JPH087873A - 鉛蓄電池 - Google Patents
鉛蓄電池Info
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- JPH087873A JPH087873A JP6142834A JP14283494A JPH087873A JP H087873 A JPH087873 A JP H087873A JP 6142834 A JP6142834 A JP 6142834A JP 14283494 A JP14283494 A JP 14283494A JP H087873 A JPH087873 A JP H087873A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Secondary Cells (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電槽の高さを低くして、該電槽の形成樹脂の
使用量を低減させることができる鉛蓄電池を提供する。 【構成】 電槽1の複数のセル室2内に極板群3をそれ
ぞれ配置する。各セル室2内で極板群3の同極性の各極
板をストラップ5で接続する。隣接するセル室2を仕切
る隔壁6に隣接した箇所で各ストラップ5に極柱7を極
柱座8を介してそれぞれ接続して立設する。隔壁6の両
側の各極柱7は、隔壁6に設けたセル間接続孔を通して
貫通抵抗溶接セル間接続部で接続する。貫通抵抗溶接セ
ル間接続部の形成時の溶接機アームの挿入位置に対応し
て各極柱7の下には極柱座8が存在しない溶接機アーム
挿入許容空所部13を設ける。
使用量を低減させることができる鉛蓄電池を提供する。 【構成】 電槽1の複数のセル室2内に極板群3をそれ
ぞれ配置する。各セル室2内で極板群3の同極性の各極
板をストラップ5で接続する。隣接するセル室2を仕切
る隔壁6に隣接した箇所で各ストラップ5に極柱7を極
柱座8を介してそれぞれ接続して立設する。隔壁6の両
側の各極柱7は、隔壁6に設けたセル間接続孔を通して
貫通抵抗溶接セル間接続部で接続する。貫通抵抗溶接セ
ル間接続部の形成時の溶接機アームの挿入位置に対応し
て各極柱7の下には極柱座8が存在しない溶接機アーム
挿入許容空所部13を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接するセル室内の極
板群の極柱が隔壁のセル間接続孔を通して貫通抵抗溶接
セル間接続部で接続されている鉛蓄電池に関するもので
ある。
板群の極柱が隔壁のセル間接続孔を通して貫通抵抗溶接
セル間接続部で接続されている鉛蓄電池に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の鉛蓄電池は、図4〜図6
に示すように、電槽1を備え、該電槽1内の複数のセル
室2内には極板群3がそれぞれ配置されている。各セル
室2内で極板群3の同極性の各極板4は、その耳部4a
でストラップ5により相互に接続されている。隣接する
セル室2を仕切る隔壁6に隣接した箇所で各ストラップ
5には、極柱7が極柱座8を介してそれぞれ接続されて
立設されている。この場合、極柱座8は溶接代確保,耐
振動,耐過電流のために断面長方形状の極柱7の広面の
下部に直交する向きで台形状に設けられている。極柱7
が存在する箇所で隔壁6には、丸孔よりなるセル間接続
孔9が設けられている、隔壁6の両側の各極柱7は、該
セル間接続孔9を通して貫通抵抗溶接セル間接続部10
で接続されている。この場合、貫通抵抗溶接セル間接続
部10は、図6に示すように、各セル室2内に各極柱7
に沿って溶接機アーム11が挿入され、セル間接続孔9
の箇所で該セル間接続孔9を通して抵抗溶接されること
により形成される。その後の工程で、電槽1の上端開口
部は、蓋12が熱溶着されて閉塞されるようになってい
る。
に示すように、電槽1を備え、該電槽1内の複数のセル
室2内には極板群3がそれぞれ配置されている。各セル
室2内で極板群3の同極性の各極板4は、その耳部4a
でストラップ5により相互に接続されている。隣接する
