JPH0879589A - マイクロカプセルカメラ及びマイクロカプセルカメラシステム - Google Patents

マイクロカプセルカメラ及びマイクロカプセルカメラシステム

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Publication number
JPH0879589A
JPH0879589A JP6211429A JP21142994A JPH0879589A JP H0879589 A JPH0879589 A JP H0879589A JP 6211429 A JP6211429 A JP 6211429A JP 21142994 A JP21142994 A JP 21142994A JP H0879589 A JPH0879589 A JP H0879589A
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JP
Japan
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camera
microcapsule
signal
image pickup
controller
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Application number
JP6211429A
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English (en)
Inventor
Hiroo Takemura
裕夫 竹村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/041—Capsule endoscopes for imaging

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超小型でかつコードレスのマイクロカプセル
カメラ及びこれを用いたマイクロカプセルカメラシステ
ムを提供すること。 【構成】 超小型でかつコードレスで画像を送受信する
ことが可能なマイクロカプセルカメラ１を構成し、体内
や狭い場所での撮影を可能にすると共に、撮影後は、コ
ントローラ２からの無線による指令により、この超小型
のカメラを複数個のブロックに分解可能とすることによ
り、廃棄処理し易いように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像デバイスを用い
た超小型のマイクロカプセルカメラ及びこれを用いたマ
イクロカプセルカメラシステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、家庭用ビデオカメラの分野では、
電荷結合素子（以下、ＣＣＤという）などの固体撮像デ
バイスを用いたカメラが普及しており、これらカメラの
画質の向上、及び小型化が図られている。
【０００３】また、産業用の分野では、超小型の（例え
ば親指大の）カメラヘッド部を有するマイクロカメラが
監視用やスポーツの特殊撮影に使用されている。
【０００４】一方、医学の分野で、体内の検査、治療に
効果を発揮する電子内視鏡を始め、医療用には高性能の
画質を有しながら全体を超小型にまとめたマイクロカメ
ラが疾患の早期発見に役立つようになってきた。
【０００５】しかしながら、体内に内視鏡を挿入する場
合や、細い管の中を観察する際には、マイクロカメラを
挿入することは可能であっても、撮影した後で再び、カ
メラを取り出すことはカメラの破損の危険があったり、
苦痛を伴うなど数々の問題があった。
【０００６】更に、カメラの出力信号を外部に取り出し
たり、外部から電源や固体撮像デバイスの駆動パルスを
送り込むために、カメラ本体にケーブルを接続しなけれ
ばならず、超小型のマイクロカメラを実現することは困
難であった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のマ
イクロカメラの技術では、高性能でしかも超小型のマイ
クロカメラを実現することは不可能であった。
【０００８】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、コー
ドレス化したカプセルタイプのマイクロカプセルカメラ
及びマイクロカプセルカメラシステムを提供することを
目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明によ
