JPH0878503A - 生産ライン構築方法 - Google Patents

生産ライン構築方法

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JPH0878503A
JPH0878503A JP7171783A JP17178395A JPH0878503A JP H0878503 A JPH0878503 A JP H0878503A JP 7171783 A JP7171783 A JP 7171783A JP 17178395 A JP17178395 A JP 17178395A JP H0878503 A JPH0878503 A JP H0878503A
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robot
production line
cassette
transfer
equipment
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JP7171783A
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English (en)
Inventor
Minoru Ikeda
稔 池田
Takemasa Iwasaki
武正 岩崎
Sadao Shimosha
貞夫 下社
Hiroto Nagatomo
宏人 長友
Tadashi Yamada
正 山田
Makoto Terachi
誠 寺地
Kazuhiro Shioda
和宏 塩田
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Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】半導体生産のように複数の工程を繰り返して処
理し、しかも、処理対象物(ウェハ)を収納したカセッ
トを繰り返えし利用する生産において、生産設備のロ−
ドアンロ−ドのカセットの高さ及び奥行の値に範囲を設
け、該範囲内の複数の設備のみで生産ラインを構成し、
該範囲内のすべてのカセットを搬送可能な可動範囲を有
する自動搬送手段により、上記複数の設備相互のカセッ
トの搬送を行うことを特徴とする生産ライン構築方法。 【効果】本発明によれば、搬送ロボットが過大な寸法と
なることを防止し、搬送の高速化が図れるとともに、搬
送通路スペ−スの節約ができる。また、生産設備の標準
化ができ、自動化ラインの構成が廉価になる効果もあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産ラインの構築方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の生産ラインの構築方法としては、
三菱電機技報・Vol.63・No.11・1989に
紹介された「半導体のFA技術」と題する文献、JMA
PRODUCTION MANAGEMENT(JU
LY 1990)に紹介された「製造工程が複雑で変化
の多い半導体工場のFA」と題する文献、或いは、特公
昭64−6540号公報、特開昭63−57158号公
報、特開平2−117512号公報に記載されたシステ
ムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、半
導体生産工場における自動化ラインの構築に関するもの
であるが、半導体生産工場における各加工処理装置に対
して被加工物をロード・アンロードする多関節ロボット
と、複数の加工処理装置から成る加工処理装置群との関
係については特に配慮されておらず、搬送ロボット或い
は搬送通路スペースの小型化、生産ライン全体における
被加工物の搬送速度について改善すべき余地が残されて
いた。
【0004】本発明は、搬送ロボットが過大な寸法とな
ることを防止し、搬送の高速化が図れるとともに、搬送
通路スペ−スの節約ができ、また生産設備の標準化がで
き、自動化ラインの構成が廉価になる生産ラインの構築
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、複数の加工処理装置から成る加
工処理装置群と、各加工処理装置に対して被加工物をロ
ード・アンロードする多関節ロボットと、それらの加工
処理装置間で被加工物を搬送する自動搬送手段とによっ
て生産ラインを構築する方法において、上記多関節ロボ
ットによって被加工物をロード・アンロードする際の各
加工処理装置ごとの各ロード・アンロードエリアが、最
大のエリアであっても上記多関節ロボットの可動範囲内
に包接されるように生産ラインを構成することを特徴と
する。
【0006】
【作用】本発明は、多関節ロボットによって被加工物を
ロード・アンロードする際の各加工処理装置ごとの各ロ
ード・アンロードエリアが、最大のエリアであっても上
記多関節ロボットの可動範囲内に包接されるように生産
ラインを構成したので、搬送ロボットが過大な寸法とな
