A - タイヤローラー及びそのリム組み方法 - Google Patents

タイヤローラー及びそのリム組み方法

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JPH0880702A
JPH0880702A JP21760994A JP21760994A JPH0880702A JP H0880702 A JPH0880702 A JP H0880702A JP 21760994 A JP21760994 A JP 21760994A JP 21760994 A JP21760994 A JP 21760994A JP H0880702 A JPH0880702 A JP H0880702A
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JP
Japan
Prior art keywords
rim
tire
sealing material
flange portion
seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP21760994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Takeya
佳久 竹谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP21760994A priority Critical patent/JPH0880702A/ja
Publication of JPH0880702A publication Critical patent/JPH0880702A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分割型リムの接合部から軽油がタイヤ内部に
浸入するのを確実に防止し、チューブ寿命をタイヤ寿命
まで保つことができ、かつリム組みも従来の方式によっ
て容易に行なえるタイヤローラー及びそのリム組み方法
を提供することにある。 【構成】 リム2をリム本体2aに対しリムフランジ部2b
を着脱自在な分割型にし、この分割型リムにチューブ付
きのタイヤ10をリム組みしたタイヤローラーにおいて、
リム本体2aとリムフランジ部2bとの間の分割部に形成さ
れた接合部3,4 の外側露出部に、ペースト状またはパテ
状のシーリング材を塗布して硬化させたシール部5,6 を
形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチューブ付きタイヤを取
付けたタイヤローラー及びそのリム組み方法に関し、更
に詳しくは、タイヤ踏面に散布した軽油によりタイヤ内
部のチューブが老化しないようにしたタイヤローラー及
びそのリム組み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路工事などに使用されるロードローラ
ーにチューブ付きタイヤを使用したタイヤローラーがあ
る。このタイヤローラーのホイールには、リムのリムフ
ランジが着脱自在に分割された分割型構造のものが使用
されている。しかるに、アスファルトなどを転圧舗装す
る際には、タイヤ踏面にアスファルトの付着を防止する
ために軽油を散布しながら作業するので、その軽油が分
割型リムの接合部からタイヤ内部に浸入し、チューブに
付着することになる。
【0003】ところが、チューブには非通気性に優れた
ブチル系ゴムが使用されていて、このブチル系ゴムは軽
油に対する溶解性が大きいため、上記軽油の浸入により
チューブ寿命がタイヤ寿命より短くなるという問題があ
った。上記解決策として、特開平5ー169903号公
報は、分割型のリムフランジ部とリム本体との間に、断
面楔状に形成した弾性シールリングを介挿し、その外側
からロックリングで圧縮固定してシールすることを提案
している。
【0004】しかし、上記対策は予め形成された弾性シ
ールリングを分割リムフランジ部とリム本体とロックリ
ングとの3部材間に強制圧縮する構成であるため、特殊
のプレス機がないとリム組みができないという問題があ
った。また、弾性シールリングを作成する金型が大きさ
の異なるタイヤサイズ毎に必要になるため、コスト高に
なるという問題があった。また、弾性シールリングの取
付状態が外から判別することができず、更に弾性シール
リングは必ずしも全周にわたり分割型リムに密着状態に
なるとは限らないので、毛細現象により軽油がタイヤ内
部に浸入する可能性もあるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分割
型リムの接合部から軽油がタイヤ内部に浸入するのを確
実に防止し、チューブ寿命をタイヤ寿命まで保つことが
でき、かつリム組みも従来の方式によって容易に行なえ
るタイヤローラー及びそのリム組み方法を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のタイヤローラーは、リムをリム本体に対しリムフラ