るマイクロカプセルカメラは、光学系レンズと該光学系
レンズを通して入射した光学像を撮像信号に変換する撮
像手段及びこれを駆動する手段とを含む第１の手段と、
前記撮像手段からの撮像信号を変調して送信する第２の
手段と、各手段に電源を供給する第３の手段と、各手段
の連結状態を分離させるための制御信号を外部より受信
し、各手段を分解動作させる第４の手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【００１０】請求項２記載の発明は、請求項１記載のマ
イクロカプセルカメラにおいて、前記撮像手段は、光入
射面に色フィルタを配したカラー撮像デバイスで構成さ
れることを特徴とする。
【００１１】請求項３記載の発明によるマイクロカプセ
ルカメラは、光学系レンズと該光学系レンズを通して入
射した光学像を撮像信号に変換する撮像手段及びこれを
駆動する手段とを含む第１の手段と、前記撮像手段から
の撮像信号を変調して送信する第２の手段と、各手段に
電源を供給する第３の手段と、少なくとも前記第１の手
段の向きを移動させるための制御信号と各手段の連結状
態を分離させるための制御信号を外部より受信し、少な
くとも前記第１の手段の向きを移動させると共に各手段
を分解動作させる第４の手段とを具備したことを特徴と
する。
【００１２】請求項４記載の発明によるマイクロカプセ
ルカメラは、光学系レンズと該光学系レンズを通して入
射した光学像を撮像信号に変換する撮像手段及びこれを
駆動する手段とを含む第１の手段と、前記撮像手段から
の撮像信号を変調して送信する第２の手段と、前記撮像
手段の被写体を照明する第３の手段と、各手段に電源を
供給する第４の手段と、各手段の連結状態を分離させる
ための制御信号を外部より受信し、各手段を分解動作さ
せる第５の手段とを具備したことを特徴とする。
【００１３】請求項５記載の発明によるマイクロカプセ
ルカメラシステムは、請求項１記載のマイクロカプセル
カメラと、このマイクロカプセルカメラからの変調信号
を受信し、信号処理を施し、映像信号を出力する一方、
前記マイクロカプセルカメラに分解のための制御信号を
送信するコントローラとを具備したことを特徴とする。
【００１４】請求項６記載の発明によるマイクロカプセ
ルカメラシステムは、請求項３記載のマイクロカプセル
カメラと、このマイクロカプセルカメラからの変調信号
を受信し、信号処理を施し、映像信号を出力する一方、
前記マイクロカプセルカメラに姿勢制御のための制御信
号及び分解のための制御信号を送信するコントローラと
を具備したことを特徴とする。
【００１５】請求項７記載の発明によるマイクロカプセ
ルカメラシステムは、請求項４記載のマイクロカプセル
カメラと、このマイクロカプセルカメラからの変調信号
を受信し、信号処理を施し、映像信号を出力する一方、
前記マイクロカプセルカメラに分解のための制御信号を
送信するコントローラとを具備したことを特徴とする。
【００１６】請求項８記載の発明は、請求項５，６又は
７記載のマイクロカプセルカメラシステムにおいて、前
記コントローラは、前記マイクロカプセルカメラからの
変調信号の受信をオン，オフする手段を具備したことを
特徴とする。
【００１７】
【作用】請求項１，５記載の発明によれば、超小型でコ
ードレス化されしかも外部指令により複数のブロックに
分離可能なマイクロカプセルカメラを構成することによ
り、体内や狭い場所での撮影を可能にすると共に、撮影
後は、遠隔制御により、この超小型のカメラを複数個に
分解して、排出若しくは取り出せるようにした。
【００１８】請求項３，６記載の発明によれば、超小型
でコードレス化されしかも外部指令によりカメラヘッド
の向きを移動可能でかつ複数のブロックに分離可能なマ
イクロカプセルカメラを構成することにより、体内や狭
い場所での撮影を可能にすると共に、遠隔操作により、
マイクロカプセルカメラの撮像部を観察したい方向に移
動させ、撮影後は、この超小型のカメラを複数個に分解
して、排出若しくは取り出せるようにした。
【００１９】請求項４，７記載の発明によれば、被写体
を照明する手段を備えた超小型でコードレスの、しかも
外部指令により複数のブロックに分離可能なマイクロカ
プセルカメラを構成することにより、体内や狭い場所で
の撮影を可能にすると共に、撮影後は、遠隔制御によ
り、この超小型のカメラを複数個に分解して、排出若し
くは取り出せるようにした。
【００２０】請求項８記載の発明によれば、マイクロカ
