JPH0877957A - 荷電粒子投射装置 - Google Patents
荷電粒子投射装置Info
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Abstract
まで実質的に消去する手段を備えた荷電粒子投射装置を
得る。 【構成】照射レンズ10によりイオンビームをマスク4
に照射するとともに、1段のみ設けた投射レンズ20の
ほぼ中心に収束するようにする。
Description
荷電粒子投射装置に関するものである。
電粒子ビームで照明したマスク上のパタンを、レンズで
縮小し試料上に投射する装置である。上記荷電粒子照射
により試料に生じる物理的または化学的な変化を利用し
て、試料上に微細なパタンの加工を行う。従来例として
は、イオンでマスクのパタンを試料に投射するイオン投
射リソグラフィ装置が特開平2−65117号が公知例
1として開示されており、また、電子投射リソグラフィ
装置がジャパニーズ・ジャーナル・オブ・ジャーナル・
オブ・アプライド・フィジクス(Jpn.J.Appl.Ph
ys.)Vol.19(1980)Suppl.19−1,pp5
1−55により公知例2として挙げられる。
ープットを向上させるために、できるだけ大きなマスク
が使えることを要求される。これは複数の小さなマスク
を交換する作業が増えるとスループットが低下するから
である。また、荷電粒子投射装置においては、試料上に
おけるマスクの像の歪みをできるだけ小さくすることが
求められる。ところが、これらは相反する要求である。
すなわち、マスクを投射するためのレンズ(軸対称の電
磁レンズまたは静電レンズ)は除去できない大きな幾何
収差を持ち、マスクを大きくするとそのレンズの軸外部
分を使用するので、投射したマスクの像は周辺部に行く
ほど大きく歪む(像位置がずれる)からである。一方、
上記レンズの大きさは現状では直径数十cmくらいが技
術的に限度である。
み)に対するマスクの大きさ(またはマスクを透過した
ビームがレンズを通る部分の大きさ)の比を口径比B
(Bは1より十分小さい)とすると、投射した像の歪み
(像の端で生じる像ずれの大きさ)はBのn乗(nは正
の奇数)に比例する量で表される。単純な1段レンズで
は3次(n=3)の歪みが最低次数の歪みである。図2
にBとBのn乗との関係をグラフに示す。この図から判
ることは、もし何らかの方法で実質的に低次の歪みを消
去することができれば、一定の像歪みの許容値のもとで
より大きなマスクが使えることである。上記公知例1お
よび2では、いずれも2段の投射レンズを用い、試料上
に投射されるマスクの像の3次歪みを実質的に消去する
工夫を行っている。前者は試料の高さを収束面に対して
少し上にずらす方法を用い、また後者ではマスクに照射
するビームを少し細くしてマスク上を走査し、その走査
に連動して投射レンズ群の強度を変える方法を用いてい
る。これらの方法によって、単純な1段の投射レンズを
使うシステムよりは大きなマスクを使うことはできる。
来の技術では試料に投射したマスクの像には、まだ5次
の歪みが残っており、このためあまり大きなマスクを使
うことはできない。
を、口径比の5次まで実質的に消去できる手段を備えた
荷電粒子投射装置を得ることを目的とする。
と、荷電粒子を透過する貫通孔または穴を備えたマスク
を保持するマスクステージと、試料を保持して微動する
試料ステージと、上記荷電粒子源より荷電粒子ビームを
引き出し上記マスクに照射する照射光学系と、上記マス
クを透過した荷電粒子ビームを上記試料上の任意位置に
照射して、上記マスクの像を上記試料上に投射する投射
光学系と、上記荷電粒子ビームを遮断する手段とを有す
る荷電粒子投射装置において、上記投射光学系は1段の
みの投射レンズを備え、かつ、上記照射光学系が荷電粒
子ビームを上記投射レンズのほぼ中心に集束させる照射
レンズを備えたことにより達成される。
マスク上で走査する走査偏向系を備えるとともに、上記
走査偏向系の偏向中心が上記荷電粒子ビームのクロスオ
ーバにあることにより達成され、あるいは上記走査偏向
系が上記荷電粒子ビームを走査するのと連動して、上記
荷電粒子ビームの集束状態を補正するダイナミック補正
手段を、上記照射光学系に備えることにより達成され
る。
器と集束補正レンズとを備えることにより、または2段
以上の偏向補正器を備えることにより達成され、投射レ
ンズが3枚電極の静電レンズであることにより達成され