セル室2を仕切る隔壁6に隣接した箇所で各ストラップ
5には、極柱7が極柱座8を介してそれぞれ接続されて
立設されている。この場合、極柱座8は溶接代確保,耐
振動,耐過電流のために断面長方形状の極柱7の広面の
下部に直交する向きで台形状に設けられている。極柱7
が存在する箇所で隔壁6には、丸孔よりなるセル間接続
孔9が設けられている、隔壁6の両側の各極柱7は、該
セル間接続孔9を通して貫通抵抗溶接セル間接続部10
で接続されている。この場合、貫通抵抗溶接セル間接続
部10は、図6に示すように、各セル室2内に各極柱7
に沿って溶接機アーム11が挿入され、セル間接続孔9
の箇所で該セル間接続孔9を通して抵抗溶接されること
により形成される。その後の工程で、電槽1の上端開口
部は、蓋12が熱溶着されて閉塞されるようになってい
る。
【0003】この例では、極板4の高さがC、極柱7の
下端からセル間接続孔9の中心までの高さがB、極柱7
のセル間接続孔9の中心から電槽1の上端までの高さを
Aとしている。
下端からセル間接続孔9の中心までの高さがB、極柱7
のセル間接続孔9の中心から電槽1の上端までの高さを
Aとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の鉛蓄電池では、セル間接続孔9が開口する極
柱7の広面の下に台形状の極柱座8が存在するので、図
6に示すように、各セル室2内に各極柱7に沿って溶接
機アーム11を挿入して、セル間接続孔9の箇所で該セ
ル間接続孔9を通して抵抗溶接することにより貫通抵抗
溶接セル間接続部10を形成する際、極柱座8が邪魔を
して溶接機アーム11を極板群3側に近付けることがで
きず、このため極柱座8の厚み(例えば4〜5mm)分だ
けセル間接続孔9を設ける位置を高くしなければなら
ず、従ってその分だけ電槽1の高さを高くしなければな
らない問題点がある。電槽1の高さが高くなると、該電
槽1を成形する際の樹脂の使用量が増加し、且つ蓋12
の高さが低くなって該蓋12に設けられる部材の高さも
制約を受ける問題点がある。
うな構造の鉛蓄電池では、セル間接続孔9が開口する極
柱7の広面の下に台形状の極柱座8が存在するので、図
6に示すように、各セル室2内に各極柱7に沿って溶接
機アーム11を挿入して、セル間接続孔9の箇所で該セ
ル間接続孔9を通して抵抗溶接することにより貫通抵抗
溶接セル間接続部10を形成する際、極柱座8が邪魔を
して溶接機アーム11を極板群3側に近付けることがで
きず、このため極柱座8の厚み(例えば4〜5mm)分だ
けセル間接続孔9を設ける位置を高くしなければなら
ず、従ってその分だけ電槽1の高さを高くしなければな
らない問題点がある。電槽1の高さが高くなると、該電
槽1を成形する際の樹脂の使用量が増加し、且つ蓋12
の高さが低くなって該蓋12に設けられる部材の高さも
制約を受ける問題点がある。
【0005】電槽1の外形寸法が決められているときに
は、極板4の高さを極柱座8の厚み分だけ低くして、極
柱7の高さを高くしなければならない。極柱7の高さが
増すと、その分だけ鉛の使用量が増すと共に、高性能を
要求される分だけ極板高さを高くしたいときに障害にな
る問題点がある。
は、極板4の高さを極柱座8の厚み分だけ低くして、極
柱7の高さを高くしなければならない。極柱7の高さが
増すと、その分だけ鉛の使用量が増すと共に、高性能を
要求される分だけ極板高さを高くしたいときに障害にな
る問題点がある。
【0006】また、従来の構造では、極柱7の幅方向に
十分の裕度をもたせているので、隔壁6の両側の極柱7
を抵抗溶接で貫通溶接する際に、自動機で極柱7の位置
の矯正を行っているが、矯正しても貫通溶接をセル毎に
行って行くに従い、極板群3が引っ張られて、図7に示
すようにセル間接続孔9に対する極柱7の位置ずれが発
生し、極柱7の片側に寸法的余裕をもたせることなく貫
通抵抗溶接セル間接続部10の形成を行うことになって
溶接不良が発生し易い問題点があった。
十分の裕度をもたせているので、隔壁6の両側の極柱7
を抵抗溶接で貫通溶接する際に、自動機で極柱7の位置