ンジ部を着脱自在な分割型にし、この分割型リムにチュ
ーブ付きのタイヤをリム組みしたタイヤローラーにおい
て、前記リム本体と前記リムフランジ部との間の分割部
に形成された接合部に、該接合部の外側からシーリング
材を塗布して硬化させたシール部を形成したことを特徴
とする。
【0007】また、本発明のタイヤローラーのリム組み
方法は、リム本体に対してリムフランジ部を着脱自在に
した分割型リムにチューブ付きのタイヤをリム組みした
後、前記リム本体と前記リムフランジ部との分割部に形
成される接合部の外側露出部にペースト状またはパテ状
のシーリング材を該接合部をシールするように塗布し、
該シーリング材を硬化させることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のようにタイヤがリム組みされた分割型リ
ムの接合部外側に露出する部分に外側からシーリング材
を塗布して硬化させたことにより、接合部は略完全にシ
ールされ、タイヤ内部へ軽油が浸入するのを防止して、
チューブが膨潤するのを防ぐことができる。
【0009】また、シール部が接合部外側に設けられて
いるので、そのシール状態の良否を目視により常に観察
することができ、また更に、接合部の全周にわたり略完
全なシールが可能になるので、従来の弾性シールリング
のような毛細現象を発生することがない。また、作業と
しては、リム組み後にシーリング材を外側に塗布するだ
げでよいので、従来の弾性シールリングを組付ける際の
特殊のプレス機を不要にすることができる。また、シー
リング材は現場の塗布作業で施工するため、従来の弾性
シールリングのような成形用金型が不要になる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明のタイヤローラーの要部を示す
子午線断面図で、1はホイール、10はそのリム2に装
着されたタイヤである。リム2は分割型として構成さ
れ、リム本体2aに対して一方のリムフランジ部2bが
着脱自在に分割され、他方のリムフランジ部2cは一体
的に形成されている。リム本体2aと、分割されたリム
フランジ部2bとの間には、そのリムフランジ部2bを
タイヤ軸方向にずれないようにロックするためのロック
リング2dが介在している。
【0011】このリム2に、タイヤ10はチューブ11
を内装すると共に、環状のフラップ13を介挿してビー
ド部14が装着されている。12はチューブ11にエア
を供給するためのエアバルブであり、リム本体2aに開
口させたバルブ穴8を介して外側へ突出している。上記
のような構成において、図2にその詳細を示すように、
リム本体2aとロックリング2dとの間、及びロックリ
ング2dとリムフランジ部2bとの間の接合部3,4に
は、その外側に露出する環状の周方向にシーリング材が
肉盛り状に塗布されて、シール部5,6が形成され、タ
イヤ内部をシールするようになっている。
【0012】上記シーリング材としては、塗布する時は
ペースト状またはパテ状で、硬化後に弾性を備え、容易
に剥がれることなく接着したシール状態を保つことが可
能な材料であれば特に限定されるものではない。例え
ば、ポリサルファイド系、シリコーン系、変成シリコー
ン系、アクリル系、アクリルウレタン系、ポリウレタン
系、スチレンブタジエンゴム(SBR)系の接着性を有
する樹脂を好ましく用いることができる。特に軽油に対
する最も安定性を有するポリサルファイド系樹脂がよ
い。また、これら樹脂は常温硬化型、加熱硬化型のいず
れでもよいが、作業性を良好にする上では、常温硬化型
が望ましい。
【0013】上述した本発明のタイヤローラーのホイー
ル1に対するタイヤ10のリム組み方法は、次のように
して行う。まず、リムフランジ部2bとロックリング2
dを離脱させた状態にし、そのリム本体2aにチューブ
11を内装したタイヤ10をフラップ13を介挿して装
着する。次いで、リムフランジ部2bをリム本体2aに
タイヤ10の一方のビード部14の下側に挿入すると共
に、続いて、ロックリング2dを凹部2a1に係合させた
状態でリム本体2aに取付け、リムフランジ部2bを外
側にずれないように固定する。
【0014】上記のようにリム組みが終わると、ペース
ト状またはパテ状のシーリング材を、リム本体2aとロ
ックリング2dとの間の接合部3、及びロックリング2
dとリムフランジ部2bとの間の接合部4の外側に露出
する環状部に塗布し、次いで自然硬化または加熱硬化さ
せることによりシール部5,6を得ることができる。こ
のように分割型リムの分割部を構成する接合部に、その
外側に露出する部分にシーリング材を塗布してシールす
るので、その接合部3,4を略完全にシールすることが
でき、その接合部3,4からタイヤ10内部への軽油の
浸入を防止することができる。
【0015】その上、シール部5,6を分割リムの外形
に露出した部分に形成するため、そのシール状態を目視
で常に点検することができ、しかも、接合部3,4の全
周にわたりシール部5,6を密着した状態にするため、