る。あるいはまた、上記荷電粒子ビームがイオンビーム
であって、上記マスクに照射する上記荷電粒子ビームの
加速電圧が1〜20kVであり、上記試料上に照射する
上記荷電粒子ビームの加速電圧が1〜50kVであるこ
とにより達成される。
つぎに示すような改良を行う。(1)照射光学系に照射
レンズを設け、この照射レンズでマスクに荷電粒子ビー
ムを照射するとともに、マスクの前方に上記荷電粒子ビ
ームの収束点を作るように動作させる。(2)投射光学
系には投射レンズを1段のみ設け、この照射レンズの収
束点が上記投射レンズのほぼ中心になるように配置す
る。(3)照射光学系にマスク上で荷電粒子ビームを走
査する走査偏向器を設ける。(4)上記走査と連動し
て、上記照射レンズの収束点の位置ずれを補正する手段
を設ける。
レンズの軸外を使用しないので、試料上における像歪み
は僅かしか残らない。正確には、投射レンズが照射光学
系の3次幾何収差で生じる上記収束点の広がりによって
間接点に僅かな像歪みを生じる。ここでは、照射光学系
(照射レンズや走査偏向器)の大きさがマスクの大きさ
を間接的に制限し、上記像歪みは口径比(照射光学系の
口径対マスクの大きさ)の9(=3×3)次が最低次に
なる。すなわち、口径比の9次未満の像歪みは実質的に
消去される。また、投射レンズを上記収束点の広がりに
対して十分大きくすれば、像歪みの絶対値も小さくな
る。
よって、照射光学系の幾何収差を補正し僅かに残った試
料上の像歪みがさらに小さくなる。正確には荷電粒子ビ
ームの走査と連動して照射光学系の最低次の3次幾何収
差を、軸外の部分ごとに部分的に補正することによって
(5次幾何収差は残る)、投射レンズが間接的に発生す
る像歪みは上記口径比の15(=5×3)次が最低次に
なる。すなわち、口径比の15次未満の像歪みは実質的
に消去される。
る。図1は本発明による荷電粒子投射装置の第1実施例
を示す構成図、図2はマスク対レンズ口径比と像歪みと
の関係を模式的に表す図、図3は本発明の第2実施例を
示す構成図である。
である。荷電粒子としてイオンを使用する本装置は、イ
オン源1(ガリウムの液体金属イオン源)より引き出さ
れたイオンビーム2は、照射光学系3によりマスク4に
照射される(加速電圧は10kV)。マスク4はマスク
ステージ5に保持されており、マスク4にはパタンをも
つ貫通孔が設けられている。マスクを透過したイオンビ
ーム2は投射光学系6により試料7に照射される(加速
電圧は10kV)。投射光学系6はマスク4の像を試料
7上に縮小率8分の1に縮小して投射する。試料7は試
料ステージ8に移動可能に保持されている。
の静電レンズ)と、レンズ11(2枚電極の静電レン
ズ)と、制限アパチャー12とで構成されている。レン
ズ11はイオンビーム2を必要十分な強度で引き出すも
ので、不要なビームは制御アパチャー12で制限してい
る。イオンビーム2の電流は約200nAである。照射
レンズ10はイオン源の像を約1倍で結像するようにイ
オンビーム2を収束しながら、マスク4に照射してい
る。照射レンズ10の中心とイオン源1の距離は約70
0mmである。照射レンズ10は加速モードのアインツ
エルレンズをなしており、その両端の電極は接地され、
中心電極は約−26kVに保たれている。照射レンズ1
0の厚みは500mmで直径は600mmである。ここ
で一度に投射可能なマスク4の大きさは25mm角であ
る。
の静電レンズ)と、ブランキング偏向器21(2極の静
電偏向器)と、ブランキングアパチャー22とで構成さ
れている。イオンビーム2はブランキング偏向器21に
よってブランキングアパチャー22上で偏向されること
により試料7から遮断される。投射レンズ20はマスク
4の像を試料7上に8分の1倍で結像するようにイオン
ビーム2を収束する。投射レンズ20の中心とマスク4
との距離は約600mmである。投射レンズ20に加速
モードのアインツエルレンズをなしており、その両端の
電極は接地され、中心電極は約−39kVに保たれてい
る。(ただし、倍率補正のために投射レンズ20の最終
段の電極と試料7は同電位に保たれ、接地電位より数V
変えられるようにしてある。)投射レンズ20の厚みは
100mm、直径は150mmである。
に1段のみの投射レンズ20を設けるとともに、照射光
学系3に照射レンズ10を設けて、マスク4を透過した
イオンビーム2を投射レンズ20のほぼ中心に集束させ
ることにある。これにより、試料7上に投射されたマス