プセルカメラから被写体の画像をコントローラに対して
常時送信していても、電力節約のため必要な画像だけを
コントローラで受信許可させることが可能となる。
【００２１】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１は本発明に係るマイクロカプセルカメラシステムを示
す斜視図である。(a) はマイクロカプセルカメラで、
(b) はコントローラを示している。
【００２２】図１(a) ，(b) において、マイクロカプセ
ルカメラシステムは、マイクロカプセルカメラ１と、こ
のマイクロカプセルカメラ１に対して姿勢制御，受信制
御及び分解制御するための制御信号を送信したり、マイ
クロカプセルカメラ１から送信されてくる変調された撮
像信号を受信し、信号処理を施し、映像信号を出力する
コントローラ２とから構成されている。
【００２３】図１(a) に示すマイクロカプセルカメラ１
は、内部に、撮像レンズ（光学系レンズ），固体撮像デ
バイス，各種の電子回路，及び機構部分が超小型に収納
されており、外部には、撮像された信号を送信したり外
部からの指令信号を受信するためのアンテナ１Ａが配設
されている。マイクロカプセルカメラ１は、複数個のブ
ロックが連結した状態となっており、外部からの指令に
より複数個のブロックに分離させることが可能な構造と
なっている。従って、マイクロカプセルカメラ１は、体
内や狭い場所に挿入されて撮像が行われるが、必要な撮
影が行われた後は、カメラ本体が複数個のブロックに分
解され、排出もしくは取り出しやすくなっている。
【００２４】マイクロカプセルカメラ１は、別に設けら
れたコントローラ２で制御される。図１(b) に示すコン
トローラ２には、内部に、マイクロカプセルカメラ１か
らの変調された撮像信号を受信し、撮像信号の復調及び
信号処理を行う回路，マイクロカプセルカメラ１を制御
するための制御信号の発生及び送信を行う回路が収納さ
れており、外部には、撮影したい場所にマイクロカプセ
ルカメラ１全体或いはマイクロカプセルカメラ１の撮像
部の向きを移動させるよう指令するための姿勢制御ボタ
ン２Ａと、マイクロカプセルカメラ１からの変調された
撮像信号を必要なときだけ受信させるよう指令するため
の受信ボタン２Ｂと、マイクロカプセルカメラ１による
撮影後にマイクロカプセルカメラ１を分解するよう指令
するための分解ボタン２Ｃと、マイクロカプセルカメラ
１からの変調された撮像信号を受信したり、マイクロカ
プセルカメラ１に対して各種の制御信号を送信するアン
テナ２Ｄとが配設されている。
【００２５】このように構成されたシステムにおいて、
マイクロカプセルカメラ１は、例えば身体内に飲み込ま
れ、胃カメラ，内視鏡のように体内の疾患等を撮影し、
その撮像信号で予め定めた周波数の搬送波を変調し、ア
ンテナ１Ａを介して体外に送信する。送信された撮像信
号は、コントローラ２で受信され、復調及び信号処理さ
れて、映像信号として図示しない表示装置に表示され
る。医師等の操作者は、表示装置の画面を見ながらコン
トローラ２の姿勢制御ボタン２Ａで所望の方向にマイク
ロカプセルカメラ１の全体の向き、或いは先端の撮像部
の向きを移動させ、被写体の画像信号を送出させる。
【００２６】遠隔操作でマイクロカプセルカメラ１の撮
像部の姿勢を制御する手段の一例としては、図２に示す
ように、先端部の側面に磁石の小片か帯磁性の鉄片５Ａ
を付けておいて、体内に入った状態で外部から磁石で操
作することにより、方向を所望の位置に移動させること
が可能になる。また、この際、磁石は固定のものではな
く、電流量によって強さが変化する電磁石にしておけ
ば、微少量の方向を変化させることが可能である。
【００２７】マイクロカプセルカメラ１からは被写体の
画像信号は常時送信されるようにしているが、コントロ
ーラ２では、受信ボタン２Ｂのオン，オフにより、電力
節約のため必要な状況の画像だけを受信できるようにす
ることができる。
【００２８】必要な画像データが全て得られた後は、こ
のマイクロカプセルカメラ１は不要となるので、コント
ローラ２の分解ボタン２Ｂを押して、マイクロカプセル
カメラ１を複数のブロックに分解することにより、廃棄
処分として体外に排泄させるようにする。分解ボタン２
Ｂを押すと、マイクロカプセルカメラ１は分解信号を受
信して直ちに、予め設計された所定の個数（例えば４〜
５個）に細かく分解されることになる。
【００２９】図３は、上記マイクロカプセルカメラ１を