の矯正を行っているが、矯正しても貫通溶接をセル毎に
行って行くに従い、極板群3が引っ張られて、図7に示
すようにセル間接続孔9に対する極柱7の位置ずれが発
生し、極柱7の片側に寸法的余裕をもたせることなく貫
通抵抗溶接セル間接続部10の形成を行うことになって
溶接不良が発生し易い問題点があった。
【0007】更に、従来はセル間接続孔9の形状は、溶
接面積を最大限確保するため円形とし、電池容量が大き
くなるほど孔径も大きくし、極柱7の幅もそれに比例し
て大きくしなければならず、極柱7の鉛使用量も多くな
る問題点があった。
接面積を最大限確保するため円形とし、電池容量が大き
くなるほど孔径も大きくし、極柱7の幅もそれに比例し
て大きくしなければならず、極柱7の鉛使用量も多くな
る問題点があった。
【0008】本発明の目的は、電槽の高さを低くして、
該電槽の形成樹脂の使用量を低減させ、且つ極柱の高さ
を低くして鉛使用量を低減させることができる鉛蓄電池
を提供することにある。
該電槽の形成樹脂の使用量を低減させ、且つ極柱の高さ
を低くして鉛使用量を低減させることができる鉛蓄電池
を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、電槽の高さを高くせ
ずに、極板の高さを高く設計できる鉛蓄電池を提供する
ことにある。
ずに、極板の高さを高く設計できる鉛蓄電池を提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、極柱の幅を広げず
に、貫通溶接の面積を最大限確保することができる鉛蓄
電池を提供することにある。
に、貫通溶接の面積を最大限確保することができる鉛蓄
電池を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、隔壁のセル間接続孔
に対する極柱の位置合せ精度を向上させることができる
鉛蓄電池を提供することにある。
に対する極柱の位置合せ精度を向上させることができる
鉛蓄電池を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,電槽内の複数
のセル室内に極板群がそれぞれ配置され、前記各セル室
内で前記極板群の同極性の各極板がストラップで接続さ
れ、隣接する前記セル室を仕切る隔壁に隣接した箇所で
前記各ストラップには極柱が極柱座を介してそれぞれ接
続されて立設され、前記極柱が存在する箇所で前記隔壁
にはセル間接続孔が設けられ、前記隔壁の両側の前記各
極柱は該セル間接続孔を通して貫通抵抗溶接セル間接続
部で接続されている鉛蓄電池を改良の対象としている。
のセル室内に極板群がそれぞれ配置され、前記各セル室
内で前記極板群の同極性の各極板がストラップで接続さ
れ、隣接する前記セル室を仕切る隔壁に隣接した箇所で
前記各ストラップには極柱が極柱座を介してそれぞれ接
続されて立設され、前記極柱が存在する箇所で前記隔壁
にはセル間接続孔が設けられ、前記隔壁の両側の前記各
極柱は該セル間接続孔を通して貫通抵抗溶接セル間接続
部で接続されている鉛蓄電池を改良の対象としている。
【0013】本発明においては、前記貫通抵抗溶接セル
間接続部の形成時の溶接機アームの挿入位置に対応して
前記各極柱の下には、前記極柱座が存在しない溶接機ア
ーム挿入許容空所部が設けられていることを特徴とす
る。
間接続部の形成時の溶接機アームの挿入位置に対応して
前記各極柱の下には、前記極柱座が存在しない溶接機ア
ーム挿入許容空所部が設けられていることを特徴とす
る。
【0014】この場合、前記極柱座は前記ストラップに
長辺を平行させた長方形状として、断面長方形状の前記
極柱の短辺と該ストラップとの間にのみ存在するように
前記極柱の下部に設けることができる。
長辺を平行させた長方形状として、断面長方形状の前記
極柱の短辺と該ストラップとの間にのみ存在するように
前記極柱の下部に設けることができる。
【0015】また、前記極柱の前記セル間接続孔は、上
下方向に長い楕円形状孔として設けることができる。
下方向に長い楕円形状孔として設けることができる。