ることが防止でき、また搬送通路スペ−スの節約ととも
に生産設備の標準化ができ、併せて搬送の高速化も図れ
るものである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の生産ライン構築方法を例え
ば半導体生産ラインに適用した場合の全体レイアウト構
成を示したものである。通常、半導体の生産は、素材
(ウェハ)をラインに投入し、回路形成、成膜工程を繰
返しながらウェハ上に完成品を作り込む。そして、良否
判別テストにより良品(完成品)をチップ上から切り出
し、封止・組立て後に製品テストを行ない、完成品を選
別し、出荷する。
【0008】通常、素材である全表面ウェハは、運搬用
カセットに入れてメーカからトラックで工場に運び込ま
れ、外気等に触れた部分に附着した異物を除去するため
にクリニングをした後、例えば2階に位置した作業事務
所14に運び込まれ事務所入出庫ストッカ13から素材
である鏡面ウェハを投入する。投入された鏡面ウェハ
は、例えば事務所入出庫ストッカ13から昇降装置6を
経由してライン入出庫ストッカ12に自動搬送され一時
保管する。そして、必要に応じて取り出し、初工程であ
る表面酸化処理後に管理単位であるロット(製品)にま
とめられ、予め決められた毎日の投入量に応じて、複数
ロットを発番し、各々をケースに入れて、又、保管す
る。この場合、初工程であるストッカ1があるところま
で搬送してロットを形成する場合も有るし、ライン入出
庫ストッカ12から人手で取り出して処理後に又、入庫
する場合も考えられる。
【0009】多くの半導体生産ラインは、同種機能を持
つ設備群を集めたジョブショップ生産形態を採用してお
り、例えば、高い清浄度が要求されている作業エリア1
1のようにストッカ1、エリア内ロボット9、作業エリ
ア11’群を必要に応じて設置し、消防法等の規制によ
り、ある面積の単位に、図で示したような防火壁10を
設けたラインが構成される。この防火壁は、火災等の時
に完全に作業エリアを隔離する必要があるため、床上や
床下にある空気の清浄度を維持している層流部分や工程
間搬送レ−ル2や作業者用通路もただちに遮断できる構
造となっている。各作業エリア11,11’群間は、工
程間搬送レール2と施回装置5で閉ループ走行路を形成
し、その上を搬送車3を走らせて製品を自動搬送する。
製品を搬送する場合は、搬送要求に応じて効率的な搬送
制御を搬送制御装置7で行なっており搬送先に到着した
搬送車3は、シフタ4によりストッカ1の出入口に移動
し、ストッカへ製品を渡す。
【0010】ラインでは、ロット編成を完了した製品を
工程間搬送レール2と旋回装置5からなる、通路内搬送
系を経由して該当するストッカ1に収納し、処理要求に
応じて、エリア内ロボット9であるエリア内搬送系を介
して、必要なエリア処理設備8に製品を搬送する。この
設備における処理が完了すると、再びエリア内搬送系を
経由してストッカ1に収納され、通路内搬送系を介し
て、又は、隣の作業エリアに直接ストッカ内で受け渡し
ができるスルーポートストッカ15により、次工程の作
業エリアにあるストッカに製品を搬送する。そして、又
エリア内搬送系を経由して、次工程処理を行なう作業手
順を繰り返させ、最終工程にあるストッカ1に製品が搬
送される。この最終工程でも、製品はエリア内搬送系を
介して処理した後に、再びストッカに戻り通路内搬送系
を経由し、閉ル−プ搬送系を離れてライン入出庫ストッ
カ12に搬送され昇降装置6を経て、作業事務所14に
ある事務所入出庫ストッカ13に保管され、都度、良品
検査のために搬送される。
【0011】このように、搬送系を分散することによ
り、自動化の順序構築が可能となり、稼働までの開発期
間も全ライン自動化より短くなる。
【0012】この結果、作業エリア11,11’は、自
動化されていても、人手による作業であっても問題はな
い。
【0013】さて、本発明の生産ライン構築方法につい
て、以下詳細に説明する。
【0014】従来の半導体生産ラインにおける図3に示
す設備27のローダ・アンローダ26のカセット25の
位置(床からカセット底面までの高さ及び設備の手前の
側面からカセットの手前の側面までの奥行き)の分布及
びカセットの姿勢の分布の一例を図2に示す。図の中の
個々の矢印の位置の座標が個々の設備のカセット位置を
示し、個々の矢印の種類(白抜き矢印、黒矢印)と向き
は図7に示すように、個々の設備のカセットの姿勢(縦
置・横置き)と方向(図7に示す方向を0度とした回転
角度)を示す。
【0015】これら、従来の設備のカセットの位置と向
きは人がカセットを搬送する事を前提にして決定されて
いるため、位置の範囲が非常に広く、また、その向きに
も制約がない。
【0016】カセットの向きと姿勢は、搬送ロボットが
ロボットハンドを交換することなくカセットを把持でき
るように、2種類程度に制約することが必要であるが、
制約できない場合は、特開平4−364754号公報に
述べているようなカセットを採用することにより、多種