分解させる構成の一実施例を示すブロック図である。
(a) は構成図、(b) は分解後の状態を示す図である。本
実施例のマイクロカプセルカメラは、４つのブロックで
構成されている。
【００３０】図３(a) において、マイクロカプセルカメ
ラ１は、外部指令により分離させることが可能な第１，
第２，第３，第４の手段１０，２０，３０，４０から構
成されており、これらの各手段は、機械的に互いに連結
されかつ電気的に互いに接続された状態となっている。
【００３１】第１の手段１０は、光学像を結像するため
の撮像レンズ１１と、撮像レンズ１１を介して入射した
光学像が感光面に結像するように配置され、光電変換し
て撮像信号を生成するための、ＣＣＤ等の固体撮像素子
を中心として構成される撮像デバイス１２と、撮像デバ
イスを駆動するための駆動回路１３と、前記撮像信号を
所定のレベルに増幅するための電子回路１４とから構成
されている。
【００３２】第２の手段２０は、第１の手段１０からの
撮像信号を変調し、外部に送信するための送信回路２１
から構成されている。
【００３３】第３の手段３０は、各手段を分解させるた
めの信号を外部から受信し、各手段を分解動作させるた
めの動作回路３１から構成されている。
【００３４】第４の手段４０は、各手段の回路を電源電
圧にて駆動すると共に、機械的な動作に必要な電源電圧
を供給する電源４１から構成されている。
【００３５】これらの各手段１０，２０，３０，４０
は、外部からの分解を指示する制御信号により、図３
(b) に示すように分離されるようになっている。
【００３６】このような構成において、体内に飲み込ま
れたマイクロカプセルカメラ１は外部のコントローラ２
からの信号により、移動し、または先端部の向きを変え
られ、所望の被写体を撮像レンズ１１を通して撮像デバ
イス１２で撮像する。この撮像された撮像信号は、電子
回路１４で増幅処理された後、送信回路２１に送られ、
送信回路２１で変調され、図示しないアンテナを介して
コントローラ２へ送信される。コントローラ２では、送
信されてきた信号を受信し、必要な信号処理を施し、カ
ラー映像信号として出力する。出力された映像信号は、
カラーモニター画面上に表示される。
【００３７】このようにして、所望の撮像信号が全て送
受された後は、マイクロカプセルカメラ１は不要になる
ので、出来るだけ速やかに廃棄処理してしまうことが望
ましい。このため、コントローラの分解ボタン２Ｃを押
すと、この指令パルスがマイクロカプセルカメラ１に送
信され、動作回路３１が働いて、第１の手段１０から順
次に分離され、第４の手段４０まで４個のブロックに分
解される。このように細かく分解されることにより、体
内から容易に廃棄処理即ち排泄できるようになる。
【００３８】図４は、上記マイクロカプセルカメラ１を
分解する構成の他の実施例を示すブロック図である。
(a) は構成図、(b) は分解後の状態を示す図である。本
実施例は、４つのブロックで構成されている。撮像レン
ズ１１と撮像デバイス１２の光学系を１つのブロック１
０Ａとし、駆動回路１３，電子回路１４及び送信回路２
１をまとめて１つのブロック２０Ａとしている。
【００３９】図４(a) において、外部指令により分離さ
せることが可能な第１，第２，第３，第４の手段１０，
２０，３０，４０から構成されており、これらの各手段
は、機械的に互いに連結されかつ電気的に互いに接続さ
れた状態となっている。
【００４０】第１の手段１０Ａは、光学像を結像するた
めの撮像レンズ１１と、撮像レンズ１１を介して入射し
た光学像が感光面に結像するように配置され、光電変換
して撮像信号を生成するための、ＣＣＤ等の固体撮像素
子を中心として構成される撮像デバイス１２とから構成
されている。
【００４１】第２の手段２０Ａは、撮像デバイスを駆動
するための駆動回路１３と、前記撮像信号を所定のレベ
ルに増幅するための電子回路１４と、この電子回路１４
からの撮像信号を変調し、外部に送信するための送信回
路２１とから構成されている。
【００４２】第３の手段３０は、各手段を分解させるた
めの信号を外部から受信し、各手段を分解動作させるた
めの動作回路３１から構成されている。
【００４３】第４の手段４０は、各手段の回路を電源電
圧にて駆動すると共に、機械的な動作に必要な電源電圧
を供給する電源４１から構成されている。
【００４４】これらの各手段１０Ａ，２０Ａ，３０，４
０は、外部からの分解を指示する制御信号により、図４
(b) に示すように分離されるようになっている。