ク4の像には口径比の9次未満の歪みが実質的に消去さ
れる。像歪みの許容値を一定にすると、図2からわかる
ように、従来の5次の像歪みがある場合に比べて倍程度
の大きさのマスクが使えることになる。実際に試料7上
に投射した25mm角のマスク4の像は、その端で像歪
み(ずれ)が約0.5μm、像ぼけが0.3μmと非常に
小さいものであった。ここで、投射レンズ20と照射レ
ンズ10との強度調整の一つの方法を示す。格子状にマ
ークパタンを配置したマスク4を用意し、まず、投射レ
ンズ20の強度をいくつか変えて、レジストを塗った試
料7を露光および現像して中心のマークパタンの像ぼけ
を計測する。このぼけが最小になるように投射レンズ2
0の強度を設定する。つぎに、照射レンズ10の強度を
いくつか変えて、レジストを塗った試料7を露光し現像
してマークパタン全体の像分布を計測する。このマーク
パタンの像分布が中心近傍で樽型と糸巻き型の中間にな
るように、照射レンズ強度を設定する。
歪みが微小になるので、加工精度が向上するという効果
がある。また、加工精度を従来のままにすると、マスク
を倍程度の大きさにできるので、加工のスループットを
約4倍にできる効果がある。なお、本実施例では投射レ
ンズ20に3枚電極の静電レンズを使っているが、3枚
電極は試料7へのイオンビーム2の加速電圧が50kV
位までの低い場合に十分なレンズ作用を得るために有効
なものである。2枚電極の静電レンズでも4枚以上の電
極の静電レンズでも同様な作用が行えるが、3枚以上の
電極をもつ静電レンズでは各電極の電位配分を少し変え
ることによって、レンズ主面をずらしレンズ倍率を補正
できる利点がある。
を図3により説明する。イオン源1(ガリウムの液体金
属イオン源)より引き出されたイオンビーム2は、照射
光学系3′によりマスク4に照射される(加速電圧は1
0kV)。マスク4はマスクステージ5に保持されてい
る。マスク4にはパタンをもつ貫通孔が設けられてい
る。マスク4を透過したイオンビーム2は投射光学系
6′により試料7に照射される(加速電圧は20k
V)。投射光学系6′はマスク4の像を試料7上に縮小
率8分の1に縮小して投射する。試料7は試料ステージ
8に移動可能に保持されている。
極の静電レンズ)とレンズ11′(3枚電極の静電レン
ズ)と、制限アパチャー12と、E×B質量分離器14
と、アライメント偏向器15と、ブランキング偏向器2
1′(2極の静電偏向器)とブランキングアパチャー2
2′と、走査偏向系30とで構成されている。レンズ1
1′(3枚電極静電レンズ)はイオンビーム2を必要十
分な強度で引き出し、イオンビーム2のクロスオーバ1
3を形成している。イオンビーム2の不要な分は制限ア
パチャー12で制限している。イオンビーム2はブラン
キング偏向器21′によってブランキングアパチャー2
2′上で偏向されることにより試料7から遮断される。
また、イオンビーム2のうち不要なイオン種成分はE×
B質量分離器14により質量分離アパチャーを兼ねたブ
ランキングアパチャー22′上で偏向されることにより
試料7から遮断される。なお、E×B質量分離器14は
イオンビーム2のクロスオーバ13をその中心に配置し
ており色収差の発生を抑えている。アライメント偏向器
15はイオンビーム2を偏向して、イオンビーム2の軸
が照射レンズ10と投射レンズ20の中心軸を通るよう
にする。なお、質量分離器と、ブランキング偏向器、ブ
ランキングアパチャーとを照射光学系3′内に設けたの
はイオンビーム2の照射によるマスク4の劣化を抑える
ためであって、これらを投射光学系6′内に設けても作
用は変らない。照射レンズ10は第1実施例と同じもの
を使用した。
電極の静電レンズ)と、位置補正偏向器23(8極の静
電偏向器)と、制限アパチャー24と、回転補正器25
(電磁コイル)で構成されている。位置補正偏向器23
はマスク4を透過したイオンビーム2を試料7上で偏向
することによってマスク4の像位置を補正する。制限ア
パチャー24は装置内で散乱したイオンビームなどを除
去する。回転補正器25はレンズ強度が無視できる電磁
レンズで、マスク4を透過したイオンビーム2を回転さ
せて試料7上におけるマスク4の像回転を補正する。投
射レンズ20は第1実施例と同じものを使用したが、イ
オンビーム2を10kVから20kVに加速するために、
両端の電圧を非対称にしてある。
学系6′に投射レンズ20(3枚電極の静電レンズ)を