毛細現象の発生も確実に防ぐことができる。また、シー
リング材は外側からの塗布作業で施工すればよいので、
従来の弾性シールリングのように装着用の特殊のプレス
機が不要となり、通常のリム組み作業で行うことができ
る。また、リム外し時の離型性も良好であるため、リム
を再利用することができる。
【0016】また、従来の弾性シールリングのような成
型材を使用しないから形成用の金型を不要にすることが
できると共に、どんな寸法形状のリムをシールする場合
にも容易に対応することができる。本発明では、シーリ
ング材によるシール部5,6は、接合部3,4に施す以
外に、エアバルブ12を挿通するバルブ穴8と、そのエ
アバルブ12との間にもシーリング材を充填してシール
部を設けるようにしてもよい。これにより、タイヤ内部
への軽油の浸入を一層確実に防止することができる。
【0017】上述した実施例においては、シール部5,
6を肉盛り状に形成したが、必ずしも肉盛りにする必要
はなく、接合部3,4に対応したリム本体2aやリムフ
ランジ部2b、ロックリング2dの箇所に予めシーリン
グ材を充填するための凹部を形成すれば、その凹部にシ
ーリング材を施工するようにしてもよい。また、上記実
施例ではリムが3ピースからなる3分割型のものについ
て説明したが、本発明では、リムフランジ部2bをロッ
クリング2dと一体的に形成したロック部付きのリムフ
ランジ部にした2ピースの2分割型のリムを使用しても
よい。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明は、分割型のリム
の接合部の外側に露出する部分にシーリング材を塗布し
てシール部を形成したので、その接合部のシールを略完
全にすることができ、その接合部からタイヤ内部への軽
油の浸入を防止することができる。しかも、シール部が
露出した外側に設けれられているので、そのシール状態
の良否を目視により常に判別することができ、かつ、シ
ーリング材の塗布をベースにシール部を形成しているた
め、シール部には従来の弾性シールリングを圧縮装着す
る場合のような毛細現象を確実に防止することができ
る。従って、チューブの早期劣化を防いで、チューブ寿
命をタイヤ寿命まで保つことができる。
【0019】また、シーリング材の塗布によって施工す
るため、リム組み作業も従来の弾性シールリングを装着
する時のように特殊のプレス機が全く不要となり、容易
に行うことができる。また、シーリング材の塗布である
ため、従来の弾性シールリングのような成形用の金型が
不要となり、コストを安価にすることができると共に、
どんな寸法形状のリムをシールする場合であっても容易
に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤローラーの一例を示す要部の子
午線断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 ホイール 2 リム 2a リム本体 2b リムフラン
ジ部 2d ロックリング 3,4 接合部 5,6 シール部 10 タイヤ 11 チューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムをリム本体に対しリムフランジ部を
    着脱自在な分割型にし、この分割型リムにチューブ付き
    のタイヤをリム組みしたタイヤローラーにおいて、前記
    リム本体と前記リムフランジ部との間の分割部に形成さ
    れた接合部に、該接合部の外側からシーリング材を塗布
    して硬化させたシール部を形成したタイヤローラー。
  2. 【請求項2】 前記リムを前記リム本体に前記リムフラ
    ンジ部をロックリングを介して固定するように構成し、
    そのリム本体とロックリング間及び該ロックリングと前
    記リムフランジ部間の接合部の外部露出側に前記シール
    部を形成した請求項1に記載のタイヤローラー。
  3. 【請求項3】 前記シーリング材が、ポリサルファイド
    系樹脂、シリコーン系樹脂、変成シリコーン系樹脂、ア
    クリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリウレタン
    系樹脂、及びスチレンブタジエンゴム系樹脂の群から選
    ばれた請求項1または2に記載のタイヤローラー。
  4. 【請求項4】 リム本体に対してリムフランジ部を着脱
    自在にした分割型リムにチューブ付きのタイヤをリム組
    みした後、前記リム本体と前記リムフランジ部との分割
    部に形成される接合部の外側露出部にペースト状または
    パテ状のシーリング材を該接合部をシールするように塗
    布し、該シーリング材を硬化させるタイヤローラー。
JP21760994A 1994-09-12 1994-09-12 タイヤローラー及びそのリム組み方法 Pending JPH0880702A (ja)

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