類の姿勢のカセットを把持できる。
【0017】カセットの位置は、これらの範囲を全てカ
バーして、多関節ロボットを搬送車に乗せた搬送ロボッ
トでカセットを搬送しようとすると、アームの長い大き
なロボットが必要になる。搬送ロボット9は図1の作業
エリア11に対向して置かれた設備8群の間の通路を走
行する。この通路の幅は、クリーンルーム内の面積を有
効利用する上で、より狭くする要請と、人が通行でき、
かつ設備の搬入、搬出を可能とするための要請との兼ね
合いにより、1800mmとする。
【0018】搬送ロボットの搬送速度は通常人の動作よ
り遅く、人による搬送を搬送ロボットに置き換えると搬
送時間が増加する。搬送時間により設備の稼働率を低下
させないように、設備はバッファカセットを持ち、カセ
ット搬送中(処理完了したカセットを搬出し、未処理カ
セットを搬入するまでの期間)にも別のカセットの処理
を続行できる様にしてある。このため、搬送時間の増加
が直接、設備の稼働率を低下させることはない。しか
し、搬送ロボットが同期していない複数の設備の搬送を
受け持つため、搬送待ち(カセットの処理が完了したと
き、搬送ロボットが他の設備の搬送中であると、その搬
送が完了するまで待つ)が生じることがあり、搬送ロボ
ットの稼働率が高いと(60%程度)設備の稼働率が低
下する。
【0019】搬送ロボットの稼働率を下げ、搬送待ちに
よる設備の稼働低下を防止するため、本発明の手段によ
り搬送ロボットの搬送時間を短くする他に、生産ライン
に複数の搬送ロボットを並行して稼働させる必要があ
る。このため、上記通路を複数の搬送車がすれ違うこと
が出来るようにする必要があり、ロボットを乗せる搬送
車の大きさに制約があり、このためロボットの大きさに
も制約がある。
【0020】また、一台の搬送ロボットが通路の片側の
設備をサービスしている間に、他の搬送ロボットがその
脇を通過できる必要があり、ロボットアームの(設備と
反対側の)可動範囲にも制約がある。
【0021】また、搬送車と比較してアームの長いロボ
ットを搬送車に乗せると、重量制限(400kg以下)
と供給パワー(1500W以下)の制限のため、ロボッ
トの速度が低下して搬送時間が長くかかり、搬送ロボッ
トの稼働率が上がり、搬送待ちが増加して、人が搬送す
るよりも設備の生産効率が低下してしまう。
【0022】そこで、上記大きさに制約のある搬送車に
よる重量制限と供給パワーの制限内でも搬送時間が短い
(カセット1個を設備のローダと搬送車上に設けたカセ
ット台との間で片道移動させる時間が40秒以下)、小
さい(アームの短い)ロボットを搬送車に乗せた、搬送
ロボットを採用することにする。
【0023】そして、上記小さいロボットを使用して
も、設備のローダ・アンローダのカセットの位置に届く
ように、図2に斜線で示すカセット位置の設備標準化目
標範囲を決定し、この範囲内の設備のみを用いて自動化
した生産ラインを構築する。カセット位置の範囲はカセ
ットの高さは750〜1,150mm,奥行きは0〜3
70mmとする。
【0024】この範囲の最も奥のカセットを把持して搬
送する事の出来る走行ロボットの寸法を決定する方法に
付いて実施例を述べる。
【0025】走行ロボットは図3に示すようにカセット
25を把持するようにしたハンド24を備えた6軸また
は5軸の垂直多関節ロボット22を搬送車21に乗せた
ものである。
【0026】(1) ハンド寸法 カセットを把持するハンド24はロボットの手首の中心
29とカセット25との距離をできるだけ小さくしてカ
セットの重さを支えるためのロボット手首を駆動するの
に必要なトルクを減らし、また、ロボットを軽くする必
要がある。また、ロボットの手首の中心29とカセット
25との水平距離は、図3に示すように横穴39の奥の
ローダ・アンローダ26に配置したカセット25を把持
する場合に、手首29を横穴の外に出した状態でカセッ
トに届くような長さにする必要がある。
【0027】これらを考慮して図3のようにカセット底
面からロボット手首までの高さ370mm カセットの手
前の側面からロボット手首までの水平距離210mmとし
た。 (2) 装置上座標に於ける手首範囲 設備27上のカセット25を把持するときのハンド24
の向きはロボット22の機構上360度どの向きでも可
能であるが、本実施例のように設備の奥のカセットを把
持する場合にはハンドの寸法を有効に使用してロボット
の寸法を出来るだけ小さくするために、設備27に向か
ってカセット25の手前側6時の方向にロボット手首2
9を配置するよう限定する事にする。これにより図2の
カセット位置の範囲をハンド寸法だけずらした、ロボッ
ト手首位置の範囲を求める事が出来る。
【0028】図4に示すように、ロボット手首位置29
の高さは、カセットの底の高さ750〜1150mmにハ
ンドの高さ370mmを加えて1120〜1520mmとな
り、ロボット手首位置の奥行きは、カセットの奥行き0
〜370mmからハンドの奥行き210mmを減じて−21
0〜160mmとなる。