1段のみ設けるとともに、照射光学系3′に照射レンズ
10(3枚電極の静電レンズ)を設けて、イオンビーム
2を投射レンズ20のほぼ中心に収束させることにあ
る。これによって、試料7上での像歪みがレンズ口径比
の9次未満は消去される。本実施例の第2の特徴的なこ
とは、イオンビーム2のクロスオーバ13に偏向中心を
もつ走査偏向系30によりイオンビーム2をマスク4上
で走査することである。これにより、イオンビーム2の
強度分布に左右されずにマスク4上でのイオン照射分布
を一様にすることが可能になる。走査偏向系30は非点
補正器を兼ねた主走査偏向器31(8極の静電偏向器)
と副走査偏向器32(8極の静電偏向器)からなり、そ
の合成偏向中心がクロスオーバ13になるように偏向の
強度比を設定している。E×B質量分離器14がない場
合には、走査偏向器を1段にしてその中心をクロスオー
バ13においてもよい。本実施例で第3の特徴的なこと
は、イオンビーム2の走査偏向系30によるマスク4上
での走査と連動して、照射光学系3′によるイオンビー
ム2の収束状態を補正(ダイナミック補正)することに
ある。照射レンズ10の軸外にイオンビーム2を通す
と、そこでは3次幾何収差のために軸外方向に少しレン
ズ作用が強く働くので、イオンビーム2の収束点が投射
レンズ20に対して少し外側にずれる。そこで、非点補
正器31の強度を上げるとともに、照射レンズ10の強
度を少し下げることによって、上記収束点のずれを補正
する。なお照射レンズ10の強度を調整する代わりに、
レンズ11′の強度を変えても同様の作用ができる。こ
れにより、試料7上に投射されたマスク4の像に口径比
の15次未満の歪みが実質的に消去できる。像歪みの許
容値を一定にすると図2から判るように、従来の5次の
像歪みがある場合と比べて3倍程度の大きさのマスクが
使えることになる。さらには、上記走査に合わせて走査
偏向系30の偏向強度比を変えて上記収束点の横方向の
ずれも補正すると、試料7上でのマスク4の像ぼけがさ
らに改善される。実際に全てのダイナミック補正を行っ
た状態で、試料7上に投射した40mm角のマスク4の
像は、その端で像歪み(ずれ)が約0.4μm、像ぼけ
が0.5μmと非常に小さいものであった。ここで、投
射レンズ20と照射レンズ10との強度調整の一つの方
法を示す。基本的な方法は第1実施例と記載したものと
同じであるが、つぎに示す点をそれぞれ変更する。すな
わち、(1)試料として検出マークを一つ備えたものを
用意する。(2)イオンビームをマスク上の特定のマー
クだけを照射するように走査偏向系を調整する(この間
は走査しない)。(3)試料7上の検出マークを上記マ
スク4上の特定マークに対応する位置になるように試料
ステージ8を移動する。(4)イオンビーム2を位置補
正偏向器でライン状に走査し、図示されていない2次電
子検出器でイオン照射によりマークから発生する信号を
捕える。(5)上記信号をマークの露光像の代わりとし
て、そのぼけや位置ずれを判断する。上記のようにすれ
ば、第1実施例のようにレジストの露光や現像の作業を
伴わずに実時間で投射レンズ20と照射レンズ10との
強度調整ができる。
の歪みが微小になるので、加工精度を向上させる効果が
ある。また、加工精度を従来のままにすると、マスクを
3倍程度の大きさにできるので、加工のスループットを
約9倍にできるという効果がある。なお、本実施例では
走査偏向系を照射レンズの前段に配置したが、これを逆
転することもできる。この場合、走査偏向系の口径を大
きくする必要があるが、上記実施例と同様の効果があ
る。この場合の走査偏向系30の偏向中心になるイオン
ビーム2のクロスオーバは投射レンズ20の中心であ
る。また、照射光学系3′内にクロスオーバ13を作ら
なくても試料像の歪みの改善には同様の効果がある。こ
の場合の走査偏向系30の偏向中心になるイオンビーム
2のクロスオーバはイオン源1の仮想ソースである。
示したが、本発明は電子投射装置にも同様に適用でき
る。その場合は、静電レンズや静電偏向器を電磁レンズ
や電磁偏向器に置き換えることが可能である。
装置は、荷電粒子源と、荷電粒子を透過する貫通孔また
は穴を備えたマスクを保持するマスクステージと、試料
を保持して微動する試料ステージと、上記荷電粒子源よ
り荷電粒子ビームを引き出し上記マスクに照射する照射
光学系と、上記マスクを透過した荷電粒子ビームを上記
試料の任意位置に照射して、上記マスクの像を上記試料