【００４５】なお、マイクロカプセルカメラ１を各手段
へ分割する仕方は、図３，図４の実施例のほかに、各分
割部の構成や機能と大きさに対応して、種々の組み合わ
せが可能である。
【００４６】図５は、上記マイクロカプセルカメラ１を
分解する構成のもう１つの他の実施例を示すブロック図
である。(a) は構成図、(b) は分解後の状態を示す図で
ある。本実施例は、５つのブロックで構成されている。
【００４７】図５(a) においては、図３の実施例におけ
る撮像レンズ１１及び撮像デバイス１２の近くに、照明
装置５１から成る第５の手段５０を設けたものである。
【００４８】マイクロカプセルカメラ１は、外部指令に
より分離させることが可能な第１，第２，第３，第４の
手段１０，２０，３０，４０から構成されており、これ
らの各手段は、機械的に互いに連結されかつ電気的に互
いに接続された状態となっている。
【００４９】第１の手段１０は、光学像を結像するため
の撮像レンズ１１と、撮像レンズ１１を介して入射した
光学像が感光面に結像するように配置され、光電変換し
て撮像信号を生成するための、ＣＣＤ等の固体撮像素子
を中心として構成される撮像デバイス１２と、撮像デバ
イスを駆動するための駆動回路１３と、前記撮像信号を
所定のレベルに増幅するための電子回路１４とから構成
されている。
【００５０】第２の手段２０は、第１の手段１０からの
映像信号を変調し、外部に送信するための送信回路２１
から構成されている。
【００５１】第３の手段３０は、各手段を分解させるた
めの信号を外部から受信し、各手段を分解動作させるた
めの動作回路３１から構成されている。
【００５２】第４の手段４０は、各手段の回路を電源電
圧にて駆動すると共に、機械的な動作に必要な電源電圧
を供給する電源４１から構成されている。
【００５３】第５の手段５０は、撮像対象（被写体）を
照明するための照明装置５１から構成されている。な
お、この場合、照明装置５１を含むブロック５０を、別
筐体にしておくと、必要なときだけ取り付けるなど機能
に応じた使い方が可能となる。
【００５４】これらの各手段１０，２０，３０，４０，
５０は、外部からの分解を指示する制御信号により、図
５(b) に示すように分離されるようになっている。
【００５５】尚、以上の説明では、送信回路２１で送信
される信号はコントローラで受信して再生されるように
説明したが、必ずしもコントローラで受信する必要はな
く、別に設けられた受信装置で受信して映像を再生して
も良い。
【００５６】また、以上の説明では、超小型のマイクロ
カプセルカメラを体内に飲み込む場合について説明して
きたが、細いチューブの中や狭い隙間に挿入して内部の
状況を観察、測定するような産業用の分野でも有用とな
ることは勿論である。
【００５７】一方、マイクロカプセルカメラ１の全体の
構成が大きくなるような場合は、最初から全てを一体化
した状態でなく、複数の部分に分割して、体内など被測
定物の内部に送り込み、ここで連結して一体構造とし、
撮像して画像が得られた後に、再度分解して廃棄処理す
るようにしても良い。
【００５８】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、超小
型でかつコードレスで画像を送受信することが可能なマ
イクロカプセルカメラ及びコントローラを実現すること
が可能となる。
【００５９】マイクロカプセルカメラを体内など被測定
物の内部に送り込み、外部のコントローラから画像を抽
出することができる。所望の画像が全て得られた後は、
速やかに分解して、廃棄処理することができるので、患
者の苦痛や負担を極力小さくし、快適な診断を実施する
ことができる。特に、従来、外部装置との接続に必要で
あったケーブルが不要となるため、カメラヘッド部と共
に接続ケーブルを体内に飲み込み診断後に再び引き上げ
る必要がなくなり（即ち、マイクロカプセルカメラを前
進させるのみで後退させる必要がなくなり）、患者の苦
痛が解消される。
【００６０】また、カメラヘッド部が超小型のマイクロ
カプセルカメラで出来ているため、手軽に目的の位置に
正確に移動させることができ、対象物を鮮明に撮像する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るマイクロカプセルカメラシステム
の構成を示す斜視図。
【図２】図１におけるマイクロカプセルカメラの撮像部
の姿勢を制御する手段の一実施例を示す斜視図。
【図３】図１のマイクロカプセルカメラを分解する構成