【0016】また、前記隔壁には、前記極柱を位置決め
するガイドリブを設けることができる。
するガイドリブを設けることができる。
【0017】また前記極柱は、前記隔壁と該隔壁に設け
られたガイドリブとで位置決めすることができる。
られたガイドリブとで位置決めすることができる。
【0018】
【作用】このように、貫通抵抗溶接セル間接続部の形成
時の溶接機アームの挿入位置に対応して各極柱の下に、
極柱座が存在しない溶接機アーム挿入許容空所部を設け
ると、各セル室内に各極柱に沿って溶接機アームを挿入
して、セル間接続孔の箇所で該セル間接続孔を通して抵
抗溶接することにより貫通抵抗溶接セル間接続部を形成
する際、極柱座が邪魔にならず、溶接機アームを極板群
側に近付けることができる。このため、極柱座の厚み分
だけセル間接続孔を設ける位置を低くすることができ、
その分だけ極柱の高さを低くできて、電槽の高さを低く
することができる。電槽の高さが低くなると、該電槽を
成形する際の樹脂の使用量を少なくでき、且つ極柱の高
さを低くして鉛使用量を少なくすることができる。更
に、極柱の高さが低くなって鉛使用量が減少すると、電
気抵抗が小さくなって、電池の電気的特性を向上させる
ことができる。
時の溶接機アームの挿入位置に対応して各極柱の下に、
極柱座が存在しない溶接機アーム挿入許容空所部を設け
ると、各セル室内に各極柱に沿って溶接機アームを挿入
して、セル間接続孔の箇所で該セル間接続孔を通して抵
抗溶接することにより貫通抵抗溶接セル間接続部を形成
する際、極柱座が邪魔にならず、溶接機アームを極板群
側に近付けることができる。このため、極柱座の厚み分
だけセル間接続孔を設ける位置を低くすることができ、
その分だけ極柱の高さを低くできて、電槽の高さを低く
することができる。電槽の高さが低くなると、該電槽を
成形する際の樹脂の使用量を少なくでき、且つ極柱の高
さを低くして鉛使用量を少なくすることができる。更
に、極柱の高さが低くなって鉛使用量が減少すると、電
気抵抗が小さくなって、電池の電気的特性を向上させる
ことができる。
【0019】電槽の高さが決められているときには、極
柱座の厚み分だけ極板の高さを高くして、高性能な極板
の製作が可能となる。従って、本発明によれば電槽の高
さを高くせずに、極板の高さを高く設計できる鉛蓄電池
を提供することができる。
柱座の厚み分だけ極板の高さを高くして、高性能な極板
の製作が可能となる。従って、本発明によれば電槽の高
さを高くせずに、極板の高さを高く設計できる鉛蓄電池
を提供することができる。
【0020】特に、極柱座を、ストラップに長辺を平行
させた長方形状として、断面長方形状の極柱の短辺と該
ストラップとの間にのみ存在するように該極柱の下部に
設けると、溶接機アーム挿入許容空所部の形成を容易に
行うことができる。極柱座の形状をこのように小さくし
ても、小容量の電池では支障がない。
させた長方形状として、断面長方形状の極柱の短辺と該
ストラップとの間にのみ存在するように該極柱の下部に
設けると、溶接機アーム挿入許容空所部の形成を容易に
行うことができる。極柱座の形状をこのように小さくし
ても、小容量の電池では支障がない。
【0021】また、極柱のセル間接続孔を、上下方向に
長い楕円形状孔として設けると、電池容量が大きくなる
ほど貫通溶接面積を大きくする際に、セル間接続孔を極
柱の上下方向に大きくすることことにより対応でき、極
柱の幅を広げずに、貫通溶接の面積を最大限に確保する
ことができる。
長い楕円形状孔として設けると、電池容量が大きくなる
ほど貫通溶接面積を大きくする際に、セル間接続孔を極
柱の上下方向に大きくすることことにより対応でき、極
柱の幅を広げずに、貫通溶接の面積を最大限に確保する
ことができる。
【0022】また隔壁に、極柱を位置決めするガイドリ
ブを設けると、隔壁のセル間接続孔に対する極柱の位置
ずれを防止でき、隔壁のセル間接続孔に対する極柱の位
置合せ精度を向上させることができる。
ブを設けると、隔壁のセル間接続孔に対する極柱の位置
ずれを防止でき、隔壁のセル間接続孔に対する極柱の位
置合せ精度を向上させることができる。
