JPH087849Y2 - 注射用絆創膏 - Google Patents

注射用絆創膏

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JPH087849Y2
JPH087849Y2 JP9079490U JP9079490U JPH087849Y2 JP H087849 Y2 JPH087849 Y2 JP H087849Y2 JP 9079490 U JP9079490 U JP 9079490U JP 9079490 U JP9079490 U JP 9079490U JP H087849 Y2 JPH087849 Y2 JP H087849Y2
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injection
layer
bandage
impregnating
anesthetic
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JP9079490U
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JPH0448223U (ja
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啓之助 上遠野
Original Assignee
株式会社ニッショー
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は注射針穿刺部位の止血を行うことができるの
みでなく、穿刺部位を消毒し、麻酔を行うことのできる
注射用絆創膏に関する。
〈従来の技術〉 注射を行う場合、従来、エチルアルコールなどの消毒
剤を含浸させた脱脂綿などで穿刺部位を消毒して行って
おり、注射後は穿刺部位に同様の脱脂綿をあてがい、そ
の上を絆創膏で固定したり、手などで押さえたりして止
血を行っていた。
しかしながら、注射は痛みを伴うものであり、特に小
さな子供にとっては医者を見ただけで泣き出す者もいる
と言うように非常に耐えがたいものであった。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、注射時
における患者の痛みを無くすることができ、また注射後
の止血を容易にし、注射前の消毒をも可能とする注射用
絆創膏を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記の課題を解決するために、絆創膏に止血
剤を含浸させてなる外側の層と、絆創膏に麻酔剤を含浸
させてなる中間の層と、吸水性基材に消毒剤を含浸させ
てなる内側の層とを、間に液体不透過性の剥離紙を介在
させてシート状に積層形成してなる注射用絆創膏を採用
している。
〈作用〉 上記の構成によれば、まず内側の層を剥がして穿刺部
位を消毒し、次に剥離紙を剥がして中間の層を露出し、
露出された中間の層を消毒された穿刺部位に貼付して一
定の時間が経過すると穿刺部位が麻酔される。麻酔され
た穿刺部位に注射をした後、中間の層を剥離紙と一緒に
剥がして外側の層を露出し、露出された外側の層を穿刺
部位に貼付すると穿刺部位からの出血が止められる。
〈実施例〉 次に本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の注射用絆創膏を説明するための図で
ある。
第1図に示すように本考案の注射用絆創膏は外側の止
血剤層(1)と、中間の麻酔剤層(2)および内側の消
毒剤層(3)が間に剥離紙(5)、(6)を挟んで積層
されたものであり、(4)は止血剤層(1)を保護する
ための保護シートである。
止血剤層(1)は止血剤の含浸された布帛であって、
その剥離紙(5)側に粘着材層(7)を有しており、い
わゆる絆創膏に止血剤を含浸させた形のものである。止
血剤としては一般にイプシロン−アミノカプロン酸、ゼ
ラチン、トラキネサム酸、トロンビン、酸化セルロース
などが使用される。また布帛としては一般にアクリル系
繊維、アクリロニトリル系繊維、ウレタン系繊維などか
ら製せられたものが使用される。
麻酔剤層(2)は剥離紙(6)側に粘着材層(8)を
有する麻酔剤の含浸された布帛であり、麻酔剤としては
一般にリドカイン、塩酸ジブカイン、アミノ安息香酸エ
チル、オキセサゼインなどが使用され、布帛としては一
般にゼラチン止血剤層(1)と同様の材料で製せられた
ものが使用される。
消毒層(3)は好ましくはたとえばレーヨンやポリエ
ステルの不織布や脱脂綿などで製せられたシートに消毒
剤が含浸されてなるものであり、消毒剤としては一般に
アクリノール、イソプロパノール、エタノール、チメロ
サールなどが使用される。
剥離紙(5)、(6)は止血剤層(1)と麻酔剤層
(2)、麻酔剤層(2)と消毒剤層(3)の間に配置さ
れて、止血剤と麻酔剤、麻酔剤と消毒剤とが混じった
り、反応したりしないようにするものであり、通常、シ
リコーン系の剥離紙やパラフィン系の剥離紙が使用され
る。
尚、保護シート(4)の材質は特に限定されないが、
通常、剥離紙(5)、(6)と同様の材料で形成され
る。
〈考案の効果〉 以上説明してきたことから明らかなように、本考案の
注射用絆創膏を使用することにより、注射時の患者の肉
体的苦痛を和らげることができる。肉体的苦痛がないの
で特に小さな子供の注射嫌いを無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の注射用絆創膏を説明するための図であ
る。 〈主な符号の説明〉 1:止血剤層、2:麻酔剤層 3:消毒剤層、5,6:剥離紙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絆創膏に止血剤を含浸させてなる外側の層
    と、絆創膏に麻酔剤を含浸させてなる中間の層と、吸水
    性基材に消毒剤を含浸させてなる内側の層とを、間に液
    体不透過性の剥離紙を介在させてシート状に積層形成し
    てなる注射用絆創膏。
  2. 【請求項2】吸水性基材が不織布または脱脂綿である請
    求項1記載の注射用絆創膏。
JP9079490U 1990-08-30 1990-08-30 注射用絆創膏 Expired - Lifetime JPH087849Y2 (ja)

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JPH0448223U JPH0448223U (ja) 1992-04-23
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