上に投射する投射光学系と、上記荷電粒子ビームを遮断
する手段とを有する荷電粒子投射装置において、上記投
射光学系は投射レンズを1段のみ備え、かつ、上記照射
光学系が荷電粒子ビームを上記投射レンズのほぼ中心に
集束させる照射レンズを備えたことにより、試料上に投
射されるマスクの像歪みを微小にできるので、試料を高
精度に加工できるという効果があるとともに、大きなマ
スクが使えるので加工のスループットを向上させること
ができる。
フィ装置の構成を示す図である。
図である。
フィ装置の構成を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】荷電粒子源と、荷電粒子を透過する貫通孔
または穴を備えたマスクを保持するマスクステージと、
試料を保持して微動する試料ステージと、上記荷電粒子
源より荷電粒子ビームを引き出し上記マスクに照射する
照射光学系と、上記マスクを透過した荷電粒子ビームを
上記試料の任意位置に照射して、上記マスクの像を上記
試料上に投射する投射光学系と、上記荷電粒子ビームを
遮断する手段とを有する荷電粒子投射装置において、上
記投射光学系は投射レンズを1段のみ備え、かつ、上記
照射光学系が荷電粒子ビームを上記投射レンズのほぼ中
心に集束させる照射レンズを備えたことを特徴とする荷
電粒子投射装置。 - 【請求項2】上記照射光学系は、上記荷電粒子ビームを
マスク上で走査する走査偏向系を備えるとともに、上記
走査偏向系の偏向中心が上記荷電粒子ビームのクロスオ
ーバにあることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子投
射装置。 - 【請求項3】上記照射光学系は、上記走査偏向系が上記
荷電粒子ビームを走査するのと連動して、上記荷電粒子
ビームの集束状態を補正するダイナミック補正手段を備
えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の荷
電粒子投射装置。 - 【請求項4】上記ダイナミック補正手段は、非点補正器
と集束補正レンズとを備えたことを特徴とする請求項3
記載の荷電粒子投射装置。 - 【請求項5】上記ダイナミック補正手段は、2段以上の
偏向補正器を備えたことを特徴とする請求項3または請
求項4記載の荷電粒子投射装置。 - 【請求項6】上記投射レンズは、3枚電極の静電レンズ
であることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子投射装
置。 - 【請求項7】上記荷電粒子ビームは、イオンビームであ
り、上記マスクに照射する上記荷電粒子ビームの加速電
圧が1〜20kVであり、上記試料上に照射する上記荷
電粒子ビームの加速電圧が1〜50kVであることを特
徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の荷電
粒子投射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21237694A JP3390541B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 荷電粒子投射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21237694A JP3390541B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 荷電粒子投射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0877957A true JPH0877957A (ja) | 1996-03-22 |
JP3390541B2 JP3390541B2 (ja) | 2003-03-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP21237694A Expired - Fee Related JP3390541B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 荷電粒子投射装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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