【0023】極柱を、隔壁と該隔壁に設けられたガイド
リブとで位置決めすると、極柱の位置決めを容易に行う
ことができる。
リブとで位置決めすると、極柱の位置決めを容易に行う
ことができる。
【0024】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係る鉛蓄電池の一実
施例を示したものである。なお、前述した図4〜図6と
対応する部分には、同一符号を付けて示している。
施例を示したものである。なお、前述した図4〜図6と
対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0025】本実施例の鉛蓄電池においては、貫通抵抗
溶接セル間接続部10の形成時の溶接機アーム11の挿
入位置に対応して各極柱7の下には、図2及び図3に示
すように極柱座8が存在しない溶接機アーム挿入許容空
所部13が設けられている。このように溶接機アーム挿
入許容空所部13を設ける関係で、極柱座8はストラッ
プ5に長辺を平行させた長方形状に形成され、断面長方
形状の極柱7の短辺と該ストラップ5との間にのみ存在
するように極柱7の下部に連設されている。
溶接セル間接続部10の形成時の溶接機アーム11の挿
入位置に対応して各極柱7の下には、図2及び図3に示
すように極柱座8が存在しない溶接機アーム挿入許容空
所部13が設けられている。このように溶接機アーム挿
入許容空所部13を設ける関係で、極柱座8はストラッ
プ5に長辺を平行させた長方形状に形成され、断面長方
形状の極柱7の短辺と該ストラップ5との間にのみ存在
するように極柱7の下部に連設されている。
【0026】また本実施例の鉛蓄電池においては、極柱
7のセル間接続孔9は、図1に示すように上下方向に長
い楕円形状孔として設けられている。更に、隔壁6に
は、図1及び図2に示すように極柱7を位置決めする高
さが約1mmのガイドリブ14が突設され、極柱7はその
幅方向の一端が電槽1に当接され、他端が該ガイドリブ
14に当接されて位置決めされている。
7のセル間接続孔9は、図1に示すように上下方向に長
い楕円形状孔として設けられている。更に、隔壁6に
は、図1及び図2に示すように極柱7を位置決めする高
さが約1mmのガイドリブ14が突設され、極柱7はその
幅方向の一端が電槽1に当接され、他端が該ガイドリブ
14に当接されて位置決めされている。
【0027】このように、貫通抵抗溶接セル間接続部1
0の形成時の溶接機アーム11の挿入位置に対応して各
極柱7の下に、極柱座8が存在しない溶接機アーム挿入
許容空所部13を設けると、各セル室2内に各極柱7に
沿って溶接機アーム11を挿入して、セル間接続孔9の
箇所で該セル間接続孔9を通して抵抗溶接することによ
り貫通抵抗溶接セル間接続部10を形成する際、極柱座
8が邪魔にならず、溶接機アーム11を極板群3側に近
付けることができる。このため、極柱座8の厚み分だけ
セル間接続孔9を設ける位置を低くすることができ、そ
の分だけ極柱7の高さを低くできて、電槽1の高さを低
くすることができる。電槽1の高さが低くなると、該電
槽1を成形する際の樹脂の使用量を少なくすることがで
きる。また、極柱7の高さが低くなると、該極柱7を形
成する鉛の使用量が少なくなり、電気抵抗が小さくなっ
て、電池の電気的特性を向上させることができる。
0の形成時の溶接機アーム11の挿入位置に対応して各
極柱7の下に、極柱座8が存在しない溶接機アーム挿入
許容空所部13を設けると、各セル室2内に各極柱7に
沿って溶接機アーム11を挿入して、セル間接続孔9の
箇所で該セル間接続孔9を通して抵抗溶接することによ
り貫通抵抗溶接セル間接続部10を形成する際、極柱座
8が邪魔にならず、溶接機アーム11を極板群3側に近
付けることができる。このため、極柱座8の厚み分だけ
セル間接続孔9を設ける位置を低くすることができ、そ
の分だけ極柱7の高さを低くできて、電槽1の高さを低
くすることができる。電槽1の高さが低くなると、該電
槽1を成形する際の樹脂の使用量を少なくすることがで
きる。また、極柱7の高さが低くなると、該極柱7を形