【0029】(3) ロボットと装置との距離 図4に示すようにロボットの旋回軸(第1軸)の中心軸
30と設備27の手前の側面31との距離を小さくする
と、寸法の小さいロボットでも設備の奥のカセットを把
持できるようになるが、搬送車21の幅(片側)300
mmに バンパーの寸法30mmと 搬送車の位置決め誤差
30mmと 余裕40mmを加えて、最小400mmとした。
ロボットの旋回軸30と手首29との水平距離は、上記
400mmに(2) 項のロボット手首位置の奥行き−210
〜160mmを加えて190〜560mmとなる。
【0030】(4) カセットの配置幅 設備上のカセットの数は処理効率向上の為複数にする事
が多い。この場合、搬送車の停止位置を変えないで複数
のカセットを搬送すると搬送効率が良い。しかし、ロボ
ットの旋回軸と手首との距離は増加する。
【0031】図5に示すように最大4個のカセット25
が300mmピッチで設備に向かって左右方向に並ぶ場合
を想定し、両端のカセットの左右方向の間隔を最大90
0mmとする。
【0032】(5) ロボット座標での手首必要範囲 図5に示すようにロボット22の旋回軸を両端のカセッ
トに均等に届くように中央に配置すると、ロボットの旋
回軸の中心軸30と両端のカセットを把持するときの手
首の位置との左右方向の距離が上記の半分の450mmと
なる。また、前後方向の距離の最大は上記(3) 項の56
0mmとなる。ロボットの旋回軸30と手首29との水平
直線距離の最大は上記450mmと560mmとの平方和で
718mmとなる。
【0033】ロボットの旋回軸30と手首29とを通る
断面における手首の位置の必要な範囲は、図6に矩形範
囲32で示すように下限は上記(2) 項の1120mm、上
限は上記(2) 項の1520mmに カセットの位置決めガ
イド33からはずすためにカセットを持ち上げる距離3
0mm を加えた1550mm、水平方向の限界は最小が上
記(3) 項の190mm、最大が上記平方和718mmであ
る。
【0034】(6) ロボット寸法と手首動作可能範囲 図3に示すようにロボットの第2軸34の高さL1=1
300mm、上腕15の長さ(第2軸と第3軸の間隔)L
2=400mm、前腕36の長さ(第3軸と手首回転軸交
点との間隔)L3=410mmとする。各軸の可動範囲は
第2軸がθ2=−90度〜90度、第3軸がθ3=10
度〜145度、第5軸(ピッチング軸)がθ5=−12
0度〜120度とする。第1軸、4軸(ローリング
軸)、6軸の可動範囲は充分あるものとする。手首先端
の第6軸(ヨーイング軸)38は設備のローダ・アンロ
ーダ上のカセットを把持する場合に常に鉛直を保つ必要
がある。
【0035】図6にこれに基づく手首可動範囲37を示
す。下方の限界は上腕35を前方へ限界まで倒し(第2
軸=90度)前腕を振った(第3軸を駆動)場合の軌跡
である。右方の限界は前腕36を上腕に対して限界まで
延ばし(第3軸=10度)上腕を振った(第2軸を駆
動)場合の軌跡である。上方の限界は第5軸38を下へ
限界まで倒し(120度)かつ前腕を第6軸が鉛直にな
るように、水平より30度に保ち、上腕を振った場合の
軌跡である。左方の限界は前腕を上腕に対して限界まで
縮め(第3軸=145度)上腕を振った場合の軌跡であ
る。図示していないが、左方には手首またはハンドと旋
回軸または搬送車が干渉する事による限界もある。
【0036】(7) 可動範囲の検討 図6に於いて矩形範囲32で示される手首の位置の必要
な範囲は、図の右側すなわちカセットが設備の奥端に有
る場合では、手首可動範囲37の内部にあり、上端に於
ける余裕が約50mm 下端に於ける余裕も約50mmあ
り、上下がバランスしているのでロボットの第2軸34
の高さL1=1300mmは適正である。また、余裕の大
きさ約50mmも搬送車の位置決め誤差30mmをカバーし
ており、適正である。図の左側すなわちカセットが設備
の手前端に有る場合では、手首の位置の必要な範囲が手
首可動範囲を越えており、約60mm不足である。このほ
かにもハンドと搬送車との干渉による制約もあり、この
ままでは設備上のカセットを把持できない場合が生じる
が、このような設備の場合には、(3) 項のロボットと設
備との距離400mmを600mm程度までに増す事により
把持できるようにする事が出来るので問題とはならな
い。
【0037】以上で述べた方法では仮定したロボット寸
法がそのまま適正な寸法となったが、適正でない場合に
はロボット寸法を変更して再度(6) 項と(7) 項の検討を
行い、適正となるまで繰り返す事によりロボット寸法を
決定する。
【0038】上記で決定した多関節ロボットを搬送車に
乗せて自動搬送を行い、設備のローダ・アンローダのカ
セット位置が、図2に示す設備標準化目標範囲内にある
設備のみを採用して生産ラインを構築し、生産ラインの
全ての設備のカセット位置が該設備の前に位置決めされ