の一実施例を示すブロック図。
【図４】図１のマイクロカプセルカメラを分解する構成
の他の実施例を示すブロック図。
【図５】図１のマイクロカプセルカメラを分解する構成
のもう１つの他の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
１…マイクロカプセルカメラ ２…コントローラ ５Ａ…磁石又は鉄片 １０，１０Ａ…第１の手段 １１…撮像レンズ（光学系レンズ） １２…撮像デバイス １３…駆動回路 １４…電子回路 ２０，２０Ａ…第２の手段 ２１…送信回路 ３０…第３の手段 ３１…動作回路 ４０…第４の手段 ４１…電源 ５０…第５の手段 ５１…照明装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】光学系レンズと該光学系レンズを通して入
    射した光学像を撮像信号に変換する撮像手段及びこれを
    駆動する手段とを含む第１の手段と、 前記撮像手段からの撮像信号を変調して送信する第２の
    手段と、 各手段に電源を供給する第３の手段と、 各手段の連結状態を分離させるための制御信号を外部よ
    り受信し、各手段を分解動作させる第４の手段とを具備
    したことを特徴とするマイクロカプセルカメラ。
  2. 【請求項２】請求項１記載のマイクロカプセルカメラに
    おいて、 前記撮像手段は、光入射面に色フィルタを配したカラー
    撮像デバイスで構成されることを特徴とする。
  3. 【請求項３】光学系レンズと該光学系レンズを通して入
    射した光学像を撮像信号に変換する撮像手段及びこれを
    駆動する手段とを含む第１の手段と、 前記撮像手段からの撮像信号を変調して送信する第２の
    手段と、 各手段に電源を供給する第３の手段と、 少なくとも前記第１の手段の向きを移動させるための制
    御信号と各手段の連結状態を分離させるための制御信号
    を外部より受信し、少なくとも前記第１の手段の向きを
    移動させると共に各手段を分解動作させる第４の手段と
    を具備したことを特徴とするマイクロカプセルカメラ。
  4. 【請求項４】光学系レンズと該光学系レンズを通して入
    射した光学像を撮像信号に変換する撮像手段及びこれを
    駆動する手段とを含む第１の手段と、 前記撮像手段からの撮像信号を変調して送信する第２の
    手段と、 前記撮像手段の被写体を照明する第３の手段と、 各手段に電源を供給する第４の手段と、 各手段の連結状態を分離させるための制御信号を外部よ
    り受信し、各手段を分解動作させる第５の手段とを具備
    したことを特徴とするマイクロカプセルカメラ。
  5. 【請求項５】請求項１記載のマイクロカプセルカメラ
    と、 このマイクロカプセルカメラからの変調信号を受信し、
    信号処理を施し、映像信号を出力する一方、前記マイク
    ロカプセルカメラに分解のための制御信号を送信するコ
    ントローラとを具備したことを特徴とするマイクロカプ
    セルカメラシステム。
  6. 【請求項６】請求項３記載のマイクロカプセルカメラ
    と、 このマイクロカプセルカメラからの変調信号を受信し、
    信号処理を施し、映像信号を出力する一方、前記マイク
    ロカプセルカメラに姿勢制御のための制御信号及び分解
    のための制御信号を送信するコントローラとを具備した
    ことを特徴とするマイクロカプセルカメラシステム。
  7. 【請求項７】請求項４記載のマイクロカプセルカメラ
    と、 このマイクロカプセルカメラからの変調信号を受信し、
    信号処理を施し、映像信号を出力する一方、前記マイク
    ロカプセルカメラに分解のための制御信号を送信するコ
    ントローラとを具備したことを特徴とするマイクロカプ
    セルカメラシステム。
  8. 【請求項８】請求項５，６又は７記載のマイクロカプセ
    ルカメラシステムにおいて、 前記コントローラは、前記マイクロカプセルカメラから
    の変調信号の受信をオン，オフする手段を具備したこと
    を特徴とするマイクロカプセルカメラシステム。
JP6211429A 1994-09-05 1994-09-05 マイクロカプセルカメラ及びマイクロカプセルカメラシステム Pending JPH0879589A (ja)

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