成する鉛の使用量が少なくなり、電気抵抗が小さくなっ
て、電池の電気的特性を向上させることができる。
【0028】電槽1の高さが決められているときには、
極柱座8の厚み分だけ極板4の高さを高くして、高性能
な極板4の製作が可能となる。例えば、従来は図4に示
すように極柱7の下端からセル間接続孔9の中心までの
高さがBであったものを、本発明では図1に示すように
2B/3に縮めて、その代わりに従来は図4に示すよう
に極板4の高さがCであったものを、本発明では図1に
示すように(C+B/3)に伸ばすことができる。従っ
て、本発明によれば、電槽1の高さを高くせずに、極板
4の高さを高く設計できる鉛蓄電池を提供することがで
きる。
極柱座8の厚み分だけ極板4の高さを高くして、高性能
な極板4の製作が可能となる。例えば、従来は図4に示
すように極柱7の下端からセル間接続孔9の中心までの
高さがBであったものを、本発明では図1に示すように
2B/3に縮めて、その代わりに従来は図4に示すよう
に極板4の高さがCであったものを、本発明では図1に
示すように(C+B/3)に伸ばすことができる。従っ
て、本発明によれば、電槽1の高さを高くせずに、極板
4の高さを高く設計できる鉛蓄電池を提供することがで
きる。
【0029】特に、極柱座8を、ストラップ5に長辺を
平行させた長方形状として、断面長方形状の極柱7の短
辺と該ストラップ5との間にのみ存在するように該極柱
7の下部に設けると、溶接機アーム挿入許容空所部13
の形成を容易に行うことができる。極柱座8の形状をこ
のように小さくしても、小容量の電池では支障がない。
平行させた長方形状として、断面長方形状の極柱7の短
辺と該ストラップ5との間にのみ存在するように該極柱
7の下部に設けると、溶接機アーム挿入許容空所部13
の形成を容易に行うことができる。極柱座8の形状をこ
のように小さくしても、小容量の電池では支障がない。
【0030】また、極柱7のセル間接続孔9を、上下方
向に長い楕円形状孔として設けると、電池容量が大きく
なるほど貫通溶接面積を大きくする際に、セル間接続孔
9を極柱7の上下方向に大きくすることことにより対応
でき、極柱7の幅を広げずに、貫通溶接の面積を最大限
に確保することができる。
向に長い楕円形状孔として設けると、電池容量が大きく
なるほど貫通溶接面積を大きくする際に、セル間接続孔
9を極柱7の上下方向に大きくすることことにより対応
でき、極柱7の幅を広げずに、貫通溶接の面積を最大限
に確保することができる。
【0031】また隔壁6に、極柱7を位置決めするガイ
ドリブ14を設けると、隔壁6のセル間接続孔9に対す
る極柱7の位置ずれを防止でき、隔壁6のセル間接続孔
9に対する極柱7の位置合せ精度を向上させることがで
きる。
ドリブ14を設けると、隔壁6のセル間接続孔9に対す
る極柱7の位置ずれを防止でき、隔壁6のセル間接続孔
9に対する極柱7の位置合せ精度を向上させることがで
きる。
【0032】極柱7を、隔壁6と該隔壁6に設けられた
ガイドリブ14とで位置決めすると、ガイドリブ14の
設置数を最小限にして、極柱7の位置決めを容易に行う
ことができる。
ガイドリブ14とで位置決めすると、ガイドリブ14の
設置数を最小限にして、極柱7の位置決めを容易に行う
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る鉛蓄電
池によれば、下記のような優れた効果を得ることができ
る。
池によれば、下記のような優れた効果を得ることができ
る。
【0034】本発明の鉛蓄電池では、貫通抵抗溶接セル
間接続部の形成時の溶接機アームの挿入位置に対応して
各極柱の下に、極柱座が存在しない溶接機アーム挿入許
容空所部を設けているので、各セル室内に各極柱に沿っ
て溶接機アームを挿入して、セル間接続孔の箇所で該セ
ル間接続孔を通して抵抗溶接することにより貫通抵抗溶
接セル間接続部を形成する際、極柱座が邪魔にならず、
溶接機アームを極板群側に近付けることができる。この
ため、極柱座の厚み分だけセル間接続孔を設ける位置を