た上記ロボットの可動範囲内にあるようにする。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、搬送ロボットが過大な
寸法となることを防止し、搬送の高速化が図れるととも
に、搬送通路スペ−スの節約ができる。また、生産設備
の標準化ができ、自動化ラインの構成が廉価になる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す生産ラインの全体構成
図。
【図2】本発明の一実施例を示す設備標準化目標範囲
図。
【図3】本発明の一実施例を示すロボットの形状寸法
図。
【図4】本発明の一実施例を示すロボット手首の位置の
必要な範囲をしめす右側面図。
【図5】本発明の一実施例を示すロボット手首の位置の
最大距離を示す平面図。
【図6】本発明の一実施例を示すロボット手首の可動範
囲図である。
【図7】各加工処理装置のロード・アンロードエリアに
おけるカセットを置く姿勢を分類した記号を表す図であ
る。
【符号の説明】
21…搬送車 22…ロボット 24…ハンド 25…カセット 26…ローダ・アンローダ 27…設備 29…手首の中心 30…ロボットの旋回軸 34…ロボットの第2軸 35…上腕 36…前腕 38…手首先端の第6軸(ヨーイング軸) 39…横穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下社 貞夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 長友 宏人 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 山田 正 東京都小平市上水本町五丁目20番1号株式 会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 寺地 誠 北海道亀田郡七飯町字中島145番地の1日 立北海セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 塩田 和宏 北海道亀田郡七飯町字中島145番地の1日 立北海セミコンダクタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の加工処理装置から成る加工処理装置
    群と、各加工処理装置に対して被加工物をロード・アン
    ロードする多関節ロボットと、それらの加工処理装置間
    で被加工物を搬送する自動搬送手段とによって生産ライ
    ンを構築する方法において、上記多関節ロボットによっ
    て被加工物をロード・アンロードする際の各加工処理装
    置ごとの各ロード・アンロードエリアが、最大のエリア
    であっても上記多関節ロボットの可動範囲内に包接され
    るように生産ラインを構成することを特徴とする生産ラ
    イン構築方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の生産ライン構築方法にお
    いて、上記多関節ロボットの寸法の決定方法は、上記加
    工処理装置群の間の通路を、複数の搬送車がすれ違うこ
    とを可能とすることを前提として、搬送車の大きさの制
    約を定め、該搬送車の重量制限、供給パワーの制限に基
    づき、該多関節ロボットによる搬送による生産ラインの
    生産効率が、人による搬送による生産ラインの生産効率
    より低下することがない条件を満たすアームの長さを有
    する様に決定した多関節ロボットを使用する生産ライン
    構築方法。
JP7171783A 1994-07-07 1995-07-07 生産ライン構築方法 Pending JPH0878503A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022521671A (ja) * 2019-03-21 2022-04-12 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 注ぎ口付きパウチを自動的に移送する方法及び自動パウチ移送アセンブリ

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JP2022521671A (ja) * 2019-03-21 2022-04-12 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 注ぎ口付きパウチを自動的に移送する方法及び自動パウチ移送アセンブリ
US11542106B2 (en) 2019-03-21 2023-01-03 The Procter & Gamble Company Method for automatically transferring spouted pouches and automatic pouch transferring assembly

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