低くすることができ、その分だけ極柱の高さを低くでき
て、電槽の高さを低くすることができる。電槽の高さが
低くなると、該電槽を成形する際の樹脂の使用量を少な
くすることができる。また、極柱の高さが低くなると、
該極柱を形成する鉛の使用量が少なくなり、電気抵抗が
小さくなって、電池の電気的特性を向上させることがで
きる。
間接続部の形成時の溶接機アームの挿入位置に対応して
各極柱の下に、極柱座が存在しない溶接機アーム挿入許
容空所部を設けているので、各セル室内に各極柱に沿っ
て溶接機アームを挿入して、セル間接続孔の箇所で該セ
ル間接続孔を通して抵抗溶接することにより貫通抵抗溶
接セル間接続部を形成する際、極柱座が邪魔にならず、
溶接機アームを極板群側に近付けることができる。この
ため、極柱座の厚み分だけセル間接続孔を設ける位置を
低くすることができ、その分だけ極柱の高さを低くでき
て、電槽の高さを低くすることができる。電槽の高さが
低くなると、該電槽を成形する際の樹脂の使用量を少な
くすることができる。また、極柱の高さが低くなると、
該極柱を形成する鉛の使用量が少なくなり、電気抵抗が
小さくなって、電池の電気的特性を向上させることがで
きる。
【0035】電槽の高さが決められているときには、極
柱座の厚み分だけ極板の高さを高くして、高性能な極板
の製作が可能となる。このため、本発明によれば、電槽
の高さを高くせずに、極板の高さを高く設計できる鉛蓄
電池を提供することもできる。
柱座の厚み分だけ極板の高さを高くして、高性能な極板
の製作が可能となる。このため、本発明によれば、電槽
の高さを高くせずに、極板の高さを高く設計できる鉛蓄
電池を提供することもできる。
【0036】特に、極柱座を、ストラップに長辺を平行
させた長方形状として、断面長方形状の極柱の短辺と該
ストラップとの間にのみ存在するようにして該極柱の下
部に設けることにより、溶接機アーム挿入許容空所部の
形成を容易に行うことができる。
させた長方形状として、断面長方形状の極柱の短辺と該
ストラップとの間にのみ存在するようにして該極柱の下
部に設けることにより、溶接機アーム挿入許容空所部の
形成を容易に行うことができる。
【0037】また、極柱のセル間接続孔を、上下方向に
長い楕円形状孔として設けることにより、電池容量が大
きくなるほど貫通溶接面積を大きくする際に、セル間接
続孔を極柱の上下方向に大きくすることことにより対応
でき、極柱の幅を広げずに、貫通溶接の面積を最大限に
確保することができる。更に、極柱の幅が広がらないこ
とにより、鉛の使用量を少なくすることができる。
長い楕円形状孔として設けることにより、電池容量が大
きくなるほど貫通溶接面積を大きくする際に、セル間接
続孔を極柱の上下方向に大きくすることことにより対応
でき、極柱の幅を広げずに、貫通溶接の面積を最大限に
確保することができる。更に、極柱の幅が広がらないこ
とにより、鉛の使用量を少なくすることができる。
【0038】また隔壁に、極柱を位置決めするガイドリ
ブを設けることにより、隔壁のセル間接続孔に対する極
柱の位置ずれを防止でき、隔壁のセル間接続孔に対する
極柱の位置合せ精度を向上させることができ、且つ溶接
不良を減少させることができる。
ブを設けることにより、隔壁のセル間接続孔に対する極
柱の位置ずれを防止でき、隔壁のセル間接続孔に対する
極柱の位置合せ精度を向上させることができ、且つ溶接
不良を減少させることができる。
【0039】極柱を、隔壁と該隔壁に設けられたガイド
リブとで位置決めすることにより、溶接不良を減少でき
ると共に、ガイドリブの設置数を最小限にして、極柱の
位置決めを容易に行うことができる。
リブとで位置決めすることにより、溶接不良を減少でき
ると共に、ガイドリブの設置数を最小限にして、極柱の
位置決めを容易に行うことができる。
【図1】本発明に係る鉛蓄電池の一実施例の要部縦断面
図である。
図である。
【図2】図1に示す鉛蓄電池で蓋を除去した状態の要部
平面図である。
平面図である。
【図3】図1に示す鉛蓄電池で隔壁の両側の各極柱をセ
ル間接続孔を通して貫通抵抗溶接する状態を示す縦断面
図である。
ル間接続孔を通して貫通抵抗溶接する状態を示す縦断面
図である。
【図4】従来の鉛蓄電池の要部縦断面図である。
【図5】図4に示す鉛蓄電池で蓋を除去した状態の要部
平面図である。
平面図である。
【図6】図4に示す鉛蓄電池で隔壁の両側の各極柱をセ
ル間接続孔を通して貫通抵抗溶接する状態を示す縦断面
図である。
ル間接続孔を通して貫通抵抗溶接する状態を示す縦断面
図である。
【図7】従来の鉛蓄電池で極柱がセル間接続孔に対して
位置ずれした状態を示す説明図である。
位置ずれした状態を示す説明図である。
1 電槽 2 セル室 3 極板群 4 極板 4a 耳部 5 ストラップ 6 隔壁 7 極柱 8 極柱座 9 セル間接続孔 10 貫通抵抗溶接セル間接続部 11 溶接機アーム 12 蓋 13 溶接機アーム挿入許容空所部 14 ガイドリブ
Claims (5)
- 【請求項1】 電槽内の複数のセル室内に極板群がそれ
ぞれ配置され、前記各セル室内で前記極板群の同極性の
各極板がストラップで接続され、隣接する前記セル室を
仕切る隔壁に隣接した箇所で前記各ストラップには極柱
が極柱座を介してそれぞれ接続されて立設され、前記極
柱が存在する箇所で前記隔壁にはセル間接続孔が設けら
れ、前記隔壁の両側の前記各極柱は該セル間接続孔を通
して貫通抵抗溶接セル間接続部で接続されている鉛蓄電
池において、 前記貫通抵抗溶接セル間接続部の形成時の溶接機アーム
の挿入位置に対応して前記各極柱の下には前記極柱座が
存在しない溶接機アーム挿入許容空所部が設けられてい
ることを特徴とする鉛蓄電池。 - 【請求項2】 前記極柱座は前記ストラップに長辺を平
行させた長方形状として、断面長方形状の前記極柱の短
辺と該ストラップとの間にのみ存在するように前記極柱
の下部に設けられていることを特徴とする請求項1に記
載の鉛蓄電池。 - 【請求項3】 前記セル間接続孔は上下方向に長い楕円
形状孔として設けられていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の鉛蓄電池。 - 【請求項4】 前記隔壁には前記極柱を位置決めするガ
イドリブが設けられていることを特徴とする請求項1,
2,3のいずれか1つに記載の鉛蓄電池。 - 【請求項5】 前記極柱は前記隔壁と該隔壁に設けられ
たガイドリブで位置決めされていることを特徴とする請
求項1,2,3のいずれか1つに記載の鉛蓄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142834A JPH087873A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 鉛蓄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142834A JPH087873A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 鉛蓄電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087873A true JPH087873A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15324703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6142834A Pending JPH087873A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 鉛蓄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087873A (ja) |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP6142834A patent/JPH087873A/ja active Pending
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